JPH0351775Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0351775Y2 JPH0351775Y2 JP1983135759U JP13575983U JPH0351775Y2 JP H0351775 Y2 JPH0351775 Y2 JP H0351775Y2 JP 1983135759 U JP1983135759 U JP 1983135759U JP 13575983 U JP13575983 U JP 13575983U JP H0351775 Y2 JPH0351775 Y2 JP H0351775Y2
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- JP
- Japan
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- magnetic head
- rotating magnetic
- recording
- auxiliary
- track
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 12
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案は、信号記録時にトラツキングサーボを
かけ、高密度のガードバンドレス記録を可能にし
たビデオテープレコーダに関する。
かけ、高密度のガードバンドレス記録を可能にし
たビデオテープレコーダに関する。
背景技術
一般に、回転磁気ヘツドを用いるビデオテープ
レコーダでは、20μm程度のトラツクピツチに対
し、トラツク幅が24μm程度の回転磁気ヘツドが
用いられる。回転磁気ヘツドは、少なくとも一対
がヘツドドラムに対向配置されるが、仮に信号記
録密度を高める目的で、トラツク幅とトラツクピ
ツチを約1/10程度に縮小した場合、ヘツドドラム
の真円度(現在の工作精度で1〜2μmが限界とさ
れる)の影響を受けて、互いの回転磁気ヘツドの
軌跡が交叉してしまい、記録したばかりのトラツ
クに別の信号が重なつて記録される結果、前に記
録した信号が欠落してしまうという問題があつ
た。
レコーダでは、20μm程度のトラツクピツチに対
し、トラツク幅が24μm程度の回転磁気ヘツドが
用いられる。回転磁気ヘツドは、少なくとも一対
がヘツドドラムに対向配置されるが、仮に信号記
録密度を高める目的で、トラツク幅とトラツクピ
ツチを約1/10程度に縮小した場合、ヘツドドラム
の真円度(現在の工作精度で1〜2μmが限界とさ
れる)の影響を受けて、互いの回転磁気ヘツドの
軌跡が交叉してしまい、記録したばかりのトラツ
クに別の信号が重なつて記録される結果、前に記
録した信号が欠落してしまうという問題があつ
た。
一方、回転磁気ヘツドをヘツドドラムに固着せ
ず、バイモルフ構造の圧電素子振動板等の可動保
持体上に取り付け、トラツキングサーボをかけな
がら再生を行うダイナミツクトラツキング方式の
ビデオテープレコーダが、高忠実度トラツキング
への可能性を拡げるものとして期待されている。
しかし、この種のダイナミツクトラツキング方式
も、信号再生時のトラツキング性能の向上を図る
点で注目されているのが現状であり、信号記録時
にいかにして高密度記録を行うかといつ技術課題
について解答を与えるものではなかつた。
ず、バイモルフ構造の圧電素子振動板等の可動保
持体上に取り付け、トラツキングサーボをかけな
がら再生を行うダイナミツクトラツキング方式の
ビデオテープレコーダが、高忠実度トラツキング
への可能性を拡げるものとして期待されている。
しかし、この種のダイナミツクトラツキング方式
も、信号再生時のトラツキング性能の向上を図る
点で注目されているのが現状であり、信号記録時
にいかにして高密度記録を行うかといつ技術課題
について解答を与えるものではなかつた。
考案の開示
本考案は、上記問題点を解決したものであり、
信号をビデオテープに記録するさいに、主回転磁
気ヘツドが記録したトラツクを、圧電素子振動板
のヘツド保持体を駆動して補助回転磁気ヘツドに
より追跡させ、補助回転磁気ヘツドに隣接して設
けた副回転磁気ヘツドの軌跡と前記主回転磁気ヘ
ツドの軌跡が、無記録部分を残すことなく並行に
なるようにする。すなわち、補助回転磁気ヘツド
の再生信号をサーボ信号として用いることで、ヘ
ツド保持体を電気的に駆動し、副回転磁気ヘツド
を移動させ、これによつて主回転磁気ヘツドが記
録した記録トラツクと副回転磁気ヘツドが記録し
た記録トラツクとがガードバンド無しで隣接する
ようにしたビデオテープレコーダを提供すること
を目的とする。
信号をビデオテープに記録するさいに、主回転磁
気ヘツドが記録したトラツクを、圧電素子振動板
のヘツド保持体を駆動して補助回転磁気ヘツドに
より追跡させ、補助回転磁気ヘツドに隣接して設
けた副回転磁気ヘツドの軌跡と前記主回転磁気ヘ
ツドの軌跡が、無記録部分を残すことなく並行に
なるようにする。すなわち、補助回転磁気ヘツド
の再生信号をサーボ信号として用いることで、ヘ
ツド保持体を電気的に駆動し、副回転磁気ヘツド
を移動させ、これによつて主回転磁気ヘツドが記
録した記録トラツクと副回転磁気ヘツドが記録し
た記録トラツクとがガードバンド無しで隣接する
ようにしたビデオテープレコーダを提供すること
を目的とする。
この目的を達成するため、本考案は、磁気テー
プの端面と斜交するトラツク上を変位し、トラツ
キング制御を目的とするパイロツト信号を一切含
まない信号を交互に記録又は再生する主副一対の
回転磁気ヘツドと、該副回転磁気ヘツドに対して
回転方向後方に1トラツクピツチ分離間させて設
けた補助回転磁気ヘツドと、前記主回転磁気ヘツ
ドを保持する非可動保持体と、前記補助回転磁気
ヘツドと前記副回転磁気ヘツドを保持する電歪素
子で構成される可動保持体と、前記回転磁気ヘツ
ドによる信号の記録時に、前記補助回転磁気ヘツ
ドが前記主回転磁気ヘツドが記録した記録済みト
ラツクを全長に亙つて再生しつつ走査し、ガード
バンドレス記録が行われるよう、前記可動保持体
を電気的に駆動するトラツキングサーボ機構とを
設けて構成したことを特徴とするものである。
プの端面と斜交するトラツク上を変位し、トラツ
キング制御を目的とするパイロツト信号を一切含
まない信号を交互に記録又は再生する主副一対の
回転磁気ヘツドと、該副回転磁気ヘツドに対して
回転方向後方に1トラツクピツチ分離間させて設
けた補助回転磁気ヘツドと、前記主回転磁気ヘツ
ドを保持する非可動保持体と、前記補助回転磁気
ヘツドと前記副回転磁気ヘツドを保持する電歪素
子で構成される可動保持体と、前記回転磁気ヘツ
ドによる信号の記録時に、前記補助回転磁気ヘツ
ドが前記主回転磁気ヘツドが記録した記録済みト
ラツクを全長に亙つて再生しつつ走査し、ガード
バンドレス記録が行われるよう、前記可動保持体
を電気的に駆動するトラツキングサーボ機構とを
設けて構成したことを特徴とするものである。
本考案によれば、副回転磁気ヘツドの信号記録
時にトラツキングサーボ機構の作用により、補助
回転磁気ヘツドが、主回転磁気ヘツドの記録済み
トラツク上を全長に亙つて正確に走査するよう制
御するので、補助回転磁気ヘツドに対して1トラ
ツクピツチだけ回転方向後方に保持された副回転
磁気ヘツドは、主回転磁気ヘツドが記録したトラ
ツクに隣接するトラツク上を、ガードバンドを残
すことなく正確に走査し、これによりたとえトラ
ツクピツチを狭くしても、始端から終端までのど
の部分においても、記録トラツクどうしが少しで
も重なつたりする不都合をなくすことができ、信
号の欠落を生ずることなく高密度のガードバンド
レス記録が可能であり、また主回転磁気ヘツドは
非可動とし、副回転磁気ヘツドについてだけ補助
回転磁気ヘツドとともに可動としたので、ドラム
構造の簡単化が可能であり、しかもトラツキング
制御を目的とするパイロツト信号を一切用いない
ため、記録再生を第1義的な目的とする信号が本
来所有する占有帯域を、パイロツト信号による侵
害或はパイロツト信号への割譲等から守ることが
でき、これにより記録再生過程での信号劣化を最
小限に抑えることができ、同時にまたトラツキン
グ制御に付帯する回路構成の肥大化を避けること
ができ、記録トラツクを等ピツチに形成するとい
つた目的の範囲内で、最小限のコスト負担でもつ
て所期の目的を達成することができる等の優れた
効果を奏する。
時にトラツキングサーボ機構の作用により、補助
回転磁気ヘツドが、主回転磁気ヘツドの記録済み
トラツク上を全長に亙つて正確に走査するよう制
御するので、補助回転磁気ヘツドに対して1トラ
ツクピツチだけ回転方向後方に保持された副回転
磁気ヘツドは、主回転磁気ヘツドが記録したトラ
ツクに隣接するトラツク上を、ガードバンドを残
すことなく正確に走査し、これによりたとえトラ
ツクピツチを狭くしても、始端から終端までのど
の部分においても、記録トラツクどうしが少しで
も重なつたりする不都合をなくすことができ、信
号の欠落を生ずることなく高密度のガードバンド
レス記録が可能であり、また主回転磁気ヘツドは
非可動とし、副回転磁気ヘツドについてだけ補助
回転磁気ヘツドとともに可動としたので、ドラム
構造の簡単化が可能であり、しかもトラツキング
制御を目的とするパイロツト信号を一切用いない
ため、記録再生を第1義的な目的とする信号が本
来所有する占有帯域を、パイロツト信号による侵
害或はパイロツト信号への割譲等から守ることが
でき、これにより記録再生過程での信号劣化を最
小限に抑えることができ、同時にまたトラツキン
グ制御に付帯する回路構成の肥大化を避けること
ができ、記録トラツクを等ピツチに形成するとい
つた目的の範囲内で、最小限のコスト負担でもつ
て所期の目的を達成することができる等の優れた
効果を奏する。
考案を実施するための最良の形態
以下、本考案の実施例について、図面を参照し
て説明する。第1図は、本考案のビデオテープレ
コーダの一実施例の要部を示す概略構成図、第2
図は、ビデオテープ上のトラツクの一例を示す拡
大平面図である。
て説明する。第1図は、本考案のビデオテープレ
コーダの一実施例の要部を示す概略構成図、第2
図は、ビデオテープ上のトラツクの一例を示す拡
大平面図である。
第1図中、ビデオテープレコーダ1は、3ヘツ
ドヘリカルスキヤン方式であり、主副一対の回転
磁気ヘツド2,3が、回転ドラム4の円周を2分
割する位置に設けてあり。副回転磁気ヘツド3の
トラツキングを補助する補助回転磁気ヘツド3a
が、副回転磁気ヘツド3の近傍に配設してある。
主回転磁気ヘツド2は、非可動の保持体5に固定
してあるのに対し、副回転磁気ヘツド3と補助回
転磁気ヘツド3aは、可動保持体としてのバイモ
ルフ構造の圧電素子振動板6の先端部に、副,補
助の順で回転方向に1トラツクピツチ分だけ離間
させて固定してある。本実施例の場合、高密度記
録を目的とするため、通常の記録密度のビデオテ
ープレコーダ等と異なり、トラツクピツチは従来
に比較して十分に小さい値であり、主回転磁気ヘ
ツド2と副回転磁気ヘツド3のトラツク幅も、従
来に比較して十分小さな値に設定してある。ま
た、トラツキング制御を目的とするパイロツト信
号は一切用いておらず、このため記録再生を第1
義的な目的とする信号が本来所有する占有帯域
を、パイロツト信号等による侵害或はパイロツト
信号への割譲等から守ることができる。
ドヘリカルスキヤン方式であり、主副一対の回転
磁気ヘツド2,3が、回転ドラム4の円周を2分
割する位置に設けてあり。副回転磁気ヘツド3の
トラツキングを補助する補助回転磁気ヘツド3a
が、副回転磁気ヘツド3の近傍に配設してある。
主回転磁気ヘツド2は、非可動の保持体5に固定
してあるのに対し、副回転磁気ヘツド3と補助回
転磁気ヘツド3aは、可動保持体としてのバイモ
ルフ構造の圧電素子振動板6の先端部に、副,補
助の順で回転方向に1トラツクピツチ分だけ離間
させて固定してある。本実施例の場合、高密度記
録を目的とするため、通常の記録密度のビデオテ
ープレコーダ等と異なり、トラツクピツチは従来
に比較して十分に小さい値であり、主回転磁気ヘ
ツド2と副回転磁気ヘツド3のトラツク幅も、従
来に比較して十分小さな値に設定してある。ま
た、トラツキング制御を目的とするパイロツト信
号は一切用いておらず、このため記録再生を第1
義的な目的とする信号が本来所有する占有帯域
を、パイロツト信号等による侵害或はパイロツト
信号への割譲等から守ることができる。
主回転磁気ヘツド2と副回転磁気ヘツド3は、
それぞれ非可動保持体5とバイモルフ構造の圧電
素子振動板6に取り付けられている。そして、回
転ドラム4の回転にともなつて、主回転磁気ヘツ
ド2と副回転磁気ヘツド3は、第2図に示すよう
に、磁気テープ7上を斜めに移動する。すなわ
ち、磁気テープ7上を互いに密接して斜交するト
ラツク7a1,7a2,……7ak-1,7akに交互に信
号を記録したり又は前記トラツクに記録された信
号を再生したりする。その場合、主回転磁気ヘツ
ド2と副回転磁気ヘツド3は、180度回転するご
とに磁気テープ7に交互に当接するので、磁気テ
ープ7に当接している方が、切り換えスイツチ8
を介して信号記録・再生回路9に選択的に接続さ
れる構成とされている。これに対し、補助回転磁
気ヘツド3aは信号の記録は行わず、信号再生だ
けを行う。
それぞれ非可動保持体5とバイモルフ構造の圧電
素子振動板6に取り付けられている。そして、回
転ドラム4の回転にともなつて、主回転磁気ヘツ
ド2と副回転磁気ヘツド3は、第2図に示すよう
に、磁気テープ7上を斜めに移動する。すなわ
ち、磁気テープ7上を互いに密接して斜交するト
ラツク7a1,7a2,……7ak-1,7akに交互に信
号を記録したり又は前記トラツクに記録された信
号を再生したりする。その場合、主回転磁気ヘツ
ド2と副回転磁気ヘツド3は、180度回転するご
とに磁気テープ7に交互に当接するので、磁気テ
ープ7に当接している方が、切り換えスイツチ8
を介して信号記録・再生回路9に選択的に接続さ
れる構成とされている。これに対し、補助回転磁
気ヘツド3aは信号の記録は行わず、信号再生だ
けを行う。
ところで、副回転磁気ヘツド3に対し回転方向
後方に1トラツクピツチ離間させて固定した補助
回転磁気ヘツド3aは、副回転磁気ヘツド3によ
るトラツク7akへの信号記録時に、主回転磁気ヘ
ツド2が既に記録したトラツク7ak-1上を強制的
にトラツキングさせるために設けたものである。
すなわち、補助回転磁気ヘツド3aの再生信号を
サーボ信号として用いることで、補助回転磁気ヘ
ツド3aが記録トラツク7ak-1上を走査するよ
う、トラツキングサーボをかけることができる。
補助回転磁気ヘツド3aには、トラツキングサー
ボ機構10が接続してあり、トラツキングサーボ
機構10は、補助回転磁気ヘツド3aが読み取つ
た信号からトラツキングサーボ信号を取り出す低
域通過フイルタ11と、この低域通過フイルタ1
1が取り出したトラツキングサーボ信号に従つて
バイモルフ構造の圧電素子振動板6の印加電圧を
制御する電圧制御回路12とから構成してある。
後方に1トラツクピツチ離間させて固定した補助
回転磁気ヘツド3aは、副回転磁気ヘツド3によ
るトラツク7akへの信号記録時に、主回転磁気ヘ
ツド2が既に記録したトラツク7ak-1上を強制的
にトラツキングさせるために設けたものである。
すなわち、補助回転磁気ヘツド3aの再生信号を
サーボ信号として用いることで、補助回転磁気ヘ
ツド3aが記録トラツク7ak-1上を走査するよ
う、トラツキングサーボをかけることができる。
補助回転磁気ヘツド3aには、トラツキングサー
ボ機構10が接続してあり、トラツキングサーボ
機構10は、補助回転磁気ヘツド3aが読み取つ
た信号からトラツキングサーボ信号を取り出す低
域通過フイルタ11と、この低域通過フイルタ1
1が取り出したトラツキングサーボ信号に従つて
バイモルフ構造の圧電素子振動板6の印加電圧を
制御する電圧制御回路12とから構成してある。
副回転磁気ヘツド3と補助回転磁気ヘツド3a
を保持するバイモルフ構造の圧電素子振動板6
は、印加電圧に応じて歪む電歪現象を示すもので
あり、従つて電圧制御回路12の印加電圧に応じ
て、副回転磁気ヘツド3の走査軌跡を主回転磁気
ヘツド2の記録済みトラツク7ak-1に合致させる
ことができる。すなわち、バイモルフ構造の圧電
素子振動板6は、トラツキングサーボ機構10の
作用により、常に補助回転磁気ヘツド3aが主回
転磁気ヘツド2の記録済みトラツク7ak-1上を始
端から終端までの全長に亙つて正確に走査するよ
う動作し、このとき補助回転磁気ヘツド3aに対
して1トラツクピツチずれた位置に固定された副
回転磁気ヘツド3は、記録済みのトラツク7ak-1
上に対して並行に、隣接トラツク7ak上を精度よ
く走査することになる。
を保持するバイモルフ構造の圧電素子振動板6
は、印加電圧に応じて歪む電歪現象を示すもので
あり、従つて電圧制御回路12の印加電圧に応じ
て、副回転磁気ヘツド3の走査軌跡を主回転磁気
ヘツド2の記録済みトラツク7ak-1に合致させる
ことができる。すなわち、バイモルフ構造の圧電
素子振動板6は、トラツキングサーボ機構10の
作用により、常に補助回転磁気ヘツド3aが主回
転磁気ヘツド2の記録済みトラツク7ak-1上を始
端から終端までの全長に亙つて正確に走査するよ
う動作し、このとき補助回転磁気ヘツド3aに対
して1トラツクピツチずれた位置に固定された副
回転磁気ヘツド3は、記録済みのトラツク7ak-1
上に対して並行に、隣接トラツク7ak上を精度よ
く走査することになる。
なお、未使用の磁気テープ7を使用する場合、
副回転磁気ヘツド3が最初のトラツク7a1を記録
するような場合に、トラツキングサーボはかから
ないが、他のトラツキンにまたがつて記録するこ
とも起こり得ないので、問題となることはない。
また、主回転磁気ヘツド2の走査軌跡は、記録ト
ラツクの直線精度が規格化された標準テープ(図
示せず)を用いて、ビデオテープレコーダのテー
プ走行系を調整することでその走査軌跡が規格の
直線となるよう調整してあり、従つて使用済みの
磁気テープ7に一部再記録を行う場合でも、記録
済みトラツクにまたがつた記録がなされることは
あり得ない。
副回転磁気ヘツド3が最初のトラツク7a1を記録
するような場合に、トラツキングサーボはかから
ないが、他のトラツキンにまたがつて記録するこ
とも起こり得ないので、問題となることはない。
また、主回転磁気ヘツド2の走査軌跡は、記録ト
ラツクの直線精度が規格化された標準テープ(図
示せず)を用いて、ビデオテープレコーダのテー
プ走行系を調整することでその走査軌跡が規格の
直線となるよう調整してあり、従つて使用済みの
磁気テープ7に一部再記録を行う場合でも、記録
済みトラツクにまたがつた記録がなされることは
あり得ない。
以上説明したように、上記構成になるビデオテ
ープレコーダ1によれば、副回転磁気ヘツド3の
トラツク7akへの信号記録時にトラツキングサー
ボ機構10の作用により、補助回転磁気ヘツド3
aが主回転磁気ヘツド2の記録済みトラツク7
ak-1上を、全長に亙つて正確に走査するよう制御
するので、補助回転磁気ヘツド3aに対して1ト
ラツクピツチだけ回転方向後方に保持された副回
転磁気ヘツド3は、主回転磁気ヘツド2が記録し
たトラツク7ak-1に隣接するトラツク7ak上を、
ガードバンドを残すことなく正確に走査し、これ
によりたとえトラツクピツチを狭くしても、始端
から終端までのどの部分においても、記録トラツ
ク7ak-1と7akどうしが少しでも重なつたりする
不都合をなくすことができ、信号の欠落を生ずる
ことなく高密度のガードバンドレス記録が可能で
ある。また、主回転磁気ヘツド2は非可動とし、
副回転磁気ヘツド3についてだけ補助回転磁気ヘ
ツド3aとともに可動したので、ドラム構造の簡
単化が可能であり、しかもトラツキング制御を目
的とするパイロツト信号を一切用いないため、記
録再生を第1義的な目的とする信号が本来所有す
る占有帯域を、パイロツト信号による侵害或はパ
イロツト信号への割譲等から守ることができ、こ
れにより記録再生過程での信号劣化を最小限に抑
えることができ、同時にまたトラツキング制御に
付帯する回路構成の肥大化を避けることができ、
記録トラツクを等ピツチに形成するといつた目的
の範囲内で、最小限のコスト負担でもつて所期の
目的を達成することができる。
ープレコーダ1によれば、副回転磁気ヘツド3の
トラツク7akへの信号記録時にトラツキングサー
ボ機構10の作用により、補助回転磁気ヘツド3
aが主回転磁気ヘツド2の記録済みトラツク7
ak-1上を、全長に亙つて正確に走査するよう制御
するので、補助回転磁気ヘツド3aに対して1ト
ラツクピツチだけ回転方向後方に保持された副回
転磁気ヘツド3は、主回転磁気ヘツド2が記録し
たトラツク7ak-1に隣接するトラツク7ak上を、
ガードバンドを残すことなく正確に走査し、これ
によりたとえトラツクピツチを狭くしても、始端
から終端までのどの部分においても、記録トラツ
ク7ak-1と7akどうしが少しでも重なつたりする
不都合をなくすことができ、信号の欠落を生ずる
ことなく高密度のガードバンドレス記録が可能で
ある。また、主回転磁気ヘツド2は非可動とし、
副回転磁気ヘツド3についてだけ補助回転磁気ヘ
ツド3aとともに可動したので、ドラム構造の簡
単化が可能であり、しかもトラツキング制御を目
的とするパイロツト信号を一切用いないため、記
録再生を第1義的な目的とする信号が本来所有す
る占有帯域を、パイロツト信号による侵害或はパ
イロツト信号への割譲等から守ることができ、こ
れにより記録再生過程での信号劣化を最小限に抑
えることができ、同時にまたトラツキング制御に
付帯する回路構成の肥大化を避けることができ、
記録トラツクを等ピツチに形成するといつた目的
の範囲内で、最小限のコスト負担でもつて所期の
目的を達成することができる。
なお、上記実施例において、副回転磁気ヘツド
3と補助回転磁気ヘツド3aの保持体としては、
バイモルフ構造の圧電素子振動板6に限定される
ことはない。
3と補助回転磁気ヘツド3aの保持体としては、
バイモルフ構造の圧電素子振動板6に限定される
ことはない。
第1は、本考案のビデオテープレコーダの一実
施例の要部を示す概略構成図、第2図は、ビデオ
テープ上のトラツクの一例を示す拡大平面図であ
る。 1……ビデオテープレコーダ、2……主回転磁
気ヘツド、3……副回転磁気ヘツド、3a……補
助回転磁気ヘツド、5……非可動保持体、6……
バイモルフ構造の圧電素子振動板(可動保持体)、
7……磁気テープ、10……トラツキングサーボ
機構。
施例の要部を示す概略構成図、第2図は、ビデオ
テープ上のトラツクの一例を示す拡大平面図であ
る。 1……ビデオテープレコーダ、2……主回転磁
気ヘツド、3……副回転磁気ヘツド、3a……補
助回転磁気ヘツド、5……非可動保持体、6……
バイモルフ構造の圧電素子振動板(可動保持体)、
7……磁気テープ、10……トラツキングサーボ
機構。
Claims (1)
- 磁気テープの端面と斜交するトラツク上を変位
し、トラツキング制御を目的とするパイロツト信
号を一切含まない信号を交互に記録又は再生する
主副一対の回転磁気ヘツドと、該副回転磁気ヘツ
ドに対して回転方向後方に1トラツクピツチ分離
間させて設けた補助回転磁気ヘツドと、前記主回
転磁気ヘツドを保持する非可動保持体と、前記補
助回転磁気ヘツドと前記副回転磁気ヘツドを保持
する電歪素子で構成される可動保持体と、前記回
転磁気ヘツドによる信号の記録時に、前記補助回
転磁気ヘツドが前記主回転磁気ヘツドが記録した
記録済みトラツクを全長に亙つて再生しつつ走査
し、ガードバンドレス記録が行われるよう、前記
可動保持体を電気的に駆動するトラツキングサー
ボ機構とを設けて構成してなるビデオテープレコ
ーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983135759U JPS6044218U (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | ビデオテ−プレコ−ダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983135759U JPS6044218U (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | ビデオテ−プレコ−ダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6044218U JPS6044218U (ja) | 1985-03-28 |
JPH0351775Y2 true JPH0351775Y2 (ja) | 1991-11-07 |
Family
ID=30305463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983135759U Granted JPS6044218U (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | ビデオテ−プレコ−ダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6044218U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5424610A (en) * | 1977-07-27 | 1979-02-24 | Sony Corp | Magnetic recorder |
JPS5542372A (en) * | 1978-09-21 | 1980-03-25 | Victor Co Of Japan Ltd | Magnetic recording and reproducing device |
JPS5864677A (ja) * | 1981-10-14 | 1983-04-18 | Hitachi Ltd | 磁気記録再生装置 |
-
1983
- 1983-08-31 JP JP1983135759U patent/JPS6044218U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5424610A (en) * | 1977-07-27 | 1979-02-24 | Sony Corp | Magnetic recorder |
JPS5542372A (en) * | 1978-09-21 | 1980-03-25 | Victor Co Of Japan Ltd | Magnetic recording and reproducing device |
JPS5864677A (ja) * | 1981-10-14 | 1983-04-18 | Hitachi Ltd | 磁気記録再生装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6044218U (ja) | 1985-03-28 |
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