JP2691328B2 - トランクスルーオープナー装置 - Google Patents
トランクスルーオープナー装置Info
- Publication number
- JP2691328B2 JP2691328B2 JP5168692A JP16869293A JP2691328B2 JP 2691328 B2 JP2691328 B2 JP 2691328B2 JP 5168692 A JP5168692 A JP 5168692A JP 16869293 A JP16869293 A JP 16869293A JP 2691328 B2 JP2691328 B2 JP 2691328B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trunk
- backrest
- locking piece
- knob
- inner cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の後部座席の背
もたれを前傾させることによりトランクを車室に連通さ
せるようにしたトランクスルーオープナー装置に関す
る。
もたれを前傾させることによりトランクを車室に連通さ
せるようにしたトランクスルーオープナー装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のトランクスルーオープナー装置
は、後部座席に設けられたロツクボタンの操作により背
もたれを前傾させるようになっていたため、トランク側
から操作することができず不便であるとともに、窓ガラ
スを割られた場合に背もたれを倒すことによりトランク
内の貴重品が盗まれるおそれがあった。
は、後部座席に設けられたロツクボタンの操作により背
もたれを前傾させるようになっていたため、トランク側
から操作することができず不便であるとともに、窓ガラ
スを割られた場合に背もたれを倒すことによりトランク
内の貴重品が盗まれるおそれがあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、トランク側からだけ操作することができる
ようにしたトランクスルーオープナー装置を提供するこ
とにある。
する課題は、トランク側からだけ操作することができる
ようにしたトランクスルーオープナー装置を提供するこ
とにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、背もたれを前傾方向に付勢する
前傾用ばねと、背もたれの傾動とともに一体的に回動す
る爪車と、ばね弾力によりその爪車に係止して回動を阻
止する係止片と、トランクの開口付近に付設されたノブ
と、そのノブと係止片との間に配索されて両端がボデイ
に固定された可撓性を有するアウターケーシングにイン
ナーケーブルを挿通してそのインナーケーブルを係止片
とノブとに連結したコントロールケーブルとからなる構
成とした。
するための手段として、背もたれを前傾方向に付勢する
前傾用ばねと、背もたれの傾動とともに一体的に回動す
る爪車と、ばね弾力によりその爪車に係止して回動を阻
止する係止片と、トランクの開口付近に付設されたノブ
と、そのノブと係止片との間に配索されて両端がボデイ
に固定された可撓性を有するアウターケーシングにイン
ナーケーブルを挿通してそのインナーケーブルを係止片
とノブとに連結したコントロールケーブルとからなる構
成とした。
【０００５】
【発明の作用及び効果】本発明は上記構成になり、トラ
ンクを開いてノブを引くとインナーケーブルが引っ張ら
れて係止片が爪車から外れ、背もたれが前傾用ばねの弾
力により前傾してトランクが車室と連通するのであっ
て、トランク側から操作できるから便利であるととも
に、車室側からは操作できないからドアーをロツクし忘
れたり、ガラスを割られたりしてもトランク内の貴重品
を盗まれるおそれがない。
ンクを開いてノブを引くとインナーケーブルが引っ張ら
れて係止片が爪車から外れ、背もたれが前傾用ばねの弾
力により前傾してトランクが車室と連通するのであっ
て、トランク側から操作できるから便利であるととも
に、車室側からは操作できないからドアーをロツクし忘
れたり、ガラスを割られたりしてもトランク内の貴重品
を盗まれるおそれがない。
【０００６】
【実施例】以下、本発明のいくつかの実施例を添付図面
に基づいて説明する。図において、２は自動車のボデイ
１に据え付けられた後部座席のシートであってその後部
側面に下部ブラケツト６が固定され、これに支持された
軸３に揺動自由に支持された上ブラケツト７に背もたれ
５が固定されていて、背もたれ５は軸３を中心として傾
動自由に支持されている。
に基づいて説明する。図において、２は自動車のボデイ
１に据え付けられた後部座席のシートであってその後部
側面に下部ブラケツト６が固定され、これに支持された
軸３に揺動自由に支持された上ブラケツト７に背もたれ
５が固定されていて、背もたれ５は軸３を中心として傾
動自由に支持されている。
【０００７】軸３の周りにはぜんまいばねからなる前傾
用ばね８が装着され、その内端が軸３の端面に形成され
た割溝４に嵌着されており、外端は上ブラケツト７に形
成された舌片９に係止されていて、背もたれ５は前傾用
ばね８の弾力により前傾方向へ付勢されている。また、
上ブラケツト７には２つの切り欠き１１、１２を備えた
爪車１０が固定されている。
用ばね８が装着され、その内端が軸３の端面に形成され
た割溝４に嵌着されており、外端は上ブラケツト７に形
成された舌片９に係止されていて、背もたれ５は前傾用
ばね８の弾力により前傾方向へ付勢されている。また、
上ブラケツト７には２つの切り欠き１１、１２を備えた
爪車１０が固定されている。
【０００８】下ブラケツト６には係止片１４が軸１３に
よって揺動自由に支持されており、軸１３より下方と下
ブラケツト６の前部に形成された舌片１５の間に装着さ
れた引っ張りばね１６の弾力により時計方向の回動力が
付勢されている。
よって揺動自由に支持されており、軸１３より下方と下
ブラケツト６の前部に形成された舌片１５の間に装着さ
れた引っ張りばね１６の弾力により時計方向の回動力が
付勢されている。
【０００９】１７は可撓性を有するアウターケーシング
１８にインナーケーブル１９を挿通したコントロールケ
ーブルであって、アウターケーシング１８の一端は下ブ
ラケツト６に、他の一端はトランクの開口付近の内側に
それぞれ固定具２０、２１によって固定されており、一
端から突出したインナーケーブル１９は係止片１４の下
端に連結され、他の一端から突出したインナーケーブル
１９にはノブ２３が取り付けられていて、ノブ２２と固
定具２１の間に圧縮ばねが装着されてインナーケーブル
１９に張力を付与している。
１８にインナーケーブル１９を挿通したコントロールケ
ーブルであって、アウターケーシング１８の一端は下ブ
ラケツト６に、他の一端はトランクの開口付近の内側に
それぞれ固定具２０、２１によって固定されており、一
端から突出したインナーケーブル１９は係止片１４の下
端に連結され、他の一端から突出したインナーケーブル
１９にはノブ２３が取り付けられていて、ノブ２２と固
定具２１の間に圧縮ばねが装着されてインナーケーブル
１９に張力を付与している。
【００１０】本実施例は上記構成になり、常には、図１
及び図２に示すように、係止片１４の上端の鈎部が爪車
１０の下側の切り欠き１１に係止して背もたれ５を立て
た姿勢に保持しているが、トランクを開いてノブ２２を
引っ張ると、インナーケーブル１９が引っ張られて係止
片１４が反時計方向に回動し、背もたれ５は前傾用ばね
８の弾力により図３に示すように前傾し、トランクが車
室と連通する。
及び図２に示すように、係止片１４の上端の鈎部が爪車
１０の下側の切り欠き１１に係止して背もたれ５を立て
た姿勢に保持しているが、トランクを開いてノブ２２を
引っ張ると、インナーケーブル１９が引っ張られて係止
片１４が反時計方向に回動し、背もたれ５は前傾用ばね
８の弾力により図３に示すように前傾し、トランクが車
室と連通する。
【００１１】本実施例はユニツト化されているため自動
車への装着が容易である。
車への装着が容易である。
【００１２】図４に示す他の実施例は背もたれ５と一体
の爪車１０ａが図示しないねじりコイルばねからなる前
傾用ばねにより反時計方向に付勢されており、固定具２
０ａでコントロールケーブル１７のアウターケーシング
１８の端末をボデイ１に固定し、インナーケーブル１９
に連結した係止片１４ａをばね１６ａの弾力により爪車
１４ａに係止するようにしたものであって、他の構成及
び効果は上記実施例と同一である。
の爪車１０ａが図示しないねじりコイルばねからなる前
傾用ばねにより反時計方向に付勢されており、固定具２
０ａでコントロールケーブル１７のアウターケーシング
１８の端末をボデイ１に固定し、インナーケーブル１９
に連結した係止片１４ａをばね１６ａの弾力により爪車
１４ａに係止するようにしたものであって、他の構成及
び効果は上記実施例と同一である。
【図１】本発明の一実施例の斜視図である。
【図２】本発明の要部の側面図である。
【図３】背もたれが前傾した状態の側面図である。
【図４】他の実施例の側面図である。
５：背もたれ ８：前傾用ばね １０、１０ａ：爪車 １４、１４ａ：係止片 １７：コントロールケーブル １８：アウターケーシング １９：インナーケーブル ２２：ノブ
Claims (1)
- 【請求項１】 自動車の後部座席の背もたれを前傾させ
ることによりトランクを車室に連通させるようにしたト
ランクスルーオープナー装置において、前記背もたれを
前傾方向に付勢する前傾用ばねと、前記背もたれの傾動
とともに一体的に回動する爪車と、ばね弾力により該爪
車に係止して回動を阻止する係止片と、トランクの開口
付近に付設されたノブと、該ノブと前記係止片との間に
配索されて両端がボデイに固定された可撓性を有するア
ウターケーシングにインナーケーブルを挿通して該イン
ナーケーブルを前記係止片と前記ノブとに連結したコン
トロールケーブルとからなることを特徴とするトランク
スルーオープナー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5168692A JP2691328B2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | トランクスルーオープナー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5168692A JP2691328B2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | トランクスルーオープナー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH072004A JPH072004A (ja) | 1995-01-06 |
| JP2691328B2 true JP2691328B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=15872698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5168692A Expired - Fee Related JP2691328B2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | トランクスルーオープナー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2691328B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| PL1926627T3 (pl) * | 2005-09-09 | 2011-09-30 | Johnson Controls Gmbh | Fotel samochodowy |
| CN101920669B (zh) | 2009-06-11 | 2013-05-08 | 本田技研工业株式会社 | 车辆用座椅总成 |
| JP4892585B2 (ja) * | 2009-06-11 | 2012-03-07 | 本田技研工業株式会社 | 車両用シート |
| KR101725417B1 (ko) * | 2015-12-24 | 2017-04-12 | 현대다이모스(주) | 차량의 암레스트 구조 |
| CN108146310A (zh) * | 2017-12-27 | 2018-06-12 | 重庆精高金属结构制造有限公司 | 一种电动按摩汽车座椅 |
| KR102369099B1 (ko) | 2020-10-21 | 2022-03-02 | 주식회사 디에스시동탄 | 폴딩 시트 |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP5168692A patent/JP2691328B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH072004A (ja) | 1995-01-06 |
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