JP2699675B2 - 画面検出器 - Google Patents

画面検出器

Info

Publication number
JP2699675B2
JP2699675B2 JP3049490A JP4949091A JP2699675B2 JP 2699675 B2 JP2699675 B2 JP 2699675B2 JP 3049490 A JP3049490 A JP 3049490A JP 4949091 A JP4949091 A JP 4949091A JP 2699675 B2 JP2699675 B2 JP 2699675B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
image
width
slit
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3049490A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04284441A (ja
Inventor
義之 山路
幸政 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP3049490A priority Critical patent/JP2699675B2/ja
Publication of JPH04284441A publication Critical patent/JPH04284441A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2699675B2 publication Critical patent/JP2699675B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、写真ネガフィルムの
画像幅、位置、隙間等を検出するための画面検出器に関
する。
【0002】
【従来の技術】ネガフィルムから印画紙にカラー画像を
焼付ける写真焼付装置では、カラー画像濃度を調光フィ
ルタを用いて最適濃度で焼付けるため、プリンタで焼付
けする前に予めスキャナユニットでネガフィルムの各画
像コマ毎の画像濃度状態をリニアイメージセンサで読み
取り、その読取りデータに基づいて調光フィルタや光源
の照度時間を調整してプリントを行なう。
【0003】かかる画像濃度を各画像コマ毎に読取る場
合、その前にそのコマの画面位置や幅やコマNo. 等を検
知し、これら検出データを各コマ毎に対応させておく必
要がある。このような処理をするため、一般にプリンタ
の上流位置には、例えばノッチ検出器、DXコード検出
器、画面検出器、あるいは135 または110 フィルム等の
パーフォレーション検出器、リニアイメージセンサが順
次ネガフィルムの搬送経路に沿って設けられているのが
普通である。
【0004】ネガフィルムは予め各画像コマの位置を示
すためノッチがフィルム幅端の画面中央に設けられてい
るものがあり、この場合はノッチ検出器のフォトセンサ
で画面位置が検出される。しかしノッチが刻設されてい
ないフィルム(外国製等)等もあり、その場合は画面検
出器により画面位置、幅等が検出される。
【0005】上記画面検出器は、一般には透過式の画面
検出器10が用いられる。この画面検出器10に対し
て、図4に示すように、凹面鏡1で反射されるハロゲン
ランプから成る光源2の照射光を非球面コンデンサレン
ズ3を通し、熱吸収フィルタ4で赤外部分の熱エネルギ
ーを吸収し、Bフィルタ(ブルー)5で所要の光を透過
させ、シリンドリカルレンズ6を介してフィルムガイド
7上のネガフィルム8を照射する光源が設けられてい
る。
【0006】照射された光はネガフィルムを透過して拡
散しながら画面検出器10に達する(図5参照)。画面
検出器10は、上部フィルムガイド11に設けた透過孔
12の上面にスリット孔13を有するスリット板14が
設けられ、このスリット孔13は狭いスリットで幅がネ
ガフィルム幅から成り、このスリット孔13を透過した
画像光は細長いスリット幅の受光像としてフォトダイオ
ード15で検出される。画面検出基板16は、このフォ
トダイオード15で検出された光信号を電気信号に変換
する回路基板として設けられ、その出力信号は図示しな
い電子制御回路へと送られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の透過式の画面検出器では、可能な限りフィルム表面
に近づけた形で設置されかつ光源からの照射をネガフィ
ルムに透過させた画像光はある程度の幅を有しフィルム
ガイド上部の透過孔へ達するが、その際透過光は色々の
方向に拡散し全てが集中的に透過孔へと導かれる訳では
ない。
【0008】ネガフィルム上面とフォトダイオードの受
光面との間にはスリット板、フィルムの通過溝d、及び
フィルムガイド上部等の厚みがあるため、結果的にはネ
ガフィルム上面から受光面までにはDという距離が生じ
てしまう。従って、ネガフィルムを通過する光は、フィ
ルムの厚さ、カールの状態等によってフィルム上面で拡
散されるためスリット面よりも広い範囲の透過光を受光
素子が検出してしまう。
【0009】この発明は、上述したような従来の画面検
出器の現状に留意してなされたものであり、光源からの
光を集光レンズを通してネガフィルムに照射し、その透
過光を等倍結像光学手段で伝送してこれを受光素子で正
確に検出することによって極めて高精度でかつフィルム
表面からセンサ受光面までの距離を自由に選択できる画
面検出器を提供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この発明の画面検出器は、光源と、フィルタを含むレン
ズユニットとを、レンズユニットを介してその光をネガ
フィルムに所定幅に集光照射するように設け、フィルム
からの所定幅の透過光を伝送する多数本の光ファイバ素
子によるレンズアイから成る等倍結像光学手段をネガフ
ィルムを挟んで対置し、この結像手段で伝送された光を
スリットを介して受光板に設けた受光量を検出する受光
素子で受光するように配置し、上記スリットの幅をフィ
ルム照射面内の受光したい任意の細線の幅と同じ幅とし
て成る構成としたのである。
【0011】
【作用】上記のように構成した画面検出器は、光源から
の光をレンズユニットを介して所定幅に集光してネガフ
ィルムを照射する。その透過光はさらに対置して設けら
れた等倍結像手段で集光され、強い光量の光として受光
板に照射される。受光板のスリットを通過した光は細線
状のスリット光として受光素子によって検知されるが、
そのスリット光によって画像と画像の隙間を調べること
により検知感度が極めて高く正確な画面検出ができる。
【0012】スリット光がフィルムの画像と画像の隙間
の境界位置にあるとき、隙間は一般に透明であるため透
過光量が増大する。このとき、境界付近の画像光も同時
に等倍結像光学手段により集光されて送られるが、射出
された光に含まれる画像光はスリット板でカットされ、
隙間の透過光のみがスリットを通過する。このため、隙
間の透過光は画像光に影響されず強い光として受光さ
れ、画像と隙間の境界を正確に検出できるのである。画
面検出器の設置位置はフィルム表面から自由な距離を選
択できる。
【0013】
【実施例】以下この発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は実施例の結像式画面検出器20の全
体概略構成を示す。この検知器に用いられる光源は従来
例と同様であり、同一部材には同一符号を付して説明を
省略する。従って、従来と同様に光源2の光は非球面コ
ンデンサレンズ3、熱吸フィルタ4、Bフィルタ5、シ
リンドリカルレンズ6から成るレンズユニットを介して
ネガフィルム8に照射される。
【0014】照射された光はネガフィルム8の上方に設
けられた集光ユニット20で受光される。この集光ユニ
ット20は、レンズアレイ21、スリット板22、フォ
トダイオード23、画面検出基板24から成る。レンズ
アレイ21は、等倍結像光学素子であり、素子径が約1
mm程度の光ファイバ素子21aを多数本並べてアレイを
形成したものから成る。
【0015】光ファイバは、グレーテッドインデックス
形のものが用いられ、光はファイバコア内を蛇行しなが
ら伝搬する。上記光ファイバ素子21aは、フレアー光
を除去するためレンズ間隙をシリコーン樹脂21bで充
たされ、ストレスを与えないようにゴム状のものが用い
られている。そして外側はレンズ(光ファイバ)の熱膨
張とほぼ同じ特性を持つガラス布基材エポキシ樹脂積層
板(F.R.P)21cで囲んでいる。
【0016】スリット板22は、薄い遮光板から成り、
その中央にネガフィルムとほぼ同じ幅でフィルムの長さ
方向に幅が約0.2mm程度の細線状のスリット22aが設
けられている。さらに、その上方には上記スリット22
aに対応する幅、長さの像を検出するフォトダイオード
23が設けられ、画面検出基板24に取付けられてい
る。フォトダイオード23は、検出された信号を基板2
4内で電気信号に変換し制御回路(図示省略)へ送り出
す。
【0017】上記のように構成したこの実施例の画面検
出器では、次のようにして画面を検出する。図2に示す
ように、光源2の光は従来の検出器と同様に非球面コン
デンサレンズ3、熱吸フィルタ4、Bフィルタ5、シリ
ンドリカルレンズ6等を介して集光され、ネガフィルム
8に照射される。この時、ネガフィルム8に結像される
光の幅は図示の記号Lである。
【0018】上記結像された光の透過光は、ネガフィル
ムの反射面で一部は拡散するが、大部分は集光レンズア
レイ21により集光され、このレンズアレイ21を通り
他端から射出されてスリット板22上で結像する。その
結像幅L’はLと同じであり、従ってこのレンズアレイ
21ではネガフィルムの像は像面をなすスリット板22
上に等倍の大きさでかつ正立実像として結像する。
【0019】上記スリット板22のスリット22aの幅
をS’(実際には略0.2mm程度)とすると、結像される
光のうちスリット22aを通過する光が受光素子として
のフォトダイオード23により受光される。この受光幅
S’はネガフィルム面上でも等倍であるからその幅Sは
S’に等しい。従って、理論上ネガフィルム上の画像幅
Sはセンサ受光面がフィルムに密着して検出している状
態に等しくなる。しかもネガフィルム面から受光センサ
までの距離は自由に設定できる。
【0020】以上のようにしてネガフィルム上の細線状
のスリット幅を検知するのであるが、この場合、ネガフ
ィルム上の各画像と画像の間の隙間、あるいは画像幅自
体又その中央位置は次のようにして検出する。画像間の
隙間には通常何も影像がなく、ネガフィルム自体の着色
だけで透明である。フィルム面上の線幅Sが集光幅S’
と等しいということは、この線幅Sが画像と画像の間の
隙間にあるとき、図2から分かるように、境界付近の画
像光も線幅Sの透過光に混合してレンズアレイ21へ入
射されて送られるが、スリット板22を通過する際はス
リット22の幅S’によりフィルム上の線幅Sの透過光
のみが通過し、画像光はスリット板22でカットされる
ことを意味する。
【0021】従って、ネガフィルムが移動するにつれて
画像がなくなった位置から次の画像までの隙間での受光
量は従来のように画像光が混合しないためフォトダイオ
ード23において増大する。この受光量の増大比が所定
の閾値(スレッシュホールド)を越えれば隙間であると
計算するようにマイクロコンピュータ(図示省略)のプ
ログラムを設定しておき、その出力信号により隙間を検
知することができる。
【0022】仮りに画像の両端が極めて薄い影像であ
り、画面境界が判別し難い場合は、例えばその画像の前
又は後の画像に対して画像境界位置を求め、計算により
その間の画像幅、位置より隙間を求めればよい。画像幅
は当然であるが、上記閾値による検出信号が出力されな
いフィルムの走行長さから求められる。中央位置につい
ても計算によって求められる。図3は光ファイバケーブ
ル25を併用し受光素子と基板を任意の位置に設置でき
るようにした例である。
【0023】
【効果】以上詳細に説明したように、この発明による画
面検出器は、光源からの光を受光する側の受光素子との
間に等倍結像光学手段とスリット板を設けて細線状のネ
ガフィルム透過光をスリット板のスリットを介して集光
するようにしたから、フィルムの細線幅の透過光には他
の画像光がスリット板でカットされるため含まれず、こ
のため受光素子の受光感量が増大し、画像幅、中央位
置、隙間等の画面状態をより正確に検出でき、しかも受
光素子をネガフィルムに密着して設けなければならない
という従来の透過式の画面検出器の制約がなく、受光素
子を任意の位置に設けることができるなど種々の利点が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の画面検出器の全体概略構成を示す斜視
【図2】図1の線II−IIから見た断面図を用いた作用の
説明図
【図3】光ファイバケーブルを併用した場合の概略構成
を示す斜視図
【図4】従来例の画面検出器の全体概略構成図
【図5】図4のA部の詳細図
【符号の説明】
1 凹面鏡 2 光源 3 非球面コンデンサレンズ 4 熱吸フィルタ 5 Bフィルタ 6 シリンドリカルレンズ 8 ネガフィルム 20 集光ユニット 21 レンズアレイ 21a 光ファイバ素子 22 スリット板 22a スリット 23 フォトダイオード 24 画面検出基板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、フィルタを含むレンズユニット
    とを、レンズユニットを介してその光をネガフィルムに
    所定幅に集光照射するように設け、フィルムからの所定
    幅の透過光を伝送する多数本の光ファイバ素子によるレ
    ンズアイから成る等倍結像光学手段をネガフィルムを挟
    んで対置し、この結像手段で伝送された光をスリットを
    介して受光板に設けた受光量を検出する受光素子で受光
    するように配置し、上記スリットの幅をフィルム照射面
    内の受光したい任意の細線の幅と同じ幅として成る画面
    検出器。
JP3049490A 1991-03-14 1991-03-14 画面検出器 Expired - Fee Related JP2699675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3049490A JP2699675B2 (ja) 1991-03-14 1991-03-14 画面検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3049490A JP2699675B2 (ja) 1991-03-14 1991-03-14 画面検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04284441A JPH04284441A (ja) 1992-10-09
JP2699675B2 true JP2699675B2 (ja) 1998-01-19

Family

ID=12832595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3049490A Expired - Fee Related JP2699675B2 (ja) 1991-03-14 1991-03-14 画面検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2699675B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927893B2 (ja) * 1980-03-28 1984-07-09 富士写真フイルム株式会社 ピンボケ画像の検出方法
JPS60214353A (ja) * 1984-04-11 1985-10-26 Hitachi Medical Corp フイルム画像読取り装置
JPS6247038A (ja) * 1985-08-26 1987-02-28 Fuji Photo Film Co Ltd 画像コマの検出停止方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04284441A (ja) 1992-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4467195A (en) Information detecting apparatus
US4547813A (en) Apparatus for controlling light distribution in line scan optical imaging systems
US4987499A (en) Image reading device
JP2699675B2 (ja) 画面検出器
JPH07225434A (ja) 画像読取装置
JPH07140515A (ja) 写真フィルム用コード情報読取装置
US4440840A (en) Photographic image-processing method
JP2005504351A (ja) 縦長の対象物の写像のための写像装置
JP2011517146A (ja) 光学スキャナーにおける光度の測定及び補正
JP2004295890A (ja) 光ファイバフェースプレートを用いるスキャナ透明媒体アダプタ
JP3066740B2 (ja) 結像システム
JPS609389B2 (ja) 固体走査光電変換装置
JP3599908B2 (ja) 屈折率測定方法及びその装置
EP0442699A2 (en) A colour separation scanner
JP3144724B2 (ja) 画像読取光学装置
US5325150A (en) Photographic scanner apparatus with reflection and transmission densitometry
JP2689838B2 (ja) 写真焼付装置における光源部の反射部材
JP2628941B2 (ja) 写真投影焼付け装置用測光装置
JP2525919Y2 (ja) スライドプリンタ用オートフォーカス機構
JP3033987B2 (ja) 原稿読取装置
JP4065934B2 (ja) オートフォーカス装置
JPS6261908B2 (ja)
JPH05130337A (ja) 原稿読取装置
JPS6073533A (ja) 自動露光調整方法
JPH0514602A (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970826

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees