JP2702644B2 - 作業機の操縦操作構造 - Google Patents

作業機の操縦操作構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行機体に対地作業装
置を連結し、走行機体における左右の推進車輪を各別に
クラッチ切り操作自在な操向クラッチレバーを備えると
ともに、前記対地作業装置に対する駆動を断続する作業
クラッチを入り切り操作自在な作業クラッチレバーを備
えてある作業機の操縦操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記作業機の操縦操作構造において、従
来では、左右の操向クラッチレバーの操作と作業クラッ
チレバーの入り切り操作とは、各別に夫々単独で操作可
能に構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記作業車において、
圃場での作業中に畦際旋回するような場合、通常、旋回
内側の操向クラッチを切り操作して小回り旋回できるよ
うにするが、このとき、枕地を荒らさないよう作業装置
の駆動も停止させるのが一般的である。ところが、上記
従来構造においては、操向クラッチの切り操作と作業ク
ラッチの切り操作とを夫々別に行う必要があるので、旋
回時の操縦操作が煩わしいものとなる欠点があった。そ
こで、上記したような弊害を防止するために、操向クラ
ッチレバーの操作系と作業クラッチの操作系とを連係さ
せ、左右いずれかの操向クラッチレバーを切り操作する
と、それに伴って、作業クラッチが連動して切り操作さ
れるよう構成することが考えられるが、このように構成
した場合には、操向クラッチレバーを切り操作すると常
に作業クラッチが連動して切り状態に設定されるから、
圃場での往復作業形態を採る場合に有効であるが、例え
ば、圃場が屈曲しているような場合に屈曲する畦に沿わ
せて機体を回行させながら作業するとき、操向クラッチ
レバーを操作する度に作業クラッチが切り操作され、そ
の都度作業が中断するので作業能率が低下する弊害が生
じるおそれがある。本発明は上記したような不具合点を
解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した作業機の操縦操作構造において、前記操向
クラッチレバーの少なくともいずれかをクラッチ切り操
作するに伴って前記作業クラッチをクラッチ切り状態に
連動操作する状態と、その連動操作を解除する状態とに
切り換え設定自在な連係機構を備えてある点にある。
【0005】
【作用】例えば、ほぼ直線状に機体を走行させて対地作
業して枕地で旋回させるといって作業を行うことができ
る圃場では、前記連係機構を連動操作状態に設定してお
くと、枕地旋回の際にいずれかの操向クラッチレバーを
切り操作すると、それに伴って作業クラッチも連動して
切り操作されるから、作業クラッチ切りの専用の操作が
不要となる。又、屈曲した変形圃場であって作業走行の
際に機体を回行させる必要がある圃場で作業する場合に
は、前記連係機構を連動操作解除状態に設定すること
で、作業走行中に機体を回行させるために操向クラッチ
レバーを切り操作しても、その都度、作業クラッチが切
り操作されるのを未然に防止できる。
【0006】
【発明の効果】従って、圃場の形状等の作業状況の差異
に応じて操作連係状態を使い分けすることで、通常の圃
場では旋回走行時の操縦操作性の向上を図ることができ
るとともに、屈曲した変形圃場では機体の作業走行時の
回行操作の度に作業クラッチが切り操作される等の弊害
が無く、作業能率が低下するのを防止できる操縦操作構
造を提供できるに到った。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
に作業機の一例としての歩行型田植機を示している。こ
の田植機は、フレーム兼用のミッションケース1の左右
両側に横軸芯周りで揺動自在並びに昇降用油圧シリンダ
2により駆動昇降自在に車輪伝動ケース3,3を支承
し、各車輪伝動ケース3,3の揺動端側に左右の車輪
4,4を軸承して機体を支持するよう構成するととも
に、ミッションケース1から前方側に延設したフレーム
5上にエンジン6を搭載し、ミッションケース1の後部
側から後方に延設した筒状フレーム7の後部に苗植付機
構8〔対地作業装置の一例〕並びに操縦ハンドル9を設
けて構成してある。次に伝動構造について説明する。図
2に示すように、エンジン6の動力がベルト伝動機構1
0を介してミッションケース1の入力軸11に入力さ
れ、この入力軸11から主クラッチ12を介して苗植付
機構8と左右車輪4,4に動力が分岐伝達されるよう伝
動系を構成してある。前記入力軸11からの動力は植付
クラッチ13〔作業クラッチの一例〕及び筒状フレーム
7内に配備される伝動軸14を介して苗植付機構8に供
給される一方、左右の操向クラッチ15R,15Lを介
して左右車輪駆動軸16R,16Lに各別に断続操作自
在に供給されるよう構成してある。前記主クラッチ1
2、植付クラッチ13、各操向クラッチ15R,15L
の操作具は後方操作部に配設され、夫々、操作ワイヤを
介して操作されるよう連係してある。前記操向クラッチ
15R,15Lは、同一軸芯上で突き合わせ状態で配置
された左右の車輪駆動軸16R,16Lに遊転自在に最
終駆動ギア17を外嵌し、左右車輪駆動軸16R,16
Lにスライド操作自在にスプライン外嵌したシフトギア
18R,18Lと、前記駆動ギア17との間に夫々、咬
合離脱自在なクラッチ咬合部を形成してある。前記各シ
フトギア18R,18Lはクラッチ入り側に付勢してあ
り、操縦ハンドル9の握り操作部9aに共握り操作自在
な握り操作レバー22R,22Lを握り操作するとクラ
ッチ切り側に操作される構成としている。又、主クラッ
チ12及び植付クラッチ13の操作レバー23,24は
左右握り操作部9aの中間に横軸芯周りで上下揺動操作
自在に設けてある。そして、前記操向クラッチレバー2
2R,22Lの少なくともいずれか一方をクラッチ切り
操作するに伴って前記植付クラッチ13をクラッチ切り
状態に連動操作する状態と、その連動操作を解除する状
態とに切り換え設定自在な連係機構25を備えてある。
詳述すると、図3に示すように、植付クラッチ13の連
係操作ワイヤ26におけるレバー側のアウターワイヤ端
部26aを受け止め支持する支持部材27を、操作具2
8の切り換え操作により支持作用位置と支持状態を解除
する状態とに揺動自在に設けるとともに、この支持部材
27の前記解除状態への切り換えに連動して、アウター
ワイヤ端面を受け止め支持する状態に切り換わり、か
つ、各操向クラッチレバー22R,22Lに別のワイヤ
29,29で連係された連動操作具30を設けてある。
つまり、連動操作具30をボス部材31の軸芯Xと直交
する軸芯Y周りで相対揺動自在に枢支連結し、アウター
ワイヤ端面受け止め支持状態において、いずれかの操向
クラッチレバー22R,22Lを握り操作すると、ワイ
ヤ29を介して連動操作具30がアウターワイヤ端部2
6aを植付クラッチ13側に揺動移動させることで、相
対的に植付クラッチ操作用インナーワイヤ26bが引き
操作された状態が現出され、植付クラッチ13が入り状
態に設定されるよう構成してある。
【0008】〔別実施例〕前記連係機構25は図4、図
5に示すように構成してもよい。つまり、左右操向クラ
ッチ15R,15Lの操作系に介装される揺動部材3
2,32のいずれかが、レバー操作に伴って揺動すると
それに連動して接当連動するベルクランク33と植付ク
ラッチ13の連係揺動部材34との間に、連係ロッド3
5と操作ワイヤ36による連係機構25を介装してあ
る。この連係機構25は同一軸芯X2周りで回動自在に
枢支された板状部材37,38の一方37にベルクラン
ク33をロッド35を介して連動連結し、他方の板状部
材38と連係揺動部材34とを操作ワイヤ36を介して
連動連係してある。そして、各板状部材37,38を連
動回動させる係止ピン39を連係を解除する位置に切り
換え自在に設け、連係状態と連係解除状態とを現出でき
るよう構成してある。又、本発明は田植機に限らず、歩
行型耕耘機等の他の作業機にも適用できる。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】伝動系統図
【図3】連係機構の斜視図
【図4】別実施例の連係機構の側面図
【図5】別実施例の連係機構の断面図
【符号の説明】
4,4 推進車輪 8 対地作業装置 13 作業クラッチ 22R,22L 操向クラッチレバー 25 連係機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に対地作業装置(8)を連結
    し、走行機体における左右の推進車輪(4),(4)を
    各別にクラッチ切り操作自在な操向クラッチレバー(2
    2R),(22L)を備えるとともに、前記対地作業装
    置(8)に対する駆動を断続する作業クラッチ(13)
    を入り切り操作自在な作業クラッチレバー(24)を備
    えてある作業機の操縦操作構造であって、前記操向クラ
    ッチレバー(22R),(22L)の少なくともいずれ
    か一方をクラッチ切り操作するに伴って前記作業クラッ
    チ(13)をクラッチ切り状態に連動操作する状態と、
    その連動操作を解除する状態とに切り換え設定自在な連
    係機構(25)を備えてある作業機の操縦操作構造。
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