JP2701716B2 - プラズマcvd装置 - Google Patents

プラズマcvd装置

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JP2701716B2
JP2701716B2 JP31217793A JP31217793A JP2701716B2 JP 2701716 B2 JP2701716 B2 JP 2701716B2 JP 31217793 A JP31217793 A JP 31217793A JP 31217793 A JP31217793 A JP 31217793A JP 2701716 B2 JP2701716 B2 JP 2701716B2
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semiconductor substrate
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substrate
heater
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淳 刈谷
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本発明は、プラズマC
VD装置に関し、特に半導体基板を載せる移載アームの
温度制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマCVD装置は図4に示す
ように、反応室1に、1つ又は複数の対向する電極2,
5を備えている。電極5は、半導体基板加熱ステージを
兼ねており、その内部には、半導体基板加熱ヒータ3と
熱電対3とが内蔵されている。
【0003】半導体基板9は、上下・回転方向への移動
可能な移載アーム6により、加熱ステージを兼ねた電極
5上に搬送され、所定の温度まで加熱される。ガス源1
3からの反応ガスは、1つ又は複数の電極2に設けられ
た図示しないガス導入口より反応室1内に導入される。
反応ガスが供給された反応室1内の電極2,5間には、
放電用電源12から高電圧が印加されて放電が発生さ
れ、加熱された半導体基板9の表面上に所望の膜が成膜
される。
【0004】移載アーム6は、半導体基板9を加熱ステ
ージを兼ねた電極5上に搬送した際、図2に示すよう
に、そのまま電極5の表面に設けられた溝に収納され、
半導体基板9の表面上に膜を成膜させている間、そのま
ま溝の中に待機している。成膜終了後、移載アーム6
は、電極5の溝から上昇し、回転運動により次のステー
ジへ処理済の半導体基板9を搬出し、再び加熱ステージ
表面にある溝に収納され、半導体基板表面上に膜を成膜
中は、溝の中で待機している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の問題点につ
いて図5を用いて詳細に述べる。プラズマ励起開始時、
移載アーム6上部領域の半導体基板温度TA1は、半導体
基板加熱ヒータが埋設されていないために、半導体加熱
ステージに直接接する領域の半導体基板温度TB1より低
くなり、半導体基板表面温度分布は、図5に示すように
なる。また、プラズマ励起終了時、移載アーム6上部領
域の半導体基板温度TA2は、冷却効果が悪いために、半
導体加熱ステージに直接接する領域の半導体基板温度T
B2より高くなり、半導体基板表面温度分布は、図5に示
すようになる。
【0006】このため、たとえば膜厚5000オングス
トロームの酸化膜成膜時においては、移載アーム上部領
域と半導体基板加熱ステージに直接接する領域との膜厚
差は、200オングストローム程度となっている。
【0007】本発明の目的は、半導体基板上に均一な膜
厚の成膜処理を行うようにしたプラズマCVD装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るプラズマCVD装置は、電極の対と、
移載アームと、温度調整部とを有し、電極の対間に電圧
を印加してプラズマを発生させることにより、一方の電
極上の半導体基板にプラズマCVD成膜処理を行うプラ
ズマCVD装置であって、電極の対は、互いに向き合わ
せに設置され、一方の基板支持用の電極は、半導体基板
を加熱するヒータと、移載アームを受け入れる溝とを有
し、移載アームは、半導体基板を支持し、該基板を基板
支持用電極に搬出入するものであり、成膜時基板を支持
したまま基板支持用電極の溝内に収納され、温度調整部
は、移載アームの温度を調整することにより、基板支持
用電極に直接接触した半導体基板の表面温度に対して移
載アーム上の半導体基板の表面温度が同一となるように
温度制御し、半導体基板の表面温度分布を均一化するも
のである。
【0009】また、温度調整部は、ヒータと、熱電対
と、温度コントローラと、温度調整器とを有するもので
あり、ヒータは、移載アームを加熱するものであり、熱
電対は、半導体基板温度を測定し、その測定値を温度コ
ントローラに出力するものであり、温度コントローラ
は、熱電対よりの出力信号を入力とし、ヒータの温度制
御用信号を温度調整器に出力するものであり、温度調整
器は、温度コントローラよりの出力信号を入力とし、移
載アーム上の半導体基板の表面温度を電極上の半導体基
板の表面温度に一致するようにヒータを駆動制御するも
のである。
【0010】また、温度調整部は、ヒータに加えて、冷
却機構を有し、冷却機構は、温度調整器の出力により移
載アームを冷却するものである。
【0011】
【作用】半導体基板は移載アームに支持されたまま基板
支持用電極上に搭載され、基板支持用電極のヒータによ
り加熱される。本発明では、半導体基板の一部を支持し
た移載アームの温度を、基板支持用電極のヒータにより
加熱された半導体基板の表面温度に対応させて制御する
ことにより、半導体基板全面の温度分布を均一化する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図により説明する。
【0013】(実施例1)図1は、本発明の実施例1を
示す平面図、図2は、図1のA−B線断面図、図3は、
図1のC−D線断面図である。
【0014】図において、本発明に係るプラズマCVD
装置は、電極2,5の対と、移載アーム6と、温度調整
部とを有し、電極2,5の対間に放電用電源12より電
圧を印加してプラズマを発生させることにより、一方の
電極5上の半導体基板9にプラズマCVD成膜処理を行
うものである。
【0015】電極2,5の対は、反応室1内に互いに向
き合わせに設置され、一方の基板支持用の電極5は、半
導体基板9を加熱するヒータ3と、移載アーム6を受け
入れる溝5aとを有している。また電極5には、電極5
上の半導体基板の温度を測定するための熱電対4が設け
てある。14は反応室の排気口、13はガス源である。
【0016】移載アーム6は、図1に示すように十字形
のアーム状をなして半導体基板9を複数支持し、基板9
を基板支持用電極5に搬出入するものであり、図2のよ
うに成膜時基板を支持したまま基板支持用電極5の溝5
a内に収納される。
【0017】温度調整部は、移載アーム6の温度を調整
することにより、基板支持用電極5に直接接触した半導
体基板9の表面温度に対して移載アーム6上の半導体基
板9の表面温度が同一となるように温度制御し、半導体
基板9の表面温度分布を均一化するものである。温度調
整部は、ヒータ3及び7と、熱電対4及び8と、温度コ
ントローラ18と、温度調整器10及び11とを有する
ものであり、ヒータ7は、移載アーム6を加熱させるも
のであり、熱電対8は、移載アーム6上の半導体基板温
度を測定し、その測定値を温度コントローラ18に出力
するものである。
【0018】温度コントローラ18は、熱電対4及び8
の出力信号を入力とし、ヒータ7の温度制御用信号を温
度調整器11に出力するものであり、また、熱電対4及
び8よりの出力信号を入力とし、ヒータ3の温度制御信
号を温度調整器10に出力するものである。また温度調
整部は冷却機構16を有しており、冷却機構16は、温
度調整器11の出力を受けて移載アーム6を冷却させる
ものである。
【0019】温度調整器11は、温度コントローラ18
よりの出力信号を入力とし、移載アーム6上の半導体基
板9の表面温度を基板支持用電極5上の半導体基板9の
表面温度に一致させるようにヒータ7及び冷却機構16
を駆動制御するものである。
【0020】実施例において、基板支持用電極5に埋設
された熱電対4の測定値と、移載アーム6に埋設された
熱電対8との測定値を入力とし、温度コントローラ18
は、ヒータ3、7の駆動用信号を温度調整器10,11
にフィードバックする。温度調整器10は、温度コント
ローラ18の出力を受けてヒータ3を駆動して、基板支
持用電極5に直接接触する半導体基板9を加熱させる。
一方、温度調整器11は、温度コントローラ18の出力
を受けて移載アーム6の加熱ヒータ7及び冷却機構16
を温度制御し、移載アーム6上部領域の半導体基板9の
表面温度が基板支持用電極5に直接接触する領域の半導
体基板9の表面温度に対して常に同一になるように温度
調整する。これにより、半導体基板9の全面における温
度分布が均一化されることとなる。
【0021】したがって、本発明によれば、移載アーム
6の上部領域と基板支持用電極5に直接接触する領域と
における半導体基板9上での膜厚差は、100オングス
トローム程度に低減され、膜厚の均一性は、向上する。
【0022】(実施例2)図6は、本発明の実施例2を
示す平面図、図7は、図6のE−F線断面図である。
【0023】本実施例において、半導体基板9上に膜を
成膜する構造は、実施例1と同様であるが、本実施例の
移載アーム15はピン状をなしてその先端で1枚の基板
9を支持するようになっている。
【0024】本実施例では、基板支持用電極5に埋設さ
れた熱電対4の測定値と移載アーム15に埋設された熱
電対8の測定値を参照して温度コントローラ18によっ
て設定される設定値を温度調整器11にフィードバック
し、温度調整器11により加熱ヒータ7及び冷却機構6
を温度制御して移載アーム15の温度を制御し、移載ア
ーム15上部領域と基板支持用電極5に直接接する領域
との半導体基板9の表面温度が常に同一になるように移
載アーム15の温度を独立に自動温度制御するようにし
たものである。その結果として、実施例1と同様に面内
均一性が改善される。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、プラズマ
CVD装置において、移載アームに埋設された熱電対の
測定値と半導体基板加熱ステージに埋設された熱電対の
測定値を参照して温度コントローラによって設定される
設定値を温度調整器にフィードバックし、温度調整器に
より、移載アーム上部領域と半導体基板加熱ステージ上
部領域の半導体基板温度を同一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す平面図である。
【図2】図1のA−B線断面図である。
【図3】図1のC−D線断面図である。
【図4】プラズマCVD装置を示す概略図である。
【図5】半導体基板上の温度分布を示す図である。
【図6】本発明の実施例2を示す平面図である。
【図7】図6のE−F線断面図である。
【符号の説明】
1 反応室 2 電極 3 加熱ヒータ 4 熱電対 5 電極 6 移載アーム 7 加熱ヒータ 8 熱電対 9 半導体基板 10 温度調整器 11 温度調整器 12 放電用電源 13 反応ガス 14 排気口 15 移載アーム 16 冷却機構 17 加熱ヒータ 18 温度コントローラ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極の対と、移載アームと、温度調整部
    とを有し、電極の対間に電圧を印加してプラズマを発生
    させることにより、一方の電極上の半導体基板にプラズ
    マCVD成膜処理を行うプラズマCVD装置であって、 電極の対は、互いに向き合わせに設置され、一方の基板
    支持用の電極は、半導体基板を加熱するヒータと、移載
    アームを受け入れる溝とを有し、 移載アームは、半導体基板を支持し、該基板を基板支持
    用電極に搬出入するものであり、成膜時基板を支持した
    まま基板支持用電極の溝内に収納され、 温度調整部は、移載アームの温度を調整することによ
    り、基板支持用電極に直接接触した半導体基板の表面温
    度に対して移載アーム上の半導体基板の表面温度が同一
    となるように温度制御し、半導体基板の表面温度分布を
    均一化するものであることを特徴とするプラズマCVD
    装置。
  2. 【請求項2】 温度調整部は、ヒータと、熱電対と、温
    度コントローラと、温度調整器とを有するものであり、 ヒータは、移載アームを加熱するものであり、 熱電対は、半導体基板温度を測定し、その測定値を温度
    コントローラに出力するものであり、 温度コントローラは、熱電対よりの出力信号を入力と
    し、ヒータの温度制御用信号を温度調整器に出力するも
    のであり、 温度調整器は、温度コントローラよりの出力信号を入力
    とし、移載アーム上の半導体基板の表面温度を電極上の
    半導体基板の表面温度に一致するようにヒータを駆動制
    御するものであることを特徴とする請求項1に記載のプ
    ラズマCVD装置。
  3. 【請求項3】 温度調整部は、ヒータに加えて、冷却機
    構を有し、 冷却機構は、温度調整器の出力により移載アームを冷却
    するものであることを特徴とする請求項2に記載のプラ
    ズマCVD装置。
JP31217793A 1993-12-13 1993-12-13 プラズマcvd装置 Expired - Lifetime JP2701716B2 (ja)

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