JP2701625B2 - 取付装置 - Google Patents

取付装置

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JP2701625B2
JP2701625B2 JP3306007A JP30600791A JP2701625B2 JP 2701625 B2 JP2701625 B2 JP 2701625B2 JP 3306007 A JP3306007 A JP 3306007A JP 30600791 A JP30600791 A JP 30600791A JP 2701625 B2 JP2701625 B2 JP 2701625B2
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hanging
notch
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nuts
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敏康 黒川
和仁 小嶋
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば天井埋め込み
形等のように吊り金具を介して吊り下げるタイプの空気
調和機の取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の取付装置としては図11
に示すように略L字状からなる板金ピースの吊り金具1
の一方の片A2に切欠穴3および折曲された係止片4、
他方の片B5に取付用長穴6を設け、空気調和機7本体
側壁に上記長穴6を介して固定し、図示されない天井面
よりの吊りボルト8を切欠穴3に挿通させ、ナット9、
ワッシャー10を吊りボルト8に螺合させ、上記空気調
和機7本体を所定位置にて固定させているものが知られ
ている。(例えば、実開昭63−66718号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の取
付装置では、例えば上下面を逆にして取り付けることが
できる空気調和機の場合、吊りボルト8が吊り金具1か
ら外れてしまわないように係止片4を下向にするべく、
一度本体より取り外し付け直さなければならなく工事時
間を多く要するとともに、付け直しを忘れた場合本体が
落下するという危険性があるという課題があった。
【0004】また、木箱等の梱包に本体を固定する手段
がなく、輸送時に製品が破損するという課題があった。
【0005】本発明は上記した従来の課題を解消するた
めになされたもので、天地を逆にして取り付けうる空
気調和機等の機器本体に対して、その都度付け直しをす
ることなく機器本体に固定したままで機器本体を天地逆
にも吊り固定することができる工事性の良い取付装置を
得ることであり、輸送時に機器本体の破損を防止するこ
とができる取付装置を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る取付装置
は、機器本体を吊りボルトとナットを使って吊り固定す
るために当該機器本体の側面に対して設けられる略L字
状に形成された吊り金具としての取付装置であって、そ
のL字状をなす一辺には機器本体に固定するための固定
穴を設け、他の一辺には吊りボルトを開口端から横方向
挿通させる切欠部を設け、この切欠部の開口端によ
り隔てられる一辺の端縁を一方については上方へ曲げ、
他方については下方へ曲げて上下に曲げ方向の異なるナ
ットを抜止めする抜止め用の係止片を設け、機器本体の
側面に固定したままで機器本体を吊りボルトとナットに
より天地逆にも吊り固定できるようにしたものである。
【0007】また、切欠部を有する一辺に取付穴を設け
たものである。
【0008】また、機器本体を吊りボルトとナットを使
って吊り固定するために当該機器本体の側面に対して設
けられる略L字状に形成された吊り金具としての取付装
であって、そのL字状をなす一辺には機器本体に固定
するための固定穴を設け、他の一辺には吊りボルトを開
口端から横方向に挿通させ得る切欠部と、切欠部の閉塞
を中心にする複数の穴とを設け、天井から垂下された
吊りボルトを切欠部に挿通させ、切欠部を有する一辺の
上面にはワッシャーとナットとを配置し、切欠部を有す
る一辺の下面には複数の穴に嵌入する凸部を有する座金
を装着し、この座金の下にナットを配設し、これら上下
のナットの吊りボルトへの螺合締め付けにより、座金の
凸部が切欠部を有する一辺の下面に設けられた複数の穴
に嵌入しながら締め付けられる構成となし、機器本体の
側面に固定したままで機器本体を吊りボルトと座金及び
ナットにより天地逆にも吊り固定できるようにしたもの
である。
【0009】
【作用】この発明においては、機器本体を点検口の位置
の関係や、二機連設して点検口を共用させるために天地
逆向きに取付けることになっても、上下いずれかの係止
片が吊りボルトの切欠部からの抜止めに機能することに
なり、取付装置を機器本体に固定したまま付け直すこと
なく機器本体を吊り固定することができる。
【0010】また、取付穴を使って梱包用木枠等に機器
本体を固定させることができる。
【0011】また、上下のナットの吊りボルトへの螺合
締め付けにより、座金の凸部が取付装置の切欠部を有す
る一辺の下面に設けられた複数の穴に嵌入しながら、回
転と移動を規制されつつ締め付けられることになり、取
付装置を機器本体に固定したまま付け直すことなく機器
本体を天地逆にも吊り固定することができる。
【0012】
【実施例】
実施例1.図1〜図6はこの発明の実施例1を示す図で
あり、図において15は空気調和機16の本体で、図示
されない天井内に配設され、それぞれ側壁17に設けら
れた送風口18にダクトパイプ(図示せず)が接続され
る。19は吊り金具で、鋼板にて略L字状に折曲されて
なり、この略L字状の一辺には上記本体15への固定用
の固定穴20が複数穿設されている。21は切欠部で、
上記吊り金具19の固定穴20を有する一辺以外の辺に
設けられた長穴状からなる。22、23はこの切欠部の
対向する入口端24に切り起しにて折曲された第1の係
止片と第2の係止片で、第1の係止片は上方に、第2の
係止片は下方に折曲されてなる。25は取付穴で、上記
切欠部21の開口端26とは逆方向に穿設されている。
27は吊りボルトで、天井面に一端が装着されている。
28はこの吊りボルトに螺合されるナット、29はワッ
シャ、30は空気調和機16の梱包用木枠、31はこの
木枠に空気調和機16を固定する木ねじ、32は上記吊
り金具19の取付ねじである。
【0013】上記のように構成された取付装置において
は、図2および図3に示すように本体15の両側面に相
対向して吊り金具19が固定穴20および取付ねじ32
にて側壁17に装着される。次に、天井よりの吊りボル
ト27の上部よりナット28、ワッシャ29およびワッ
シャ29、ナット28と各一対螺合させた後、吊り金具
19の切欠部21をワッシャ29とワッシャ29との間
に挿通させ、上下のナット28、ワッシャ29を吊りボ
ルト27に螺合させ、本体15の位置決めをしながら吊
りボルト27に固定することにて本体15が天井内に配
設される。この場合、取り付けにおいて吊りボルト27
が吊り金具19の開口端26側へ移動してもワッシャ2
9が第1の係止片22、第2の係止片23に当るので外
れることはない。
【0014】また、図4および図5に示すように吊り金
具19を逆に本体15に取り付けても同様であり、第1
の係止片22、第2の係止片23にて外れることはな
い。
【0015】また、本体15を輸送する場合は本体15
を梱包用木枠30に載置し、取付穴25に木ねじ31に
てねじ止めすることにて、本体15が木枠30に固定さ
れ、輸送中にずれたり、破損することはない。
【0016】実施例2.なお、上記実施例1ではねじ穴
20を円形にて形成したが、図7に示すように達磨穴と
することにて本体への取付作業がより簡単になる。
【0017】実施例3.また、図8に示すように第1の
係止片22と第2の係止片23とを対向するよう折曲し
てもよく、上記実施例1と同様の効果が得られる。
【0018】実施例4.また、図9に示すように切欠部
21を吊り金具19の取付面と平行ではなく、直角に設
けてもよく、上記実施例1と同様の効果が得られる。
【0019】実施例5. また、図10に示すように、吊り金具19の切欠部21
を有する一面に、切欠部21の閉塞側を中央にして切欠
部21を囲むように複数の穴40または凹みを設け、天
井から垂下された吊りボルト27を切欠部21に挿通さ
せ、切欠部21を有する面の上面にはワッシャー29と
ナット28とを配置し、切欠部21を有する面の下面に
は複数の穴40に嵌入する凸部41をコーナ部に有する
方形の座金42と、ナット28を配設することにより、
吊り金具19の施工性を向上させることができる。即
ち、これら上下のナット28を吊りボルト27に対して
スパナ等の工具を使って螺合締め付けすることにより、
座金42の凸部41が切欠部21を有する面の下面に設
けられた複数の穴40に嵌入し、回転と移動が規制され
ながら締め付けられることになり、施工性が向上する。
なお、上述の各実施例では空気調和機についての取付装
置を示したが、いずれも吊りボルト27で吊り固定され
る機器一般の取付装置として機能するものである。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、機器本体を上下逆向
きに取付けることになっても、上下いずれかの係止片が
吊りボルトの切欠部からの抜止めに機能することにな
り、取付装置を機器本体に固定したままで付け直すこと
なく機器本体を吊り固定することができ、安全性と施工
性が向上する。
【0021】また、取付穴を使って梱包用木枠等に機器
本体を固定させることができ、輸送時の機器本体の保護
機能が備わる。
【0022】また、上下のナットの吊りボルトへの螺合
締め付けにより、座金の凸部が取付装置の切欠部を有す
る一辺の下面に設けられた複数の穴に嵌入しながら、回
転と移動を規制されつつ締め付けられるので、取付装置
を機器本体に固定したままで付け直すことなく機器本体
を吊り固定することができ、より施工性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す吊り金具の斜視図で
ある。
【図2】この発明の実施例1を示し、下取付を示す部分
側面図である。
【図3】この発明の実施例1を示し、下取付を示す空気
調和機取付斜視図である。
【図4】この発明の実施例1を示し、上取付を示す部分
側面図である。
【図5】この発明の実施例1を示し、上取付を示す空気
調和機取付斜視図である。
【図6】この発明の実施例1を示し、梱包用木枠への空
気調和機の固定を示す斜視図である。
【図7】この発明の実施例2を示す吊り金具の斜視図で
ある。
【図8】この発明の実施例3を示す吊り金具の斜視図で
ある。
【図9】この発明の実施例4を示す吊り金具の斜視図で
ある。
【図10】この発明の実施例5を示す吊り金具および座
金の斜視図である。
【図11】従来の取付装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
15 本体 16 空気調和機 19 吊り金具 20 固定穴 21 切欠部 22 第1の係止片 23 第2の係止片 24 入口端 25 取付穴 40 穴 41 凸部 42 座金

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体を吊りボルトとナットを使って
    吊り固定するために当該機器本体の側面に対して設けら
    れる略L字状に形成された吊り金具としての取付装置で
    あって、そのL字状をなす一辺には前記機器本体に固定
    するための固定穴を設け、他の一辺には前記吊りボルト
    開口端から横方向に挿通させ得る切欠部を設け、この
    切欠部の前記開口端により隔てられる前記一辺の端縁を
    一方については上方へ曲げ、他方については下方へ曲げ
    て上下に曲げ方向の異なる前記ナットを抜止めする抜止
    め用の係止片を設け、前記機器本体の側面に固定したま
    まで機器本体を前記吊りボルトとナットにより天地逆に
    も吊り固定できるようにしたことを特徴とする取付装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の取付装置であって、切
    欠部を有する一辺に取付穴を設けたことを特徴とする取
    付装置。
  3. 【請求項3】 機器本体を吊りボルトとナットを使って
    吊り固定するために当該機器本体の側面に対して設けら
    れる略L字状に形成された吊り金具としての取付装置で
    あって、そのL字状をなす一辺には前記機器本体に固定
    するための固定穴を設け、他の一辺には前記吊りボルト
    を開口端から横方向に挿通させ得る切欠部と、この切欠
    の閉塞側を中心にする複数の穴とを設け、天井から垂
    下された吊りボルトを前記切欠部に挿通させ、切欠部を
    有する一辺の上面にはワッシャーとナットとを配置し、
    切欠部を有する一辺の下面には前記複数の穴に嵌入する
    凸部を有する座金を装着し、この座金の下にナットを配
    設し、これら上下のナットの前記吊りボルトへの螺合締
    め付けにより、前記座金の凸部が前記切欠部を有する一
    辺の下面に設けられた複数の穴に嵌入しながら締め付け
    られる構成となし、前記機器本体の側面に固定したまま
    で機器本体を前記吊りボルトと座金及びナットにより天
    地逆にも吊り固定できるようにしたことを特徴とする
    付装置。
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JP2013224771A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Mitsubishi Electric Corp 天井吊り下げ型空気調和機の取付装置
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