JP2699594B2 - 磁気ディスク装置のヘッド位置決めシステム - Google Patents
磁気ディスク装置のヘッド位置決めシステムInfo
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、回動型の支持アームに再生ヘッドと記録ヘ
ッドとを別個に設け、前記再生ヘッドディスクのサーボ
信号をピックアップしてトラックサーボを行う磁気ディ
スク装置のヘッド位置決めシステムに関する。
ッドとを別個に設け、前記再生ヘッドディスクのサーボ
信号をピックアップしてトラックサーボを行う磁気ディ
スク装置のヘッド位置決めシステムに関する。
［発明の概要］ 本発明は、回動型の支持アームに再生ヘッドと記録ヘ
ッドとを別個に設け、ディスクにはサーボトラックとデ
ータトラックとを設け、これら以外の領域を非磁性層で
構成し、前記再生ヘッドで前記サーボトラックのサーボ
信号をピックアップしてトラックサーボを行う磁気ディ
スク装置のヘッド位置決めシステムにおいて、 前記支持アームの各回転位置における前記再生ヘッド
に対する前記記録ヘッドのディスク半径方向のシフト量
を求め、このシフト量だけ反対方向に前記サーボトラッ
クの中心を前記データトラックの中心に対してシフトさ
せて設けることにより、 記録ヘッドがデータトラックにジャストトラックして
走査されるために記録時のにじみ、消し残し等を生じる
ことなく適正な記録信号を記録でき、一方、再生ヘッド
はデータトラックにオフトラックして走査されるが、一
般にデータトラックよりも幅狭に構成されデータトラッ
ク内を走査するために再生にも支障がないものである。
ッドとを別個に設け、ディスクにはサーボトラックとデ
ータトラックとを設け、これら以外の領域を非磁性層で
構成し、前記再生ヘッドで前記サーボトラックのサーボ
信号をピックアップしてトラックサーボを行う磁気ディ
スク装置のヘッド位置決めシステムにおいて、 前記支持アームの各回転位置における前記再生ヘッド
に対する前記記録ヘッドのディスク半径方向のシフト量
を求め、このシフト量だけ反対方向に前記サーボトラッ
クの中心を前記データトラックの中心に対してシフトさ
せて設けることにより、 記録ヘッドがデータトラックにジャストトラックして
走査されるために記録時のにじみ、消し残し等を生じる
ことなく適正な記録信号を記録でき、一方、再生ヘッド
はデータトラックにオフトラックして走査されるが、一
般にデータトラックよりも幅狭に構成されデータトラッ
ク内を走査するために再生にも支障がないものである。
［従来の技術］ 磁気ディスクにはサーボトラックとデータトラックと
を円周方向に交互に設け、サーボトラックとデータトラ
ックを磁性層としそれ以外を非磁性層として構成したい
わゆるディスクリートトラックディスクがある。このデ
ィスクリートトラックディスクはデータトラックの幅を
記録ヘッド幅よりも狭く構成されており、記録時のにじ
み、消し残り等がなく記録信号を記録できる利点を有す
る。
を円周方向に交互に設け、サーボトラックとデータトラ
ックを磁性層としそれ以外を非磁性層として構成したい
わゆるディスクリートトラックディスクがある。このデ
ィスクリートトラックディスクはデータトラックの幅を
記録ヘッド幅よりも狭く構成されており、記録時のにじ
み、消し残り等がなく記録信号を記録できる利点を有す
る。
一方、ディスクドライブ装置のヘッド支持手段として
は小型・軽量化等のため回動型の支持アームを採用し、
又、記録再生手段としては高トラック密度化のため再生
ヘッドと記録ヘッドとを兼用することなく別々のものを
用いることがある。
は小型・軽量化等のため回動型の支持アームを採用し、
又、記録再生手段としては高トラック密度化のため再生
ヘッドと記録ヘッドとを兼用することなく別々のものを
用いることがある。
而して、第５図に示すように、回動型の支持アームを
採用し、この支持アームに再生ヘッド（Hp）と記録ヘッ
ド（Hr）の二つのヘッドを取り付け、記録媒体としてデ
ィスクリートトラックディスクを用いることによい、小
型・軽量で、且つ、記録時のにじみ等のない高密度記録
再生の磁気ディスク装置を作製することができる。
採用し、この支持アームに再生ヘッド（Hp）と記録ヘッ
ド（Hr）の二つのヘッドを取り付け、記録媒体としてデ
ィスクリートトラックディスクを用いることによい、小
型・軽量で、且つ、記録時のにじみ等のない高密度記録
再生の磁気ディスク装置を作製することができる。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記磁気ディスク装置にあっては、例
えば第５図に示す如く最内周トラック（Ti）で支持アー
ムの中心線（c1）、即ち、再生ヘッド（Hp）と記録ヘッ
ド（Hr）の中心線（c1）をトラック中心線（c2）に一致
するように配置すると、それ以外の位置ではヘッドの中
心線（c1）がトラック中心線（c2）とスキュー角度
（θ）をなすため一致しない。この角度な外周トラック
側へ行けば行くほど大きくなり最外周トラック（To）で
最大となる。従って、再生ヘッド（Hp）でトラックサー
ボをかけて記録モードが実行されると、再生ヘッド（H
p）がジャストトラックして走査するために、最内周ト
ラック（Ti）以外では記録ヘッド（Hr）はオフトラック
した位置を走査することになる。記録ヘッド（Hr）の端
がデータトラック上を走査するまでオフトラックする
と、記録時のにじみ消し残し等が生じるためディスクリ
ートトラックディスクを用いた意義がなくなる。
えば第５図に示す如く最内周トラック（Ti）で支持アー
ムの中心線（c1）、即ち、再生ヘッド（Hp）と記録ヘッ
ド（Hr）の中心線（c1）をトラック中心線（c2）に一致
するように配置すると、それ以外の位置ではヘッドの中
心線（c1）がトラック中心線（c2）とスキュー角度
（θ）をなすため一致しない。この角度な外周トラック
側へ行けば行くほど大きくなり最外周トラック（To）で
最大となる。従って、再生ヘッド（Hp）でトラックサー
ボをかけて記録モードが実行されると、再生ヘッド（H
p）がジャストトラックして走査するために、最内周ト
ラック（Ti）以外では記録ヘッド（Hr）はオフトラック
した位置を走査することになる。記録ヘッド（Hr）の端
がデータトラック上を走査するまでオフトラックする
と、記録時のにじみ消し残し等が生じるためディスクリ
ートトラックディスクを用いた意義がなくなる。
そこで、本発明は記録媒体としてディスクリートトラ
ックディスクを用いた場合にも記録ヘッドがデータトラ
ック上をジャストトラック走査して適正な記録信号を記
録する磁気ディスク装置のヘッド位置決めシステムを提
供することを目的とする。
ックディスクを用いた場合にも記録ヘッドがデータトラ
ック上をジャストトラック走査して適正な記録信号を記
録する磁気ディスク装置のヘッド位置決めシステムを提
供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するための本発明に係る磁気ディスク
装置のヘッド位置決めシステムは、基端側を回転自在に
支持された支持アームの先端には再生ヘッドと記録ヘッ
ドとを別個に設け、前記支持アームの回転で前記再生ヘ
ッドと前記記録ヘッドをディスクの略半径方向に移動
し、このディスクにはサーボ信号を記録するサーボトラ
ックとデータ信号を記録するデータトラックを設け、こ
のサーボトラックとデータトラック以外を非磁性層にて
構成され、前記データ信号を前記再生ヘッドにてピック
アップし、このピックアップしたサーボ信号に基づいて
前記支持アームの回転位置を変位してトラックサーボを
行う磁気ディスク装置のヘッド位置決めシステムにおい
て、 前記支持アームの各回転位置における前記再生ヘッド
に対する前記記録ヘッドのディスク半径方向のシフト量
を求め、このシフト量だけ反対方向に前記サーボトラッ
クの中心線を前記データトラックの中心線に対してシフ
トさせて設けたものである。
装置のヘッド位置決めシステムは、基端側を回転自在に
支持された支持アームの先端には再生ヘッドと記録ヘッ
ドとを別個に設け、前記支持アームの回転で前記再生ヘ
ッドと前記記録ヘッドをディスクの略半径方向に移動
し、このディスクにはサーボ信号を記録するサーボトラ
ックとデータ信号を記録するデータトラックを設け、こ
のサーボトラックとデータトラック以外を非磁性層にて
構成され、前記データ信号を前記再生ヘッドにてピック
アップし、このピックアップしたサーボ信号に基づいて
前記支持アームの回転位置を変位してトラックサーボを
行う磁気ディスク装置のヘッド位置決めシステムにおい
て、 前記支持アームの各回転位置における前記再生ヘッド
に対する前記記録ヘッドのディスク半径方向のシフト量
を求め、このシフト量だけ反対方向に前記サーボトラッ
クの中心線を前記データトラックの中心線に対してシフ
トさせて設けたものである。
［作用］ 再生ヘッドがディスクのサーボ信号をピックアップし
てトラックサーボがかけられ、再生ヘッドがサーボトラ
ックのジャストトラック位置を走査するが、サーボトラ
ックの中心線とデータトラックの中心線とが再生ヘッド
と記録ヘッドのディスク半径方向のシフト量だけずれて
いるため記録ヘッドがデータトラックのジャストトラッ
ク位置を走査して記録時には記録信号を記録する。一
方、再生ヘッドはデータトラックのオフトラック位置を
走査することになるが、再生ヘッドはデータトラック幅
よりも幅狭に構成されるので、オフトラックしても十分
にデータトラック内を走査するため再生に支障を生じる
ことがない。
てトラックサーボがかけられ、再生ヘッドがサーボトラ
ックのジャストトラック位置を走査するが、サーボトラ
ックの中心線とデータトラックの中心線とが再生ヘッド
と記録ヘッドのディスク半径方向のシフト量だけずれて
いるため記録ヘッドがデータトラックのジャストトラッ
ク位置を走査して記録時には記録信号を記録する。一
方、再生ヘッドはデータトラックのオフトラック位置を
走査することになるが、再生ヘッドはデータトラック幅
よりも幅狭に構成されるので、オフトラックしても十分
にデータトラック内を走査するため再生に支障を生じる
ことがない。
［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第１図（ａ），（ｂ）乃至第４図には本発明の一実施
例が示されている。
例が示されている。
第２図には磁気ディスク装置の概略構成図が示されて
いる。第２図において、支持アーム１の基端は回転軸1a
にて回転自在に支持されている。この回転軸1aがアーム
駆動手段（図示せず）にて回転されて下記する再生ヘッ
ド（Hp）と記録ヘッド（Hr）が最内周トラック（Ti）と
最外周トラック（To）間をディスク半径方向に移動す
る。支持アーム１の先端にはスライダ本体２が取り付け
られ、このスライダ本体２に上記した第４図に示す如く
再生ヘッド（Hp）と記録ヘッド（Hr）とが設けられてい
る。再生ヘッド（Hp）と記録ヘッド（Hr）は一定間隔隔
てて支持アーム１の中心線（c1）上に配置され、前方位
置に記録ヘッド（Hr）、後方位置に再生ヘッド（Hp）が
それぞれ設けられている。記録ヘッド（Hr）の幅（d1）
は再生ヘッド（Hp）の幅（d2）より十分に大きく構成さ
れている。そして、ディスク３の最内周トラック（Ti）
位置で支持アーム１の中心線（c1）、即ち、再生ヘッド
（Hp）と記録ヘッド（Hr）の中心線（c1）がトラック中
心線（c2）と一致するよう配置されている。
いる。第２図において、支持アーム１の基端は回転軸1a
にて回転自在に支持されている。この回転軸1aがアーム
駆動手段（図示せず）にて回転されて下記する再生ヘッ
ド（Hp）と記録ヘッド（Hr）が最内周トラック（Ti）と
最外周トラック（To）間をディスク半径方向に移動す
る。支持アーム１の先端にはスライダ本体２が取り付け
られ、このスライダ本体２に上記した第４図に示す如く
再生ヘッド（Hp）と記録ヘッド（Hr）とが設けられてい
る。再生ヘッド（Hp）と記録ヘッド（Hr）は一定間隔隔
てて支持アーム１の中心線（c1）上に配置され、前方位
置に記録ヘッド（Hr）、後方位置に再生ヘッド（Hp）が
それぞれ設けられている。記録ヘッド（Hr）の幅（d1）
は再生ヘッド（Hp）の幅（d2）より十分に大きく構成さ
れている。そして、ディスク３の最内周トラック（Ti）
位置で支持アーム１の中心線（c1）、即ち、再生ヘッド
（Hp）と記録ヘッド（Hr）の中心線（c1）がトラック中
心線（c2）と一致するよう配置されている。
第３図にはディスク３のフォーマット図が示されてい
る。第３図において、ディスク３には回転中心を中心と
して一定ピッチ間隔で半径の異なるトラックエリアが構
成され、この各トラックエリアにはサーボエリア（ES）
とデータエリア（ED）とが交互に形成されている。第１
図（ａ），（ｂ）に示すように、サーボエリア（ES）に
はサーボトラック（TS）が、データエリア（ED）にはデ
ータトラック（TD）がそれぞれ設けられており、サーボ
トラック（TS）とデータトラック（TD）とは磁性層、そ
れ以外の範囲を非磁性層として構成されている。サーボ
トラック（TS）はトラックアドレス部（TA）と三つのフ
ァインアドレス部（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）とから成る。
トラックアドレス部（TA）にはトラックアドレス信号が
記録され、ファインアドレス部（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）
には同一周波数のバースト信号が記録されている。ピッ
クアップしたバースト信号出力より（Ａ−Ｂ）/Cの式を
計算することによってサーボトラック（TS）の中心線
（c3）に対するオフトラック量を算出し、このファイン
アドレス部（Ａ），（Ｂ）の幅（d3）は再生ヘッド（H
p）の幅（d2）と同じにすればサーボ特性の向上となり
好ましい。データトラック（TD）はデータ信号が記録さ
れる領域であり、その幅は記録ヘッド（Hr）の幅（d1）
より狭く、再生ヘッド（Hp）の幅（d2）より広く構成さ
れている。第１図（ｂ）に示す如く最内周トラック（T
i）ではサーボトラック（TS）の中心線（c3）はデータ
トラック（TD）の中心線（c2）に一致するよう構成され
ているが、第１図（ｂ）に示す如く最内周トラック（T
i）以外のトラックではサーボトラック（TS）の中心線
（c3）はデータトラック（TD）の中心線（c2）に対して
シフトいた位置に配置されている。このシフト位置は、
第４図に示す如く、支持アーム１の各回転位置における
再生ヘッド（Hp）に対する記録ヘッド（Hr）のディスク
半径方向のシフト量（Ｘ）を求め、このシフト量（Ｘ）
だけ反対方向にずらした位置（Ｓ）に設定されている。
前記シフト量（Ｘ）は、再生ヘッド（Hp）と記録ヘッド
（Hr）の間隔をｌ、トラック中心線（c2）と支持アーム
１の中心線（c1）のスキュー角をθとすると、Ｘ＝lsin
θで求まり、外周トラックへ行くに従って大きな値とな
る。
る。第３図において、ディスク３には回転中心を中心と
して一定ピッチ間隔で半径の異なるトラックエリアが構
成され、この各トラックエリアにはサーボエリア（ES）
とデータエリア（ED）とが交互に形成されている。第１
図（ａ），（ｂ）に示すように、サーボエリア（ES）に
はサーボトラック（TS）が、データエリア（ED）にはデ
ータトラック（TD）がそれぞれ設けられており、サーボ
トラック（TS）とデータトラック（TD）とは磁性層、そ
れ以外の範囲を非磁性層として構成されている。サーボ
トラック（TS）はトラックアドレス部（TA）と三つのフ
ァインアドレス部（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）とから成る。
トラックアドレス部（TA）にはトラックアドレス信号が
記録され、ファインアドレス部（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）
には同一周波数のバースト信号が記録されている。ピッ
クアップしたバースト信号出力より（Ａ−Ｂ）/Cの式を
計算することによってサーボトラック（TS）の中心線
（c3）に対するオフトラック量を算出し、このファイン
アドレス部（Ａ），（Ｂ）の幅（d3）は再生ヘッド（H
p）の幅（d2）と同じにすればサーボ特性の向上となり
好ましい。データトラック（TD）はデータ信号が記録さ
れる領域であり、その幅は記録ヘッド（Hr）の幅（d1）
より狭く、再生ヘッド（Hp）の幅（d2）より広く構成さ
れている。第１図（ｂ）に示す如く最内周トラック（T
i）ではサーボトラック（TS）の中心線（c3）はデータ
トラック（TD）の中心線（c2）に一致するよう構成され
ているが、第１図（ｂ）に示す如く最内周トラック（T
i）以外のトラックではサーボトラック（TS）の中心線
（c3）はデータトラック（TD）の中心線（c2）に対して
シフトいた位置に配置されている。このシフト位置は、
第４図に示す如く、支持アーム１の各回転位置における
再生ヘッド（Hp）に対する記録ヘッド（Hr）のディスク
半径方向のシフト量（Ｘ）を求め、このシフト量（Ｘ）
だけ反対方向にずらした位置（Ｓ）に設定されている。
前記シフト量（Ｘ）は、再生ヘッド（Hp）と記録ヘッド
（Hr）の間隔をｌ、トラック中心線（c2）と支持アーム
１の中心線（c1）のスキュー角をθとすると、Ｘ＝lsin
θで求まり、外周トラックへ行くに従って大きな値とな
る。
以下、上記構成の作用について説明する。
記録再生時において、再生ヘッド（Hp）がサーボトラ
ック（TS）上を走査すると、再生ヘッド（Hp）がトラッ
クアドレス信号とバースト信号をピックアップする。こ
のピックアップしたトラックアドレス信号より現在走行
時のトラックアドレスを認識し、バースト信号よりオフ
トラック量を認識して再生ヘッド（Hp）がサーボトラッ
ク（TS）にジャストトラックして走行される。第１図
（ａ）に示す如く、最内周トラック（Ti）では再生ヘッ
ド（Hp）と記録ヘッド（Hr）がディスク半径方向にシフ
トしておらず、サーボトラック（TS）の中心線（c3）と
データトラック（TD）の中心線（c2）とが一致した位置
にあるため、再生ヘッド（Hp）と記録ヘッド（Hr）は共
にデータトラック（TD）にジャストトラックして走査さ
れる。第１図（ｂ）に示す如く、最内周トラック（Ti）
以外のトラックでは再生ヘッド（Hp）と記録ヘッド（H
r）がディスク半径方向にシフトしているが、それと同
シフト量だけサーボトラック（TS）の中心線（c3）とデ
ータトラック（TD）の中心線（c2）がシフトした位置に
あるため、再生ヘッド（Hp）はオフトラック位置を走査
するが記録ヘッド（Hr）はジャストトラック位置を走査
する。従って、記録ヘッド（Hr）は常にデータトラック
（TD）のジャストトラック位置を走査するためにデータ
トラック（TD）には記録時のにじみや消し残し等を生じ
ることなく適正な記録信号が記録される。再生ヘッド
（Hp）はこれに反しデータトラック（TD）のオフトラッ
ク位置を走査するが、再生ヘッド（Hp）がデータトラッ
ク幅よりも幅狭に構成されるので再生ヘッド（Hp）の端
がデータトラック（TD）外にはみ出すことがなく再生に
も支障は生じない。
ック（TS）上を走査すると、再生ヘッド（Hp）がトラッ
クアドレス信号とバースト信号をピックアップする。こ
のピックアップしたトラックアドレス信号より現在走行
時のトラックアドレスを認識し、バースト信号よりオフ
トラック量を認識して再生ヘッド（Hp）がサーボトラッ
ク（TS）にジャストトラックして走行される。第１図
（ａ）に示す如く、最内周トラック（Ti）では再生ヘッ
ド（Hp）と記録ヘッド（Hr）がディスク半径方向にシフ
トしておらず、サーボトラック（TS）の中心線（c3）と
データトラック（TD）の中心線（c2）とが一致した位置
にあるため、再生ヘッド（Hp）と記録ヘッド（Hr）は共
にデータトラック（TD）にジャストトラックして走査さ
れる。第１図（ｂ）に示す如く、最内周トラック（Ti）
以外のトラックでは再生ヘッド（Hp）と記録ヘッド（H
r）がディスク半径方向にシフトしているが、それと同
シフト量だけサーボトラック（TS）の中心線（c3）とデ
ータトラック（TD）の中心線（c2）がシフトした位置に
あるため、再生ヘッド（Hp）はオフトラック位置を走査
するが記録ヘッド（Hr）はジャストトラック位置を走査
する。従って、記録ヘッド（Hr）は常にデータトラック
（TD）のジャストトラック位置を走査するためにデータ
トラック（TD）には記録時のにじみや消し残し等を生じ
ることなく適正な記録信号が記録される。再生ヘッド
（Hp）はこれに反しデータトラック（TD）のオフトラッ
ク位置を走査するが、再生ヘッド（Hp）がデータトラッ
ク幅よりも幅狭に構成されるので再生ヘッド（Hp）の端
がデータトラック（TD）外にはみ出すことがなく再生に
も支障は生じない。
［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、回動型の支持アー
ムに再生ヘッドと記録ヘッドとを別個に設け、記録媒体
としてディスクリートトラックディスクを用いた磁気デ
ィスクのヘッド位置決めシステムにおいて、前記支持ア
ームの各回転位置における前記再生ヘッドに対する前記
記録ヘッドのディスク半径方向のシフト量を求め、この
シフト量だけ反対方向に前記サーボトラックの中心を前
記データトラックの中心に対してシフトさせて設けたの
で、記録ヘッドがデータトラックにジャストトラックし
て走査されるために記録時のにじみ、消し残し等を生じ
ることなく適正な記録信号を記録でき、一方、再生ヘッ
ドはデータトラックにオフトラックして走査されるが、
一般にデータトラックよりも幅狭に構成されデータトラ
ック内を走査するために再生にも支障がないという効果
を奏する。
ムに再生ヘッドと記録ヘッドとを別個に設け、記録媒体
としてディスクリートトラックディスクを用いた磁気デ
ィスクのヘッド位置決めシステムにおいて、前記支持ア
ームの各回転位置における前記再生ヘッドに対する前記
記録ヘッドのディスク半径方向のシフト量を求め、この
シフト量だけ反対方向に前記サーボトラックの中心を前
記データトラックの中心に対してシフトさせて設けたの
で、記録ヘッドがデータトラックにジャストトラックし
て走査されるために記録時のにじみ、消し残し等を生じ
ることなく適正な記録信号を記録でき、一方、再生ヘッ
ドはデータトラックにオフトラックして走査されるが、
一般にデータトラックよりも幅狭に構成されデータトラ
ック内を走査するために再生にも支障がないという効果
を奏する。
第１図（ａ）乃至第４図は本発明の実施例を示し、第１
図（ａ）は最内周トラックのパターン図、第１図（ｂ）
は最内周トラック以外のトラックのパターン図、第２図
は磁気ディスク装置の概略構成図、第３図はディスクの
フォーマット図、第４図はシフト量の算出を示す図であ
り、第５図は従来の支持アームの各回転位置におけるヘ
ッド配置状態を示す図である。 １……支持アーム、３……ディスク、Hp……再生ヘッ
ド、Hr……記録ヘッド、Ts……サーボトラック、TD……
データトラック、c2……データトラックの中心線、c3…
…サーボトラックの中心線。
図（ａ）は最内周トラックのパターン図、第１図（ｂ）
は最内周トラック以外のトラックのパターン図、第２図
は磁気ディスク装置の概略構成図、第３図はディスクの
フォーマット図、第４図はシフト量の算出を示す図であ
り、第５図は従来の支持アームの各回転位置におけるヘ
ッド配置状態を示す図である。 １……支持アーム、３……ディスク、Hp……再生ヘッ
ド、Hr……記録ヘッド、Ts……サーボトラック、TD……
データトラック、c2……データトラックの中心線、c3…
…サーボトラックの中心線。
Claims (1)
- 【請求項１】基端側を回転自在に支持された支持アーム
の先端には再生ヘッドと記録ヘッドとを別個に設け、前
記支持アームの回転で前記再生ヘッドと前記記録ヘッド
をディスクの略半径方向に移動し、このディスクにはサ
ーボ信号を記録するサーボトラックとデータ信号を記録
するデータトラックを設け、このサーボトラックとデー
タトラック以外を非磁性層にて構成され、前記データ信
号を前記再生ヘッドにてピックアップし、このピックア
ップしたサーボ信号に基づいて前記支持アームの回転位
置を変位してトラックサーボを行う磁気ディスク装置の
ヘッド位置決めシステムにおいて、 前記支持アームの各回転位置における前記再生ヘッドに
対する前記記録ヘッドのディスク半径方向のシフト量を
求め、このシフト量だけ反対方向に前記サーボトラック
の中心線を前記データトラックの中心線に対してシフト
させて設けたことを特徴とする磁気ディスク装置のヘッ
ド位置決めシステム。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32521689A JP2699594B2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 磁気ディスク装置のヘッド位置決めシステム |
| US07/625,487 US5235478A (en) | 1989-12-15 | 1990-12-11 | Disc drive apparatus with servo tracks offset from data tracks |
| EP90313549A EP0433059B1 (en) | 1989-12-15 | 1990-12-13 | Disc drive apparatus with tracking servomechanism |
| EP95107210A EP0670572B1 (en) | 1989-12-15 | 1990-12-13 | Disc drive apparatus with tracking servomechanism |
| DE69028186T DE69028186T2 (de) | 1989-12-15 | 1990-12-13 | Plattenantriebsgerät mit Spurfolge-Servo-Mechanismus |
| DE69032955T DE69032955T2 (de) | 1989-12-15 | 1990-12-13 | Scheibenantriebsgerät mit Spurfolgeservomechanismus |
| KR1019900020573A KR100215943B1 (ko) | 1989-12-15 | 1990-12-14 | 디스크구동장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32521689A JP2699594B2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 磁気ディスク装置のヘッド位置決めシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03187074A JPH03187074A (ja) | 1991-08-15 |
| JP2699594B2 true JP2699594B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=18174323
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32521689A Expired - Fee Related JP2699594B2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 磁気ディスク装置のヘッド位置決めシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2699594B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008204502A (ja) | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Fujitsu Ltd | 書き込みヘッドの位置決め方法 |
-
1989
- 1989-12-15 JP JP32521689A patent/JP2699594B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03187074A (ja) | 1991-08-15 |
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