JP6063819B2 - 断熱カバーおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
筒状にした壁部により断熱対象物の側面全周を覆うように装着する断熱カバーにおいて、
前記壁部は、
前記断熱対象物の側面から離間するように配置される一般部と、
前記一般部よりも内方へ突出して形成され、前記断熱対象物の側面に弾力的に当接する凸部とを備え、
前記壁部は、前記断熱対象物の側面上部に当接する位置に少なくとも形成される前記凸部によって、断熱対象物の側面と前記一般部との間にあく空間を塞ぐよう構成し、
前記壁部には、該壁部を構成する発泡体からなる断熱層を圧縮変形して、壁部の周方向に沿って延在すると共に上下に傾斜面を備えた形状で形成された前記凸部が設けられ、
前記凸部は、前記一般部に連なる上下の基端から上下方向中央部側に向かうにつれて前記断熱層の密度が低くなるよう構成したことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、断熱対象物の側面から離間する一般部を設けて、断熱対象物の側面に当接する凸部の当接範囲を抑えることで、断熱対象物に断熱カバーを装着する際の負荷を軽減することができる。また、断熱カバーは、断熱対象物に装着した際に、一般部と断熱対象物の側面との間にあく空間を凸部で塞ぐように構成したから、壁部だけでなく当該空間に存在する空気の層によっても断熱を図ることができる。更に、凸部を構成する断熱層の密度を、上下の基端から上下方向中央部側へ向かうにつれて低くなるように構成することで、断熱対象物の側面に当接する先端側が比較的柔軟になる一方、弾性変形に対する反発力が基端側になると増すから、断熱カバーを断熱対象物に装着する際の負荷の軽減と、装着後の凸部による封止性の確保とを両立し得る。
請求項2に係る発明によれば、第2の凸部によって壁部を補強することができる。また、第2の凸部により断熱対象物の側面との隙間を小さくすることができる。
請求項3に係る発明によれば、断熱カバーを断熱対象物に装着した際に、一般部と断熱対象物の側面との間にあく空間を上下の凸部で塞ぐように構成したから、壁部だけでなく当該空間に存在する空気の層によっても断熱を図ることができる。しかも、一般部と断熱対象物の側面との間にあく空間は、上側が壁部の上側に形成された凸部で塞がれると共に下側が壁部の下側に形成された凸部で塞がれるから、該空間への空気の流通を抑えて断熱性を向上することができる。
断熱対象物の側面全周を筒状の壁部で覆うように装着する断熱カバーの製造方法であって、
発泡体を少なくとも含む板材を、その一面側から間隔をあけて並行に押さえ付けて加熱しつつ圧縮することで、圧縮成形された押圧部位の間に凸部を形成すると共に、前記板材を、その一方の面側から所定範囲に亘って押さえ付けて加熱しつつ圧縮することで、前記凸部の先端よりも凹むように圧縮成形された一般部を形成し、
前記凸部および前記一般部を内側にするように前記板材を筒状にして、前記断熱対象物に装着した際に、該断熱対象物の側面から離間するように配置される一般部と断熱対象物の側面上部に弾力的に当接する少なくとも1つの凸部とを備えた壁部を形成するようにしたことを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、断熱対象物の側面から離間する一般部と、断熱対象物の側面に当接する封止部とを壁部に備えた断熱カバーを簡単に得ることができる。
請求項5に係る発明によれば、押圧部位の間隔を変化させることで、凸部の突出高さを簡単に調節することができる。
前記押圧部位および前記一般部の圧縮成形時の加熱により、前記発泡体と前記表皮材とを接合するようにしたことを要旨とする。
請求項6に係る発明によれば、発泡体と表皮材とを予め接合しておく手間を省くことができる。
前述した構成に限定されず、例えば以下のようにも変更することが可能である。
(1)実施例では、断熱カバーにおける壁部の下部に、断熱対象物の側面に接触しない補強部を設ける構成であるが、これに限られず、図7に示すように、断熱カバー10における壁部12の下部に、一般部18より内方へ突出すると共にバッテリーBの側面に弾力的に当接するよう形成された封止部(凸部)20を設けてもよい。このように変更例の断熱カバー10をバッテリーBに装着した際に、一般部18とバッテリーBの側面との間にあく空間を上下の封止部20,20で塞ぐように構成したから、壁部12だけでなく当該空間に存在する空気の層によっても断熱を図ることができる。しかも、一般部18とバッテリーBの側面との間にあく空間は、上側が壁部12の上側に形成された封止部20で塞がれると共に下側が壁部12の下側に形成された封止部20で塞がれるから、該空間への空気の流通を抑えて断熱性を向上することができる。
(2)封止部は、1箇所に限られず、壁部の上下に離間して複数形成してもよい。
(3)補強部は、1箇所に限られず、壁部の上下に離間して複数形成してもよい。
(4)壁部は、断熱層および表皮層からなる複層構造に限られず、断熱層だけの単層構造や断熱層および表皮層に加えて他の機能層を有していてもよい。
(5)成形手段における支持部と押圧体との位置関係は、実施例に限定されず、支持部を上で押圧体を下に配置したり、支持部と押圧体とを左右の位置関係で配置する等、その他の構成であってもよい。
(6)断熱カバーを装着する断熱対象物としては、車載用のバッテリーに限られず、家庭用のバッテリーであってもよい。また、温水器などその他の機器に装着してもよい。
22 補強部(第2の凸部),24 押圧部位,26 第2の押圧部位,
B バッテリー(断熱対象物),F 発泡体,G 空間,P 板材,S 表皮材
Claims (6)
- 筒状にした壁部により断熱対象物の側面全周を覆うように装着する断熱カバーにおいて、
前記壁部は、
前記断熱対象物の側面から離間するように配置される一般部と、
前記一般部よりも内方へ突出して形成され、前記断熱対象物の側面に弾力的に当接する凸部とを備え、
前記壁部は、前記断熱対象物の側面上部に当接する位置に少なくとも形成される前記凸部によって、断熱対象物の側面と前記一般部との間にあく空間を塞ぐよう構成し、
前記壁部には、該壁部を構成する発泡体からなる断熱層を圧縮変形して、壁部の周方向に沿って延在すると共に上下に傾斜面を備えた形状で形成された前記凸部が設けられ、
前記凸部は、前記一般部に連なる上下の基端から上下方向中央部側に向かうにつれて前記断熱層の密度が低くなるよう構成した
ことを特徴とする断熱カバー。 - 前記壁部の下部に、前記一般部より内方へ突出すると共に前記凸部よりも内方への突出寸法が小さく形成された第2の凸部を備えた請求項1記載の断熱カバー。
- 前記壁部の下部に、前記一般部より内方へ突出すると共に前記断熱対象物の側面に弾力的に当接するよう形成された前記凸部を備えた請求項1記載の断熱カバー。
- 断熱対象物の側面全周を筒状の壁部で覆うように装着する断熱カバーの製造方法であって、
発泡体を少なくとも含む板材を、その一面側から間隔をあけて並行に押さえ付けて加熱しつつ圧縮することで、圧縮成形された押圧部位の間に凸部を形成すると共に、前記板材を、その一方の面側から所定範囲に亘って押さえ付けて加熱しつつ圧縮することで、前記凸部の先端よりも凹むように圧縮成形された一般部を形成し、
前記凸部および前記一般部を内側にするように前記板材を筒状にして、前記断熱対象物に装着した際に、該断熱対象物の側面から離間するように配置される一般部と断熱対象物の側面上部に弾力的に当接する少なくとも1つの凸部とを備えた壁部を形成するようにした
ことを特徴とする断熱カバーの製造方法。 - 前記凸部を挟む対をなす前記押圧部位の間隔よりも狭い間隔で、前記板材を一面側から間隔をあけて並行に押さえ付けて加熱しつつ圧縮することで、圧縮成形された第2の押圧部位の間に、該凸部よりも低い第2の凸部を形成するようにした請求項4記載の断熱カバーの製造方法。
- 前記板材は、前記発泡体と、加熱により接着力を呈する接着剤を介して該発泡体に重ねられた表皮材とを有し、
前記押圧部位および前記一般部の圧縮成形時の加熱により、前記発泡体と前記表皮材とを接合するようにした請求項4または5記載の断熱カバーの製造方法。
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