JPH05173261A - 画像形成装置及び画像読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、露光ランプのランプ切れが生じて
も用紙の損失を招くことがなく、経済性に優れた画像形
成装置を提供する。 【構成】 本発明は、原稿を露光ランプ３を含む読み取
り光学系２で走査して画像を読み取り、読み取った画像
情報を基に画像形成手段２１により画像形成媒体に対す
る画像形成を行う画像形成装置１において、前記露光ラ
ンプ３に対しオン信号を供給する信号供給手段と、この
信号供給手段がオン信号を供給しているときに光量が所
定値以下になると前記露光ランプ３のランプ切れを検出
するランプ切れ検出手段２０と、このランプ切れ検出手
段２０の検出結果に基づき前記読み取り光学系２及び画
像形成手段２１の動作を停止制御する制御手段２４とを
有する。これにより、露光ランプ３のランプ切れによる
不良な画像形成を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置及び画像
読取装置に関し、より詳しくは、原稿を光学的に走査し
てこの原稿から画像の読み取り、用紙等に対する画像形
成処理を行う画像形成装置、画像読取装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】原稿を光学的に走査してこの原稿から画
像を読み取り、用紙等に画像形成を行う画像形成装置や
この画像形成装置に用いられる画像読取装置において
は、従来、原稿の読み取りを行う読み取り光学系の露光
ランプのランプ切れを検出する手段を具備していないた
め、この画像形成装置の画像形成動作中に前記露光ラン
プのランプ切れが発生しても画像読取り動作、画像形成
動作を続行してしまい、この結果用紙に対しては真っ黒
な画像が形成されてしまうという問題があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
装置においては、露光ランプのランプ切れによる不良な
画像読取り、画像形成が行われてしまい、特に大量の用
紙に画像形成を行う場合において操作者がこの画像形成
装置から離れたような場合には大量の用紙の損失に結び
付くという問題があった。

【０００４】そこで、本発明は、露光ランプのランプ切
れが生じても用紙の損失を招くことがなく、経済性に優
れた画像形成装置及び画像読取装置を提供することを目
的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
原稿を露光ランプを含む読み取り光学系で走査して画像
を読み取り、読み取った画像情報を基に画像形成手段に
より画像形成媒体に対する画像形成を行う画像形成装置
において、前記露光ランプに対しオン信号を供給する信
号供給手段と、この信号供給手段がオン信号を供給して
いるときに光量が所定値以下になると前記露光ランプの
ランプ切れを検出するランプ切れ検出手段と、このラン
プ切れ検出手段の検出結果に基づき前記読み取り光学系
及び画像形成手段の動作を停止制御する制御手段とを有
するものである。

【０００６】請求項２記載の発明は、原稿を露光ランプ
を含む読み取り光学系で走査して画像を読み取る画像読
取成装置において、前記露光ランプに対しオン信号を供
給する信号供給手段と、この信号供給手段がオン信号を
供給しているときに光量が所定値以下になると前記露光
ランプのランプ切れを検出するランプ切れ検出手段と、
このランプ切れ検出手段の検出結果に基づき前記読み取
り光学系の動作を停止制御する制御手段とを有するもの
である。

【０００７】

【作用】上述した構成の各発明の作用を以下に説明す
る。

【０００８】前記画像形成装置における前記読み取り光
学系、画像形成手段が動作して用紙の画像を基にした画
像形成媒体に対する画像形成動作を実行中に、読み取り
光学系の前記信号供給手段によりオン信号が供給されて
いる露光ランプが切れると、ランプ切れ検出手段はラン
プ切れを示す検出結果を制御手段に送る。制御手段は、
前記検出結果を基に前記読み取り光学系及び画像形成手
段の動作を停止制御する。これにより露光ランプのラン
プ切れによる不良な画像形成を防止できる。

【０００９】前記画像読取装置における前記読み取り光
学系が動作して用紙の読み取り動作を実行中に、読み取
り光学系の前記信号供給手段によりオン信号が供給され
ている露光ランプが切れると、ランプ切れ検出手段はラ
ンプ切れを示す検出結果を制御手段に送る。制御手段
は、前記検出結果を基に前記読み取り光学系の動作を停
止制御する。これにより、露光ランプのランプ切れによ
る不良な画像読取りを防止できる。

【００１０】

【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。

【００１１】図１に示す画像形成装置１は、露光ランプ
３、リフレクタ４及び反射ミラー５を配置した第１キャ
リッジ６と、ミラー７ａ，７ｂを対向配置した第２キャ
リッジ８と、結像レンズ９と、ミラー１０ａ，１０ｂを
対向配置したミラーユニット１１と、反射ミラー１２
と、スリットガラス１３とを具備する画像読取装置を構
成する読み取り光学系２を、箱型状の装置本体１Ａの原
稿台１４の下側に配置している。

【００１２】また、前記スリットガラス１３の下側に
は、画像形成手段２１を構成する感光体ドラム１５を配
置している。

【００１３】前記装置本体１Ａの内部には前記第１キャ
リッジ６を駆動するスキャニングモータ１６と、前記第
２キャリッジ８及びミラーユニット１１を駆動するミラ
ーモータ１７と、前記結像レンズ９を駆動するレンズモ
ータ１８とを設けている。

【００１４】前記スキャニングモータ１６、ミラーモー
タ１７、レンズモータ１８も画像読取装置を構成してい
る。

【００１５】さらに、前記結像レンズ９の近傍には、詳
細は後述するランプ切れ検出手段２０のフォトダイオー
ドＰＤを配置している。

【００１６】そして、前記露光ランプ３から原稿台１４
上に載置される原稿に光を照射し、この原稿からの反射
光である画像情報を前記反射ミラー５、ミラー７ａ，７
ｂ、結像レンズ９、ミラー１０ａ，１０ｂ、反射ミラー
１２、スリットガラス１３を経由する光路で前記感光体
ドラム１５の表面に導き、この感光体ドラム１５の表面
に画像情報に応じた静電潜像を形成するようになってい
る。

【００１７】さらに、感光体ドラム１５上に形成された
静電潜像は、図示しない現像手段により現像された後、
所定の搬送路を搬送されてくる用紙Ｐに転写され画像形
成が行われるようになっている。

【００１８】図２は、前記装置本体１Ａにおける読み取
り光学系２のカバー２Ａの斜め前方から見た状態を示す
ものであり、カバー２Ａの端面には前記結像レンズ９が
配置され、また、この結像レンズ９の近傍には前記フォ
トダイオードＰＤを配置している。

【００１９】次に上述した画像形成装置１の制御系につ
いて、図３を参照して説明する。

【００２０】この画像形成装置１は、全体の制御を行う
ＣＰＵ２２と、前記ランプ切れ検出手段２０の出力信号
をディジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換器２３とからな
る制御手段２４を具備し、この制御手段２４のＣＰＵ２
２に前記読み取り光学系２の露光ランプ３を点灯するオ
ン信号を供給する信号供給手段としての点灯駆動部２
５、前記ステッピィングモータ１６、ミラーモータ１
７、レンズモータ１８を接続している。また、ＣＰＵ２
２に前記感光体ドラム１５を駆動するドラム駆動部２６
を接続している。

【００２１】さらに、ＣＰＵ２２にこの画像形成装置１
の画像形成開始（コピー開始）を指令するコピーキー２
７及び各種メッセージを表示する表示手段２８を接続し
ている。

【００２２】前記ランプ切れ検出手段２０は、図４に示
すように、前記フォトダイオードＰＤと、このフォトダ
イオードＰＤの出力信号を増幅する比較増幅器３０と、
この比較増幅器３０の利得を設定するゲイン抵抗Ｒ2
と、バイアス抵抗Ｒ1 ，Ｒ2 と、コンデンサＣとを具備
している。

【００２３】次に、上述した構成の画像読取装置を含む
画像形成装置１の作用を前記露光ランプ３のランプ切れ
検出動作を主にし、かつ、図５をも参照して説明する。

【００２４】前記コピーキー２７を押下すると、この画
像形成装置１における前記読み取り光学系２、画像形成
手段２１が動作し、露光ランプ３が点灯して原稿に付さ
れた画像を基にした用紙Ｐに対する画像形成動作が実行
される。

【００２５】この画像形成動作中に、前記読み取り光学
系２の露光ランプ３が切れると、前記結像レンズ９の近
傍に配置した前記フォトダイオードＰＤに入射する光が
無くなりこのフォトダイオードＰＤの出力信号のレベル
はゼロレベルとなって前記Ａ／Ｄ変換器２３の出力もゼ
ロレベルとなる。これにより、前記ＣＰＵ２２は異常検
知信号を前記ステッピィングモータ１６，ミラーモータ
１７，レンズモータ１８に送ってこれらを停止制御する
とともに、異常検知信号を前記ドラム駆動部２６に送っ
て感光体ドラム１５の停止制御を行う。

【００２６】この結果、前記露光ランプ３が切れた場合
には、用紙Ｐに対する画像形成動作が停止されることに
なり、露光ランプ３のランプ切れによる不良な画像読取
り、不良な画像形成を防止でき、用紙Ｐの無駄が生じる
ことが無くなる。

【００２７】このような露光ランプ３のランプ切れが生
じた場合、上述した動作を行うとともに、装置本体１Ａ
内の用紙Ｐは全て排出し、また、操作者に対しては、前
記表示手段２８に露光ランプ３のランプ切れであること
を表示して知らせる。

【００２８】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
る。

【００２９】例えば、前記ランプ切れ検出手段として
は、原稿の濃度を検出する原稿濃度検出手段を利用して
も良く、また、露光ランプ３への流入電流の有無により
検出する構成としても実施可能である。

【００３０】

【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、上述した
構成としたので、露光ランプ切れに基づく不良な画像読
取り動作及び画像形成動作を回避でき、画像形成媒体の
無駄が生じることがなく経済性に優れた画像形成装置及
び画像読取装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例装置の概略断面図

【図２】本発明の実施例装置の読み取り光学系のカバー
部分を示す斜視図

【図３】本発明の実施例装置の制御系を示すブロック図

【図４】本発明の実施例装置のランプ切れ検出手段の回
路図

【図５】本発明の実施例装置の動作を示すタイミングチ
ャート

【符号の説明】

１ 画像形成装置 ２ 読み取り光学系 ３ 露光ランプ ２０ ランプ切れ検出手段 ２１ 画像形成手段 ２４ 制御手段 ２５ 点灯駆動部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 原稿を露光ランプを含む読み取り光学系
   で走査して画像を読み取り、読み取った画像情報を基に
   画像形成手段により画像形成媒体に対する画像形成を行
   う画像形成装置において、前記露光ランプに対しオン信
   号を供給する信号供給手段と、この信号供給手段がオン
   信号を供給しているときに光量が所定値以下になると前
   記露光ランプのランプ切れを検出するランプ切れ検出手
   段と、このランプ切れ検出手段の検出結果に基づき前記
   読み取り光学系及び画像形成手段の動作を停止制御する
   制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
2. 【請求項２】 原稿を露光ランプを含む読み取り光学系
   で走査して画像を読み取る画像読取成装置において、前
   記露光ランプに対しオン信号を供給する信号供給手段
   と、この信号供給手段がオン信号を供給しているときに
   光量が所定値以下になると前記露光ランプのランプ切れ
   を検出するランプ切れ検出手段と、このランプ切れ検出
   手段の検出結果に基づき前記読み取り光学系の動作を停
   止制御する制御手段とを有することを特徴とする画像読
   取装置。