JPS602368Y2 - 回転軸の軸支構造 - Google Patents
回転軸の軸支構造Info
- Publication number
- JPS602368Y2 JPS602368Y2 JP2398880U JP2398880U JPS602368Y2 JP S602368 Y2 JPS602368 Y2 JP S602368Y2 JP 2398880 U JP2398880 U JP 2398880U JP 2398880 U JP2398880 U JP 2398880U JP S602368 Y2 JPS602368 Y2 JP S602368Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- inner ring
- rotating shaft
- bearing
- support structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、回転軸の軸支構造に係り、特に、大径のギヤ
とこのギヤの一側部に連続して同軸的に設けた小径の軸
受取付部とを端部に一体的に備える回転軸を、前記軸受
取付部に嵌着される内輪を備えた軸受を介してハウジン
グに回転自在に支承するようにした回転軸の軸支構造の
改良に関する。
とこのギヤの一側部に連続して同軸的に設けた小径の軸
受取付部とを端部に一体的に備える回転軸を、前記軸受
取付部に嵌着される内輪を備えた軸受を介してハウジン
グに回転自在に支承するようにした回転軸の軸支構造の
改良に関する。
上記した回転軸の軸支構造は、一般に、自動車用歯車変
速機の回転軸(入力軸、中間軸、出力軸等)においても
実施されていて、従来は、軸受の内輪を回転軸の軸受取
付部に圧入固定する方法、。
速機の回転軸(入力軸、中間軸、出力軸等)においても
実施されていて、従来は、軸受の内輪を回転軸の軸受取
付部に圧入固定する方法、。
又は回転軸の軸受取付部の軸長を軸受の内輪の軸長より
長くし回転軸のギヤと軸受取付部に嵌着固定したスナッ
プリング等固定手段間にて軸受の内輪を固定する方法に
より、軸受の内輪の軸方向への移動を規制している。
長くし回転軸のギヤと軸受取付部に嵌着固定したスナッ
プリング等固定手段間にて軸受の内輪を固定する方法に
より、軸受の内輪の軸方向への移動を規制している。
しかしながら、前者の方法により内輪の軸方向への移動
を規制した場合には、回転軸が大きな荷重を受けて使用
され、回転軸のたわみ、軸受ローラのスキュー等により
回転軸と内輪との間にてクリープが生じると、内輪の軸
方向への移動を規制し得なくなる。
を規制した場合には、回転軸が大きな荷重を受けて使用
され、回転軸のたわみ、軸受ローラのスキュー等により
回転軸と内輪との間にてクリープが生じると、内輪の軸
方向への移動を規制し得なくなる。
また後者の方法により内輪の軸方向への移動を規制した
場合には、回転軸の軸長が長くなることにより近年の要
求である小型、軽量化に対しては満足し得ない。
場合には、回転軸の軸長が長くなることにより近年の要
求である小型、軽量化に対しては満足し得ない。
本考案はかかる実状に鑑みなされたもので、以下にその
一実施例を図面に基づいて説明する。
一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は自動車用歯車変速機の一部を示していて、出力
軸10がローラ軸受20を介してミッションハウジング
30に回転自在に支承されている。
軸10がローラ軸受20を介してミッションハウジング
30に回転自在に支承されている。
出力軸10は、その右端部に、軸部11より大径のドラ
イブギヤ12と、このドライブギヤ12の右側部に連続
して同軸的に設けたドライブギヤ12より小径の軸受取
付部13とを一体的に備えており、その軸心には油孔1
4が設けられている。
イブギヤ12と、このドライブギヤ12の右側部に連続
して同軸的に設けたドライブギヤ12より小径の軸受取
付部13とを一体的に備えており、その軸心には油孔1
4が設けられている。
ドライブギヤ12はへりカルギヤであり、リングギヤ4
0と噛合している。
0と噛合している。
ローラ軸受20は、軸受取付部13に嵌着された内輪2
1と、ミッションハウジング30の取付孔31に圧入嵌
合された外輪22と、これら両輪21.22間に組付け
たケージ23及びローラ24からなる。
1と、ミッションハウジング30の取付孔31に圧入嵌
合された外輪22と、これら両輪21.22間に組付け
たケージ23及びローラ24からなる。
なお、この実施例においては、ローラ軸受20を潤滑す
る油が内輪21及び出力軸10の右端面とハウジング3
0に嵌着したカバー32間及び油孔14を流れる。
る油が内輪21及び出力軸10の右端面とハウジング3
0に嵌着したカバー32間及び油孔14を流れる。
しかして、この実施例においては、ドライブギヤ12の
右側部に、軸受取付部13と連続する環状の凹所12a
が同軸的に設けられている。
右側部に、軸受取付部13と連続する環状の凹所12a
が同軸的に設けられている。
またローラ軸受20の内輪21の左端部には、凹所12
a内に延出する鍔21b付の延出部21aが一体的に設
けられている。
a内に延出する鍔21b付の延出部21aが一体的に設
けられている。
この延出部21aは、凹所12a内にてドライブギヤ1
2のハブ部12bの溝12cに嵌着したスナップリング
50により鍔21bにて固定されていて、内輪21は軸
方向への移動(右方への抜け)を規制されている。
2のハブ部12bの溝12cに嵌着したスナップリング
50により鍔21bにて固定されていて、内輪21は軸
方向への移動(右方への抜け)を規制されている。
このように、本実施例においては、ドライブギヤ12に
設けた凹所12a内にてスナップリング50により内輪
21の延出部21aを固定して、内輪21の軸方向への
移動を規制したので、出力軸10の軸長を長くすること
なく内輪21の軸方向への移動を強固に規制でき、従来
の不具合を全て解消して、当該歯車変速機の小型 軽量
化を図ることができる。
設けた凹所12a内にてスナップリング50により内輪
21の延出部21aを固定して、内輪21の軸方向への
移動を規制したので、出力軸10の軸長を長くすること
なく内輪21の軸方向への移動を強固に規制でき、従来
の不具合を全て解消して、当該歯車変速機の小型 軽量
化を図ることができる。
第2図は本考案の変形例を示していて、この実施例にお
いては、内輪121の延出部121aの外周に環状の溝
12 l bが設けられている。
いては、内輪121の延出部121aの外周に環状の溝
12 l bが設けられている。
この溝121b内には凹所112a内にてドライブギヤ
112のハブ部112bの溝112cに嵌着したスナッ
プリング150の内周部が嵌合していて、内輪121は
軸方向への移動を規制されている。
112のハブ部112bの溝112cに嵌着したスナッ
プリング150の内周部が嵌合していて、内輪121は
軸方向への移動を規制されている。
この実施例は、上記実施例に比して、凹所の径が小さく
ても実施できるため、ギヤ径が小さい場合にも容易に実
施し得る。
ても実施できるため、ギヤ径が小さい場合にも容易に実
施し得る。
なお、本考案は、上記両実施例に限らず、大径のギヤと
このギヤの一側部に連続して同軸的に設けた小径の軸受
取付部とを端部に一体的に備える回転軸を、前記軸受取
付部に嵌着される内輪を備えた軸受を介してハウジング
に回転自在に支承するようにした種々の回転軸の軸支構
造において適宜変更して実施し得るものである。
このギヤの一側部に連続して同軸的に設けた小径の軸受
取付部とを端部に一体的に備える回転軸を、前記軸受取
付部に嵌着される内輪を備えた軸受を介してハウジング
に回転自在に支承するようにした種々の回転軸の軸支構
造において適宜変更して実施し得るものである。
要するに、本考案においては、上記種々の回転軸の軸支
構造において、ギヤの一側部に軸受取付部と連続する環
状の凹所を同軸的に設ける一方、内輪の一端部に前記凹
所内に向けて延出する延出部を一体的に設け、この延出
部を前記凹所内にてスナップリング等固定手段により前
記ギヤのハブ部に固定して、前記内輪の軸方向への移動
を規制するようにしたことにその特徴があり、これによ
り、回転軸の軸長を長くすることなく軸受内輪の軸方向
への移動を強固に規制でき、当該回転軸の軸支構造を備
える装置の小型・軽量化を図ることができる。
構造において、ギヤの一側部に軸受取付部と連続する環
状の凹所を同軸的に設ける一方、内輪の一端部に前記凹
所内に向けて延出する延出部を一体的に設け、この延出
部を前記凹所内にてスナップリング等固定手段により前
記ギヤのハブ部に固定して、前記内輪の軸方向への移動
を規制するようにしたことにその特徴があり、これによ
り、回転軸の軸長を長くすることなく軸受内輪の軸方向
への移動を強固に規制でき、当該回転軸の軸支構造を備
える装置の小型・軽量化を図ることができる。
第1図は本考案の一実施例を示す自動車用歯車変速機の
部分断面図、第2図は変形例を示す部分断面図である。 符号の説明10・・・・・・出力軸、12・・・・・・
ドライブギヤ、12a・・・・・・凹所、12b・・・
・・・ギヤのハブ部、13・・・・・・軸受取付部、2
0・・・・・・軸受、21・・・・・・内輪、21a・
・・・・・延出部、30・・・・・・ミッションハウジ
ング、50・・・・・・スナップリング。
部分断面図、第2図は変形例を示す部分断面図である。 符号の説明10・・・・・・出力軸、12・・・・・・
ドライブギヤ、12a・・・・・・凹所、12b・・・
・・・ギヤのハブ部、13・・・・・・軸受取付部、2
0・・・・・・軸受、21・・・・・・内輪、21a・
・・・・・延出部、30・・・・・・ミッションハウジ
ング、50・・・・・・スナップリング。
Claims (1)
- 大径のギヤとこのギヤの一側部に連続して同軸的に設け
た小径の軸受取付部とを端部に一体的に備える回転軸を
、前記軸受取付部に嵌着される内輪を備えた軸受を介し
てハウジングに回転自在に支承するようにした回転軸の
軸支構造において、前記ギヤの一側部に前記軸受取付部
と連続する環状の凹所を同軸的に設ける一方、前記内輪
の一端部に前記凹所内に向けて延出する延出部を一体的
に設け、この延出部を前記凹所内にてスナップリング等
固定手段により前記ギヤのハブ部に固定して、前記内輪
の軸方向への移動を規制するようにしたことを特徴とす
る回転軸の軸支構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2398880U JPS602368Y2 (ja) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | 回転軸の軸支構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2398880U JPS602368Y2 (ja) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | 回転軸の軸支構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56125531U JPS56125531U (ja) | 1981-09-24 |
JPS602368Y2 true JPS602368Y2 (ja) | 1985-01-23 |
Family
ID=29620082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2398880U Expired JPS602368Y2 (ja) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | 回転軸の軸支構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS602368Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5228533B2 (ja) * | 2008-02-28 | 2013-07-03 | トヨタ自動車株式会社 | 回転軸部材の支持構造 |
-
1980
- 1980-02-26 JP JP2398880U patent/JPS602368Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56125531U (ja) | 1981-09-24 |
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