JP2701967B2 - カラーフィルタ用着色ペースト - Google Patents
カラーフィルタ用着色ペーストInfo
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- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- C08K5/00—Use of organic ingredients
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカラーフィルタ用着色ペーストに関する。
従来、カラーフィルタ用着色ペーストとしては、たと
えば、特開昭58-46325号公報に開示されているように、
耐熱性ポリイミド樹脂プレカーサーに顔料を添加し、混
練したものが知られている。
えば、特開昭58-46325号公報に開示されているように、
耐熱性ポリイミド樹脂プレカーサーに顔料を添加し、混
練したものが知られている。
なお、特開昭58-46325号公報には、液晶分子の配向を
律する透光性配向層に着色材料を含有せしめることによ
りカラーフィルタ層を構成し、該カラーフィルタ層を液
晶と接する位置に内設したカラー液晶表示装置のセル構
造が記載されており、カラーフィルタ層が、COLOR♯908
3(赤)、♯9087(緑)、♯9086(青)の3種のカラー
インクをポリイミド系樹脂PiX♯5400(日立化成工業
(株)製)などに30wt%の割合で混合したものをカラー
フィルタ用着色ペースト(カラー印刷用インク)とし、
3種の着色ペースト(印刷用インク)をスクリーン印刷
法あるいはオフセット印刷法でY電極面上の所定の画素
領域へ印刷形成されることが記載されている。
律する透光性配向層に着色材料を含有せしめることによ
りカラーフィルタ層を構成し、該カラーフィルタ層を液
晶と接する位置に内設したカラー液晶表示装置のセル構
造が記載されており、カラーフィルタ層が、COLOR♯908
3(赤)、♯9087(緑)、♯9086(青)の3種のカラー
インクをポリイミド系樹脂PiX♯5400(日立化成工業
(株)製)などに30wt%の割合で混合したものをカラー
フィルタ用着色ペースト(カラー印刷用インク)とし、
3種の着色ペースト(印刷用インク)をスクリーン印刷
法あるいはオフセット印刷法でY電極面上の所定の画素
領域へ印刷形成されることが記載されている。
しかしながら、かかる従来のカラーフィルタ用着色ペ
ーストはポリイミドプレカーサーよりなるために保存安
定性に劣り、また糸まり状分子のためにチクソ性が大き
く、スピンコーティングによる塗布均一性に劣っている
という欠点を有している。
ーストはポリイミドプレカーサーよりなるために保存安
定性に劣り、また糸まり状分子のためにチクソ性が大き
く、スピンコーティングによる塗布均一性に劣っている
という欠点を有している。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたもの
であり、保存安定性、塗布均一性ともにすぐれたカラー
フィルタ用着色ペーストをうることを目的とする。
であり、保存安定性、塗布均一性ともにすぐれたカラー
フィルタ用着色ペーストをうることを目的とする。
本発明は、溶媒、該溶媒に不溶な有機顔料およびシリ
コーンラダーポリマーからなる着色ペーストであって、
該シリコーンラダーポリマーが一般式(I): (式中、R1〜R4はそれぞれ水素原子または炭素数1〜3
の低級アルキル基、R5およびR6はそれぞれアリール基、
アルケニル基またはアルキル基であり、n個のR5および
R6はそれぞれ同じでもよく異なっていてもよい、nは5
〜1600の整数を示す)で示される平均分子量が1.0×103
〜3.5×105のポリマーであり、有機顔料が該ポリマー10
0部(重量部、以下同様)に対し、5〜400部の割合で混
合されていることを特徴とするカラーフィルタ用着色ペ
ーストに関する。
コーンラダーポリマーからなる着色ペーストであって、
該シリコーンラダーポリマーが一般式(I): (式中、R1〜R4はそれぞれ水素原子または炭素数1〜3
の低級アルキル基、R5およびR6はそれぞれアリール基、
アルケニル基またはアルキル基であり、n個のR5および
R6はそれぞれ同じでもよく異なっていてもよい、nは5
〜1600の整数を示す)で示される平均分子量が1.0×103
〜3.5×105のポリマーであり、有機顔料が該ポリマー10
0部(重量部、以下同様)に対し、5〜400部の割合で混
合されていることを特徴とするカラーフィルタ用着色ペ
ーストに関する。
本発明で用いられる一般式(I): (式中、R1〜R4はそれぞれ水素原子または炭素数1〜3
の低級アルキル基、R5およびR6はそれぞれアリール基、
アルケニル基またはアルキル基であり、n個のR5および
R6はそれぞれ同じでもよく異なっていてもよい、nは5
〜1600の整数を示す)で表わされる平均分子量が1.0×1
03〜3.5×105のシリコーンラダーポリマーは、骨格にシ
ロキサン結合の梯子型構造を有するために剛直で、それ
ゆえすぐれた耐熱性を有し、チクソ性が低い。また分子
骨格がシロキサン結合であり可視光領域での光透過性が
良好で400nm以上で90%以上の透過率である。さらに該
シリコーンラダーポリマーは化学的に安定であり、また
溶液状態ですでに梯子型構造を有するためにこのポリマ
ーを用いてえられるカラーフィルタ用着色ペースト(以
下、着色ペーストともいう)は保存安定性にすぐれてい
る。
の低級アルキル基、R5およびR6はそれぞれアリール基、
アルケニル基またはアルキル基であり、n個のR5および
R6はそれぞれ同じでもよく異なっていてもよい、nは5
〜1600の整数を示す)で表わされる平均分子量が1.0×1
03〜3.5×105のシリコーンラダーポリマーは、骨格にシ
ロキサン結合の梯子型構造を有するために剛直で、それ
ゆえすぐれた耐熱性を有し、チクソ性が低い。また分子
骨格がシロキサン結合であり可視光領域での光透過性が
良好で400nm以上で90%以上の透過率である。さらに該
シリコーンラダーポリマーは化学的に安定であり、また
溶液状態ですでに梯子型構造を有するためにこのポリマ
ーを用いてえられるカラーフィルタ用着色ペースト(以
下、着色ペーストともいう)は保存安定性にすぐれてい
る。
[実施例] 本発明の着色ペーストには、ベースポリマーとして一
般式(I): で表わされるシリコーンラダーポリマーが含有される。
般式(I): で表わされるシリコーンラダーポリマーが含有される。
一般式(I)中、R1〜R4はそれぞれ水素原子または炭
素数1〜3の低級アルキル基である。前記低級アルキル
基の具体例としては、たとえばメチル基、エチル基、プ
ロピル基などがあげられる。
素数1〜3の低級アルキル基である。前記低級アルキル
基の具体例としては、たとえばメチル基、エチル基、プ
ロピル基などがあげられる。
R5およびR6は、それぞれフェニル基などのアリール
基、ビニル基、アリル基などのアルケニル基またはメチ
ル基、エチル基などのアルキル基である。n個のR5およ
びR6は、それぞれ同一でもよいし、異なっていてもよ
い。
基、ビニル基、アリル基などのアルケニル基またはメチ
ル基、エチル基などのアルキル基である。n個のR5およ
びR6は、それぞれ同一でもよいし、異なっていてもよ
い。
nは、5〜1600、好ましくは50〜1000の整数である。
nが5より小さいと成膜性が低下し、nが1600をこえる
と溶解性が低下する。
nが5より小さいと成膜性が低下し、nが1600をこえる
と溶解性が低下する。
なお、シリコーンラダーポリマーの平均分子量は1.0
×103〜3.5×105程度、さらには1.0×104〜2.0×105程
度であるのが好ましい。
×103〜3.5×105程度、さらには1.0×104〜2.0×105程
度であるのが好ましい。
このようなシリコーンラダーポリマーの具体例として
は、たとえばポリフェニルシルセスキオキサン、ポリメ
チルフェニルシルセスキオキサン、ポリエチルフェニル
シルセスキオキサン、ポリフェニルビニルシルセスキオ
キサン、ポリメチルビニルシルセスキオキサン、ポリエ
チルビニルシルセスキオキサンなどがあげられる。
は、たとえばポリフェニルシルセスキオキサン、ポリメ
チルフェニルシルセスキオキサン、ポリエチルフェニル
シルセスキオキサン、ポリフェニルビニルシルセスキオ
キサン、ポリメチルビニルシルセスキオキサン、ポリエ
チルビニルシルセスキオキサンなどがあげられる。
本発明で用いる溶媒は、前記ポリマーを溶解し、後述
の有機顔料を分散するものであって、その具体例として
は、シリコーンラダーポリマーの溶解性の点からは、ア
ニソール、キシレンなどの芳香族系炭化水素、メチルイ
ソブチルケトン、アセトンなどのケトン系溶剤、テトラ
ヒドロフラン、イソプロピルエーテルなどのエーテル系
溶剤、さらにはN−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジ
メチルアセトアミドなどがあげられ、また、顔料の分散
性の点からは、アニソール、キシレン、ベンゼンなどの
芳香族系炭化水素、メチルイソブチルケトン、アセトン
などのケトン系溶剤、テトラヒドロフラン、ジエチルエ
ーテルなどのエーテル系溶剤、さらにはエチルセロソル
ブ、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセ
トアミドなどがあげられる。前記溶媒は1種を用いても
よく、2種以上混合して用いてもよい。
の有機顔料を分散するものであって、その具体例として
は、シリコーンラダーポリマーの溶解性の点からは、ア
ニソール、キシレンなどの芳香族系炭化水素、メチルイ
ソブチルケトン、アセトンなどのケトン系溶剤、テトラ
ヒドロフラン、イソプロピルエーテルなどのエーテル系
溶剤、さらにはN−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジ
メチルアセトアミドなどがあげられ、また、顔料の分散
性の点からは、アニソール、キシレン、ベンゼンなどの
芳香族系炭化水素、メチルイソブチルケトン、アセトン
などのケトン系溶剤、テトラヒドロフラン、ジエチルエ
ーテルなどのエーテル系溶剤、さらにはエチルセロソル
ブ、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセ
トアミドなどがあげられる。前記溶媒は1種を用いても
よく、2種以上混合して用いてもよい。
前記溶媒の使用割合にはとくに限定はないが、シリコ
ーンラダーポリマーの溶解性、着色ペーストの塗布均一
性、保存安定性の点からは、シリコーンラダーポリマー
1部に対して2〜20部が好ましい。
ーンラダーポリマーの溶解性、着色ペーストの塗布均一
性、保存安定性の点からは、シリコーンラダーポリマー
1部に対して2〜20部が好ましい。
本発明では前記溶媒に不溶の有機顔料としては、光の
3原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)いずれかの
着色性能を有し、前記シリコーンラダーポリマーを溶解
した前記有機溶媒溶液と混合して基板上に塗布し、300
℃で10分間熱処理した際に、分解、発泡、著しい変色を
ひき起こさないような耐熱性にすぐれたものが用いられ
る。
3原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)いずれかの
着色性能を有し、前記シリコーンラダーポリマーを溶解
した前記有機溶媒溶液と混合して基板上に塗布し、300
℃で10分間熱処理した際に、分解、発泡、著しい変色を
ひき起こさないような耐熱性にすぐれたものが用いられ
る。
顔料の粒径は1ミクロン以下が好ましい。顔料の粒径
が1ミクロンより大きいと、成膜性が低下する。
が1ミクロンより大きいと、成膜性が低下する。
このような有機顔料の具体例としては、たとえばR
(赤)としては、Color Index No 73905 Pigment Red 2
09、Color Index No 46500 Pigment Violet 19などのキ
ナクリドン系顔料、G(緑)としては、Color Index No
74160 Pigment Green 36、Color Index No 74260 Pigm
ent Green 7などのフタロシアニングリーン系顔料、B
(青)としてはColor Index No 74160 Pigment Blue 15
−3、Color Index No 74160 Pigment Blue 15−4など
のフタロシアニンブルー系顔料などがあげられるが、こ
れらに限定されるものではない。
(赤)としては、Color Index No 73905 Pigment Red 2
09、Color Index No 46500 Pigment Violet 19などのキ
ナクリドン系顔料、G(緑)としては、Color Index No
74160 Pigment Green 36、Color Index No 74260 Pigm
ent Green 7などのフタロシアニングリーン系顔料、B
(青)としてはColor Index No 74160 Pigment Blue 15
−3、Color Index No 74160 Pigment Blue 15−4など
のフタロシアニンブルー系顔料などがあげられるが、こ
れらに限定されるものではない。
前記有機顔料は、シリコーンラダーポリマー100部に
対し、5〜400部、好ましくは10〜300部の割合で混合さ
れる。前記割合が5部未満では着色ペーストとしての性
能があらわれず、400部をこえると顔料の均一分散が困
難となり、塗装、膜形成能が損われる。
対し、5〜400部、好ましくは10〜300部の割合で混合さ
れる。前記割合が5部未満では着色ペーストとしての性
能があらわれず、400部をこえると顔料の均一分散が困
難となり、塗装、膜形成能が損われる。
本発明の着色ペーストには前記成分以外にも、着色ペ
ーストとしての性能、耐熱性を著しく損わない範囲で、
必要に応じて界面活性剤やその他の添加剤を少量添加し
てもよい。
ーストとしての性能、耐熱性を著しく損わない範囲で、
必要に応じて界面活性剤やその他の添加剤を少量添加し
てもよい。
本発明の着色ペーストは、通常、溶媒中にシリコーン
ラダーポリマーを添加して溶解し、これに有機顔料を添
加し、攪拌機などで攪拌して充分分散させることにより
うることができる。前記溶媒とシリコーンラダーポリマ
ー、有機顔料の混合する順序にはとくに限定はなく、有
機顔料が先で、シリコーンラダーポリマーが後でもよ
い。
ラダーポリマーを添加して溶解し、これに有機顔料を添
加し、攪拌機などで攪拌して充分分散させることにより
うることができる。前記溶媒とシリコーンラダーポリマ
ー、有機顔料の混合する順序にはとくに限定はなく、有
機顔料が先で、シリコーンラダーポリマーが後でもよ
い。
本発明の着色ペーストは、顔料の分散状態が良好であ
り、チクソ性がほとんどなく、塗布均一性、保存安定性
に優れている。
り、チクソ性がほとんどなく、塗布均一性、保存安定性
に優れている。
つぎに実施例に基づいて本発明の着色ペーストをさら
に詳細に説明するが、本発明の着色ペーストはかかる実
施例のみに限定されるものではない。
に詳細に説明するが、本発明の着色ペーストはかかる実
施例のみに限定されるものではない。
実施例1〜6 300mlフラスコに第1表に示す溶媒を秤取した。これ
に第1表に示すシリコーンラダーポリマーを添加したの
ち撹拌して完全に溶解させた。ついで、第1表に示す有
機顔料を添加混合してよく分散させ、所望の着色ペース
トを調製した。
に第1表に示すシリコーンラダーポリマーを添加したの
ち撹拌して完全に溶解させた。ついで、第1表に示す有
機顔料を添加混合してよく分散させ、所望の着色ペース
トを調製した。
この着色ペーストを4インチガラス板上にスピナーで
塗布量が約2mlとなるように塗布し、100℃、200℃およ
び300℃でそれぞれ30分間ずつ熱処理した。そして、そ
のガラス板の中心、および中心から0.5cm、1.0cm、2.0c
m、3.0cm、4.0cmの位置の膜厚を表面形状測定装置(ス
ローン(株)製、Dektak 3030)で測定し、それらの位
置での表面粗さも同じ表面形状測定装置(スローン
(株)製、Dektak 3030)で測定した。結果を第2表に
示す。保存安定性に関しては、さらにこの着色ペースト
を第2表に示すように25〜40℃で1か月間放置したのち
前記と同様の評価を行なった。結果を第2表に示す。第
2表からわかるように、前記実施例により初期目的にか
なった着色ペーストがえられた。
塗布量が約2mlとなるように塗布し、100℃、200℃およ
び300℃でそれぞれ30分間ずつ熱処理した。そして、そ
のガラス板の中心、および中心から0.5cm、1.0cm、2.0c
m、3.0cm、4.0cmの位置の膜厚を表面形状測定装置(ス
ローン(株)製、Dektak 3030)で測定し、それらの位
置での表面粗さも同じ表面形状測定装置(スローン
(株)製、Dektak 3030)で測定した。結果を第2表に
示す。保存安定性に関しては、さらにこの着色ペースト
を第2表に示すように25〜40℃で1か月間放置したのち
前記と同様の評価を行なった。結果を第2表に示す。第
2表からわかるように、前記実施例により初期目的にか
なった着色ペーストがえられた。
比較例1〜3 溶媒の種類およびその使用量、シリコーンラダーポリ
マーの種類およびその使用量、また有機顔料の種類およ
びその使用量を第1表に示すようにした他は、実施例1
〜6にして着色ペーストを調製し、膜厚、表面粗さを調
べた。結果を第2表に示す。
マーの種類およびその使用量、また有機顔料の種類およ
びその使用量を第1表に示すようにした他は、実施例1
〜6にして着色ペーストを調製し、膜厚、表面粗さを調
べた。結果を第2表に示す。
比較例1においては、シリコーンラダーポリマーの平
均分子量が小さすぎたため、すなわち、重合度nが5未
満であるため成膜性に劣り、熱処理するとクラックが発
生した。
均分子量が小さすぎたため、すなわち、重合度nが5未
満であるため成膜性に劣り、熱処理するとクラックが発
生した。
比較例2においては、シリコーンラダーポリマーの平
均分子量が大きすぎたため、すなわち重合度nが1600を
こえるため、完全に溶媒に溶解せず、ペースト中にポリ
マーの疑集物が残った。
均分子量が大きすぎたため、すなわち重合度nが1600を
こえるため、完全に溶媒に溶解せず、ペースト中にポリ
マーの疑集物が残った。
比較例3においては、有機顔料の添加量が多すぎたた
めその均一分散が困難となり、成膜後の表面粗さがわる
く、塗装膜形成能が損われた。
めその均一分散が困難となり、成膜後の表面粗さがわる
く、塗装膜形成能が損われた。
〔発明の効果〕 有機溶媒、耐熱性および透明性にすぐれたシリコーン
ラダーポリマー、耐熱性にすぐれた有機顔料が混合され
ている本発明の着色ペーストを用いると、R(赤)、G
(緑)、B(青)それぞれの着色ペーストの保存安定
性、スピンコーティングなどによる塗布均一性の良好な
膜形成が可能となる。
ラダーポリマー、耐熱性にすぐれた有機顔料が混合され
ている本発明の着色ペーストを用いると、R(赤)、G
(緑)、B(青)それぞれの着色ペーストの保存安定
性、スピンコーティングなどによる塗布均一性の良好な
膜形成が可能となる。
Claims (1)
- 【請求項1】溶媒、該溶媒に不溶な有機顔料およびシリ
コーンラダーポリマーからなる着色ペーストであって、
該シリコーンラダーポリマーが一般式(I): (式中、R1〜R4はそれぞれ水素原子または炭素数1〜3
の低級アルキル基、R5およびR6はそれぞれアリール基、
アルケニル基またはアルキル基であり、n個のR5および
R6はそれぞれ同じでもよく異なっていてもよい、nは5
〜1600の整数を示す)で示される平均分子量が1.0×103
〜3.5×105のポリマーであり、有機顔料が該ポリマー10
0重量部に対し、5〜400重量部の割合で混合されている
ことを特徴とするカラーフィルタ用着色ペースト。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20412590A JP2701967B2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | カラーフィルタ用着色ペースト |
DE4117667A DE4117667C2 (de) | 1990-07-30 | 1991-05-29 | Farbige Paste |
KR1019910010574A KR940009037B1 (ko) | 1990-07-30 | 1991-06-25 | 착색 페이스트 |
US02/988,802 US5269844A (en) | 1990-07-30 | 1992-12-10 | Colored paste |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20412590A JP2701967B2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | カラーフィルタ用着色ペースト |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9125759A Division JPH1088058A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 着色ペースト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0488071A JPH0488071A (ja) | 1992-03-19 |
JP2701967B2 true JP2701967B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=16485240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20412590A Expired - Fee Related JP2701967B2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | カラーフィルタ用着色ペースト |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2701967B2 (ja) |
KR (1) | KR940009037B1 (ja) |
DE (1) | DE4117667C2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19600622A1 (de) * | 1996-01-10 | 1997-07-17 | 4P Rube Goettingen Gmbh | Eingefärbte Silikonbeschichtung |
JP4769697B2 (ja) * | 2006-11-29 | 2011-09-07 | 富士通株式会社 | プリント基板の製造方法、プリント基板組立体の製造方法、及びプリント基板の反り矯正方法 |
FR2960233B1 (fr) * | 2010-05-19 | 2012-08-10 | Eurokera | Preparation d'un article en un verre ou en une vitroceramique avec revetement ameliore et ledit article |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS61254906A (ja) * | 1985-05-08 | 1986-11-12 | Toray Ind Inc | カラ−フイルタ用感光性耐熱着色ペ−スト |
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