JP2701470B2 - 内燃機関用始動装置 - Google Patents

内燃機関用始動装置

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JP2701470B2
JP2701470B2 JP20572489A JP20572489A JP2701470B2 JP 2701470 B2 JP2701470 B2 JP 2701470B2 JP 20572489 A JP20572489 A JP 20572489A JP 20572489 A JP20572489 A JP 20572489A JP 2701470 B2 JP2701470 B2 JP 2701470B2
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combustion engine
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梶野  定義
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関に付設される始動装置(スタータ)
におけるハウジングの軸受支持部に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の軸受支持部の1例が第5図に示されて
いる(日本電装公開技報63−050参照)。1はアルミダ
イカスト製のハウジング、2はアーマチャあるいはクラ
ッチのシャフト、3はシャフト2の一端をハウジング1
のボス部(軸受支持部)4において支持するニードルベ
アリング、5はニードルベアリング3のシェル、6はニ
ードルベアリング3が圧入される軸受支持部4における
孔、7はニードルローラ、8はワッシャ、9はブレーキ
スプリング、10は保持器、11はクラッチのストップカラ
ーを示している。
ハウジング1の軸受支持部4は、内燃機関側の図示し
ないフライホィールあるいはリングギヤとの干渉を避け
るため、第6図にみられるように、下方部分における切
欠き形状による薄肉部材12を有する。
〔発明が解決しようとする課題〕
ハウジング1の軸受支持部の孔6にニードルベアリン
グ3を圧入するとき、第5図に示したもののようにブレ
ーキスプリング9によりベアリング3のシェル5の底壁
13が孔6の外に突出した形で残っている場合は比較的よ
いが、底壁(あるいは蓋)が孔6の中に嵌入して、軸受
支持部4の端面よりも底壁の外面が内側となるような場
合は、底壁が半径方向には殆んど変形しないので極めて
剛性が高く、そのために薄肉部材12において、14として
示した(第6図)ような割れを生じることがある。
また、ベアリングのシェル5とハウジング1の材質は
異なり、熱膨張係数には差があるので、孔6のゆるみか
らベアリング3が抜け出してしまうことも稀にはある。
本発明は、これらの従来技術の問題点を解消すること
を発明の解決課題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の内燃機関用始動装置は、ピニオンを支持して
駆動するシャフトの一端を支持するために、ハウジング
の一端の軸受支持部に設けられた孔に圧入されるベアリ
ングを有しており、前記孔には前記ベアリングの圧入さ
れる側の開口部において拡径部分が設けられていて、前
記ベアリングが圧入された時に前記ベアリングのシェル
との間に前記シェルの底壁の肉厚よりも大きい軸方向長
さの逃げ部が形成されるように前記拡径部分の軸方向長
さが定められており、さらに前記拡径部分にはベアリン
グの抜け止めとなるかしめ突部が設けられていることを
特徴とする。
〔作 用〕
本発明の内燃機関用始動装置は前記手段のような構成
から有するから、ベアリングをハウジングの軸受支持部
の孔に圧入するとき、ベアリングのシェルの底壁以外の
部分においては、孔に締め付けによってシェル自体が半
径方向に僅かに撓んで、孔を破損させるような大きな応
力を発生させることがなく、また、シェルの底壁部分で
は、孔の方に拡径部分によって逃げ部が形成されている
から、そこでも孔のまわりのハウジングの軸受支持部に
大きな応力を発生させることがない。したがって、軸受
支持部に薄肉部分が設けられていても、その部分で破損
(割れ)が生じるようなことが避けられる。
また、熱膨張によって軸受支持部の孔が弛んでも、か
しめ突部による抜け止めがなされているので、ベアリン
グが抜け出るのを確実に防止する。
〔実施例〕
本発明の第1実施例を示す第1図ないし第3図におい
て、第5図及び第6図に示した従来例と同じ部分には同
じ符号数字を付けている。これらの図において、15は孔
6の外側開口部を拡開する形で設けられた円錐面で、ベ
アリングのシェル5が孔6に圧入されたときの圧入代逃
げ部16をシェル5との間に形成する。逃げ部16の軸方向
の長さlは、すくなくともシェル5の底壁13の肉厚tよ
りも大きくなるように設定する。逃げ部16を設けること
によって、ベアリングの圧入による薄肉部分12の割れが
防止できる。
17はニードルベアリング3の抜け止めとして、円錐面
15上に突出して設けられるかしめ突部で、薄肉部分12を
避けて、第1図に示すように3個所ほど設ける。各突部
17は、V型のかしめ18を施こされて、ベアリングのシェ
ル5を抜け方向に保持し、保持部の孔6が熱膨張によっ
て弛んでも、ベアリング3が抜け出るのを防止する。
円錐面15やかしめ突部17は、ハウジング1をダイカス
ト成型するときに、孔6と共に形成される。なお、図中
において、19はシャフト2上に支持されるピニオンで、
図示しないリングギヤに対して係合、離脱するように、
シャフト2上を軸方向に移動することができる。
第4図には本発明の第2実施例が示されている。この
例では、逃げ部16がほぼ円筒形の面20によって形成され
ているが、図示していないかしめ突部などは第1実施例
と同様で、作用、効果もそれと大差がない。
〔発明の効果〕
本発明は前記のような構成と作用を有するから、ベア
リングの圧入によってハウジングの軸受支持部に生じる
おそれがある破損を防止することができるので、ハウジ
ングがリングギヤなどと干渉するような部分に十分な切
欠きを設けて薄肉部分を形成しても、強度上の心配がな
くなる。また、熱膨張によるベアリングの抜けも確実に
防止することができ、故障の少ない始動装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の側面図、第2図は第1図
のA−A線による断面図、第3図は第1図のB−B線に
よる断面図、第4図は第2実施例の要部を示す断面図、
第5図は従来例を示す断面図、第6図はその側面図であ
る。 1……ハウジング、2……シャフト、 3……ニードルベアリング、 4……ボス部(軸受支持部)、 5……シェル、6……孔、 7……ニードルローラ、8……ワッシャ、 9……ブレーキスプリング、 10……保持器、11……ストップカラー、 12……薄肉部分、13……底壁、 14……割れ、15……円錐面、 16……逃げ部、17……かしめ突部、 18……V型かしめ、19……ピニオン、 20……円筒面。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピニオンを支持して駆動するシャフトの一
    端を支持するために、ハウジングの一端の軸受支持部に
    設けられた孔に圧入されるベアリングを有しており、前
    記孔には前記ベアリングの圧入される側の開口部におい
    て拡径部分が設けられていて、前記ベアリングが圧入さ
    れた時に前記ベアリングのシェルとの間に前記シェルの
    底壁の肉厚よりも大きい軸方向長さの逃げ部が形成され
    るように前記拡径部分の軸方向長さが定められており、
    さらに前記拡径部分にはベアリングの抜け止めとなるか
    しめ突部が設けられていることを特徴とする内燃機関用
    始動装置。
JP20572489A 1989-08-10 1989-08-10 内燃機関用始動装置 Expired - Lifetime JP2701470B2 (ja)

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