JPH09236997A - 点灯装置,定着装置,及び定着装置を用いた機器 - Google Patents

点灯装置,定着装置,及び定着装置を用いた機器

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JPH09236997A
JPH09236997A JP8043830A JP4383096A JPH09236997A JP H09236997 A JPH09236997 A JP H09236997A JP 8043830 A JP8043830 A JP 8043830A JP 4383096 A JP4383096 A JP 4383096A JP H09236997 A JPH09236997 A JP H09236997A
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JP
Japan
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lamp
semiconductor switching
zero
lighting device
power
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JP8043830A
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English (en)
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Katsuaki Nakano
勝昭 中野
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

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  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプ点灯装置(回路)のスイッチング処理
の信頼性を高め、低価格高品位な点灯装置,定着装置,
及び定着装置を用いた機器を提供すること。 【解決手段】 CPU51は、電源投入後2回目のゼロ
クロスタイミング信号を検出すると、ゲート信号発生回
路42を制御して、トライアック43をオンさせる。こ
れにより、トライアック43に交流電源1の駆動電流が
流れる。このときトライアック44はオフ状態となって
いて、前記駆動電流はトライアック43と直列に接続さ
れた抵抗器8aを介してハロゲン化金属ランプ6に供給
される。そして、所定時間経過後、CPU51は、4回
目のゼロクロスタイミング信号を検出すると、ゲート信
号発生回路42を制御し、トライアック44をオンし
て、前記交流電源1の駆動電流を、前記抵抗器8aを通
過させることなく、直接ハロゲン化金属ランプ6に供給
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は負性抵抗特性を有す
るランプを用いた画像形成等の装置に係り、特に定着装
置の加熱部材等に用いられる負性抵抗特性を有するラン
プの点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置においては、記録用
紙上に転写されたトナー画像を前記記録紙上に定着させ
るための加熱部材として、ヒータを内蔵した負性抵抗特
性を有するランプ(以降、ハロゲン化属ランプを例に説
明する)が一般的に用いられている。
【0003】図11はハロゲン化属ランプにおけるラン
プ温度対ランプ内部インピーダンス変化特性の一例を示
したグラダイアック等の双方向性定電圧ツェナーダイオ
ードフである。
【0004】図11に示す如くに、この負性抵抗特性を
有するランプ(ハロゲン化金属ランプ)は、周知の通
り、定常状態で点灯していてランプ温度が高い状態に有
るときには、その抵抗値(ランプ内部インピーダンス)
は比較的大きくなっているが、電源投入時においては、
未だ十分温められておらず、ランプ温度が低い状態にあ
るため、その抵抗値(ランプ内部インピーダンス)は小
さい状態にある。そのため、前記電源投入時において、
ハロゲン化金属ランプを駆動する電源回路には、過渡的
にかなり大きな突入電流が流れることになる。
【0005】図12はハロゲン化金属ランプの各駆動状
態において電源回路に流れる電流量を示したグラフであ
る。
【0006】複写機,LBP(レーザービームプリン
タ)等の定着用に使用されるハロゲン化金属等のランプ
は、800W〜1500Wと比較的大容量のものが用い
られている。いま、1000Wのハロゲン化金属ランプ
が使用されているとすると、図12に示す如くに、電源
投入時、即ちランプが完全に冷えている状態でランプ内
部インピーダンスが0の場合には約50Aの電流が流
れ、ヒータ制御中、即ち数秒〜数十秒サイクルでの点滅
制御を行いながら使用している場合には約20Aの電流
が流れ、ランプ点灯中(定常状態)には約5Aの電流が
流れることになる。つまり、電源投入時の過渡的状態に
おいてはランプ点灯中の約10倍、ヒータ制御中におい
てはランプ点灯中の約4〜5倍の電流が流れることにな
る。
【0007】このため、理想入力インピーダンスで電源
供給することのできない通常の電力系に接続されている
各種機器においては、この突入電流により入力電圧ダウ
ン(ラインドロップによる)が生じ、このラインに接続
されている機器、特に蛍光灯においてはチラツキ現象
(フリッカ現象)が発生する。尚、現在この現象を抑え
るべく法令化が検討されている。
【0008】そこで、従来より、これら負性抵抗特性を
有するランプ(ハロゲン化金属ランプ等)を用いた画像
形成装置等において、前記悪影響を除去するための手段
の1つとして、例えば特開平6−314598号公報に
記載のものがある。
【0009】図13は画像形成装置等の定着装置に用い
られるハロゲン化金属ランプにおける従来の突入電流制
御回路を示す回路構成図である。
【0010】図13において、1は商用周波数の交流電
源,2はサーキットブレーカ兼用の主電源スイッチ,3
は2極接点型リレー,3aはリレー3の第1の接点,3
bはリレー3の第2の接点,3cはリレー3の駆動用コ
イル,4は第1の1極接点型リレー,4aはリレー4の
接点,4bはリレー4の駆動用コイル,5は第2の1極
接点型リレー,5aはリレー5の接点,5bはリレー5
の駆動用コイル,6はハロゲン化金属ランプ,7はサー
ミスタ,8はヒューズ内蔵抵抗器,8aはヒューズ内蔵
抵抗器8を構成する抵抗器,8bはヒューズ内蔵抵抗器
8を構成するヒューズ(感温素子),9はドライバーア
レイ,10は入出力ユニット(I/O),11は各部の
動作を制御する中央制御装置(CPU),12は画像形
成機器等の当該機器のプログラムを記憶しているリード
オンリーメモリ(ROM),13はランダムアクセスメ
モリ(RAM),14はI/O10の出力のタイミング
を設定するタイマー,15は基準クロックを発生する発
信器,16はアナログ−ディジタル変換器(A/Dコン
バータ),17は交流−直流変換ユニット(PSU),
18はアドレスデータバスである。
【0011】そして、2極接点型リレー3は第1の接点
3aと第2の接点3b,並びに前記第1の接点3aと第
2の接点3bをオン/オフさせる駆動コイル3cとを備
え、第1の1極接点型リレー4は接点4aと前記接点4
aをオン/オフさせる駆動コイル4bとを備え、第2の
1極接点型リレー5は接点5aと前記接点5aをオン/
オフさせる駆動コイル5bとを備えている。また、ヒュ
ーズ内蔵抵抗器8はヒューズ内蔵抵抗器8を構成する抵
抗器8a,並びにヒューズ内蔵抵抗器8を構成するヒュ
ーズ(感温素子)8bを備え、ドライバーアレイ9は出
力端子9a,9b,9cを備え、PSU17は一対の交
流入力端子17aと直流出力端子17b,17cを備え
る。
【0012】さらに、交流電源1は、順に、主電源スイ
ッチ2,2極接点型リレー3,第1の1極接点型リレー
4,第2の1極接点型リレー5を介してハロゲン化金属
ランプ6に接続され、第2の1極接点型リレー5の接点
5aには並列に抵抗器8aが接続される。そして、ハロ
ゲン化金属ランプ6にはサーミスタ7が近接して配置さ
れ、PSU17の交流入力端子17aは交流電源1に接
続される。また、ドライバーアレイ9の入力端はI/O
10に接続され、ドライバーアレイ9の出力端子9aは
ヒューズ8b,駆動コイル3cを介してPSU17の直
流出力端子17cに接続され、ドライバーアレイ9の出
力端子9bは駆動コイル4bを介してPSU17の直流
出力端子17cに接続され、ドライバーアレイ9の出力
端子9cは駆動コイル5bを介してPSU17の直流出
力端子17cにそれぞれ接続されている。
【0013】そして、I/O10,CPU11,ROM
12,RAM13,並びにA/Dコンバータ16はアド
レスデータバス18を介してそれぞれ接続され、A/D
コンバータ16はサーミスタ7に結合接続されている。
また、タイマー14は発信器15に接続され、ドライバ
ーアレイ9,I/O10,CPU11,ROM12,R
AM13,並びにタイマー14の各電源はPSU17の
直流出力端子17bにそれぞれ接続されている。
【0014】次に、以上のように構成された従来の突入
電流制御回路の制御動作について、図14のフローチャ
ートを参照しながら説明を行う。図14は従来の突入電
流制御回路の制御動作を示したフローチャートである。
ステップS0において、主電源スイッチ2をオンにする
(投入)と、PSU17の交流端子17aに交流電力が
供給され、PSU17の直流出力端子17b,17c
に、それぞれ直流電圧Vcc,Vaaが発生する。この
とき、直流電圧Vccは、ドライバーアレイ9,I/O
10,CPU11,ROM12,RAM13,並びにタ
イマー14の電源として供給され、ROM12に書き込
まれているプログラムがCPU11により読み出され
て、以下に述べる動作が順次実行される。
【0015】先ず、ステップS1において、ドライバー
アレイ9の出力端子9aがローレベル(基準電位点GN
D)になり、2極接点型リレー3の駆動コイル3cが前
記直流電圧Vaaによって駆動されて、2極接点型リレ
ー3の接点3a,3bがオン状態となる。このとき、ド
ライバーアレイ9の出力端子9b,9cは共に前記直流
電圧Vaaに近い電圧となっていて、第1の1極接点型
リレー4,並びに第2の1極接点型リレー5の駆動コイ
ル4b,並びに5bは駆動されることなく、それらの接
点4a,並びに5aはオフ状態となっている。
【0016】次に、ステップS2において、ハロゲン化
金属ランプ6の近傍に配置されたサーミスタ7によっ
て、ハロゲン化金属ランプ6の近辺の温度が検出され、
サーミスタ7からその温度検出出力が送出される。
【0017】続いて、ステップS3において、前記温度
検出出力は、A/D変換器16によってディジタル変換
されて、CPU11に取り込まれる。一方、CPU11
は、前記温度検出出力とRAM13内に設定されている
所定の温度設定値との比較を行い、前記温度検出出力が
前記所定の温度設定値に達しているか否か(十分温まっ
たか否か)を判定する。そして、その判定の結果、前記
温度検出出力が前記所定の温度設定値に達していない場
合(Y)には、次のステップS4へ移行し、前記温度検
出出力が前記所定の温度設定値に達している場合(N)
には、以下に述べるステップS9へ移行する。
【0018】次のステップS4においては、ドライバー
アレイ9の出力端子9bがローレベル(基準電位点GN
D)となり、第1の1極接点型リレー4の駆動コイル4
bが前記直流電圧Vaaによって駆動され、その接点4
aがオン状態となる。このとき、ドライバーアレイ9の
出力端子9cは、依然、前記直流電圧Vaaに近い電圧
のままであるため、第2の1極接点型リレー5の駆動コ
イル5bは駆動されることなく、その接点5aはオフ状
態となっている。
【0019】続いてステップS5において、交流電源1
の駆動電流は、それぞれオン状態となった主電源スイッ
チ2,2極接点型リレー3,並びに第1の1極接点型リ
レー4,それにオフ状態にある第2の1極接点型リレー
5の接点5aと並列に接続された抵抗器8aを介してハ
ロゲン化金属ランプ6に供給され、前記ハロゲン化金属
ランプ6のヒータに対する加熱(プレヒート)が開始さ
れる。
【0020】ところで、この加熱(プレヒート)状態で
は、前記ハロゲン化金属ランプ6のヒータに供給される
駆動電流は、抵抗器8aを介して供給される、いわゆる
プレヒート(予備加熱)状態であって、これにより、ハ
ロゲン化金属ランプ6は徐々に温められるように動作す
る。そのため、このプレヒート状態のときに、負性抵抗
特性を有する素子であるハロゲン化金属ランプ6が低温
であり、その内部インピーダンスが相当に低い場合であ
っても、ハロゲン化金属ランプ6に流れ込む電流は抵抗
器8aの抵抗値によって十分抑圧されて、ハロゲン化金
属ランプ6に対して、過渡的に大きな突入電流が流れる
ことを防止している。
【0021】続く、ステップS6において、CPU11
は、抵抗器8aに電流が流れ始めてから現在までの経過
時間Tが、タイマー14の設定時間t、即ち、ハロゲン
化金属ランプ6が十分に温まるのに必要な時間に達した
か否かを判定する。そして、前記判定の結果、前記経過
時間Tがタイマー14の設定時間tに達する(Y)と次
のステップS7に移行し、前記経過時間Tがタイマー1
4の設定時間tに達していない場合(N)には、再び前
記ステップS6の判断が実行される。
【0022】次のステップS7において、今度は、ドラ
イバーアレイ9の出力端子9cがローレベル(基準電位
点GND)となり、第2の1極接点型リレー5の駆動コ
イル5bが前記直流電圧Vaaによって駆動され、接点
5aがオン状態となる。
【0023】次いで、ステップS8において、交流電源
1の駆動電流は、前記抵抗器8aを通過することなく、
オン状態となった第2の1極接点型リレー5の接点5a
を通過することになり、これにより、直接ハロゲン化金
属ランプ6に前記交流電源1の駆動電流が供給されるこ
とになり、前記ハロゲン化金属ランプ6は、通常の駆動
状態で加熱(ドライブ)されることになる。
【0024】最後に、ステップS9において、画像形成
動作の待機状態または画像形成動作の稼働状態に設定さ
れ、その後、前記ステップS1に戻り、前記閣ステップ
S1乃至S9が適宜繰り返し実行される。
【0025】このように、従来のハロゲン化金属ランプ
の突入電流制御回路によれば、第2の1極接点型リレー
5の接点5aに並列に抵抗器8aを接続し、ハロゲン化
金属ランプ6の駆動電源投入時に、第1の1極接点型リ
レー4の接点4aがオン状態になってから、所定時間t
が経過した後に、第2の1極接点型リレー5の接点5a
がオン状態になるようタイミング制御しているので、ハ
ロゲン化金属ランプ6が十分温まるまでの間、ハロゲン
化金属ランプ6に流れる電流は抵抗器8aの抵抗値によ
って抑圧され、ハロゲン化金属ランプ6に過渡的に大き
な突入電流が流れることを防止することが可能である。
【0026】ところで、上述の通り、従来のハロゲン化
金属ランプの突入電流制御回路における要となる部分
(主要部分)はリレーにより構成されている。そのた
め、回路のオン/オフを行う接点部は機械的に構成され
たものである。したがって、接点の耐久性が乏しく、例
えば接点の溶着や接点不良が発生しやすく信頼性に乏し
いといった問題があった。また、ハロゲン化金属ランプ
の突入電流制御回路では、比較的大電流を処理する必要
があるため、使用するリレーの形状が大きくなり、かさ
ばり、且つ高価になるという問題があった。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の画
像形成等の装置における定着装置の加熱部材等として用
いられる負性抵抗特性を有するランプの点灯装置(回
路)における、要となる部分(主要部分)はリレーによ
り構成されている。そのため、ランプ点灯回路のオン/
オフを行う接点部は機械的に構成されたものである。し
たがって、接点の耐久性が乏しく、例えば接点の溶着や
接点不良が発生しやすく信頼性に乏しいといった問題が
あった。また、ハロゲン化金属ランプの突入電流制御回
路では、比較的大電流を処理する必要があるため、使用
するリレーの形状が大きくなり、かさばり、且つ高価に
なるという問題(欠点)があった。
【0028】そこで、本発明はこのような問題に鑑み、
ランプ点灯装置(回路)のオン/オフを行う接点部(ス
イッチ部)の信頼性を高め、低価格で実現可能な点灯装
置,定着装置,及び定着装置を用いた機器を提供するこ
とを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よる点灯装置は、負性抵抗特性を有するランプと;前記
ランプを点灯するための電力を供給する電源供給手段
と;前記ランプと前記電源供給手段とを接続する一方の
接続ライン間に設けられた第1のスイッチ手段とインピ
ーダンス素子により構成される直列回路と;前記直列回
路に並列に接続された第2のスイッチ手段と;前記ラン
プを点灯する際、所定時間または所定周期の間、前記直
列回路を介して前記ランプに電力を供給し、前記所定時
間または所定周期経過後に前記第2のスイッチ手段を介
して前記ランプに電力を供給するよう前記第1及び第2
のスイッチ手段のオン/オフを制御する制御手段と;を
具備したものであり、請求項2に記載の発明による点灯
装置は、負性抵抗特性を有するランプと;前記ランプを
点灯するための電力を供給する交流電源供給手段と;前
記ランプと前記交流電源供給手段とを接続する一方の接
続ライン間に設けられ、ゼロクロス制御された第1の半
導体スイッチング素子とインピーダンス素子により構成
される直列回路と;前記直列回路に並列に接続されるゼ
ロクロス制御された第2の半導体スイッチング素子と;
前記ランプを点灯する際、所定時間または所定周期の間
だけ前記直列回路を介して前記ランプに電力を供給し、
前記所定時間または所定周期経過後に、前記第2の半導
体スイッチング素子を介して前記ランプに電力を供給す
るように、前記第1及び第2の半導体スイッチング素子
のオン/オフを制御する制御手段と;を具備したもので
あり、請求項3に記載の発明による点灯装置は、請求項
1または2に記載の点灯装置において、前記インピーダ
ンス素子は温度ヒューズを内蔵していることを特徴とす
るものである。
【0030】ここで、上記請求項1から3に記載の発明
によれば、電源投入時における負性抵抗特性を有するラ
ンプの温度が低く、内部インピーダンスが相当に低い状
態では、ランプの駆動交流電源の出力電流が抵抗器等の
インピーダンス素子を通して供給されるため、ランプに
流入する突入電流は、前記インピーダンス素子の有する
インピーダンスによって充分抑圧されるため、ランプは
徐々に温められ、その温度は穏やかに上昇するように制
御される。そして、一定時間の経過後に前記ランプ温度
が充分高くなると、前記ランプの駆動交流電源の出力電
流が前記抵抗器等のインピーダンス素子を介すことなく
ランプに供給されるようになる。
【0031】これにより、前記ランプの駆動交流電源の
出力電圧がフルに前記ランプに印加され、通常の動作状
態となる。これにより、簡単な回路構成により、且つ伝
導ノイズを発生することなく、ランプに流れ込む突入電
流を充分に制限することが可能としている。また、その
突入電流の制限の解除後には、ランプを通常の駆動交流
電源の出力電圧により動作させることができる。
【0032】また、請求項3に記載のインピーダンス素
子に内蔵された温度ヒューズは、ランプの前記点灯回路
において、所定の時間が経過したにも拘わらず、何らか
の異常のため、前記突入電流の制限の解除が行われない
状態が発生したときの安全のために設けられているもの
で、前記インピーダンス素子に直列に接続されていても
良いし、前記インピーダンス素子の近傍に配置されてい
てもよく、異常時にこのヒューズが溶断することで、ラ
ンプ点灯回路またはこの回路が用いられている装置の安
全を確保するものである。尚、温度検出手段を別に設
け、その温度検出手段よりの通知により前記駆動交流電
源を、本ランプ点灯回路から開放するようにすれば、温
度ヒューズ以外の温度センサ等を用いることも可能であ
る。
【0033】さらに、前記第1,第2のスイッチ手段
を、半導体スイッチング素子としたことにより、従来、
リレー等により機械的に構成されていたランプ点灯装置
(回路)のオン/オフを行う接点部と比べ、前記接点部
(スイッチ部)の信頼性・耐久性を格段に高めることが
できる。
【0034】請求項4に記載の発明による点灯装置は、
負性抵抗特性を有するランプと;前記ランプを点灯する
ための電力を供給する交流電源供給手段と;前記ランプ
と前記交流電源供給手段とを接続する一方の接続ライン
間に設けられ、ゼロクロス制御された第1の半導体スイ
ッチング素子と定電圧ツェナーダイオードにより構成さ
れる直列回路と;前記直列回路に並列に接続されるゼロ
クロス制御された第2の半導体スイッチング素子と;前
記ランプを点灯する際、所定時間または所定周期間内に
おいて、前記定電圧ツェナーダイオードの順方向に対し
て逆方向に電圧が印加される半サイクルの期間だけ、前
記直列回路を介して前記ランプに電力を供給し、前記所
定時間または所定周期経過後には、前記第2の半導体ス
イッチング素子を介して全サイクル期間において、前記
ランプに電力を供給するように、前記第1及び第2の半
導体スイッチング素子のオン/オフを制御する制御手段
と;を具備したものであり、請求項5に記載の発明によ
る点灯装置は、負性抵抗特性を有するランプと;前記ラ
ンプを点灯するための電力を供給する交流電源供給手段
と;前記ランプと前記交流電源供給手段とを接続する一
方の接続ライン間に設けられ、ゼロクロス制御された第
1の半導体スイッチング素子とダイアック等の双方向性
定電圧ツェナーダイオードにより構成される直列回路
と;前記直列回路に並列に接続されるゼロクロス制御さ
れた第2の半導体スイッチング素子と;前記ランプを点
灯する際に、所定時間または所定周期の間だけ前記直列
回路を介して前記ランプに電力を供給し、前記所定時間
または所定周期経過後には前記第2の半導体スイッチン
グ素子を介して前記ランプに電力を供給するように、前
記第1及び第2の半導体スイッチング素子のオン/オフ
を制御する制御手段と;を具備したものである。
【0035】ここで、上記請求項4,5に記載の発明に
よれば、前記インピーダンス素子の代わりに定電圧ツェ
ナーダイオードまたはダイアック等の双方向性定電圧ツ
ェナーダイオードを用いたものであり、これにより、前
記インピーダンス素子(抵抗器)を用いたものと比べ、
更に回路が簡素化され、且つ前記インピーダンス素子
(抵抗器)に起因するランプ点灯装置の始動(点灯)時
におけるラッシュ電流阻止に伴う電力ロスを減らすこと
が出来る。また、放熱フィンに取り付けられる前記半導
体スイッチング素子と同一の放熱フィン上に前記ツェナ
ー阻止を構成することで同時に放熱効果を得ることが出
来る。尚、上記請求項1から3に記載の発明による効果
を有するのは勿論である。
【0036】請求項6に記載の発明による点灯装置は、
請求項2から5の何れか1に記載の点灯装置において、
前記制御手段は、前記第1の半導体スイッチング素子を
オンさせるための第1の制御信号の出力のみを行い、前
記第2の半導体スイッチング素子のオン/オフ制御は、
前記第1の制御信号を検出してから、前記所定時間また
は所定周期経過後に、前記第2の半導体スイッチング素
子をオンさせるための第2の制御信号を出力する遅延制
御手段;により行われることを特徴とするものである。
【0037】ここで、上記請求項6に記載の発明によれ
ば、既述した通り、負性抵抗特性を有するランプの温度
が低く、内部インピーダンスが相当に低い状態において
は、ランプの駆動交流電源の出力電流が抵抗器等のイン
ピーダンス素子を通してランプに供給され、ランプに流
入する突入電流が減少するように制御され、一定時間の
経過後には(前記ランプ温度が充分高くなると)、前記
ランプの駆動交流電源の出力電流が前記抵抗器等のイン
ピーダンス素子を介すことなくランプに供給されるよう
に切り換え制御が行われるが、上記請求項6に記載の発
明により、前記第1の半導体スイッチング素子をオンさ
せる前記制御手段と前記第2の半導体スイッチング素子
をオンさせるための制御を遅延制御手段に行わせること
で、前者(制御手段)と分けたことにより、この切り換
え制御を行う回路をワンチップ化することが出来る。
【0038】請求項7に記載の発明による点灯装置は、
請求項6記載の点灯装置において、前記負性抵抗特性を
有するランプは、ハロゲン化金属ランプであることを特
徴とするものである。
【0039】請求項8に記載の発明による点灯装置は、
請求項2から7の何れか1に記載の点灯装置において、
前記第1及び第2の半導体スイッチング素子はトライア
ック,光トリガ・サイリスタ,GTOサイリスタ等の半
導体パワーデバイスにより構成されることを特徴とする
ものである。
【0040】ここで、請求項7,8に記載の発明によれ
ば、請求項2から7に記載の発明と同様の効果を有す
る。
【0041】請求項9に記載の発明による点灯装置は、
請求項8記載の点灯装置において、前記直列回路を構成
する第1の半導体スイッチング素子と、前記直列回路と
並列に接続された第2の半導体スイッチング素子とは、
片側共通に接続されていることを特徴とするものであ
り、請求項10に記載の発明による点灯装置は、請求項
9に記載の点灯装置において、前記第1,第2の半導体
スイッチング素子,または前記第1,第2の半導体スイ
ッチング素子,並びに定電圧ツェナーダイオード,また
は前記第1,第2の半導体スイッチング素子,並びにダ
イアック等の双方向性定電圧ツェナーダイオードにより
それぞれ構成される半導体素子の組み合わせは、半導体
ICの製造プロセスにおいて同一のウェハー内で構成さ
れることを特徴とするものであり、請求項11に記載の
発明による点灯装置は、請求項10に記載の点灯装置に
おいて、前記半導体ICの製造プロセスにおいて、それ
ぞれ同一のウェハー内で構成された、前記第1,第2の
半導体スイッチング素子,または前記第1,第2の半導
体スイッチング素子,並びに定電圧ツェナーダイオー
ド,または前記第1,第2の半導体スイッチング素子,
並びにダイアック等の双方向性定電圧ツェナーダイオー
ドの組み合わせとして、構成される各半導体素子は、同
一パッケージとして構成されたものである。
【0042】ここで、上記請求項9から11に記載の発
明によれば、前記第1,第2のスイッチ手段を前記第
1,第2の半導体スイッチング素子に、前記インピーダ
ンス素子を定電圧ツェナーダイオードまたはダイアック
等の双方向性定電圧ツェナーダイオードで構成するよう
にしたので、これらランプ点灯装置の要であるスイッチ
ング制御部を、半導体ICの製造プロセスにおいて、同
一のウェハー内で構成出来ると共に、所定の(スイッチ
ング制御部)機能デバイスとしてパッケージ化すること
が可能である。
【0043】請求項12に記載の発明による定着装置
は、前記請求項1から11の何れか1に記載の点灯装置
と;前記交流電源供給手段から前記点灯装置への電力の
供給をオン/オフ制御するメインスイッチと;前記メイ
ンスイッチから前記点灯装置への電力の供給をオン/オ
フ制御するサブスイッチと;前記ランプの温度を検出す
る温度検出手段と;前記温度検出手段からの情報に基づ
いて前記ランプの温度を一定に保つよう、前記サブスイ
ッチのオン/オフ制御を行う自動温度調整制御手段と;
を具備したものである。
【0044】ここで、上記請求項12に記載の発明によ
れば、前記請求項1から11の何れか1に記載の点灯装
置を用いているので、上記請求項1から11の持つ作用
・効果を有する。
【0045】請求項13に記載の発明による定着装置
は、前記請求項12に記載の定着装置と;前記定着装置
を内蔵する機器本体と;を具備したものである。
【0046】ここで、上記請求項13に記載の発明によ
れば、前記請求項12に記載の定着装置を用いているの
で、上記請求項12の持つ作用・効果を有する。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の画像形成等
の装置における定着装置の加熱部材等として用いられる
負性抵抗特性を有するランプの点灯装置(回路)の第1
の実施の形態を示す回路構成図である。
【0048】図1において、1は商用周波数の交流電
源,2はサーキットブレーカ兼用のメイン(主電源)ス
イッチ,3はサブスイッチである2極接点型リレー,3
aはリレー3の第1の接点,3bはリレー3の第2の接
点,3cはリレー3の駆動用コイル,43は第1のトラ
イアック,44は第2のトライアック,6は負性抵抗特
性を有するランプであって、本実施の形態においてはハ
ロゲン化金属ランプ,7はサーミスタ,8はヒューズ内
蔵抵抗器,8aはヒューズ内蔵抵抗器8を構成する抵抗
器,8bはヒューズ内蔵抵抗器8を構成するヒューズ
(感温素子),9はドライバーアレイ,42はドライバ
ーアレイ9からの信号に基づきゲート信号を前記トライ
アック43,44のそれぞれのゲート端子Gに供給する
ゲート信号発生回路,10は入出力ユニット(I/
O),51は各部の動作を制御する中央制御装置(CP
U),52は画像形成機器等の当該機器の動作等のプロ
グラムを記憶しているリードオンリーメモリ(RO
M),13はランダムアクセスメモリ(RAM),14
はI/O10の出力のタイミングを設定するタイマー,
15は基準クロックを発生する発信器,16はアナログ
−ディジタル変換器(A/Dコンバータ),17は交流
−直流変換ユニット(PSU),18はアドレスデータ
バス,41は交流電源1より供給される交流電圧がプラ
スからマイナスへ変化(0V)するタイミング及びマイ
ナスからプラスへ変化(0V)するタイミングを検出し
て中央制御装置(CPU)51へ通知するゼロクロス検
出回路である。
【0049】そして、2極接点型リレー3は、第1の接
点3aと第2の接点3b,並びに前記第1の接点3aと
第2の接点3bをオン/オフさせる駆動コイル3cを備
え、ヒューズ内蔵抵抗器8はヒューズ内蔵抵抗器8を構
成する抵抗器8a,並びにヒューズ内蔵抵抗器8を構成
するヒューズ(感温素子)8bを備え、ドライバーアレ
イ9は出力端子9aを備え、PSU17は一対の交流入
力端子17aと直流出力端子17b,17cを備える。
【0050】さらに、交流電源1は、順に、主電源スイ
ッチ2,2極接点型リレー3,第1のトライアック43
と抵抗器8aの直列回路または第2のトライアック44
を介してハロゲン化金属ランプ6に接続される。そし
て、ハロゲン化金属ランプ6にはサーミスタ7が近接し
て配置され、PSU17の交流入力端子17a並びにゼ
ロクロス検出回路41の交流入力端子41aは、交流電
源1にそれぞれ接続される。また、ドライバーアレイ9
の入力端はI/O10に接続され、ドライバーアレイ9
の出力端子9aはヒューズ8b,駆動コイル3cを介し
てPSU17の直流出力端子17cに接続され、ゲート
信号発生回路42の出力端子42b,42cは、トライ
アック44のゲートG,トライアック43のゲートGと
それぞれ接続される。
【0051】そして、ゲート信号発生回路42,I/O
10,CPU11,ROM12,RAM13,並びにA
/Dコンバータ16はアドレスデータバス18を介して
それぞれ接続され、A/Dコンバータ16はサーミスタ
7,並びにゼロクロス検出回路41のゼロクロスタイミ
ング(ゼロクロス検出)信号出力端子41bとそれぞれ
結合接続されている。また、タイマー14は発信器15
に接続され、ドライバーアレイ9,I/O10,CPU
11,ROM12,RAM13,タイマー14,ゼロク
ロス検出回路41,並びにゲート信号発生回路42の各
電源はPSU17の直流出力端子17bにそれぞれ接続
されている。
【0052】次に、以上のように構成された本発明であ
るところの突入電流制御回路の制御動作について、図2
のフローチャート,並びに図3のグラフを参照しながら
説明を行う。図2は本発明の本発明の第1の実施の形態
における突入電流制御回路の制御動作を示したフローチ
ャートである。また、図3は本発明の第1の実施の形態
における突入電流制御回路の制御動作時において、各素
子から出力または入力される信号(電圧・電流)波形,
並びにタイミングを示したグラフである。
【0053】図2のステップT0において、主電源スイ
ッチ2をオンにする(投入)と、PSU17の交流入力
端子17a,並びにゼロクロス検出回路41の交流入力
端子41aには、図3(a)に示す如くの電源電圧(交
流電力)が供給され、PSU17の直流出力端子17
b,17cには、それぞれ直流電圧Vcc,Vaaが発
生し、ゼロクロス検出回路41のゼロクロスタイミング
(ゼロクロス検出)信号出力端子41bには交流電源1
より供給される交流電圧がプラスからマイナスへ変化
(0V)するタイミング及びマイナスからプラスへ変化
(0V)するタイミングを示す信号、即ち、図3(f)
に示す如くの信号が発生する。このとき、直流電圧Vc
cは、ドライバーアレイ9,I/O10,CPU51,
ROM52,RAM13,タイマー14,ゼロクロス検
出回路41,並びにゲート信号発生回路42の電源とし
て供給されていて、ROM52に書き込まれているプロ
グラムがCPU51により読み出されて、以下に述べる
動作が順次実行される。
【0054】先ず、ステップT1において、主電源スイ
ッチ2がオン(投入)され(図3における<ア>のタイミ
ング)、ゼロクロス検出回路41においてゼロクロスが
検出されると(図3における<イ>のタイミング)、ゼロ
クロスタイミング(ゼロクロス検出)信号出力端子41
bよりA/Dコンバータ16を介してCPU51にゼロ
クロスタイミング(ゼロクロス検出)信号が出力され
る。これによりCPU51は、ドライバーアレイ9の出
力端子9aがローレベル(基準電位点GND)になるよ
うに制御し、2極接点型リレー3の駆動コイル3cが前
記直流電圧Vaaによって駆動されて、2極接点型リレ
ー3の接点3a,3bがオン状態となる。このとき(図
3における<イ>のタイミング)、ゲート信号出力端子4
2b,42cからは共にゲート信号は出力されず、トラ
イアック43,44はオフ状態となっている。
【0055】次に、ステップT2において、ハロゲン化
金属ランプ6の近傍に配置されたサーミスタ7によっ
て、ハロゲン化金属ランプ6の近辺の温度が検出され、
サーミスタ7からその温度検出出力がに送出される。
【0056】続いて、ステップT3において、前記温度
検出出力は、A/D変換器16によってディジタル変換
されて、CPU51に取り込まれる。一方、CPU51
は、前記温度検出出力とRAM13内に設定されている
所定の温度設定値との比較を行い、前記温度検出出力が
前記所定の温度設定値に達しているか否か(十分温まっ
たか否か)を判定する。そして、その判定の結果、前記
温度検出出力が前記所定の温度設定値に達していない場
合(Y)には、次のステップT4へ移行し、前記温度検
出出力が前記所定の温度設定値に達している場合(N)
には、以下に述べるステップT9へ移行する。
【0057】次のステップT4において、CPU51
は、電源投入後2回目のゼロクロスタイミング(ゼロク
ロス検出)信号(図3における<ウ>のタイミング)を検
出すると、ゲート信号発生回路42を制御して、ゲート
信号出力端子42cよりゲート信号を出力して(図3に
おける<c>参照)、トライアック43をオンさせる。こ
れにより、トライアック43のT1−T2端子間には、
図3(b)に示す如くの駆動電流が流れる。尚、このと
き、ゲート信号出力端子42bよりゲート信号は出力さ
れず(図3における<e>参照)、トライアック44はオ
フ状態となっている。
【0058】続いてステップT5において、交流電源1
の駆動電流は、それぞれオン状態となった主電源スイッ
チ2,2極接点型リレー3,トライアック43,並びに
トライアック43と直列に接続された抵抗器8aを介し
てハロゲン化金属ランプ6に供給され、前記ハロゲン化
金属ランプ6のヒータに対する加熱(プレヒート)が開
始される。
【0059】ところで、この加熱(プレヒート)状態で
は、前記ハロゲン化金属ランプ6のヒータに供給される
駆動電流は、抵抗器8aを介して供給される、いわゆる
プレヒート(予備加熱)状態であって、これにより、ハ
ロゲン化金属ランプ6は徐々に温められるように動作す
る。そのため、このプレヒート状態のときに、負性抵抗
特性を有する素子であるハロゲン化金属ランプ6が低温
であり、その内部インピーダンスが相当に低い場合であ
っても、ハロゲン化金属ランプ6に流れ込む電流は抵抗
器8aの抵抗値によって十分抑圧されて、ハロゲン化金
属ランプ6に対して、過渡的に大きな突入電流が流れる
ことを防止することができる。
【0060】続く、ステップT6において、CPU51
は、抵抗器8aに電流が流れ始めてから現在までの経過
時間Tが、タイマー14の所定の設定時間t(交流電源
1の1〜3周期分の時間であり、ハロゲン化金属ランプ
6が十分に温まるのに必要な時間)が経過したか否かを
判定する。そして、前記判定の結果、前記経過時間Tが
タイマー14の設定時間tに達する(Y)と次のステッ
プT7に移行し、前記経過時間Tがタイマー14の設定
時間tに達していない場合(N)には、再び前記ステッ
プT6の判断が実行される。尚、本実施の形態(以降
の、他の実施の形態においても同様)では、加熱(プレ
ヒート)を交流電源1の1周期分の時間行われることと
して説明を行う。従って、前記ステップT4において、
交流電源1の1周期の間トライアック43をオン,トラ
イアック44をオフさせておくために、CPU51は、
電源投入後2,3回目のゼロクロスタイミング(ゼロク
ロス検出)信号(図3における<ウ>,<エ>のタイミン
グ)を検出すると、ゲート信号発生回路42を制御して
ゲート信号出力端子42cよりゲート信号を前記図3に
おける<ウ>,<エ>のタイミングで出力して(図3におけ
る<c>参照)、トライアック43を1周期の間オンさせ
るよう制御を行う。また、このとき、ゲート信号出力端
子42bよりゲート信号は出力されず(図3における<
e>参照)、トライアック44は1周期の間オフ状態と
なっている。
【0061】次のステップT7において、CPU51
は、電源投入後4回目のゼロクロスタイミング(ゼロク
ロス検出)信号(図3における<オ>のタイミング)を検
出すると、ゲート信号発生回路42を制御してゲート信
号出力端子42bよりゲート信号を出力して(図3にお
ける<e>参照)、トライアック44をオンさせる。これ
により、トライアック44のT1−T2端子間には、図
3(d)に示す如くの駆動電流が流れる。またこのと
き、ゲート信号出力端子42cよりゲート信号は出力さ
れず(図3における<c>参照)、トライアック43は、
オフ状態となっている。但し、この場合においては、交
流電源1より供給された駆動電流はほとんどトライアッ
ク44を流れるので、トライアック43がオン状態とな
っていても問題ない。
【0062】次いで、ステップT8において、交流電源
1の駆動電流は、前記抵抗器8aを通過することなく、
オン状態となったトライアック44を通過することにな
り、これにより、直接ハロゲン化金属ランプ6に前記交
流電源1の駆動電流が供給されることになり、前記ハロ
ゲン化金属ランプ6は、通常の駆動状態で加熱(ドライ
ブ)されることになる。
【0063】最後に、ステップT9において、画像形成
動作の待機状態または画像形成動作の稼働状態に設定さ
れ、その後、前記ステップT1に戻り、前記各ステップ
T1乃至T9が適宜繰り返し実行される。
【0064】このように、本発明の実施の形態によるハ
ロゲン化金属ランプの突入電流制御回路によれば、ゼロ
クロス制御されたトライアック43と直列に抵抗器8a
を接続し、ハロゲン化金属ランプ6の駆動電源投入時
に、ゼロクロス制御されたトライアック43がオン状態
になってから、所定時間tが経過した後に、ゼロクロス
制御されたトライアック44がオン状態になるようタイ
ミング制御されているので、ハロゲン化金属ランプ6が
十分温まるまでの間、ハロゲン化金属ランプ6に流れる
電流は、図3<g>に示す如くに、抵抗器8aの抵抗値に
よって抑圧されるため、ハロゲン化金属ランプ6に過渡
的に大きな突入電流が流れることを防止することが可能
である。
【0065】ところで、既述した従来のハロゲン化金属
ランプの突入電流制御回路における要となる部分(主要
部分)がリレーにより構成されているのに対して、上述
の本願発明によれば、リレーの代わりに半導体素子を用
いて構成している。その為、回路のオン/オフを行う機
械的に構成された接点部を無くすことが出来、接点の溶
着や接点不良が発生しやすく等の信頼性・耐久性に関す
る問題を解決することができる。また、ハロゲン化金属
ランプの突入電流制御回路では、比較的大電流を処理す
る必要があるため、使用するリレーの形状が大きくな
り、かさばり、且つ高価になるという問題も同時に解決
可能である。
【0066】さらに、従来のハロゲン化金属ランプの突
入電流制御回路においては、ハロゲン化金属ランプに駆
動電流を供給するためのスイッチ素子が回路内に直列に
挿入されているのに対し、本発明では並列に挿入してい
る。これは、スイッチ素子を半導体で構成する場合、ラ
ンプ点灯時においては、半導体スイッチの順方向ロスが
加算されてしまうためである。例えば、負荷が1KWク
ラスのランプ負荷を制御する場合、順方向ロスが1.5
V程度あったとすると、1スイッチあたり、 1.5(V)×5(I)=7.5(W) のロスとなり、スイッチ2個では、2倍の14Wのロス
となってしまうためである。
【0067】一方、本発明のようにスイッチ素子を並列
に挿入接続して構成した場合には、スイッチ素子を直列
に挿入接続して構成した場合と比べ、ハロゲン化金属ラ
ンプ6の駆動電源投入時におけるラッシュ電流を抑える
効果は同じであっても、前記半導体スイッチの順方向ロ
スを半分(1個の半導体スイッチの順方向ロスに対し
て)にすることが出来、そのため放熱部も半分となり、
ハロゲン化金属ランプの突入電流制御回路の小型化を実
現することができる。
【0068】ところで、本発明の画像形成等の装置にお
ける定着装置の加熱部材等として用いられる負性抵抗特
性を有するランプの点灯装置(回路)の第1の実施の形
態において、前記ハロゲン化金属ランプ6に対して、突
入電流制御動作が正確に実行されない場合、例えば、抵
抗器8aに過大な電流が流れたり、前記抵抗器8aに長
時間にわたって電流が流れたりしたときには、ヒューズ
8bにより前記突入電流制御動作を停止させるようにし
ている。以下、その動作について説明する。
【0069】いま、前述のようなハロゲン化金属ランプ
6に対して突入電流制御動作が実行されている際に、何
らかの原因によって、例えばトライアック43の動作が
異常であったり、CPU51が暴走状態になったり、ゲ
ート信号発生回路42等のIC回路が以上をきたし、前
記抵抗器8aに過大な電流が流れたり、または、前記抵
抗器8aに長時間にわたって電流が流れたりした場合に
は、前記抵抗器8aは発熱して、その温度が異常に上昇
するようになる。このとき、抵抗器8に内蔵されている
ヒューズ8bは、前記抵抗器8aの異常温度に感応して
溶断し、PSU17の直流出力端子17cより供給され
る直流電圧Vaaがドライバーアレイ9の出力端子9a
に伝達されなくなり、2極接点型リレー3の駆動コイル
3cは、前記直流電圧Vaaによって駆動されなくなる
ので、その接点3a,3bは直ちにオフ状態となり、ハ
ロゲン化金属ランプ6に対する交流電源1からの駆動回
路は、ホットライン及びニュートラルラインの双方にお
いて切断され、確実にハロゲン化金属ランプ6の駆動を
停止できるように構成されている。尚、本実施の形態に
おいては、抵抗器8に内蔵されている感温素子としてヒ
ューズ8bを用いたが、前記感温素子は、これに限られ
るものではなく、他の素子、例えばサーミスタを用いる
ことも可能である。
【0070】次に、本発明における第2の実施の形態に
ついて説明を行う。図4は本発明の画像形成等の装置に
おける定着装置の加熱部材等として用いられる負性抵抗
特性を有するランプの点灯装置(回路)の第2の実施の
形態を示す回路構成図である。
【0071】図4において、前記第1の実施の形態と同
一の部分には同一の記号を付し、説明は省略する。本実
施の形態と前記第1の実施の形態との構成上の違いは、
前記ゲート信号発生回路42において、2つのゲート信
号出力端子42b,42cのうち、一方のゲート信号出
力端子42bがなくなり、他方のゲート信号出力端子4
2cのみが残り、ゲート信号発生回路56となったこと
と、このゲート信号出力端子42cがトライアック43
のゲートと接続されると共に、ゲート信号遅延回路55
を介してトライアック44のゲートと接続されたところ
にある。
【0072】さらに、動作的について、前記図2,3を
参照しながら説明を行う。図2のステップT0におい
て、主電源スイッチ2をオンにする(投入)と、PSU
17の交流入力端子17a,並びにゼロクロス検出回路
41の交流入力端子41aには、図3(a)に示す如く
の電源電圧(交流電力)が供給され、PSU17の直流
出力端子17b,17cには、それぞれ直流電圧Vc
c,Vaaが発生し、ゼロクロス検出回路41のゼロク
ロスタイミング(ゼロクロス検出)信号出力端子41b
には交流電源1より供給される交流電圧がプラスからマ
イナスへ変化(0V)するタイミング及びマイナスから
プラスへ変化(0V)するタイミングを示す信号、即
ち、図3(f)に示す如くの信号が発生する。このと
き、直流電圧Vccは、ドライバーアレイ9,I/O1
0,CPU51,ROM52,RAM13,タイマー1
4,ゼロクロス検出回路41,ゲート信号遅延回路5
5,並びにゲート信号発生回路56の電源として供給さ
れていて、ROM52に書き込まれているプログラムが
CPU51によりRAM13に読み出されて、以下に述
べる動作が順次実行される。
【0073】先ず、ステップT1において、主電源スイ
ッチ2がオン(投入)され(図3における<ア>のタイミ
ング)、ゼロクロス検出回路41においてゼロクロスが
検出されると(図3における<イ>のタイミング)、ゼロ
クロスタイミング(ゼロクロス検出)信号出力端子41
bよりA/Dコンバータ16を介してCPU51にゼロ
クロスタイミング(ゼロクロス検出)信号が出力され
る。これによりCPU51は、ドライバーアレイ9の出
力端子9aがローレベル(基準電位点GND)になるよ
うに制御し、2極接点型リレー3の駆動コイル3cが前
記直流電圧Vaaによって駆動されて、2極接点型リレ
ー3の接点3a,3bがオン状態となる。このとき(図
3における<イ>のタイミング)、ゲート信号出力端子4
2cからはゲート信号は出力されず、トライアック4
3,44はオフ状態となっている。
【0074】次に、ステップT2において、ハロゲン化
金属ランプ6の近傍に配置されたサーミスタ7によっ
て、ハロゲン化金属ランプ6の近辺の温度が検出され、
サーミスタ7からその温度検出出力がに送出される。
【0075】続いて、ステップT3において、前記温度
検出出力は、A/D変換器16によってディジタル変換
されて、CPU51に取り込まれる。一方、CPU51
は、前記温度検出出力とRAM13内に設定されている
所定の温度設定値との比較を行い、前記温度検出出力が
前記所定の温度設定値に達しているか否か(十分温まっ
たか否か)を判定する。そして、その判定の結果、前記
温度検出出力が前記所定の温度設定値に達していない場
合(Y)には、次のステップT4へ移行し、前記温度検
出出力が前記所定の温度設定値に達している場合(N)
には、以下に述べるステップT9へ移行する。
【0076】次のステップT4において、CPU51
は、電源投入後2回目のゼロクロスタイミング(ゼロク
ロス検出)信号(図3における<ウ>のタイミング)を検
出すると、ゲート信号発生回路56を制御して、ゲート
信号出力端子42cよりゲート信号を出力して(図3に
おける<c>参照)、トライアック43をオンさせると共
にゲート信号遅延回路55の入力端55bに出力する。
これにより、トライアック43のT1−T2端子間に
は、図3(b)に示す如くの駆動電流が流れる。また、
ゲート信号遅延回路55の入力端55bより入力された
ゲート信号は後述する時間が経過した後、出力端子55
aよりトライアック44のゲートGに出力され、トライ
アック44をオン状態にする。
【0077】続いてステップT5において、交流電源1
の駆動電流は、それぞれオン状態となった主電源スイッ
チ2,2極接点型リレー3,トライアック43,並びに
トライアック43と直列に接続された抵抗器8aを介し
てハロゲン化金属ランプ6に供給され、前記ハロゲン化
金属ランプ6のヒータに対する加熱(プレヒート)が開
始される。
【0078】続く、ステップT6において、CPU51
は、抵抗器8aに電流が流れ始めてから、現在までの経
過時間Tが、タイマー14の所定の設定時間t(例え
ば、交流電源1の1周期分の時間。ハロゲン化金属ラン
プ6が十分に温まるのに必要な時間であり、交流電源1
が50Hzの場合20ms)が経過したか否かを判定す
る。そして、前記判定の結果、前記経過時間Tがタイマ
ー14の設定時間tに達する(Y)と次のステップT7
に移行し、前記経過時間Tがタイマー14の設定時間t
に達していない場合(N)には、再び前記ステップT6
の判断が実行される。 そして、前記ステップT4にお
いて、交流電源1の1周期の間トライアック43をオ
ン,トライアック44をオフさせておくために、CPU
51は、電源投入後2,3回目のゼロクロスタイミング
(ゼロクロス検出)信号(図3における<ウ>,<エ>のタ
イミング)を検出すると、ゲート信号発生回路56を制
御してゲート信号出力端子42cよりゲート信号を前記
図3における<ウ>,<エ>のタイミングで出力して(図3
における<c>参照)、トライアック43を1周期(20
ms)の間オンさせるよう制御を行う。
【0079】次のステップT7において、CPU51
は、電源投入後4回目のゼロクロスタイミング(ゼロク
ロス検出)信号(図3における<オ>のタイミング)を検
出すると、ゲート信号発生回路56を制御して、ゲート
信号出力端子42cよりゲート信号の出力を停止する。
このとき、即ち、CPU51が電源投入後4回目のゼロ
クロスタイミング(ゼロクロス検出)信号(図3におけ
る<オ>のタイミング)を検出したとき、同時に前記ゲー
ト信号遅延回路55よりゲート信号がトライアック44
に出力され、トライアック44をオンさせる。これによ
り、トライアック44のT1−T2端子間には、図3
(d)に示す如くの駆動電流が流れる。またこのとき、
ゲート信号出力端子42cよりゲート信号は出力されず
(図3における<c>参照)、トライアック43はオフ状
態となっている。但し、この場合においては、交流電源
1より供給された駆動電流はほとんどトライアック44
を流れるので、トライアック43がオン状態となってい
ても問題ない(オンのままでも良い)。
【0080】次いで、ステップT8において、交流電源
1の駆動電流は、前記抵抗器8aを通過することなく、
オン状態となったトライアック44を通過することにな
り、これにより、直接ハロゲン化金属ランプ6に前記交
流電源1の駆動電流が供給されることになり、前記ハロ
ゲン化金属ランプ6は、通常の駆動状態で加熱(ドライ
ブ)されることになる。
【0081】最後に、ステップT9において、画像形成
動作の待機状態または画像形成動作の稼働状態に設定さ
れ、その後、前記ステップT1に戻り、前記各ステップ
T1乃至T9が適宜繰り返し実行される。
【0082】このように、本実施の形態によるハロゲン
化金属ランプの突入電流制御回路によれば、ゼロクロス
制御されたトライアック43と直列に抵抗器8aを接続
し、ハロゲン化金属ランプ6の駆動電源投入時に、ゼロ
クロス制御されたトライアック43がオン状態になって
から、所定時間tが経過(遅延)した後に、ゲート信号
遅延回路55によりゼロクロス制御されたトライアック
44がオン状態になるようタイミング制御しているの
で、ハロゲン化金属ランプ6が十分温まるまでの間、ハ
ロゲン化金属ランプ6に流れる電流は、図3<g>に示す
如くに、抵抗器8aの抵抗値によって抑圧されるため、
ハロゲン化金属ランプ6に過渡的に大きな突入電流が流
れることを防止することが可能である。
【0083】次に、本発明における第3の実施の形態に
ついて説明を行う。図5は本発明の画像形成等の装置に
おける定着装置の加熱部材等として用いられる負性抵抗
特性を有するランプの点灯装置(回路)の第3の実施の
形態を示す回路構成図である。
【0084】図5において、前記第1の実施の形態と同
一の部分には同一の記号を付し、説明は省略する。本実
施の形態と前記第1の実施の形態との構成上の違いは、
前記図1におけるヒューズ内蔵抵抗器8が、ヒューズ内
蔵トリガ・ダイオード57に変更され、ヒューズ内蔵ト
リガ・ダイオード57はヒューズ57bとダイアック5
7aにより構成されたところと、ROM52に書き込ま
れていたプログラム(主にデータの値)が一部変更され
ROM49に変更されたところにある。尚、この回路
(第3の実施の形態)に前記図4(第1の実施の形態)
と同様な変更、即ち、ゲート信号発生回路42を、1つ
のゲート信号出力端子42cのみを有するゲート信号発
生回路56と入れ代え、このゲート信号出力端子42c
がトライアック43のゲートと接続されると共に、ゲー
ト信号遅延回路55を介してトライアック44のゲート
と接続するようにしても良い。
【0085】次に、以上のように構成された本発明であ
るところの突入電流制御回路の制御動作について、図2
のフローチャート,並びに図6のグラフを参照しながら
説明を行う。図6は本発明の第3の実施の形態における
突入電流制御回路の制御動作時において、各素子から出
力または入力される信号(電圧・電流)波形,並びにタ
イミングを示したグラフである。
【0086】図2のステップT0において、主電源スイ
ッチ2をオンにする(投入)と、PSU17の交流入力
端子17a,並びにゼロクロス検出回路41の交流入力
端子41aには、図6(a)に示す如くの電源電圧(交
流電力)が供給され、PSU17の直流出力端子17
b,17cには、それぞれ直流電圧Vcc,Vaaが発
生し、ゼロクロス検出回路41のゼロクロスタイミング
(ゼロクロス検出)信号出力端子41bには交流電源1
より供給される交流電圧がプラスからマイナスへ変化
(0V)するタイミング及びマイナスからプラスへ変化
(0V)するタイミングを示す信号、即ち、図6(f)
に示す如くの信号が発生する。このとき、直流電圧Vc
cは、ドライバーアレイ9,I/O10,CPU51,
ROM49,RAM13,タイマー14,ゼロクロス検
出回路41,並びにゲート信号発生回路42の電源とし
て供給されていて、ROM49に書き込まれているプロ
グラムがCPU51により読み出されて、以下に述べる
動作が順次実行される。
【0087】先ず、ステップT1において、主電源スイ
ッチ2がオン(投入)され(図6における<ア>のタイミ
ング)、ゼロクロス検出回路41においてゼロクロスが
検出されると(図6における<イ>のタイミング)、ゼロ
クロスタイミング(ゼロクロス検出)信号出力端子41
bよりA/Dコンバータ16を介してCPU51にゼロ
クロスタイミング(ゼロクロス検出)信号が出力され
る。これによりCPU51は、ドライバーアレイ9の出
力端子9aがローレベル(基準電位点GND)になるよ
うに制御し、2極接点型リレー3の駆動コイル3cが前
記直流電圧Vaaによって駆動されて、2極接点型リレ
ー3の接点3a,3bがオン状態となる。このとき、即
ち、図6における<イ>のタイミングにおいて、ゲート信
号出力端子42b,42cからゲート信号は出力され
ず、トライアック43,44はオフ状態となっている。
【0088】次に、ステップT2において、ハロゲン化
金属ランプ6の近傍に配置されたサーミスタ7によっ
て、ハロゲン化金属ランプ6の近辺の温度が検出され、
サーミスタ7からその温度検出出力が送出される。
【0089】続いて、ステップT3において、前記温度
検出出力は、A/D変換器16によってディジタル変換
されて、CPU51に取り込まれる。一方、CPU51
は、前記温度検出出力とRAM13内に設定されている
所定の温度設定値との比較を行い、前記温度検出出力が
前記所定の温度設定値に達しているか否か(十分温まっ
たか否か)を判定する。そして、その判定の結果、前記
温度検出出力が前記所定の温度設定値に達していない場
合(Y)には、次のステップT4へ移行し、前記温度検
出出力が前記所定の温度設定値に達している場合(N)
には、以下に述べるステップT9へ移行する。
【0090】次のステップT4において、CPU51
は、電源投入後2回目のゼロクロスタイミング(ゼロク
ロス検出)信号(図6における<ウ>のタイミング)を検
出すると、ゲート信号発生回路42を制御して、ゲート
信号出力端子42cよりゲート信号を出力して(図6に
おける(c)参照)、トライアック43をオンさせる。こ
れにより、トライアック43のT1−T2端子間には、
図3(b)に示す如くの駆動電流が流れる。尚、このと
き、ゲート信号出力端子42bよりゲート信号は出力さ
れず(図3における<e>参照)、トライアック44はオ
フ状態となっている。
【0091】続いてステップT5において、交流電源1
の駆動電流は、それぞれオン状態となった主電源スイッ
チ2,2極接点型リレー3,トライアック43,並びに
トライアック43と直列に接続されたダイアック57a
を介してハロゲン化金属ランプ6に供給され、前記ハロ
ゲン化金属ランプ6のヒータに対する加熱(プレヒー
ト)が開始される。
【0092】ところで、この加熱(プレヒート)状態で
は、前記ハロゲン化金属ランプ6のヒータに供給される
駆動電流は、前記ダイアック57aを介して供給され
る、いわゆるプレヒート(予備加熱)状態であって、こ
れにより、ハロゲン化金属ランプ6は徐々に温められる
ように動作する。そのため、このプレヒート状態のとき
に、負性抵抗特性を有する素子であるハロゲン化金属ラ
ンプ6が低温であり、その内部インピーダンスが相当に
低い場合であっても、ハロゲン化金属ランプ6に流れ込
む電流は前記ダイアック57aによって十分抑圧(所定
電位以下の電流をカット)されて、ハロゲン化金属ラン
プ6に対して、過渡的に大きな突入電流が流れることを
防止することができる。
【0093】続く、ステップT6において、CPU51
は、ダイアック57aに電流が流れ始めてから現在まで
の経過時間Tが、タイマー14の所定の設定時間t(ハ
ロゲン化金属ランプ6が十分に温まるのに必要な、交流
電源1の1周期分の時間)が経過したか否かを判定す
る。そして、前記判定の結果、前記経過時間Tがタイマ
ー14の設定時間tに達する(Y)と次のステップT7
に移行し、前記経過時間Tがタイマー14の設定時間t
に達していない場合(N)には、再び前記ステップT6
の判断が実行される。したがって、前記ステップT4に
おいて、交流電源1の1周期の間トライアック43をオ
ン,トライアック44をオフさせておくために、CPU
51は、電源投入後2,3回目のゼロクロスタイミング
(ゼロクロス検出)信号(図6における<ウ>,<エ>のタ
イミング)を検出すると、ゲート信号発生回路42を制
御してゲート信号出力端子42cよりゲート信号を前記
図6における<ウ>,<エ>のタイミングで出力して(図6
における(c)参照)、トライアック43を1周期の間オ
ンさせるよう制御を行う。また、このとき、ゲート信号
出力端子42bよりゲート信号は出力されず(図6にお
ける(e)参照)、トライアック44は1周期の間オフ状
態となっている。
【0094】次のステップT7において、CPU51
は、電源投入後4回目のゼロクロスタイミング(ゼロク
ロス検出)信号(図6における<オ>のタイミング)を検
出すると、ゲート信号発生回路42を制御してゲート信
号出力端子42bよりゲート信号を出力して(図6にお
ける(e)参照)、トライアック44をオンさせる。これ
により、トライアック44のT1−T2端子間には、図
6(d)に示す如くの駆動電流が流れる。またこのと
き、ゲート信号出力端子42cよりゲート信号は出力さ
れずに(図6における(c)参照)、トライアック43は
オフ状態となっている。但し、この場合においては、交
流電源1より供給された駆動電流はほとんどトライアッ
ク44を流れるので、トライアック43がオン状態とな
っていても問題ない。
【0095】次いで、ステップT8において、交流電源
1の駆動電流は、前記ダイアック57aを通過すること
なく、オン状態となったトライアック44を通過するこ
とになり、これにより、直接ハロゲン化金属ランプ6に
前記交流電源1の駆動電流が供給されることになり、前
記ハロゲン化金属ランプ6は、通常の駆動状態で加熱
(ドライブ)されることになる。
【0096】最後に、ステップT9において、画像形成
動作の待機状態または画像形成動作の稼働状態に設定さ
れ、その後、前記ステップT1に戻り、前記各ステップ
T1乃至T9が適宜繰り返し実行される。
【0097】このように、本発明の実施の形態によるハ
ロゲン化金属ランプの突入電流制御回路によれば、トラ
イアック43と直列にダイアック57aを接続して、ハ
ロゲン化金属ランプ6の駆動電源投入時に、トライアッ
ク43がオン状態になってから、所定時間tが経過した
後に、トライアック44がオン状態になるようタイミン
グ制御しているので、ハロゲン化金属ランプ6が十分温
まるまでの間、ハロゲン化金属ランプ6に流れる電流
は、図6(g)に示す如くに、ダイアック57aの駆動
電流制御によって抑圧されるため、ハロゲン化金属ラン
プ6に過渡的に大きな突入電流が流れることを防止する
ことが可能である。
【0098】ところで、定着装置のヒータコントロール
に使用されるハロゲン化金属ランプの点灯方式において
は、スタンバイ時の電力ロスを最小限に抑えるため、ハ
ロゲン化金属ランプの間引き点灯が行われる。この間の
周期は、約10:1の割合であり、例えば、20秒オフ
2秒オンとなるよう点灯制御することで行われる。した
がって、このサイクルでフリッカを抑えるためには1サ
イクル(50Hzで20ms)分を20%程度抑えれば
十分であり、瞬時耐量を有するダイアックで構成でき
る。
【0099】また、放熱フィンに取り付けられるトライ
アック上で構成すれば、同時に放熱効果を得られる。さ
らに、リレーの代わりに半導体素子を用いて構成してい
ることにより、前記第1の実施例と同様の効果が得られ
ることは勿論である。
【0100】次に、本発明における第4の実施の形態に
ついて説明を行う。図7は本発明の画像形成等の装置に
おける定着装置の加熱部材等として用いられる負性抵抗
特性を有するランプの点灯装置(回路)の第4の実施の
形態を示す回路構成図である。
【0101】図7において、前記第1の実施の形態と同
一の部分には同一の記号を付し、説明は省略する。本実
施の形態と前記第1の実施の形態との構成上の違いは、
前記図1におけるヒューズ内蔵抵抗器8が、ヒューズ内
蔵ツェナーダイオード58に変更され、ヒューズ内蔵ツ
ェナーダイオード58はヒューズ58bとツェナーダイ
オード58aにより構成されたところと、ROM52に
書き込まれていたプログラム(主にデータの値)が一部
変更され、ROM50に変更されたところにある。尚、
この回路(第4の実施の形態)に前記図4(第1の実施
の形態)と同様な変更、即ち、ゲート信号発生回路42
を、1つのゲート信号出力端子42cのみを有するゲー
ト信号発生回路56と入れ代え、このゲート信号出力端
子42cがトライアック43のゲートと接続されると共
に、ゲート信号遅延回路55を介してトライアック44
のゲートと接続するようにしても良い。
【0102】次に、以上のように構成された本発明であ
るところの突入電流制御回路の制御動作について、図8
のフローチャート,並びに図9のグラフを参照しながら
説明を行う。図8は本発明の第4の実施の形態における
突入電流制御回路の制御動作を示したフローチャートで
ある。また、図9は本発明の第4の実施の形態における
突入電流制御回路の制御動作時において、各素子から出
力または入力される信号(電圧・電流)波形,並びにタ
イミングを示したグラフである。
【0103】図8のステップU0において、主電源スイ
ッチ2をオンにする(投入)と、PSU17の交流入力
端子17a,並びにゼロクロス検出回路41の交流入力
端子41aには、図9(a)に示す如くの電源電圧(交
流電力)が供給され、PSU17の直流出力端子17
b,17cには、それぞれ直流電圧Vcc,Vaaが発
生し、ゼロクロス検出回路41のゼロクロスタイミング
(ゼロクロス検出)信号出力端子41bには交流電源1
より供給される交流電圧がプラスからマイナスへ変化
(0V)するタイミング及びマイナスからプラスへ変化
(0V)するタイミングを示す信号、即ち、図9(f)
に示す如くの信号が発生する。このとき、直流電圧Vc
cは、ドライバーアレイ9,I/O10,CPU51,
ROM50,RAM13,タイマー14,ゼロクロス検
出回路41,並びにゲート信号発生回路42の電源とし
て供給されていて、ROM50に書き込まれているプロ
グラムがCPU51により読み出されて、以下に述べる
動作が順次実行される。
【0104】先ず、ステップU1において、主電源スイ
ッチ2がオン(投入)され(図9における<ア>のタイミ
ング)、ゼロクロス検出回路41においてゼロクロスが
検出されると(図9における<イ>のタイミング)、ゼロ
クロスタイミング(ゼロクロス検出)信号出力端子41
bよりA/Dコンバータ16を介してCPU51にゼロ
クロスタイミング(ゼロクロス検出)信号が出力され
る。これにより、CPU51は、ドライバーアレイ9の
出力端子9aがローレベル(基準電位点GND)になる
ように制御し、2極接点型リレー3の駆動コイル3cが
前記直流電圧Vaaによって駆動され、2極接点型リレ
ー3の接点3a,3bがオン状態となる。このとき、即
ち、図9における<イ>のタイミングにおいて、ゲート信
号出力端子42b,42cからゲート信号は出力され
ず、トライアック43,44はオフ状態となっている。
【0105】次に、ステップU2において、ハロゲン化
金属ランプ6の近傍に配置されたサーミスタ7によっ
て、ハロゲン化金属ランプ6の近辺の温度が検出され、
サーミスタ7からその温度検出出力が送出される。
【0106】続いて、ステップU3において、前記温度
検出出力は、A/D変換器16によってディジタル変換
されて、CPU51に取り込まれる。一方、CPU51
は、前記温度検出出力とRAM13内に設定されている
所定の温度設定値との比較を行い、前記温度検出出力が
前記所定の温度設定値に達しているか否か(十分温まっ
たか否か)を判定する。そして、その判定の結果、前記
温度検出出力が前記所定の温度設定値に達していない場
合(Y)には、次のステップU4へ移行し、前記温度検
出出力が前記所定の温度設定値に達している場合(N)
には、以下に述べるステップU9へ移行する。
【0107】次のステップU4において、CPU51
は、電源投入後2回目のゼロクロスタイミング(ゼロク
ロス検出)信号(図9における<ウ>のタイミング)を検
出すると、前記ゼロクロスタイミング(ゼロクロス検
出)信号の極性を検出し、前記ツェナーダイオード58
aの順方向に電流が流れる場合(マイナスの極性)に
は、ゲート信号発生回路42を制御してゲート信号出力
端子42cよりゲート信号を出力しないように制御し、
前記ツェナーダイオード58aの逆方向に電流が流れる
場合(プラスの極性)には、ゲート信号発生回路42を
制御して、ゲート信号出力端子42cよりゲート信号を
出力するように制御する。
【0108】そして、本実施の形態における電源投入後
2回目のゼロクロスタイミング(ゼロクロス検出)信号
(図9における<ウ>のタイミング)の極性は、前記ツェ
ナーダイオード58aの順方向に電流が流れるマイナス
の極性である(図9における(f)参照)ので、ゲート信
号は出力せずトライアック43をオフさせる。このた
め、トライアック43のT1−T2端子間に、駆動電流
は流れない。尚、このとき、ゲート信号出力端子42b
からもゲート信号は出力されないため(図3における
(e)参照)、トライアック43,44共にオフ状態とな
っている。
【0109】一方、本実施の形態における電源投入後3
回目のゼロクロスタイミング(ゼロクロス検出)信号
(図9における<エ>のタイミング)の極性は、前記ツェ
ナーダイオード58aの逆方向に電流が流れるプラスの
極性である(図9における(f)参照)ので、CPU51
はゲート信号発生回路42を制御して、ゲート信号出力
端子42cよりゲート信号を出力し、トライアック43
をオンさせる。これにより、トライアック43のT1−
T2端子間に駆動電流が流れる。尚、このとき、ゲート
信号出力端子42bからはゲート信号は出力されないた
め(図9における(e)参照)、トライアック44はオフ
状態となっている。
【0110】続いてステップU5において、交流電源1
の駆動電流は、それぞれオン状態となった主電源スイッ
チ2,2極接点型リレー3,トライアック43,並びに
トライアック43(ゼロクロス検出信号の極性が、ツェ
ナーダイオード58aの逆方向に電流が流れるプラス極
性である場合のみオン)と直列に接続されたツェナーダ
イオード58aを介してハロゲン化金属ランプ6に供給
され、前記ハロゲン化金属ランプ6のヒータに対する加
熱(プレヒート)が開始される。
【0111】ところで、この加熱(プレヒート)状態で
は、前記ハロゲン化金属ランプ6のヒータに供給される
駆動電流は、前記ツェナーダイオード58aを介して供
給される、いわゆるプレヒート(予備加熱)状態であっ
て、これにより、ハロゲン化金属ランプ6は徐々に温め
られるように動作する。そのため、このプレヒート状態
のときに、負性抵抗特性を有する素子であるハロゲン化
金属ランプ6が低温であり、その内部インピーダンスが
相当に低い場合であっても、ハロゲン化金属ランプ6に
流れ込む電流は前記ツェナーダイオード58aによって
十分抑圧(所定電位以下の電流をカット)されて、ハロ
ゲン化金属ランプ6に対して、過渡的に大きな突入電流
が流れることを防止することができる。
【0112】続く、ステップU6において、CPU51
は、ツェナーダイオード58aに電流が流れ始めてから
現在までの経過時間Tが、タイマー14の所定の設定時
間t(ハロゲン化金属ランプ6が十分に温まるのに必要
な、交流電源1の1周期分の時間)が経過したか否かを
判定する。そして、前記判定の結果、前記経過時間Tが
タイマー14の設定時間tに達する(Y)と次のステッ
プU7に移行し、前記経過時間Tがタイマー14の設定
時間tに達していない場合(N)には、再び前記ステッ
プU6の判断が実行される。したがって、前記ステップ
U4において、CPU51は、電源投入後2,3回目の
ゼロクロスタイミング信号(図9における<ウ>,<エ>の
タイミング)を検出すると、その極性を判断してゲート
信号発生回路42を制御し、ゲート信号出力端子42c
よりゲート信号を前記図9における<エ>のタイミングの
みにおいて出力して(図9における(c)参照)、トライ
アック43を1周期の後半部分のみオンさせるよう制御
を行う。また、このとき、ゲート信号出力端子42bよ
りゲート信号は出力されないので(図9における(e)参
照)、トライアック44は1周期の間オフ状態となって
いる。尚、図7において、ツェナーダイオード58aの
方向が逆方向にトライアック43と接続(ツェナーダイ
オードのアノード側がトライアック43と接続)されて
いた場合には、前記ステップU4において、CPU51
は、電源投入後2,3回目のゼロクロスタイミング信号
(図9における<ウ>,<エ>のタイミング)を検出し、そ
の極性を判断してゲート信号発生回路42を制御する
際、ゲート信号出力端子42cよりゲート信号を前記図
9における<ウ>のタイミングのみにおいて出力して(図
9における(c)参照)、トライアック43を1周期の前
半部分のみオンさせるよう制御を行うことは言うまでも
ない。
【0113】そして、次のステップU7において、CP
U51は、電源投入後4回目のゼロクロスタイミング信
号(図9における<オ>のタイミング)を検出すると、そ
の極性に拘わらず、ゲート信号発生回路42を制御して
ゲート信号出力端子42bよりゲート信号を出力して
(図9における(e)参照)、トライアック44をオンさ
せる。これにより、トライアック44のT1−T2端子
間には、図9(d)に示す如くの駆動電流が流れる。ま
たこのとき、ゲート信号出力端子42cよりゲート信号
は出力されず(図9における(c)参照)、トライアック
43はオフ状態となっている。但し、この場合におい
て、交流電源1より供給された駆動電流は、ほとんどト
ライアック44を流れるので、トライアック43がオン
状態となっていても問題ない。
【0114】次いで、ステップU8において、交流電源
1の駆動電流は、前記ダイアック57aを通過すること
なく、オン状態となったトライアック44を通過するこ
とになり、これにより、直接ハロゲン化金属ランプ6に
前記交流電源1の駆動電流が供給されることになり、前
記ハロゲン化金属ランプ6は、通常の駆動状態で加熱
(ドライブ)されることになる。
【0115】最後に、ステップU9において、画像形成
動作の待機状態または画像形成動作の稼働状態に設定さ
れ、その後、前記ステップU1に戻り、前記各ステップ
U1乃至U9が適宜繰り返し実行される。
【0116】このように、本発明の実施の形態によるハ
ロゲン化金属ランプの突入電流制御回路によれば、ゼロ
クロス制御されたトライアック43と直列にツェナーダ
イオード58aを接続して、ハロゲン化金属ランプ6の
駆動電源投入時に、ゼロクロス制御されたトライアック
43がオン状態になってから、所定時間tが経過した後
に、ゼロクロス制御されたトライアック44がオン状態
になるようタイミング制御しているので、ハロゲン化金
属ランプ6が十分温まるまでの間、ハロゲン化金属ラン
プ6に流れる電流は、図9(g)に示す如くに、ツェナ
ーダイオード58aの駆動電流制御によって抑圧される
ため、ハロゲン化金属ランプ6に過渡的に大きな突入電
流が流れることを防止することが可能である。
【0117】また、ツェナーダイオードを放熱フィンに
取り付けられるトライアック上で構成すれば、同時に放
熱効果を得られる。さらに、リレーの代わりに半導体素
子を用いて構成していることにより、前記第1の実施例
と同様の効果が得られることは勿論である。
【0118】尚、以上で述べた本発明の各実施の形態に
おいて使用される半導体素子は、半導体ICの製造プロ
セスにおいて同一のウェハー内に構成することが可能で
あると共に、同一パッケージ(1個の半導体IC)とし
て構成することが可能であることは言うまでもない。
【0119】次に、本発明の定着装置を用いた機器の1
つである画像形成装置について説明を行う。図10は画
像形成装置の一例であるコピー装置の全体構成を示す概
要構成図である。
【0120】図10において、20は現行供給装置,2
1はコンタクトガラス,22は原稿,23は照明用ラン
プ,24は結像レンズ,25は帯電器,26は感光体ベ
ルト,27は現像機,28は転写器,29はベルトクリ
ーナ,30は定着装置,31は排紙トレイ,32は記録
用紙(転写紙),33a乃至33dは給紙トレイ,34
は要し通路,35は反転部,36はソータ,37はビン
である。
【0121】そして、画像形成装置においては、装置本
体上面に設けられたコンタクトガラス21上に原稿供給
装置20が配置され、原稿供給装置20内に原稿22が
適宜載置されている。また、感光体ベルト26の周囲に
は、順に、帯電器25,照明用ランプ23や結像レンズ
24を含んだ露光手段,現像機27,転写機28,ベル
トクリーナ29がそれぞれ近接配置され、感光体ベルト
26の上側部分に定着装置30が設けられている。そし
て、感光体ベルト26の側部には、3段重ねの給紙トレ
イ33a,33b,33cが配置され、これら給紙トレ
イ33a,33b,33c内にそれぞれ記録用紙32が
収納されている。前記給紙トレイ33a,33b,33
cの上側部分に排紙トレイ31が設けられている。ま
た、必要に応じて、画像形成装置本体に隣接して大容量
給紙トレイ33dと要し通路34とを有する給紙装置が
近接配置され、この給紙装置に隣接して反転部35が近
接配置され、さらに、前記反転部36に近接して、内部
に多数のビン37を有するソータ36が近接配置されて
いる。
【0122】なお、図1に図示されていないが、定着装
置30には、可視画像(トナー画像)の加熱部材とし
て、ハロゲン化金属ランプが用いられ、既述した、突入
電流制御回路を内蔵したハロゲン化金属ランプ点灯装置
が配設されている。
【0123】以上のような構成による画像形成装置は、
概ね、次のように動作する。
【0124】即ち、画像形成装置に対して画像形成の指
令が発せられると、感光体ベルト26は、矢印方向に回
転移動を開始し、始めに、帯電器25において表面が一
様に帯電されて、この帯電部分が前記露光手段の配置さ
れた露光部に移送される。また、原稿供給装置20に載
置された原稿20は、順次、1枚づつコンタクトガラス
21上に搬送され、その際に照明用ランプ23により照
射される。このとき、原稿20の像は、反射ミラーや結
像レンズ24を通して前記露光部に送られ、そこで感光
体ベルト25上の前記帯電部分に結像され、前記帯電部
分に原稿20の像である静電潜像が形成される。続い
て、感光体ベルト25上の静電潜像は、現像機9におい
てトナー現像され、可視画像(トナー画像)に変換され
た後、転写機28の配置された転写部に移送される。一
方、前記可視画像の前記転写部への移送に同期して、い
ずれか1つの選択された給紙トレイ33a乃至33dの
中から1枚の記録用紙32が前記転写部に搬送され、前
記転写器28の作用により、感光体ベルト25上の前記
可視画像は記録紙32上に転写される。次いで、前記可
視画像が転写された記録用紙32は、定着装置30にお
いて前記可視画像の加熱定着が行われた後、直接排紙ト
レイ31に供給されるか、または、用紙通路34や反転
部35を通して、ソータ36のビン37に搬送される。
また、前記可視画像が記録用紙32上に転写された後の
感光体ベルト25は、ベルトクリーナ29において表面
に残存するトナー等が取り除かれ、一連の画像形成動作
が一巡する。
【0125】次いで、次の画像形成の指令が発せられる
と、そのときに実行される一連の画像形成動作も、前述
の画像形成動作とほとんど同一に行われ、それ以降も、
次の画像形成の指令が発せられる度ごとに、前述と同様
の動作が繰り返し実行されるようになっている。
【0126】尚、上記各発明の実施の形態では、画像形
成等の装置における定着装置30の加熱部材として用い
られた場合における、負性抵抗特性を有するランプ(ハ
ロゲン化金属ランプ等)の点灯装置(回路)について説
明したが、本発明は、このような画像形成等の装置を対
象とした用途のみに使用限定されるものではなく、負性
抵抗特性を有するランプ(ハロゲン化金属ランプ等)が
使用されるあらゆる機器(装置)に応用することが可能
である。
【0127】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、複写
機,LBP等の定着用の負性抵抗特性を有するランプの
電源投入時に、前記ランプへ流れ込むラッシュ電流を抑
えることを可能としたので、前記ラッシュ電流により発
生する入力電圧ダウン(ラインドロップ)により、前記
負性抵抗特性を有するランプを内蔵する機器と同一の電
源ラインに接続されて(電源の供給を受けて)いる機
器、特に蛍光灯において発生するチラツキ現象(フリッ
カ現象)を抑えることが出来る。
【0128】また、従来、リレー等により機械的に構成
されていたランプ点灯装置(回路)のオン/オフを行う
接点部(スイッチ手段)を、半導体スイッチング素子と
したことにより、従来のランプ点灯装置(回路)の有す
る欠点、即ち、接点部の溶着や接点不良を無くすことが
出来、前記接点部(スイッチ部)等の信頼性・耐久性を
格段に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成等の装置における定着装置の
加熱部材等として用いられる負性抵抗特性を有するラン
プの点灯装置(回路)の第1の実施の形態を示す回路構
成図である。
【図2】本発明の本発明の第1の実施の形態における突
入電流制御回路の制御動作を示したフローチャートであ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態における突入電流制
御回路の制御動作時において、各素子から出力または入
力される信号(電圧・電流)波形,並びにタイミングを
示したグラフである。
【図4】本発明の画像形成等の装置における定着装置の
加熱部材等として用いられる負性抵抗特性を有するラン
プの点灯装置(回路)の第2の実施の形態を示す回路構
成図である。
【図5】本発明の画像形成等の装置における定着装置の
加熱部材等として用いられる負性抵抗特性を有するラン
プの点灯装置(回路)の第3の実施の形態を示す回路構
成図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における突入電流制
御回路の制御動作時において、各素子から出力または入
力される信号(電圧・電流)波形,並びにタイミングを
示したグラフである。
【図7】本発明の画像形成等の装置における定着装置の
加熱部材等として用いられる負性抵抗特性を有するラン
プの点灯装置(回路)の第4の実施の形態を示す回路構
成図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態における突入電流制
御回路の制御動作を示したフローチャートである。
【図9】本発明の第4の実施の形態における突入電流制
御回路の制御動作時において、各素子から出力または入
力される信号(電圧・電流)波形,並びにタイミングを
示したグラフである。
【図10】画像形成装置の一例であるコピー装置の全体
構成を示す概要構成図である。
【図11】ハロゲン化属ランプにおけるランプ温度対ラ
ンプ内部インピーダンス変化特性の一例を示したグラフ
である。
【図12】ハロゲン化金属ランプの各駆動状態において
電源回路に流れる電流量を示したグラフである。
【図13】画像形成装置等の定着装置に用いられるハロ
ゲン化金属ランプにおける従来の突入電流制御回路を示
す回路構成図である。
【図14】従来の突入電流制御回路の制御動作を示した
フローチャートである。
【符号の説明】 1 …商用周波数の交流電源 2 …サーキットブレーカ兼用の主電源スイッチ 3 …2極接点型リレー 3a…リレー3の第1の接点 3b…リレー3の第2の接点 3c…リレー3の駆動用コイル 6 …負性抵抗特性を有するランプ(ハロゲン化金属ラ
ンプ) 7 …サーミスタ 8 …ヒューズ内蔵抵抗器 8a…ヒューズ内蔵抵抗器8を構成する抵抗器 8b…ヒューズ内蔵抵抗器8を構成するヒューズ(感温
素子) 9 …ドライバーアレイ 10…入出力ユニット(I/O) 13…ランダムアクセスメモリ(RAM) 14…I/O10の出力のタイミングを設定するタイマ
ー 15…基準クロックを発生する発信器 16…アナログ−ディジタル変換器(A/Dコンバー
タ) 17…交流−直流変換ユニット(PSU) 18…アドレスデータバス 41…ゼロクロス検出回路 42…ゲート信号発生回路 43…第1のトライアック 44…第2のトライアック 51…中央制御装置(CPU) 52…リードオンリーメモリ(ROM)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負性抵抗特性を有するランプと;前記ラン
    プを点灯するための電力を供給する電源供給手段と;前
    記ランプと前記電源供給手段とを接続する一方の接続ラ
    イン間に設けられた第1のスイッチ手段とインピーダン
    ス素子により構成される直列回路と;前記直列回路に並
    列に接続された第2のスイッチ手段と;前記ランプを点
    灯する際、所定時間または所定周期の間、前記直列回路
    を介して前記ランプに電力を供給し、前記所定時間また
    は所定周期経過後に前記第2のスイッチ手段を介して前
    記ランプに電力を供給するよう前記第1及び第2のスイ
    ッチ手段のオン/オフを制御する制御手段と;を具備し
    たことを特徴とする点灯装置。
  2. 【請求項2】負性抵抗特性を有するランプと;前記ラン
    プを点灯するための電力を供給する交流電源供給手段
    と;前記ランプと前記交流電源供給手段とを接続する一
    方の接続ライン間に設けられ、ゼロクロス制御された第
    1の半導体スイッチング素子とインピーダンス素子によ
    り構成される直列回路と;前記直列回路に並列に接続さ
    れるゼロクロス制御された第2の半導体スイッチング素
    子と;前記ランプを点灯する際、所定時間または所定周
    期の間だけ前記直列回路を介して前記ランプに電力を供
    給し、前記所定時間または所定周期経過後に、前記第2
    の半導体スイッチング素子を介して前記ランプに電力を
    供給するように、前記第1及び第2の半導体スイッチン
    グ素子のオン/オフを制御する制御手段と;を具備した
    ことを特徴とする点灯装置。
  3. 【請求項3】前記インピーダンス素子は温度ヒューズを
    内蔵していることを特徴とする請求項1または2に記載
    の点灯装置。
  4. 【請求項4】負性抵抗特性を有するランプと;前記ラン
    プを点灯するための電力を供給する交流電源供給手段
    と;前記ランプと前記交流電源供給手段とを接続する一
    方の接続ライン間に設けられ、ゼロクロス制御された第
    1の半導体スイッチング素子と定電圧ツェナーダイオー
    ドにより構成される直列回路と;前記直列回路に並列に
    接続されるゼロクロス制御された第2の半導体スイッチ
    ング素子と;前記ランプを点灯する際、所定時間または
    所定周期間内において、前記定電圧ツェナーダイオード
    の順方向に対して逆方向に電圧が印加される半サイクル
    の期間だけ、前記直列回路を介して前記ランプに電力を
    供給し、前記所定時間または所定周期経過後には、前記
    第2の半導体スイッチング素子を介して全サイクル期間
    において、前記ランプに電力を供給するように、前記第
    1及び第2の半導体スイッチング素子のオン/オフを制
    御する制御手段と;を具備したことを特徴とする点灯装
    置。
  5. 【請求項5】負性抵抗特性を有するランプと;前記ラン
    プを点灯するための電力を供給する交流電源供給手段
    と;前記ランプと前記交流電源供給手段とを接続する一
    方の接続ライン間に設けられ、ゼロクロス制御された第
    1の半導体スイッチング素子とダイアック等の双方向性
    定電圧ツェナーダイオードにより構成される直列回路
    と;前記直列回路に並列に接続されるゼロクロス制御さ
    れた第2の半導体スイッチング素子と;前記ランプを点
    灯する際、所定時間または所定周期の間だけ前記直列回
    路を介して前記ランプに電力を供給し、前記所定時間ま
    たは所定周期経過後には前記第2の半導体スイッチング
    素子を介して前記ランプに電力を供給するように、前記
    第1及び第2の半導体スイッチング素子のオン/オフを
    制御する制御手段と;を具備したことを特徴とする点灯
    装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、前記第1の半導体スイッ
    チング素子をオンさせるための第1の制御信号の出力の
    みを行い、前記第2の半導体スイッチング素子のオン/
    オフ制御は、前記第1の制御信号を検出してから、前記
    所定時間または所定周期経過後に、前記第2の半導体ス
    イッチング素子をオンさせるための第2の制御信号を出
    力する遅延制御手段;により行われることを特徴とする
    請求項2から5の何れか1に記載の点灯装置。
  7. 【請求項7】前記負性抵抗特性を有するランプは、ハロ
    ゲン化金属ランプであることを特徴とする請求項6に記
    載の点灯装置。
  8. 【請求項8】前記第1及び第2の半導体スイッチング素
    子はトライアック,光トリガ・サイリスタ,GTOサイ
    リスタ等の半導体パワーデバイスにより構成されること
    を特徴とする請求項2から7の何れか1に記載の点灯装
    置。
  9. 【請求項9】前記直列回路を構成する第1の半導体スイ
    ッチング素子と、前記直列回路と並列に接続された第2
    の半導体スイッチング素子とは、片側共通に接続されて
    いることを特徴とする請求項8に記載の点灯装置。
  10. 【請求項10】前記第1,第2の半導体スイッチング素
    子,または前記第1,第2の半導体スイッチング素子,
    並びに定電圧ツェナーダイオード,または前記第1,第
    2の半導体スイッチング素子,並びにダイアック等の双
    方向性定電圧ツェナーダイオードによりそれぞれ構成さ
    れる半導体素子の組み合わせは、半導体ICの製造プロ
    セスにおいて同一のウェハー内で構成されることを特徴
    とする請求項9に記載の点灯装置。
  11. 【請求項11】前記半導体ICの製造プロセスにおい
    て、それぞれ同一のウェハー内で構成された、前記第
    1,第2の半導体スイッチング素子,または前記第1,
    第2の半導体スイッチング素子,並びに定電圧ツェナー
    ダイオード,または前記第1,第2の半導体スイッチン
    グ素子,並びにダイアック等の双方向性定電圧ツェナー
    ダイオードの組み合わせとして、構成される各半導体素
    子は、同一パッケージとして構成されることを特徴とす
    る請求項10に記載の点灯装置。
  12. 【請求項12】前記請求項1から11の何れか1に記載
    の点灯装置と;前記交流電源供給手段から前記点灯装置
    への電力の供給をオン/オフ制御するメインスイッチ
    と;前記メインスイッチから前記点灯装置への電力の供
    給をオン/オフ制御するサブスイッチと;前記ランプの
    温度を検出する温度検出手段と;前記温度検出手段から
    の情報に基づいて前記ランプの温度を一定に保つよう、
    前記サブスイッチのオン/オフ制御を行う自動温度調整
    制御手段と;を具備したことを特徴とする定着装置。
  13. 【請求項13】前記請求項12に記載の定着装置と;前
    記定着装置を内蔵する機器本体と;を具備したことを特
    徴とする定着装置を用いた機器。
JP8043830A 1996-02-29 1996-02-29 点灯装置,定着装置,及び定着装置を用いた機器 Abandoned JPH09236997A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013157202A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Brother Ind Ltd 加熱装置および画像形成装置
JP2019095518A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2022036171A (ja) * 2017-11-20 2022-03-04 キヤノン株式会社 画像形成装置

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JP2019095518A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 キヤノン株式会社 画像形成装置
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