JP2692464B2 - ローラコンベヤ - Google Patents

ローラコンベヤ

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JP2692464B2 JP31946591A JP31946591A JP2692464B2 JP 2692464 B2 JP2692464 B2 JP 2692464B2 JP 31946591 A JP31946591 A JP 31946591A JP 31946591 A JP31946591 A JP 31946591A JP 2692464 B2 JP2692464 B2 JP 2692464B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば荷を収納した
バケットや荷自体などの被搬送物を順送りで搬送するの
に利用されるローラコンベヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のローラコンベヤとして
は、たとえば実開平3−73512 号に開示された構成が提
供されている。この従来形式は、本体フレーム側に多数
の搬送用ローラを遊転自在に配設している。そして、こ
れら搬送用ローラからなる搬送経路を、それぞれ複数の
被搬送物をストレージ自在な複数のゾーンに分けてい
る。
【0003】各ゾーンは、ゾーン間に亘って配設した駆
動装置に連動しかつ前記搬送用ローラに接続分離自在な
伝動装置を有し、これら伝動装置の接続分離動をエアの
給排により行っている。そして各ゾーンの伝動装置群と
エア源との間にそれぞれ電磁弁を設け、これら電磁弁を
切り替えて各ゾーンの伝動装置を各別に分離動させる第
一操作部を各ゾーンに対応してそれぞれ設けるととも
に、前記駆動装置をオン・オフさせる第二操作部を設け
ている。
【0004】この従来形式によると、通常、電磁弁はエ
ア供給側に切り替わっており、したがって各ゾーンの伝
動装置は接続側となり、全ての搬送用ローラを強制回転
している。これにより被搬送物は順次下手へと搬送さ
れ、そして各ゾーン間に亘って前詰め状にストレージさ
れ、かつラインプレッシャが発生している。
【0005】このような状態で作業者が第一操作部を操
作して電磁弁をエア排出側に切り替えると、この第一操
作部、すなわち電磁弁に対応するゾーンの伝動装置が分
離側に作動し、搬送用ローラをフリーとする。したがっ
て、このフリーとなったゾーンにはラインプレッシャが
発生しないことから、作業者は目的とする被搬送物を側
方へ容易に取り出し得、さらに、目的とする被搬送物を
上手側に少し移動することで隙間を生ぜしめ得、これに
より取り出しは摩擦力もない状態で行える。
【0006】また下手側のゾーンをフリーとしても、上
手側のゾーンからの押し出し力でラインプレッシャが発
生する場合には、第二操作部の操作で駆動装置を停止さ
せることで、全てのゾーンを非駆動、フリーの状態にし
得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
形式によると、第一操作部、第二操作部ともに駆動側に
操作した通常の状態では、ストレージ中の搬送物に常に
搬送力が作用していることから、すなわち搬送物の底面
に対して搬送用ローラ群が常に摺接回転していることか
ら、搬送物の性状によっては底面を損傷させることにな
り、また使用経年により駆動装置の故障などを招く。
【0008】さらに搬送経路上で搬送物は一定の速度で
搬送されることから、搬送物の搬入間隔や各種の作業時
間、あるいは下手作業者の手待ちなどによって、前述し
た一定の速度よりも早い速度で搬送を行うのが作業上に
おいて好ましい場合、それに対処できない。しかも隙間
を作るために搬送物を上手側に少し移動させるときに大
なる労力を必要とし、また各ゾーンにそれぞれ二種類の
操作部があることから、操作ミスが生じ易く事故も発生
し易い。
【0009】本発明の目的とするところは、搬送経路上
で順次、前後に隙間を生ぜしめて前詰め状にストレージ
し得、回転駆動装置を常時稼働させながらもストレージ
中の被搬送物には回転力(搬送力)が作用せず、しかも
搬送経路中の特定区間を任意にフリー化し得るととも
に、操作ミスの生じないローラコンベヤを提供する点に
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明のローラコンベヤは、多数の遊転ローラにより搬送
経路を形成し、この搬送経路を複数のゾーンに分け、各
ゾーンに、回転駆動装置に連動しかつ前記遊転ローラに
接続分離自在な伝動装置を設け、各伝動装置の接続分離
動は流体の給排で行うとともに、その給排経路と流体供
給源との間に、前記ゾーンの在席検出に基づいて作動す
る電磁弁を設け、前記搬送経路中の特定区間は複数のゾ
ーンからなるブロックに形成し、このブロック内の電磁
弁群と前記流体供給源との間に手動操作部にて作動され
る切り替え弁を設けて、この切り替え弁の流体排出側へ
の切り替えにより、在席検出に関係なくブロック内の各
伝動装置を同時に分離動すべく構成している。
【0011】
【作用】かかる本発明の構成によると、通常、各ゾーン
の伝動装置は接続側にあり、全ての搬送用ローラが強制
回転されていることから、被搬送物は順次下手へと搬送
され、その際に各ゾーンでの在席検出に基づく電磁弁の
接続分離動によって、各被搬送物は順次、下手のゾーン
から上手のゾーンへと、隣接間に隙間を置いて接近した
状態でストレージされる。そして全てのゾーンに被搬送
物をストレージし、全ての伝動装置を分離動させた状態
で下手端のゾーンの被搬送物を搬出させると、下手端ゾ
ーンの在席が非検出となることから順次、伝動装置が接
続動し、以て被搬送物の順送りを行える。
【0012】全ゾーンに被搬送物が在席した状態で、た
とえば作業者が搬送経路上の一つの被搬送物を取り出す
場合、被搬送物間に予め隙間が生じていることから、被
搬送物間に摺接など生じることなく目的とする被搬送物
を側方に取り出し(抜き出し)得る。そして取り出した
跡のゾーンは非検出になることから、前述した順送り運
転が行われて埋められる。
【0013】被搬送物の搬送が密なストレージ状で行わ
れるのではなく、搬入された被搬送物が搬送経路上を連
続して搬送されたのち搬出され、そして搬送経路上での
搬送中の被搬送物に対して各種の作業を遂行するところ
の、流れ作業に使用される場合、通常、被搬送物は搬送
経路上を一定の速度で搬送される。そして被搬送物の搬
入間隔や各種の作業時間、あるいは下手作業者の手待ち
などによって、前述した一定の速度よりも早い速度で搬
送を行うのが作業上において好ましい場合、それに相当
する区間を特定区間としてブロックに形成しておく。
【0014】これにより、ブロックの側方にいる作業者
が手動操作部を操作して切り替え弁を流体排出側に切り
替えることで、流体供給源側から伝動装置への給気は行
われないことになり、ブロックの伝動装置は同時に分離
動し、以てブロックの遊転ローラ群は非駆動のフリー状
態になる。したがって作業者は手押しにより、フリーに
なったブロック内で被搬送物を早送りし得る。また同様
にして、搬送中の被搬送物を上手側へとバックさせ得
る。このようにフリー化したブロック内を種々な作業に
運用し得る。なお手動操作部を復元操作することでブロ
ックをを駆動制御状態に戻せ得る。
【0015】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図6、図7において1は本体フレームで、左右一
対の側枠1A,1Bと、これら側枠1A,1Bの下部間
を連結するベース枠1Cとにより断面を逆門形状として
構成される。両側枠1A,1Bの相対向する内側面には
L状のガイド部2A,2Bが形成され、さらに上部には
ナット体3A,3Bの摺動を許す蟻溝部4A,4Bが形
成されている。また一方の側枠1Aで、その下部の内面
側には、それぞれ取付け部5,6を介して上下一対のガ
イドレール7,8がフレーム長さ方向に配設してある。
【0016】両側枠1A,1Bの内面側には、その下端
を嵌合させて樹脂製の支持枠10A,10Bがフレーム長さ
方向で位置変更(摺動)自在に設けられ、これら支持枠
10A,10Bは、中間部に形成してなる取付け孔11A,11
Bに通したボルト12A,12Bを前記ナット体3A,3B
に螺合させることで変更位置において固定される。一方
の支持枠10Aはケース状であって、前記ガイド部2Aに
嵌合させる下端や取付け孔11Aを形成した基板部13と、
この基板部13の下半分内面から内方に向けて連設した前
後一対のカバー板部14と、これらカバー板部14の下端間
に設けられた連結板部15とにより形成され、そして基板
部13の取付け孔11Aよりも上方には上下一対の貫通孔16
a,16bが形成される。
【0017】また他方の支持枠10Bは矩形板状で、一対
の取付け孔11Bをはさんで両側には、高さ方向の上下端
面ならびに内側面が開放した係止溝17a,17bが形成さ
れている。ここで係止溝17a,17bの奥部から取付け孔
11Bまでの距離L1 ,L2 は、一方の支持枠10Aにおけ
る取付け孔11Aから貫通孔15a,15bまでの距離L1
2 と等しくしてある。
【0018】両支持枠10A,10B間に、ローラ軸30を介
して樹脂製の遊転ローラ31が設けられる。すなわち相対
遊転自在に挿通したローラ軸30の一端を貫通孔16a,16
bのいずれかに挿入し、そして他端を係止溝17a,17b
のいずれかに上方から落し込むことでローラ軸30の取付
けを行え、さらにローラ軸心32の周りで遊転ローラ31が
遊転自在となる。
【0019】一方の支持枠10Aに、ローラ軸心32に沿っ
た支軸21が上下揺動自在に取付けられる。すなわち基板
部13の下端に軸受孔部22が形成され、前記支軸21の内端
を軸受孔部22に嵌入して上下揺動自在としている。そし
て前記カバー板部14の遊端間に樹脂製のL形板部23を差
し込みにより取付け、このL形板部23の縦板に形成した
上下方向の凹部に前記支軸21の外端を嵌合して、支軸21
の上下揺動範囲を規制している。
【0020】前記支軸21には受動スプロケット24が回転
自在に取付けられ、この受動スプロケット24のボス部に
伝動ローラ25を外嵌して、両者24,25を一体回転自在と
している。この伝動ローラ25はウレタンゴム製で、その
外周を前記遊転ローラ31の外周下部に当接離間自在とし
ている。そして当接離間を行わせるエアシリンダ装置26
が支軸21の外端とL形板部23の横板との間に介装されて
いる。
【0021】上記した21〜26により1つの伝動装置20を
成し、この伝動装置20は支持枠10A,10Bなどを介して
遊転ローラ31と1組となって、本体フレーム1に多数配
設される。
【0022】図1、図6、図7において、各受動スプロ
ケット24に噛合する共通の駆動チェン35は、駆動スプロ
ケット36と従動スプロケット37との間に、ガイドスプロ
ケット38などを介して張設され、そして駆動スプロケッ
ト36をモータ39に連動連結している。これにより駆動チ
ェン35は、各受動スプロケット24に噛合する作用経路
と、その下方に位置する復帰経路とを形成する。作用経
路において駆動チェン35は、前記ガイドレール7が下方
から接当することで支持案内され、また復帰経路も同様
にガイドレール8で支持案内される。上記した35〜39に
より各伝動装置20に連動した回転駆動装置34を構成す
る。
【0023】上記のように伝動装置20と対になった遊転
ローラ31を、本体フレーム1に設定ピッチP置きに配置
することで、遊転ローラ31群により搬送経路55を形成す
る。56は被搬送物の一例であるバケットを示す。
【0024】上述した構成からなるローラコンベヤは、
たとえば図1、図4に示すように、所定の配列とした5
個(複数個)を1ゾーンとして搬送経路55の方向に複数
ゾーン、実施例では14ゾーンA〜Nが配置され、各ゾー
ンA〜Nごとに伝動装置20を接続分離自在としている。
すなわち各ゾーン単位で、エアシリンダ装置26を直列に
接続した給排ホース(給排経路)40を設け、これら給排
ホース40を、それぞれ電磁弁41を介して、給気装置(流
体供給源)42からの共通の給気ホース43に連通・遮断自
在とし、以て各伝動装置20の接続分離動をエア(流体)
の給排で行うべく構成している。各グループA〜Nに
は、それぞれ在席検出器の一例である光電子スイッチ44
が設けられる。
【0025】ここで搬送方向において隣接する2つのゾ
ーンは、上流側ゾーンの光電子スイッチ44が検出動し、
かつ下流側ゾーンの光電子スイッチ44が非検出のとき、
両ゾーンの伝動装置20が同時に接続動(給気ホース43と
給排ホース40との連通)すべく構成している。そして両
ゾーンの光電子スイッチ44が同時に検出動または同時に
非検出のとき、両グループの伝動装置20が同時に分離動
(給気ホース43と給排ホース40との遮断)すべく構成し
ている。そのために各電磁弁41はそれぞれの制御ユニッ
ト45内に組み込まれている。また最下流のゾーンAのみ
は、その光電子スイッチ44が検出動したときに伝動装置
20が分離動すべく構成してある。46はストッパ、47はレ
ギュレータ、48はサイレンサー、49は搬入コンベヤ、50
は搬出コンベヤをそれぞれ示し、ここで両コンベヤ49、
50はたとえばベルトコンベヤ形式からなる。
【0026】前記搬送経路55中の特定区間は複数のゾー
ン、たとえばゾーンF〜HからなるブロックZに形成さ
れる。そして、このブロックZ内の電磁弁41群と前記給
気ホース43との間に手動操作部52にて作動される切り替
え弁53を設けて、この切り替え弁53の流体排出側への切
り替えにより、在席検出に関係なくブロックZ内の各伝
動装置20を同時に分離動すべく構成している。すなわち
ブロックZの一側には手動操作部52が設けられ、この手
動操作部52の操作により、たとえば手動セレクタ式メカ
バルブ(3ポート)からなる切り替え弁53を接続側と分
離側へと作動すべく構成している。
【0027】次に上記実施例における搬送作業を説明す
る。図6、図7は、ブロックZにおける切り替え弁51を
接続側に切り替えるとともに、給気ホース43を給排ホー
ス40に接続すべく電磁弁41を切り替えた状態であり、こ
れによりエアシリンダ装置26の伸びで支軸21を上方へ揺
動させ、伝動ローラ25を対応する遊転ローラ31に下方か
ら圧接させている。このとき前記モータ39により駆動チ
ェン35は常時駆動されており、したがって駆動チェン35
に係合している受動スプロケット24は支軸21の周りで回
転している。さらに伝動ローラ25は、遊転ローラ31の外
周下部に当接していることで、遊転ローラ31群を強制回
転させ、以て搬送経路55上でバケット56を搬送すること
ができる。
【0028】ローラコンベヤは、基本的には上述したよ
うにしてバケット56の搬送を行うのであるが、実際には
光電子スイッチ44がバケット56を検出、非検出すること
に基づいて制御ユニット45を介して搬送制御がなされ
る。
【0029】すなわち搬送経路55上が空でかつブロック
Zにおける切り替え弁51を接続側に切り替えた状態にお
いて、図1の実線に示すように、搬入コンベヤ49から上
流端のゾーンプN上にバケット56を搬入すると、ゾーン
Nの光電子スイッチ44は検出動するがゾーンMの光電子
スイッチ44は非検出であることから、制御ユニット45な
らびに電磁弁41の作動により伝動装置20が接続動してゾ
ーンN,Mの遊転ローラ31が強制回転され、以てバケッ
ト56をゾーンNからゾーンMへと搬送する。
【0030】そしてバケット56がゾーンMに入ると、こ
のゾーンMの光電子スイッチ44は検出動するがゾーンL
は非検出であることから、ゾーンM,Lの伝動装置20が
接続動し、バケット56をゾーンMからゾーンLへと搬送
する。このようにして順次下流側へと搬送されたバケッ
ト56は、図1の仮想線で示すようにストッパ46に当接し
て停止し、ゾーンAにてストレージされる。このゾーン
Aでストレージ状にあるバケット56は光電子スイッチ44
にて検出され、これにより電磁弁41が分離側に作動し、
伝動装置20は分離動してゾーンAは非駆動となる。すな
わちゾーンAでは、その給排ホース40は開放されてお
り、エアシリンダ装置26の縮みに応じた自重やばね力な
どで支軸21を下方に揺動させ、図6の仮想線で示すよう
に遊転ローラ31から伝動ローラ25を離間させている。
【0031】2個目のバケット56も同様にして搬送さ
れ、図4に示すようにゾーンAのバケット56に隙間57を
置いて接近した状態でゾーンBにてストレージされる。
このときゾーンBのバケット56は検出動されるが、ゾー
ンAも検出動されていることから、このゾーンBの伝動
装置20も分離動することになる。このような搬送の繰り
返しにより、下手のゾーンAから上手のゾーンNへとバ
ケット56のストレージ量が増加する。
【0032】このような作業で、たとえば図2、図4に
示すように全てのゾーンA〜Nにバケット56をストレー
ジし、全ての伝動装置20を分離動させたとする。この状
態でストッパ46を開放するとともにゾーンAのバケット
56を搬出コンベヤ50に搬出させると、ゾーンAの光電子
スイッチ44が非検出となることからゾーンA,Bの伝動
装置20が接続動し、以てゾーンBのバケット56をゾーン
Aへと搬送する。すると、ゾーンBの光電子スイッチ44
が非検出になることからゾーンB,Cの伝動装置20が接
続動し、以てゾーンCのバケット56をゾーンBへと搬送
する。このような作用の繰り返しによってバケット56の
順送りを行える。
【0033】図2、図4に示したように全ゾーンA〜N
にバケット56が在席した状態で、たとえば作業者が搬送
経路55上の一つのバケット56を取り出す場合、バケット
56間に予め隙間57が生じていることから、バケット56間
に摺接など生じることなく目的とするバケット56を側方
に取り出し(抜き出し)得る。そして取り出した跡のゾ
ーンは非検出になることから、前述した順送り運転が行
われて埋められる。
【0034】以上のようなバケット56の搬送は、常に密
なストレージ状で行われるのではなく、搬入コンベヤ49
から搬入されたバケット56が搬送経路55上を連続して搬
送されたのち搬出コンベヤ50に搬出され、そして搬送経
路55上での搬送中に被搬送物に対して各種の作業を遂行
するところの、流れ作業に使用される場合がある。この
ような使用時においてバケット56は搬送経路55上を一定
の速度で搬送されることになる。
【0035】そしてバケット56の搬入間隔や各種の作業
時間、あるいは下手作業者の手待ちなどによって、前述
した一定の速度よりも早い速度で搬送を行うのが作業上
において好ましい場合、それに相当する区間を特定区間
としてブロックZに形成しておく。
【0036】これによりブロックZの側方にいる作業者
が手動操作部52を操作し、図3に示すように切り替え弁
53を流体排出側に切り替える。するとゾーンHにバケッ
ト56が入ってきたことで光電子スイッチ44が検出動し、
両ゾーンH,Gの伝動装置20を接続動させるが、切り替
え弁53が流体排出側に切り替えられて給気装置42側から
の給気が行われていないことから、ブロックZの伝動装
置20は同時に分離動し、以てブロックZの遊転ローラ31
群は非駆動のフリー状態になる。したがって作業者は手
押しにより、フリーになったゾーンHからゾーンFへバ
ケット56を早送りし得る。また同様にして、搬送中のバ
ケット56を上手側へとバックさせ得る。このようにフリ
ー化したブロックZ内は種々な作業に運用し得る。なお
手動操作部52を復元操作することでブロックZをを駆動
制御状態に戻せ得る。
【0037】上記実施例では、搬送経路55中の一箇所に
ブロックZを形成したが、これは必要に応じて複数箇所
に形成してもよい。また流体としてエアを使用したが、
これは油圧使用などであってもよい。さらに回転駆動装
置34は搬送経路55の長さに応じて複数に分割してもよ
い。そして在席検出器は接触式のリミットスイッチでも
よい。
【0038】上記実施例ではブロックZの一側に手動操
作部52を設けたが、これは両側に設けてもよく、また切
り替え弁53は電磁弁であってもよい。すなわち、たとえ
ば図8に示すようにブロックZの両側にはそれぞれ一
個、合計二個の手動操作部52を設け、これらの操作スイ
ッチ52a を、弁用電源と切り替え弁53との間に直列に介
在した構成であつてもよい。この場合にブロックZにお
いては、いずれかの操作スイッチ52a をオフとすること
で切り替え弁53は分離側へ作動される。
【0039】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、被搬送物を
搬送経路上で順次、前後に隙間を生ぜしめて前詰め状に
ストレージでき、したがって側方への取り出しは上手に
移動させることなく、かつ摺接など生じることなく容易
に行うことができる。また回転駆動装置を常時稼働させ
ながらもストレージ中の被搬送物には回転力(搬送力)
が作用せず、被搬送物の損傷や回転駆動装置の故障など
を防止できる。
【0040】また搬送経路中の特定区間をブロックとし
て任意にフリー化できることで、このブロック内での被
搬送物の早送りやバックを容易に行うことができ、被搬
送物の搬入間隔や各種の作業時間、あるいは下手作業者
の手待ちなどに容易に対処できる。さらに作業者は手動
操作部のみ操作すればよいことから、操作ミスは生じる
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、バケット投入時の作
用状態を説明する要部の概略側面図である。
【図2】同バケットストレージ時の作用状態を説明する
要部の概略側面図である。
【図3】同ブロックフリー時の作用状態を説明する要部
の概略側面図である。
【図4】同バケットストレージ時の全体の概略側面図で
ある。
【図5】同バケットストレージ時の全体の概略平面図で
ある。
【図6】同ローラコンベヤにおける要部の一部切欠き側
面図である。
【図7】同ローラコンベヤにおける要部の一部切欠き正
面図である。
【図8】本発明の別の実施例を示し、ブロックフリー時
の作用状態を説明する要部の概略側面図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム 20 伝動装置 21 支軸 24 受動スプロケット 25 伝動ローラ 26 エアシリンダ装置 31 遊転ローラ 34 回転駆動装置 35 駆動チェン 40 給排ホース(給排経路) 41 電磁弁 42 給気装置(流体供給源) 44 光電子スイッチ(在席検出器) 45 制御ユニット 52 手動操作部 52a 操作スイッチ 53 切り替え弁 55 搬送経路 56 バケット(被搬送物) 57 隙間 A〜N ゾーン Z ブロック

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の遊転ローラにより搬送経路を形成
    し、この搬送経路を複数のゾーンに分け、各ゾーンに、
    回転駆動装置に連動しかつ前記遊転ローラに接続分離自
    在な伝動装置を設け、各伝動装置の接続分離動は流体の
    給排で行うとともに、その給排経路と流体供給源との間
    に、前記ゾーンの在席検出に基づいて作動する電磁弁を
    設け、前記搬送経路中の特定区間は複数のゾーンからな
    るブロックに形成し、このブロック内の電磁弁群と前記
    流体供給源との間に手動操作部にて作動される切り替え
    弁を設けて、この切り替え弁の流体排出側への切り替え
    により、在席検出に関係なくブロック内の各伝動装置を
    同時に分離動すべく構成したことを特徴とするローラコ
    ンベヤ。
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