JP2690632B2 - コピーランプ誤点灯防止装置 - Google Patents

コピーランプ誤点灯防止装置

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JP2690632B2 JP3150461A JP15046191A JP2690632B2 JP 2690632 B2 JP2690632 B2 JP 2690632B2 JP 3150461 A JP3150461 A JP 3150461A JP 15046191 A JP15046191 A JP 15046191A JP 2690632 B2 JP2690632 B2 JP 2690632B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機に供されるコピ
ーランプが正規の点灯期間以外に点灯する誤点灯を防止
するようにしたコピーランプ誤点灯防止装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機においては、原稿にコピ
ーランプの光を照射して、その反射光により感光体を像
露光するようになっており、複写を1回行う毎にコピー
ランプをON・OFFさせている。以下に従来のコピー
ランプ点灯制御系について説明する。
【0003】図10に示すように、この点灯制御系で
は、コピーランプ51への通電を制御するコピーランプ
制御回路52が設けられている。このコピーランプ制御
回路52は、交流電源53から出力される交流電圧がパ
ワーリレー(図中、PR)54を介して入力されてお
り、この交流電圧の位相を制御することによりコピーラ
ンプ51に印加する電圧を制御するとともに、コピーラ
ンプ51の点灯・消灯を制御するようになっている。上
記コピーランプ制御回路52は、メインコントロール回
55によって図示しない操作パネルからの入力に基づ
いて制御されるようになっている。
【0004】ところで、メインコントロール回路55
故障したときには、コピーランプ制御回路52の正常な
制御が困難になり、コピーランプ51が正規の点灯期間
を過ぎて誤点灯することがある。このため、コピーラン
プ制御回路52とメインコントロール回路55との間に
誤点灯防止回路56が設けられており、誤点灯が生じた
場合には、この誤点灯防止回路56がメインコントロー
ル回路55の代わりにコピーランプ制御回路52を強制
的に消灯させるようになっている。
【0005】また、このような構成では、コピーランプ
51の誤点灯防止対策として、コピーランプ51の光を
原稿に反射させるレフレクタ(図示しない)に温度ヒュ
ーズ57が取り付けられている。この温度ヒューズ57
は、コピーランプ51の通電路に直列に接続されること
により、コピーランプ51の異常点灯時にレフレクタが
過熱すると溶断し、コピーランプ51の通電路を切断す
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成において、温度ヒューズ57は、連続複写のように
一定期間でのピーランプ51の点灯期間が比較的長く
なる場合に溶断せず、コピーランプ51が異常により連
続的に点灯している場合のみ溶断するように、溶断の温
度が設定されているため、溶断に要する時間が長くなっ
ている。このため、コピーランプ51が誤点灯すると、
感光体に不要な光が照射されることになり、像露光が正
しく行われなくなるといった不都合が生じる。また、コ
ピーランプ51の熱により、外装体が変形したり、最悪
の場合は、外装体より発煙が生じるおそれもある。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、コピーランプ51の異常点灯が検出された
場合には、早期にその異常点灯を解除することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
コピーランプ誤点灯防止装置は、原稿に光を照射するコ
ピーランプと、原稿からの反射光量を電気信号に変換し
て原稿濃度を検出する原稿濃度検出手段と、正規の点灯
期間に上記コピーランプを点灯させると共に原稿濃度に
基づいて上記コピーランプの点灯を制御して露光量を制
御する露光制御手段とを備えた複写機に設けられるもの
であって、上記の課題を解決するために、誤点灯判定手
により、上記原稿濃度検出手段の検出出力に基づいて
上記コピーランプが正規の点灯期間を過ぎて点灯する誤
点灯を検出し、上記誤点灯が検出されたときには、通電
停止手段により、上記コピーランプへの通電を停止する
ように構成されていることを特徴としている。
【0009】また、本発明の請求項2に係るコピーラン
プ誤点灯防止装置は、請求項1に記載のコピーランプ誤
点灯防止装置において、上記コピーランプの通電路に設
けられ、上記コピーランプの連続的な点灯によって所定
の温度になると溶断する温度ヒューズを備え、上記コピ
ーランプが正規の点灯期間を過ぎて点灯してから上記誤
点灯判定手段により上記誤点灯が検出されるまでの時間
が上記温度ヒューズの溶断に要する時間よりも短く設定
されていることを特徴としている。
【0010】
【作用】上記請求項1に係るコピーランプ誤点灯防止装
置では、原稿濃度検出手段により、原稿濃度が検出され
るときはコピーランプが点灯し、原稿濃度が検出されな
いときはコピーランプが消灯しているとみなすことがで
きる。そこで、制御系の故障等によりコピーランプの消
灯が不能になった場合は、コピーランプが点灯し続ける
ので、原稿濃度検出手段の検出出力によりコピーランプ
の連続した点灯が検出される。そして、コピーランプが
正規の点灯期間を過ぎても点灯しているときは、通電停
止手段により、上記の状態が誤点灯とみなされてコピー
ランプへの通電が停止される。
【0011】このように、上記請求項1に係るコピーラ
ンプ誤点灯防止装置によれば、コピーランプの誤点灯が
正確に検出され、速やかにコピーランプへの通電が停止
されるので、早期にコピーランプの誤点灯を防止するこ
とが可能となる。しかも、原稿濃度検出手段の検出出力
をコピーランプの点灯・消灯の検出に利用しているの
で、コピーランプ誤点灯防止装置を簡単な回路で構成し
たり、その機能をソフトウェアで実現させるといったこ
とも可能となる。
【0012】また、上記請求項2に係るコピーランプ誤
点灯防止装置では、複写機に温度ヒューズが設けられて
おり、コピーランプの出射光により複写機が異常に過熱
したときに溶断し、コピーランプの通電路を遮断するよ
うになっている。また、この温度ヒューズは、通常の連
続複写では溶断せず、コピーランプが異常により連続的
に点灯している場合のみ溶断するように溶断の温度が設
定されている。ここで、コピーランプが正規の点灯期間
を過ぎて点灯して誤点灯判定手段により誤点灯と判定さ
れる時間は、温度ヒューズが溶断に要する時間に対して
十分短くなるように設定されている。
【0013】このように、上記請求項2に係るコピーラ
ンプ誤点灯防止装置にれば、上記請求項1に係るコピ
ーランプ誤点灯防止装置と同様、早期にコピーランプの
誤点灯を防止することが可能となるだけでなく、誤点灯
状態の解除を温度ヒューズの溶断に頼っていた従来の構
成に対して温度ヒューズを交換する必要がほとんどなく
なる。
【0014】
【実施例】〔実施例1〕 本発明の第1の実施例について図1ないし図4に基づい
て説明すれば、以下の通りである。
【0015】第1の実施例に係る複写機は、図1に示す
ように、コピーランプ制御回路1と、メインコントロー
ル回路2とを備えている。コピーランプ制御回路1に
は、パワーリレー(図中、PR)3を介して交流電源4
が接続され、直列に設けられたコピーランプ5と温度ヒ
ューズ6とが接続される他、原稿濃度検出回路7が接続
されている。
【0016】コピーランプ制御回路1は、複写時にコピ
ーランプ5の点灯・消灯を制御するようになっている。
また、このコピーランプ制御回路1は、マニュアル露光
で複写を行う場合には、設定された一定の電圧をコピー
ランプ5に印加するが、自動露光で複写を行う場合に
は、交流電源4から出力される交流電圧の位相を原稿濃
度検出回路7からの原稿濃度信号VAEに基づいて制御し
て、コピーランプ5に印加するランプ印加電圧VCLを制
御することにより、図示しない感光体ドラムに対する露
光量を制御するようになっており、露光制御手段として
の機能を有している。
【0017】温度ヒューズ6は、コピーランプ5の光を
後述の原稿11側に向けて反射させるレフレクタ(図示
せず)に取り付けられており、コピーランプ5の出射光
によりレフレクタが異常に過熱したときに溶断して、コ
ピーランプ5の通電路を遮断するようになっている。こ
の温度ヒューズ6は、連続複写では溶断せず、コピーラ
ンプ5が異常により連続的に点灯している場合のみ溶断
するように、溶断の温度が設定されている。
【0018】原稿濃度検出手段としての原稿濃度検出回
路7は、後述する原稿11に反射したコピーランプ5の
出射光により原稿11の画像の濃淡を読み取り、その結
果として上記のように原稿濃度信号VAEを出力するよう
になっている。
【0019】一方、メインコントロール回路2には、コ
ピーランプ制御回路1と、パワーリレー3と、操作パネ
ル8と、誤点灯検出回路9とが接続されている。操作パ
ネル8は、複写条件等の入力を行うための操作キーや各
種の表示を行うための表示装置を備えたものであり、メ
インコントロール回路2と交信可能に設けられている。
誤点灯判定手段としての誤点灯検出回路9は、原稿濃度
検出回路7に接続されており、原稿濃度検出回路7から
の原稿濃度信号VAEにより、コピーランプ5が正規の点
灯期間を過ぎて点灯しているか否かを判定するようにな
っている。
【0020】メインコントロール回路2は、複写機の制
御系の中心となる制御装置であり、複写機各部の動作と
連係させてコピーランプ制御回路1を制御するようにな
っており、後述するようにCPU(Central Processing
Unit)13およびドライブ回路14を備える他、図示し
ないメモリやインターフェース回路等を備えている。
【0021】このメインコントロール回路2は、誤点灯
検出回路9によりコピーランプ5の誤点灯が検出される
と、パワーリレー3をOFFさせてコピーランプ制御回
路1に対する電力供給を断つようになっている。
【0022】図2は、上記の構成の要部をさらに詳しく
示したものである。この図において、原稿濃度検出回路
7は、フォトダイオードPD1 とフォトダイオードPD
1 の出力を増幅する増幅回路10とからなっている。こ
の原稿濃度検出回路7は、原稿11に反射したコピーラ
ンプ5の出射光を、その光量に応じたレベルの電気信号
に変換して、原稿11の画像の濃淡を原稿濃度信号VAE
として検出するようになっている。また、この原稿濃度
信号VAEが出力されているときはコピーランプ5が点灯
し、逆にその出力がないときにはコピーランプ5が消灯
することから、原稿濃度信号VAEの出力の有無によりコ
ピーランプ5の点灯・消灯が検出されることになる。
【0023】誤点灯検出回路9は、非反転アンプ12
と、抵抗R1 ・R2 と、コンデンサC1 と、トランジス
タTr1 とからなっている。非反転アンプ12は、反転
入力端子と出力端子とが互いに接続され、非反転入力端
子に上記増幅回路10の出力端子が接続されている。こ
の非反転アンプ12の出力端子は、抵抗R1 を介してト
ランジスタTr1 のベースに接続されるとともに、一方
の電極が接地されているコンデンサC1 の他方の電極に
接続されている。上記トランジスタTr1 は、エミッタ
が接地され、コレクタに抵抗R2 を介して電圧VD が印
加されている。
【0024】上記非反転アンプ12は、増幅率が1に設
定されてバッファアンプとして機能しており、抵抗R1
とコンデンサC1 とからなる積分回路の影響により増幅
回路10の原稿濃度信号VAEが歪むのを防ぐようになっ
ている。また、上記積分回路の時定数は、コンデンサC
1 の充電が開始してからコピーランプ5が正規の点灯期
間を過ぎて点灯して誤点灯と判定すべき時間T1 が経過
したときに、トランジスタTr1 がONするように設定
されている。なお、上記時間T1 は、温度ヒューズ6が
溶断に要する時間に対して十分短くなるように設定され
ている。
【0025】メインコントロール回路2におけるCPU
13は、割り込み入力端子に上記トランジスタTr1
コレクタが接続され、出力端子の一つにドライ回路1
4を介してパワーリレー3の電磁コイルLの一端が接続
されている。パワーリレー3は、ブレイク接点の電磁リ
レーであり、電磁コイルLに電圧VB が印加されると接
点を閉じるようになっている。上記CPU13は、コピ
ーランプ5の誤点灯が検出されたときに上記トランジス
タTr1 がONすることにより割り込み入力端子がロー
レベルになると、ドライブ回路14を介して電磁コイル
への電圧VB の印加を停止させ、パワーリレー3をO
FFさせるようになっており、通電停止手段としての機
能を有している。
【0026】上記の構成において、正常な状態で連続複
写を行う場合、コピーランプ5に印加されるランプ印加
電圧VCLは、図3の(a)に示すように、コピーランプ
制御回路1の制御により所定の間隔でON・OFFを繰
り返す。このとき、原稿濃度検出回路7により検出され
る原稿濃度信号VAEは、同図の(b)に示すように、原
稿11の画像の濃淡に応じてレベルが変化するものとな
っており、コピーランプ制御回路1および誤点灯検出回
路9に入力される。また、原稿濃度信号VAEは、コピー
ランプ5が消灯している期間には検出されずほぼ0にな
る。
【0027】コピーランプ制御回路1は、自動露光を行
う場合、上記原稿濃度信号VAEに基づいてコピーランプ
5に印加するランプ印加電圧VCLを制御してコピーラン
プ5の光量を調整する。また、コピーランプ制御回路1
は、マニュアル露光を行う場合、原稿濃度信号VAEに関
係なくCPU13の指令に基づいて一定のランプ印加電
圧VCLでコピーランプ5を点灯させる。
【0028】ここで、誤点灯検出回路9のコンデンサC
1 は、同図の(c)に示すように、ランプ印加電圧VCL
のONとともに所定の時定数で充電されるが、ランプ印
加電圧VCLのOFFによりその充電電圧VC1がトランジ
スタTr1 のON電圧VON1に達しないうちに放電して
しまう。すると、トランジスタTr1 がONせず、トラ
ンジスタTr1 のコレクタ電圧VTr1 が、同図の(d)
に示すようにハイレベルとなる。このため、CPU13
に対し割り込みが行われず、ドライブ回路14の駆動電
圧VDRが同図の(e)に示すようにローレベルとなる。
したがって、電磁コイルLに電圧VB が印加され続け、
パワーリレー3がON状態を維持する。
【0029】一方、連続複写中にコピーランプ5の消灯
が不可能になった場合、図4の(a)に示すように、コ
ピーランプ5にはランプ印加電圧VCLが印加され続ける
ので、同図の(b)に示すように、原稿濃度信号VAE
これに伴って一定レベルを維持するようになる。する
と、同図の(c)に示すように、コンデンサC1 の充電
電圧VC1が次第に上昇していくため、充電開始から時間
1 経過後にトランジスタTr1 がONし、同図の
(d)に示すように、トランジスタTr1 のコレクタ電
圧がVTr1 がローレベルとなり、CPU13に対し割り
込みが行われる。
【0030】このため、ドライブ回路14の駆動電圧V
DRが同図の(e)に示すようにハイレベルとなって電磁
コイルLに電圧VB が印加されなくなり、パワーリレー
3がOFFする。この結果、コピーランプ5は、通電が
停止されてランプ印加電圧VCLが同図の(a)に破線で
示すように低下することにより消灯する。また、このと
き、CPU13は、操作パネル8にコピーランプ5の異
常点灯が発生したことを表示する。
【0031】このように、第1の実施例によれば、コピ
ーランプ5の誤点灯が検出されると、パワーリレー5を
OFFさせるようになっているので、コピーランプ5の
消灯が不能になった場合に、コピーランプ5への通電を
速やかに停止させることができ、コピーランプ5の誤点
灯状態を早期に解除することができる。また、コピーラ
ンプ5の誤点灯を検出するまでの時間T1 は、誤点灯検
出回路9の積分回路の時定数とトランジスタTr1 のO
N電圧VONによって決定されるため、容易に変更するこ
とができる。さらに、誤点灯の解除を温度ヒューズ6の
溶断に頼らなくてもよくなるため、温度ヒューズ6を交
換する必要がほとんどなくなる。しかも、原稿濃度検出
回路7の原稿濃度信号VAEをコピーランプ5の点灯・消
灯の検出に用いているので、検出を正確に行うことがで
きるとともに、回路構成を簡素化することができる。
【0032】〔実施例2〕 次に、本発明の第2の実施例について図5ないし図9に
基づいて説明する。なお、本実施例の構成において、前
記第1の実施例で説明したものと同様の機能を有する回
路等については、同一の符号を付記して適宜その説明を
省略する。
【0033】本実施例に係る複写機は、図5に示すよう
に、前記第1の実施例の構成と同様、基本構成としてコ
ピーランプ制御回路1と、メインコントロール回路2
と、パワーリレー3と、コピーランプ5と、温度ヒュー
ズ6と、原稿濃度検出回路7と、操作パネル8を備えて
おり、原稿濃度検出回路7がメインコントロール回路2
に接続されている。
【0034】上記の構成の要部を図6に基づいてさらに
詳細に説明する。
【0035】メインコントロール回路2は、前記第1の
実施例の構成に用いられたCPU13と異なるCPU2
1を備えており、このCPU21に原稿濃度検出回路7
の増幅回路10からの原稿濃度信号VAEが入力されるよ
うになっている。
【0036】CPU21は、図7に示すように、光学系
を移動させるミラーベース(図示せず)がリターン方向
へ移動したときに、原稿濃度信号VAEが所定の基準電圧
ref よりも低ければ、コピーランプ5が消灯している
と判定してドライブ回路14をONさせるようになって
いる。また、CPU21は、図8に示すように、上記ミ
ラーベースがリターン方向へ移動しているときに、原稿
濃度信号VAEが上記基準電圧Vref よりも高ければ、コ
ピーランプ5点灯していると判定してドライブ回路1
4をOFFさせるようになっている。
【0037】すなわち、CPU21は、ミラーベースが
リターン方向へ移動しているときの原稿濃度信号VAE
基準電圧Vref より高いときにコピーランプ5の誤点灯
を判定し、誤点灯を判定したときにパワーリレー3をO
FFさせるようになっており、誤点灯判定手段および
電停止手段の機能を兼ね備えている。このため、上記基
準電圧Vref は、誤点灯を判定するのに適した値に設定
されている。
【0038】上記の構成において、コピーランプ5の点
灯制御の手順を図9のフローチャートを参照して説明す
る。
【0039】まず、ミラーベースがフィード方向へ移動
し(S1)、原稿濃度検出回路7からの原稿濃度信号V
AEがディジタルの原稿濃度データに変換されてメインコ
ントロール回路2のCPU21に取り込まれる(S
2)。次いで、コピーランプ制御回路1により、CPU
21から送出されるコピーランプ5のON・OFFおよ
び明るさのデータに基づいて交流電圧の位相が制御さ
れ、ランプ印加電圧VCLが制御される(S3)。
【0040】その後、ミラーベースがリターン方向へ移
動すると(S4)、CPU21により、そのときの原稿
濃度データに基づいてコピーランプ5が消灯しているか
否かが判定される(S5)。S5において、コピーラン
プ5が消灯していると判定された場合、所定枚数の複写
が完了したか否かが判定される(S6)。S6におい
て、所定枚数の複写が完了したと判定された場合は処理
を終える一方、そうでない場合は処理がS1に戻る。
【0041】また、S5において、コピーランプ5が点
灯していると判定された場合、CPU21により、ドラ
イブ回路14がOFFされて、パワーリレー3がOFF
し(S7)、操作パネル8にコピーランプ5の誤点灯が
トラブル発生として表示される(S8)。
【0042】このように、第2の実施例によれば、前記
第1の実施例と同様、コピーランプ5の誤点灯状態を早
期に解除することができるが、誤点灯の判定およびコピ
ーランプ5への通電停止をソフトウェアにより行うよう
になっているので、前記第1の実施例の構成に比べてさ
らに回路構成を簡単にすることができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
コピーランプ誤点灯防止装置は、原稿に光を照射するコ
ピーランプと、原稿からの反射光量を電気信号に変換し
て原稿濃度を検出する原稿濃度検出手段と、正規の点灯
期間に上記コピーランプを点灯させると共に原稿濃度に
基づいて上記コピーランプの点灯を制御して露光量を制
御する露光制御手段とを備えた複写機に設けられるもの
であって、上記原稿濃度検出手段の検出出力に基づいて
上記コピーランプが正規の点灯期間を過ぎて点灯する誤
点灯を検出する誤点灯判定手段と、上記誤点灯が検出
れると上記コピーランプへの通電を停止する通電停止手
とを備えている構成である。
【0044】これにより、コピーランプの点灯をコピー
ランプの出射光に基づいて検出しているので、コピーラ
ンプの誤点灯を速やかに検出してコピーランプへの通電
を停止することができ、早期に誤点灯を解除することが
できる。しかも、複写機が備える原稿濃度検出手段の出
力をコピーランプの点灯検出に用いるので、回路構成の
簡素化を図ることができ、低コストでコピーランプ誤点
灯防止の機能を提供することができる。
【0045】したがって、上記請求項1に係るコピーラ
ンプ誤点灯防止装置を採用すれば、安価で性能の高い誤
点灯防止機能が得られるため、コピーランプの誤点灯に
よる悪影響が複写機各部に及ぶことはなくなり、複写機
の信頼性を向上させることができるという効果を奏す
る。
【0046】また、本発明の請求項2に係るコピーラン
プ誤点灯防止装置は、請求項1に記載のコピーランプ誤
点灯防止装置において、上記コピーランプの通電路に設
けられ、上記コピーランプの連続的な点灯によって所定
の温度になると溶断する温度ヒューズを備え、上記コピ
ーランプが正規の点灯期間を過ぎて点灯してから上記誤
点灯判定手段により上記誤点灯が検出されるまでの時間
が上記温度ヒューズの溶断に要する時間よりも短く設定
されている構成である。
【0047】これにより、コピーランプの温度上昇で温
度ヒューズを溶断させてコピーランプへの通電を強制的
に停止させていた従来の構成に比べて、短時間にコピー
ランプの誤点灯を解除することが可能となり、温度ヒュ
ーズを交換する必要がほとんどなくなる。
【0048】したがって、上記請求項2に係るコピーラ
ンプ誤点灯防止装置を採用すれば、上記請求項1に係る
コピーランプ誤点灯防止装置と同様、複写機の信頼性の
向上に寄与することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る複写機におけるコ
ピーランプ制御系の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のコピーランプ制御系において誤点灯防止
部を詳細に示した回路構成を含むブロック図である。
【図3】コピーランプが正常に点灯制御されているとき
の図2の誤点灯防止部の各部の動作を示す波形図であ
る。
【図4】コピーランプが誤点灯しているときの図2の誤
点灯防止部の各部の動作を示す波形図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る複写機におけるコ
ピーランプ制御系の構成を示すブロック図である。
【図6】図5のコピーランプ制御系において誤点灯防止
部を詳細に示した回路構成を含むブロック図である。
【図7】コピーランプが正常に点灯制御されているとき
の図5のコピーランプ制御系で検出される原稿濃度信号
の変化を示す波形図である。
【図8】コピーランプが誤点灯しているときの図5のコ
ピーランプ制御系で検出される原稿濃度信号の変化を示
す波形図である。
【図9】図5のコピーランプ制御系によるコピーランプ
の点灯制御の手順を示すフローチャートである。
【図10】従来の複写機におけるコピーランプ制御系の
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 コピーランプ制御回路(露光制御手
段) 3 パワーリレー 4 交流電源 5 コピーランプ 温度ヒューズ 7 原稿濃度検出回路(原稿濃度検出手
段) 9 誤点灯検出回路(誤点灯判定手段) 11 原稿 13 CPU(通電停止手段) 21 CPU(誤点灯判定手段通電停
止手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿に光を照射するコピーランプと、原稿
    からの反射光量を電気信号に変換して原稿濃度を検出す
    る原稿濃度検出手段と、正規の点灯期間に上記コピーラ
    ンプを点灯させると共に原稿濃度に基づいて上記コピー
    ランプの点灯を制御して露光量を制御する露光制御手段
    とを備えた複写機に設けられるものであって、 上記原稿濃度検出手段の検出出力に基づいて上記コピー
    ランプが正規の点灯期間を過ぎて点灯する誤点灯を検出
    する誤点灯判定手段と、上記誤点灯が検出されると上記
    コピーランプへの通電を停止する通電停止手段とを備え
    ていることを特徴とするコピーランプ誤点灯防止装置。
  2. 【請求項2】上記コピーランプの通電路に設けられ、上
    記コピーランプの連続的な点灯によって所定の温度にな
    ると溶断する温度ヒューズを備え、上記コピーランプが
    正規の点灯期間を過ぎて点灯してから上記誤点灯判定手
    段により上記誤点灯が検出されるまでの時間が上記温度
    ヒューズの溶断に要する時間よりも短く設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のコピーランプ誤点灯
    防止装置。
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