JP2699165B2 - スプレーガンにおける主剤及び添加剤の供給方法及びスプレーガン - Google Patents
スプレーガンにおける主剤及び添加剤の供給方法及びスプレーガンInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスプレーガンにおけ
る主剤及び添加剤の供給方法及びスプレーガンに関す
る。更に詳しくは、例えば、吹き付け停止後に主剤であ
る塗料と添加剤である硬化剤がスプレーガン側で液垂れ
を起こしにくいようにし、更に硬化剤が供給路内で固ま
らないようにしたスプレーガンにおける主剤と添加剤の
供給方法及びスプレーガンに関するものである。
る主剤及び添加剤の供給方法及びスプレーガンに関す
る。更に詳しくは、例えば、吹き付け停止後に主剤であ
る塗料と添加剤である硬化剤がスプレーガン側で液垂れ
を起こしにくいようにし、更に硬化剤が供給路内で固ま
らないようにしたスプレーガンにおける主剤と添加剤の
供給方法及びスプレーガンに関するものである。
【0002】
【従来技術】壁面などに塗装を施す場合には、通常スプ
レーガンが使用されている。スプレーガンは、塗料とエ
アーを混合し、塗料を霧状にして吹き付けるものであ
る。最近では、このスプレーガンによる塗布の際に、同
時に硬化剤を混合して塗面の硬化を早めるようにした方
法も採られている。これに対応したスプレーガンとして
は、塗料とこの塗料を霧化するキャップエアーとが交わ
る部分に硬化剤を射出して混合するものが一般的であっ
た。
レーガンが使用されている。スプレーガンは、塗料とエ
アーを混合し、塗料を霧状にして吹き付けるものであ
る。最近では、このスプレーガンによる塗布の際に、同
時に硬化剤を混合して塗面の硬化を早めるようにした方
法も採られている。これに対応したスプレーガンとして
は、塗料とこの塗料を霧化するキャップエアーとが交わ
る部分に硬化剤を射出して混合するものが一般的であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の外部混合式のスプレーガンには、その構造上、
次のような課題があった。すなわち、硬化剤は供給側の
液圧で射出されるようになっているため、射出量がほぼ
一定で、混合比の細かな調整ができなかった。また、硬
化剤は十分に霧化せず液状に近い状態で塗料とエアーに
射出混合されるようになっているので、均一には混合し
にくく、塗面の硬化速度に差を生じやすかった。更に
は、吹き付けを止めるときには、塗料とキャップエアー
と硬化剤の供給が同時に停止されるため、塗料と硬化剤
の供給路に塗料と硬化剤が一部残り、液垂れが起こって
いた。また、硬化剤の場合は、硬化剤が硬化して供給路
を塞ぐのを防ぐために、すぐに洗浄しなければならない
という課題もあった。
な従来の外部混合式のスプレーガンには、その構造上、
次のような課題があった。すなわち、硬化剤は供給側の
液圧で射出されるようになっているため、射出量がほぼ
一定で、混合比の細かな調整ができなかった。また、硬
化剤は十分に霧化せず液状に近い状態で塗料とエアーに
射出混合されるようになっているので、均一には混合し
にくく、塗面の硬化速度に差を生じやすかった。更に
は、吹き付けを止めるときには、塗料とキャップエアー
と硬化剤の供給が同時に停止されるため、塗料と硬化剤
の供給路に塗料と硬化剤が一部残り、液垂れが起こって
いた。また、硬化剤の場合は、硬化剤が硬化して供給路
を塞ぐのを防ぐために、すぐに洗浄しなければならない
という課題もあった。
【0004】本発明は上記課題を解消するもので、スプ
レーガンを使用して、例えば塗料の吹き付けを行う場合
において、霧化した硬化剤と塗料がほぼ均一に混合で
き、また、スプレーガンによる吹き付けを止めたときの
スプレーガン側の塗料と硬化剤の液垂れを防止すること
ができ、更には硬化剤が供給路内で硬化しないようにし
たスプレーガンにおける主剤及び添加剤の供給方法及び
スプレーガンを提供することを目的とする。
レーガンを使用して、例えば塗料の吹き付けを行う場合
において、霧化した硬化剤と塗料がほぼ均一に混合で
き、また、スプレーガンによる吹き付けを止めたときの
スプレーガン側の塗料と硬化剤の液垂れを防止すること
ができ、更には硬化剤が供給路内で硬化しないようにし
たスプレーガンにおける主剤及び添加剤の供給方法及び
スプレーガンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、スプレーガンにおける主剤及び添加剤の供
給方法であって、この方法は、主剤と添加剤の供給に先
立ってキャップエアーとファンエアーを供給するように
し、主剤と添加剤の供給停止後も所要の時間キャップエ
アーとファンエアーを供給するようにした、スプレーガ
ンにおける主剤及び添加剤の供給方法である。
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、スプレーガンにおける主剤及び添加剤の供
給方法であって、この方法は、主剤と添加剤の供給に先
立ってキャップエアーとファンエアーを供給するように
し、主剤と添加剤の供給停止後も所要の時間キャップエ
アーとファンエアーを供給するようにした、スプレーガ
ンにおける主剤及び添加剤の供給方法である。
【0006】第2の発明にあっては、主剤と添加剤を混
合して吹き付けを行なうスプレーガンであって、このス
プレーガンは、主剤を供給する主剤供給手段と、主剤を
霧化するためのキャップエアーを供給するキャップエア
ー供給手段と、霧化した主剤を拡散させるためのファン
エアーを供給するファンエアー供給手段と、添加剤をフ
ァンエアー中に霧化して供給する添加剤供給手段と、上
記主剤と添加剤の供給に先立ってキャップエアーとファ
ンエアーを供給するようにし、主剤と添加剤の供給停止
後も所要の時間キャップエアーとファンエアーを供給す
るようにした制御手段と、を備えている、スプレーガン
である。
合して吹き付けを行なうスプレーガンであって、このス
プレーガンは、主剤を供給する主剤供給手段と、主剤を
霧化するためのキャップエアーを供給するキャップエア
ー供給手段と、霧化した主剤を拡散させるためのファン
エアーを供給するファンエアー供給手段と、添加剤をフ
ァンエアー中に霧化して供給する添加剤供給手段と、上
記主剤と添加剤の供給に先立ってキャップエアーとファ
ンエアーを供給するようにし、主剤と添加剤の供給停止
後も所要の時間キャップエアーとファンエアーを供給す
るようにした制御手段と、を備えている、スプレーガン
である。
【0007】第3の発明にあっては、添加剤供給手段に
は、添加剤の供給量を調整する調整装置を備えている、
第2の発明に係るスプレーガンである。
は、添加剤の供給量を調整する調整装置を備えている、
第2の発明に係るスプレーガンである。
【0008】本発明にいうキャップエアーとは、主剤を
霧化するエアーである。また、同じくファンエアーと
は、霧化した主剤を拡散させるエアーであり、本発明に
おいてはこのファンエアーに添加剤が混合される。 (作 用)スプレーガンによる吹き付け開始時において
は、まずキャップエアーとファンエアーがそれぞれの供
給手段を介して供給される。次いで主剤が供給され、キ
ャップエアーで霧化される。また、添加剤がファンエア
ーに供給され、供給路内で霧化される。霧化された主剤
と添加剤は混合されて吹き付けられる。そして、吹き付
け停止時においては、まず主剤と添加剤の供給が停止さ
れる。次いでキャップエアーとファンエアーの供給が停
止される。このタイムラグにより、主剤と添加剤の供給
路内の残液は、それぞれキャップエアーとファンエアー
によって排出される。
霧化するエアーである。また、同じくファンエアーと
は、霧化した主剤を拡散させるエアーであり、本発明に
おいてはこのファンエアーに添加剤が混合される。 (作 用)スプレーガンによる吹き付け開始時において
は、まずキャップエアーとファンエアーがそれぞれの供
給手段を介して供給される。次いで主剤が供給され、キ
ャップエアーで霧化される。また、添加剤がファンエア
ーに供給され、供給路内で霧化される。霧化された主剤
と添加剤は混合されて吹き付けられる。そして、吹き付
け停止時においては、まず主剤と添加剤の供給が停止さ
れる。次いでキャップエアーとファンエアーの供給が停
止される。このタイムラグにより、主剤と添加剤の供給
路内の残液は、それぞれキャップエアーとファンエアー
によって排出される。
【0009】添加剤供給手段に添加剤の供給量を調整す
る調整装置を備えているものにあっては、例えば主剤が
塗料で添加剤が硬化剤の場合において、天候に合わせて
混合比を調整することなどが容易にできる。
る調整装置を備えているものにあっては、例えば主剤が
塗料で添加剤が硬化剤の場合において、天候に合わせて
混合比を調整することなどが容易にできる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態
に基き、更に詳細に説明する。図1は本発明に係るスプ
レーガンの第1の実施の形態を示す断面図、図2は図1
のスプレーガンのノズル部分の正面図、図3は制御手段
のブロック図である。スプレーガンS1は、いわゆる自
動ガンであり、ステンレス製のガン基体1を備えてい
る。ガン基体1のほぼ中心部の後部側には主剤供給手段
を構成するシリンダー11が設けてある。主剤供給手段
は、シリンダー11の他、後述するピストン14、ニー
ドル弁140、調整ねじ12、塗料供給路13、ノズル
131を備えている。
に基き、更に詳細に説明する。図1は本発明に係るスプ
レーガンの第1の実施の形態を示す断面図、図2は図1
のスプレーガンのノズル部分の正面図、図3は制御手段
のブロック図である。スプレーガンS1は、いわゆる自
動ガンであり、ステンレス製のガン基体1を備えてい
る。ガン基体1のほぼ中心部の後部側には主剤供給手段
を構成するシリンダー11が設けてある。主剤供給手段
は、シリンダー11の他、後述するピストン14、ニー
ドル弁140、調整ねじ12、塗料供給路13、ノズル
131を備えている。
【0011】シリンダー11は先部が径小で後部が径大
の円柱形の空間部で、その後部側にはガン基体1の後面
に貫通するねじ孔110が設けてある。ねじ孔110に
は、先端部にツマミ120を有する調整ねじ12が螺合
してある。なお、121はシール用ナットである。ま
た、シリンダー11の径小側には、エアー供給路112
が連通して設けてある。エアー供給路112の一端側
は、ガン基体1の側面に開口しており、開口部にはエア
ーチューブを接続するためのねじ部113が設けてあ
る。ガン基体1の前部側には、塗料供給路13がL状に
設けてある。塗料供給路13の一端側は、ガン基体1の
側面に貫通して設けてある。その開口部には、塗料チュ
ーブのコネクターを接続するねじ部130が設けてあ
る。塗料供給路13の他端側はガン基体1の前面に開口
しており、その開口部はノズル131となっている。
の円柱形の空間部で、その後部側にはガン基体1の後面
に貫通するねじ孔110が設けてある。ねじ孔110に
は、先端部にツマミ120を有する調整ねじ12が螺合
してある。なお、121はシール用ナットである。ま
た、シリンダー11の径小側には、エアー供給路112
が連通して設けてある。エアー供給路112の一端側
は、ガン基体1の側面に開口しており、開口部にはエア
ーチューブを接続するためのねじ部113が設けてあ
る。ガン基体1の前部側には、塗料供給路13がL状に
設けてある。塗料供給路13の一端側は、ガン基体1の
側面に貫通して設けてある。その開口部には、塗料チュ
ーブのコネクターを接続するねじ部130が設けてあ
る。塗料供給路13の他端側はガン基体1の前面に開口
しており、その開口部はノズル131となっている。
【0012】上記シリンダー11の径大側にはピストン
14が往復移行可能に備えてある。ピストン14の前部
には、ニードル弁140が設けてある。ニードル弁14
0の先端部は先鋭に形成してあり、ノズル131の内面
に密着可能にしてある。なお、シリンダー11の前面と
塗料供給路13の間には、ニードル孔114が設けてあ
り、ニードル弁140が挿通してある。ニードル孔11
4の内壁には、シリンダー11内のエアーと塗料供給路
13内の塗料が相互に漏れないようにシーリングが施し
てある。
14が往復移行可能に備えてある。ピストン14の前部
には、ニードル弁140が設けてある。ニードル弁14
0の先端部は先鋭に形成してあり、ノズル131の内面
に密着可能にしてある。なお、シリンダー11の前面と
塗料供給路13の間には、ニードル孔114が設けてあ
り、ニードル弁140が挿通してある。ニードル孔11
4の内壁には、シリンダー11内のエアーと塗料供給路
13内の塗料が相互に漏れないようにシーリングが施し
てある。
【0013】また、ピストン14の後部には、シリンダ
ー11の後面との間に圧縮バネ111が装着してある。
この構造によれば、調整ねじ12を回して、その先端部
のシリンダー11内での突出位置を調整すれば、ピスト
ン12の移行幅を制限できる。これによって、ノズル1
31からの塗料の供給量が調整可能である。
ー11の後面との間に圧縮バネ111が装着してある。
この構造によれば、調整ねじ12を回して、その先端部
のシリンダー11内での突出位置を調整すれば、ピスト
ン12の移行幅を制限できる。これによって、ノズル1
31からの塗料の供給量が調整可能である。
【0014】ガン基体1の前部側には、キャップエアー
供給手段を構成するキャップエアー供給路15が設けて
ある。キャップエアー供給路15の一端側は、ガン基体
1の側面に貫通して設けてあり、その開口部にはエアー
チューブを接続するねじ部150が形成してある。キャ
ップエアー供給路15の他端側は、図2に示すようにガ
ン基体1の前面のノズル131開口部周りの四箇所に開
口しており、その開口部がキャップエアー口151とな
っている。
供給手段を構成するキャップエアー供給路15が設けて
ある。キャップエアー供給路15の一端側は、ガン基体
1の側面に貫通して設けてあり、その開口部にはエアー
チューブを接続するねじ部150が形成してある。キャ
ップエアー供給路15の他端側は、図2に示すようにガ
ン基体1の前面のノズル131開口部周りの四箇所に開
口しており、その開口部がキャップエアー口151とな
っている。
【0015】ガン基体1の前面側には、相対向して二箇
所に前方へ突出した角部10が設けてある。この角部1
0からガン基体1の側面にかけて、ファンエアー供給手
段を構成するファンエアー供給路16が設けてある。フ
ァンエアー供給路16のうちガン基体1の側面側にはね
じ部160が開口して設けてある。また、各角部10の
内面側にはファンエアー口161が開口して設けてあ
る。
所に前方へ突出した角部10が設けてある。この角部1
0からガン基体1の側面にかけて、ファンエアー供給手
段を構成するファンエアー供給路16が設けてある。フ
ァンエアー供給路16のうちガン基体1の側面側にはね
じ部160が開口して設けてある。また、各角部10の
内面側にはファンエアー口161が開口して設けてあ
る。
【0016】上記ねじ部160には金属製のエアー管1
62が接続されている。エアー管162の中間部には、
添加剤供給手段を構成する硬化剤供給管17が接続され
ている。硬化剤供給管17には、エアーで硬化剤の供給
及び遮断の操作を行なうバルブ装置170が設けてあ
る。なお、バルブ装置170は、硬化剤の供給量の調整
も可能である。また、硬化剤供給管17のうちエアー管
162との接続部近傍には、供給制御具171が内蔵し
てある。供給制御具171には、供給孔172が貫通し
て設けてあり、これにより流量を制御して霧化しやすく
する。
62が接続されている。エアー管162の中間部には、
添加剤供給手段を構成する硬化剤供給管17が接続され
ている。硬化剤供給管17には、エアーで硬化剤の供給
及び遮断の操作を行なうバルブ装置170が設けてあ
る。なお、バルブ装置170は、硬化剤の供給量の調整
も可能である。また、硬化剤供給管17のうちエアー管
162との接続部近傍には、供給制御具171が内蔵し
てある。供給制御具171には、供給孔172が貫通し
て設けてあり、これにより流量を制御して霧化しやすく
する。
【0017】また、図示はしていないが、エアーポンプ
側に制御手段であるエアー制御装置を備えている。エア
ー制御装置は、吹き付け開始時において、まずキャップ
エアーとファンエアーを供給し、次いでエアー制御によ
り主剤と添加剤を供給し、吹き付け停止時においては、
まずエアー制御により主剤と添加剤の供給を停止し、次
いでキャップエアーとファンエアーの供給を停止するよ
うに制御される。
側に制御手段であるエアー制御装置を備えている。エア
ー制御装置は、吹き付け開始時において、まずキャップ
エアーとファンエアーを供給し、次いでエアー制御によ
り主剤と添加剤を供給し、吹き付け停止時においては、
まずエアー制御により主剤と添加剤の供給を停止し、次
いでキャップエアーとファンエアーの供給を停止するよ
うに制御される。
【0018】(作 用)図1ないし図3を参照して本実
施の形態の作用を説明する。なお、説明では主剤が塗料
で添加剤が硬化剤である場合を例に説明する。まず、塗
料供給路13のねじ部130に塗料供給チューブを接続
し、エアー管162にエアーチューブを接続する。ま
た、エアー供給路112のねじ部113と、キャップエ
アー供給路15のねじ部150にエアーチューブを接続
する。
施の形態の作用を説明する。なお、説明では主剤が塗料
で添加剤が硬化剤である場合を例に説明する。まず、塗
料供給路13のねじ部130に塗料供給チューブを接続
し、エアー管162にエアーチューブを接続する。ま
た、エアー供給路112のねじ部113と、キャップエ
アー供給路15のねじ部150にエアーチューブを接続
する。
【0019】スプレーガンS1による吹き付け開始時に
おいては、エアー制御装置のエアー制御により、まずキ
ャップエアーとファンエアーが供給される。次いで、シ
リンダー11にエアーが供給されると、ピストン14と
ニードル弁140が後退し、ノズル131から塗料が供
給され、キャップエアーにより霧化されて噴射される。
また、硬化剤供給管17のバルブ装置170がエアー制
御されてエアー管162内に硬化剤が供給される。硬化
剤はエアー管162内で霧化し、ファンエアー供給路1
6を通り、ファンエアー口161からファンエアーと共
に噴射される。
おいては、エアー制御装置のエアー制御により、まずキ
ャップエアーとファンエアーが供給される。次いで、シ
リンダー11にエアーが供給されると、ピストン14と
ニードル弁140が後退し、ノズル131から塗料が供
給され、キャップエアーにより霧化されて噴射される。
また、硬化剤供給管17のバルブ装置170がエアー制
御されてエアー管162内に硬化剤が供給される。硬化
剤はエアー管162内で霧化し、ファンエアー供給路1
6を通り、ファンエアー口161からファンエアーと共
に噴射される。
【0020】これによって、霧化した塗料は同じく霧化
した硬化剤とほぼ均一に混合され、扇形に拡散して吹き
付けられる。なお、硬化剤の供給量、すなわち塗料との
混合比はバルブ装置170のエアー制御により調整可能
であるので、例えば、乾燥しているときは硬化剤を減ら
し、湿度が高いときには硬化剤を増やすなど天候に合わ
せて混合比を調整することが容易にできる。
した硬化剤とほぼ均一に混合され、扇形に拡散して吹き
付けられる。なお、硬化剤の供給量、すなわち塗料との
混合比はバルブ装置170のエアー制御により調整可能
であるので、例えば、乾燥しているときは硬化剤を減ら
し、湿度が高いときには硬化剤を増やすなど天候に合わ
せて混合比を調整することが容易にできる。
【0021】そして、図3のブロック図に示すように、
吹き付け停止時においては、エアー制御により、まず塗
料と硬化剤の供給が停止される。次いでキャップエアー
とファンエアーの供給が停止される。このタイムラグに
より、塗料供給路13のノズル131先端部の塗料の残
液と、ファンエアー供給路16内の硬化剤の残液は、そ
れぞれキャップエアーとファンエアーによって吹き飛ば
されるようにして排出される。
吹き付け停止時においては、エアー制御により、まず塗
料と硬化剤の供給が停止される。次いでキャップエアー
とファンエアーの供給が停止される。このタイムラグに
より、塗料供給路13のノズル131先端部の塗料の残
液と、ファンエアー供給路16内の硬化剤の残液は、そ
れぞれキャップエアーとファンエアーによって吹き飛ば
されるようにして排出される。
【0022】図4は本発明に係るスプレーガンの第2の
実施の形態を示す断面図である。本実施の形態のスプレ
ーガンS2においては、ガン基体1内に主剤供給手段と
共に添加剤供給手段が組み込んである。すなわち、添加
剤供給手段は、上記スプレーガンS1のシリンダー1
1、ねじ孔110、圧縮バネ111、調整ねじ12、ツ
マミ120、シール用ナット121、ピストン14、ニ
ードル弁140とほぼ同様の構造のシリンダー11a、
ねじ孔110a、圧縮バネ111a、調整ねじ12a、
ツマミ120a、シール用ナット121a、ピストン1
4a、ニードル弁140aを備えている。なお、ニード
ル弁140aは硬化剤供給管173のノズル174を開
閉制御して硬化剤の供給、遮断を行なう。
実施の形態を示す断面図である。本実施の形態のスプレ
ーガンS2においては、ガン基体1内に主剤供給手段と
共に添加剤供給手段が組み込んである。すなわち、添加
剤供給手段は、上記スプレーガンS1のシリンダー1
1、ねじ孔110、圧縮バネ111、調整ねじ12、ツ
マミ120、シール用ナット121、ピストン14、ニ
ードル弁140とほぼ同様の構造のシリンダー11a、
ねじ孔110a、圧縮バネ111a、調整ねじ12a、
ツマミ120a、シール用ナット121a、ピストン1
4a、ニードル弁140aを備えている。なお、ニード
ル弁140aは硬化剤供給管173のノズル174を開
閉制御して硬化剤の供給、遮断を行なう。
【0023】各シリンダー11、11aは連通路175
により並列に連通してあり、ニードル弁140、140
aは同時に作動し、塗料と硬化剤の供給開始と停止は同
時に行なわれる。なお、図面において、上記第1の実施
の形態のスプレーガンS1と同一または同等箇所には同
一の符号を付して示している。
により並列に連通してあり、ニードル弁140、140
aは同時に作動し、塗料と硬化剤の供給開始と停止は同
時に行なわれる。なお、図面において、上記第1の実施
の形態のスプレーガンS1と同一または同等箇所には同
一の符号を付して示している。
【0024】スプレーガンS2の作用は次のとおりであ
る。吹き付け開始時においては、エアー制御装置のエア
ー制御により、まずキャップエアーとファンエアーが供
給される。次いで、シリンダー11にエアーが供給され
ると、ピストン14とニードル弁140が後退し、ノズ
ル131から塗料が供給され、キャップエアーにより霧
化されて噴射される。また、同時にシリンダー11aに
エアーが供給されると、ピストン14aとニードル弁1
40aが後退し、ノズル174から硬化剤が供給され、
キャップエアーによりファンエアー供給路16内で霧化
し、ファンエアー口161からファンエアーと共に噴射
されて上記霧化した塗料と外部混合される。
る。吹き付け開始時においては、エアー制御装置のエア
ー制御により、まずキャップエアーとファンエアーが供
給される。次いで、シリンダー11にエアーが供給され
ると、ピストン14とニードル弁140が後退し、ノズ
ル131から塗料が供給され、キャップエアーにより霧
化されて噴射される。また、同時にシリンダー11aに
エアーが供給されると、ピストン14aとニードル弁1
40aが後退し、ノズル174から硬化剤が供給され、
キャップエアーによりファンエアー供給路16内で霧化
し、ファンエアー口161からファンエアーと共に噴射
されて上記霧化した塗料と外部混合される。
【0025】これによって、霧化した塗料は同じく霧化
した硬化剤とほぼ均一に混合され、扇形に拡散して吹き
付けられる。なお、硬化剤の供給量、すなわち塗料との
混合比はニードル弁140aの操作により調整可能であ
る。本発明は図示の実施例の形態に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲の記載内において種々の変形が可
能である。
した硬化剤とほぼ均一に混合され、扇形に拡散して吹き
付けられる。なお、硬化剤の供給量、すなわち塗料との
混合比はニードル弁140aの操作により調整可能であ
る。本発明は図示の実施例の形態に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲の記載内において種々の変形が可
能である。
【0026】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係るスプレーガンは、吹き付け停止時に
おいては、まず主剤と添加剤の供給が停止され、次いで
キャップエアーとファンエアーの供給が停止される。こ
のタイムラグにより、主剤と添加剤の供給路内の残液
は、それぞれキャップエアーとファンエアーによって排
出されるので、主剤と添加剤がスプレーガン側で液垂れ
を起こすことを防止できる。特に、添加剤が硬化剤であ
る場合、従来は吹き付け停止の度ごとにスプレーガンの
ヘッド部分を洗浄しなければならなかったが、その手間
が不要となる。
する。 (a)本発明に係るスプレーガンは、吹き付け停止時に
おいては、まず主剤と添加剤の供給が停止され、次いで
キャップエアーとファンエアーの供給が停止される。こ
のタイムラグにより、主剤と添加剤の供給路内の残液
は、それぞれキャップエアーとファンエアーによって排
出されるので、主剤と添加剤がスプレーガン側で液垂れ
を起こすことを防止できる。特に、添加剤が硬化剤であ
る場合、従来は吹き付け停止の度ごとにスプレーガンの
ヘッド部分を洗浄しなければならなかったが、その手間
が不要となる。
【0027】(b)供給される添加剤はファンエアーの
供給路において霧化された状態で、霧化された主剤と外
部混合される。これによると、添加剤が液状のまま射出
供給される場合と比較して、ほぼ均一な混合が可能とな
り、塗布むらが生じにくい。従って、例えば主剤が塗料
で添加剤が硬化剤である場合、硬化剤はほぼ均一に塗布
されるので、塗面の硬化速度に差が生じにくく、スムー
ズな施工が可能である。
供給路において霧化された状態で、霧化された主剤と外
部混合される。これによると、添加剤が液状のまま射出
供給される場合と比較して、ほぼ均一な混合が可能とな
り、塗布むらが生じにくい。従って、例えば主剤が塗料
で添加剤が硬化剤である場合、硬化剤はほぼ均一に塗布
されるので、塗面の硬化速度に差が生じにくく、スムー
ズな施工が可能である。
【0028】(c)添加剤供給手段に添加剤の供給量を
調整する調整装置を備えているものにあっては、例えば
主剤が塗料で添加剤が硬化剤の場合において、乾燥して
いるときは硬化剤を減らし、湿度が高いときには硬化剤
を増やすなど、天候に合わせて混合比を調整することが
容易にできる。
調整する調整装置を備えているものにあっては、例えば
主剤が塗料で添加剤が硬化剤の場合において、乾燥して
いるときは硬化剤を減らし、湿度が高いときには硬化剤
を増やすなど、天候に合わせて混合比を調整することが
容易にできる。
【図1】本発明に係るスプレーガンの第1の実施の形態
を示す断面図。
を示す断面図。
【図2】図1のスプレーンのノズル部分の正面図。
【図3】制御手段のブロック図。
【図4】本発明に係るスプレーガンの実施の第2の形態
を示す断面図。
を示す断面図。
S1、S2 スプレーガン 1 ガン基体 10 角部 11 シリンダー 110 ねじ孔 111 圧縮バネ 12 調整ねじ 120 ツマミ 121 シール用ナット 112 エアー供給路 113 ねじ部 114 ニードル孔 13 塗料供給路 130 ねじ部 131 ノズル 14 ピストン 140 ニードル弁 15 キャップエアー供給路 150 ねじ部 151 キャップエアー口 16 ファンエアー供給路 160 ねじ部 161 ファンエアー口 162 エアー管 17 硬化剤供給管 170 バルブ装置 171 供給制御具 172 供給孔 11a シリンダー 110a ねじ孔 111a 圧縮バネ 14a ピストン 140a ニードル弁 12a 調整ねじ 120a ツマミ 121a シール用ナット 173 硬化剤供給管 174 ノズル 175 連通路
Claims (3)
- 【請求項1】 スプレーガンにおける主剤及び添加剤の
供給方法であって、この方法は、 主剤と添加剤の供給に先立ってキャップエアーとファン
エアーを供給するようにし、主剤と添加剤の供給停止後
も所要の時間キャップエアーとファンエアーを供給する
ようにしたことを特徴とする、 スプレーガンにおける主剤及び添加剤の供給方法。 - 【請求項2】 主剤と添加剤を混合して吹き付けを行な
うスプレーガンであって、このスプレーガンは、 主剤を供給する主剤供給手段と、 主剤を霧化するためのキャップエアーを供給するキャッ
プエアー供給手段と、 霧化した主剤を拡散させるためのファンエアーを供給す
るファンエアー供給手段と、 添加剤をファンエアー中に霧化して供給する添加剤供給
手段と、 上記主剤と添加剤の供給に先立ってキャップエアーとフ
ァンエアーを供給するようにし、主剤と添加剤の供給停
止後も所要の時間キャップエアーとファンエアーを供給
するようにした制御手段と、を備えていることを特徴と
する、スプレーガン。 - 【請求項3】 添加剤供給手段には、添加剤の供給量を
調整する調整装置を備えていることを特徴とする、 請求項2記載のスプレーガン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32797595A JP2699165B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | スプレーガンにおける主剤及び添加剤の供給方法及びスプレーガン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32797595A JP2699165B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | スプレーガンにおける主剤及び添加剤の供給方法及びスプレーガン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09141144A JPH09141144A (ja) | 1997-06-03 |
JP2699165B2 true JP2699165B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=18205112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32797595A Expired - Lifetime JP2699165B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | スプレーガンにおける主剤及び添加剤の供給方法及びスプレーガン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2699165B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8389062B2 (en) * | 2005-05-12 | 2013-03-05 | Spraying Systems Co. | Spraying system for progressive spraying of non-rectangular objects |
JP5334110B2 (ja) * | 2009-04-30 | 2013-11-06 | 株式会社吉野工業所 | 吐出ポンプ及び吐出ポンプ用押下げヘッド |
KR101137805B1 (ko) * | 2010-05-07 | 2012-04-18 | 주식회사 한두아이펨 | 초미립자 분사기 |
KR101254016B1 (ko) * | 2010-12-30 | 2013-04-12 | (주)대명티에스 | 안티 스패터 오일 도포장치 |
CN108453010B (zh) * | 2018-03-13 | 2020-09-08 | 山东统海包装材料有限公司 | 一种改进型无溶剂打胶系统 |
-
1995
- 1995-11-21 JP JP32797595A patent/JP2699165B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09141144A (ja) | 1997-06-03 |
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