JP2703776B2 - 家 屋 - Google Patents

家 屋

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JP2703776B2
JP2703776B2 JP18053488A JP18053488A JP2703776B2 JP 2703776 B2 JP2703776 B2 JP 2703776B2 JP 18053488 A JP18053488 A JP 18053488A JP 18053488 A JP18053488 A JP 18053488A JP 2703776 B2 JP2703776 B2 JP 2703776B2
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光彦 荻野
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株式会社アイジー技術研究所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は家屋の内外部の熱の出入を最小とし、冷暖房
を効率よく行うと共に、耐久性を向上し、かつ、居住空
間の換気を行うことのできる家屋に係るものである。
〔従来の技術〕
従来の家屋では、壁体等に断熱材を配設すると共に高
気密化することにより居住性を向上してきた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような家屋では主柱、間柱等から
発生した湿気、および居住空間内で居住者や暖房器から
発生した水分が小屋裏空間内や壁体内部において結露
し、家屋の耐久性を損なう不利があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような点を鑑み、少なくとも小屋裏空
間、居住空間、床下空間を有し、外壁、および屋根に気
密断熱層を形成し、小屋裏空間と床下空間を内壁と気密
断熱層との間に設けた通気空間によって連通化し、小屋
裏空間あるいは床下空間に熱交換器を配し、かつ、居住
空間には排気孔を配設し、排気孔と熱交換器を連結して
構成され、外気を熱交換器を介して小屋裏空間あるいは
床下空間に放出して小屋裏空間、通気空間、および床下
空間に至らしめて、天井、内壁、および床を透過して居
住空間内に取り入れ、また、居住空間内の空気を熱交換
器を介して外部へ放出するようにしたことにより、居住
空間で発生した水分を含む空気による結露を防止し、耐
久性の向上を図った家屋を提案するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係る家屋について詳細に
説明する。第1図(a)、(b)は上記家屋Aの代表的
な一実施例を示す説明図であり、1は小屋裏空間、2は
居住空間、3は床下空間で、それぞれ天井9、床11によ
って区切られた家屋Aの内部空間である。小屋裏空間1
と床下空間3は、内壁10と気密断熱層4との間に主柱、
間柱等により設けられた通気空間12によって連通化され
る。気密断熱層4は、少なくとも断熱性、密封性を有
し、副次的に防音性、防火性を有するものである。さら
に説明すると気密断熱層4はボード状、マット状、シー
ト状のもの、あるいは屋根材、外壁材と一体になってい
るもの等から形成されるものである。すなわち前者の例
としては、ポリスチレンボード、ポリウレタンボード、
ポリイソシアヌレートフォームボード、シージングボー
ド、シージングインシュレーションボード、木片セメン
ト板、木毛セメント板、グラスウールマット等、もしく
はこれらの複合板等で、気密断熱層4の外側に金属製屋
根材、瓦等を配することによって屋根を、また金属系パ
ネル、タイル、窯業系パネル、ALC板等を配することに
より外壁を形成するものである。また後者の例として
は、表面材と断熱芯材および必要に応じて裏面材とを一
体に形成したパネル、ALC外装パネル、木片セメントパ
ネル、木毛セメントパネル等で、これらを主柱、間柱等
の躯体上に配することによって気密断熱層4を形成する
ものである。なお、気密断熱層4の外表面、あるいは内
表面にポリエチレンシート、アルミ蒸着シートのような
気密フィルムを貼着することで気密性を得ることも可能
である。5は熱交換器で小屋裏空間1、あるいは図示し
ないが床下空間3に配設し、家屋A内の空気と外気を、
熱の出入を少なくして交換するものである。さらに説明
すると、熱交換器5は(b)図に示すように小屋裏空間
1に配した場合は妻換気口6を介して外気を取り入れ、
この空気を床下空間3、あるいは小屋裏空間1に放出し
て小屋裏空間1、通気空間12、および床下空間3に至ら
しめ、 また、居住空間2に配設した排気孔7と連結して居住
空間2内の空気を外部へ排出するものであり、この際、
居住空間2と小屋裏空間1、通気空間12、および床下空
間3間で熱交換を行い熱効率の低下を阻止するものであ
る。このため、居住空間2で発生した湿気は外部へ速や
かに放出することができ、結露を防止することができ
る。排気孔7は天井9、内壁10、床11の少なくともいず
れか1ケ所に配設したものであり、パイプ13によって熱
交換器5と連結されているものである。この排気孔7は
単なる孔状、あるいはファンを伴なったものであり、居
住空間2内の湿気を含んだ空気、汚れた空気を熱交換器
5を介して外部へ放出するためのものである。このた
め、排気孔7は居住空間2の各部屋ごとに設けるのが好
ましいものである。なお、熱交換器5は図示しないが床
下空間3に配して場合は床下換気口を介して外気の取り
入れと内気の排出を行うものであり、内外気の吸排気の
際に熱交換を行うものである。
ここで空気の流れについて第1図(a)、(b)を基
にして簡単に説明する。まず、外部からの空気は妻換気
口6から取り入れられ、熱交換器5を介し、パイプ14を
通って床下空間3に放出される。床下空間3と小屋裏空
間1は通気空間12を介して連通化しており、かつ、気密
断熱層4で囲まれているため居住空間2の外側の空間で
は気圧が高くなる。また居住空間2の空気は排気孔7を
介し、熱交換器5を介して妻換気口6より外部へ放出さ
れる。このため居住空間2では気圧が低下する。このよ
うに小屋裏空間1、床下空間3および通気空間12は高圧
に、居住空間2は低圧となるため、床11、内壁10、天井
9を介して空気が居住空間2に透過することとなる。換
言すると、居住空間2内の湿気を含んだ空気は小屋裏空
間1、通気空間12、床下空間3に移動することなく排出
されるため、結露の発生を阻止することができる。
以上説明したのは本発明に係る家屋Aの一実施例にす
ぎず、(b)図に点線で示す位置15に逆止弁、あるいは
ファンを設けて、熱交換器5を作動させることができ
る。また図示しないが、熱交換器5本体を小屋裏空間1
に配置し、外気の取入口、および内気の排出口を床下換
気口としたり、熱交換器5を床下空間3に配置し、外気
の取入口、内気の排出口を妻換気口6とすることもでき
る。また、熱交換器5の外気の取入口、内器の排出口を
それぞれ妻換気口6と床下換気口というように別々にす
ることも可能である。さらに、(b)図に一転鎖線で示
すように床下空間3の土間16上に防水シート17を配設
し、地中からの水分が家屋A内に浸入するのを阻止する
こともできる。またパイプ14の先端に第2図あるいは第
3図(a)、(b)に示すような分散ダクト18を配設
し、空気を広範囲に分散することもできる。すなわち第
2図は金属、プラスチックからなるパイプをアンテナ状
に形成し、それぞれに四角形状、長円状、円形状等のス
リット18aを有する分散ダクト18である。また第3図
(a)、(b)は第4図(a)〜(h)に示すように連
通組織からなる空隙を有する素材、例えばグラスファイ
バー、プラスチックファイバー、鉱物繊維、金属繊維等
の繊維質材料、連続気泡組織のポリウレタンフォーム、
ポリウレアフォーム等の合成樹脂発泡体、多孔質セラミ
ック等を断面リング状、四角形状、三角形状、多角形状
等のパイプ状に形成し、両端を閉塞した筒状体18b、お
よび必要に応じて筒状体18bの内、外面を全面、あるい
は部分的に被覆する被覆膜18cとから形成したものであ
る。なお、筒状体18bの内、外面を全面的に被覆する
際、被覆膜18cとしては通気性を有するものを用いる。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係る家屋によれば家屋の内、
外部の換気を熱の出入を伴わずに行うことができるた
め、効率よく冷暖房を行うことができると共に、居住空
間で発生した湿気を小屋裏空間、通気空間、床下空間等
に移動することなく速やかに放出するため、結露の発生
を阻止し、耐久性が大幅に向上する。等の効果、特徴が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明に係る家屋の代表的一実
施例を示す説明図、第2図、第3図(a)、(b)、第
4図(a)〜(h)はその他の実施例を説明する説明図
である。 A……家屋、4……気密断熱層、5……熱交換器、6…
…妻換気口、7……排気孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも小屋裏空間、居住空間、床下空
    間を有し、外壁、および屋根に気密断熱層を形成し、小
    屋裏空間と床下空間を内壁と気密断熱層との間に設けた
    通気空間によって連通化し、小屋裏空間あるいは床下空
    間に熱交換器を配し、かつ、該居住空間には排気孔を配
    設し、該排気孔と熱交換器を連結して構成され、外気を
    熱交換器を介して小屋裏空間あるいは床下空間に放出し
    て小屋裏空間、通気空間、および床下空間に至らしめ
    て、天井、内壁、および床を透過して居住空間内に取り
    入れ、また、居住空間内の空気を熱交換器を介して外部
    へ放出するようにしたことを特徴とする家屋。
JP18053488A 1988-07-19 1988-07-19 家 屋 Expired - Lifetime JP2703776B2 (ja)

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JPS6454152A (en) * 1987-08-25 1989-03-01 Sapporo Alna Co Ltd Ventilating device for building

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