JP2701846B2 - 複写機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、主として複写機に関する。より詳細に云え
ば、本発明は複写機に使用される改良された複写紙パス
の診断装置に関するものである。 ［従来の技術］ 複写紙パスの診断装置に関する背景技術として、米国
特許第4,062,061号、米国特許第4,305,653号および米国
特許第4,477,901号を引用し、その内容を本明細書の中
に組み入れることとする。 複雑な複写機のメンテナンスの問題は、このような複
写機の商業生産および販売のために、ますます重要にな
つてきている。これらの複写機はより大型になり、か
つ、より複雑になり、かつ、より高速になり、かつ、よ
り高価になつているので、複写機が確実に信頼性をもつ
て動作することの重要性は益々高まる傾向にある。今や
複写機は諸般の分野にわたる利用者にとつて有用かつ不
可欠の手段であるので、このような複写機に要求される
最重要な特性としては、先ず信頼性が挙げられる。例え
ば、複写機が誤動作をした時、できるだけ短時間のうち
に、それを特定できることが好ましい。 このような必要性のために、これらの複写機のパネル
上での故障診断可能能力を改善するために、多くの研究
が行なわれてきた。複写機がこのような性能を持つてい
る場合には、サービスマンまたは訓練されたユーザは、
誤動作の原因を容易にかつ迅速に決定することができ
る。サービスマンの場合には、複写機上に表示された診
断結果に基づいて、適切な修理を直ちに行なうことがで
きる。 従来、このような診断性能が発揮されるのは、診断モ
ードの操作を行なう場合に限られていた。この形式の複
写機では、本発明と同じ譲渡人に譲渡された米国特許第
4,477,901号に開示されているように、複写機が通常の
モードで動作していない時に、サービスマンが使用する
ための診断装置が備えられている。このような複写装置
では、複写機を非運転モードにしたまま、サービスマン
は複写機の一定の診断操作を実行する。特によく行なわ
れる診断操作は、複写紙パスが適切な速度で動作してい
るかどうかを調査するために、種々の複写紙パスを通過
する複写紙の移動状態を調査する操作である。または、
本発明と同じ譲渡人に譲渡された米国特許第4,335,949
号に開示されているように、誤動作の原因である事象を
表示するために、複写紙パスの限定された検査がリアル
・タイムで行なわれる。問題点が解決され、そして複写
機の運転が再開された後、上記限定された検査から得ら
れた誤動作の原因である事象についての情報は失われ
る。困難な問題や費用のかかる問題は、発生したり消滅
したりすることが多く、その再現は難しい。したがつ
て、サービスマンは、修理必要との要請に従つて修理を
しようとしても、入手できる情報はすべて消えてしまつ
ている。 同様に、米国特許第4,268,746号は、実際の複写機の
動作、すなわち、複写紙の通過時刻と理想的な複写機の
動作とを比較し、そして理想値から所定の量以上ずれた
時、警報を発することを開示している。同様に、米国特
許第4,249,080号は、検出された複写紙の運動と検出さ
れた表面の運動とを比較する装置を開示している。この
装置は故障それ自体を検出することはできるが、故障の
原因を検出することは不可能であり、したがつて、複写
機が誤動作をした時、その原因を取り除くための修理を
迅速に実行することはできない。 IBMシリーズの３つの複写機、すなわち、モデル30、
モデル40およびモデル60の診断装置は、後での修理のた
めに、紙づまりの位置に関する時間的な情報、および紙
づまりを起こしている紙の出所に関する情報を記憶す
る。これは、故障を生ずる可能性のある複写紙パスを識
別して示してくれるが、しかし、故障の原因については
サービスマンに何も教えてくれない。 ゼロツクス・デイスクロージヤ・ジヤーナル第９巻、
第393頁（1984年11月/12月）は、書類捕捉時間と書類搬
送時間とを検出して書類再循環処理装置の全時間制御を
行なう、適切なアルゴリズムの利用を開示している。前
記捕捉時間と搬送時間が、センサを通過する書類セツト
の各各に対して検出される。したがつて、異常を検出す
ることができる。 前記引用文献はいずれも、故障が自然発生的なもので
あるか、また、時間と共に進展しているものであるかど
うかを決定するために、複写紙パスの過去の順調な動作
および過去の故障動作を、サービスマンに十分に調査し
てサービスマンに教えるようなことはしない。先行技術
による診断方法は、従来の装置は誤動作または故障が現
われてから診断工程を開始するので、または、故障の原
因を決定するためにサービスマンが故障から出発し遡つ
て探求することが必要であるので、予防的メンテナンス
の観点からすれば、それは明らかに不十分なものであ
る。したがつて、安全に動作し、かつ、いつでもアクセ
スすることができ、かつ、複写機の一部分の最新の動作
情報と過去の故障動作の情報を有する、リアルタイム診
断装置を備えることが望ましい。 ［発明の目的と要約］ 本発明によれば、複写機の必要な機能を実行する一連
の相互に関連したステーシヨンを有し、および適切なス
テーシヨンに予め定められた時間順序で動作するように
ソース書類または複写紙のいずれかを送る搬送装置を備
えた複写紙パスを有する複写機の中に、改良されたリア
ルタイム診断装置が得られる。この複写紙パスに沿つて
配置されたセンサは、そこを通過する複写紙を検知す
る。この通過に関する情報は、装置メモリの中に時間順
に記憶され、そしてそれらをオペレータがアクセスする
ことができる。メモリの中に複数枚の複写紙の通過の情
報が記憶されてから、メモリの中の最も古い情報が消去
されて更新される。記憶された情報は命令によつてアク
セスすることができる。この呼び出された情報はグラフ
的に表示される、または数値で表示される、または装置
の実際に記憶された動作を説明する方式で表示される。
したがつて、オペレータは、この複写機の過去の順調な
動作やまたは故障動作などの、過去の動作特性の履歴を
知ることができる。 本発明の別の特徴によれば、装置の過去の動作に関す
る情報が装置の中に記憶され、そして故障動作のような
予め選定された状態が起つた時、それをアクセスして、
解析と修理に役立てることができる。この情報は、後で
の調査のために、半永久的記憶素子または消去可能記憶
媒体に記憶される。 本発明のまた別の特徴によれば、装置の動作の最良動
作パラメータを備えた、この装置の制御装置を有するこ
とができる。この制御装置で、この最良動作パラメータ
と記憶された情報との比較を行なうことができる。この
比較により、部品の摩耗、埃、または製造工場で設計さ
れた水準の複写機の性能が阻害されているが、しかしま
だ故障動作には至つていないその他の因子により生ず
る、複写機動作の徐々の変化による潜在的な故障動作を
避けるために、複写機の動作パラメータの調整を行なう
ことができる。 したがつて、本発明の主要な目的は、連続的に動作す
ることができ、かつ、装置の正常な動作と故障動作の両
方を表示する形式で複写機の監視される部分の動作履歴
情報がえられる、静電写真複写機の複写紙パスの完全な
リアルタイム診断装置を提供することである。 本発明のなお他の目的は、正常動作中の複写紙パス動
作値を監視する連続的に動作可能な複写紙パス監視装置
を提供することである。 本発明のなお他の目的は、それから動作の履歴を知る
ことができる静電写真複写機の選定された部分の動作特
性を監視し、かつ、記憶することである。 本発明のなお他の目的は、最良動作パラメータが記憶
されていて、それと実際の動作パラメータとが比較さ
れ、それにより修理または調整の必要性を決定できる、
静電写真複写機の診断装置を提供することである。 ［実施例］ 前記目的および利点とその他の目的および利点は、添
付図面を参照して行なう以下の説明を通じて明らかにな
るであろう。 添付図面は本発明の好ましい一実施例を図示したもの
であつて、それのみに限定されることを意味しないこと
はいうまでもない。第１図は本発明に従つて実施される
複写機の立体図である。複写機10は書類再循環装置12を
有することができる。この書類再循環装置12は、複写さ
れるべき書類を処理モジユール14の中の所定の位置に進
めるための装置である。この処理モジユール14の中で複
写工程が実行される。複写紙は、複写紙収容トレイ16お
よび18から、複写紙モジユール20を通つて、処理モジユ
ール14に送られ、そこで複写工程が行なわれる。得られ
たコピーは最終モジユール22に送られる。この最終モジ
ユール22では照合、編集、とじ金、接着のような工程が
行なわれる。制御パネル24は表示スクリーン26を備えて
おり、そしてこの制御パネル24を通して、オペレータは
複写動作の開始または停止、または複写機のプログラム
動作など、種々の動作を選択することができる。制御パ
ネル24と表示スクリーン26とによつて、オペレータは複
写機の選定された動作状況と制御特性を観察することが
できる。 第２図は意図された形式の複写機の概要図である。モ
ジユール14はベルト30を備えている。ベルト30は、導電
性基板の上に沈着された、光導電性表面を有する。ベル
ト30は、駆動ローラ32と引張りローラ34とストリツピン
グ・ローラ36によつて、駆動される。このことにより、
ベルト30の光導電性表面の連続する部分が、ベルト30の
経路に沿つて順次に配置された、処理ステーシヨンを通
過して進む。 複写工程の始めに、ベルト30の一部分が帯電ステーシ
ヨンＡを通る。この帯電ステーシヨンＡにおいて、コロ
ナ発生装置40は、ベルト30の表面を比較的高くて均一な
電位にまで帯電する。 ベルト30の表面が帯電された後、この帯電した部分は
露光ステーシヨンＢを通る。露光ステーシヨンＢは、複
写されるべき書類が書類再循環装置12によつて透明プラ
テン42の上を進む。この書類をランプ44が照明する。こ
の照明された書類で反射された光線はレンズ46を透過
し、そして書類の像を作る。レンズ46は書類の像をベル
ト30の光導電性表面の上に作り、それによりベルト上の
帯電が選択的に除去される。この光導電性表面に静電潜
像が記録される。この静電潜像が記録されている領域
が、オリジナル書類の中に含まれている情報領域に対応
する。 ベルト30の光導電性表面の上に静電潜像が記録された
後、像を保持しているベルト部分が現像ステーシヨンＣ
へと進められる。現像ステーシヨンＣでは、磁気ブラシ
現像装置48により、ベルト30上の潜像に現像剤を触れさ
せる。磁気ブラシ現像装置48は磁気ブラシ現像ローラ50
および52を有することが好ましい。これらのローラの各
々は現像剤を進めて、潜像と現像剤を接触させる。ロー
ラ50,52はキヤリア粒子およびトナー粒子のブラシを構
成し、そしてこれらのブラシは外部にさらに連結されて
いる。この時、潜像はトナーを吸引し、そして潜像の上
にトナーの粉末像が作られる。 現像の後、ベルト30の中の像を有する部分が転写ステ
ーシヨンＤに進む。紙や透明紙のような複写紙が、複写
紙モジユール20から送られてくる。転写ステーシヨンＤ
はコロナ発生装置54を有する。このコロナ発生装置54は
複写紙の裏面にイオンを散布する。このことにより、ベ
ルト30の光導電性表面からトナー粒子が吸引される。ト
ナー剤が複写紙に転写された後、この複写紙は融着ステ
ーシヨンＥに進む。 融着ステーシヨンＥは転写されたトナー粉末を複写紙
に永久的に固定する融着装置60を有する。融着装置60は
加熱された融着ローラ62とバツクアツプ・ローラ64で構
成される。複写紙は、その上にトナー粉末像を保持した
まま、融着ローラ62とバツクアツプ・ローラ64との間を
通過する。その際、複写紙上のトナー粉末像か融着ロー
ラと接触する。このようにして、トナー粉末像が複写紙
に永久的に固定される。融着の後、複写紙は出力トレイ
66、または第２面の複写を行なうためのデユプレツクス
・トレイ68、または付加操作をその上に行なう最終モジ
ユール22のいずれかに進む。ここに開示した複写工程は
周知のことであり、本発明の一部分を構成するものでは
ない。 本発明に従つて、光電センサまたは感圧センサが、書
類再循環装置または複写紙搬送装置の複写紙の通路に沿
つた予め定められた位置に配置される。例えば、光電セ
ンサS1、S2、S3、S4およびS5が、複写紙搬送装置の複写
紙の通路に沿つて、複写紙を複写紙トレイ16および18か
ら外部へ運ぶ複写紙トレイ・コンベヤ80の近傍の位置
と、複写紙を融着装置60に運ぶコンベヤの近傍の位置
と、複写紙を反転器86または出力トレイ66のいずれかに
通す選択器ゲート82の近傍の位置と、出力トレイ・ニツ
プ88の近傍の位置と、またはデユプレツクス・トレイ出
力90の近傍の位置とに、それぞれ、配置される。種々の
形式のさらに多くのセンサを、複写処理モジユール14ま
たはその他のモジユールの中の種々の位置に使用するこ
とができることがわかるであろう。 第３図において、複写紙がセンサS1〜S5のいずれかに
位置を通過する時、そのことが検出され、そして複写機
制御装置100に信号が送られる。複写機制御装置100は、
また通常、当業者にはよく知られているように、複写紙
および書類のカウント値と要求されたコピーの数の記憶
および比較を行なう装置と、および制御パネル24と表示
スクリーンを通してオペレータによつて選定された操作
とを制御する装置を有する。センサから送られてくる信
号は、抵抗回路網102とバツフア104とを通り、複写機制
御装置100の入出力（I/O）装置108に送られる。クロツ
ク112を備えたマイクロプロセツサ110は、制御装置100
の中で、複写機全体の制御を行なう。マイクロプロセツ
サ110は、センサS1〜S5のいずれかから入出力装置108を
通して受け取る信号とクロツク112からの信号とに応答
して、複写紙がそのセンサを通過した時刻を表わすデー
タをアドレス可能装置メモリ114の中にロードする。後
続の複写紙がセンサを次々に通過する時刻を表わすその
後のデータが、逐次メモリ・アドレスの中にロードされ
る。もし必要ならば、アドレス可能メモリ114に送られ
るデータが記憶される前に、マイクロプロセツサ110に
よつて数学的に処理されるようにして、差分時間情報を
作ることができる。例えば、１枚の複写紙が予め定めら
れた２つのセンサの間を通過するのに要する時間、また
は特定の複写動作の開始から一定時間を表わす時刻値と
を演算により得ることができる。 これらのタイミング・データが、制御装置100のアド
レス可能装置メモリ114の中で、特定のセンサの通過時
刻に特定の複写紙を関係づけるアレイの中の逐次アドレ
スに記憶される。本発明により、この情報が記憶され、
そしてアドレス可能メモリ114の中で常に更新される。
実際には、予め定められた数の複写紙に対する情報が記
憶されるであろう。この数は一度に約５〜10であろう。
この情報の配列は、より新しい情報が入つてきた時、最
も古い情報を消去しながら、スタック方式あるいは循環
方式で更新される。この情報は、制御パネル24を通して
アクセスして、表示スクリーン26に表示することがで
き、そして情報は動作モード中でも、静止モード中で
も、または診断モード中でも、アクセスすることができ
る。したがつて、オペレータは運転中の動作を観察する
こともできるし、または以前の動作の履歴を調べること
もできる。 本発明の別の特徴により、記憶されたこの情報配列値
が、複写機の故障・紙づまり検出器116によつて検知さ
れる故障情報が生じた時、アドレス可能装置メモリ114
から不揮発性メモリ装置に送られる。第３図に示される
ように、アドレス可能装置メモリ114は、マイクロプロ
セツサ110を通して、デイスク記憶装置120のような不揮
発性メモリ装置に接続される。デイスク記憶装置120
は、データ記憶装置の技術分野においてよく知られてい
る形式の、ハード・デイスク記憶装置またはフロツピイ
・デイスク記憶装置のいずれかであることができる。好
ましい実施例では、フロツピイ・デイスク記憶装置が備
えられていて、複写機から取り出されたデータを記憶す
ることができる。そして、この情報を別の場所で再び観
察することができる。また、デイスク記憶装置120に記
憶された情報をオペレータが制御パネル24を通してアク
セスし、そしてそれを表示スクリーン26上に表示するこ
とが可能であることも、容易に理解できよう。 アドレス可能メモリ114に記憶されたデータは、紙づ
まり・故障検出装置116に現われた故障状態が発生した
時、デイスク記憶装置120に送られる。故障または紙づ
まり状態を示す信号、または故障または紙づまり状態と
解釈されるデータは入出力モジユール108を通して、マ
イクロプロセツサ制御装置110に送られる。複写機の故
障の検出とそれに応答しての故障信号の発生は、本明細
書において引用されている前記米国特許第4,477,901号
に開示されているように、当業者にはよく知られている
ことがわかるであろう。故障があることを示している故
障・紙づまり検出装置116からの信号が検出されると、
マイクロプロセツサ制御装置110はアドレス可能装置メ
モリ114に記憶されている最新のデータをデイスク記憶
装置120に送る。この時点において、アドレス可能メモ
リ114に記憶されたすべての値がリセツトされ、そして
検出動作は複写機の運転継続に伴つて再び開始される。 制御装置100は、ハード・デイスクやフロツピイ・デ
イスクまたは読み出し専用メモリ（ROM）122のような装
置メモリの中に、複写紙パス輸送装置の最良の動作を表
す一組の記憶された値を、付加して有することができ
る。この場合、この記憶された値がROM122から呼び出さ
れて、表示スクリーン26上でそれを観察することができ
る。この情報は、複写機の過去の動作特性、すなわち、
特定の複写機動作の特徴や製造工場で指定された値など
を有しており、そしてこの情報と、アドレス可能装置メ
モリ114またはデイスク記憶装置120のいずれかに記憶さ
れているこの装置の検出された動作パラメータとが比較
される。検出された値と記憶された値との比較のため
に、マイクロプロセツサ110で数学的演算を行なうこと
ができ、それにより、実際の動作と理想的動作との間の
差またはエラーが表示される。 以上において本発明は特定の実施例に基づいて開示さ
れた。この実施例に対しては、実際の諸条件に応じて多
くの修正および変更を行なうことができる。このような
修正実施例および変更実施例はすべて、特許請求の範囲
またはそれらと同等の範囲に含まれる限り、本発明の技
術的範囲に属することになることは勿論である。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明が応用される形式の複写機の立体図、第
２図は本発明に従つて形成された複写紙パスの概要図、
第３図は本発明の好ましい実施例における動作要素を示
すブロツク図。 図において、 S1、S2、S3、S4……複写紙パス検出装置 112……クロツク装置 120……不揮発性メモリ装置 110……制御装置

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 １．搬送装置によって複写動作の間に複写紙が少なくと
   も１つの複写紙パスを通過させられて複写機内の種々の
   ステーションに移動され、そのような少なくとも１つの
   第１の複写紙パスと、前記複写紙を前記複写紙パスを通
   過するように移動させる前記搬送装置の動作を検査する
   診断装置とを備える、原稿からコピーを作成する複写機
   であって、前記診断装置が、 複写紙が複写紙パスを通過するとその際に複写紙を感知
   するため前記複写紙パスに沿って配置された複写紙パス
   センス装置と、 複写機動作時刻を表すデータを発生するためのクロック
   装置と、 複写機動作時刻を表し、かつ複写紙が前記センス装置を
   通過する予め選択された通過回数のそれぞれに対する前
   記複写紙通過に対応する、データを記憶し、前記予め定
   めた通過回数の複写紙通過に対する複写紙通過データを
   記憶するデータを維持するため古い複写紙通過データを
   削除して現状の複写紙通過データを記憶するように継続
   的に更新される、アドレス可能なメモリ装置と、 故障状態を検出するための故障検出装置と、 前記故障検出装置による故障状態の検出の際に前記アド
   レス可能なメモリ装置から、前記予め定めた通過回数の
   複写紙通過に対応する前記複写紙通過データを受け取る
   と、そのデータを記憶する不揮発性メモリ装置と、 前記複写紙通過を表す前記時刻を保持する前記不揮発性
   メモリ装置にアクセスするための装置と を有する、複写機。 ２．第１項において、前記診断装置はさらに、複写紙が
   前記複写紙パスセンス装置を通過したことを表すデータ
   にして前記搬送装置の最適動作を示すデータを記憶する
   基準メモリと、前記最適動作データにアクセスする装置
   と、前記最適動作時刻が表されていることを表示するた
   めの装置とを有する、複写機。 ３．第１項において、前記診断装置はさらに、複写紙が
   前記複写紙パスセンス装置を通過したことを表すデータ
   にして前記搬送装置の最適動作を示すデータを記憶する
   基準メモリと、前記記憶された最適動作データと前記感
   知されたデータとを比較するための比較装置と、前記最
   適動作データと前記感知されたデータとの比較を表示す
   るための装置とを有する、複写機。 ４．第３項において、前記比較は前記最適動作データと
   前記感知されたデータとの間の差を含む、複写機。 ５．第１項において、前記診断装置はさらに、前記複写
   機動作時刻を表しかつ複写紙通過に対応するデータを、
   操作者が読めるフォーマットで表示するための表示装置
   を有する、複写機。 ６．第１項において、前記診断装置はさらに、前記複写
   機動作時刻を表しかつ複写紙通過に対応するデータを記
   憶するためのディスクメモリ記憶装置を有する、複写
   機。 ７．第６項において、前記ディスクメモリ記憶装置は、
   それから取り外し可能な、前記複写機動作時刻を表しか
   つ複写紙通過に対応するデータを記録するための、記憶
   媒体を含み、そうすることにより前記記録データを前記
   診断装置により遠隔検査できるようにした、複写機。 ８．第７項において、前記故障状態は前記搬送装置の誤
   動作を含む、複写機。