JP2697886B2 - オキシジフタル酸無水物の製造及び回収方法 - Google Patents

オキシジフタル酸無水物の製造及び回収方法

Info

Publication number
JP2697886B2
JP2697886B2 JP1042877A JP4287789A JP2697886B2 JP 2697886 B2 JP2697886 B2 JP 2697886B2 JP 1042877 A JP1042877 A JP 1042877A JP 4287789 A JP4287789 A JP 4287789A JP 2697886 B2 JP2697886 B2 JP 2697886B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anhydride
oxydiphthalic anhydride
oxydiphthalic
solution
potassium carbonate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1042877A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01254673A (ja
Inventor
アール モリナロ ジョン
エイ ポーラック ジョセフ
ティー シュウォーツ ウィリス
Original Assignee
オクシデンタル ケミカル コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オクシデンタル ケミカル コーポレーション filed Critical オクシデンタル ケミカル コーポレーション
Publication of JPH01254673A publication Critical patent/JPH01254673A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2697886B2 publication Critical patent/JP2697886B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/54Preparation of carboxylic acid anhydrides
    • C07C51/567Preparation of carboxylic acid anhydrides by reactions not involving carboxylic acid anhydride groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Cephalosporin Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景及び情報開示陳述 本出願は1987年9月28日付の米国特許出願第102,055
号の部分継続出願である。
発明の分野 本発明はオキシジフタル酸無水物の製造方法に関す
る。本発明の生成物は、対応するジカルボン酸及び例え
ばその塩、エステル、ハロゲン化アシル、アミド、イミ
ドなどを含む種々の化合物のその後の製造のための有用
な化学的中間体である。オキシジフタル酸無水物は、例
えばエチレンジアミン又はフェニレンジアミンのような
適当なジアミンとの重縮合によるポリアミドの製造に於
けるモノマーとして特に有用である。
先行技術 オキシジフタル酸無水物の種々の製造方法は化学的文
献中に記載されている。オキシジフタル酸及び無水物の
製造に有用であることが示されたかかる方法には、テト
ラメチルジフェニルエーテルの酸化が含まれる。コレン
スニコフ(Kolensnikov)ら、Vysokomol.SoyedA9,612
−18(1967);マーベル(Marvel)ら、J.Am.Chem.So
c.,80,1197(1958);及びラブローバ(Lavrova)ら、V
olokna Sin.Polin.,15−24(1970)参照。
三井の3つの日本国特許は置換フタル酸無水物の反応
に基づく製造を記載している。日本国特許証80/127,343
号(Chem.Abst.94:191942)中には、ジメチルスルホキ
シド中での4−ハロフタル酸無水物とNa2CO3とNaNO2
の反応が記載されている。
ドイツ国特許第2,416,594号(1975)は亜硝酸ナトリ
ウムのような金属亜硝酸塩の存在下に於ける3−ニトロ
フタル酸無水物のカップリングによる3,3′−オキシジ
フタル酸無水物の製造を記載している。
R.L.マーケジッヒ(R.L.Markezich)及びO.S.ザメク
(O.S.Zamek)、J.Org.Chem.,42、3431(1977)は、ジ
メチルスルホキシド中に於ける4−ニトロフタルイミド
と弗化カリウムとの反応による対応するオキシジフタル
イミドの製造であって、加水分解による転化によって酸
を生成させることができかつ閉環による転化によってジ
無水物を生成させることができるオキシジフタルイミド
の製造を記載している。
T.L.エンバス(T.L.Evans)の米国特許第4,499,285号
は臭化テトラアルキルホスホニウム、臭化テトラフェニ
ルホスホニウム、塩化テトラアルキルアンモニウム、18
−クラウン−6又はその他のような相移動(prase−tra
nsfer)触媒の存在下に於けるアルカリ金属硫化物又は
アルカリ金属水硫化物とハロ−又はニトロ−置換フタル
酸無水物との反応によるチオエーテルビス(フタル酸無
水物)の無溶媒製造を記載している。
ウィリスT.シュワルツ(Willis T.Schwartz)及びジ
ョセフA.ポーラック(Joseph A.Pawlak)の米国特許第
4,697,023号は極性、中性溶媒の存在下に於けるハロフ
タル酸無水物と水及び弗化カリウム、弗化セシウム又は
炭酸カリウムのようなアルカリ金属化合物との反応によ
るオキシジフタル酸無水物の製造方法を記載している。
この方法の主な欠点は生成物の回収である。
1987年9月28日付の係属特許出願第102,055号は、溶
媒無しでかつ随意に弗化カリウム又は弗化セシウムを触
媒として加える、ハロフタル酸無水物と炭酸カリウムと
の反応を記載している。
発明の要約 今回、2:1より大きいハロフタル酸無水物:炭酸カリ
ウムのモル比を含む媒質中に於ける式 (上記式中、HalはF,Cl,Br又はIである)のハロフタル
酸無水物と炭酸カリウムとのニート反応(neat reactio
n)によって式 のジフタル酸エーテルジ無水物を製造することができる
ことが発見された。
本発明の方法は反応の触媒の存在下に於て行うことが
できる。好ましい触媒は臭化テトラフェニルホスホニウ
ムである。
本発明の方法は、約30℃乃至反応温度の範囲の温度に
於て液体であり、反応に対して有害で無く、反応温度に
於ては無水物生成物の良溶媒であるが約30℃に於ては無
水物生成物の貧溶媒である溶媒の存在下に於て行うこと
ができる。好ましい溶媒は1,2,4−トリクロロベンゼン
である。
本発明のオキシジフタル酸無水物は、約30℃乃至約25
0℃までのような反応温度の範囲の温度に於て液体であ
りかつ反応温度に於ては無水物生成物の良溶媒であるが
約30℃に於ては無水物生成物の貧溶媒である溶媒中のオ
キシジフタル酸無水物の溶液を高温に於て濾過すること
によって精製することができる。次に、溶液を十分に低
い温度へ冷却してオキシジフタル酸無水物を沈澱させ、
次に濾過又は遠心分離のような適当な方法で溶体からオ
キシジフタル酸無水物を除去する。ニート反応(neat r
eaction)によって製造したオキシジフタル酸無水物も
溶媒反応によって製造したオキシジフタル酸無水物も共
にこの方法で精製することができる。
実施態様の説明 本発明の方法に於ては、ハロフタル酸無水物反応成分
上のハロゲン原子は脱離基として機能し、エーテル橋生
成のための部位となる。かくして、反応成分が (ここではHalはF,Cl,Br又はIである) のような4−ハロフタル酸無水物であるときには、オキ
シジフタル酸生成物は式 を特徴とする4,4′−オキシジフタル酸無水物である。
反応成分が3−ハロフタル酸無水物であるときには、オ
キシジフタル酸生成物は式 を特徴とする3,3′−オキシジフタル酸無水物である。
別法では、3−ハロ−及び4−ハロフタル酸無水物の
混合物を出発反応成分として用いて、4,4′−及び3,3′
−オキシジフタル酸無水物異性体に加えて、式 の3,4′−オキシジフタル酸無水物を製造することがで
きる。
出発ハロフタル酸無水物反応成分上のハロゲン置換基
はF,Cl,Br又はIであることができる。経済的ならびに
化学的考慮に基づいた好ましい反応成分は4−フルオロ
−又は4−クロロフタン酸無水物である。ニート反応
(neat reaction)に於いては、ハロフタル酸無水物反
応成分を化学量論過剰で、すなわち2:1より大きいハロ
フタル酸無水物:炭酸カリウムのモル比で用いる。典型
的には約2.5:1〜約5:1、好ましくは約3:1〜約5:1のモル
比を用いる。溶媒反応に於ては、ハロフタル酸無水物:
炭酸カリウムのモル比は約1.5:1以上、好ましくは約2:1
以上である。典型的には約2:1〜約5:1のモル比が用いら
れる。より高い比を用いることができ、明確な上限は無
いが、適度に高い比は付加的な利益を与えないで、不必
要に多量の反応成分を取り扱わねばならないことがわか
るであろう。過剰のハロフタル酸無水物は都合よく再循
環させることができる。
本発明の方法は好ましくは常圧に於て行われるが、所
望ならば常圧以上、例えば自生圧条件下で行われる。
本発明の方法が行われる温度は相当に変わり得るが、
一般に約170℃〜約250℃の範囲である。無水物反応成分
が4−ハロフタル酸無水物であるときには、好ましい温
度は約190〜約230℃の範囲である。3−ハロフタル酸無
水物については、好ましい温度は約180〜約210℃の範囲
である。
本発明の方法に有用な触媒には一般に相移動剤(phas
e transfer agents)又は触媒として知られている化合
物が含まれる。適当な相移動剤(phase transfer agent
s)又は触媒には臭化テトラフェニルホスホニウム、塩
化テトラフェニルホスホニウム及び臭化テトラブチルホ
スホニウムが含まれる。トリフェニルホスフィン及び亜
燐酸トリフェニルのような他の触媒を用いることができ
る。さらに、ハロ置換基がクロロ−、ブロモ−又はヨー
ドーであるときには、触媒量の弗化カリウム又は弗化セ
シウムの添加がニート反応(neat reaction)の効率を
尚更に改良することが発見された。これらの触媒は反応
に対して有害作用の無い溶媒と共に用いることができ
る。本発明者らは、ハロフタル酸無水物がフルオロフタ
ル酸無水物であるときにはKF又はCsFの添加が特別な利
益を与えないことを見いだした。
典型的には、触媒は反応成分の全重量基準で約0.1〜
約10重量%、好ましくは約0.5〜約5重量%の量で用い
られる。
溶媒を用いないときに本発明の方法から得られる利益
の中には、望ましくない副生成物の可能な生成を伴う溶
媒と反応成分との潜在的相互作用の回避、オキシジフタ
ル酸無水生成物の単離の単純化、及び溶媒費用、事後処
理及び付随する環境問題の最少化がある。
反応に溶媒を用いるときには、溶媒は液体でありかつ
約30℃に於てはオキシジフタル酸無水物の貧溶媒である
が、約170℃〜250℃の反応温度に於ては良溶媒性を示
す。この溶媒は反応条件下で本質的に不活性でありかつ
好ましい温度に於て、常圧に於て反応を可能にするため
高沸点を有しなければならない。溶媒は、約150゜〜250
℃、好ましくは約150゜〜210℃のような高温に於ける濾
過による溶存オキシジフタル酸無水物からの無機塩の除
去及びほぼ室温に於ける沈澱による生成物の回収を容易
にする。1,2,4−トリクロロベンゼンがこれらの基準に
合格する。4,4′−オキシジフタル酸無水物は170℃に於
て25%溶液中に完全に可溶であるが、室温に於ては本質
的に不溶である。ガスクロマトグラフィー分析は室温に
於ける溶解度が0.5%未満であることを示している。
他の適当な溶媒には1,2−及び1,3−ジクロロベンゼン
が含まれる。溶媒はハロフタル酸無水物反応成分の約10
〜500重量%、好ましくは約20〜100重量%の比率で用い
られる。
高沸点溶媒からのオキシジフタル酸無水物の上記回収
方法はニート反応(neat reaction)の生成物の精製に
も使用することができる。かかる生成物を、約30℃乃至
約250℃までのような反応温度の範囲の温度に於て液体
であり、かつ反応温度に於ては無水物生成物の良溶媒で
ある約30℃に於ては無水生成物の貧溶媒である溶媒に溶
解することができる。好ましい溶媒は1,2,4−トリクロ
ロベンゼンである。溶液を濾過して固体不純物を除去し
た後、冷却してオキシジフタル酸無水物を沈澱させ、最
終溶液から濾過することができる。
本発明の生成物はいずれも固体生成物を上記溶媒、例
えば1,2,4−トリクロロベンゼンに再溶解した後、沈澱
によってさらに製造することができる。
本発明及び本発明を実施する方法をさらに説明するた
め以下に実施例を示す。しかし、実施例中に示される特
別な詳細は説明のためにのみ選ばれたものであり、本発
明を限定するものと解釈されるべきでないことはいうま
でもないことである。特に断らない限り、実施例中に於
て部及び%はすべて重量によるものでありかつ温度はす
べて℃である。
実施例1 純度99.2%の4−クロロフタル酸無水物(100.0g、
0.543モル)と炭酸カリウム(18.9g、0.137モル)との
混合物を窒素雰囲気中で撹拌しながら約229℃へ加熱し
た。試料を定期的に取り出し、ガスクロマトグラフィー
技術によって分析し、下記の結果を得た。
実施例2 純度98.3%の4−クロロフタル酸無水物(105g、0.57
0モル)弗化カリウム(2.5g、0.043モル)との混合物を
229℃へ加熱し、炭酸カリウム(19.8g、0.143モル)を6
5分間にわたって添加した。炭酸カリウムの添加後、混
合物を約230℃に保ちながら定期的にサンプリングし、
ガスクロマトグラフィー法で分析して下記の結果を得
た。
実施例3 純度99.2%の4−クロロフタル酸無水物(105.4g、0.
573モル)と弗化カリウム(1.0385g、6.836×10-3
ル)と炭酸カリウム(19.8g、0.143モル)との混合物を
約220℃へ加熱した。温度が220℃に達したとき、反応は
発熱して235℃になった。しかし、さらに反応させると
混合物はゲル化したようであり、混合物は徐々に粘度が
減少し始めた。218〜235℃に於て4.1時間後、GC面積%
の分析は、混合物が47.4%の4−クロロフタル酸無水物
及び51.8%の4,4′−オキシジフタル酸無水物を含むこ
とを示した。
実施例4 純度93.2%の4−ブロモタフル酸無水物(100.0g、
0.411モル)を撹拌しながら212℃へ加熱し、212〜231℃
に於て25分間窒素でパージして水蒸気を駆逐した。この
熱4−ブロモフタル酸無水物へ臭化テトラフェニルホス
ホニウム(0.60g、1.43×10-3モル)を添加した。この
熱混合物へ、230〜233℃に於て65分間にわたって炭酸カ
リウム(14.2g、0.103モル)を添加した。炭酸カリウム
の添加後直ちに取り出した試料は、GCによって分析する
と76%の4−ブタモフタル酸無水物及び19.9%の4,4′
−オキシジフタル酸無水物を含んでいた。230℃に於て
さらに1時間後、4−ブロモフタル酸無水物含量は49.5
%へ減少したが、4,4′−オキシジフタル酸無水物は46.
7%へ増加した。
水酸化ナトリウムの存在下に於てフタル酸の臭素化
によって製造。
実施例5 純度97.8%の4−フルオロフタル酸無水物++(100.0
g、0.589モル)を窒素パッド下に撹拌しながら227℃へ
加熱し、臭化テトラフェニルホスホニウム触媒0.6g(1.
43×10-3モル)を添加した。227〜230℃に於て、炭酸カ
リウム(20.3g、0.147モル)を59分間にわたって添加し
た。炭酸カリウム添加中に幾らか起泡が起こり、混合物
は粘稠になった。229℃に於て1時間加熱後、混合物の
粘度は顕著に減少し、CG分析は、混合物が44.0%の4−
フルオロフタル酸無水物及び53.5%の4,4′−オキシジ
フタル酸無水物を含むことを示した。
++4−クロロフタル酸無水物を弗化カリウムとの反応
によって製造。
実施例6 仕込んだ4−クロロフタル酸無水物の0.41重量%の臭
化テトラフェニルホスホニウムを用いて実施例1の反応
を繰返した。しかし、炭酸カリウムは、1時間にわたっ
て添加し、温度を220℃へ下げた。下に示した結果は、
反応が僅か約3時間の短時間で完了する点で全く劇的で
あった。
最終生成物は淡ばらベージュ色の物質で、融点が225.
5〜226.5℃であった。
実施例7 4−クロロフタル酸無水物と炭酸カリウムとを、2:1
の無水物:炭酸塩のモル比で、1,2,4−トリクロロベン
ゼン中で反応させた。純度99%の4−クロロフタル酸無
水物60.0g、炭酸カリウム22.8g、MPEG2000(分子量2000
を有するメチル末端ポリエチレングリコール)1.2部を
1,2,4−トリクロロベンゼン180g中で198゜〜200℃へ加
熱し、5.4時間保った。生成物は生成しなかった。室温
に於て臭化テトラフェニルホスホニウム(0.6g)を添加
し、このバッチを200℃へ再熱した。触媒添加後、下記
の結果が得られた。
実施例8 210〜215℃に於て触媒無しで1,2,4−トリクロロベン
ゼン中での4−クロロフタン酸無水物と炭酸カリウムと
の反応は24.5時間後生成物を生じなかった。
実施例9 撹拌機及び温度計を装備した反応器へ105.0gの4−ク
ロロフタル酸無水物を仕込んだ。反応器を230℃て加熱
し、次に反応器へ0.35gの塩化テトラフェニルホスホニ
ウムを加え、1分間混合した。19.8gの炭酸カリウムを
添加し、反応混合物を225〜230℃に於て5時間、撹拌し
ながら加熱した。内容物のGC分析は、内容物が50.6%の
4−クロロフタル酸無水物及び48.3%の4,4′−オキシ
ジフタル酸無水物を含むことを示した。
実施例10 撹拌機及び温度計を装備した500mlフラスコへ25.0gの
4−クロロフタル酸無水物、10.4gの炭酸カリウム、0.5
gの塩化テトラフェニルホスホニウム、0.5gのMPEG−200
0(2000分子量を有するメチル未満ポリエチレングリコ
ール)及び146.5gの1,2,4−トリクロロベンゼンを仕込
んだ。混合物を油浴で204〜205℃の範囲の温度へ加熱し
た。5時間後の最終反応混合物は、CG面積%によると5
7.3%の4,4′−オキシジフタル酸無水物及び39.4%の4
−クロロフタル酸無水物からなっていた。
実施例11 撹拌機及び温度計を装備した反応器へ105.0gの4−ク
ロロフタル酸無水物を添加した。内容物を220℃へ加熱
し、0.63gの臭化テトラブチルホスホニムを加えた。次
に19.8gの炭酸カリウムを65分間にわたって添加した。
反応を約220℃に於て11時間続行し、その時点に於けるG
C分析は、混合物中に49.6%(面積による)の4−クロ
ロフタル酸無水物及び49.6%(面積による)の4,4′−
オキシジフタル酸無水物を示した。
実施例12 撹拌機及び温度計を装備した反応フラスコへ105.0gの
4−クロロフタル酸無水物を加えた。この無水物を230
℃へ加熱し、0.31gのトリフェニルホスフィンを加え
た。次に粉末漏斗から19.8gの炭酸カリウムを1時間に
わたって添加した。230℃に於て34時間後、GC内部標準
法で測定するとき反応混合物中に45.5%の4,4′−オキ
シジフタル酸無水物が存在していた。実施例16に従って
精製して33.4g(収率83.6%)の4,4′−オキシジフタル
酸無水物を得た。
実施例13 撹拌機及び温度計を装備した250mlの反応フラスコへ1
05.0gの4−クロロフタル酸無水物を仕込み、約230℃へ
加熱した。次に0.28gの亜燐酸トリフェニルを加え、1
分間混合させた。次に、粉末漏斗で19.8gの炭酸カリウ
ムを添加した。下記の結果が得られた。約230℃に於て
6時間後、4,4′−オキシジフタル酸無水物が44.2面積
%で存在していた。実施例16によって精製して、収率7
1.5%の4,4′−オキシジフタル酸無水物を得た。
実施例14 18.25g(0.1モル)の4−クロロフタル酸無水物**
及び0.03gの臭化テトラフェニルホスホニウム(4−ク
ロロフタル酸無水物に対して0.165%)を6.0gの1,2,4−
トリクロロベンゼンと混合し、混合物を225℃へ加熱し
た。炭酸カリウム(2.76g、0.02モル)を10分間にわた
って添加し、反応混合物を225℃に於て6時間加熱し
た。反応混合物は34.1%の4,4′−オキシジフタル酸無
水物及び63.3%の4−クロロフタル酸無水物からなって
いた。
**本出願と同日付の米国出願(ケース5774)中に記
載されている4−クロロテトラヒドロフタル酸無水物の
芳香族化によって製造されたもの。
実施例15A 高純度3−クロロフタル酸無水物***(105.3g、0.
5767モル)を、N2導入管、機械的撹拌機、クライゼン型
アダプター、温度計、ガス圧均等化管及び磨り合わせガ
ラス栓を備えた3つ口、250mlフラスコ中へ仕込んだ。
この3−クロロフタル酸無水物を180℃へ加熱し、0.327
gの臭化テトラフェニルホスホニウムを添加した。3−
クロロフタル酸無水物は180℃に加熱されたとき僅かに
黄色化し、触媒添加時に深黄色になった。炭酸カリウム
(17.8g、0.1288モル)を180〜180.5℃に於て53分間に
わたって添加した。反応混合物を180℃に保ち、炭酸カ
リウム添加直後及びその後定期的に試料を取り出してGC
面積%分析を行った。これらの分析の結果を下に示す。
実施例15B 実施例15Aの反応器へ、50gの3−クロロフタル酸無水
***及び50gの4−クロロフタル酸無水物**を0.3
3gの臭化テトラフェニルホスホニウムと共に添加した。
この反応器へ、9.3gの炭酸カリウムを約230℃に於て1
時間にわたって添加した。さらに9.3gの炭酸カリウムを
3時間後に添加した。反応混合物を約230℃に保った。
4時間後、反応混合物のGC(ガスクロマトグラフィー)
分析は、反応混合物が12.6%の3,3′−オキシジフタル
酸無水物、約21.1%の3,4′−オキシジフタル酸無水物
及び7.8%の4,4′−オキシジフタル酸無水物を含むこと
を示した。この生成物を、70gの熱1,2,4−トリクロロベ
ンゼンを添加し、かつ得られた溶液を濾過することによ
って精製した。濾過ケーキを130gの1,2,4−トリクロロ
ベンゼンですすいだ。溶液の温度を冷却して生成物を沈
澱させ、GCによって分析し、生成物が43.2%の3,3′−
オキシジフタル酸無水物、47.8%の3,4′−オキシジフ
タル酸無水物及び2.7%の4,4′−オキシジフタル酸無水
物をを含むことがわかった。乾燥器で乾燥後、収量は1
6.8gすなわち理論収量の40.2%であった。
***この3−クロロフタル酸無水物は3−ニトロフ
タル酸無水物の塩素化脱硝によって製造したものであ
る。
**米国特許出願(ケース5774)中に記載されてい
る、4−クロロテトロヒドロフタル酸無水物の芳香族化
によって製造さたもの 実施例16 18.2g(0.1モル)の4−クロロフタル酸無水物**
び4.2gの1,2,4−トリクロロベンゼンの混合物を222℃へ
加熱した。粒状炭酸カリウム3.45g(0.025モル)を添加
し、混合物を撹拌しながら222〜224℃に於て8時間加熱
した。反応混合物のGC分析は、反応混合物が52.2%(面
積)の4,4′−オキシジフタル酸無水物を含むことを示
した。理論含量は50%になるべきである。
**米国特許出願(ケース5774)に記載されている、
4−クロロテトラヒドロフタル酸無水物の芳香族化によ
って製造されたもの 実施例17 実施例1の生成物を下記の方法で精製した。反応混合
物中の不溶性物質を除去するため、固体生成物へ200.7g
の1,2,4−トリクロロベンゼン(TCB)を添加し、約200
℃へ加熱し、よく混合した。得られた熱混合物を次にガ
ラス製ブフナー漏斗で濾過した。得られた濾過ケーキを
次に144gの熱TCB(200℃)で濯ぎ、両方の濾液を合わし
た。この熱溶液を次に撹拌しながら冷却させた。濾液を
室温へ冷却した後、沈澱した生成物を濾過によって集め
た。この固体を次に約107gの冷TCBで洗い、空気循環式
乾燥器中で約145℃に於て1晩中乾燥した。32.9gの4,
4′−オキシジフタル酸無水物が回収されたが、これはK
2CO3基準で77.6%の収率に当たる。
実施例18 実施例9の反応混合物へ75gの1,2,4−トリクロロベン
ゼン(TCB)を添加した。200℃へ加熱した後、内容物を
濾過し、濾液を冷却させた。結晶化した固体を固化によ
って除去し、冷TCB及びn−ヘキサンで洗い、乾燥して3
6.2gの生成物(K2CO3基準で81.3%収率)を得た。
実施例19 実施例11の生成物を104.0gの熱1,2,4−トリクロロベ
ンゼンで処理し、混合物を210℃へ再熱した。熱時濾過
後、濾過ケーキをさらに100gの熱1,2,4−トリクロロベ
ンゼンで洗い、濾過し、濾液を合わせた。室温へ冷却し
た後、結晶化した生成物を濾過によって回収し、乾燥し
た。収率は36.6g、すなわち理論収量の82.2%であっ
た。
実施例20 実施例14の反応生成物へ12gの熱1,2,4−トリクロロベ
ンゼンを添加した。溶液を200℃で濾過して無機塩を除
去した。濾過ケーキを更に6gの熱1,2,4−トリクロロベ
ンゼンで洗浄した。濾液を合わせ、冷却させて4,4′−
オキシジフタル酸無水物生成物を沈澱させた。生成物を
濾過した後、乾燥して5.5g(88.7%収率)の4,4′−オ
キシジフタル酸無水物を得た。
実施例21 実施例16のフラスコ内容物を18.0gの還流シクロヘキ
サン(157℃)で処理した。固化を濾別し、さらに18.0g
の熱シクロヘキサノンで洗浄し、再び濾過した。濾液を
合わせ、冷却させて生成物を結晶化させ、濾過によって
生成物を除いた。15mlの1,2,4−トリクロロベンゼン及
び25mlのヘキサンで洗浄後、乾燥して、7.25g(93.5%
収率)の4,4′−オキシジフタル酸無水物を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリス ティー シュウォーツ アメリカ合衆国 ニューヨーク州グラン ド アイランド ロング ロード2368 (56)参考文献 特開 昭55−127343(JP,A) 特開 昭63−96183(JP,A)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式: (式中、HalはF、Cl、Br又はIである)のハロフタル
    酸無水物と炭酸カリウムとを、2:1より大きいハロフタ
    ル酸無水物:炭酸カリウムのモル比で反応媒質中におい
    てニート反応をさせることを特徴とする式: のオキシジフタル酸無水物の製造方法。
  2. 【請求項2】ハロフタル酸無水物のハロゲン基が塩素で
    ある請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】ハロフタル酸無水物のハロゲン基が臭素で
    ある請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】4−ハロフタル酸無水物と炭酸カリウムと
    を、4−ハロフタル酸無水物:炭酸カリウムのモル比が
    2:1より大きい比でニート反応させることを特徴とする
    4,4′−オキシジフタル酸無水物の製造方法。
  5. 【請求項5】触媒量の反応用触媒、及び約30℃乃至反応
    温度の範囲の温度において液体であり、かつ反応温度に
    おいては無水物生成物の良溶媒であるが約30℃において
    は無水物生成物の貧溶媒である溶媒からなる反応媒質の
    存在下において、 式: (式中、HalはF、Cl、Br又はIである)のハロフタル
    酸無水物と炭酸カリウムとを反応させることを特徴とす
    る、式: のオキシジフタル酸無水物の製造方法。
  6. 【請求項6】反応媒質が1,2,4−トリクロロベンゼン、
    1,2−ジクロロベンゼン又は1,3−ジクロロベンゼンから
    なり、かつハロフタル酸無水物:炭酸カリウムのモル比
    が約1.5:1以上である請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】触媒量の臭化テトラフェニルホスホニウ
    ム、塩化テトラフェニルホスホニウム、臭化テトラブチ
    ルホスホニウム、トリフェニルホスフィン又は亜燐酸ト
    リフェニルの存在下において行われる請求項5記載の方
    法。
  8. 【請求項8】1,2,4−トリクロロベンゼンを含む液体反
    応媒質中において、4−ハロフタル酸無水物と炭酸カリ
    ウムとを、4−ハロフタル酸無水物:炭酸カリウムのモ
    ル比が約2:1以上で反応させることを特徴とする4,4′−
    オキシジフタル酸無水物の製造方法。
  9. 【請求項9】(1) 約30℃乃至反応温度の範囲の温度
    において液体でありかつ反応温度においては無水物生成
    物の良溶媒であるが、約30℃においては無水物生成物の
    貧溶媒である溶媒中にオキシジフタル酸無水物生成物を
    溶解する工程と、 (2) 得られた熱溶液を濾過して溶液から固体不純物
    を除去する工程と、 (3) 得られたオキシジフタル酸無水物の溶液を十分
    に低い温度へ冷却してオキシジフタル酸無水物を沈殿さ
    せる工程と、 (4) 沈殿したオキシジフタル酸無水物を溶液から除
    去する工程と、 を含む請求項1で生成されたオキシジフタル酸無水物の
    精製方法。
  10. 【請求項10】(1) 請求項4記載の方法で得られた
    オキシジフタル酸無水物生成物を1,2,4−トリクロロベ
    ンゼンに溶解する工程と、 (2) 熱溶液から固体不純物を除去する工程と、 (3) 得られた溶液を冷却してオキシジフタル酸無水
    物を沈殿させる工程と、 (4) 沈殿したオキシジフタル酸無水物を溶液から除
    去する工程と、 を含むオキシジフタル酸無水物の精製方法。
  11. 【請求項11】(1) オキシジフタル酸無水物の熱溶
    液を濾過して固体不純物を除去する工程と、 (2) オキシジフタル酸無水物の溶液を冷却してオキ
    シジフタル酸無水物を沈殿させる工程と、 (3) オキシジフタル酸無水物の溶液から除去する工
    程と、 を含む請求項5の方法で生成したオキシジフタル酸無水
    物の精製方法。
  12. 【請求項12】(1) 請求項8の方法で生成した溶液
    に追加量の1,2,4−トリクロロベンゼンを加える工程
    と、 (2) 得られた1,2,4−トリクロロベンゼン中のオキ
    シジフタル酸無水物の熱溶液を濾過して溶液から固体不
    純物を除去する工程と、 (3) 得られた溶液を冷却してオキシジフタル酸無水
    物を沈殿させる工程と、 (4) 沈殿したオキシジフタル酸無水物を溶液から除
    去する工程と、 を含むオキシジフタル酸無水物の精製方法。
JP1042877A 1988-02-24 1989-02-22 オキシジフタル酸無水物の製造及び回収方法 Expired - Lifetime JP2697886B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US160036 1988-02-24
US07/160,036 US4870194A (en) 1987-09-28 1988-02-24 Process for the preparation and recovery of oxdiphthalic anhydrides

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01254673A JPH01254673A (ja) 1989-10-11
JP2697886B2 true JP2697886B2 (ja) 1998-01-14

Family

ID=22575233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1042877A Expired - Lifetime JP2697886B2 (ja) 1988-02-24 1989-02-22 オキシジフタル酸無水物の製造及び回収方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US4870194A (ja)
EP (1) EP0330220B1 (ja)
JP (1) JP2697886B2 (ja)
AT (1) ATE106380T1 (ja)
BR (1) BR8900450A (ja)
CA (1) CA1340428C (ja)
DE (1) DE68915570T2 (ja)
ES (1) ES2056979T3 (ja)
IL (1) IL88822A (ja)
NO (1) NO173333C (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5003031A (en) * 1989-05-15 1991-03-26 Occidental Chemical Corporation Polyimides and co-polyimides based on dioxydiphthalic anhydride
US5077415A (en) * 1990-01-19 1991-12-31 Ciba-Geigy Corporation Disubstituted aromatic dianhydrides
US6727370B1 (en) 2003-02-24 2004-04-27 General Electric Company Method for preparing oxydiphthalic anhydrides using bicarbonate as catalyst
US6706897B1 (en) * 2003-02-24 2004-03-16 General Electric Company Method for preparing oxydiphthalic anhydrides using guanidinium salt as catalyst
CN1805949B (zh) * 2003-06-17 2011-05-11 株式会社日本触媒 双含氟邻苯二甲酸酐及其制造方法
EP1640370A4 (en) 2003-06-17 2008-10-08 Nippon Catalytic Chem Ind BIS (PHTHALIC ANHYDRIDE CONTAINING FLUORINE) AND PROCESS FOR PRODUCING THE SAME
JP4541774B2 (ja) * 2003-06-17 2010-09-08 株式会社日本触媒 ビス含フッ素フタル酸無水物の製造方法
US7495113B2 (en) * 2004-12-22 2009-02-24 Sabic Innovative Plastics Method of purifying dianhydrides
US20060293528A1 (en) * 2005-06-24 2006-12-28 General Electric Company Method of purifying dianhydrides
US7411032B2 (en) * 2005-09-23 2008-08-12 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Method for making polyetherimides
US7446214B2 (en) * 2005-09-23 2008-11-04 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Method for purifying oxybisphthalic anhydrides
US7408070B2 (en) * 2005-09-23 2008-08-05 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Method for purifying bisimides
US7863463B2 (en) * 2005-11-22 2011-01-04 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Method of purifying dianhydrides
US7928154B2 (en) 2006-06-26 2011-04-19 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Methods of preparing polymer-organoclay composites and articles derived therefrom
US8568867B2 (en) * 2006-06-26 2013-10-29 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Polyimide solvent cast films having a low coefficient of thermal expansion and method of manufacture thereof
US9161440B2 (en) * 2006-06-26 2015-10-13 Sabic Global Technologies B.V. Articles comprising a polyimide solvent cast film having a low coefficient of thermal expansion and method of manufacture thereof
US8545975B2 (en) * 2006-06-26 2013-10-01 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Articles comprising a polyimide solvent cast film having a low coefficient of thermal expansion and method of manufacture thereof
EP2114849B1 (en) * 2007-01-04 2017-03-01 SABIC Global Technologies B.V. Method of purifying dianhydrides
WO2008082417A1 (en) * 2007-01-04 2008-07-10 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Method of purifying dianhydrides
US7674920B2 (en) * 2008-03-28 2010-03-09 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Methods for preparing oxydiphthalic anhydrides, oxydiphthalic anhydrides prepared thereby, and polyetherimides derived therefrom
WO2009120215A1 (en) * 2008-03-28 2009-10-01 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Methods for preparing oxydiphthalic anhydrides
CN115490658B (zh) * 2022-10-11 2023-11-14 天津众泰材料科技有限公司 一种4,4′-氧双邻苯二甲酸酐的制备方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55127343A (en) * 1979-03-23 1980-10-02 Mitsui Toatsu Chem Inc Preparation of oxy-di-phthalic acid or acid anhydride
US4499285A (en) * 1982-11-01 1985-02-12 General Electric Company Solvent free preparation of diarylthioethers
US4625037A (en) * 1984-02-02 1986-11-25 General Electric Company Method for making thioether(bisphthalimide)s
US4697023A (en) * 1986-10-03 1987-09-29 Occidental Chemical Corporation Process for the preparation of oxy-diphthalic anhydrides

Also Published As

Publication number Publication date
ES2056979T3 (es) 1994-10-16
NO173333B (no) 1993-08-23
NO890750D0 (no) 1989-02-22
IL88822A0 (en) 1989-07-31
EP0330220B1 (en) 1994-06-01
JPH01254673A (ja) 1989-10-11
NO890750L (no) 1989-08-25
CA1340428C (en) 1999-03-09
IL88822A (en) 1994-04-12
NO173333C (no) 1993-12-01
ATE106380T1 (de) 1994-06-15
EP0330220A2 (en) 1989-08-30
US4870194A (en) 1989-09-26
EP0330220A3 (en) 1991-05-29
DE68915570D1 (de) 1994-07-07
BR8900450A (pt) 1989-09-26
DE68915570T2 (de) 1994-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2697886B2 (ja) オキシジフタル酸無水物の製造及び回収方法
US5021168A (en) Process for the preparation and recovery of oxydiphthalic anhydrides
JP3204641B2 (ja) オキシジフタル酸無水物の製造方法
JPH0832680B2 (ja) 芳香族ビスエーテルフタルイミド化合物の合成法
JPH06502425A (ja) ビスフェノールフルオレン化合物の製造方法
US5637733A (en) Syntheses of fluorescein compounds with excess resorcinol as a solvent
EP0172298B1 (en) Method for making thioether(bisphthalimide)s
JPS5949217B2 (ja) 置換ジフェニルエ−テルの製造方法
JP3056539B2 (ja) オキシジ無水フタル酸及びアシルオキシ無水フタル酸の調製方法
EP0092117A1 (en) Process for producing chloronicotinic acid compounds
JPS6210510B2 (ja)
JPH07206845A (ja) 3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物の製造方法
JP3235914B2 (ja) 4,5−ジクロロフタル酸又はその塩の製造方法
WO1998027047A1 (en) Process for the preparation of 4,4'-oxybisphthalic dianhydride
JP2571747B2 (ja) モノアミド酸の製造法
JPS63307858A (ja) ハロゲン化イミドの製造方法
JPH0460457B2 (ja)
JP2826576B2 (ja) 2―クロルテレフタロイルクロライドの製法
JP4143295B2 (ja) 9,9−二置換−2,3,6,7−キサンテンテトラカルボン酸二無水物の製造方法
JPS61243043A (ja) 2−(4′−アミルベンゾイル)安息香酸の製造方法
JPH0573734B2 (ja)
JPS6122065A (ja) マレイミド類の精製方法
JPH03279347A (ja) 4,4’―ジフェニルジカルボン酸の精製方法
JPS6312049B2 (ja)
JPS59152345A (ja) 粗製モノクロル−およびモノブロムアントラキノンの精製法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070919

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 12