JPH06131061A - ヒータの断線検出回路 - Google Patents

ヒータの断線検出回路

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Publication number
JPH06131061A
JPH06131061A JP30305592A JP30305592A JPH06131061A JP H06131061 A JPH06131061 A JP H06131061A JP 30305592 A JP30305592 A JP 30305592A JP 30305592 A JP30305592 A JP 30305592A JP H06131061 A JPH06131061 A JP H06131061A
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JP
Japan
Prior art keywords
heater
temperature
current
temperature sensor
detected
Prior art date
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Pending
Application number
JP30305592A
Other languages
English (en)
Inventor
Sunao Matsudaira
直 松平
Masaru Ushio
勝 牛尾
Hiroyuki Watanabe
裕之 渡辺
Etsuichi Maekawa
悦一 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP30305592A priority Critical patent/JPH06131061A/ja
Publication of JPH06131061A publication Critical patent/JPH06131061A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒータの断線を短時間で検出し、さらに、温
度センサで検出した温度が適切な温度にならない原因が
ヒータの断線にあるのか、温度センサの不良にあるのか
を特定できるようにすること。 【構成】 通電することによって発熱するヒータ23
と、このヒータ23の温度を検出する温度センサ28
と、ヒータ23に流れる電流を検知する電流センサ25
と、温度センサ28の出力と電流センサ25の出力とを
合わせ見るCPU30とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真複写機の定着ロ
ーラなどに用いられるヒータの断線を検出するヒータの
断線検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器や産業機械の中にはヒータによ
る加熱を利用したものが少なくない。たとえば電子写真
複写機(以下複写機という)では定着ローラをヒータに
より加熱し、その熱によって複写紙に付着させたトナー
を熱溶融してトナー画像を複写紙に定着させている。定
着ローラのヒータは複写機の電源投入とともに通電さ
れ、ローラ表面が適切な温度(約180℃)になるまで
加熱されるとに複写作業が可能な状態になる。定着ロー
ラの温度はサーミスタや熱電対型温度センサによって検
出され、常に適切な温度になるようにヒータへの通電を
オン/オフして調節している。
【0003】ところで、ヒータが断線していると定着ロ
ーラが加熱されないので複写が可能な状態にならない。
そこで従来の複写機ではヒータへの通電を開始してから
所定の時間(たとえば6分)経過してもヒータの表面の
温度が所定値に達しないときはヒータの断線と判断して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法では
ヒータの断線と判断されるまでに数分かかるので次の対
応が遅れるという問題がある。
【0005】一方、数分後に定着ローラの表面温度が所
定の温度に達していないことがわかっても実際にはヒー
タの断線でなくてサーミスタや熱電対型温度センサの不
良が原因であることもある。以下この点について図4に
より熱電対型温度センサを用いた例で説明する。
【0006】熱電対型温度センサ28は、種類の違う2
つの金属33と34を点Aで接合させ、その点Aの温度
を検出するようにしたものであり、点Aを定着ローラの
表面近くに配置して定着ローラの温度を検出するように
している。ところが、たとえば金属33の点Bと金属3
4の点Cとが短絡してしまった場合には、温度検出回路
31で検出される温度は点Aの温度ではなくて点BとC
の接合点の温度となってしまう。このため、点Aの温度
すなわち定着ローラの温度は充分に上がり適切な温度に
なっていても、点Aから離れた点BとCと接合点の低い
温度を検出してしまい定着ローラの正しい温度が検出で
きないという問題がある。
【0007】つまり、上述した従来の方法では、所定時
間経過しても熱電対型温度センサで検出した温度が適切
な温度にならない原因がヒータの断線にあるのか、それ
とも熱電対型温度センサの不良にあるのかが特定できな
い。
【0008】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、ヒータの断線を短時間で検出し、さらに、温度セ
ンサで検出した温度が適切な温度にならない原因がヒー
タの断線にあるのか、温度センサの不良にあるのかを特
定できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、通電により発熱するヒータと、このヒー
タの温度を検出する温度センサと、前記ヒータへの通電
回路の電流の有無を検知する電流検知回路と、前記通電
回路に電流が流れていないことを前記電流検知回路によ
り検知したときは前記通電回路の断線と判断し、前記電
流は流れているが前記温度センサにより検出した温度が
所定時間経過後に所定温度に達しないときは前記温度セ
ンサの不良と判断する異常判断手段とを備えた。
【0010】
【作用】本発明は以上の構成によって、電流検知回路に
よってヒータへの通電回路に電流が流れているか否かを
検知し、この電流検知回路の出力として前記電流が流れ
ていないときは前記通電回路の断線と判断し、前記電流
が流れているが前記温度センサにより検出した温度が所
定時間経過しても所定温度に達しないとき前記温度セン
サの不良と判断する。
【0011】
【実施例】以下本発明を図面に基づいて説明する。
【0012】図2は本発明によるヒータ断線検出回路を
用いた複写機の概略構成を示している。
【0013】操作盤100の複写ボタンをオンすると、
原稿台1上に載置された原稿Mは照明ランプ2で照射さ
れ、原稿Mからの反射光20(一点鎖線で示す)は第1
ミラー3と第2ミラー4と第3ミラー5とで反射し、レ
ンズ6を通り第4ミラー7で反射されて感光体ドラム8
上に投射され、ドラム8上に原稿Mの静電潜像を形成す
る。
【0014】ドラム8の周辺には、ドラム8の表面に設
けられた感光体を一様に帯電させるための帯電電極9
と、感光体上に形成された静電潜像を現像して可視像
(トナー像)とするための現像装置10と、この可視像
を給紙カセット11から二点鎖線で示す経路を通って給
紙された複写紙12に転写するための転写電極13と、
可視像が転写された複写紙12をドラム8から分離する
ための分離電極14と、感光体上に残留する電荷を除電
するための除電電極15と、除電後感光体上に残留する
トナーを除去するためのクリーニング装置16とがそれ
ぞれ配列されている。
【0015】転写後二点鎖線で示す経路を通ってドラム
8から分離された複写紙12は搬送ローラ17により定
着装置18に搬送され、回転する定着ローラ22と補助
ローラ21との間を通って排紙皿19に排出される。定
着装置18では定着ローラ22がヒータ23により加熱
されており、この定着ローラ22の熱によって複写紙1
2上のトナーが熱溶融されて複写紙12に定着される。
【0016】次に、図1に本発明によるヒータ断線検出
回路の電気的接続図を示す。定着ローラ22の内部には
ヒータ23が設けられており、このヒータ23は双方向
性3端子サイリスタ(トライアックと呼ばれる)26を
介して電源24と接続されており、この回路に電流が流
れることによりヒータ23が発熱する。双方向性3端子
サイリスタ26はそのゲート端子27に電圧がかけられ
たときにのみ導通する。ヒータ23に流れる電流はたと
えば変流器を用いた電流センサ25によって検知され、
電流検知回路29を介してCPU30に電流の有無が通
知される。28は熱電対型温度センサであり、異種金属
33と34(たとえば33は銅、34は銅とニッケルの
合金が用いられる)とが接する点Aが定着ローラ22の
表面に近接して配置されていて、この点Aの温度が上昇
することによって金属33と金属34との間に電位差が
生じる。この電位差は温度検出回路31で温度に換算さ
れ、A/D変換器32を介してCPU30に通知され
る。
【0017】次に、図3に示すフローチャートを用いて
本発明によるヒータ断線検出回路の処理(図1に示した
CPU30による処理)を説明する。
【0018】複写動作を開始するに当って、図2に示し
た操作盤100上の複写機の電源スイッチをオンする
と、ヒータ23への通電が開始されてヒータ23が加熱
され、それにより定着ローラ22の温度が上昇する。図
1に示したCPU30は、定着ローラ22の温度を熱電
対型温度センサ28で検出し、温度検出回路31とA/
D変換器32を介して得た検出温度が複写可能な設定温
度以下であるか否かを調べる(F−1)。その結果すで
に設定温度を越えていれば、双方向性3端子サイリスタ
26のゲート端子27に電圧を印加せず(F−2)にス
テップ(F−1)に戻る。
【0019】検出温度が設定温度以下であれば、ゲート
端子27に電圧を印加し(F−3)双方向性3端子サイ
リスタ26を導通させ、ヒータ23に通電する。次にC
PU30はヒータ23に電流が流れているか否かを電流
センサ25で検知し、電流検知回路29の出力から調べ
る(F−4)。ここで、電流が流れていなければ即座に
ヒータ23への通電回路の断線と判断し、ゲート端子2
7に印加した電圧をオフし(F−5)、操作盤100上
の表示部にヒータ断線の旨のエラーメッセージを表示し
(F−6)、処理を終了する。
【0020】ステップ(F−4)で調べた結果ヒータ2
3に電流が流れている場合には時間測定のためのタイマ
ーをスタートさせ(F−7)、タイマーが6分経過する
まで(F−9)検出温度と設定温度との比較(F−8)
を行い、6分経過前に検出温度が設定温度を越えれば正
常としステップ(F−2)に戻って、ゲート端子27に
かける電圧をオン/オフすることによる温度調節を続け
る。
【0021】ステップ(F−8)とステップ(F−9)
において6分経過しても検出温度が設定温度を越えなけ
れば熱電対型温度センサ28の不良と判断し、ゲート端
子27に印加した電圧をオフし(F−10)、操作盤1
00上の表示部に温度センサ不良の旨のエラーメッセー
ジを表示し(F−11)、処理を終了する。
【0022】上記実施例では本発明によるヒータの断線
検出回路を複写機の定着ローラ加熱用ヒータに適用した
が、本発明はそれに限られるものではなく、ヒータによ
る加熱を利用した他のものにも適用できることはもちろ
んである。
【0023】また、本実施例は温度センサとして熱電対
型温度センサを用いたが、本発明はこれに限られるもの
ではなくサーミスタを用いた場合のヒータの断線検出に
も適用できる。すなわち、サーミスタに異常があった場
合にはサーミスタの温度特性に狂いが生じることから、
ヒータへの通電回路の電流の有無とサーミスタで検出し
た温度とを合わせ見ることによって熱電対型温度センサ
の場合と同様に異常がヒータの断線にあるのか、温度セ
ンサの不良にあるのかを特定できる。
【0024】また、本実施例では図3のフローチャート
のステップ(F−4)でヒータへの通電回路の電流の有
無を調べた結果ヒータに電流が流れている場合には時間
測定のためのタイマーをスタートさせ、タイマーが所定
時間(本実施例では6分)経過した時点で検出温度と設
定温度との比較を行うようにしたが、本発明はこのよう
な処理に限られるものではない。具体的には、ヒータへ
の通電回路の電流の有無を調べた結果ヒータに電流が流
れている場合にはたとえば1分ごとに検出温度が上昇す
る傾き(経過時間と検出温度との関係をグラフにした時
の傾き)が正常な傾きを示しているか否かを調べ、正常
な傾きを示していない時には温度センサの不良とみなす
ような処理にしても本発明は実現できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればヒ
ータの断線を短時間で検出し、さらに、温度センサで検
出した温度が適切な温度にならない原因がヒータの断線
であるのか、温度センサの不良であるのかを特定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるヒータ断線検出回路の一実施例の
電気的接続図である。
【図2】本発明によるヒータ断線検出回路を用いた複写
機の概略構成図である。
【図3】本発明によるヒータ断線検出回路の処理を示す
フローチャートである。
【図4】熱電対型温度センサによる温度検出を説明する
図である。
【符号の説明】
22 定着ローラ 23 ヒータ 24 電源 25 電流センサ 26 双方向性3端子サイリスタ 27 ゲート端子 28 熱電対型温度センサ 29 電流検知回路 30 CPU 31 温度検出回路 32 A/D変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 悦一 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により発熱するヒータと、該ヒータ
    の温度を検出する温度センサと、前記ヒータへの通電回
    路の電流の有無を検知する電流検知回路と、前記通電回
    路に電流が流れていないことを前記電流検知回路により
    検知したときは前記通電回路の断線と判断し、前記電流
    は流れているが前記温度センサにより検出した温度が所
    定時間経過後に所定温度に達しないときは前記温度セン
    サの不良と判断する異常判断手段とを備えたことを特徴
    とするヒータの断線検出回路。
  2. 【請求項2】 前記温度センサが熱電対型温度センサで
    あることを特徴とする請求項1に記載のヒータの断線検
    出回路。
JP30305592A 1992-10-15 1992-10-15 ヒータの断線検出回路 Pending JPH06131061A (ja)

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JP30305592A JPH06131061A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 ヒータの断線検出回路

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JP30305592A JPH06131061A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 ヒータの断線検出回路

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7076183B2 (en) * 2003-01-21 2006-07-11 Canon Kabushiki Kaisha Image fusing device and image forming apparatus
US8886064B2 (en) 2011-05-25 2014-11-11 Ricoh Company, Ltd. Fixing device, heater control method, and image forming apparatus incorporating same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7076183B2 (en) * 2003-01-21 2006-07-11 Canon Kabushiki Kaisha Image fusing device and image forming apparatus
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020723