JP2692830B2

JP2692830B2 - 蓄積画情報の頁順序変換方式

Info

Publication number: JP2692830B2
Application number: JP63024791A
Authority: JP
Inventors: 達夫高岡; 直治根本
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1988-02-03
Filing date: 1988-02-03
Publication date: 1997-12-17
Anticipated expiration: 2012-12-17
Also published as: JPH01200779A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、蓄積画情報の頁順序変換方式に関し、詳細
には、メモリに蓄積した複数頁の画情報の出力順序を入
れ換える蓄積画情報の頁順序変換方式に関する。

（従来の技術）一般に、画情報を蓄積するメモリを備えた画像処理装
置、例えば、ファクシミリ装置や複写機等においては、
受信したり、原稿から読み取った画情報をその順序にメ
モリに蓄積し、蓄積した順序に読み出して送信したり、
記録紙に記録している。

例えば、ファクシミリ装置においては、送信側のファ
クシミリ装置は、原稿を１頁から順次に読み取り、読み
取った頁順に画情報を送信する。受信側のファクシミリ
装置は、受信した画情報を受信した順序、すなわち頁順
にメモリに蓄積し、蓄積した順序にメモリから読み出し
てプロッタで記録紙に記録する。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、従来のように、メモリに蓄積した画情
報を、単に、蓄積順に読み出して送信したり、記録する
と、画情報を記録した記録紙を記録面を上にして順次記
録順に積み重ねると、頁順序が逆になり、記録紙の整
理、分類上不便であった。

すなわち、上記従来例において、受信側ファクシミリ
装置が頁順に画情報を受信してメモリに蓄積し、メモリ
から蓄積順に読み出してプロッタで記録する。この場
合、記録状態を確認しやすくするために、記録紙を記録
面を上にして積み重ねると、下から頁順に記録紙が積み
重ねられ、記録面から見ると、頁順序が逆順序になる。
したがって、記録紙を頁順に入れ換えなければならず、
作業能率が悪いという問題があった。

（発明の目的）そこで、本発明は、メモリ内の画情報を頁毎にアドレ
ス管理するとともに、読出時、読出専用のテーブルを作
成し、該読出専用テーブルに従って画情報を頁順序を入
れかえて読み出すことにより、画情報を記録した記録紙
をその記録面を上にして積み重ねた際に、上から先頭頁
順に積み重なるようにして、記録紙の分類、整理に際
し、記録紙の頁順序を入れかえる手間を省いて、作業効
率を向上させることを目的としている。

（発明の構成）本発明は、上記目的を達成するため、画情報を頁毎
に、かつ、所定容量のファイル単位毎に分割し該ファイ
ルを連続して蓄積するメモリと、該メモリ内に蓄積され
た画情報のアドレスをファイル単位毎に管理する画情報
アドレス管理テーブルと、該画情報アドレス管理テーブ
ルに管理されている各頁の先頭ファイルに対応するアド
レスを管理する頁アドレス管理テーブルとを備え、画情
報の出力時には、頁アドレス管理テーブルにおける最終
頁のアドレスを識別し、該アドレスに基づいて画情報ア
ドレス管理テーブルに管理されているアドレスに対応す
る画情報をメモリ内からファイル毎に順次読み出した
後、該頁に対する前頁へと繰り返しメモリ内の画情報を
頁順序を逆にして読み出すことを特徴とするものであ
る。

以下、本発明の実施例に基づいて具体的に説明する。

第１図〜第５図は本発明の一実施例を示す図であり、
ファクシミリ装置に適用したものである。

第１図において、１はファクシミリ装置であり、ファ
クシミリ装置１はその本体22にカセット３、原稿トレイ
４、コピートレイ５が取付けられるとともに、本体２の
上部に原稿台６と操作部７が設けられている。カセット
３内には単票の記録紙８が収納され、一枚づつ送り出さ
れて記録された後、コピートレイ５上に記録面を上にし
て排出される。原稿台６にセットされた原稿９は１枚づ
つスキャナ10に送られ、スキャナ10で画情報が読み取ら
れた後、原稿トレイ４に排出される。操作部７は、テン
キー7a、その他コマンドを入力する操作キー7b（例え
ば、ストップキー、コピーキー、スタートキー等）およ
び入力コマンドやファクシミリ装置１からオペレータへ
伝達する情報を表示する表示部7c等を備えている。

ファクシミリ装置１は、第２図に示すように、CPU（C
entral Processing Unit）11、ROM（Read Only Memol
y）12、RAM（Random Access Memoly）13、キャラクタ・
ジェネレータ14、画像メモリ15、符号化・復号化部16、
通信制御部17、モデム18、網制御部19、スキャナ20およ
びプロッタ21等を備えており、スキャナ20には原稿セン
サ22が、またプロッタ21には用紙センサ23が設けられて
いる。

RAM12にはファクシミリ装置１としての制御プログラ
ムが書き込まれるとともに、本発明の頁順序変換処理プ
ログラム書き込まれており、RAM13にはワークエリアが
形成される。CPU11はROM12のプログラムに従って外部デ
ータをRAM13に取り込んだり、RAM13との間でデータの授
受を行ったりしながらファクシミリ装置１の各部を制御
してファクシミリ装置１としてのシーケンスを実行する
とともに、本発明の頁順序変換処理を実行する。特に、
RAM13には第３図ａ〜ｄおよび第４図に示す各種テーブ
ルが形成され、画像メモリ15に蓄積される画情報のファ
イル管理を行う。

すなわち、画像メモリ15には、受信した画情報やスキ
ャナ10で読み取った画情報が符号化・復号化部16で符号
化された後に蓄積されるが、画像メモリ15には、第３図
ａに示すように、画情報が頁毎にかつ、所定容量のファ
イル単位で蓄積されるようになっており、画情報の大き
さが頁毎に異なってもその大きさに併せて蓄積すること
ができるようになっている。そして、画像メモリ15内に
はその各頁の画情報のアドレスを管理する画情報アドレ
ス管理テーブルが第３図ｂに示すようなテーブルとして
形成される。この画情報アドレス管理テーブルには各頁
毎で、かつ、ファイル単位毎に画情報の先頭アドレスが
格納されており、最終ファイルにはOFFH（図３中にはFF
と図示）を付すことにより後に該頁に対応するファイル
がないことを識別可能にしている。これら各頁の画情報
アドレス管理テーブルの格納されているアドレスを示す
テーブルアドレスは第３図ｃに示すモードテーブル（頁
アドレス管理テーブル）に記載されており、モードテー
ブルには、他に画情報の各頁毎に線密度、紙幅等の画情
報のモードを示す画情報モードおよび次頁の画情報モー
ドの格納されているアドレスを示すモードアドレスが格
納されている。本実施例では、このモードテーブルはテ
ーブルアドレスが1byte、画情報モードが2byte、モード
アドレスが1byteの計4byteで構成されている。このモー
ドテーブルの頁１の画情報モードの格納されているアド
レスは、第３図ｄに示すファイル管理テーブルに格納さ
れており、ファイル管理テーブルには、他に画情報名や
マルチコピーであるか等の画情報の種類や部数等の情報
が格納されている。したがって、画像メモリ15に蓄積さ
れる画情報はRAM13のファイル管理テーブル、モードテ
ーブルおよび画情報アドレス管理テーブルにより各画情
報について頁毎にファイル管理されている。

また、RAM13には、画像メモリ15からの画情報の読み
出し時、第４図に示す読出専用テーブルが作成される。
この読出専用テーブルはモードテーブルの各頁の画情報
モードとテーブルアドレスを頁順に並べたものであり、
１頁当たり3byteで構成されている。この読出専用テー
ブルについては後でさらに詳述する。

再び、第２図において、キャラクタ・ジェネレータ14
は所定のキャラクタコードに基づいて、キャラクタデー
タをイメージデータに変換し、また、イメージデータを
キャラクタデータに変換する。

画像メモリ15は受信した画情報やスキャナ10で読み取
った画情報を蓄積し、この画情報は上述のようにファイ
ル管理される。

符号化・復号化部16は画情報をいわゆるMH方式あるい
はMR方式等により圧縮（符号化）し、また符号化情報を
原情報に復号化する。

通信制御部17は相手ファクシミリ装置との通信手順を
制御し、また網制御部19の作動を制御するモデム18は送
信画情報文を変調し、また、受信画情報を復調する。

スキャナ20は，例えば、CCD（Charge Coupled Devic
e）を利用したラインイメージセンサが用いられ、原稿
台６にセットされた原稿９の画情報を読み取って出力す
る。

プロッタ21は、例えばサマール素子を備えたサマール
記録装置が用いられ、記録紙８に画情報を記録する。

次に、作用を説明する。

本発明は画像メモリ15に蓄積した複数頁分の画情報を
蓄積順序と逆順序に出力するところにその特徴がある。

いま、画像メモリ15に３頁分の画情報が頁順に入力さ
れて蓄積されているものとする。この画情報は送信側フ
ァクシミリ装置から頁順に送信されてきたものであって
もよく、また、ファクシミリ装置１のコピーモードにお
いて原稿台６にセットされた原稿９を頁順に読み取った
ものであってもよい。

画像メモリ15に蓄積した３頁分の画情報を３部記録す
る場合について、画像メモリ15からの画情報の出力処理
を第５図に示すフローチャートに基づいて説明する。

オペレータが操作部７より記録モードに設定し、部数
として“3"を入力すると、CPU11はRAM13に前記読出専用
テーブルを作成する。すなわち、CPU11は記録する画情
報のファイル管理テーブル（第３図ｄ）を検索し、該フ
ァイル管理テーブルから頁１のモードアドレスを読み出
す。この頁１のモードアドレスをポインタ０にセットし
（ステップP₁）、このモードテーブル（第３図Ｃ参照）
の頁１のモードアドレスから＋3byte分のデータを読出
専用テーブル（第４図参照）の先頭アドレスから順次セ
ットする（ステップP₂）。すなわち、モードテーブルの
頁１の画情報モードと頁１のテーブルアドレスのみを読
み出して読出専用テーブルにセットする。そして、読出
専用テーブルの先頭アドレスをポインタ１にセットし、
ポインタ２としてポインタ１に3byteを加算したアドレ
ス（ポインタ２＝ポインタ１＋3byte）をセットする
（ステップP₃）。次いで、モードテーブルの4byte目、
すなわち、次頁モードアドレスがOFFHであるか否かチェ
ックする。いま画像メモリ15の画情報は３頁としている
ので、２頁目のモードテーブルがあり、次頁モードアド
レスはOFFHではない。したがって、ステップP₁に戻って
ステップP₁からステップP₄の処理を頁３まで繰り返す。
したがって、読出専用テーブルには、第４図に示すよう
に、頁１から頁３までの画情報モードとテーブルアドレ
スがセットされ、頁１の画情報モードのアドレスにポイ
ンタ１がセットされ、頁３のテーブルアドレスにポイン
タ２がセットされる。ステップP₄で4byte目がOFFHであ
ると、頁３までの読出専用テーブルの作成が終了したこ
とになり、最終ぺであると判断して、ポインタ２から2b
yte減算したアドレスを読出開始アドレスとする。すな
わち、本実施例では頁３の画情報モードが入っており、
この画情報モードを読み出した後、テーブルアドレスに
従って、画情報アドレス管理テーブル（第３図ｂ）から
頁３の画情報の入っているアドレスを順次読み出す。こ
のアドレスに従って頁３の画情報を順次読み出し（ステ
ップP₅）、通常の出力処理に従ってプロッタ21で記録紙
８に記録する（ステップP₆）。ポインタ２がポインタ１
と一致するかどうかチェックし（ステップP₇）、いま、
頁３の出力を行ったところであるから、ポインタ２はポ
インタ１と一致せず、ポインタ２から3byte減算したア
ドレスを読出開始アドレスとする。すなわち、ポインタ
２はステップP₅の処理で、第４図の頁３の画情報モード
のアドレス位置となっており、これから3byte減算する
と、頁２の画情報モードとなる。したがって、以降、ス
テップP₆からステップP₇およびステップP₈を繰り返すこ
とにより、画像メモリ15より順次最終頁（頁３）から画
情報モードとともに画情報を読み出すことができる。そ
の結果、プロッタ21で記録された記録紙８はその記録面
を上にして最終頁を下にし、その前頁が上に積み重なる
ようにしてコピートレイ５にスタックされる。したがっ
て、オペレータは記録紙８の分類、整理に際し頁順序を
入れ換える必要がなく、作業能率を向上させることがで
きる。

なお、ステップP₇でポインタ２がポインタ１と一致す
ると、１頁目の画情報を出力が完了したと判断して部数
のカウントを１だけディクリメントし（ステップP₉）、
カウンタのカウント値が０となるまで、ステップP₁に戻
って同様の処理を実行する（ステップP₁₀）。すなわ
ち、操作部７でセットした部数だけ、同様な処理で最終
頁から先頭頁の順で出力して記録する。

なお、上記実施例においては、ファクシミリ装置１に
適用した場合について述べたが、これに限るものではな
く、例えば、複写機、スキャナ等頁単位で画像処理する
機器一般に適用することができる。

（効果）本発明によれば、画情報を頁毎に、かつ、所定容量の
ファイル単位毎に分割して蓄積するので、頁毎に大きさ
の異なる画情報であってもその大きさに合わせた形でそ
の画情報をメモリ内に蓄積することができ、メモリを効
率的に利用することができる。

そして、メモリ内の画情報を頁毎に管理するとともに
ファイル単位で連続して管理するので、画情報を最終頁
から順次読み出すことができ、読み出した画情報を記録
した記録紙を記録面を上にして載置しても、上から頁順
に重ねることができる。

その結果、記録紙の分類、整理に当たって、記録紙を
頁順に入れ換える手間を省くことができ、作業効率を向
上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は本発明の蓄積画情報の頁順序変換方式
の一実施例を示す図であり、第１図はその蓄積画情報の
頁順序変換方式を適用したファクシミリ装置の斜視図、
第２図はそのファクシミリ装置の回路ブロック図、第３
図ａ〜ｄはそれぞれその画情報メモリ内の画情報を管理
する各種テーブルのフォーマット、第４図はその読出専
用テーブルのフォーマット、第５図はその頁順序変換処
理を示すフローチャートである。１……ファクシミリ装置、５……コピートレイ、７……操作部、 11……CPU、 12……ROM、 13……RAM、 15……画像メモリ、 21……プロッタ。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】画情報を頁毎に、かつ、所定容量のファイ
ル単位毎に分割し該ファイルを連続して蓄積するメモリ
と、該メモリ内に蓄積された画情報のアドレスをファイル単
位毎に管理する画情報アドレス管理テーブルと、該画情報アドレス管理テーブルに管理されている各頁の
先頭ファイルに対応するアドレスを管理する頁アドレス
管理テーブルとを備え、画情報の出力時には、頁アドレス管理テーブルにおける
最終頁のアドレスを識別し、該アドレスに基づいて画情
報アドレス管理テーブルに管理されているアドレスに対
応する画情報をメモリ内からファイル毎に順次読み出し
た後、該頁に対する前頁へと繰り返しメモリ内の画情報
を頁順序を逆にして読み出すことを特徴とする蓄積画情
報の頁順序変換方式。