JP2690210B2 - エレベータの速度検出装置 - Google Patents

エレベータの速度検出装置

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JP2690210B2 JP3116417A JP11641791A JP2690210B2 JP 2690210 B2 JP2690210 B2 JP 2690210B2 JP 3116417 A JP3116417 A JP 3116417A JP 11641791 A JP11641791 A JP 11641791A JP 2690210 B2 JP2690210 B2 JP 2690210B2
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    • B66B1/24Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • G01P3/42Devices characterised by the use of electric or magnetic means
    • G01P3/44Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed
    • G01P3/48Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの速度検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のエレベータの速度検出装置
を示す構成図である。図3において、1はエレベータ制
御装置であり、その内部には、CPU2、ROM3、R
AM4、外部信号入出口のためのインタフェース回路5
及び速度検出回路6が設けられている。7はモータ、8
はエレベータかご、9はカウンタウエイト、10はモー
タ7の回転に応じて90゜位相のずれたA,B2相の各
パルスを出力するパルス発生器である。図4は速度検出
回路6の詳細回路図である。図4において、10a,1
0bは夫々A相,B相のパルス、11はA相のパルス1
0aの立上りをカウントするアップ/ダウンカウンタ、
12はA相,B相の各パルス10a,10bによりエレ
ベータの走行方向を検出する方向弁別回路、13は外部
からのクロックをカウントする時間測定用のタイマカウ
ンタ、14,15はタイマカウンタ13の出力側に設け
られたラッチ回路、16,17は夫々アップ/ダウンカ
ウンタ11,ラッチ回路15の出力側に設けられたゲー
ト回路、18はCPU2のデータバスである。
【0003】次に図3,図4の動作について図5,図6
を参照しながら説明する。エレベータかご8が走行開
始、すなわちモータ7が動き出すと、その回転に応じて
パルス発生器10から90゜位相のずれたA,B2相の
各パルス10a,10bが出力される。これ等の各パル
スは、エレベータ制御装置1内の速度検出回路6に入力
される。CPU2は所定のプログラムにより、この速度
検出回路6よりデータを取込み、エレベータかご8の走
行速度を算出する。速度検出回路6に入力された2相の
パルス10a,10bは、まず、方向弁別回路12に入
力され、ここで、エレベータの走行方向が検出され、そ
の出力側に走行方向信号(UP/DOWN)12aが出
力される。この走行方向信号とA相のパルス10aの立
上りにより、位置検出用のアップ/ダウンカウンタ11
が動作する。タイマカウンタ13は所定のクロックCL
Kにより、常時カウントアップしており、この値もA相
のパルス10aの立上り毎にラッチ回路14にラッチさ
れる。1例として、この動作をタイミング的に表したも
のが図5である。A相,B相の各パルスはモータ7の回
転に応じてパルス発生器10より出力されるものであ
り、1パルス当りのエレベータかご8の移動量が定義
される。アップ/ダウンカウンタ11は、A相のパルス
10aの立上りa,b,cの各点でカウントアップ又は
カウントダウンされる。仮にアップ方向でa点でのカウ
ント値をmとすると、b,cの点でのカウント値は、そ
れぞれm+1,m+2となる。タイマカウンタ13も同
じタイミングa,b,c点で、ラッチ回路14にラッチ
され、その時のカウント値はそれぞれx,y,zであっ
たとする。
【0004】ここで、CPU2の速度算出処理について
述べる。CPU2は、通常所定の演算サイクルで処理を
実行する。従って、先に述べたアップ/ダウンカウンタ
11のカウント値、及びタイマカウンタ13のカウント
値をリードするサイクルを図中d−eとするとこの期
間は、ほぼ一定である。図5に示すようにd,eの点で
CPU2がデータをリードしにいくとすると、dの点で
のアップ/ダウンカウンタ11のカウント値はm、eの
点でのカウント値は、m+2となる。従って、この間の
エレベータかご8の移動量Xは、次式で表わされる。
【0005】 X={(m+2)−m}×L=2L ・・・(1)
【0006】又、この移動量Xに対する経過時間Tは、
【0007】 T=(z−x)t ・・・(2)
【0008】で表わされる。ただし、tはクロックCL
Kの周期である。従って、この時のエレベータかご8の
速度すなわちエレベータの速度Vは
【0009】 V=2L/{(z−x)t} ・・・(3)
【0010】となる。これよりも速度が上昇した場合に
は、図5の図間d−eの間のA相のパルス10aが増加
する訳であるが、同様な処理により速度を算出すること
ができる。尚、タイマカウンタ13のカウント値は、ア
ップ/ダウンカウンタ11のデータをリードする(RD
OL時)タイミングで、ラッチするが、これはリード時
点でのタイマカウンタ13のカウント値を保持するため
である。従って例えば、図5のd点でリードした場合に
は、アップ/ダウンカウンタ11のカウント値mに対し
て確実にタイマカウンタ13のカウント値xを読むこと
ができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの速
度検出装置は上記のように構成されているので、エレベ
ータの速度が低くなってくると、所定のCPUデータリ
ードサイクル区間内のA相のパルス立上り点が徐々に少
なくなり、最終的には変化点がなくなる状態が発生す
る。このような低速度領域においては、例えば図6
(a)のようにCPUデータリード直後に、A相のパル
スの立上りが発生すると、データリードサイクル時間分
その検出が遅れることになる。又、図6(b)に示すよ
うに、A相のパルスの立上りが1回もない場合には、そ
のデータリードサイクル中は、全く変化がないことにな
り、この期間中は、正確な速度変化を検出することがで
きないという問題点があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、低速度領域における速度検出を
より正確に行なうことができるエレベータの速度検出装
置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タの速度検出装置は、モータの回転に応じて、所定角度
ずれた2相のパルスを発生するパルス発生器と、上記2
相のパルスの立上り及び立下りに対応してトリガ信号を
生成するパルス処理回路と、時間測定用のタイマカウン
タと、該タイマカウンタのを上記トリガ信号により順
次ラッチするラッチ手段とを備え、最新のトリガ信号に
よりラッチされた上記タイマカウンタの値と、上記最新
のトリガ信号より一周期前で且つ該最新のトリガ信号と
立上り及び立下りの一致したトリガ信号によりラッチさ
れた上記タイマカウンタの値を使用して低速度領域の速
度検出を行なうものである。
【0014】
【作用】この発明においては、A,B2相の各パルスの
立上り,立下りで順次ラッチしたタイマカウンタのカウ
ント値の内、A相のパルスの各立上り間、B相のパルス
の各立上り間、A相のパルスの各立下り間、B相のパル
スの各立下り間の各同一位相毎にカウント値の変化によ
り速度を検出する。この場合CPUがカウント値をリー
ドした時点での最新のラッチデータを使用するため、低
速度の検出をより正確に行なうことができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例を示す構成図である。
図1において、10,11,13〜18は従来装置と同
様のものである。20はパルス発生器10の出力側に設
けられた方向弁別機能を含むパルス処理回路、21はパ
ルス処理回路20に接続され、A相,B相の各パルスの
立上り及びA相,B相の各パルスの立下りに対応したト
リガ信号が入力されるゲート回路例えばOR回路、22
〜27はタイマカウンタ13の出力側に縦続接続され、
OR回路21の出力(トリガ信号)により順次タイマカ
ウンタ13の出力をラッチするラッチ回路、28はラッ
チ回路22とCPU2(図3)のデータバス18の間に
接続されたゲート回路、29はラッチ回路29とCPU
2のデータバス18の間に接続されたゲート回路であ
る。
【0016】次に動作について説明する。パルス発生器
10より出力される90゜位相のずれたA相,B相の各
パルス10a,10bはパルス処理回路20に入力され
る。このパルス処理回路20から出力される信号20a
は、A相のパルス10aと同じものであり、20bは、
A相,B相の各パルス10a,10bからUP/DOW
Nの方向を弁別した走行方向信号であり、以下の回路に
ついては、従来例と同じく、信号20a,20bによ
り、アップ/ダウンカウンタ11が動作し、又、タイマ
カウンタ13の出力13aが、A相のパルス10aの立
上りすなわち信号20aの立上りにより、ラッチ回路1
4にラッチされる。ここで、パルス処理回路20より出
力される信号20c,20d,20e,20fは、それ
ぞれA相,B相の各パルス10a,10bの立上り,立
下りをクロックCLK入力にてサンプリングし生成出力
される信号である。これらの各信号は、OR回路21に
入力される。従って、OR回路21の出力信号21a
は、図2に示す如く、A相,B相の各パルス10a,1
0bの立上り,立下りの点で出力される。つまり出力信
号21aは、夫々ラッチ回路22〜26のトリガ信号と
なる。タイマカウンタ13の出力13aがまずラッチ回
路22に入力され、A相,B相の各パルス10a,10
bの立上り,立下りで発生するトリガ信号により、順
次、ラッチ回路23→24→25→26と進んでいく。
ここで、ラッチ回路22の出力22aとラッチ回路26
の出力26aは常に同一位相のトリガ信号によるラッチ
データである。すなわちA相のパルス10aの立上り−
り、B相のパルス10bの立上り−立り、A相の
パルス10aの立り−立下り、B相のパルス10bの
り−立下りの各タイミングでラッチされたものであ
り、現在のラッチデータが22aとすると、同一位相の
前回のラッチデータが26aということになる。
【0017】この様子をタイミング的に表わしたもの
が、図2である。ここで図2により、速度検出の処理に
ついて説明する。A相,B相の1パルス当りのエレベー
タかご8(図3)の移動量をとすると、A相のパルス
10aの各立上り間、B相のパルス10bの各立上り
間、A相のパルス10aの各立下り間、B相のパルス1
0bの各立下り間は、同一位相であるため比較的安定し
た波形として取込める。(入力回路素子の特性バラッキ
等の影響が少なくなる)。従って、この1周期の移動量
として速度を算出する。図2において、CPU2
(図3)がd−eのサイクルでデータをリードしたとす
ると、従来の構成だけでは、A相のパルス10aの立上
り点がないためd,e点でリードしたアップ/ダウンカ
ウンタ11のカウント値及び、タイマカウンタ13のカ
ウント値は、同じものになり、変化がないことになる。
そこで、エレベータの速度が低下してきた場合には、本
実施例における回路で速度を算出する方法が有効とな
る。すなわち、もしe点でCPU2がデータをリードし
にいくとすると、その時点でのタイマカウンタ13のカ
ウント値yは、B相のパルス10b立下りでラッチされ
たものが最新であり、ラッチ回路22の出力22aとな
る。この時、ラッチ回路26の出力26aの値は、1サ
イクル前のB相のパルス10bの立下りでのラッチデー
タxとなる。タイマカウンタ13のカウント値がxから
yに進む間のエレベータかご8の移動量は、先に述べた
であるから、クロックCLKの周期をtとするとこの
時点でのエレベータかご8の速度すなわちエレベータの
速度Vは
【0018】 V=L/{(y−x)t} ・・・(4)
【0019】により求められる。このように、移動距離
は常に一定として、CPU2がカウンタリード時点で
のA相,B相の各パルスの立上り,立下りの内最新のカ
ウンタラッチデータを使用して時間算出するようにした
ので、より正確な速度を検出することができる。尚、C
PU2がデータをリードする場合には、従来例と同様
に、最新ラッチデータリード時(RDOL出力時)に、
1周期前のデータをラッチしておく。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、モー
タの回転に応じて、所定角度ずれた2相のパルスを発生
するパルス発生器と、上記2相のパルスの立上り及び立
下りに対応してトリガ信号を生成するパルス処理回路
と、時間測定用のタイマカウンタと、該タイマカウンタ
を上記トリガ信号により順次ラッチするラッチ手段
とを備え、最新のトリガ信号によりラッチされた上記タ
イマカウンタの値と、上記最新のトリガ信号より一周期
前で且つ該最新のトリガ信号と立上り及び立下りの一致
したトリガ信号によりラッチされた上記タイマカウンタ
の値を使用して低速度領域の速度検出を行なうようにし
たので、低速度領域においてより精度の高いエレベータ
の速度検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1の動作説明に供するためのタイミング波形
図である。
【図3】従来のエレベータの速度検出装置を示す構成図
である。
【図4】従来の速度検出回路を示す構成図である。
【図5】図3、図4の動作説明に供するためのタイミン
グ波形図である。
【図6】図3、図4の動作説明に供するためのタイミン
グ波形図である。
【符号の説明】
10 パルス発生器 13 タイマカウンタ 20 パルス処理回路 22〜26 ラッチ回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転に応じて、所定角度ずれた
    2相のパルスを発生するパルス発生器と、 上記2相のパルスの立上り及び立下りに対応してトリガ
    信号を生成するパルス処理回路と、 時間測定用のタイマカウンタと、 該タイマカウンタのを上記トリガ信号により順次ラッ
    チするラッチ手段とを備え、最新のトリガ信号によりラ
    ッチされた上記タイマカウンタの値と、上記最新のトリ
    ガ信号より一周期前で且つ該最新のトリガ信号と立上り
    及び立下りの一致したトリガ信号によりラッチされた上
    記タイマカウンタの値を使用して低速度領域の速度検出
    を行なうことを特徴とするエレベータの速度検出装置。
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