JPH07279997A - 一方向クラッチ装置 - Google Patents

一方向クラッチ装置

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JPH07279997A
JPH07279997A JP6100611A JP10061194A JPH07279997A JP H07279997 A JPH07279997 A JP H07279997A JP 6100611 A JP6100611 A JP 6100611A JP 10061194 A JP10061194 A JP 10061194A JP H07279997 A JPH07279997 A JP H07279997A
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JP
Japan
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outer ring
ring shell
way clutch
housing
convex portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP6100611A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Iga
一生 伊賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07279997A publication Critical patent/JPH07279997A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数が少なく且つ加工工数も少なくして
取り付けた一方向クラッチの抜け止めを確実に防止する
ことの出来る一方向クラッチ装置を提供すること。 【構成】 外輪シェル1の円筒体1gの一方の端部にL
字形に曲げたフランジ部1bと該フランジ部から前記円
筒体1g側に延びる軸方向凸部1fとを形成し、ハウジ
ング4の壁面には回転軸5を挿通するための穴を穿設す
ると共に該穴の周方向に凹部4aを形成し、該ハウジン
グ4の壁面内側に前記外輪シェル1の円筒体1gの一方
の端部に形成したフランジ部1bを係止させると共に該
凹部4aには軸方向凸部1fを位置させて成ることを特
徴とする一方向クラッチ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、板金プレスシャ−シ
製ハウジング等に取り付ける一方向クラッチ装置、特に
回転トルクを受けたときの外輪の回転を確実に阻止する
ことの出来る一方向クラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】事務機器や家庭電化製品等のハウジング
に一方向クラッチを取り付ける場合、図7に示すように
板金プレスシャ−シ9にハウジング14を固定し該ハウ
ジング14に一方向クラッチ10を嵌め込んで取り付け
る。図8はこのハウジング14と一方向クラッチ10の
軸方向の一部断面図であるが、ハウジング14には外輪
シェル11を嵌合するように加工し、更に外輪シェル1
1の内周面には周方向に一定間隔でカム面11aが設け
られ回転軸15とこのカム面11aとの間にロ−ラ13
が配置されている。12は該ロ−ラ13を周方向一定間
隔に保持する保持器である。
【0003】また、図9に示す従来の一方向クラッチ2
0では内部にロ−ラ23と保持器22を配置した外輪2
1をブラケット24に圧入すると共に該ブラケット24
には外向きフランジ24aを形成してある。そして前記
ブラケット24の外向きフランジ24aは図10に示す
ように十字形の形状をしており、このフランジ24aを
嵌合させるハウジング(図示せず)にも形状が合致する
よう十字形の凹部を形成してある(実開平3−4932
号)。尚、前記ブラケット24の外向きフランジ24a
は十字形でなく該ブラケットの外向きフランジを回転不
能にハウジングに嵌め込む形状であれば良い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記するように従来の
板金プレスシャ−シに取り付ける一方向クラッチ装置は
部品点数が多く且つ一方向クラッチの外輪を嵌合させる
ためのハウジングやブラケット、更にはこれらのハウジ
ングやブラケットを回転不能に嵌合するための加工が必
要となる。
【0005】この発明は上記する課題に鑑みてなされた
ものであり、部品点数が少なく且つ加工工数も少なくし
て取り付けた一方向クラッチ装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、外輪シェルの内周面に一定
角度間隔に形成されたカム面と回転軸との間に保持器に
保持させたロ−ラを配置し、該外輪シェルをハウジング
に取り付けてなる一方向クラッチ装置において、前記外
輪シェルの円筒体の一方の端部に半径方向外方に延びる
フランジ部と該フランジ部から前記円筒体側に延びる少
なくとも1つの軸方向凸部とを形成し、ハウジングの壁
面には回転軸を挿通するための穴を穿設すると共に該穴
の周方向に少なくとも前記凸部に対応する凹部を形成
し、該ハウジングの壁面内側に前記フランジ部の前記凸
部側の面を係止させると共に前記凹部には前記軸方向凸
部を位置させて成ることを特徴とする。また、前記軸
方向凸部が、前記フランジ部の端縁を外輪シェルの円筒
体側に曲折して形成されていることを特徴とする。更
にまた、前記軸方向凸部が、前記フランジ部の端縁から
径方向内方部箇所に外輪シェルの円筒体側に切起こされ
た突起により形成されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記乃至の手段としたこの一方向クラッチ
装置では、外輪シェル1のフランジ部1bがハウジング
4で位置決めされ、また、外輪シェル1に回転トルクが
作用した場合、該外輪シェル1のフランジ部に形成した
軸方向凸部1cがハウジング4の凹部4bに嵌まってい
るため確実に外輪シェル1の回転を止めることが出来
る。更に、部品点数も少ないため組立作業もしやすく作
業能率を向上させることが出来る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。図1(A)はこの発明の一方向ク
ラッチ装置の軸方向断面図、図1(B)は図1(A)の
X−X矢視断面拡大図、図2は図1(A)のP矢視図で
ある。一方向クラッチは、金属板(例えはSPB2S)
で製作された外輪シェル1と、ロ−ラ3と、該ロ−ラ3
を保持する樹脂製保持器2とより構成される。前記外輪
シェル1には、内周面に等角度間隔にカム面1aが形成
してあるが、該内周面のカム面1aと回転軸5との間に
は前記保持器2のポケット2aに保持させたロ−ラ3が
配置される。尚、該保持器2のポケット2aには一方に
ロ−ラ3を付勢した状態で支持するばね2bが設けられ
ているが、従来周知でありしかも本発明の要旨とは関係
ないため詳細は省略する。
【0009】次に、前記外輪シェル1は、当初円筒体1
gの一端部をL字形に半径方向外方に曲折してフランジ
部1bを形成するとともに該フランジ部1bの周縁に所
定間隔に切欠凹部1dを形成する。実施例では図2にお
いて判るように、3か所に円周長の短いフランジ部分1
cが形成されるように、2個で1対の切欠凹部1dを3
対円周上に形成する。更に、上記フランジ部分1c(3
か所)はL字形に曲げた状態から更に外輪シェル1の円
筒体1f側に半円状に曲折し軸方向凸部1fとする。ま
た、外輪シェル1の円筒体1gの他端部は半径方向内方
に曲折してフランジ部1eを形成し保持器2等が抜けな
いようにしてある。
【0010】図3は板金プレスシャ−シ製のハウジング
4に前記一方向クラッチを取り付けた状態の軸方向断面
図、図4は図3のY−Y矢視方向から見たハウジング4
である。該ハウジング4には回転軸5を挿通させるため
の穴4aを穿設すると共に該穴4aの周方向に沿って凹
部4bを形成するが、該凹部4bは前記外輪シェル1の
端部の凸部1fが丁度嵌まるような凹部としてある。そ
して一方向クラッチを取り付けた場合、フランジ部1b
の前記凸部1c側の面はハウジング4の内壁4cと該ハ
ウジング4に取り付けた軸受6との間で挟持されるよう
に、凸部1fは穴4aの周方向に沿って設けた前記凹部
4bに嵌まるように取り付ける。尚、前記凸部1fは少
なくとも1つが形成されていれば良い。
【0011】即ち、この一方向クラッチ装置では、外輪
シェル1の円筒体1g部分はハウジング4の外側に位置
させ前記フランジ部1bで該ハウジング4に係止される
ように取り付けるのである。尚、上記するように前記凸
部1fはフランジ部1bを形成した後更に外側に曲折し
て形成するため軸方向の長さL(図1(A)参照)が大
きくなり確実に凹部に嵌めることが可能となり、後述す
るように回転トルクがかかった場合、外輪シェル1の回
転を防止することが出来る。また、この凸部1fの曲折
時凹部1dがあるため、加工が用意である。
【0012】図6はこの一方向クラッチ装置の外輪シェ
ル1のフランジ部1bと軸受6との間にスナップリング
7を配置した場合の軸方向断面図である。この図に示す
ようにスナップリング7を配置すると、外輪シェル1の
フランジ部1bと軸受6の内輪との摩擦を防止すること
が可能となり、また外輪シェル1の回転方向及び軸方向
のガタつきを抑えることが出来る。
【0013】図5(A)はさらに別の実施例で、外輪シ
ェル1のフランジ部1bの端縁から径方向内方部の箇所
に、略U字形のスリットを形成し、外輪シェル1の円筒
体1g側に切起こされた突起1hを形成して軸方向凸部
としても良い。これは図6(A)の矢視Qからみた図5
(B)にて良く理解できるところである。図5(A)
(B)の実施例によれば切り起こしだけで良いのでより
加工が容易となる。
【0014】上記構成としたこの一方向クラッチ装置で
は、外輪シェル1のフランジ部にL字形に形成したフラ
ンジ部1bがハウジング4により位置決めされ、更にハ
ウジング4と軸受6との間で係止しているため確実に外
輪シェル1の『抜け』を防止することが出来る。また、
前記回転軸5と外輪シェル1との間に『回転不能』方向
の回転トルクが作用した場合、該外輪シェル1のフラン
ジ部1bに形成した軸方向凸部1f、1hがハウジング
4の凹部4bに嵌まっているため確実に回転を止めるこ
とが出来る。更に、部品点数も少ないため組立作業もし
やすく作業能率を向上させることが出来る。
【0015】
【発明の効果】この発明の一方向クラッチ装置は以上詳
述したような構成としたので、外輪シェルを嵌め込むた
めのブラケット等は不要となり直接外輪シェルをハウジ
ング等に位置決めして固定するため部品点数を少なくす
ることが出来る。そしてクラッチの構造も簡単となり工
数も低減し作業能率を向上させることが出来る。更に一
方向クラッチに回転トルクがかかっても回転を確実に外
輪シェルの回転を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)はこの発明の一方向クラッチ装置の
軸方向断面図、図1(B)は図1(A)のX−X矢視断
面図である。
【図2】図1のP矢視図である。
【図3】板金プレスシャ−シ製のハウジングに一方向ク
ラッチを取り付けた状態の軸方向断面図である。
【図4】図3のY−Y矢視方向から見たハウジングであ
る。
【図5】図5(A)はこの発明の別の実施例である一方
向クラッチ装置の外輪シェルの軸方向断面図、図5
(B)は図5(A)のQ矢視図である。
【図6】この一方向クラチッチ装置の外輪シェルのフラ
ンジ部の凸部と軸受との間にスナップリングを配置した
実施例の軸方向断面図である。
【図7】従来の一方向クラッチ装置の軸方向の断面略図
である。
【図8】従来の一方向クラッチの軸方向の一部断面図で
ある。
【図9】従来の一方向クラッチ装置の軸方向の断面図で
ある。
【図10】図9に示すブラケットの斜視図である。
【符号の説明】
1 外輪シェル 1a カム面 1b フランジ部 1f、1h 凸部 2 保持器 2a 保持器ポケ
ット 3 ロ−ラ 4 ハウジング 4a 回転軸挿通穴 4b 凹部 5 回転軸 7 スナップリ
ング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪シェルの内周面に一定角度間隔に形
    成されたカム面と回転軸との間に保持器に保持させたロ
    −ラを配置し、該外輪シェルをハウジングに取り付けて
    なる一方向クラッチ装置において、前記外輪シェルの円
    筒体の一方の端部に半径方向外方に延びるフランジ部と
    該フランジ部から前記円筒体側に延びる少なくとも1つ
    の軸方向凸部とを形成し、ハウジングの壁面には回転軸
    を挿通するための穴を穿設すると共に該穴の周方向に少
    なくとも前記凸部に対応する凹部を形成し、該ハウジン
    グの壁面内側に前記フランジ部の前記凸部側の面を係止
    させると共に前記凹部には前記軸方向凸部を位置させて
    成ることを特徴とする一方向クラッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記軸方向凸部が、前記フランジ部の端
    縁を外輪シェルの円筒体側に曲折して形成されているこ
    とを特徴とする請求項第1項記載の一方向クラッチ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記軸方向凸部が、前記フランジ部の端
    縁から径方向内方部の箇所に外輪シェルの円筒体側に切
    起こされた突起により形成されていることを特徴とする
    請求項第1項記載の一方向クラッチ装置。
JP6100611A 1994-04-13 1994-04-13 一方向クラッチ装置 Pending JPH07279997A (ja)

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JP6100611A JPH07279997A (ja) 1994-04-13 1994-04-13 一方向クラッチ装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008275123A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Ntn Corp 一方向クラッチおよび一方向クラッチの製造方法
DE102014209430A1 (de) * 2014-04-03 2015-10-08 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Freilaufeinheit für Getriebeanwendungen

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008275123A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Ntn Corp 一方向クラッチおよび一方向クラッチの製造方法
WO2008139805A1 (ja) * 2007-05-07 2008-11-20 Ntn Corporation 一方向クラッチおよび一方向クラッチの製造方法
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