JP2691742B2 - 農業用塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

農業用塩化ビニル系樹脂組成物

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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、農業用塩化ビニル系樹脂組成物に関し、詳
しくは、重合性二重結合を有するベンゾフェノン化合物
またはベンゾトリアゾール化合物を共重合させた塩化ビ
ニル系樹脂に、可塑剤、安定剤及び必要に応じて他の添
加剤を含有せしめてなる、農業用塩化ビニル系樹脂組成
物に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
塩化ビニル系樹脂は、耐候性に優れ、強度が大きくま
た透明性が良好である等の特徴があり、広範な用途に用
いられている。特に、可塑剤を配合した軟質製品は加工
が容易であり、農業用フィルム、シート等として汎用さ
れている。
しかしながら、塩化ビニル系樹脂は熱及び光に対する
安定性に劣り、加熱成形加工を行う際に主として脱塩化
水素に起因する熱分解を起こしやすい欠点があり、この
ため、加工製品の機械的性質の低下、色調の悪化等の著
しい不都合を招くことが多かった。これらの欠点を解消
するために、従来から種々の熱安定剤が単独であるいは
組み合わせて用いられており、加熱成形加工時の安定化
についてはほぼ満足すべき結果が得られている。
また、塩化ビニル系樹脂は比較的耐候性が良好ではあ
るが、屋外で長期間使用される農業用塩化ビニル系樹脂
組成物においては色調の悪化、強度の低下、透明性の低
下などの問題を生じ、その実用性を大きく損なうことが
多かった。
このため、農業用塩化ビニル樹脂組成物においては光
安定剤の使用が不可欠であり、従来、ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系等の紫外線吸収剤あるいは2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン誘導体に代表されるヒ
ンダードアミン系の光安定剤が添加されていた。これら
の添加型の光安定剤を用いることにより、初期の耐候性
は比較的満足しえるまでに改善され、特に、ベンゾフェ
ノン系及びベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤はその
効果が大きく、また、有害波長の紫外線をカットするこ
とにより病害の発生を防止する効果を奏することも報告
されており、比較的多量の紫外線吸収剤を添加すること
が行われている。
しかしながら、これらの添加型の光安定剤は樹脂表面
ヘブリードあるいはブルームしやすく、また、雨水によ
り抽出されたりするために長期間に渡って有効に作用す
ることができなかった。
このため、長期間に渡って耐候性の良好な塩化ビニル
系樹脂組成物を開発することが強く望まれていた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は上記の現状に鑑み鋭意検討を重ねた結
果、塩化ビニル系樹脂に、可塑剤、安定剤及び必要に応
じて他の添加剤を含有せしめてなる農業用塩化ビニル系
樹脂組成物において、該塩化ビニル系樹脂として、塩化
ビニル及び塩化ビニルに対して0.01〜10重量%の次の一
般式(I)で表される化合物を必須構成成分とする単量
体混合物から製造された塩化ビニル系樹脂を用いること
により、上記の欠点が解消されることを見出した。
(式中、Xは または を示す。R3及びR4は各々独立に水素原子、アルキル基
またはアルコキシ基を示し、Bは炭素原子数2以上のア
ルキレン基または-CH2-C(OH)-CH2-を示し、nは0また
は1を示す。Yは水素原子、ハロゲン原子またはアルキ
ル基を示し、R5は水素原子またはアルキル基を示す。
1は水素原子またはメチル基を示す。R2は水素原子ま
たは−A−Xを示す。Aは−CO−、−CH2−、直接結合
手または を示す。) 以下、上記要旨をもってなる本発明についてさらに詳
細に説明する。
上記一般式(I)で表される化合物において、アルキ
ル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、第二ブチル、第三ブチル、ヘ
キシル、オクチル、2−エチルヘキシル、第三オクチ
ル、ベンジル、α−メチルベンジル、α,α−ジメチル
ベンジル等があげられ、アルコキシ基としては上記のア
ルキル基から誘導されるアルコキシ基があげられる。
従って、上記一般式(I)で表される化合物の代表例
としては次に示す化合物があげられる。
No.1 2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイルオキ
シエトキシ)ベンゾフェノン No.2 2−ヒドロキシ−4−(2−アクリロイルオキシ
エトキシ)ベンゾフェノン No.3 2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−メ
タクリロイルオキシプロポキシ)ベンゾフェノン No.4 2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイルオキ
シブトキシ)ベンゾフェノン No.5 2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシ−4′−
(2−メタクリロイルオキシエトキシ)ベンゾフェノン No.6 2−ヒドロキシ−4−メタクリロイルオキシベン
ゾフェノン No.7 2−ヒドロキシ−4−(4−ビニルベンジロキシ
ベンゾフェノン No.8 ビス〔2−(3−ヒドロキシ−4−ベンゾイルフ
ェノキシ)エチル〕マレート No.9 2−(2−ヒドロキシ−3−アリル−5−メチル
フェニル)ベンゾトリアゾール No.10 2−(2−ヒドロキシ−3−アリル−5−第三
オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール No.11 2−(2−ヒドロキシ−3−アリル−5−メチ
ルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール No.12 2−(2−ヒドロキシ−5−アリルフェニル)
ベンゾトリアゾール No.13 2−(2−ヒドロキシ−5−ビニルフェニル)
ベンゾトリアゾール 本発明で用いられる塩化ビニル系樹脂は、塩化ビニル
を主単量体とし、上記一般式(I)で表される化合物を
含む単量体混合物を共重合させることにより製造され、
その他に、酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル等が共重合成分として含まれていても良い。
上記一般式(I)で表される化合物の量は塩化ビニル
に対して0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%で
ある。
重合は周知の方法で行うことができる。例えば、懸濁
重合、乳化重合、塊状重合、溶液重合等の塩化ビニル系
樹脂を製造するための通常の方法を適用することができ
る。
塩化ビニル系樹脂の重合度は特に限定されないが、平
均重合度500〜4000、特に700〜3000のものが好ましい。
また、本発明で用いられる塩化ビニル系樹脂は前記一
般式(I)で表される化合物の量が所望の割合となるよ
うに共重合されるものでも、あるいは、前記一般式
(I)で表される化合物を比較的高濃度に含有する共重
合体と、これを含まない樹脂とのブレンドであっても良
い。
本発明で用いられる可塑剤としては、ジブチルフタレ
ート、ブチルベンジルフタレート、ジヘプチルフタレー
ト、ジオクチルフタレート、ジイソノニルフタレート、
ジイソデシルフタレート、ジラウリルフタレート、ジシ
クロヘキシルフタレート、ジオクチルテレフタレート、
等のフタレート系、ジオクチルアジペート、ジイソノニ
ルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジ(ブチルジ
グリコール)アジペート等のアジペート系、トリフエニ
ルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシ
レニルホスフェート、トリス(イソプロピルフェニル)
ホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホ
スフェート、トリオクチルホスフェート、トリ(ブトキ
シエチル)ホスフェート、オクチルジフエニルホスフェ
ート等のホスフェート系、その他ポリエステル系、テト
ラヒドロフタレート系、アゼレート系、セバケート系、
ステアリン酸系、クエン酸系、トリメリテート系があげ
られる。特にフタレート系及びホスフェート系が本発明
において有効である。
これら可塑剤の添加量は樹脂100重量部に対して20〜9
0重量部、好ましくは30〜80重量部である。
本発明において用いられる安定剤としては、カルボン
酸、有機リン酸類またはフェノール類の金属(リチウ
ム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、バリウム、マ
グネシウム、ストロンチウム、亜鉛、カドミウム、錫、
セシウム、アルミニウム、有機錫等)塩、有機錫メルカ
プタイド化合物、無機金属化合物、有機ホスファイト化
合物、エポキシ化合物、純有機系安定化助剤等があげら
れる。
上記カルボン酸、有機リン酸類またはフェノール類の
金属塩を構成するカルボン酸としては、カプロン酸、ペ
ラルゴン酸、ラウリン酸、2−エチルヘキシル酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ウンデシレン酸、リシノール
酸、リノール酸、リノレイン酸、ネオデカン酸、オレイ
ン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキ
システアリン酸、12−ケトステアリン酸、クロロステア
リン酸、フェニルステアリン酸、アラキン酸、ベヘン
酸、エルカ酸、ブラシジン酸等の脂肪族カルボン酸及び
獣脂脂肪酸、やし油脂肪酸、大豆油脂肪酸及び綿実油脂
肪酸のごとき天然油脂から得られる混合脂肪酸;安息香
酸、クロロ安息香酸、トルイル酸、サリチル酸、第三ブ
チル安息香酸、第三オクチルサリチル酸等の芳香族カル
ボン酸;マレイン酸、アジピン酸等の二価カルボン酸ま
たはその半エステル等があげられ、有機リン酸類として
は、モノまたはジオクチルリン酸、モノまたはジドデシ
ルリン酸、モノまたはジオクタデシルリン酸、モノまた
はジ(ノニルフェニル)リン酸、ホスホン酸ノニルフェ
ニルエステル、ホスホン酸ステアリルエステル等があげ
られ、フェノール類としては、フェノール、クレゾー
ル、シクロヘキシルフェノール、ノニルフェノール、ド
デシルフェノール等があげられる。
これら金属塩の添加量は樹脂100重量部に対して0.01
〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部である。
有機錫メルカプタイド化合物としては、モノまたはジ
メチル錫、モノまたはジブチル錫あるいはモノまたはジ
オクチル錫のイソオクチルチオグリコレートまたはイソ
オクチルメルカプトプロピオネート等があげられる。
これら有機錫メルカプタイド化合物の添加量は樹脂10
0重量部に対して0.01〜5重量部、好ましくは0.05〜3
重量部である。
上記無機金属化合物としては、上記金属の酸化物、水
酸化物、炭酸塩、リン酸塩、ピロリン酸塩、合成ハイド
ロタイサイトのような上記金属の複塩化合物、ゼオライ
ト類等があげられる。
これら無機金属化合物の添加量は樹脂100重量部に対
して0.01〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部であ
る。
上記有機ホスファイト化合物としては、トリフェニル
ホスファイト、トリス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)
ホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイ
ト、トリス(モノ及びジノニルフェニル)ホスファイ
ト、ジフェニルデシルホスファイト、トリオクチルホス
ファイト、フェニルジオクチルホスファイト、トリオク
チルホスファイト、ジイソデシルペンタエリスリトール
ジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジ
ホスファイト、ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペ
ンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ第
三ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトール
ジホスファイト、テトラ(トリデシル)ビスフェノール
Aジホスファト、テトラ(C12〜C15混合アルキル)ビ
スフェノールAジホスファイト、ヘキサ(トリデシル)
−1,1,3−トリス(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−
6−メチルフェニル)ブタントリホスファイト、ジフェ
ニルアシドホスファイト、ビス(ノニルフェニル)アシ
ドホスファイト等があげられる。
これら有機ホスファイト化合物の添加量は樹脂100重
量部に対して0.01〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量
部である。
上記エポキシ化合物としては、ビスフェノール型及び
ノボラック型のエポキシ樹脂、エポキシ化大豆油及びエ
ポキシ化アマニ油等の天然油脂のエポキシ化物、エポキ
シ化アマニ油脂肪酸オクチル等のエポキシ化不飽和脂肪
酸のアルキルエステル、ビニルシクロヘキセンジエポキ
シド等の脂環式エポキシ化合物等があげられる。
これらエポキシ化合物の添加量は樹脂100重量部に対
して0.01〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部であ
る。
上記純有機系安定化助剤としては、ペンタエリスリト
ール、ジペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ルアジペート、マンニトール、ソルビトールのごとき多
価アルコール類;ジベンゾイルメタン、ベンゾイルアセ
トン、ステアルイルベンゾイルメタン、デヒドロ酢酸等
のβ−ジケトン化合物;2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロ
ピリジン−3,5−ジカルボン酸ジドデシルエステル、2
−フェニルインドール、メラミン等の有機含窒素化合物
等があげられる。
これら純有機系安定化助剤の添加量は樹脂100重量部
に対して0.001〜5重量部、好ましくは0.005〜3重量部
である。
これらの安定剤は目的に応じて単独であるいは二種以
上を組み合わせて用いることができ、一般的には、有機
酸の金属塩/有機ホスファイト化合物/エポキシ化合物
の組合せで用いられることが好ましい。
〔実施例〕
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明す
る。
実施例1 塩化ビニル100重量部及び表−1記載の化合物0.3重量
部を用い、通常の懸濁重合により重合度1000の塩化ビニ
ル共重合体を製造した。
上記の塩化ビニル共重合体100重量部、ジオクチルフ
タレート47重量部、トリキシレニルホスフェート3重量
部、ステアリン酸亜鉛0.8重量部、ホスホン酸ノニルフ
ェニルエステルバリウム塩0.8重量部、テトラ(C12-15
混合アルキル)ビスフェノールAジホスファイト0.8重
量部、ビスフェノールAジグリシジルエーテル3重量
部、メチレンビスステアリン酸アミド0.5重量部及びソ
ルビタンモノパルミテート2重量部をとり、混練ロール
で厚さ0.1mmのフィルムを作成した。
このフィルムを用い、ウェザロメーターによる耐候性
の試験を行った。
また、比較襟として、重合度1000の塩化ビニル樹脂に
表−1記載の紫外線吸収剤0.3重量部を添加したものに
ついても同様に試験した。
結果を表−1に示す。
実施例2 塩化ビニル100重量部及び表−2記載の化合物1重量
部を用い、通常の懸濁重合により重合度1400の塩化ビニ
ル共重合体を製造した。
上記の塩化ビニル共重合体30重量部、重合度1400の塩
化ビニル重合体70重量部、ジオクチルフタレート45重量
部、トリクレジルホスフェート5重量部、カルシウムス
テアレート0.4重量部、亜鉛ステアレート0.5重量部、モ
ノ/ジステアリルリン酸亜鉛塩0.5重量部、オクチルジ
フェニルホスファイト1.5重量部、ビスフェノールAジ
グリシジルエーテル3重量部、ジベンゾイルメタン0.02
重量部及びメチレンビスステアリン酸アミド0.5重量部
をとり、混練ロールで厚さ0.1mmのフィルムを作成し
た。
このフィルムを用い、ウェザロメーターによる耐候性
の試験を行った。
また、比較例として、重合度1400の塩化ビニル樹脂に
表−2記載の紫外線吸収剤1重量部を添加したものにつ
いても同様に試験した。
結果を表し2に示す。
実施例3 塩化ビニル100重量部及び表−3記載の化合物0.1重量
部を用い、通常の懸濁重合により重合度1400の塩化ビニ
ル共重合体を製造した。
上記の塩化ビニル共重合体100重量部、ジオクチルフ
タレート45重量部、トリクレジルホスフェート5重量
部、亜鉛ステアレート0.8重量部、モノ/ジステアリル
リン酸亜鉛塩0.2重量部、ホスホン酸ノニルフェニルエ
ステルバリウム塩0.5重量部、テトラ(C12-15混合アル
キル)ビスフェノールAジホスファイト1重量部、ビス
フェノールAジグリシジルエーテル3重量部、ジベンゾ
イルメタン0.4重量部、メチレンビスステアリン酸アミ
ド0.5重量部及びテトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)ブタンテトラカルボキシレート0.2重
量部をとり、混練ロールで厚さ0.1mmのフィルムを作成
した。
このフィルムを用い、ウェザロメーターによる耐候性
の試験を行った。
また、比較例として、重合度1400の塩化ビニル樹脂に
表−3記載の紫外線吸収剤0.1重量部を添加したものに
ついても同様に試験した。
結果を表−3に示す。
実施例4 塩化ビニル100の重量部及び表−4記載の化合物0.1重
量部を用い、通常の懸濁重合により重合度1000の塩化ビ
ニル共重合体を製造した。
上記の塩化ビニル共重合体100重量部、ジオクチルフ
タレート45重量部、トリキシレニルホスフェート5重量
部、モノ/ジステアリルリン酸亜鉛塩0.1重量部、ステ
アリン酸亜鉛0.6重量部、ステアリン酸カルシウム0.1重
量部、ホスホン酸ノニルフェニルエステルカルシウム塩
0.9重量部、テトラ(C12-15混合アルキル)ビスフェノ
ールAジホスファイト0.5重量部、オクチルジフェニル
ホスファイト0.3重量部、エポキシ化大豆油1重量部、
メチレンビスステアリン酸アミド0.5重量部、ソルビタ
ンモノステアレート2重量部及びテトラキス(2,2,6,−
テトラメチル−4−ピペリジル)ブタンテトラカルボキ
シレート0.3重量部をとり、混練ロールで厚さ0.1mmのフ
ィルムを作成した。
このフィルムを用い、ウェザロメーターによる耐候性
の試験を行った。
また、比較例として、重合度1000の塩化ビニル樹脂に
表−4記載の紫外線吸収剤0.1重量部を添加したものに
ついても同様に試験した。
結果を表−4に示す。
〔発明の効果〕 上記の結果から、本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は
紫外線吸収剤を共重合したことによりその耐候性が著し
く改善され、長期間に渡ってその物性を保持しているの
で、屋外での過酷な条件下で使用される農業用塩化ビニ
ル系樹脂組成物として極めて好適であることが明らかで
ある。
これに対し、紫外線吸収剤を添加した組成物は比較的
短期間の安定化効果しか示さず、その効果が不十分であ
った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−185969(JP,A) 特開 昭62−181360(JP,A) 特開 昭61−283642(JP,A) 特開 昭47−39061(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化ビニル系樹脂に、可塑剤、安定剤及び
    必要に応じて他の添加剤を含有せしめてなる農業用塩化
    ビニル系樹脂組成物であって、該塩化ビニル系樹脂が、
    塩化ビニル及び塩化ビニルに対して0.01〜10重量%の次
    の一般式(I)で表される紫外線吸収性化合物を必須構
    成成分とする単量体混合物から製造されたものであるこ
    とを特徴とする、農業用塩化ビニル系樹脂組成物。 (式中、Xは または を示す。R3及びR4は各々独立に水素原子、アルキル基
    またはアルコキシ基を示し、Bは炭素原子数2以上のア
    ルキレン基または-CH2-CH(OH)-CH2-を示し、nは0また
    は1を示す。Yは水素原子、ハロゲン原子またはアルキ
    ル基を示し、R5は水素原子またはアルキル基を示す。
    1は水素原子またはメチル基を示し、R2は水素原子ま
    たは−A−Xを示す。Aは−CO−、−CH2−、直接結合
    手または を示す。)
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