JP7173440B2 - 台車 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1実施形態に係る台車について、図1~図7を参照して説明する。
図1に示すように、第1実施形態の台車10は、荷台12と、荷台12の下に取付けられた走行輪14と、荷台12の側面に設けられた牽引部20と、を有している。荷台12には荷物40A~40Dが4段に積み重ねられたパレット41が載せられている。台車10は、牽引部20に連結された連結部材26を介して、牽引車30の連結部36に連結されている。
台車10の荷台12は、図2に示すように、平面視で外縁がほぼ正方形状の本体枠120を有する。本体枠120の下には、コーナー補強プレート131~134,中間補強プレート135,136及び中心補強プレート137(以下、まとめて「補強プレート」とも称する。)が設けられている。補強プレート131~137の下には、走行輪14が設けられている。
走行輪14の外径は約200mmであり、7個の走行輪14が、対応する7枚の補強プレート131~137のそれぞれの下面に回転自在に取付けられている。走行輪14は、いずれも市販の台車用キャスター等で構成できる。
本体枠120は、それぞれが正方形の4辺をなす4本の枠部材121~124と、正方形の内側に架け渡された1本の枠部材125とを有する。図4中の走行輪14の上に例示した枠部材123の断面のように、5本の枠部材121~125の断面形状は、コ字状である。枠部材121~125は、例えば軽溝形鋼等のチャンネル材を用いて構成される。なお、枠部材121~125の素材としては、十分な強度が確保される限り、樹脂等の金属以外の素材であっても好適に使用できる。
4枚のコーナー補強プレート131~134は、いずれも互いに等価な構成であるため、図2中の左上の隅の補強プレート131を代表的に用いて構成を説明する。コーナー補強プレート131は、ベースプレート131Aと、このベースプレート131Aの外縁に鉛直に立てて設けられた外側支持壁131Bとを有する。
2枚の中間補強プレート135、136は、互いに等価な構成であるため、図2中の左側の補強プレート135を代表的に用いて構成を説明する。中間補強プレート135は、平面視で、ほぼ正方形状のベースプレート135Aと、このベースプレート135Aの正方形の1辺の外縁において、鉛直に立ち上がるように設けられた外側支持壁135Bとを有する。
中心補強プレート137は、図2に示すように、本体枠120の正方形の内側に架け渡された枠部材125の長手方向の中央、すなわち荷台12の荷物40A~40Dの搭載面の中央に設けられている。中心補強プレート137は、2枚のL字状の取付けアングル139A,139Bを介して枠部材125に取付けられている。取付けアングル139A,139Bは、枠部材125の側面と中心補強プレート137の上面とに、同時に突き当てられている。
牽引部20は、図1及び図2に示すように、チャンネル部材22と、調整ボルト24とを備えている。チャンネル部材22は、図2に示すように、荷台12の枠部材123の外側の側面に、板状の台座150を介して、ボルト140A,140B及びナット140A,140Bによって固定されている。
連結部材26は、図2に示したように、平面視で矩形状の板であって、台車10と牽引車30との間を、板面をほぼ水平にして延びている。連結部材26は、鋼等の金属製であるが、樹脂等の金属以外の素材であってもよい。連結部材26の図2中の右端部には雌ねじ穴26Aが設けられると共に、左端部には貫通孔26Bが設けられている。
牽引車30は、1人乗りの小型の電動式牽引車であって、図1に示したように、車体32と、この車体32にそれぞれ回転自在に取付けられた前車輪34A及び後車輪34Bと、車体32の下部に設けられた連結部36とを有する。図示を省略するが、図1中の紙面の奥側の位置に、例示した後車輪34Bと対をなす別の一個の後車輪が、後車輪34Bと同軸で連結されて設けられている。
次に、第1実施形態に係る台車10の牽引方法を、図5を参照して説明する。まず、台車10の荷台12には、約1トンの重量物の荷物40A~40Dが載せられているものとする。重量物の荷物40A~40Dに応じて台車10の走行輪14は大径化されており、荷台12の高さは、牽引車30の連結部36より高くなる。
一方、図6中には、牽引部200の荷台12への取付け高さが調整されない比較例に係る台車100が、例示されている。比較例の台車100の牽引部200は、板状又は棒状の部材で構成されている。
第1実施形態に係る台車によれば、牽引部20の荷台12に対する取付け高さを調整して固定することができる。このため、牽引車30の連結部36の高さが低いときは、連結部36と牽引部20の高さがレベルとなるように牽引部20の高さを下げる。このように牽引部20の高さを調整することで、牽引部20の高さが連結部36より高いときに連結部材26を介して牽引車30の後車輪34Bを持ち上げるような力が発生しないようにすることができる。また、牽引部20は、高さを調整して荷台12に固定されるので、牽引中に高さが変わらない。このため、牽引車30の後車輪34Bのスリップを抑制でき、比較的軽量で小型の牽引車30であっても、荷台12に重量物が載せられた台車10を安定して牽引できる。
次に、第1実施形態の第1~第3変形例に係る台車について、図8~図9(B)を参照して説明する。なお、図1~図5に示した第1実施形態の台車10と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略し、差異点を中心に説明する。
図8に示すように、第1変形例の台車50においては、チャンネル部材52は、荷台12の下だけでなく、上にも突出して延びている。また、長孔52Aも、チャンネル部材52の上端から荷台12の下の走行輪14に亘って延びている。このため、調整ボルト24は、荷台12の下側だけでなく上側にもスライド可能になるので、調整ボルト24に連結される連結部材26の高さを荷台12よりも上げることができ、高さ調整の範囲が拡大する。
図9(A)に示すように、第2変形例の台車においては、チャンネル部材62の長孔62Aは、上端及び下端の両方の位置に円弧部分が形成され、上端は、開口していない。第2変形例の長孔62Aは、図3に示した長孔22Aと同様に、上下方向に沿って延び、長孔62Aによって、チャンネル部622の内側の空間が、外部と連通する。このため、第2変形例の台車においても、長孔62Aを用いて調整ボルト24を荷台12へ高さ調整可能に取付けて固定することができる。
図9(B)に示すように、第3変形例の台車においては、チャンネル部材72の長孔72Aは、上部及び下端が開口している。具体的には、長孔72Aは、2枚の板状のチャンネル部720,722の対向する端面の間の隙間によって実現される。第3変形例の長孔72Aは、図3に示した長孔22Aと同様に上下方向に沿って延び、長孔72Aによって、2枚の板状のチャンネル部720,722によって囲まれた内側の空間が、外部と連通する。このため、第3変形例の台車においても、長孔72Aを用いて調整ボルト24を荷台12へ高さ調整可能に取付けて固定することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る台車について、図9(C)を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略し、差異点を中心に説明する。
第2実施形態の台車は、図1に示した第1実施形態の台車10と同様に、荷台と、荷台の下に取付けられた走行輪と、荷台の側面に設けられた牽引部と、を有している。図9(C)に示すように、第2実施形態の台車では、チャンネル部材82のチャンネル部720に長孔ではなく、貫通孔82Aが、上下方向に沿って複数設けられている。複数の貫通孔82Aは、同一直線上にほぼ等間隔で配置され、複数の貫通孔82Aによって、チャンネル部822の内側の空間が、外部と連通する。
次に、本発明の第3実施形態に係る台車について、図10を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略し、差異点を中心に説明する。
第3実施形態の台車は、図1に示した第1実施形態の台車10と同様に、荷台と、荷台の下に取付けられた走行輪と、荷台の側面に設けられた牽引部と、を有している。図10に示すように、第3実施形態の台車では、第1実施形態のチャンネル部材22の代わりに、嵌合ベース部材92が、台車の荷台の側面に牽引部として設けられている。具体的には、嵌合ベース部材92は、フランジ部222の間に設けられたブロック状の嵌合ベース部922を有し、この嵌合ベース部922の牽引車30側の側面に、複数の嵌合凹部92A,92Bが、上下方向に沿って配置されている。
次に、本発明の第4実施形態に係る台車について、図11を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略し、差異点を中心に説明する。
図11に示すように、第4実施形態の台車300は、図1に示した第1実施形態の台車10と同様に、荷台12と、荷台12の下に取付けられた走行輪14と、荷台12の側面に設けられた牽引部20と、を有している。荷台12には、荷物40A~40Dが4段に積み重ねられたパレット41が、載せられている。台車300は、牽引部20に連結された連結部材26を介して、牽引車30の連結部36に連結されている。
12 荷台
14 走行輪
20 牽引部
22 チャンネル部材
22A 長孔
24 調整ボルト
24A 頭部
24B ねじ部
26 連結部材
28 ナット
30 牽引車
36 連結部
40A~40D 荷物
Claims (1)
- 荷物が載せられる荷台と、
前記荷台に取付けられた走行輪と、
前記荷台に対して高さを調整して固定され、牽引車の連結部に連結された連結部材が連結される牽引部であって、
前記荷台の側面に固定されたチャンネル部材と、
前記チャンネル部材へ高さ方向に形成された長孔と、
前記長孔に高さ方向へスライド可能に挿通され、頭部が前記チャンネル部材の内側に位置し、ねじ部の先端部に連結部材が連結され、前記チャンネル部材の外側からナットで前記チャンネル部材へ固定される調整ボルトと、を備える前記牽引部と、
を有する台車。
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- 2019-01-18 JP JP2019007365A patent/JP7173440B2/ja active Active
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