JPH09311599A - 自己修復機能を備えた用紙搬送装置 - Google Patents

自己修復機能を備えた用紙搬送装置

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JPH09311599A
JPH09311599A JP8125847A JP12584796A JPH09311599A JP H09311599 A JPH09311599 A JP H09311599A JP 8125847 A JP8125847 A JP 8125847A JP 12584796 A JP12584796 A JP 12584796A JP H09311599 A JPH09311599 A JP H09311599A
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JP
Japan
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unit
transport
state
control sequence
paper
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Application number
JP8125847A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Shimomura
芳樹 下村
Sadao Tanigawa
貞夫 谷川
Kazuhiro Ogawa
和博 小川
Hirobumi Nishino
博文 西野
Kenji Katsuhara
健二 勝原
Toshimitsu Takakura
利充 高倉
Tetsuo Tomiyama
哲男 冨山
Yasushi Umeda
靖 梅田
Tomohiko Sakao
知彦 坂尾
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
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    • G03G21/1695Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements means for handling parts of the apparatus in the apparatus for paper transport
    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】評価部22は、データテーブル21に書き込ま
れている内容に基づいて搬送関連ユニット8の現在の状
態を診断し、用紙ジャム等の故障事象が生じていると判
断した場合、シーケンス立案部23に制御シーケンスの立
案を要求する。シーケンス立案部23は、搬送関連ユニッ
ト8の現在の状態に関する情報であるユニットモデルを
用いて制御シーケンスを立案する。シミュレーション部
26は、立案された制御シーケンスに従って搬送シミュレ
ーションを実行し、制御シーケンスを完成させた後、シ
ミュレーション結果を評価部22で評価させる。その結
果、有効であれば、当該制御シーケンスを搬送関連ユニ
ット8に与える。搬送関連ユニット8は、与えられた制
御シーケンスに忠実に従って動作する。 【効果】制御シーケンスを動的に更新しているから、ユ
ニットの故障を適切に修復できる。そのため、給紙・搬
送系の機能維持を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自己修復機能を
備えた用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機等の画像形成装置の分野で
は、装置の保全自動化のために、人工知能(Artificial
Intelligence :いわゆるAI)技術を利用した自己診
断および自己修復機能を備えた画像形成装置の研究・開
発が盛んに行われている。この種の画像形成装置では、
最終的に得られる画像の画質向上が目的であることか
ら、通常、画質向上のために必要な自己診断および自己
修復機能を備えている(たとえば特開平4−13033
1号公報参照。)。すなわち、形成される画像の状態を
自動的に検出し、かぶりを生じていたり色が薄い場合に
は、かかる症状を引き起こしている原因、すなわち故障
を診断し、その故障を自己修復する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、画像形成装置
全体の保全を考えると、上述のように、画質向上にかか
る保全のみでは不十分であり、さらなる保全対象範囲の
拡大が重要課題となっている。一方、画像形成装置で
は、用紙ジャムが発生したりして画像形成にまで至らな
かったり、画像形成に至ったとしても排出されなかった
りする場合がある。この場合、装置動作の中断を余儀な
くされ、また用紙搬送経路途中に止まっている用紙の除
去等の作業が必要であり、ユーザに負担がかかってい
た。そのため、用紙の搬送に関する機能維持について強
い要望があった。
【0004】この発明は、かかる背景に鑑みてなされた
もので、用紙搬送にかかる機能維持を図ることができる
自己修復機能を備えた用紙搬送装置を提供することを目
的としている。また、この発明のさらに具体的な目的
は、用紙ジャムが発生するおそれがある段階での故障診
断およびその自己修復に相当する予防保全、ならびに用
紙ジャムが発生した場合における故障診断およびその自
己修復に相当する事後保全を図ることができる自己修復
機能を備えた用紙搬送装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の発明は、与えられる制御シーケンスに
従って用紙搬送に関する動作を自律的に行う機能をそれ
ぞれ有し、所定の順序で配置されることによって搬送経
路を形成する複数の搬送関連ユニット、各搬送関連ユニ
ットに対応付けて設けられ、各搬送関連ユニットに関連
する物理量を検出するための検出手段、この検出手段で
検出された物理量に応じた各搬送関連ユニットの状態が
記憶される状態記憶手段、用紙および搬送経路に関する
知識が記憶された知識記憶手段、状態記憶手段に記憶さ
れた搬送関連ユニットの状態が特定の状態である場合
に、知識記憶手段に記憶された知識と、状態記憶手段に
記憶されている搬送関連ユニットの状態とに基づいて、
制御シーケンスを作成するためのシーケンス作成手段、
およびこのシーケンス作成手段で作成された制御シーケ
ンスを上記搬送関連ユニットに与えるシーケンス提供手
段を含むことを特徴とする自己修復機能を有する用紙搬
送装置である。
【0006】この発明では、与えられる制御シーケンス
に従って用紙搬送に関する動作を自律的に行う機能をそ
れぞれ有する複数の搬送関連ユニットによって搬送経路
が形成される。一方、搬送関連ユニットの状態は監視さ
れ、搬送関連ユニットの状態が特定の状態になった場合
には、当該搬送関連ユニットの状態が加味された制御シ
ーケンスが作成され、当該制御シーケンスが各搬送関連
ユニットに与えられる。
【0007】したがって、たとえば任意の搬送関連ユニ
ットに故障が生じた場合やハード的またはソフト的に変
更された場合でも、これらの事象に対処するような動作
を各搬送関連ユニットに行わせることができる。そのた
め、給紙・搬送系の機能維持を図ることができる。請求
項2記載の発明は、上記シーケンス作成手段は、上記状
態記憶手段に記憶された搬送関連ユニットの状態が特定
の状態であるかを診断するための診断手段、この診断手
段での診断の結果、搬送関連ユニットの状態が特定の状
態であると診断された場合に、制御シーケンスを立案す
るための立案手段、この立案手段で立案された制御シー
ケンスが適切であるか否かを、上記知識記憶手段に記憶
されている知識に基づいてシミュレートすることによっ
て判断するための判断手段を含むものであることを特徴
とする請求項1記載の用紙搬送装置である。
【0008】この発明では、搬送関連ユニットの状態が
特定の状態であると診断された場合に、その状態を加味
した制御シーケンスが立案され、当該制御シーケンスが
適切か否かがシミュレーションによって判断される。し
たがって、たとえば未知の故障を特定の状態としておけ
ば、未知の故障に対して有効に機能する制御シーケンス
を作成することができる。
【0009】また、制御シーケンスの有効性を実際に搬
送関連ユニットを動作させて評価する場合には、制御シ
ーケンスが有効でなければ、搬送関連ユニットに新たな
故障を誘発しかねないが、この発明では、シミュレーシ
ョンによって制御シーケンスの有効性を評価するので、
このような事態が発生することはない。請求項3記載の
発明は、上記シーケンス提供手段は、上記シーケンス作
成手段で作成された制御シーケンスを各搬送関連ユニッ
トごとにタスク分割して各搬送関連ユニットに与えるも
のであることを特徴とする請求項1または請求項2記載
の用紙搬送装置である。
【0010】この発明によれば、作成された制御シーケ
ンスのうち必要な内容だけを各搬送関連ユニットに与え
ることができるので、搬送関連ユニットは効率的に動作
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。 1.発明が適用された複写機の構成 図1は、この発明の一実施形態が適用される複写機の構
成を示す概念図であり、この発明にかかる部分のみを示
している。この複写機は、後述する搬送関連ユニットの
破損、搬送関連ユニットの極端な機能低下、用紙ジャム
などの故障事象が生じているか否かを自動的に診断し、
故障事象が生じていると判断された場合に、その修復を
実行するものである。
【0012】この複写機は、複写機本体1によって外観
が構成されている。複写機本体1の一方側面には、複写
紙を収納するための給紙カセット2が取り外し可能に取
り付けられている。また、複写機本体1の他方側面に
は、複写後の複写紙を受け取る排紙トレイ3が取り外し
可能に取り付けられている。複写機本体1の内部には、
給紙カセット2に収容されている複写紙を取り込むため
の給紙ユニット4、給紙ユニット4により取り込まれた
複写紙を搬送するための複数の用紙搬送ユニット5、お
よび用紙搬送ユニット5により搬送されてきた複写紙を
排紙トレイ3に排出するための排紙ユニット6が、搬送
経路7に沿って順に備えられている。以下では、給紙ユ
ニット4、用紙搬送ユニット5および排紙ユニット6を
総称するときには、「搬送関連ユニット8」と言う。
【0013】搬送関連ユニット8には、それぞれ、セン
サ9が対応付けられて備えられている。センサ9は、1
つの搬送関連ユニット8に通常複数個存在し、搬送関連
ユニット8の現在の状態を検出する。センサ9の出力S
1 ,S2 ,・・・,Sn-1 ,Sn は、システム本体10
に与えられる。システム本体10は、センサ9からの出
力に基づいて、搬送関連ユニット8に対して制御シーケ
ンスを与え、搬送関連ユニット8の動作を制御する。よ
り具体的には、システム本体10は、センサ9からの出
力に基づいて搬送関連ユニット8の現在の状態を診断す
る。その結果、搬送関連ユニット8が破損している、搬
送関連ユニット8の機能が低下している、用紙ジャムが
発生するおそれがある、または用紙ジャムがすでに発生
している、と判断された場合に、その修復を実現するた
めの制御シーケンスを搬送関連ユニット8に与える。制
御シーケンスが与えられた搬送関連ユニット8は、当該
制御シーケンスに忠実に従って動作する。
【0014】なお、図1では、複写機本体1の右側およ
び左側にそれぞれ給紙カセット2および排紙トレイ3が
取り付けられ、なおかつ搬送経路7が図において右から
左に向かう直線である複写機を例示している。しかし、
たとえば給紙カセット2が下方に取り付けられ、排紙ト
レイ3が複写機本体1の内部に備えられ、搬送経路7が
直線でない複写機であってもこの発明を適用することが
できるのはもちろん、この発明は、搬送関連ユニット8
の数や形状などの変更によって搬送形態がどのように変
化しても容易に適用することができる。 2.搬送関連ユニットの構成 図2は、搬送関連ユニット8の内部構成を示す概念図で
ある。搬送関連ユニット8は、複写紙に搬送力を付与す
るための一対のローラ11を備えている。一方のローラ
の軸には、クラッチ81を介してモータ12の駆動力が
伝達されるようにされている。モータ12の回転数や回
転方向は、制御部13によって制御される。制御部13
は、モータ12の回転数、回転方向、ローラ11の圧接
状態等の搬送関連ユニット8の動作状態を制御する。こ
の制御は、後述するように、搬送関連ユニット8ごとに
独立して行われる。すなわち、各搬送関連ユニット8は
それぞれ独立して動作し、全体として、搬送関連ユニッ
ト8から次の搬送関連ユニット8への複写紙の搬送が実
現される。
【0015】システム本体10からの制御シーケンス
は、制御部13に与えられる。制御部13は、当該制御
シーケンスを翻訳し、モータ12の回転数や回転方向、
ローラ11の状態を制御する。このように、搬送関連ユ
ニット8では、システム本体10から与えられる制御シ
ーケンスが翻訳されてローラ11の回転や圧接状態が制
御される。また、そのような制御に加え、故障修復が自
律的に行われる。したがって、ハードウエア的またはソ
フトウエア的に搬送関連ユニット8を変更した場合で
も、システム本体10の基本的な機能を変更する必要は
なく、ユニット変更に柔軟に対処することができる。
【0016】このような搬送関連ユニット8に関連付け
て備えられているセンサ9は、前述のように、検出すべ
き内容に合わせて必要な数だけ設けられており、たとえ
ばローラ11の入口および出口に複写紙が存在するか否
か、ローラ11は円滑に回転しているか否か、ローラ1
1の圧接状態、モータ12の電流値などを検出し、各状
態に対応する信号をシステム本体10に与える。
【0017】なお、搬送関連ユニット8に備えられるア
クチュエータとして一対のローラ11を例にとって説明
しているが、アクチュエータとしては、たとえば搬送ベ
ルトのようなものであってもよく、要は給紙、用紙搬
送、排紙等を実現できるものであればよい。 3.システム本体を中心とする全体構成 図3は、システム本体10および搬送関連ユニット8の
内部構成を中心に示す機能ブロック図である。システム
本体10には、制御データ管理部20が備えられてい
る。制御データ管理部20は、センサ9の信号に基づい
て、予め定める更新周期ごとに、各搬送関連ユニット8
に関する情報をデータテーブル21に書き込む。具体的
には、各搬送関連ユニット8のSTATE 、各搬送関連ユニ
ット8におけるPaper Speed などが書き込まれる。これ
により、データテーブル21には、各搬送関連ユニット
8の現在の状態(最新の状態)が書き込まれていること
になる。
【0018】なお、この実施形態では、データテーブル
21および後述する知識ベースが状態記憶手段に相当す
る。システム本体10には、また、評価部22が備えら
れている。評価部22は、データテーブル21に書き込
まれている搬送関連ユニット8に関する情報に基づい
て、各搬送関連ユニット8ごとに、搬送関連ユニット8
の現在の状態を診断する。より具体的には、搬送関連ユ
ニット8が破損しているか否か、搬送関連ユニット8の
機能が低下しているか否か、用紙ジャムが発生するおそ
れがあるか否か、または用紙ジャムがすでに発生してい
るか否か、などを判断する。
【0019】診断の結果、故障が発生するおそれがあ
る、または故障が発生していると判断された場合(NO GO
OD) には、当該故障に対する修復を実現するために、シ
ーケンス立案部23に制御シーケンスの立案を要求す
る。シーケンス立案部23は、評価部22から制御シー
ケンスの立案が要求されたことに応答して、制御シーケ
ンスの立案処理を実行する。このとき、システム本体1
0に備えられている知識ベース24に書き込まれている
知識を参照する。
【0020】ここで、知識ベース24について簡単に解
説する。知識ベース24は、知識記憶手段として機能す
るもので、この知識ベース24には、故障修復に必要な
仮想モデルが知識として書き込まれている。具体的に
は、用紙経路モデル、ユニットモデル、用紙モデル、搬
送路モデル、センサモデルが書き込まれている。このう
ち用紙経路モデル、用紙モデル、搬送路モデルおよびセ
ンサモデルは、予め設定されている。詳細については後
述する。
【0021】一方、ユニットモデルは、システム本体1
0で予期されている搬送関連ユニット8の状態と実際の
搬送関連ユニット8の状態(たとえば搬送関連ユニット
8に含まれる部品(ローラ等)の劣化等)との差異に相
当する知識である。ユニットモデルは、データテーブル
から状況導出部25によって読み出されたデータによっ
て時々刻々更新される。ユニットモデルは、搬送関連ユ
ニット8の挙動の経時的変化に相当する情報であるとも
いえる。
【0022】さらに具体的に説明すると、状況導出部2
5には、搬送関連ユニット8が現在実行している制御シ
ーケンスの理想的な挙動情報がシミュレーション部26
から与えられる。状況導出部25は、データテーブル2
1に書き込まれている実際の搬送関連ユニット8の挙動
情報と上記理想的な挙動情報との差異を求め、この求め
た差異に関する情報をユニットモデルとして書き込む。
【0023】シーケンス立案部23は、このようなユニ
ットモデルを含む知識を利用することによって、制御シ
ーケンスを立案する。これにより、搬送関連ユニット8
の現在の状態を加味した制御シーケンスの立案を図るこ
とができる。なお、このシーケンス立案部23で立案さ
れる制御シーケンスはいわば骨格に相当する大まかなも
ので、最終的な制御シーケンスを得るには、後述する搬
送シミュレーションを行う必要がある。
【0024】また、シーケンス立案部23には、評価部
22からの要求の他に、複写速度の変更、搬送手順の変
更などの制御仕様の変更があった場合にも、外部から制
御シーケンスの立案の要求が与えられる。シーケンス立
案部23は、この場合にも、上述と同様に、制御シーケ
ンスを立案する。シーケンス立案部23で立案された制
御シーケンスは、シミュレーション部26に与えられ
る。
【0025】シミュレーション部26は、複写紙の搬送
をシーケンス立案部23から与えられる制御シーケンス
に従って仮想的にシミュレーションする。より具体的に
は、知識ベース24に書き込まれている用紙経路モデル
および用紙モデルに基づいて搬送経路および複写紙を仮
想的に設定し、この仮想複写紙を与えられた制御シーケ
ンスに従って仮想搬送経路上で搬送させる。そして、こ
のときの仮想用紙の振る舞いを認識する。また、搬送関
連ユニット8におけるPaper Speed などの定量情報を求
め、当該定量情報を制御シーケンスに反映させる。これ
により、制御シーケンスが完成する。
【0026】シミュレーション部26での搬送シミュレ
ーションの結果は、評価部22に与えられる。評価部2
2は、シミュレーション部26から与えられるシミュレ
ーション結果に基づいて、シーケンス立案部23で立案
された制御シーケンスが有効か否かを評価する。この評
価の結果、この制御シーケンスでは良好に用紙搬送がで
きずに故障修復は困難であると判断された場合(No Goo
d) には、シーケンス立案部23に対して制御シーケン
スの立案が再度要求される。一方、この制御シーケンス
ならば用紙搬送が良好にできて故障修復は可能であると
判断された場合(Good)には、当該制御シーケンスは分割
部27に与えられる。
【0027】なお、この実施形態では、評価部22およ
びシーケンス立案部23がそれぞれ診断手段および立案
手段に相当する。また、シミュレーション部26および
評価部22が判断手段に相当する。さらに、評価部2
2、シーケンス立案部およびシミュレーション部26を
合わせてシーケンス作成手段に相当する。分割部27
は、シーケンス提供手段として機能するもので、与えら
れる制御シーケンスをタスク分割し、この分割された各
制御シーケンスをそれぞれ対応する搬送関連ユニット8
に与える。すなわち、制御シーケンスは時系列的なプロ
グラムであるから、制御シーケンスの実行には複数の搬
送関連ユニット8が絡むことが予想される。したがっ
て、制御シーケンスの実行を担当すべき各搬送関連ユニ
ット8に対してそれぞれ適切な制御シーケンスが与えら
れる。
【0028】以上を簡単に要約すれば、システム本体1
0は、複数の搬送関連ユニット8で構成される給紙・搬
送系全体を常に監視し、用紙速度の低下や用紙ジャムが
発生しそうな場合かすでに発生した場合には、系全体の
機能を維持するために、改良された全体の制御シーケン
スを新たに作成して各搬送関連ユニット8に与えるので
ある。
【0029】搬送関連ユニット8の制御部13には、翻
訳部28が備えられている。翻訳部28は、システム本
体10から与えられる制御シーケンスを翻訳し、制御型
自己修復部29に与える。制御型自己修復部29には、
シーケンス実行部30が備えられている。シーケンス実
行部30には、翻訳部28から制御シーケンスが与えら
れる。シーケンス実行部30は、この与えられた制御シ
ーケンスに忠実に従ってモータ12(図2参照)の回転
数や回転方向、ローラ11の圧接状態などを制御する。
【0030】制御型自己修復部29には、また、独自の
プログラムに従って修復作業を担当する自律動作部31
が備えられている。自律動作部31は、システム本体1
0から与えられる制御シーケンスとは無関係に、故障を
診断し、その故障の修復作業を実行する。具体的には、
経時変化による部品劣化や外乱の影響などによる誤動作
などの故障を診断し、その修復を実行する。
【0031】このように、故障が発生するおそれがあ
る、または故障が発生していると診断された場合には、
搬送関連ユニット8の現在の状態を加味した制御シーケ
ンスを立案し、この制御シーケンスに従って搬送関連ユ
ニット8を動作させているので、故障に対する修復を動
的に図ることができる。したがって、給紙・搬送系にお
ける機能維持を図ることができる。
【0032】また、故障の修復を行うに当たって、実際
に複写紙を搬送させて修復案(制御シーケンス)の有効
性を評価しているのではなく、搬送シミュレーションに
よって修復案の有効性を評価しているので、複写機の動
作を中断することなく、故障修復を実現することができ
る。さらに、搬送シミュレーションによって修復案の有
効性を評価していることから、未知の故障に対しても柔
軟な修復を行うことができる。 4.制御シーケンスの立案の仕方 次に、制御シーケンスの立案についてさらに詳述する。
まずは、制御シーケンスの立案に不可欠な知識ベース2
4に書き込まれている知識について詳述する。
【0033】4−1.知識 4−1−1.用紙経路モデル 図4乃至図6は、用紙経路モデルを説明するための図で
ある。用紙経路モデルは、xy平面上に描かれた定量的
な地図として表現され、特定のポイントの座標などによ
って記述される。
【0034】より具体的には、図4に示すように、搬送
経路7(図1参照)をラインで表現し、搬送経路7上に
存在する搬送関連ユニット8をその実際の設置位置に応
じてユニットアドレスとしてライン上に表現する。さら
に、搬送経路7上に存在するセンサ9をその実際の設置
位置に応じてセンサアドレスとしてライン上に表現す
る。この用紙経路モデルでは、例示として、1つのセン
サ9の位置とアドレスとが示されている。さらにまた、
ラインのうち2つのユニットアドレスを連結する区間を
ブリッジとする。
【0035】このようにして表現されたユニットアドレ
ス、センサアドレスおよびブリッジは、図5のように記
述される。すなわち、ユニットアドレスは、当該ユニッ
トアドレスのxy平面上での座標、および当該ユニット
アドレスの状態によって記述される。「Paper Supply U
nit 」は、給紙ユニット4が組み込まれている状態を表
している。「Paper Feed Unit 」は、用紙搬送ユニット
6が組み込まれている状態を表している。「No Unit 」
は、何らユニットが組み込まれていない状態を表してい
る。
【0036】また、センサアドレスの場合も同様に、当
該センサアドレスのxy平面上での座標、およびセンサ
9が組み込まれているか否か、もしも組み込まれている
のであればどのようなタイプのセンサ9が組み込まれて
いるのかを表すセンサアドレスの状態によって記述され
る。一方、ブリッジは、ユニットアドレスおよびセンサ
アドレスとは異なる形態で記述される。すなわち、この
ブリッジの両端に相当する連結地点、連結形態および高
さによって記述される。連結地点とは、ユニットアドレ
スのことである。連結形態とは、当該ブリッジが直線な
のか曲線なのかを表すものである。高さとは、実際の搬
送経路において複写紙を詰まらせることなく搬送できる
高さを表すものである。
【0037】ブリッジの記述について図6を参照してさ
らに詳述する。ブリッジは、2つのユニットアドレスを
連結する上下2本のライン40,41で表現される。連
結形態は、2本のライン40,41の中心に描かれる同
心円42の旋回半径Rを利用して記述される。また、高
さは、2本のライン40,41の間隔に相当する。すな
わち、複写紙は2本のライン40,41の間を搬送され
ていくと仮定する。
【0038】4−1−2.センサモデル 図7および図8は、センサモデルを説明するための図で
ある。センサモデルは、図7に示すように、外界からの
刺激に対して所定の遅延時間経過後にディジタル的な電
気信号を出力するものとして表現される。そして、この
ように表現されたセンサモデルは、図8に示すように記
述される。
【0039】すなわち、名称がインデックスとされ、異
なる刺激ごとに遅延時間および出力レベルが対応付けら
れている。より具体的には、「Paper Exist 」が刺激で
ある場合、すなわち複写紙が存在する場合には、X(ms)
の遅延時間経過後に「H」レベルのディジタル信号が出
力される。「No Paper」が刺激である場合、すなわち複
写紙が存在しない場合には、XX(ms)の遅延時間経過後に
「L」レベルのディジタル信号が出力される。
【0040】4−1−3.用紙モデル 図9乃至図14は、用紙モデルを説明するための図であ
る。用紙モデルは、図9に示すように、複写紙上の特徴
点であるポイントと特定のポイント間の区間であるイン
ターバルとで表現される。より具体的には、複写紙上の
特徴点であるポイントには、複写紙の先端に相当するヘ
ッドポイント、複写紙の後端に相当するテールポイン
ト、および複写紙の搬送を実現するために、複写紙に力
学的作用を加えるべき搬送関連ユニット8に対応するユ
ニットポイントが含まれる。
【0041】ユニットポイントは、ドライビングモード
および複写紙に搬送力を付与できないフリーモードの2
種類のモードをとり得る。ドライビングモードは、搬送
関連ユニット8内に備えられたローラ11(図2参照)
が所定のニップ圧で圧接され、複写紙に搬送力を付与で
きる状態に対応している。逆に、フリーモードは、ロー
ラ11の圧接状態が解除され、複写紙に搬送力を付与で
きずに、複写紙を搬送できない状態に対応している。
【0042】インターバルは、複写紙の状態を表すため
の要素の1つであり、ヘッドポイント、テールポイント
および複写紙に搬送力を付与できるドライビングモード
のユニットポイントから構成される。ユニットポイント
のうちフリーモードを除外したのは、フリーモードでは
複写紙に搬送力を付与しないので、複写紙の状態に影響
を与えることがないからである。
【0043】以上のようにして表現されたヘッドポイン
ト、テールポイントおよびユニットポイントは、たとえ
ば図10のように記述される。より具体的には、ヘッド
ポイントおよびテールポイントは、図10(a) に示すよ
うに、名称および当該ポイントでの実際の複写紙の速度
に相当するリアル速度によって記述される。リアル速度
は、たとえば複写紙にローラ11(図2参照)を接触さ
せ、この状態のローラ11の回転数をエンコーダによっ
て検出し、この検出された回転数に基づいて算出される
ものである。また、ユニットポイントは、図10(b) に
示すように、名称、モード、当該ユニットポイントに対
応するユニットおよび当該ユニットポイントのリアル速
度によって記述される。
【0044】ところで、ユニットポイントがドライビン
グモードである場合、当該ユニットポイントは複写紙の
状態に影響を与えることになるが、その影響を区分する
と、次の3つのState に区分できる(図11参照)。 State1:正方向に力が加わっている State2:負方向に力が加わっている State3:固定されている したがって、モードとしてドライビングモードを設定す
る場合には、いずれのState を採用するかをも設定する
必要がある。そこで、この用紙モデルでは、ターゲット
速度というパラメータを利用し、次のようにして各Stat
e を表現することとしている。
【0045】ターゲット速度>0→State1 ターゲット速度<0→State2 ターゲット速度=0→State3 以上のように、この用紙モデルでは、ユニットポイント
のモード、およびこのモードがドライビングモードであ
る場合におけるターゲット速度が切り換えられることに
よって、複写紙に与えるべき影響が変化する。
【0046】ところで、ユニットポイントによって複写
紙に影響が与えられた場合、その影響はインターバルに
反映する。より具体的には、インターバルは2つのポイ
ント間を連結するものであるから、2つのポイントが複
写紙に与える影響によってインターバルの状態が変化す
る。そこで、この用紙モデルでは、図12に示すよう
に、複写紙の搬送方向上流側および下流側にあるポイン
トをそれぞれアッパーポイントおよびローアーポイント
とし、これら各ポイントのモードおよびターゲット速度
によってインターバルがどのような状態となるのかをも
記述することとしている。
【0047】ところで、インターバルの状態は、図13
に示すように、「N」,「TEAR」,「B.M.」の3つの基
準によって表現される。より具体的には、「N」はノー
マル、「TEAR」は引張限界、「B.M.」はたわみ限界に相
当する。図13において、「N」よりも「B.M.」側の領
域はたわみ気味を表し、「increase」と表現する。一
方、「N」よりも「TEAR」側の領域は引張気味を表し、
「decrease」と表現する。
【0048】図14は、ポイントのモードおよびターゲ
ット速度とインターバルの状態との関係を示す図であ
る。まずは、この図14で使用している用語を説明す
る。「TVlower 」および「TVupper 」は、それぞれ「ロ
ーアーポイントにおけるターゲット速度」および「アッ
パーポイントにおけるターゲット速度」である。「RVlo
wer 」および「RVupper 」はそれぞれ「ローアーポイン
トにおけるリアル速度」および「アッパーポイントにお
けるリアル速度」である。
【0049】「IState」はインターバルの状態である。
「〔N,TEAR〕」は、インターバルの状態が「N」と「TE
AR」との間、すなわち引張気味(decrease)であること
を表している。「〔N,BM〕」は、インターバルの状態が
「N」と「BM」との間、すなわちたわみ気味(inceras
e)であることを表している。さらに、「〔N,TEAR〕,
N」や「〔N,BM〕,N」は、それぞれ、インターバルの状
態が「N」を含む「N」と「TEAR」との間、あるいは
「N」を含む「N」と「BM」との間であることを表して
いる。
【0050】次に、この知識ベース24に書き込まれて
いる知識を利用したシーケンス立案部23における制御
シーケンスの立案について図15乃至図25を参照しな
がら詳述する。シーケンス立案部23は、上述のよう
に、評価部22からの要求、あるいは外部からの要求に
応じて、知識ベース24に書き込まれている知識を利用
して制御シーケンスを立案する。
【0051】4−2.制御シーケンスの立案に実際に用
いられるモデル シーケンス立案部23は、制御シーケンスの立案に際
し、知識ベース24に書き込まれている用紙経路モデル
および用紙モデルを次のようにして簡略化して表現す
る。すなわち、図15(a) に示すように、搬送経路を単
なる直線として仮想的に表現する。このとき、図15
(b) に示すように、仮想搬送経路における各ユニットア
ドレス間の長さを記述する。また、用紙モデルを当該仮
想搬送経路上に重ねる。
【0052】さらに、インターバルに関する情報を、図
15(c) に示すようなスロットに記述する。具体的に
は、インターバルに関する情報は、インターバルを識別
するための名称、アッパーポイントおよびローアーポイ
ントの名称、ならびにインターバルの状態である。イン
ターバルの状態は、後述するコンセプトとして決定され
る内容に相当する。
【0053】さらにまた、用紙モデルに関する情報を、
図15(d) に示すようなスロットに記述する。具体的に
は、用紙モデルに関する情報は、用紙モデルのサイズに
相当する名称、ヘッドポイントおよびテールポイントの
名称、摩擦係数、および長さである。 4−3.立案される制御シーケンスが満足すべき条件 シーケンス立案部23は、以上のようにして表現した仮
想搬送経路および仮想用紙を利用し、まず、制御シーケ
ンスを立案するに当たって満足すべき条件を決定する。
具体的には、まず、定性的仕様を決定する。定性的仕様
とは、制御シーケンスを立案するに当たって必ず満足し
なければならない強制的条件であって、用紙の初期状態
と用紙の搬送が完了した完了状態とで表されるものであ
る。用紙の完了状態は適当に決定される。この場合、完
了状態として、必要であれば、初期状態よりも搬送方向
上流側に決定される場合がある。すなわち、たとえば用
紙ジャムが発生するおそれがある場合、通常とは反対側
に搬送した方が故障を修復しやすいときもあるからであ
る。
【0054】用紙の初期状態は、次のようにして決定さ
れる。評価部22から制御シーケンスの立案が要求され
ている場合、知識ベース24に書き込まれているユニッ
トモデルを参照し、複写紙が実際に存在する搬送経路7
(図1参照)上の位置を、用紙モデルを仮想搬送経路に
対応付ける位置として把握し、当該位置に用紙モデルを
対応付けた状態を初期状態とする。すなわち、ユニット
モデルには、状況導出部25によって搬送関連ユニット
8の現在の状態に関する情報が書き込まれている。した
がって、この情報を参照すれば、複写紙が現在存在する
位置を把握することができる。一方、外部から制御シー
ケンスの立案が要求されている場合には、給紙カセット
に用紙が収納されている状態を対応付ける位置として把
握し、当該位置に用紙モデルを対応付けた状態を初期状
態とする。
【0055】初期状態および完了状態は、仮想用紙の先
後端と仮想搬送経路上の各ポイントとの位置関係によっ
て表現される。より具体的には、初期状態が図16(a)
に示すような状態である場合、初期状態は ヘッドポイント:〔U2,U1 〕 テールポイント:〔U1,nil〕 として表現される。ここに、〔U1,nil〕は、ユニットポ
イントU1よりも搬送方向上流側にあることを表してい
る。
【0056】また、完了状態が図16(b) に示すような
状態である場合、完了状態は、 ヘッドポイント:〔nil,U7〕 テールポイント:〔nil,U7〕 として表現される。ここに、〔nil,U7〕は、ユニットポ
イントU7よりも搬送方向下流側にあることを表してい
る。
【0057】また、定性的仕様の決定に際し、仮想用紙
を搬送するための条件が付加される。具体的には、用紙
モデル上にドライビングモードとなるユニットポイント
が少なくとも1箇所存在することが条件とされる。この
ようにして、定性的仕様が決定される。シーケンス立案
部23は、また、このようにして決定された定性的仕様
を満足するのに必要な定量的な仕様を決定する。定量的
仕様は、制御シーケンスの立案に際して必ずしも満足し
なくてもよい比較的緩い条件であって、複写速度などに
相当する。
【0058】さらに、シーケンス立案部23において満
足すべき条件として、定性的仕様および定量的仕様の他
に、予め定めるコンセプト(Concept) がある。コンセプ
トは、制御シーケンスを実行するのに当たって複写紙が
満足すべき状態を表したものである。具体的には、ノー
マルな状態で搬送するのか、引張気味で搬送するのか、
たわみ気味で搬送するのかを決定する条件である。記述
の仕方は、上記テーブルでのインターバルの状態と同様
に、「〔N,TEAR〕」や「〔N,BM〕,N」のようにする。こ
の決定されたコンセプトは、上記図15(c) に示したス
ロットに記述される。
【0059】シーケンス立案部23は、以上のような定
性的仕様、定量的仕様およびコンセプトを満足するよう
に、制御シーケンスを立案する。 4−4.区間推移列の作成 次に、制御シーケンスの立案の仕方について具体的に説
明を進めていく。先ずは、制御シーケンスの立案の第1
段階である区間推移列の作成を説明する。
【0060】4−4−1.区間推移列の作成に用いるモ
デル この区間推移列の作成の説明では、説明をさらに簡略化
するために、図17(a) に示すように、3つのユニット
アドレスおよび1つのセンサアドレスで表現された用紙
経路モデルを用いる。このとき、仮想用紙の長さを決定
するとともに、各アドレス間の長さを図17(b) に示す
ようにして記述する。また、図18に示すような定性的
仕様を決定したとする。すなわち、下記のように記述さ
れる定性的仕様である。 〈初期状態〉 ヘッドポイント:〔S1,U1 〕 テールポイント:〔U1,nil〕 〈完了状態〉 ヘッドポイント:〔nil,U3〕 テールポイント:〔nil,U3〕 4−4−2.区間推移列の作成の流れ このような前提において、シーケンス立案部23は、図
19(a) に示すように、ヘッドポイントおよびテールポ
イントが存在し得る区間(以下「フレーム」という。)
の組み合わせをすべて列挙する。このフレームにおい
て、上側がヘッドポイント、下側がテールポイントに対
応している。次いで、いずれかのフレームを対象とし、
当該フレームの状態から仮想用紙を仮想搬送経路上で仮
想的に搬送させたとき、当該フレームの次にヘッドポイ
ントおよびテールポイントが存在し得るフレームをすべ
て選び出し、当該フレームとのネットワークを作成す
る。この処理をすべてのフレームについて実行する。そ
の結果、図19(b) に示すようなネットワークを形成す
ることができる。
【0061】その後、定性的仕様を満足させるために、
図20に示すように、初期状態および完了状態をこのネ
ットワークに加える。具体的には、初期状態と同じ状態
のフレーム、または初期状態の次にヘッドポイントおよ
びテールポイントが存在し得るフレームを選び出し、当
該フレームと初期状態とを組み合わせる。図20(a)の
例では、初期状態と同じ状態のフレームが選び出されて
いる。また、完了状態と同じ状態のフレーム、または完
了状態の前の状態に相当するフレームを選び出し、当該
フレームと完了状態とを組み合わせる。図20(a) の例
では、完了状態の前の状態に相当するフレームが選び出
されている。
【0062】そして、この図20(a) のネットワークに
おいて、初期状態から完了状態に移行するのに最も短い
ステップとなるような組み合わせを探索する。その結
果、図20(b) に示すように、太線で結ばれた「初期状
態→a→b→・・・→l→m→完了状態」という組み合
わせが最も短いステップとなる組み合わせであるとして
探索される。この組み合わせが区間推移列である。
【0063】この探索された区間推移列を時間的要素を
加えて仮想搬送経路および仮想用紙で表現すると図21
に示すようになる。 4−5.制御シーケンスの作成 次に、この探索された区間推移列について、時間的に先
のフレームから次にフレームに推移するのに必要な推移
条件を求める。具体的には、ユニットポイントのモード
設定およびドライビングモードにした場合におけるター
ゲット速度の設定である。この求められた推移条件を時
系列的に列挙したものが制御シーケンスとなる。
【0064】4−5−1.作成される制御シーケンスが
満足すべき条件 次に、この推移条件を求める処理について説明する。推
移条件を求める処理を説明するに際し、上記区間推移列
を作成する処理を説明するときに使用したモデルでは説
明が複雑になるので、この推移条件を求める処理の説明
では、上記図17をさらに簡略化した図22(a) に示す
用紙経路モデルおよび用紙モデルを使用する。
【0065】図22(a) に示す用紙経路モデルは、3つ
のユニットアドレスU1,U2,U3のみで表現されたものであ
る。また、用紙モデルは、長さが150(mm) のものであ
る。さらに、ユニットアドレスU1,U2 間の長さおよびユ
ニットアドレスU2,U3 間の長さを図22(b) に示すよう
に記述する。また、定性的仕様である初期状態および完
了状態を図23に示すようなものとする。すなわち、次
のようにして記述される定性的仕様である。 〈初期状態〉 ヘッドポイント:〔U1,U2 〕 テールポイント:〔nil,U1〕 〈完了状態〉 ヘッドポイント:U3 テールポイント:〔U1,nil〕 この定性的仕様において、初期状態では、ユニットポイ
ントU1はフリーモードとされている。また、完了状態で
は、ユニットポイントU1,U2 はドライビングモードとさ
れている。
【0066】さらに、定量的条件は「1(sec)」、コンセ
プトは「ノーマル」であるとする。さらにまた、上述の
ような区間推移列の作成処理を実行した結果、図24に
示すように、フレームA〜Dに至る区間推移列が作成さ
れたものとする。 4−5−2.制御シーケンスの作成の流れ このような前提条件を元に、フレームAからフレームB
に移行するのに必要な条件を考えると、フレームAの状
態では、図25(a) に示すように、ドライビングモード
であるポイントが存在せずに、ヘッドポイントとテール
ポイントとの間のインターバル1が1つ存在するだけで
ある。そこで、ヘッドポイントとテールポイントとの間
にあるユニットポイントU1をドライビングモードにす
る。すなわち、推移条件として次の条件を得る。
【0067】UnitPoint1 : Driving mode また、この結果、フレームAの状態は、図25(b) に示
すように、ヘッドポイントとテールポイントとの間にド
ライビングモードのユニットポイントU1が存在し、2つ
のインターバル1,2があるフレームA′の状態とな
る。ここで、フレームAからフレームBに移行するとい
うことは、フレームA′からフレームBに移行するとい
うことに他ならない。この条件を満足するためには、フ
レームA′におけるヘッドポイントを、図25(c) に示
すように、ユニットポイントU2に一致させればよい。こ
れを実現するためには、フレームA′におけるヘッドポ
イントのリアル速度を正にすればよいことは明らかであ
る。
【0068】一方、図14に示した用紙モデルの一部で
あるポイントのモードおよびターゲット速度とインター
バルの状態との関係から明らかなように、ローアーポイ
ントであるヘッドポイントのリアル速度RVH を正にする
ためには、アッパーポイントであるユニットポイントU1
のターゲット速度TVU1を正にすればよいことがわかる。
すなわち、TVU1=X (X>0)とすると、フレームA′から
フレームBへの推移条件として次の条件を得る。
【0069】UnitPoint1 : DRIVE PAPER(X) このようにして求められた推移条件を元にフレームA′
を推移させた場合、テールポイントも矛盾なく移動する
ことは図14に示した関係からも明らかであるので、フ
レームA′からフレームBへの推移は確定的である。す
なわち、フレームAからフレームBへの推移が完了す
る。
【0070】一方、フレームA′におけるポイントおよ
びインターバルの状態は、図14に示した関係に基づけ
ば、次に示すようになる。 ヘッドポイント :リアル速度=X ユニットポイント1 :リアル速度=X テールポイント :リアル速度=X インターバル1の状態:ノーマル インターバル2の状態:ノーマル よって、コンセプトを満足している。
【0071】次に、フレームBからフレームCへの推移
を考える。フレームBからフレームCへの推移とは、一
言で言えば、フレームBにおけるヘッドポイントをユニ
ットポイントU2,U3 の間に推移させることである。すな
わち、用紙モデルは図25(d) に示すように表される。
この条件を満足させるためには、フレームBにおけるヘ
ッドポイントのリアル速度RVH を正にすればよい。一
方、当該ヘッドポイントのリアル速度RVH を正にするた
めには、図14に示した関係から、ユニットポイントU2
のターゲット速度TVU2を正にすればよいことがわかる。
そのため、TVU2=X (X>0)とすればよいが、ここで別の
条件が必要となる。
【0072】すなわち、この制御シーケンスの立案にお
けるコンセプトは、上述のように、ノーマルである。こ
れは、ユニットポイントU1,U2 間の区間に相当するイン
ターバルbの状態をノーマルに維持する必要があること
を意味する。一方、フレームAからフレームBへの推移
のときにユニットポイントU1のターゲット速度TVU1をす
でにX(X>0)と設定している。したがって、ユニッ
トポイントU2のターゲット速度TVU2を設定するときに、
当該ターゲット速度とユニットポイントU1のターゲット
速度TVU1とは常に同一である必要がある。言い換えれ
ば、TVU1≠TVU2となる時間が零である必要がある。その
ため、フレームAからフレームBに推移したときと同時
に、もしくは推移する以前に、TVU2=X としておかなけ
ればならないことになる。
【0073】以上の点を鑑みると、フレームBからフレ
ームCに推移するための推移条件として次の条件を得
る。 UNTIL(HeadPoint =UnitPoint2) UnitPoint2:DRIVE PAPER(X) 一方、フレームBにおけるポイントおよびインターバル
の状態は、図14に示した関係に基づけば、次に示すよ
うになる。
【0074】 ヘッドポイント :リアル速度=X ユニットポイント1 :リアル速度=X テールポイント :リアル速度=X インターバル1の状態:ノーマル インターバル2の状態:ノーマル よって、コンセプトを満足している。
【0075】次に、フレームCからフレームDへの推移
を考える。フレームCからフレームDへの推移とは、一
言で言えば、フレームCにおけるヘッドポイントをユニ
ットポイントU3に推移させることである。すなわち、用
紙モデルが図25(e) に示すように表される。この条件
を満足させるためには、フレームCにおけるヘッドポイ
ントのリアル速度RVH を正にすればよい。一方、ヘッド
ポイントのリアル速度RVH を正にするためには、アッパ
ーポイントであるユニットポイントU2のターゲット速度
TVU2を正にすればよいが、TVU2=X (X>0)はフレームB
からフレームCへの推移条件を得る際にすでに設定して
いる。したがって、新たに推移条件を追加することな
く、フレームCからフレームDへの推移を達成できる。
【0076】一方、フレームCにおけるポイントおよび
インターバルの状態は、図14に示した関係に基づけ
ば、次に示すようになる。 ヘッドポイント :リアル速度=X ユニットポイント1 :リアル速度=X ユニットポイント2 :リアル速度=X テールポイント :リアル速度=X インターバル1の状態:ノーマル インターバル2の状態:ノーマル インターバル3の状態:ノーマル よって、コンセプトを満足している。
【0077】以上の結果、フレームAからフレームDへ
の推移条件をまとめると、次のようになる。 UnitPoint1 : Driving mode UnitPoint1 : DRIVE PAPER(X) UNTIL(HeadPoint =UnitPoint2) UnitPoint2:DRIVE PAPER(X) これが制御シーケンスとなる。
【0078】なお、シーケンス立案部23で立案される
制御シーケンスは、いわば骨格のようなものであるとと
いうことは上述した。これは、速度Xが未確定である、
Until(HeadPoint =UnitPoint2) の時間タイミングが未
確定である、ということに起因している。これら未確定
要素は、上述したように、シミュレーション部26で実
行される搬送シミュレーションによって求められる。 5.その他 この発明の実施の形態の説明は以上のとおりであるが、
この発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
たとえば上記実施形態では、システム本体10を複写機
本体の内部に設ける場合について説明しているが、たと
えばシステム本体10を複写機本体とは別個の装置とし
てもよい。この構成によれば、複写機本体の内部の構成
の簡素化を図ることができる。
【0079】また、上記実施形態では、この発明を複写
機に適用する場合を例にとって説明しているが、この発
明は、プリンタやファクシミリ装置など、給紙・搬送系
を有する他の画像形成装置に適用できることはもちろん
である。その他、特許請求の範囲に記載された技術的事
項の範囲内において種々の設計変更を施すことは可能で
ある。
【0080】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、搬送経
路が自律動作可能な搬送関連ユニットによって形成さ
れ、なおかつ特定の場合には搬送関連ユニットの状態を
加味した制御シーケンスを作成し、この制御シーケンス
に従って搬送関連ユニットを動作させているから、ユニ
ット故障やユニット変更があっても、これに対処するよ
うな動作を各搬送関連ユニットに行わせることができ
る。したがって、給紙・搬送系の機能維持を図ることが
できる。
【0081】特に、請求項2記載の発明によれば、シミ
ュレーションによって制御シーケンスの適否を判断して
いるから、たとえば未知の故障に対しても有効な制御シ
ーケンスを作成することができる。また、搬送関連ユニ
ットは有効な制御シーケンスしか与えられないので、常
に、現在の状態に適応した動作をする。したがって、給
紙・搬送系の機能維持を確実に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態が適用される複写機の内
部構成のうち、この発明に関連する構成のみを簡略化し
て示す図である。
【図2】搬送関連ユニットの内部構成を簡略化して示す
図である。
【図3】複写機内のこの発明に関連する構成の機能ブロ
ック図である。
【図4】知識ベースに記憶されている用紙経路モデルを
説明するための図である。
【図5】同じく、知識ベースに記憶されている用紙経路
モデルを説明するための図である。
【図6】同じく、知識ベースに記憶されている用紙経路
モデルを説明するための図である。
【図7】知識ベースに記憶されているセンサモデルを説
明するための図である。
【図8】同じく、知識ベースに記憶されているセンサモ
デルを説明するための図である。
【図9】知識ベースに記憶されている用紙モデルを説明
するための図である。
【図10】同じく、知識ベースに記憶されている用紙モ
デルを説明するための図である。
【図11】ポイントがドライビングモードである場合に
おける用紙モデルに対する状態を説明するための図であ
る。
【図12】ローアーポイントとアッパーポイントとの関
係を説明するための図である。
【図13】インターバルがとり得る状態を説明するため
の図である。
【図14】ポイントのリアル速度とインターバルの状態
との対応関係を示す図である。
【図15】制御シーケンスの立案に必要な用紙経路モデ
ルおよび用紙モデルの表現の仕方を説明するための図で
ある。
【図16】制御シーケンスの立案に関する定性的仕様を
説明するための図である。
【図17】制御シーケンスの立案の一部である区間推移
列の作成を説明するために用いる用紙経路モデルおよび
用紙モデルを示す図である。
【図18】区間推移列の作成を説明する場合における定
性的仕様を説明するための図である。
【図19】区間推移列の作成を具体的に説明するための
図である。
【図20】区間推移列の作成の続きを説明するための図
である。
【図21】作成された区間推移列を用紙経路モデルと関
連付けて説明するための図である。
【図22】区間推移列の作成後の制御シーケンスの立案
を中心に説明するために用いる用紙経路モデルおよび用
紙モデルを示す図である。
【図23】区間推移列の作成後の制御シーケンスの立案
を中心に説明するために用いる定性的仕様を示す図であ
る。
【図24】区間推移列の作成後の制御シーケンスの立案
を中心に説明するために用いる区間推移列を示す図であ
る。
【図25】区間推移列の作成後の制御シーケンスの立案
を説明するための図である。
【符号の説明】
4 給紙ユニット 5 用紙搬送ユニット 6 排紙ユニット 7 搬送経路 8 搬送関連ユニット 9 センサ 13 制御部 20 制御データ管理部 21 データテーブル 22 評価部 23 シーケンス立案部 24 知識ベース 25 状況導出部 26 シミュレーション部
フロントページの続き (72)発明者 西野 博文 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 勝原 健二 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 高倉 利充 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 冨山 哲男 東京都台東区谷中3−21−5 メゾンドー ル大黒201 (72)発明者 梅田 靖 東京都多摩市永山1−3−3 プラザ永山 215 (72)発明者 坂尾 知彦 東京都足立区梅田1−31−9 いずみハイ ツ204

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】与えられる制御シーケンスに従って用紙搬
    送に関する動作を自律的に行う機能を有し、所定の順序
    で配置されることによって搬送経路を形成する複数の搬
    送関連ユニット、 各搬送関連ユニットに対応付けて設けられ、各搬送関連
    ユニットに関連する物理量を検出するための検出手段、 この検出手段で検出された物理量に応じた各搬送関連ユ
    ニットの状態が記憶される状態記憶手段、 用紙および搬送経路に関する知識が記憶された知識記憶
    手段、 状態記憶手段に記憶された搬送関連ユニットの状態が特
    定の状態である場合に、知識記憶手段に記憶された知識
    と、状態記憶手段に記憶されている搬送関連ユニットの
    状態とに基づいて、制御シーケンスを作成するためのシ
    ーケンス作成手段、 およびこのシーケンス作成手段で作成された制御シーケ
    ンスを上記搬送関連ユニットに与えるシーケンス提供手
    段を含むことを特徴とする自己修復機能を有する用紙搬
    送装置。
  2. 【請求項2】上記シーケンス作成手段は、上記状態記憶
    手段に記憶された搬送関連ユニットの状態が特定の状態
    であるかを診断するための診断手段、この診断手段での
    診断の結果、搬送関連ユニットの状態が特定の状態であ
    ると診断された場合に、制御シーケンスを立案するため
    の立案手段、この立案手段で立案された制御シーケンス
    が適切であるか否かを、上記知識記憶手段に記憶されて
    いる知識に基づいてシミュレートすることによって判断
    するための判断手段を含むものであることを特徴とする
    請求項1記載の用紙搬送装置。
  3. 【請求項3】上記シーケンス提供手段は、上記シーケン
    ス作成手段で作成された制御シーケンスを各搬送関連ユ
    ニットごとにタスク分割して各搬送関連ユニットに与え
    るものであることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の用紙搬送装置。
JP8125847A 1996-05-21 1996-05-21 自己修復機能を備えた用紙搬送装置 Pending JPH09311599A (ja)

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