JP2699158B2 - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JP2699158B2
JP2699158B2 JP7119037A JP11903795A JP2699158B2 JP 2699158 B2 JP2699158 B2 JP 2699158B2 JP 7119037 A JP7119037 A JP 7119037A JP 11903795 A JP11903795 A JP 11903795A JP 2699158 B2 JP2699158 B2 JP 2699158B2
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岩雄 美細津
昭彦 渋谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体の磁性層
形成等に有用な新規なシロキサン変性ポリエステル樹脂
を使用する硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーディオ機器、コンピューター
等に用いる磁気記録媒体は、ポリエステルフィルム等の
如き非磁性の支持体上に磁性粒子とバインダー樹脂とか
らなる磁性層を形成して得られる。この様な磁性層の形
成は、磁性粒子をバインダー樹脂を含む媒体中に分散さ
せた分散液を支持体に塗布することによって形成されて
いる。磁性層には種々の物性が要求されているが、特に
重要な要求特性は磁気記録媒体の良好な走行性であり、
その為に記録ヘッドと磁気記録媒体との摩擦係数が低い
ことが強く要求される。この様な摩擦係数の高低は、主
として磁性層の形成に使用されるバインダー樹脂によっ
て決まる。従来バインダー樹脂としては、主として塩化
ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ニトロセルロース系樹脂、エポキシ系樹脂等が単独
又は併用で使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】以上の如き従来使
用されているバインダー樹脂の摩擦係数は、一般的に
0.4以上であり、これらのバインダー樹脂から形成し
た磁気記録媒体をビデオテープ、オーディオテープ等と
して使用する場合には、テープの滑り性が不十分である
為、テープの巻き取り、巻き戻し等高速使用する場合に
は、乱巻状態を生じ、テープの変形、損傷等を生じ、ド
ロップアウトの原因となっている。この様な原因を解決
し、磁気記録媒体の摩擦係数を低下させる方法として
は、磁性層中に脂肪酸、ワックス、シリコーンオイル等
の潤滑剤を添加する方法が行われているいるが、この様
な方法では磁性層中に添加した潤滑剤がテープの表面に
ブリードアウトし、記録ヘッドの目詰りを生じるという
別の欠点が生じる。以上の如き欠点を解決する方法とし
ては、バインダー樹脂自体として摩擦係数の低い樹脂、
例えば、分子中にシロキサン結合を有するポリウレタン
系樹脂をもちいる方法が提案されている(例えば、特開
昭57−176535号、同59−94237号、同5
9−5421号、同58−218034号、同58−2
22436号、同59−11535号、同59−826
36号公報等を参照。)。この様な方法によれば、比較
的摩擦係数の低い磁性層を形成し得るが、このシロキサ
ン結合を有するポリウレタン系樹脂は、十分な反応が困
難で、一定の品質のバインダー樹脂とするのが困難であ
り、高価格となり、又未反応のシリコーン化合物による
種々の問題が生じている。
【0004】本発明者は、上述の如き従来技術の欠点を
解決し、上記の如き要望に応える新規なバインダー樹脂
を開発すべく鋭意研究の結果、特定なシロキサン化合物
で変性されたポリエステル系樹脂をバインダー樹脂とし
て使用することによって上述の如き従来技術の欠点が解
決され、このポリエステル系樹脂と架橋剤とからなる硬
化剤組成物を用いることにより摩擦係数の低い磁気記録
媒体が提供できることを知見して本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決する為の手段】即ち、本発明は、シリコン
原子に他の原子団を介して結合した活性水素を有する基
を少なくとも1個有するシロキサン化合物とラクトンと
を共重合してなり、シロキサンセグメントの少なくとも
一方の端にラクトンポリエステルセグメントを有し、シ
ロキサンセグメント含有量が10乃至80重量%、分子
量が1,000〜30,000であるシロキサン変性ポ
リエステル系樹と架橋剤とからなることを特徴とする
化性組成物である。
【0006】
【作用】シリコン原子に他の原子団を介して結合した活
性水素を有する基を少なくとも1個有するシロキサン化
合物とラクトンとを共重合させることにより、シロキサ
ンセグメントとラクトンが開環重合してなるポリエステ
ルセグメントを有するシロキサン変性ポリエステル系樹
脂が得られる。この樹脂は、低摩擦係数を有し、シロキ
サン化合物がブリードしない樹脂であり、このシロキサ
ン変性ポリエステル系樹脂をバインダイー樹脂として
む硬化性組成物で磁気記録媒体の磁性層を形成すること
によって、摩擦係数の低い磁気記録媒体が提供される。
【0007】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳しく説明する。本発明で使用するシロキサ
ン変性ポリエステル系樹脂は、シリコン原子に他の原子
団を介して結合した活性水素を有する基を少なくとも1
個有するシロキサン化合物(以下では活性水素基含有シ
ロキサン化合物と称する。)とラクトンとを共重合させ
ることによって得られる。本発明で使用する活性水素基
含有シロキサン化合物の好ましい例としては、例えば、
下記の如き化合物が挙げられる。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】 上記のエポキシ化合物はポリオール、ポリアミド及びポ
リカルボン酸等と反応させて末端活性水素を有する様に
して使用することが出来る。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】以上の如き活性水素基を有するシロキサン
化合物は、本発明において好ましいシロキサン化合物の
例示であって、本発明はこれらの例示に限定されるもの
ではなく、上述の例示の化合物及びその他のシロキサン
化合物は、現在市販されており、市場から容易に入手し
得るものであり、いずれも本発明において使用出来るも
のである。
【0036】本発明において活性水素基を有するシロキ
サン化合物と共重合させるラクトン化合物とは、ε−カ
プロラクトン、δ−バレロラクトン等の如く、従来のラ
クトン開環重合によってポリエステルを形成し得るラク
トン化合物であって、これらのアルキル、ハロゲン、ハ
ロアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル等のモノ
又はジ置換誘導体も同様に使用することが出来る。特に
好適なラクトン化合物としては、ε−カプロラクトン及
びそれらの誘導体である。
【0037】水酸基等の活性水素を有する化合物を重合
開始剤としてラクトンを開環重合することによって、該
化合物とラクトンが開環重合して生成するポリエステル
とが共重合し、該化合物セグメントの少なくとも一端に
ラクトンポリエステルセグメントが結合したブロック共
重合体が得られることは公知である(例えば、特開昭5
9−207922号公報参照)。前記シロキサン化合物
と上記ラクトン化合物との共重合は、両者を混合し、好
ましくは窒素気流下で適当な触媒を使用し、150乃至
200℃の温度で数時間乃至十数時間反応させることに
よって行われ、所望のシロキサン変性ポリエステル共重
合体が得られる。両者は任意の反応比で反応させること
が出来るが、本発明の目的には、得られる共重合体中に
おいてシロキサンセグメントが10乃至80重量%を占
める様になる比率反応させることが好ましい。シロキサ
ン化合物の使用量が少なすぎると、最終的に得られるシ
ロキサン変性ポリエステル系樹脂のスリップ性、走行性
等が不十分となり、一方、多すぎると得られるシロキサ
ン変性ポリエステル系樹脂の被膜形成性や被膜強度が低
下するので好ましくない。
【0038】以上の如くして得られた共重合体は、使用
したシロキサン化合物に含まれていた非反応性のシロキ
サン化合物をそのまま含有しており、使用したシロキサ
ン化合物や共重合比によって変化するが、通常は共重合
体の約1.0乃至5重量%を占める割合で不純物として
含有している。以上の如き不純物は原料段階では分離困
難であるか、本発明においては、上記共重合後に引続き
又はその後に約100乃至250℃の温度で、好ましく
は窒素ガス等の不活性雰囲気下で10mmHg、好まし
くは5mmHg以下の条件で減圧処理することによって
容易に除去することが出来、実質上未反応のシロキサン
化合物を含有しない本発明のポリエステル樹脂が得られ
る。本発明において実質的に含まないとは、未反応シロ
キサン化合物の含有量が1.0%未満のものを指す。
【0039】以上の如き本発明で使用するポリエステル
樹脂は、使用性を考慮すると約1,000乃至30,0
00程度の分子量のものが好ましく、分子量の調整は公
知の技術をそのまま使用すればよい。又、該共重合体
は、末端に反応性の水酸基を有しており、種々の架橋剤
(硬化剤)により架橋(硬化)させることが可能であ
る。本発明で使用する上記ポリエステル系樹脂はそのま
までも、優れたスリップ、走行性等の他に、耐移行性及
び耐ブリード性等に優れた被膜を形成することが出来る
が、更に皮膜形成に際しては種々の架橋剤によって架橋
させることによって、一層物性に優れた架橋被膜とする
ことが可能である。
【0040】本発明の硬化性組成物で使用する架橋剤と
しては、上記ポリエステル樹脂の末端水酸基と反応し得
る官能基を2個以上含有する化合物、例えば、ポリイソ
シアネート化合物やポリエポキシ化合物等がいずれも使
用出来、更に末端水酸基を他の官能基で変性すれば、水
酸基、アミノ基、アルデヒド基等を有する架橋剤によっ
ても架橋させることが出来る。特に好ましい架橋剤はポ
リイソシアネート化合物である。
【0041】ポリイソシアネートとしては、従来公知の
いずれのものも使用出来るが、例えば、好ましいものと
して、 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MD
I)、 水添化MDI、 イソホロンジイソシアネート、 1,3−キシリレンジイソシアネート、 1,4−キシリレンジイソシアネート、 2,4−トリレンジイソシアネート、 2,6−トリレンジイソシアネート、 1,5−ナフタリンジイソシアネート、 m−フェニレンジイソシアネート、 p−フェニレンジイソシアネート等があり、 或いはこれらのポリイソシアネートと低分子量のポリオ
ールやポリアミンとを末端イソシアネートとなる様に反
応させて得られるウレタンプレポリマー等も当然使用す
ることが出来る。
【0042】上記の如き架橋剤で架橋させた本発明の硬
化性組成物の被膜は、非粘着性、潤滑性、耐ブロッキン
グ性等の他に、耐移行性及び耐ブリード性等に優れ強靭
な被膜である。従って、本発明のシロキサン変性ポリエ
ステル系樹脂を含む硬化性組成物は、磁気テープ等の磁
気記録媒体の磁性層形成、それらの背面バックコート
層形成、熱転写フイルム等の形成、サーマルヘッドの粘
着を防止する為の耐熱滑性層の形成、合成皮革用材料、
繊維コーティング剤、表面処理剤、離型紙等の剥離層の
形成、塗料、印刷インキの製造用等として非常に有用で
ある。
【0043】
【実施例】次に、製造例、実施例、比較例及び評価例を
挙げて本発明を更に具体的に説明する。尚、文中、部又
は%とあるのは特に断りのない限り重量基準である。
【0044】
【0045】撹拌機、温度計、窒素ガス導入管及び還流
冷却器を備えた反応器に、ε−カプロラクトン240
部、上記構造(1)を有しているアミノ変性シロキサン
オイル100部及びテトラブチルチタネート0.05部
を装入し、窒素気流下180℃の温度で10時間反応さ
せた。反応の進行とともに反応物の粘度が上昇してく
る。その後180℃で5mmHgの減圧下で1時間反応
を続け、反応を完了させるとともに、原料のシロキサン
化合物に含まれていた非反応性シロキサン化合物及び未
反応物を完全に除去した。除去された未反応シロキサン
化合物は15部であった。得られた生成物は水酸基価1
6で融点72℃の蝋状のポリシロキサン−ポリエステル
共重合体である。
【0046】
【0047】製造例1と同様にして、ε−カプロラクト
ン160部、上記構造(2)を有しているアミノ変性シ
ロキサンオイル140部及びテトラブチルチタネート
0.04部を装入し、窒素気流下180℃の温度で10
時間反応させた。反応の進行とともに反応物の粘度が上
昇してくる。その後180℃で5mmHgの減圧下で1
時間反応を続け、反応を完了させるとともに、原料のシ
ロキサン化合物に含まれていた非反応性シロキサン化合
物及び未反応物を完全に除去した。除去された未反応シ
ロキサン化合物は18部であった。得られた生成物は水
酸基価18で融点76℃の蝋状のポリシロキサン−ポリ
エステル共重合体である。
【0048】
【0049】製造例1と同様にして、ε−カプロラクト
ン200部、上記構造(3)を有しているアルコール変
性シロキサンオイル160部及びテトラブチルチタネー
ト0.05部を装入し、窒素気流下180℃の温度で1
0時間反応させた。反応の進行とともに反応物の粘度が
上昇してくる。その後180℃で4mmHgの減圧下で
1時間反応を続け、反応を完了させるとともに、原料の
シロキサン化合物に含まれていた非反応性シロキサン化
合物及び未反応物を完全に除去した。除去された未反応
シロキサン化合物は18部であった。得られた生成物は
水酸基価12で融点78℃の蝋状のポリシロキサン−ポ
リエステル共重合体である。
【0050】
【0051】製造例1と同様にして、ε−カプロラクト
ン180部、上記構造(4)を有しているアルコール変
性シロキサンオイル160部及びテトラブチルチタネー
ト0.04部を装入し、窒素気流下180℃の温度で1
0時間反応させた。反応の進行とともに反応物の粘度が
上昇してくる。その後180℃で3mmHgの減圧下で
1時間反応を続け、反応を完了させるとともに、原料の
シロキサン化合物に含まれていた非反応性シロキサン化
合物及び未反応物を完全に除去した。除去された未反応
シロキサン化合物は16部であった。得られた生成物は
水酸基価14で融点75℃の蝋状のポリシロキサン−ポ
リエステル共重合体である。
【0052】実施例乃至 製造 例1乃至4で得られた共重合体を用い、下記の配合
で磁気記録媒体の磁性層用塗料を調製した。 Co含有Fe 100部 ポリエステル型ポリウレタン樹脂(35%溶液) 54部 共重合体の35%メチルエチルケトン溶液 20部 レシチン(分散剤) 1部 カーボンブラック 5部 ニトロセルロース 6部 メチルエチルケトン 270部 上記成分を混合し、ボールミルで50時間混練し、更に
架橋剤としてコロネートL(日本ポリウレタン社製:N
CO%=13.5、トリメチロールプロパン1モルとト
リレンジイソシアネート3モルの付加体)8部を加え、
更に3時間混練を行い、混練物をフィルターを通して磁
性粒子の分散液を得た。
【0053】各分散液を、夫々リバースロールコーター
で、厚さが15μmのポリエステルフィルム上に、夫々
厚さが5μmとなる様に塗布し、溶剤を乾燥後スーパー
カレンダーロールで表面の加工処理を行い、所定の幅に
裁断して夫々本発明の共重合体を用いた磁気記録媒体を
得た。これらの磁気記録媒体の性能を調べた結果、表1
に示す結果を得た。尚、摩擦係数(A)は、磁性層と支
持体(ベースフィルム)との間で測定した値(μk)で
あり、他の性能は、ビデオテープとしての実装試験に供
し、200回走行時のテープの鳴き(B)、ジッターの
横ゆれ(C)、テープの早送り時の乱巻き状態(D)及
び磁性層の摩耗状態(E)を観察したものである。総合
評価は(F)に示した。
【0054】比較例1乃至3 実施例1乃至4と同じ配合で磁気記録媒体の磁性層用塗
料を調製した。比較例1のバインダー樹脂は、末端に水
酸基を有する分子量2,000のポリブチレンアジペー
ト150部、1,3−ブチレングリコール20部及びト
リレンジイソシアネート52部をメチルエチルケトン4
12部中で付加反応させて得たポリエステル樹脂であ
り、粘度200ポイズ/20℃のポリエステル樹脂溶液
(固形分35%)として用いた。比較例2のバインダー
樹脂は、塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共
重合体系樹脂(エスレックA:積水化学社製)であり、
メチルエチルケトンの35%溶液として用いた。比較例
3のバインダー樹脂は、ブチラール樹脂(エレックス
B:積水化学社製)であり、メチルエチルケトンの35
%溶液として用いた。実施例1乃至4と同様にして磁気
記録媒体を形成し、評価した。結果を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】
【発明の効果】以上の如き本発明によれば、低摩擦係数
を有し、耐移行性及び耐ブリード性等を有する活性水素
基を有するシロキサン化合物とラクトンとを共重合体さ
せてなるシロキサンセグメントとラクトンポリエステル
セグメントを有するシロキサン変性ポリエステル系樹脂
と架橋剤とからなる硬化性組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C09D 5/23 C09D 5/23 G11B 5/702 G11B 5/702 (72)発明者 栗山 勝美 埼玉県越谷市下間久里1135−1 (56)参考文献 特開 平2−228323(JP,A) 特開 平1−299819(JP,A) 特許2537395(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン原子に他の原子団を介して結合
    した活性水素を有する基を少なくとも1個有するシロキ
    サン化合物とラクトンとを共重合してなり、シロキサン
    セグメントの少なくとも一方の端にラクトンポリエステ
    ルセグメントを有し、シロキサンセグメント含有量が1
    0乃至80重量%、分子量が1,000〜30,000
    であるシロキサン変性ポリエステル系樹脂と架橋剤とか
    らなることを特徴とする硬化性組成物。
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