JP2692738B2 - ねじれ構造をもつ極細繊維状構造体の製造方法 - Google Patents
ねじれ構造をもつ極細繊維状構造体の製造方法Info
- Publication number
- JP2692738B2 JP2692738B2 JP7325031A JP32503195A JP2692738B2 JP 2692738 B2 JP2692738 B2 JP 2692738B2 JP 7325031 A JP7325031 A JP 7325031A JP 32503195 A JP32503195 A JP 32503195A JP 2692738 B2 JP2692738 B2 JP 2692738B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibrous structure
- ultrafine fibrous
- glucopyranosyl
- twisted
- glucopyranose
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H1/00—Processes for the preparation of sugar derivatives
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機能性材料とし
て、ファインケミカル分野や電子・情報分野などにおい
て利用可能な、光学活性グルコピラノシル基を両端に有
する自己集積性の双頭型糖脂質から成るねじれ構造をも
つ極細繊維状構造体を効率よく製造する方法に関するも
のである。
て、ファインケミカル分野や電子・情報分野などにおい
て利用可能な、光学活性グルコピラノシル基を両端に有
する自己集積性の双頭型糖脂質から成るねじれ構造をも
つ極細繊維状構造体を効率よく製造する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自己集積性により安定な分子集合体を形
成する脂質は、機能性材料として、ファインケミカル分
野をはじめ種々の分野において有用であることが知られ
ている。このような脂質から成る分子集合体の製造方法
としては、従来、天然由来のリン脂質から成る球状の分
子集合体(リポソームと呼ばれる)を、薄膜法、熱分散
法、溶液注入法、コール酸法、逆層蒸発法などにより製
造する方法が知られている[井上圭三著,「生体膜実験
法(下)」第185ページ,赤松他編,共立出版刊行
(1974年)]。しかしながら、これらの方法におい
ては、複雑でかつ熟練した技術を必要とする上、形成し
た分子集合体は球状の単一膜ベシクル又は球状の多重膜
ベシクルであり、長繊維状集合体は形成されない。
成する脂質は、機能性材料として、ファインケミカル分
野をはじめ種々の分野において有用であることが知られ
ている。このような脂質から成る分子集合体の製造方法
としては、従来、天然由来のリン脂質から成る球状の分
子集合体(リポソームと呼ばれる)を、薄膜法、熱分散
法、溶液注入法、コール酸法、逆層蒸発法などにより製
造する方法が知られている[井上圭三著,「生体膜実験
法(下)」第185ページ,赤松他編,共立出版刊行
(1974年)]。しかしながら、これらの方法におい
ては、複雑でかつ熟練した技術を必要とする上、形成し
た分子集合体は球状の単一膜ベシクル又は球状の多重膜
ベシクルであり、長繊維状集合体は形成されない。
【0003】一方、合成両親媒性化合物を水中に分散さ
せることにより、長繊維型の螺旋状又は棒状の分子集合
体が得られることが知られている[「ジャーナル・オブ
・アメリカン・ケミカル・ソサエティ(Journal
of AmericanChemical Soci
ety)」第107巻,第509〜510ページ(19
85年)]。しかしながら、この方法によって得られる
分子集合体は、水中でのみ安定であって、空気中ではそ
の特殊構造が崩壊してもはやその形態を保持することが
不可能であるため、極微小な分子集合体としての利用分
野が制限されるのを免れない。
せることにより、長繊維型の螺旋状又は棒状の分子集合
体が得られることが知られている[「ジャーナル・オブ
・アメリカン・ケミカル・ソサエティ(Journal
of AmericanChemical Soci
ety)」第107巻,第509〜510ページ(19
85年)]。しかしながら、この方法によって得られる
分子集合体は、水中でのみ安定であって、空気中ではそ
の特殊構造が崩壊してもはやその形態を保持することが
不可能であるため、極微小な分子集合体としての利用分
野が制限されるのを免れない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、天然リン脂
質や一般の合成両親媒性化合物からは形成させることが
不可能な、空気中で安定であって、長さが数μmから数
百μmのねじれ構造をもつ極細繊維状構造体を効率よく
製造する方法を提供することを目的としてなされたもの
である。
質や一般の合成両親媒性化合物からは形成させることが
不可能な、空気中で安定であって、長さが数μmから数
百μmのねじれ構造をもつ極細繊維状構造体を効率よく
製造する方法を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、空気中で
安定なねじれ構造をもつ極細繊維状構造体を効率よく製
造する方法について鋭意研究を重ねた結果、分子の両末
端にある2個の光学活性グルコピラノシル基が、それぞ
れアミド結合によって適当な長さの長鎖アルキレン基に
連結した双頭型糖脂質を加熱水に溶解させ、非常にゆっ
くりと冷却して微結晶成長させることにより、その目的
を達成しうることを見出し、この知見に基づいて本発明
を完成するに至った。
安定なねじれ構造をもつ極細繊維状構造体を効率よく製
造する方法について鋭意研究を重ねた結果、分子の両末
端にある2個の光学活性グルコピラノシル基が、それぞ
れアミド結合によって適当な長さの長鎖アルキレン基に
連結した双頭型糖脂質を加熱水に溶解させ、非常にゆっ
くりと冷却して微結晶成長させることにより、その目的
を達成しうることを見出し、この知見に基づいて本発明
を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、一般式 G−NHCO−(CH2)n−CONH−G (I) (式中のGはD‐グルコピラノース又はL‐グルコピラ
ノースの還元末端水酸基を除いた残基、nは10、12
又は14である)で表わされる双頭型糖脂質を加熱水に
溶解させたのち、この水溶液を0.5℃/分以下の速度
で冷却し、微結晶成長させることを特徴とするねじれ構
造をもつ極細繊維状構造体の製造方法を提供するもので
ある。
ノースの還元末端水酸基を除いた残基、nは10、12
又は14である)で表わされる双頭型糖脂質を加熱水に
溶解させたのち、この水溶液を0.5℃/分以下の速度
で冷却し、微結晶成長させることを特徴とするねじれ構
造をもつ極細繊維状構造体の製造方法を提供するもので
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明方法においては、極細繊維
状構造体の材料として、前記一般式(I)で表わされる
構造を有する双頭型糖脂質が用いられる。この一般式
(I)において、Gで示される糖残基は、得られる極細
繊維状構造体にねじれ構造をもたせるためには光学活性
でなければならず、D‐グルコピラノース又はL‐グル
コピラノースの還元末端水酸基を除いた残基、すなわ
ち、還元末端の炭素原子がN‐グリコシド結合に関与す
るD‐グルコピラノシル基又はL‐グルコピラノシル基
である。また、このグルコピラノシル基においては、還
元末端の炭素原子が不斉炭素原子であるので、α‐アノ
マー及びβ‐アノマーが存在するが、いずれであっても
よい。
状構造体の材料として、前記一般式(I)で表わされる
構造を有する双頭型糖脂質が用いられる。この一般式
(I)において、Gで示される糖残基は、得られる極細
繊維状構造体にねじれ構造をもたせるためには光学活性
でなければならず、D‐グルコピラノース又はL‐グル
コピラノースの還元末端水酸基を除いた残基、すなわ
ち、還元末端の炭素原子がN‐グリコシド結合に関与す
るD‐グルコピラノシル基又はL‐グルコピラノシル基
である。また、このグルコピラノシル基においては、還
元末端の炭素原子が不斉炭素原子であるので、α‐アノ
マー及びβ‐アノマーが存在するが、いずれであっても
よい。
【0008】さらに、この一般式(I)におけるnは1
0、12又は14の偶数であり、このnが10より小さ
いと、形成する分子集合体は針状結晶又は平板状結晶と
なり、ねじれた極細繊維状構造体とはならない。一方、
nが14より大きいとねじれ構造は得られるものの、繊
維状にならずに短い板状となる。また、nが11又は1
3の奇数の場合は、ねじれ構造をもつ極細繊維状構造体
が得られない。
0、12又は14の偶数であり、このnが10より小さ
いと、形成する分子集合体は針状結晶又は平板状結晶と
なり、ねじれた極細繊維状構造体とはならない。一方、
nが14より大きいとねじれ構造は得られるものの、繊
維状にならずに短い板状となる。また、nが11又は1
3の奇数の場合は、ねじれ構造をもつ極細繊維状構造体
が得られない。
【0009】前記一般式(I)で表わされる双頭型糖脂
質は文献未載の新規な化合物であり例えば次に示す方法
により、容易に製造することができる。まず、一般式 acetylG−N3 (II) (式中のacetylGは前記Gのすべての水酸基がア
セチル基で保護されたD‐グルコピラノース又はL‐グ
ルコピラノースの還元末端水酸を除いた残基である)で
表わされるD‐又はL‐グルコピラノシルアジドを、酸
化白金などを用いて接触還元を行い、D‐又はL‐グル
コピラノシルアミンとする。
質は文献未載の新規な化合物であり例えば次に示す方法
により、容易に製造することができる。まず、一般式 acetylG−N3 (II) (式中のacetylGは前記Gのすべての水酸基がア
セチル基で保護されたD‐グルコピラノース又はL‐グ
ルコピラノースの還元末端水酸を除いた残基である)で
表わされるD‐又はL‐グルコピラノシルアジドを、酸
化白金などを用いて接触還元を行い、D‐又はL‐グル
コピラノシルアミンとする。
【0010】次に、このD‐又はL‐グルコピラノシル
アミンを単離、精製することなく、これに、一般式 HOOC−(CH2)n−COOH (III) (式中のnは前記と同じ意味をもつ)で表わされるジカ
ルボン酸と縮合させる。この縮合反応は1‐エチル‐3
‐(3‐ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸
塩、1‐ヒドロキシベンゾトリアゾールなどの通常のペ
プチド合成において用いられている縮合剤を用いてカッ
プリングし、最後に糖残基のすべてのアセチル基を脱保
護することによって得られる。縮合剤としては、その他
に、ジエチルホスホロシアニデート、イソブチルクロロ
ホルメート、1‐エトキシカルボニル‐2‐エトキシ‐
1,2‐ジヒドロキノリンを用いることができる。ある
いは、ジカルボン酸成分を相当するジカルボン酸塩化物
に変換し、これをテトラアセチル化D‐グルコピラノシ
ルアミンとカップリングし、最後に糖残基のすべてのア
セチル基を脱保護することによっても得ることができ
る。得られた化合物は室温で白色の固体であり、このも
のに、1gあたり5〜2000mlの蒸留水を加える。
5ml以下であれば、沸騰水に溶解しないで不溶部分が
残ったり、2000ml以上であれば徐冷しても濃度が
低くて極細繊維状構造体は生成しない。化合物の加熱温
度はできるだけ高温で飽和水溶液をつくるために沸騰温
度でなければならない。冷却速度は0.5℃/分以下に
制御しなければならない。0.1℃/分以下であれば最
適である。冷却速度が大きいと長繊維の生成が起こりに
くく、短繊維の棒状構造をとりやすい。極細繊維状構造
体の長さ、ねじれ構造、ねじれの向きなどの形態は直径
が非常に小さいものについては透過型電子顕微鏡や走査
型電子顕微鏡、比較的大きいものについては、偏光型光
学顕微鏡や位相差型光学顕微鏡で容易に観察することが
できる。生成した極細繊維状構造体は大気中で風乾する
か、あるいは真空乾燥することによって容易に、空気中
で安定な構造体として得ることができる。その形状は少
なくとも1年経過後も変化しない。
アミンを単離、精製することなく、これに、一般式 HOOC−(CH2)n−COOH (III) (式中のnは前記と同じ意味をもつ)で表わされるジカ
ルボン酸と縮合させる。この縮合反応は1‐エチル‐3
‐(3‐ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸
塩、1‐ヒドロキシベンゾトリアゾールなどの通常のペ
プチド合成において用いられている縮合剤を用いてカッ
プリングし、最後に糖残基のすべてのアセチル基を脱保
護することによって得られる。縮合剤としては、その他
に、ジエチルホスホロシアニデート、イソブチルクロロ
ホルメート、1‐エトキシカルボニル‐2‐エトキシ‐
1,2‐ジヒドロキノリンを用いることができる。ある
いは、ジカルボン酸成分を相当するジカルボン酸塩化物
に変換し、これをテトラアセチル化D‐グルコピラノシ
ルアミンとカップリングし、最後に糖残基のすべてのア
セチル基を脱保護することによっても得ることができ
る。得られた化合物は室温で白色の固体であり、このも
のに、1gあたり5〜2000mlの蒸留水を加える。
5ml以下であれば、沸騰水に溶解しないで不溶部分が
残ったり、2000ml以上であれば徐冷しても濃度が
低くて極細繊維状構造体は生成しない。化合物の加熱温
度はできるだけ高温で飽和水溶液をつくるために沸騰温
度でなければならない。冷却速度は0.5℃/分以下に
制御しなければならない。0.1℃/分以下であれば最
適である。冷却速度が大きいと長繊維の生成が起こりに
くく、短繊維の棒状構造をとりやすい。極細繊維状構造
体の長さ、ねじれ構造、ねじれの向きなどの形態は直径
が非常に小さいものについては透過型電子顕微鏡や走査
型電子顕微鏡、比較的大きいものについては、偏光型光
学顕微鏡や位相差型光学顕微鏡で容易に観察することが
できる。生成した極細繊維状構造体は大気中で風乾する
か、あるいは真空乾燥することによって容易に、空気中
で安定な構造体として得ることができる。その形状は少
なくとも1年経過後も変化しない。
【0011】このようにして、ねじれ構造をもつ長さが
数μmないし数百μm程度で、かつ直径が数十nmない
し数千nm程度の極細繊維状構造体が得られる。
数μmないし数百μm程度で、かつ直径が数十nmない
し数千nm程度の極細繊維状構造体が得られる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、天然のリン脂質や一般
の合成両親媒性化合物からは得ることのできない空気中
で安定で、かつねじれ構造をもつ長さが数μmないし数
百μmで、直径が数十nmないし数千nmの極細繊維状
構造体を容易に製造することができる。
の合成両親媒性化合物からは得ることのできない空気中
で安定で、かつねじれ構造をもつ長さが数μmないし数
百μmで、直径が数十nmないし数千nmの極細繊維状
構造体を容易に製造することができる。
【0013】本発明方法で得られた極細繊維状構造体
は、徐放・包接材料として医薬、染料、化粧品などのフ
ァインケミカル工業分野において、あるいは該繊維状構
造体に導電性物質や金属などをコーティングすることに
よってマイクロ電子部品などとして、電子・情報分野に
おいて利用可能である。また、ねじれ構造を生かした光
学精密部品や光学異性体分離用材料としても有用であ
り、さらには食品工業、農林業、繊維工業などにおける
乳化剤、安定剤、分散剤、湿潤剤などとしても好適であ
る。
は、徐放・包接材料として医薬、染料、化粧品などのフ
ァインケミカル工業分野において、あるいは該繊維状構
造体に導電性物質や金属などをコーティングすることに
よってマイクロ電子部品などとして、電子・情報分野に
おいて利用可能である。また、ねじれ構造を生かした光
学精密部品や光学異性体分離用材料としても有用であ
り、さらには食品工業、農林業、繊維工業などにおける
乳化剤、安定剤、分散剤、湿潤剤などとしても好適であ
る。
【0014】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。なお、薄層クロマトグラフィーのR
f値としては、クロロホルム/メタノール(容積比20
/1)混合溶媒を展開溶媒とした場合の値をRf1、ク
ロロホルム/メタノール/水(容積比65/30/5)
混合溶媒を展開溶媒とした場合の値をRf2とした。
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。なお、薄層クロマトグラフィーのR
f値としては、クロロホルム/メタノール(容積比20
/1)混合溶媒を展開溶媒とした場合の値をRf1、ク
ロロホルム/メタノール/水(容積比65/30/5)
混合溶媒を展開溶媒とした場合の値をRf2とした。
【0015】参考例 2,3,4,6‐テトラ‐O‐アセチル‐β‐D‐グル
コピラノシルブロミド5.0g(12.2ミリモル)を
N,N‐ジメチルホルムアミド(DMF)120mlに
溶解し、かきまぜながらアジ化ナトリウム15.8g
(243ミリモル)を加え、室温にて遮光下で一昼夜か
きまぜた。反応混合物を、かきまぜ下に氷水1000m
l中に一滴ずつ滴下したのち、水不溶物を塩化メチレン
900mlで抽出し、有機層を氷水で洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ別したのち、減圧下
で溶媒を完全に留去し、得られた淡黄色の固体をジエチ
ルエーテルで洗浄して乾燥後、2‐プロパノールから再
結晶し、白色の針状結晶として、2,3,4,6‐テト
ラ‐O‐アセチル‐β‐D‐グルコピラノシルアジド
3.30g(収率79%)を得た。
コピラノシルブロミド5.0g(12.2ミリモル)を
N,N‐ジメチルホルムアミド(DMF)120mlに
溶解し、かきまぜながらアジ化ナトリウム15.8g
(243ミリモル)を加え、室温にて遮光下で一昼夜か
きまぜた。反応混合物を、かきまぜ下に氷水1000m
l中に一滴ずつ滴下したのち、水不溶物を塩化メチレン
900mlで抽出し、有機層を氷水で洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ別したのち、減圧下
で溶媒を完全に留去し、得られた淡黄色の固体をジエチ
ルエーテルで洗浄して乾燥後、2‐プロパノールから再
結晶し、白色の針状結晶として、2,3,4,6‐テト
ラ‐O‐アセチル‐β‐D‐グルコピラノシルアジド
3.30g(収率79%)を得た。
【0016】このものの物理的性質及び元素分析値は次
のとおりである。 薄層クロマトグラフィーのRf値:Rf1=0.4 融点:131〜132℃ 元素分析値(C14H19O9N3として) C H N 計算値(%) 45.04 5.13 11.26 実測値(%) 45.36 5.10 11.14
のとおりである。 薄層クロマトグラフィーのRf値:Rf1=0.4 融点:131〜132℃ 元素分析値(C14H19O9N3として) C H N 計算値(%) 45.04 5.13 11.26 実測値(%) 45.36 5.10 11.14
【0017】他方、1,10‐デカンジカルボン酸67
4mg(2.9ミリモル)にDMF1滴と塩化チオニル
1.05ml(14.5ミリモル)を加えて1時間加熱
還流したのち、未反応の塩化チオニルを減圧下で留去す
ることにより、淡黄色の液体として1,10‐デカンジ
カルボン酸ジクロリドを得た。
4mg(2.9ミリモル)にDMF1滴と塩化チオニル
1.05ml(14.5ミリモル)を加えて1時間加熱
還流したのち、未反応の塩化チオニルを減圧下で留去す
ることにより、淡黄色の液体として1,10‐デカンジ
カルボン酸ジクロリドを得た。
【0018】前記の2,3,4,6‐テトラ‐O‐アセ
チル‐β‐D‐グルコピラノシルアジド2.38g
(6.4ミリモル)をメチルアルコール300mlに溶
解し、窒素雰囲気下で酸化白金1000mgを加えた。
次いで、室温で水素を導入しながら2時間かきまぜたの
ち、反応混合物をセライトを用いて吸引ろ過後、ろ液を
減圧濃縮した。次に、これを、ピリジン0.77mlを
含むDMF30mlに溶解し、室温でかきまぜながら前
記の1,10‐デカンジカルボン酸ジクロリド781m
g(2.9ミリモル)を含む塩化メチレン溶液20ml
を滴下した。1昼夜かきまぜたのち、反応混合物を減圧
濃縮し、次いでクロロホルム/水で抽出した。有機層を
5重量%クエン酸水溶液、5重量%炭酸水素ナトリウム
水溶液で洗浄したのち、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧濃縮した。
チル‐β‐D‐グルコピラノシルアジド2.38g
(6.4ミリモル)をメチルアルコール300mlに溶
解し、窒素雰囲気下で酸化白金1000mgを加えた。
次いで、室温で水素を導入しながら2時間かきまぜたの
ち、反応混合物をセライトを用いて吸引ろ過後、ろ液を
減圧濃縮した。次に、これを、ピリジン0.77mlを
含むDMF30mlに溶解し、室温でかきまぜながら前
記の1,10‐デカンジカルボン酸ジクロリド781m
g(2.9ミリモル)を含む塩化メチレン溶液20ml
を滴下した。1昼夜かきまぜたのち、反応混合物を減圧
濃縮し、次いでクロロホルム/水で抽出した。有機層を
5重量%クエン酸水溶液、5重量%炭酸水素ナトリウム
水溶液で洗浄したのち、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧濃縮した。
【0019】得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー[溶出液:クロロホルム/メタノール=
20/1(容積比)]で精製することにより、無色のア
モルファス状のN,N′‐ビス(2,3,4,6‐テト
ラ‐O‐アセチル‐β‐D‐グルコピラノシル)デカン
‐1,10‐ジカルボキサミド1.50g(収率56
%)を得た。これを無水メタノール30mlに溶解し、
室温でかきまぜながら、0.05Nのナトリウムメトキ
シドを含むメタノール溶液0.6mlを滴下し、3時間
反応させたのち、強酸性カチオン樹脂を加えて中和し、
溶媒を留去した。
マトグラフィー[溶出液:クロロホルム/メタノール=
20/1(容積比)]で精製することにより、無色のア
モルファス状のN,N′‐ビス(2,3,4,6‐テト
ラ‐O‐アセチル‐β‐D‐グルコピラノシル)デカン
‐1,10‐ジカルボキサミド1.50g(収率56
%)を得た。これを無水メタノール30mlに溶解し、
室温でかきまぜながら、0.05Nのナトリウムメトキ
シドを含むメタノール溶液0.6mlを滴下し、3時間
反応させたのち、強酸性カチオン樹脂を加えて中和し、
溶媒を留去した。
【0020】最後に、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー[溶出液:クロロホルム/メタノール/水=65/
30/5(容積比)]で精製することにより、N,N′
‐ビス(β‐D‐グルコピラノシル)デカン‐1,10
‐ジカルボキサミド878mg(収率95%)を白色粉
末として得た。
ィー[溶出液:クロロホルム/メタノール/水=65/
30/5(容積比)]で精製することにより、N,N′
‐ビス(β‐D‐グルコピラノシル)デカン‐1,10
‐ジカルボキサミド878mg(収率95%)を白色粉
末として得た。
【0021】このものの物理的性質及び元素分析値を次
に示す。 融点:222℃ 比旋光度[α]D=−16.8°[c=0.29、水
中] 薄層クロマトグラフィーのRf値:Rf2=0.3 元素分析値(C24H44O12N2・3H2Oとして) C H N 計算値(%) 47.52 8.31 4.62 実測値(%) 47.58 8.15 4.56 また、1H−NMRスペクトル(濃度15mg/0.6
ml、重水中、270MHz)チャートを図1に示す。
に示す。 融点:222℃ 比旋光度[α]D=−16.8°[c=0.29、水
中] 薄層クロマトグラフィーのRf値:Rf2=0.3 元素分析値(C24H44O12N2・3H2Oとして) C H N 計算値(%) 47.52 8.31 4.62 実測値(%) 47.58 8.15 4.56 また、1H−NMRスペクトル(濃度15mg/0.6
ml、重水中、270MHz)チャートを図1に示す。
【0022】実施例1 参考例で得たN,N′‐ビス(β‐D‐グルコピラノシ
ル)デカン‐1,10‐ジカルボキサミド100mg
(0.18ミリモル)をフラスコにとり、これに蒸留水
7ミリリットルを加え、マントルヒーターを用いて加熱
し、沸騰させて溶解させた。マントルヒーターの加熱温
度をゆっくりと調節しながら下げていき、2日間放置し
た。その後、上澄みを捨て大気中で風乾して、長さ数百
μmの右巻きにねじれた極細繊維状構造体を得た。その
形態は偏光型光学顕微鏡観察から容易に確認できた。
ル)デカン‐1,10‐ジカルボキサミド100mg
(0.18ミリモル)をフラスコにとり、これに蒸留水
7ミリリットルを加え、マントルヒーターを用いて加熱
し、沸騰させて溶解させた。マントルヒーターの加熱温
度をゆっくりと調節しながら下げていき、2日間放置し
た。その後、上澄みを捨て大気中で風乾して、長さ数百
μmの右巻きにねじれた極細繊維状構造体を得た。その
形態は偏光型光学顕微鏡観察から容易に確認できた。
【0023】実施例2 参考例における1,10‐デカンジカルボン酸ジクロリ
ドの代りに、1,12‐ドデカンジカルボン酸ジクロリ
ドを用いて製造した。N,N′‐ビス(β‐D‐グルコ
ピラノシル)ドデカン‐1,12‐ジカルボキサミド1
00mg(0.17ミリモル)をフラスコにとり、これ
に蒸留水10mlを加え、マントルヒーターを用いて加
熱し、沸騰させて溶解させた。マントルヒーターの加熱
温度をゆっくりと調節しながら下げていき、2日間放置
した。そのあと、上澄みを捨て大気中で風乾して、長さ
数百μmの右巻きにねじれた極細繊維状構造体を得た。
その形態は偏光型または位相差型光学顕微鏡観察から容
易に確認できた。図2に右巻きにねじれた極細繊維状構
造体の偏光型光学顕微鏡写真を示す。
ドの代りに、1,12‐ドデカンジカルボン酸ジクロリ
ドを用いて製造した。N,N′‐ビス(β‐D‐グルコ
ピラノシル)ドデカン‐1,12‐ジカルボキサミド1
00mg(0.17ミリモル)をフラスコにとり、これ
に蒸留水10mlを加え、マントルヒーターを用いて加
熱し、沸騰させて溶解させた。マントルヒーターの加熱
温度をゆっくりと調節しながら下げていき、2日間放置
した。そのあと、上澄みを捨て大気中で風乾して、長さ
数百μmの右巻きにねじれた極細繊維状構造体を得た。
その形態は偏光型または位相差型光学顕微鏡観察から容
易に確認できた。図2に右巻きにねじれた極細繊維状構
造体の偏光型光学顕微鏡写真を示す。
【0024】実施例3 参考例における、2,3,4,6‐O‐アセチル‐β‐
D‐グルコピラノシルブロミドの代りに相当するアセチ
ル化β‐L‐グルコピラノシルブロミドを、1,10‐
デカンジカルボン酸ジクロリドの代りに1,12‐ドデ
カンジカルボン酸ジクロリドを用いて製造した。N,
N′‐ビス(β‐L‐グルコピラノシル)ドデカン‐
1,12‐ジカルボキサミド100mg(0.17ミリ
モル)をフラスコにとりこれに、蒸留水10mlを加
え、マントルヒーターを用いて加熱し、沸騰させて溶解
させた。マントルヒーターの加熱温度をゆっくりと調節
しながら下げていき、2日間放置した。その後、上澄み
液を捨て大気圧下風乾して、長さ数百μmの左巻きにね
じれた極細繊維状構造体を得た。その形態は、位相差型
光学顕微鏡観察から容易に確認できた。
D‐グルコピラノシルブロミドの代りに相当するアセチ
ル化β‐L‐グルコピラノシルブロミドを、1,10‐
デカンジカルボン酸ジクロリドの代りに1,12‐ドデ
カンジカルボン酸ジクロリドを用いて製造した。N,
N′‐ビス(β‐L‐グルコピラノシル)ドデカン‐
1,12‐ジカルボキサミド100mg(0.17ミリ
モル)をフラスコにとりこれに、蒸留水10mlを加
え、マントルヒーターを用いて加熱し、沸騰させて溶解
させた。マントルヒーターの加熱温度をゆっくりと調節
しながら下げていき、2日間放置した。その後、上澄み
液を捨て大気圧下風乾して、長さ数百μmの左巻きにね
じれた極細繊維状構造体を得た。その形態は、位相差型
光学顕微鏡観察から容易に確認できた。
【0025】実施例4 参考例における1,10‐デカンジカルボン酸ジクロリ
ドの代りに、1,14‐テトラデカンジカルボン酸ジク
ロリドを用いて製造した。N,N′‐ビス(β‐D‐グ
ルコピラノシル)テトラデカン‐1,14‐ジカルボキ
サミド0.1g(0.16ミリモル)をフラスコにとり
これに、蒸留水20mlを加え、マントルヒーターを用
いて加熱し、沸騰させて溶解させた。マントルヒーター
の加熱温度をゆっくりと調節しながら下げていき、2日
間放置した。そのあと、上澄み液を捨て大気圧下風乾し
て、長さが数十〜数百μmの右巻きにねじれた極細繊維
状構造体を得た。その形態は、偏光型または位相差型光
学顕微鏡観察から容易に確認できた。
ドの代りに、1,14‐テトラデカンジカルボン酸ジク
ロリドを用いて製造した。N,N′‐ビス(β‐D‐グ
ルコピラノシル)テトラデカン‐1,14‐ジカルボキ
サミド0.1g(0.16ミリモル)をフラスコにとり
これに、蒸留水20mlを加え、マントルヒーターを用
いて加熱し、沸騰させて溶解させた。マントルヒーター
の加熱温度をゆっくりと調節しながら下げていき、2日
間放置した。そのあと、上澄み液を捨て大気圧下風乾し
て、長さが数十〜数百μmの右巻きにねじれた極細繊維
状構造体を得た。その形態は、偏光型または位相差型光
学顕微鏡観察から容易に確認できた。
【図1】 N,N′‐ビス(β‐D‐グルコピラノシ
ル)デカン‐1,10‐ジカルボキサミドの1H‐NM
Rスペクトル図。
ル)デカン‐1,10‐ジカルボキサミドの1H‐NM
Rスペクトル図。
【図2】 実施例2で得た極細繊維状構造体の偏光型光
学顕微鏡写真。
学顕微鏡写真。
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式 G−NHCO−(CH2)n−CONH−G (式中のGはD‐グルコピラノース又はL‐グルコピラ
ノースの還元末端水酸基を除いた残基、nは10、12
又は14である)で表わされる双頭型糖脂質を加熱水に
溶解させたのち、この水溶液を0.5℃/分以下の速度
で冷却し、微結晶成長させることを特徴とするねじれ構
造をもつ極細繊維状構造体の製造方法。 - 【請求項2】 加熱水の温度が90〜100℃である請
求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 冷却速度が0.1℃/分以下である請求
項1又は2記載の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7325031A JP2692738B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | ねじれ構造をもつ極細繊維状構造体の製造方法 |
US08/752,437 US5705635A (en) | 1995-11-20 | 1996-11-14 | Method for the preparation of ultrafine fibrous assembly having twisted morphology |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7325031A JP2692738B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | ねじれ構造をもつ極細繊維状構造体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09143193A JPH09143193A (ja) | 1997-06-03 |
JP2692738B2 true JP2692738B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=18172383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7325031A Expired - Lifetime JP2692738B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | ねじれ構造をもつ極細繊維状構造体の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5705635A (ja) |
JP (1) | JP2692738B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3598367B2 (ja) * | 2000-09-07 | 2004-12-08 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 中空繊維状有機ナノチューブ及びその製造方法 |
JP4174702B2 (ja) * | 2001-04-26 | 2008-11-05 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 非対称双頭型脂質から成るチューブ状凝集体 |
US20090211907A1 (en) * | 2005-02-25 | 2009-08-27 | Japan Science And Technology Agency | Separation Medium for Biochemical Analysis |
JP2008214256A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Yaizu Suisankagaku Industry Co Ltd | 双頭型配糖化合物の製造方法及び双頭型配糖化合物並びに該双頭型配糖化合物を含有する糖鎖認識タンパク質結合剤 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2683223B1 (fr) * | 1991-11-05 | 1995-04-28 | Stepan Europe | Composes amphiphiles, a double tete sucre agent tensioactif et agent vesiculaire comprenant un tel compose et procede de preparation dudit compose. |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP7325031A patent/JP2692738B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-11-14 US US08/752,437 patent/US5705635A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09143193A (ja) | 1997-06-03 |
US5705635A (en) | 1998-01-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Pfannemüller et al. | Amphiphilic properties of synthetic glycolipids based on amide linkages. I. Electron microscopic studies on aqueous gels | |
US5403922A (en) | Amphiphilic compounds containing two sugar or sugar-derived head groups | |
JP4174702B2 (ja) | 非対称双頭型脂質から成るチューブ状凝集体 | |
JP2692738B2 (ja) | ねじれ構造をもつ極細繊維状構造体の製造方法 | |
JP3598367B2 (ja) | 中空繊維状有機ナノチューブ及びその製造方法 | |
JP3664401B2 (ja) | N−グリコシド型糖脂質及びこれから成る中空繊維状有機ナノチューブ | |
JP3947483B2 (ja) | ジアミド型ゲル化剤 | |
JP2905875B1 (ja) | 重合性双頭型糖脂質、その微細繊維状凝集体及びそれらの製造方法 | |
JP2796613B2 (ja) | ベシクルをカプセル化したチューブ状繊維構造体の製造方法 | |
JPH0547556B2 (ja) | ||
JP2692737B2 (ja) | 糖残基を両端にもつ双頭型脂質及びその製造方法 | |
JP4164247B2 (ja) | 糖由来のゲル化剤 | |
JP3787611B2 (ja) | カルボン酸型糖脂質誘導体及びその製造方法 | |
JP2799430B2 (ja) | アスパラギン酸長鎖アルキル誘導体を疎水部とするn−グリコシド型糖脂質 | |
JP2003252893A (ja) | 繊維状ナノ自己集合体 | |
JP4297697B2 (ja) | 有機ナノチューブの製法 | |
JP2876044B1 (ja) | 双頭型糖脂質重合体及びその製造方法 | |
KR102166783B1 (ko) | 새로운 트레할로스 중심을 갖는 양친매성 화합물 및 이의 활용 | |
JP2005239632A (ja) | 重合性双頭型糖脂質、そのチューブ状凝集体及びその重合体 | |
JP5702248B2 (ja) | ナノファイバー、ナノファイバーの形成方法およびナノファイバー集合体の形成方法 | |
JP2001261692A (ja) | O‐グリコシド分子集合体の製造方法 | |
Periyasamy et al. | Simple Perspectives of Sugar Based Gel Chemistry | |
WO2003072489A1 (fr) | Auto-agregation microfine | |
JPH0680685A (ja) | セリン長鎖アルキル誘導体を疎水部とするo−グリコ シド型糖脂質 | |
JPH07309888A (ja) | セラミド部を蛍光標識したガングリオシド類とその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |