JP2000052798A - 乗用管理機 - Google Patents

乗用管理機

Info

Publication number
JP2000052798A
JP2000052798A JP10222557A JP22255798A JP2000052798A JP 2000052798 A JP2000052798 A JP 2000052798A JP 10222557 A JP10222557 A JP 10222557A JP 22255798 A JP22255798 A JP 22255798A JP 2000052798 A JP2000052798 A JP 2000052798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front wheel
shaft
transmission
wheel
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10222557A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4167329B2 (ja
Inventor
Keiji Kamimura
慶治 上村
Hideo Nakajima
英夫 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP22255798A priority Critical patent/JP4167329B2/ja
Publication of JP2000052798A publication Critical patent/JP2000052798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4167329B2 publication Critical patent/JP4167329B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の乗用管理機においては、複数のPTO
軸等が狭いスペースに交錯して配置されており、安定性
や組立性、作業機の着脱作業性で好ましくない、という
問題があった。また、従来のサイドクラッチ機構では、
サイドクラッチの切れた後二輪の旋回内側車輪を中心に
機体が旋回するため、前輪はスリップしながら外方に横
滑りし、土寄せが発生して圃場を荒らす、という問題が
あった。 【解決手段】 主変速装置102の入力軸60または出
力軸63のいずれか一方の動力を選択して取り出し、P
TO軸35に伝達可能なPTO軸変速機構を設け、さら
に、主変速装置102又は副変速装置の出力軸と、前輪
動力伝達軸73との間に「低速」と「高速」の切替えが
可能な前輪高低速切替え手段を設け、前輪を旋回し旋回
内側後輪のサイドクラッチが「断」になると同時に、前
輪動力伝達軸73が「高速」に切替わるべく構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三輪型乗用管理機
のPTO軸または前輪の変速機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、前後方向に機体フレームを配
置し、該機体フレームの前部には操向及び駆動が可能な
前輪を一輪配し、後部には駆動可能な後輪を二輪配して
三輪駆動式とし、更に、該前輪と後輪との間の腹部には
作業機を作業機装着装置を用いて吊設し、機体フレーム
後部に載置した運転席に搭乗して管理作業を行うように
した乗用管理機は公知となっている。この乗用管理機に
おいて、従来のPTO軸は、ロータリー耕耘のような定
回転作業用としてエンジンの動力をそのまま伝達する定
回転PTO軸と、播種、施肥のような車速同調作業用と
して変速後の動力を伝達する車速同調PTO軸の2本か
ら構成され、ミッションケースから突出されていた。ま
た、この乗用管理機では、前記機体フレームの前部に固
設したフロントケースの下部に、前輪を支持する支持部
材を回動可能に設け、旋回時にはハンドル操作で操向輪
である前輪を左右方向に回動させると同時に、後二輪の
うちの旋回内側車輪のサイドクラッチを切り、旋回外側
車輪を駆動して旋回を行っていた。すなわち、前記支持
部材にカムを固設して前輪と一緒に回動するようにし、
該カムの回動軌跡上にはカムフォロアを配置し、該カム
フォロアは後二輪にそれぞれ設けたサイドクラッチにワ
イヤを介して連動連結しており、ハンドルの回動により
カムが回動され、カムフォロアを回動し、その回動によ
ってワイヤを牽引してサイドクラッチを切るように構成
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ミッド
マウント作業では、地上高さを高く取り、かつ運転席か
ら作業部のある前下方の視野を広くして死角を少なくす
るために、前輪駆動軸や前記複数のPTO軸等が狭いス
ペースに交錯して配置されており、性能の安定性や製造
ラインでの組立性の面で好ましくない、という問題があ
った。さらに、前記PTO軸は作業機の種類により変え
る必要があるため、作業機毎に取り出し位置が異なり、
作業機の着脱作業が煩雑になる、という問題もあった。
また、従来のサイドクラッチ機構では、サイドクラッチ
の切れた後二輪の旋回内側車輪を中心にして機体が旋回
するが、この際、前輪は後二輪の旋回外側車輪よりも旋
回半径が大きくなるため周速が増し、タイヤがスリップ
しながら外方に横滑りする形で旋回して土寄せが発生し
圃場を荒らす、という問題があった。本発明は、前記の
点に鑑み、機体の組立性、性能の安定性、及び作業機の
着脱性に優れ、圃場の荒れも防止可能な乗用管理機を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。すなわち、請求項1においては、機
体フレームの前下部に操向駆動輪となる一輪の前輪を配
し、後部には駆動輪となる二輪の後輪を配した乗用管理
機において、前記機体フレーム後部に前後進可能な主変
速装置を設け、該主変速装置の入力軸または出力軸のい
ずれか一方の動力を選択して取り出し、PTO軸に伝達
可能なPTO軸変速機構を設けたものである。
【0005】請求項2においては、機体フレームの前下
部に操向駆動輪となる一輪の前輪を配し、後部には駆動
輪となる二輪の後輪を配した乗用管理機において、前記
機体フレーム前部に前輪を左右回動可能に支持し、該前
輪の左右回動軸上にカム部を設け、該カム部の左右にカ
ムフォロアを当接して配置し、該左右のカムフォロアを
後二輪の各サイドクラッチと連動連結するサイドクラッ
チ制御機構を形成する一方、主変速装置又は副変速装置
の出力軸と前輪動力伝達軸との間に「低速」と「高速」
の切替えが可能な前輪高低速切替え手段を設け、該前輪
高低速切替え手段を前記左右のカムフォロアと連動連結
させた前輪変速機構を形成し、前記前輪の左右回動が設
定角度を越えると旋回側のサイドクラッチが「断」にな
ると同時に、前輪動力伝達軸が「高速」に切替わるべく
構成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。図1は腹部に中耕ロータリを装着し下降させた状態
の乗用管理機の全体側面図、図2は同じく全体平面図、
図3は本発明の機体フレームを有する乗用管理機の部分
側面図、図4は同じく乗用管理機の機体フレームの側面
断面図、図5は同じく乗用管理機の機体フレームの平面
断面図、図6はフロントケースの平面断面図、図7はフ
ロントケースおよびフロントアクスルケースの側面断面
図、図8はフロントケースおよびフロントアクスルケー
スの正面断面図、図9はミッションケースにおけるPT
O軸変速機構及び前後輪駆動系のスケルトン図、図10
は後輪サイドクラッチ及び前輪高低速切替え手段を作動
させるための前輪回動検知手段を示す平面断面図、図1
1は前輪高低速切替え手段のスケルトン図である。
【0007】まず、本発明に係わる乗用管理機の全体構
成を図1乃至図4により説明する。三輪型乗用管理機に
おいて、前後方向に延びた機体フレーム1の後部に運転
部Bが配され、該機体フレーム1の後端部にはエンジン
6が搭載され、ミッションケース51によって走行変速
し、該ミッションケース51の下部に配するリアアクス
ルケース4より後輪駆動ケース5を介して後輪3・3が
駆動される。
【0008】前記ミッションケース51からは、図4の
ように機体フレーム1内に配置した動力伝達軸を介して
前輪2に動力を伝達する構成とし、該機体フレーム1の
前部にはフロントケース7を設け、該フロントケース7
下部に鉛直方向を軸芯として左右回動可能にフロントア
クスルケース8を装着し、該フロントアクスルケース8
に一輪の前輪2を支持して駆動できるようにして、三輪
駆動車を構成している。尚、前記フロントケース7上部
はカバー30で被装されている。
【0009】また、前記エンジン6はボンネット10に
よって被装され、該ボンネット10の前方には、ミッシ
ョンケース51及び後輪3を被装する車体カバー11が
配され、該車体カバー11上には運転席12が載置さ
れ、該運転席12前方の機体フレーム1上にはステアリ
ングコラム13が立設されている。該ステアリングコラ
ム13の上部より上方にはステアリングハンドル14が
突出され、該ステアリングコラム13の右側部には図示
せぬアクセルレバーが突出されるとともに、ステアリン
グコラム13下部側方にサイドクラッチペダル16が配
置されている。
【0010】また、前記前輪2と後輪3との間の腹部に
は作業機装着装置29が配される。該作業機装着装置2
9は図3、図4に示すように、前記機体フレーム1の前
下部(フロントケース7の後方位置)に、左右一対のブ
ラケット18・18が下方に突出され、該ブラケット1
8・18の上下に支持軸149・150が横架されてい
る。上方の支持軸149の両端部に上リンク19・19
の前部が枢支され、下方の支持軸150両端部に下リン
ク20・20前部が枢支されている。前記上リンク19
・19は機体フレーム1の左右幅に略等しい間隔に設け
られている。該上リンク19は機体フレーム1の側方に
位置するまで上昇回動させることができ、作業機26を
持ち上げられるようにしている。更に、上リンク19と
下リンク20の途中部には連結アーム160によって連
結され、平行リンクが構成されている。
【0011】また、前記ブラケット18・18に昇降シ
リンダ22の基部が枢支され、該昇降シリンダ22のロ
ッド先端は前記下リンク20・20の途中部と前記連結
アーム160下端を連結した連結ピン164に枢支さ
れ、該昇降シリンダ22が平行リンクの左右方向の中央
位置に介装されるようにしている。
【0012】前記上リンク19の後端と下リンク20の
後端に装着部材であるヒッチ21が枢支され、該ヒッチ
21に作業機26が係止される。図1に示すように、該
ヒッチ21からは棒状のツールバー23が左右方向に延
出され、該ツールバー23の中央部と左右側部に、取付
け位置を変更可能に複数の作業機26を装着できるよう
にし、複数条の管理作業を行えるようにしている。
【0013】また、前記ツールバー23の左右方向中央
位置には動力入力ケース36が固設されており、該動力
入力ケース36の入力軸には、前記ミッションケース5
1下部より前方に突出されたPTO軸35から後述する
ユニバーサルジョイント81やPTO伝動軸37を介し
て動力が伝達される。前記動力入力ケース36から、側
方に動力軸38・38が突出され、該動力軸38が作業
機26としての各ロータリ耕耘機のチェーンケース25
上部内に挿入され、ロータリ耕耘機に動力が伝達される
のである。
【0014】更に、図3に示すように、前記ヒッチ21
の後面には機体フレーム1側に係止するための係止体4
4が固設され、また、前記ステアリングコラム13直前
方の機体フレーム1の下部にステー140・140を下
方に突出し、該ステー140・140下端部に回動アー
ム142・142の上端部が枢支され、回動アーム14
2・142の他端部に係止ピン141が外側方に突出し
て軸支されている。該係止ピン141の一側端部に操作
杆143の前端部が枢支され、操作杆143の後端が前
記ステアリングコラム13下部の側方に略前後に摺動自
在に支持されている。
【0015】そして、作業機26を最上位置まで上昇さ
せて、前記操作杆143を前方に摺動操作して、回動ア
ーム142が下方へ回動され、係止ピン141が係止体
44の下方に移動し、係止体44と係止ピン141とが
係合され、作業機26を腹部に配した状態で移動する場
合に、作業機26を最上昇位置に確実に保持することが
できるようにしているのである。
【0016】次に、以上のような全体構成から成る乗用
管理機において、本発明のPTO軸変速機構を図9によ
り説明する。前記エンジン6からの出力軸64上にはポ
ンプ用プーリー65が固定され、該ポンプ用プーリー6
5に巻回されたベルト67により、ポンプ軸69上のポ
ンプ駆動プーリー70が回動され、前記作業機の昇降な
どに用いる油圧ポンプ68へ動力が伝達される。また、
前記出力軸64上には駆動用プーリー66も固定されて
おり、該駆動用プーリー66と入力プーリー61との間
にベルト62が巻回され、該入力プーリー61を介して
HST入力軸60にエンジン6からの動力が伝達される
構成となっている。
【0017】HST入力軸60に伝達された動力はHS
T変速装置102で主変速後にHST出力軸63に出力
され、該HST出力軸63上にはスプライン嵌合状態で
左右に摺動可能に副変速摺動ギヤ71が配置され、該副
変速摺動ギヤ71の後方には、副変速軸72、該副変速
軸72上の高速固設ギヤ74及び低速固設ギヤ75が配
置され、この高速固設ギヤ74と低速固設ギヤ75のい
ずれかに前記副変速摺動ギア71が噛合することによ
り、副変速が行われる。すなわち、前記副変速摺動ギヤ
71が左方向に摺動し、前記低速固設ギヤ75と噛合す
ると低速回転が副変速軸72に伝達され、前記副変速摺
動ギヤ71が右方向に摺動し、前記高速固設ギヤ74と
噛合すると、副変速軸72には高速回転が伝達されるの
である。
【0018】該高速固設ギヤ74の右方の副変速軸72
上には同調スプロケット76が固定され、該同調スプロ
ケット76に巻回されたチェーン77により、HST入
力軸60前方のPTO駆動軸80上に遊嵌された同調駆
動スプロケット82に副変速された動力が伝達される。
一方、該同調駆動スプロケット82は右側にクラッチ爪
を有し、更に右方のPTO駆動軸80上には左右両側に
クラッチ爪を有するPTO軸変速用摺動ギヤ83がスプ
ライン嵌合状態で左右に摺動可能に配置され、該PTO
軸変速用摺動ギヤ83の更に右方には左側にクラッチ爪
を有する定回転駆動ギヤ84が遊嵌され、該定回転駆動
ギヤ84は前記HST入力軸60上の定回転ギヤ85と
噛合されている。
【0019】従って、前記PTO軸変速用摺動ギヤ83
が左方向に摺動され、前記同調駆動スプロケット82と
クラッチ爪で噛合することにより、同調スプロケット7
6、同調駆動スプロケット82、及びPTO軸変速用摺
動ギヤ83を介してPTO駆動軸80に車速と同調した
動力が伝達される。一方、PTO軸変速用摺動ギヤ83
が右方向に摺動され、前記定回転駆動ギヤ84にクラッ
チ爪で噛合することにより、定回転ギヤ85、定回転駆
動ギヤ84、及びPTO軸変速用摺動ギヤ83を介し
て、PTO駆動軸80に変速前のエンジンからの一定回
転の動力がそのまま伝達されるのである。このように異
なる動力が伝達されるPTO駆動軸80の右端には、ベ
ベルギヤ86が固設され、該ベベルギヤ86は前記PT
O軸35後端部に固設したベベルギヤ87と噛合されて
いる。すなわち、PTO軸変速用摺動ギヤ83の摺動に
よる選択操作により、PTO軸クラッチの中立位置から
の離脱と復帰に対応した「入」「切」、並びに、PTO
軸回転の「定回転」「車速同調」の切替えが可能とな
り、しかも、ロータリー耕耘装置のような定回転作業
と、播種、施肥のような車速同調作業が同じ一本のPT
O軸35を使って行うことができる構成となっている。
【0020】この場合の前輪の駆動については、前記同
調駆動スプロケット82の左端に固設したベベルギヤ8
8が前輪出力軸73の後端に固設したベベルギヤ89と
噛合され、該前輪出力軸73はユニバーサルジョイント
81を介して前記第一動力伝達軸9aの後端に接続され
ており、前輪へは副変速後の動力が伝達される構成とな
っている。なお、後述する前輪変速機構により、副変速
後の動力を前輪の左右回動と連動させて「高速」と「低
速」に切替え可能な構成としてもよい。
【0021】後輪の駆動についても、前記副変速軸72
からは、副変速軸72の右端に固設した第一伝動ギヤ1
08、第一伝動軸111上の第二伝動ギヤ109、第三
伝動ギヤ110を介して、第二伝動軸113上に固設し
た係合ギヤ112に、副変速された動力が伝達される構
成となっている。
【0022】また、旋回時の後輪のサイドクラッチ機構
については、以下の構成となっている。すなわち、前記
係合ギヤ112は左右両側にクラッチ爪を有し、該係合
ギヤ112の左右側部には内側にクラッチ爪を有する動
力断接用摺動ギヤ114・114が配され、該動力断接
用摺動ギヤ114・114は第二伝動軸113上に摺動
自在に遊嵌され、ミッションケース51との間に設けた
バネ115により前記係合ギヤ112側に付勢されてい
る。さらに、前記動力断接用摺動ギヤ114は後方の駆
動ギヤ116に噛合され、該駆動ギヤ116を固設した
後輪駆動軸117の外側端部にはベベルギヤ118を設
け、該ベベルギヤ118は後輪出力軸120の前端部に
設けたベベルギヤ119と噛合している。従って、通常
は、前記バネ115により、前記動力断接用摺動ギヤ1
14・114が前記係合ギヤ112とクラッチ爪により
噛合され、第二伝動軸113の副変速された動力は、ベ
ベルギヤ118、119を介して後輪出力軸120まで
伝達され、前記後輪3・3が駆動されているが、旋回時
には、前記サイドクラッチペダル16と連結連動した図
示せぬサイドクラッチ用ホークにより、各々の前記動力
断接用摺動ギヤ114・114が外側に摺動して係合ギ
ヤ112との噛合を外し、動力が伝達されなくなり、こ
の時、他方の後輪3は駆動状態にあるため旋回できる構
成となっている。なお、前記サイドクラッチ用ホークの
作動は、前記サイドクラッチペダル16の踏み込みによ
る以外に、後述する前輪回動検知手段によって前輪の回
動と連動させる構成としてもよい。
【0023】ここで、前記前輪出力軸73から伝達され
る動力を用いた前輪駆動機構の構成について、図1、図
4、図5乃至図8により説明する。前記機体フレーム1
は、図1、図4に示すように、前下がりの傾斜状に前後
方向に長く筒状に形成され、ステアリングコラム13を
立設した前後方向略中央位置において、前部フレーム1
aと後部フレーム1bとを連結し、この連結部下方に前
記作業機26を位置させ、更に後部フレーム1bの後端
部にはエンジン6を載置するエンジンフレーム1cが固
定されている。
【0024】前記後部フレーム1bは、正面断面視で下
方が開放された「コ」字状に形成され、後部フレーム1
bの後端部はミッションケース51の直前方まで延出し
ている。該後部フレーム1b内では、ミッションケース
51の上部より前方に突出される前記前輪出力軸73
は、前述のように、ユニバーサルジョイント81を介し
て前高後低に配置された第一動力伝達軸9aの後部と連
結され、該第一伝達軸9aの前部は後ユニバーサルジョ
イント57を介して第二伝達軸9cの後部に連結され、
該第二伝達軸9cの前部は前ユニバーサルジョイント5
6を介して第三伝達軸9bの後部に連結されている。
【0025】一方、前記機体フレーム1の前部に固設し
たフロントケース7後部側面には、図6に示すように、
前輪第一伝動軸161が前後方向に配設され、該フロン
トケース7にベアリングを介して回動自在に支持されて
いる。該前輪第一伝動軸161の後端には、図5に示す
ように、前記第三伝達軸9bの前端がユニバーサルジョ
イント78を介して接続され、前輪第一伝動軸161の
前部は、フロントケース7内に突出し、該前輪第一伝動
軸161の前端には前輪第一伝動ギヤ162が挿嵌固定
されている。
【0026】図7に示すように、該前輪第一伝動ギヤ1
62の上方には前輪第二伝動ギヤ163が配設されてお
り、該前輪第二伝動ギヤ163は前記前輪第一伝動ギヤ
162に噛合され、該前輪第二伝動ギヤ163はフロン
トケース7上部で前輪第二伝動軸166に挿嵌固定され
ている。尚、前輪第一伝動ギヤ162及び前輪第二伝動
ギヤ163はベベルギアで構成されている。このように
して、ミッションケース51からの動力が、前記第三伝
達軸9bを介して前輪第一伝動軸161を回動すると、
前輪第一伝動ギヤ162が回動され、続いて、該前輪第
一伝動ギヤ162に噛合した前輪第二伝動ギヤ163が
回動されて、前輪第二伝動軸166に駆動力が伝達され
る構成としている。
【0027】該前輪第二伝動軸166は、図8に示すよ
うに、フロントケース7内において上下方向に配設さ
れ、その上端は、前記フロントケース7に回動自在に支
持されている。該前輪第二伝動軸166の上部には前記
前輪第二伝動ギヤ163が挿嵌固定されており、該前輪
第二伝動軸166の下端はフロントケース7の下方に配
設されたフロントアクスルケース8内の上部に突出して
いる。該前輪第二伝動軸166の下端には前輪第三伝動
ギヤ167が挿嵌固定され、該前輪第三伝動ギヤ167
の下方には前輪第四伝動ギヤ168が配置され、該前輪
第四伝動ギヤ168は前記第三伝動ギヤ167と噛合し
ている。
【0028】該前輪第四伝動ギヤ168は、フロントア
クスルケース8の上部において左右方向に横設した第三
伝動軸169の一端に挿嵌固定されており、該第三伝動
軸169の一端は、前記フロントアクスルケース8の側
部に回動自在に支持され、該第三伝動軸169の他端
は、該フロントアクスルケース8の側部に固設されたチ
ェーンケース183内に突出している。該チェーンケー
ス183内において、前記第三伝動軸169の一端には
スプロケット181が挿嵌固定され、該スプロケット1
81にはチェーン182が懸架されており、該チェーン
182を介して前記前輪2に動力を伝達可能に構成され
ている。
【0029】以上の構成により、ミッションケース51
の前記前輪出力軸73からの動力が前輪第二伝動軸16
6に伝達されると、前輪第三伝動ギヤ167が駆動され
ると共に前輪第三伝動軸169が回動され、スプロケッ
ト181によりチェーン182を介して前輪2が駆動さ
れるのである。
【0030】最後に、この前輪の駆動を、機体の旋回に
連動させて「高低速」に切替え可能とする本発明の前輪
変速機構について説明する。まず、機体旋回のための前
輪の操舵機構の構成について、図1、図4、図5乃至図
8により説明する。図4、図5に示すように、前記前部
フレーム1a内には、操向用の回動軸43が支持され、
該回動軸43後部は、中間軸46、ユニバーサルジョイ
ント79・79を介してステアリングハンドル14のス
テアリングシャフト45下部に連動連結されている。一
方、前記回動軸43前部は、ユニバーサルジョイントを
介して、前記フロントケース7上部に前後方向に配設し
た第一前輪操向軸171の後端に連結されており、該第
一前輪操向軸171は、図6に示すように、該フロント
ケース7に回動自在に固定されている。
【0031】該第一前輪操向軸171は、前部において
ウォームギヤ172に挿嵌固定されており、第一前輪操
向軸171の回動に伴い該ウォームギヤ172が回動す
る構成をとっている。該ウォームギヤ172の側方に
は、該フロントケース7内において上下方向に配設した
枢軸175に回動自在に挿嵌されたウォームホイール1
73が配設されている。該枢軸175の両端部は、図7
に示すように、フロントケース7に固設されており、該
枢軸175に挿嵌した前記ウォームホイール173およ
び、該ウォームホイール173の下面に固設したギヤ1
74を回動自在に枢支している。
【0032】該ギヤ174の側方には操舵ギヤ185が
配設されており、該操舵ギヤ185はステアリングパイ
プ184の上部に挿嵌固定され、前記ギヤ174に噛合
する構成になっている。ステアリングパイプ184の軸
心部には、前記前輪第二伝動軸166が挿嵌しており、
該ステアリングパイプ184はベアリングを介してフロ
ントケース7に回動自在に支持されている。また、ステ
アリングパイプ184の下端はフロントアクスルケース
8の上部に固設しており、操舵ギヤ185の回動に伴い
ステアリングパイプ184が回動可能に構成されてい
る。即ち、該ステアリングパイプ184を介して前記フ
ロントアクスルケース8がフロントケース7に接続され
る構成になっている。
【0033】従って、ステリングハンドル14を回動
し、前記回動軸43を介して第一前輪操向軸171を回
動し、ウォームギヤ172およびウォームホイール17
3を回動させ、ステアリングパイプ184が回動し、フ
ロントアクスルケース8が回動することにより、前輪2
の操舵を可能に構成しているのである。
【0034】次に、このような操舵機構による前輪の左
右回動を、前輪回動検出手段190により検出し、後輪
のサイドクラッチの「断接」に連動させるサイドクラッ
チ制御機構について、図9、図10により説明する。前
記ステアリングパイプ184下部に形設したカム部18
4aの外周部において、図10に示すように、その後部
には外周半径を小さくした短径当接部184bが略18
0度の範囲で形成され、前部には外周半径が前記短径当
接部184bよりも大きな長径当接部184cが形成さ
れている。一方、前記カム部184aの左右側方にはフ
ロントケース7に固設された枢支軸105が配置され、
該枢支軸105には平面視「く」字状のアーム体104
の中央部が枢支され、該アーム体104の一端は前記枢
支軸105より前方内側に突出され、前端下部にはカム
フォロア106が設けられている。アーム体104の他
端は後方内側に突出され、その端部107には後方から
のワイヤー94が締結され、該アーム体104の内側端
部は後方に付勢されているため、前記カムフォロア10
6・106が内側に回動されてカム部184aの外周部
に当接される構成となっている。
【0035】また、ミッションケース51の上部には、
前記動力断接用摺動ギヤ114・114を摺動操作する
図示せぬホークと連動した連動軸91・91を上方に突
出し、該連動軸91・91には平面視略長方形のサイド
クラッチ操作アーム90・90の中央部が固設され、該
サイドクラッチ操作アーム90・90の外側端部には、
前記ワイヤー94・94が締結されている。一方、サイ
ドクラッチ操作アーム90・90の内側端部にはカム部
97・97が形成され、該カム部97・97は後述する
アーム体96により前方に付勢されているため、通常、
連動軸91・91は特定角度に維持されている。尚、該
ワイヤー94・94はサイドクラッチ操作アーム90・
90よりも前方に固設したアウターケース93・93の
内部に摺動可能に支持されている。
【0036】このような前輪回動検出手段190におい
て、機体を右側に旋回する場合、ステアリングハンドル
14を回動すると、前輪2の回動とともにステアリング
パイプ184と一体的にカム部184aが回動され、右
側のカムフォロア106が長径当接部184cに乗り上
げて、アーム体104が回動されワイヤー94を前方に
牽引する。該ワイヤー94により左側のサイドクラッチ
操作アーム90が回動され、連動軸91に連動した図示
せぬ前記サイドクラッチ用ホークを回動させ、右側のサ
イドクラッチ機構を「断」として動力伝達を断ち、機体
は右旋回するのである。機体を左側に旋回する場合に
も、ステアリングハンドル14を回動すると、前輪2の
回動とともにステアリングパイプ184と一体的にカム
部184aが回動され、左側のカムフォロア106が長
径当接部184cに乗り上げて、アーム体104が回動
されワイヤー94を前方に牽引する。該ワイヤー94に
より右側のサイドクラッチ操作アーム90が回動され、
連動軸91に連動した図示せぬ前記サイドクラッチ用ホ
ークを回動させ、左側のサイドクラッチ機構を「断」と
して動力伝達を断ち、機体は左旋回するのである。な
お、前輪2を回動させない直進時には、前記短径当接部
184bに左右のカムフォロア106・106が当接さ
れており、この状態では、サイドクラッチ機構は「接」
であり、左右の後輪3・3とも駆動力が伝えられてい
る。
【0037】最後に、上述のサイドクラッチ制御機構に
よって前輪の回動にサイドクラッチの「断」「接」を連
動させた際に、前輪も「高速」「低速」駆動に切替えが
可能な本発明の前輪変速機構について、図10、図11
により説明する。前記カム部97・97の後方に枢支軸
95を上方に突出させ、該枢支軸95上部には平面視略
「く」字上の変速アーム96の中央部が固設され、該変
速アーム96の一端は前記枢支軸95より前内側に突出
され、その前端下部にはカムフォロア98が形成され、
前記カム部95・95の直後に配置されている。一方、
変速アーム96の他端は後内側に突出され、後述する前
輪高低速切替え手段180に連結したワイヤー99が端
部の連結部103に締結されており、該連結部103は
通常は内側に牽引されているため、前記カムフォロア9
8は外側に回動されて前記カム部97・97の後部に当
接された状態にある。また、前輪2が左右いずれの方向
に回動しても、前述のように、ワイヤー94は常に前方
に牽引されるため、前輪2の回動時には、該ワイヤー9
4との締結部の他端に形成された前記カム部97・97
も常に後方に回動される。従って、前輪2が回動し、前
述のように旋回内側の後輪のサイドクラッチが「断」に
されると、同時にワイヤー94、カム部97・97等を
介してカムフォロア98は後方に押圧され、他端の連結
部103は前記枢支軸95を支点として外側に回動さ
れ、その結果、前記ワイヤー99が牽引される。
【0038】また、後輪へ変速後の動力を伝達する前記
第一伝動軸111上には、スプライン嵌合状態で左右に
摺動可能に左右にクラッチ爪を有する前輪変速用摺動ギ
ヤ121が配置され、該前輪変速用摺動ギヤ121の右
側には左側にクラッチ爪を有する低速ギヤ122が遊嵌
され、該低速ギヤ122は後方の低速固定ギヤ124に
噛合し、該低速固定ギヤ124は前輪駆動軸126の右
側に固設されている。該前輪駆動軸126の左側には右
側にクラッチ爪を有する高速固定ギヤ125が固設さ
れ、前記第一伝動軸111上で前輪変速用摺動ギヤ12
1の左側に遊嵌させた高速ギヤ123と噛合している。
前輪駆動軸126の端部にはベベルギヤ127が固設さ
れ、該ベベルギヤ127は前記前輪出力軸73の端部に
固設したベベルギヤ128と噛合している。一方、前記
第一伝動軸111には、平面視略「T」字状を呈し交差
部分を枢支軸130で枢支した前輪変速用ホーク129
を並設し、該前輪変速用ホーク129の一端からは切替
えアーム部129aを前記第一伝動軸111上の前輪変
速用摺動ギヤ121の間に突設挿入し、前輪変速用ホー
ク129の他端からは連結アーム部129dを突出さ
せ、その端部には前記ワイヤー99がバネ135を介し
て連結されている。また、前記連結アーム部129dの
基部で、該ワイヤー99との連結部とは逆の辺部は、バ
ネ134により牽引固定されている。
【0039】従って、通常は、連結アーム部129dの
基部が前記バネ134により牽引されているため、切替
えアーム部129aにより前記前輪変速用摺動ギヤ12
1は右側に摺動され、クランク爪で低速ギヤ122に噛
合し、直進時の速度に相当する「低速」が前輪出力軸7
3に伝達されている。これが旋回時には、前輪を左右に
回動させて前記サイドクラッチ制御機構により旋回内側
の後輪のサイドクラッチを「断」にすると、同時に、ワ
イヤー99を介し連結アーム部129dは通常の「低
速」時とは逆方向に牽引され、切替えアーム部129a
が回動して前記前輪変速用摺動ギヤ121を左側に摺動
し、クラッチ爪により高速ギヤ123に噛合させ、「高
速」が前輪出力軸73に伝動されるのである。
【0040】また、前記前輪変速用ホーク129には、
枢支軸130の対向辺部に凹状の高速用係止部129b
と低速用係止部129cを設け、該高速用係止部129
bと低速用係止部129cの間で、前記枢支軸130よ
りも連結アーム部129d側寄りの位置には、係止体1
31を摺動可能に当接させている。該係止体131には
押圧バネ132の一端が固定され、該押圧バネ132の
他端はミッションケース51に固定されており、前記係
止体131が前記前輪変速用ホーク129を常に枢支軸
130側に押圧している。従って、「低速」時には、前
輪変速用ホーク129の前記低速用係止部129cが係
止体131に係止され、「高速」時には、該前輪変速用
ホーク129が回動して、高速用係止部129bが係止
体131に係止されるようになっており、前輪を回動し
ワイヤー99を伸縮させるまでは簡単には前輪変速用ホ
ーク129が回動しないようにし、確実に前輪が「高
速」又は「低速」駆動に保持される構成となっている。
【0041】なお、前輪変速用摺動ギヤ121と低速ギ
ヤ122、前輪変速用摺動ギヤ121と高速ギヤ123
に設けたクラッチ爪は、ツメが傾斜しており一方向の回
転だけを伝達し、反対方向に回動するとクラッチの結合
が外れるいわゆるワンウェイクラッチとすることによ
り、「高低速」切替え時のギヤ抜けの防止を可能とする
ことができる。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。すなわち、請求項1の如
く、機体フレームの前下部に操向駆動輪となる一輪の前
輪を配し、後部には駆動輪となる二輪の後輪を配した乗
用管理機において、前記機体フレーム後部に前後進可能
な主変速装置を設け、該主変速装置の入力軸または出力
軸のいずれか一方の動力を選択して取り出し、PTO軸
に伝達可能なPTO軸変速機構を設けたので、ロータリ
ー耕耘のような定回転作業と、播種、施肥のような車速
同調作業が同じ一本のPTO軸を使って行うことがで
き、機体の組立や作業機の組み替えが容易となる。ま
た、前後輪の駆動系とPTO軸の駆動系がすっきりとま
とまり、性能の安定や部品点数減によるコスト低減を図
ることができるのである。
【0043】請求項2の如く、機体フレームの前下部に
操向駆動輪となる一輪の前輪を配し、後部には駆動輪と
なる二輪の後輪を配した乗用管理機において、前記機体
フレーム前部に前輪を左右回動可能に支持し、該前輪の
左右回動軸上にカム部を設け、該カム部の左右にカムフ
ォロアを当接して配置し、該左右のカムフォロアを後二
輪の各サイドクラッチと連動連結するサイドクラッチ制
御機構を形成する一方、主変速装置又は副変速装置の出
力軸と前輪動力伝達軸との間に「低速」と「高速」の切
替えが可能な前輪高低速切替え手段を設け、該前輪高低
速切替え手段を前記左右のカムフォロアと連動連結させ
た前輪変速機構を形成し、前記前輪の左右回動が設定角
度を越えると旋回側のサイドクラッチが「断」になると
同時に、前輪動力伝達軸が「高速」に切替わるべく構成
したので、ステアリングハンドルを回動して前輪を回動
させるだけで回動内側後輪のサイドクラッチが「断」と
なり、同時に前輪が「高速」に切り替わりため、前輪の
横滑りによる圃場の荒れが完全に防止でき、しかも、簡
単な機構のために、前輪の「高低速」の切替え精度の信
頼性が高く、機体重量の増加も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】腹部に中耕ロータリを装着し下降させた状態の
乗用管理機の全体側面図である。
【図2】同じく全体平面図である。
【図3】本発明の機体フレームを有する乗用管理機の部
分側面図である。
【図4】同じく乗用管理機の機体フレームの側面断面図
である。
【図5】同じく乗用管理機の機体フレームの平面断面図
である。
【図6】フロントケースの平面断面図である。
【図7】フロントケースおよびフロントアクスルケース
の側面断面図である。
【図8】フロントケースおよびフロントアクスルケース
の正面断面図である。
【図9】ミッションケースにおけるPTO軸変速機構及
び前後輪駆動系のスケルトン図である。
【図10】後輪サイドクラッチ及び前輪高低速切替え手
段を作動させるための前輪回動検知手段を示す平面断面
図である。
【図11】前輪高低速切替え手段のスケルトン図であ
る。
【符号の説明】
1 機体フレーム 2 前輪 3 後輪 35 PTO軸 60 主変速装置の入力軸 63 主変速装置の出力軸 73 前輪動力伝達軸 102 主変速装置 106 カムフォロア 184a カム部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B034 AA07 BA02 BA07 BC06 BE05 HA02 HA16 3D043 AA05 AA06 AB11 AB16 BC02 BC03 BC05 BC06 BC10 BC11 BC14 BD01 CA02 CA03 CA04 CA08 CA15 CA16 CA22 CA23 CA27 CA29 EA02 EA17 EA33 EA34 EA35 EA37 EA40 EA44 EB02 EB05 EB09 EB12 EB14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体フレームの前下部に操向駆動輪とな
    る一輪の前輪を配し、後部には駆動輪となる二輪の後輪
    を配した乗用管理機において、前記機体フレーム後部に
    前後進可能な主変速装置を設け、該主変速装置の入力軸
    または出力軸のいずれか一方の動力を選択して取り出
    し、PTO軸に伝達可能なPTO軸変速機構を設けたこ
    とを特徴とする乗用管理機。
  2. 【請求項2】 機体フレームの前下部に操向駆動輪とな
    る一輪の前輪を配し、後部には駆動輪となる二輪の後輪
    を配した乗用管理機において、前記機体フレーム前部に
    前輪を左右回動可能に支持し、該前輪の左右回動軸上に
    カム部を設け、該カム部の左右にカムフォロアを当接し
    て配置し、該左右のカムフォロアを後二輪の各サイドク
    ラッチと連動連結するサイドクラッチ制御機構を形成す
    る一方、主変速装置又は副変速装置の出力軸と前輪動力
    伝達軸との間に「低速」と「高速」の切替えが可能な前
    輪高低速切替え手段を設け、該前輪高低速切替え手段を
    前記左右のカムフォロアと連動連結させた前輪変速機構
    を形成し、前記前輪の左右回動が設定角度を越えると旋
    回側のサイドクラッチが「断」になると同時に、前輪動
    力伝達軸が「高速」に切替わるべく構成したことを特徴
    とする乗用管理機。
JP22255798A 1998-08-06 1998-08-06 乗用管理機 Expired - Fee Related JP4167329B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22255798A JP4167329B2 (ja) 1998-08-06 1998-08-06 乗用管理機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22255798A JP4167329B2 (ja) 1998-08-06 1998-08-06 乗用管理機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000052798A true JP2000052798A (ja) 2000-02-22
JP4167329B2 JP4167329B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=16784325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22255798A Expired - Fee Related JP4167329B2 (ja) 1998-08-06 1998-08-06 乗用管理機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4167329B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007006755A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Honda Motor Co Ltd 三輪管理機
JP2016078588A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 ヤンマー株式会社 作業車両

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007006755A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Honda Motor Co Ltd 三輪管理機
JP2016078588A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 ヤンマー株式会社 作業車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP4167329B2 (ja) 2008-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101503223B1 (ko) 작업차의 동력 전달 장치
JP2000052798A (ja) 乗用管理機
JP2702644B2 (ja) 作業機の操縦操作構造
JP3947623B2 (ja) 乗用管理機
JPH05246258A (ja) トラクタのpto変速操作装置
JP4475926B2 (ja) トラクタのpto軸駆動構造
JP2001122148A (ja) 管理作業車
JP5063569B2 (ja) 作業車両
JP2000172356A (ja) 管理作業車
JP3561396B2 (ja) トラクタのトランスミッション
JPH0219353Y2 (ja)
JPH0542907Y2 (ja)
JPS6285724A (ja) 農用トラクタの前輪変速操作構造
JP3561397B2 (ja) トラクタのトランスミッション
JPH045564B2 (ja)
JP3601966B2 (ja) トラクタの走行用変速操作装置
JPH04107120U (ja) 作業車両の走行伝動装置
JP5345108B2 (ja) トラクタ
JPH02133235A (ja) トラクターのptoクラッチ機構
JP3758623B2 (ja) トラクタの変速制御装置
JP3799587B2 (ja) トラクタの変速操作装置
JP2961808B2 (ja) レバー操作装置
JPH0720431Y2 (ja) 農用トラクタの副変速装置
JPH0911769A (ja) 作業車両
JP3092125B2 (ja) 農用走行車体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080729

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080801

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140808

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees