JPH06316385A - エレベータの速度検出装置 - Google Patents

エレベータの速度検出装置

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JPH06316385A
JPH06316385A JP5106526A JP10652693A JPH06316385A JP H06316385 A JPH06316385 A JP H06316385A JP 5106526 A JP5106526 A JP 5106526A JP 10652693 A JP10652693 A JP 10652693A JP H06316385 A JPH06316385 A JP H06316385A
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JP
Japan
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pulse
phase
pulses
circuit
input
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JP5106526A
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Hideki Goto
英樹 後藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 B相のパルスの状態が一定のときに、A相の
立上がりパルスと立下がりパルスによるもの、またはA
相のパルスの状態が一定のときに、B相の立上がりパル
スと立下がりパルスによるもののみを有効とし、かつ、
A,B相で交互に発生するパルスのみ有効(同一相で連
続した多数のパルスが入力されると、その1発目のみ有
効として2発目以降の入力パルスを全て無効にする)と
してUP/DOWNカウンタによりカウント、またタイ
マーカウンタの値をラッチして速度を検出する。 【効果】 ノイズパルスが入力されてもそのパルスを処
理しないため、UP/DOWNカウンタの誤カウントや
タイマーカウンタの誤ラッチを防止でき、精度の高い速
度を検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの速度検
出装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータの速度検出装置の構成
について図19、図20及び図21を参照しながら説明
する。図19は、従来のエレベータの速度検出装置の構
成を示す図である。また、図20は、従来のエレベータ
の速度検出装置のマイクロコンピュータの構成を示すブ
ロック図である。さらに、図21は、従来のエレベータ
の速度検出装置の速度検出回路の構成を示すブロック図
である。
【0003】図19において、符号1はエレベータの乗
かご、符号2は釣合おもり、符号3はシーブ4に巻き掛
けられたロープであり、このロープ3の垂下両端にはそ
れぞれ乗かご1及び釣合おもり2が結合されている。ま
た、符号5は上記シーブ4を駆動する電動機(M)、符
号6は電動機5の回転から乗かご1の移動距離に比例し
た90°位相のずれたA相、B相の2相のパルスを発生
するパルス発生器(PG)、符号7は速度制御装置、符
号8はパルス発生器6からのパルスに基づいて所定の演
算処理を行うマイクロコンピュータである。なお、AP
及び/AP(/は反転を意味する。)はA相のパルス、
BP及び/BPはB相のパルス、8gは速度指令であ
る。
【0004】速度制御装置7は、マイクロコンピュータ
8の内部で入力パルス6a〜6d(AP、BP、/A
P、/BP)から検出された速度データを基に生成され
た電動機5の速度指令8gに基づいて、電動機5を制御
する。
【0005】図20において、マイクロコンピュータ8
は、CPU8aと、ROM8bと、RAM8cと、入力
回路8dと、出力回路8eと、速度検出回路9とから構
成されている。
【0006】図21において、速度検出回路9は、A相
のパルス6aの立上がりをカウントするUP/DOWN
カウンタ11と、A相及びB相のパルス6a及び6bに
よりエレベータの走行方向を検出する方向弁別回路12
と、クロック(CLK)をカウントするタイマーカウン
タ13と、ラッチ回路14、15と、ゲート回路16、
17とを備える。なお、符号18はCPU8aのデータ
バスである。
【0007】次に、前述した従来のエレベータの速度検
出装置の動作について図22を参照しながら説明する。
図22は、従来のエレベータの速度検出装置の動作を示
すタイミングチャートである。
【0008】エレベータの乗かご1が走行開始、すなわ
ち電動機5が動き出すと、その回転に応じてパルス発生
器6から、90°位相のずれたA相及びB相の2相のパ
ルスが出力される。これらのパルスは、マイクロコンピ
ュータ8内の速度検出回路9に入力される。CPU8a
は所定のプログラムにより、この速度検出回路9よりデ
ータを取込み、エレベータの乗かご1の走行速度を算出
する。
【0009】速度検出回路9に入力された2相のパルス
は、まず、方向弁別回路12に入力され、走行方向信号
(U/D)12aが出力される。この走行方向信号12
aとA相の入力パルス6aの立上がりにより、位置検出
用のUP/DOWNカウンタ11が動作する。一方、タ
イマーカウンタ13は、所定のクロックCLKにより、
常時カウントアップしており、この値もA相のパルス6
aの立上がり毎にラッチ回路14にラッチされる。前述
した動作をタイミング的に表したものが図22である。
【0010】A相及びB相のパルスは、電動機5の回転
に応じて出力されるものであり、1パルス当たりのエレ
ベータの乗かご1の移動量Lが定義される。UP/DO
WNカウンタ11は、図22(a)に示すように、A相
のパルスの立上がりa,b,cの各点でカウントアップ
あるいはカウントダウンされる。仮にアップ(UP)方
向で、a点でのカウンタ値をmとすると、b点及びc点
では、それぞれm+1及びm+2となる。また、タイマ
ーカウンタ13も同じタイミングa,b,c点で、ラッ
チ回路14にラッチされ、その時の値は、それぞれx,
y,zであったとする。
【0011】ここで、CPU8aの速度算出処理につい
て述べる。CPU8aは、通常所定の演算サイクル(C
PUデータリードサイクル)で処理を実行する。従っ
て、先に述べたUP/DOWNカウンタ値、及びタイマ
ーカウンタ値をリードするサイクルを図22中d−eと
すると、この期間は、ほぼ一定である。図示のように、
d点及びe点でCPU8aがデータをリードしようとす
ると、d点でのUP/DOWNカウンタ11の値はm、
e点ではm+2となる。従って、この間のエレベータの
乗かご1の移動量Xは、以下のように表される
【0012】X={(m+2)−m}×L=2L
【0013】また、この移動量Xに対する経過時間T
は、以下のように表される。なお、tは、図22(c)
に示すように、クロックCLKの周期である。
【0014】T=(z−x)t
【0015】従って、この時のエレベータ速度Vは、以
下のように表される。
【0016】V=X/T=2L/{(z−x)t}
【0017】これよりも、速度が上昇した場合には、期
間d−eの間のA相のパルスが増加する訳であるが、同
様な処理により速度を算出することができる。なお、タ
イマーカウント値は、UP/DOWNカウンタ11のデ
ータをリードする(図21に示すRD0L時)タイミン
グでラッチするが、これは、リード時点でのタイマーカ
ウンタ値を保持するためである。(従って、例えば、d
点でリードした場合には、mに対して確実にxの値を読
むことができる。)
【0018】また、前述した高速度領域に加えて、低速
度領域における速度検出をより正確に行うことのできる
従来の他のエレベータの速度検出装置として次に示すも
のがある。
【0019】従来の他のエレベータの速度検出装置の構
成について図23を参照しながら説明する。図23は、
従来の他のエレベータの速度検出装置の速度検出回路の
構成を示すブロック図である。
【0020】図23において、速度検出回路は、方向弁
別機能を含むパルス処理回路20と、A相、B相、/A
相及び/B相の各立上がりに相当するパルス20c、2
0d、20e及び20fが入力されるOR回路21と、
ラッチ回路22〜27と、データバス18に接続される
ゲート回路28、29とを備える。なお、その他の同一
符号については、前述したものと同一又は相当のものを
示す。また、他の構成は前述したものと同様である。
【0021】次に、従来の他のエレベータの速度検出装
置の動作について図24を参照しながら説明する。図2
4は、従来の他のエレベータの速度検出装置の動作を示
すタイミングチャートである。
【0022】パルス発生器6より出力されたA相及びB
相のパルス6a〜6dは、まず、パルス処理回路20に
入力される。このパルス処理回路20から出力される信
号20aは、A相のパルスと同じものであり、信号20
bは、A相及びB相のパルスからUP/DOWNの方向
を判別した走行方向信号である。そして、前述したもの
と同じく、信号20a及び20bによりUP/DOWN
カウンタ11が動作し、一方、タイマーカウンタ13の
出力13aが、A相のパルスの立上がりによりラッチ回
路14にラッチされる。
【0023】ここで、パルス処理回路20より出力され
る信号20c、20d、20e及び20fは、それぞれ
A相及びB相のパルスの立上がり、立下がりでクロック
CLK入力にてサンプリングし生成出力される信号であ
る。これらは、OR回路21に入力される。従って、O
R回路21の出力信号21aは、図24に示すように、
A相及びB相のパルスの立上がり、立下がりの点で出力
される。そして、信号21aは、ラッチ回路22〜26
のトリガー信号となる。
【0024】タイマーカウンタ13の出力13aは、ま
ずラッチ回路22に入力され、A相及びB相のパルスの
立上がり、立下がりで発生するトリガー信号により、順
次、ラッチ回路23→24→25→26と運ばれてい
く。ここで、ラッチ回路22の出力22aとラッチ回路
26の出力26aは、常に同一位相のトリガー信号によ
るラッチデータである。すなわち、A相のパルスの立上
がり−立上がり、B相のパルスの立上がり−立上がり、
A相のパルスの立下がり−立下がり、B相のパルスの立
下がり−立下がりの各タイミングでラッチされたもので
あり、現在のラッチ出力が22aとすると、同一位相の
前回のラッチデータが26aということになる。
【0025】この様子をタイミング的に表したものが図
24である。ここで、図24により、速度検出の処理に
ついて説明する。A相及びB相の1パルス当たりのエレ
ベータの乗かご1の移動量Lとすると、A相のパルスの
立上がり間、B相のパルスの立上がり間、A相のパルス
の立下がり間、B相のパルスの立下がり間は、同一位相
であるため比較的安定した波形として取込める(入力回
路素子の特性バラツキ等の影響が少なくなる)。従っ
て、この1周期の移動量をLとして速度を算出する。
【0026】図24において、CPU8aが期間d−e
のサイクルでデータをリードしたとすると、前述した従
来の構成だけでは、A相のパルスの立上がり点がないた
め、d点及びe点でリードしたUP/DOWNカウンタ
値及びタイマーカウンタ値は、同じものになり、変化が
ないことになる。そこで、エレベータの速度が低下して
きた場合には、図23の下段に示すラッチ回路等で速度
を算出する方法に切換える。すなわち、もしe点でCP
U8aがデータをリードしようとすると、その時点での
タイマーカウンタ13の値yは、B相のパルスの立下が
りでラッチされたものが最新であり、ラッチ回路22の
出力22aとなる。この時、ラッチ回路26の出力26
aの値は、1サイクル前のB相のパルスの立下がりでの
ラッチデータxとなる。カウンタ値がxからyに進む間
のエレベータ移動量は、先に述べたLであるから、クロ
ックCLKの周期をtとすると、この時点でのエレベー
タの速度Vは、以下のように求められる。なお、tはク
ロックCLK周期である。
【0027】V=L/{(y−x)t}
【0028】このように、移動距離Lは常に一定とし
て、CPU8aが、カウンタリード時点でのA相及びB
相のパルスの立上がり、立下がりの内、最新のカウンタ
ラッチデータを使用して時間算出するようにしたので、
より正確な速度を検出することができる。なお、CPU
8aがデータをリードする場合には、前述した従来例と
同様に、最新ラッチデータリード時(RD4L出力時)
に、1周期前のデータをラッチしておく。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
エレベータの速度検出装置では、90°位相がずれたA
相及びB相の2相のパルスが、正常に入力されたとき最
良の検出方式であるため、この正規パルスに例えば低速
度領域に発生するようなチャタリングパルスや、外乱な
どによるノイズパルスが発生したときは、正規パルスも
ノイズパルスも無関係にA相のパルスの立上がりでカウ
ントしタイマーカウンタ13をラッチするため、その検
出速度の誤差成分が大きくなり正確な速度が検出できな
くなるという問題点があった。
【0030】例えば、図25は、従来のエレベータの速
度検出装置において、ノイズパルスが印加された場合を
示したものであり、図26は、従来の他のエレベータの
速度検出装置において、ノイズパルス、チャタリングパ
ルスが発生した場合を示したものである。両図とも*を
付したパルスが正規パルスである。また、エレベータの
リレベル動作などにより、走行方向が変化したときなど
正確な速度が検出できないという問題点があった。
【0031】ここで、前述した従来例と同様に速度を求
めると、図25では、d点でのUP/DOWNカウンタ
11の値はm、e点ではm+2とノイズパルス±αを加
算した値(m+2±α)となり、この期間d−eのエレ
ベータの乗かご1の移動量Xは、以下のように表され
る。
【0032】 X={(m+2±α)−m}×L=(2±α)L
【0033】また、この移動量Xに対する経過時間T
は、ノイズパルスにより経過した時間βを含むことにな
り、以下のように表される。
【0034】T=(z+β−x)t
【0035】すなわち、速度Vは以下のように求められ
る。
【0036】 V=X/T=(2±α)L/{(z+β−x)t}
【0037】従って、α及びβの誤差により、正確な速
度Vが求められない。特に、αはノイズパルスの数だけ
カウントすることになり、誤差が非常に大きくなる。ま
た、βはA相のパルスの立上がりから立上がりの間に発
生するノイズパルスと、A相のパルスの立上がりとの経
過時間誤差と考えられ、最悪正規パルスの1パルス分の
時間誤差と考えられる。
【0038】図26では、両相の正規及びノイズ両パル
スの全てが、シフトレジスタ構成のラッチ信号となるた
め、ノイズの発生のしかたによりLが大きく変化する。
図示のように、ノイズパルスが、1発発生することによ
り、正規の1パルスの移動量Lの半分のL’と見なして
しまう。ここで、前述した従来例と同様に速度を求める
と、CPUリード点では、カウンタ値がxからyに進む
間のエレベータの乗かご1の移動量はLであるが、ノイ
ズの影響により、速度Vは、以下のように表される。
【0039】V=L/{(y−γ)t}
【0040】しかし、正規経過時間(y−x)tに比べ
て(γ−x)t分の誤差が生じる。すなわち、ノイズパ
ルスが加わるとノイズパルスの立上がり、立下がりでタ
イマーカウンタ13をラッチし、データをシフトするた
め、実際のパルス1周期分の時間が測定できない。
【0041】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、チャタリングパルスや、ノイズパ
ルスが発生したときでも、誤差成分を小さくでき、速度
検出の精度を高くすることができるエレベータの速度検
出装置を得ることを目的とする。また、ノイズパルスの
影響を受けず、走行方向や、走行方向の変化(通常、ノ
イズパルスが発生すると、走行方向が変化する。)を検
出することができるエレベータの速度検出装置を得るこ
とを目的とする。
【0042】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るエレベータの速度検出装置は、次に掲げる手段を備
え、下記UP/DOWNカウンタ手段及び下記タイマー
カウンタ手段の値に基づいてエレベータの速度を求める
ものである。 〔1〕 電動機の回転に応じて発生された90°位相の
ずれた2相のパルスを入力し、他方のパルスが一定状態
のときに一方のパルスの立上がりパルスと立下がりパル
スをカウントするUP/DOWNカウンタ手段。 〔2〕 クロックをカウントするタイマーカウンタ手
段。
【0043】この発明の請求項2に係るエレベータの速
度検出装置は、次に掲げる手段を備え、下記UP/DO
WNカウンタ手段及び下記タイマーカウンタ手段の値に
基づいてエレベータの速度を求めるものである。 〔1〕 電動機の回転に応じて発生された90°位相の
ずれた2相のパルスを入力し、これら2相のパルスのう
ち交互に入力される1発目のパルスのみ有効とし、他方
の有効パルスが一定状態のときに一方の有効パルスの立
上がりパルスと立下がりパルスをカウントするUP/D
OWNカウンタ手段。 〔2〕 クロックをカウントするタイマーカウンタ手
段。
【0044】この発明の請求項3に係るエレベータの速
度検出装置は、次に掲げる手段を備え、下記ラッチデー
タに基づいて低速度領域のエレベータの速度を求めるも
のである。 〔1〕 電動機の回転に応じて発生された90°位相の
ずれた2相のパルスを入力し、これら2相のパルスのう
ち交互に入力される1発目のパルスのみ有効とし、前記
2相の有効パルスの立上がりと立下がりで時間測定用の
タイマーの出力を順次ラッチして同一位相毎のラッチデ
ータを得るタイマーカウンタ手段。
【0045】この発明の請求項4に係るエレベータの速
度検出装置は、次に掲げる手段を備え、下記ラッチデー
タ及び下記走行方向に基づいて低速度領域のエレベータ
の速度を求めるものである。 〔1〕 電動機の回転に応じて発生された90°位相の
ずれた2相のパルスを入力し、これら2相のパルスのう
ち交互に入力される1発目のパルスのみ有効とし、前記
2相の有効パルスの立上がりと立下がりで時間測定用の
タイマーの出力を順次ラッチして同一位相毎のラッチデ
ータを得るタイマーカウンタ手段。 〔2〕 前記2相のパルス及び前記2相の有効パルスに
基づいて走行方向を検出する走行方向反転検出手段。
【0046】この発明の請求項5に係るエレベータの速
度検出装置は、次に掲げる手段を備え、下記UP/DO
WNカウンタ手段及び下記タイマーカウンタ手段の値並
びに下記走行方向に基づいてエレベータの速度を求める
ものである。 〔1〕 電動機の回転に応じて発生された90°位相の
ずれた2相のパルスを入力し、これら2相のパルスのう
ち交互に入力される1発目のパルスのみ有効とし、他方
の有効パルスが一定状態のときに一方の有効パルスの立
上がりパルスと立下がりパルスをカウントするUP/D
OWNカウンタ手段。 〔2〕 クロックをカウントするタイマーカウンタ手
段。 〔3〕 前記2相のパルス及び前記2相の有効パルスに
基づいて走行方向を検出する走行方向反転検出手段。
【0047】
【作用】この発明の請求項1に係るエレベータの速度検
出装置においては、UP/DOWNカウンタ手段によっ
て、電動機の回転に応じて発生された90°位相のずれ
た2相のパルスが入力され、他方のパルスが一定状態の
ときに一方のパルスの立上がりパルスと立下がりパルス
がカウントされる。また、タイマーカウンタ手段によっ
て、クロックがカウントされる。
【0048】この発明の請求項2に係るエレベータの速
度検出装置においては、UP/DOWNカウンタ手段に
よって、電動機の回転に応じて発生された90°位相の
ずれた2相のパルスが入力され、これら2相のパルスの
うち交互に入力される1発目のパルスのみ有効とされ、
他方の有効パルスが一定状態のときに一方の有効パルス
の立上がりパルスと立下がりパルスがカウントされる。
また、タイマーカウンタ手段によって、クロックがカウ
ントされる。
【0049】この発明の請求項3に係るエレベータの速
度検出装置においては、タイマーカウンタ手段によっ
て、電動機の回転に応じて発生された90°位相のずれ
た2相のパルスが入力され、これら2相のパルスのうち
交互に入力される1発目のパルスのみ有効とされ、前記
2相の有効パルスの立上がりと立下がりで時間測定用の
タイマーの出力が順次ラッチされて同一位相毎のラッチ
データが取得される。
【0050】この発明の請求項4に係るエレベータの速
度検出装置においては、タイマーカウンタ手段によっ
て、電動機の回転に応じて発生された90°位相のずれ
た2相のパルスが入力され、これら2相のパルスのうち
交互に入力される1発目のパルスのみ有効とされ、前記
2相の有効パルスの立上がりと立下がりで時間測定用の
タイマーの出力が順次ラッチされて同一位相毎のラッチ
データが取得される。また、走行方向反転検出手段によ
って、前記2相のパルス及び前記2相の有効パルスに基
づいて走行方向が検出される。
【0051】この発明の請求項5に係るエレベータの速
度検出装置においては、UP/DOWNカウンタ手段に
よって、電動機の回転に応じて発生された90°位相の
ずれた2相のパルスが入力され、これら2相のパルスの
うち交互に入力される1発目のパルスのみ有効とされ、
他方の有効パルスが一定状態のときに一方の有効パルス
の立上がりパルスと立下がりパルスがカウントされる。
また、タイマーカウンタ手段によって、クロックがカウ
ントされる。さらに、走行方向反転検出手段によって、
前記2相のパルス及び前記2相の有効パルスに基づいて
走行方向が検出される。
【0052】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1の構成について図
1及び図2を参照しながら説明する。図1は、この発明
の実施例1の速度検出回路の構成を示すブロック図であ
る。また、図2は、この発明の実施例1の速度検出回路
のパルス処理回路の構成を示す図である。
【0053】図1において、この実施例1は、ノイズパ
ルスによるUP/DOWNカウンタ11の誤カウントを
補正するパルス処理回路20Aを備える。その他の構成
は、前述した従来のエレベータの速度検出装置における
速度検出回路9のものと同様である。
【0054】図2において、パルス処理回路20Aは、
A相のパルス6a及びその反転されたパルス6cの立上
がりを検知する波形微分回路40と、B相のパルス6b
の入力がない時にA相のパルス6aまたはその反転され
たパルス6cの微分波形が入力された時に出力を発する
AND回路41と、UPパルス41a、DOWNパルス
41bを出力するOR回路42と、A相及びB相のパル
ス6a及び6bに基づいて乗かご1の方向を検出する方
向弁別回路43とを備える。
【0055】ところで、この発明の請求項1に係るUP
/DOWNカウンタ手段は、前述したこの発明の実施例
1ではパルス処理回路20A、UP/DOWNカウンタ
11及びゲート回路16から構成され、請求項1に係る
タイマーカウンタ手段は、この実施例1ではタイマーカ
ウンタ13、ラッチ回路14、15及びゲート回路17
から構成される。
【0056】次に、この発明の実施例1の動作について
図3、図4及び図5を参照しながら説明する。図3は、
この発明の実施例1におけるアップ走行時の動作を示す
タイミングチャートである。また、図4は、この発明の
実施例1におけるダウン走行時の動作を示すタイミング
チャートである。さらに、図5は、この発明の実施例1
の動作を示すタイミングチャートである。なお、速度の
算出についての説明は従来例と同様であるので省略す
る。
【0057】パルス処理回路20Aは、ノイズパルスが
発生してもそれを打ち消すものである。いま、入力され
たA相のパルス6aとその反転されたパルス6cは、そ
の立上がりパルスを波形微分回路40で拾い、パルス4
0a及び40bを生成する。図3(a)〜(c)及び図
4(a)〜(c)に示すように、B相のパルス6bが入
力されていないときにUP/DOWNカウンタ11のカ
ウントパルスを発生する。すなわち、B相のパルス6b
の入力がない(Lレベル)場合で、A相のパルス6aの
立上がりが発生すればUPパルス41aとなり、A相の
パルス6aの立下がりが発生すればDOWNパルス41
bとなり、それぞれUP/DOWNカウンタ11により
カウントされる。これにより、図3(d)及び図4
(d)に示すように、ノイズパルスが発生しても正確な
U/Dカウント値(m,m+1,m+2またはm,m−
1,m−2)を求めることができる。
【0058】以上、B相のパルスが無い状態(Lレベ
ル)で、A相のパルスが発生した場合のUP/DOWN
カウンタ11のカウント方式について述べたが、逆にB
相のパルスが有る場合(Hレベル)で、A相のパルスが
発生した場合も同様なUP/DOWNカウンタ11のカ
ウント方式となる。しかし、この場合、A相の立上がり
パルスでカウントダウン、A相の立下がりパルスでカウ
ントアップとなる。また、A相のパルスが一定(Hまた
はLレベル)でB相のパルスが発生した場合でも、前述
した動作と逆の動作で同様なカウント方式となる。
【0059】なお、この実施例1は、簡易的なUP/D
OWNカウンタ11のノイズパルスによる誤カウントを
防止するものであり、タイマーカウンタ13を含めた精
度改善でないため、図5に示すようにB相のパルスが消
失した場合などでは、UP/DOWNカウンタ11のカ
ウント値は正常であるが、タイマーカウンタ13の値に
誤差成分が発生する。
【0060】この発明の実施例1は、前述したように、
エレベータの高速度領域において、電動機5の回転に応
じて、90°位相のずれた2相のパルスを発生するパル
ス発生器6と、B相のパルスが一定状態(H又はLのど
ちらか一定)のときにA相の立上がりパルスと立下がり
パルスにより、またはA相のパルスが一定状態(H又は
Lのどちらか一定)のときにB相の立上がりパルスと立
下がりパルスによりカウントパルスを生成するパルス処
理回路20Aと、上記カウントパルスをカウントするU
P/DOWNカウンタ11とを備えるので、ノイズパル
スが入力されてもそのパルスを処理しないため、UP/
DOWNカウンタ11の誤カウントを防止でき、精度の
高い速度を検出することができるという効果を奏する。
【0061】実施例2.以下、この発明の実施例2の構
成について図6を参照しながら説明する。図6は、この
発明の実施例2のパルス処理回路の構成を示す図であ
る。他の構成は、前述した実施例1と同様である。
【0062】図6において、この実施例2のパルス処理
回路20Bは、ノイズパルスによるUP/DOWNカウ
ンタ11の誤カウントを補正するような回路を加え、ノ
イズパルスを無視すなわちカウント、ラッチしない回路
を持つものである。すなわち、パルスの立上がりを検知
する波形微分回路40と、その微分されたパルスを再度
クロックCLKにて同期化してカウントパルス39a,
39cを生成するパルス同期回路(SYNC)39と、
B相のパルス6bの入力がない時にA相またはその反転
されたカウントパルス39a,39cの微分波形が入力
された時に出力を発するAND回路41と、UPパル
ス、DOWNパルスを出力するOR回路42と、ノイズ
パルスが発生したらカウント及びラッチ信号を無効にす
る出力を発するノイズパルス無視回路44と、方向弁別
回路43とを備える。
【0063】ここで、ノイズパルス無視回路44は、A
相とその反転されたパルスの微分波形40a、40cを
出力するOR回路45と、B相とその反転されたパルス
の微分波形40b、40dを出力するOR回路46と、
トグル動作型のTフリップフロップ47と、J−Kフリ
ップフロップ48とを備える。
【0064】ところで、この発明の請求項2に係るUP
/DOWNカウンタ手段は、前述したこの発明の実施例
2ではパルス処理回路20B、UP/DOWNカウンタ
11及びゲート回路16から構成され、請求項2に係る
タイマーカウンタ手段は、この実施例1ではタイマーカ
ウンタ13、ラッチ回路14、15及びゲート回路17
から構成される。
【0065】次に、この発明の実施例2の動作について
図7、図8及び図9を参照しながら説明する。図7は、
この発明の実施例2のアップ走行時の動作を示すタイミ
ングチャートである。また、図8は、この発明の実施例
2のダウン走行時の動作を示すタイミングチャートであ
る。図9は、この発明の実施例2の動作を示すタイミン
グチャートである。
【0066】パルス処理回路20Bは、ノイズパルスが
発生してもそれをカウント、ラッチしないものである。
いま、入力されたA,B相のパルスとその反転されたパ
ルス6a〜6dは、その立上がりパルスを波形微分回路
40で微分パルス40a〜40dに変換される。一方、
A相とその反転された微分パルス40a,40cは、T
フリップフロップ47のトリガー信号となり、その出力
が後段のJ−Kフリップフロップ48のトリガー信号と
なる。また、B相とその反転された微分パルス40b,
40dは、上記Tフリップフロップ47及びJ−Kフリ
ップフロップ48のリセット信号となる。ノイズパルス
無視回路44の出力44aは、Hレベルのとき入力され
たカウントパルス39a,39cをAND回路41で有
効とし、Lレベルのときノイズパルスと判断して入力さ
れたカウントパルス39a,39cをAND回路41で
無効とする。
【0067】つづいて、ノイズパルス無視回路44の動
作を説明する。通常、正規パルスは、アップ方向であれ
ばA相立上がり、B相立上がり、A相立下がり、B相立
下がりの順番で発生する。ダウン方向ではその逆の順番
で発生する。これにより、前記順番に入力されたパルス
を有効とし、それ以外のパルス(例えばA相立上がり、
A相立下がりまたはその逆の順序で入力されたパルスな
ど)はノイズとして無効にする。すなわち、A相の立上
がりまたは立下がりパルスが2発連続して入力される
と、J−Kフリップフロップ48の出力44aがHから
LレベルとなりAND回路41の出力をマスクする。そ
の後、B相の立上がりまたは立下がりパルスが入力され
ることにより、Tフリップフロップ47、J−Kフリッ
プフロップ48がリセットされAND回路41の出力が
有効となる。このノイズパルス無視回路44の出力44
aが有効(Hレベル)であり、B相パルスが入力されて
いない(Lレベル)とき、A相パルスの立上がりが発生
すればUPパルスとなり、A相パルスの立下がりが発生
すればDOWNパルスとなり、それぞれUP/DOWN
カウンタ11によりカウントされる。通常、パルスの入
力は、A相→B相→/A相→/B相、またはその逆であ
り、Tフリップフロップ47はA相のパルスにより一度
トグルするだけで、B相のパルスの入力時にリセットさ
れる。このため出力44aは、Hレベルである。
【0068】これにより、図7及び図8に示すように、
ノイズパルスが発生しても正確なU/Dカウント値
(m,m+1,m+2またはm,m−1,m−2)を求
めることができる。
【0069】また、タイマーカウンタ13の値は、図8
のようにCPUデータリードサイクル時点の最短のパル
ス(m−2)でのタイマーカウントラッチデータと正規
パルス*との誤差成分(a−b)が含まれるが、従来の
タイマーカウントラッチデータの誤差成分と比較すると
格段の精度向上がなされている。従来のタイマーカウン
タ誤差時間は、ノイズパルスの発生の仕方により0〜+
∞時間となるが、この実施例2のタイマーカウンタ誤差
時間は、−T/4〜0(Tは入力パルス6a〜6dの周
期)時間となる。
【0070】さらに、図5のようなタイマーカウンタの
誤差もノイズパルス無視回路44により、図9に示すよ
うに、A相の連続した立上がりまたは立下がりパルスの
2発目以降を無視(マスク)し、UP/DOWNカウン
トもタイマーカウントデータラッチもしないため、正確
なU/Dカウント値、タイマーカウント値が得られ、正
確な速度が検出できる。
【0071】この発明の実施例2は、前述したように、
エレベータの高速度領域において、電動機5の回転に応
じて、90°位相のずれた2相のパルスを発生するパル
ス発生器6と、A,B相で交互に発生する1発目のパル
スのみ有効とし2発目以降の入力パルスを全て無効にし
て、有効パルスのみの片相の立上がりパルスと立下がり
パルスによりカウントパルスを生成するパルス処理回路
20Bと、上記カウントパルスをカウントするUP/D
OWNカウンタ11とを備えるので、ノイズパルスが入
力されてもそのパルスを処理しないため、UP/DOW
Nカウンタ11の誤カウントや、タイマーカウンタ13
の誤ラッチを防止でき、精度の高い速度を検出すること
ができるという効果を奏する。
【0072】実施例3.以下、この発明の実施例3の構
成について図10及び図11を参照しながら説明する。
図10は、この発明の実施例3の速度検出回路の構成を
示すブロック図である。また、図11は、この発明の実
施例3の速度検出回路におけるパルス処理回路を示す図
である。
【0073】図10において、この実施例3は、実施例
1及び実施例2のエレベータの高速度領域の検出方式に
低速度領域の検出方式が追加されたものであり、ノイズ
パルスによるUP/DOWNカウンタ11の誤カウント
を補正するような回路とノイズパルスを無視する、すな
わちカウント、ラッチしない回路に加え、低速度領域で
のタイマーカウント値のノイズパルスによる誤ラッチを
しない回路を持つパルス処理回路20Cを備える。
【0074】図11において、パルス処理回路20C
は、パルスの立上がりを検知する波形微分回路40と、
その微分されたパルスを再度クロックCLKにて同期化
してカウントラッチパルス39a〜39dを生成するパ
ルス同期回路39と、ノイズパルスが発生したらカウン
ト及びラッチ信号を無効にする出力を発するノイズパル
ス無視回路44Aと、AND回路50と、方向弁別回路
43と、AND回路41と、OR回路42とを備える。
【0075】また、図11において、ノイズパルス無視
回路44Aは、A相とその反転されたパルスの微分波形
を出力するOR回路45と、B相とその反転されたパル
スの微分波形を出力するOR回路46と、トグル動作型
のTフリップフロップ47a及び47bと、J−Kフリ
ップフロップ48a及び48bと、OR回路49とを備
える。ここで、Tフリップフロップ47aとJ−Kフリ
ップフロップ48aは、A相のパルスに発生したノイズ
パルスをマスクするものであり、Tフリップフロップ4
7bとJ−Kフリップフロップ48bは、B相のパルス
に発生したノイズパルスをマスクするものである。OR
回路49は、上記A相のパルスに発生したノイズパルス
をマスクする信号とB相のパルスに発生したノイズパル
スをマスクする信号の両者を出力し、これはノイズパル
ス無視回路44Aの出力49aとなる。この信号49a
が、Hレベルのときパルス同期回路39の出力が有効と
なり、AND回路50の出力にラッチパルス20c〜2
0dが出力される。一方、信号49aが、Lレベルのと
きパルス同期回路39の出力が無効となり、AND回路
50の出力がマスクされる。
【0076】ところで、この発明の請求項3に係るタイ
マーカウンタ手段は、この発明の実施例3ではパルス処
理回路20C、OR回路21、タイマーカウンタ13、
ラッチ回路22〜27及びゲート回路28、29から構
成される。
【0077】次に、この発明の実施例3の動作について
図12及び図13を参照しながら説明する。図12は、
この発明の実施例3のアップ走行時の動作を示すタイミ
ングチャートである。また、図13は、この発明の実施
例3の動作を示すタイミングチャートである。
【0078】いま、入力されたA,B相のパルスとその
反転されたパルスは、その立上がり信号を波形微分回路
40で微分パルス40a〜40dに変換される。一方、
A相とその反転された微分パルス40a,40cは、T
フリップフロップ47aのトリガー信号となり、その出
力が後段のJ−Kフリップフロップ48aのトリガー信
号となる。また、B相とその反転された微分パルス40
b,40dは、上記Tフリップフロップ47a及びJ−
Kフリップフロップ48aのリセット信号となる。同様
に、B相とその反転された微分パルス40b,40d
は、Tフリップフロップ47bのトリガー信号となり、
その出力が後段のJ−Kフリップフロップ48bのトリ
ガー信号となる。また、A相とその反転された微分パル
ス40a,40cは、上記Tフリップフロップ47b及
びJ−Kフリップフロップ48bのリセット信号とな
る。ノイズパルス無視回路44Aの出力49aがHレベ
ルのときは、入力されたパルス39a,39b,39
c,39dをAND回路50で有効とし、Lレベルのと
きは、ノイズパルスと判断して入力されたパルス39
a,39b,39c,39dをAND回路50で無効と
する。
【0079】つづいて、ノイズパルス無視回路44Aの
動作を説明する。通常、正規パルスは、アップ方向であ
ればA相立上がり、B相立上がり、A相立下がり、B相
立下がりの順番で発生する。ダウン方向ではその逆の順
番で発生する。これにより、前記順番に入力されたパル
スを有効とし、それ以外のパルス(例えばA相立上が
り、A相立下がりまたはその逆、B相立上がり、B相立
下がりまたはその逆の順序で入力されたパルスなど)は
ノイズとして無効にする。すなわち、A相の立上がりま
たは立下がりパルスが2発連続して入力されると、J−
Kフリップフロップ48aの出力44aがHからLレベ
ルとなり、OR回路49の出力を通してAND回路50
の出力をマスクする。その後、B相の立上がりまたは立
下がりパルスが入力されることにより、Tフリップフロ
ップ47a及びJ−Kフリップフロップ48aがリセッ
トされ、ノイズパルス無視回路44Aの出力49aがH
レベルとなり、AND回路50の出力が有効となる。
【0080】同様に、B相の立上がりまたは立下がりパ
ルスが2発連続して入力されると、J−Kフリップフロ
ップ48bの出力44bがHからLレベルとなり、OR
回路49の出力を通してAND回路50の出力をマスク
する。その後、A相の立上がりまたは立下がりパルスが
入力されることにより、Tフリップフロップ47b及び
J−Kフリップフロップ48bがリセットされノイズパ
ルス無視回路44Aの出力49aがHレベルとなり、A
ND回路50の出力が有効となる。通常、パルスの入力
はA相→B相→/A相→/B相またはその逆である。こ
のため、Tフリップフロップ47aは、A相のパルスに
より一度トグルするだけで、B相のパルスの入力時にリ
セットされ、J−Kフリップフロップ48aの出力44
aは、Hレベルである。一方、Tフリップフロップ47
bは、B相のパルスにより一度トグルするたけで、A相
のパルスの入力時にリセットされ、J−Kフリップフロ
ップ48bの出力44bは、Hレベルである。
【0081】まとめると、A相のパルス入力時にTフリ
ップフロップ47aの出力が一度トグルして/QはLレ
ベルとなり、同時にB相側に発生するノイズパルスをマ
スクする信号を生成するTフリップフロップ47b及び
J−Kフリップフロップ48bをリセットする。次に、
B相パルスが入力されれば、上記とは逆の動作で、A相
側に発生するノイズパルスをマスクする信号を生成する
Tフリップフロップ47a及びJ−Kフリップフロップ
48aをリセットし、Tフリップフロップ47bの出力
が一度トグルして/QはLレベルとなる。この時、ノイ
ズパルス無視回路44Aの出力49aは、Hレベルで有
効となっている。さらに、/A相のパルスが入力されれ
ば上記の繰り返しとなるが、/B相のパルスが入力され
ると2度連続してB相側パルスが入力されたこととな
り、Tフリップフロップ47bの出力がもう一度トグル
して後段のJ−Kフリップフロップ48bにトリガー信
号が入力され、その出力44bがLレベルとなって、A
ND回路50の出力をマスクする。以後、B相側パルス
の入力はA相側パルスが入力されるまでマスクされる。
なお、ノイズパルス無視回路44Aの出力44aは、A
ND回路41に入力され、前述した実施例2で説明した
動作と同様である。
【0082】これにより、図12に示すように、CPU
リード(2)の時点では、ノイズパルスが発生しても正
確な1パルスの距離Lの時間t(y−x)を求めること
ができる。ただし、タイマーカウンタ13の値には誤差
成分が含まれる。CPUデータリード(1)のときの最
短のパルスでのタイマーカウントラッチデータと正規パ
ルス*との誤差成分(a−b)が含まれるが、従来のタ
イマーカウントラッチデータの誤差成分と比較すると格
段の精度向上がなされている。従来のタイマーカウンタ
誤差時間は、ノイズパルスの発生の仕方により0〜+∞
時間となるが、この実施例3のタイマーカウンタ誤差時
間は、−T/4〜0(Tは入力パルス6a〜6dの周
期)時間となる。
【0083】さらに、図13に示すように、連続した立
上がりまたは立下がりパルスの2発目以降を無視(マス
ク)してタイマーカウントデータラッチしないため、正
確なタイマーカウント値が得られ、正確な速度が検出で
きる。
【0084】この発明の実施例3は、前述したように、
電動機5の回転に応じて、90°位相のずれた2相のパ
ルスを発生するパルス発生器6と、上記2相のパルスの
立上がりと立下がりでタイマーカウンタ13の出力を順
次ラッチし同一位相毎のラッチデータが使用できるラッ
チ回路22〜27と、A相,B相で交互に発生する1発
目のパルスのみ有効とし2発目以降の入力パルスを全て
無効にするパルス処理回路20Cとを備え、有効パルス
のみの両相の立上がりと立下がりで上記タイマーカウン
タ13の出力を順次ラッチし、同一位相毎のラッチデー
タを使用して低速度領域の速度検出も行うことを特徴と
するものである。なお、高速度領域における速度検出の
作用効果は前述した実施例1及び実施例2と同様であ
る。
【0085】実施例4.以下、この発明の実施例4の構
成について図14を参照しながら説明する。図14は、
この発明の実施例4の速度検出回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【0086】図1は、前述した実施例1及び実施例2の
エレベータの高速度領域の検出方式に低速度領域の検出
方式が追加され、さらに、エレベータ走行方向がアップ
からダウンに反転したことを知らせる反転検出フラグを
備えた速度検出回路を示す。この反転検出フラグは、次
の場合に適用する。A相立上がり、B相立上がり、A相
立下がり、B相立下がりまたはその逆のそれぞれについ
て、これらをまたぐタイミングでノイズパルスが発生す
ると、図15に示すように、実際の方向反転時と区別が
つかないため、このモードは実際の方向反転時も含め、
反転検出フラグで検出し、反転有りの場合はタイマーカ
ウンタ値を無効にして前回のタイマーカウンタ値を使用
して速度を検出する。
【0087】図14において、この実施例4は、走行方
向の反転を検出する走行方向反転検出回路30と、走行
方向反転検出回路30の出力である反転検出信号30a
をRD4LのCPUタイマーカウンタリード命令に同期
してラッチする反転検出ラッチ回路31と、RD6Lの
CPUリード命令で読み取ることができる出力バッファ
32と、CPUリード命令終了時の立上がり波形の微分
波形を生成する微分回路33とを備える。その他の構成
は実施例3のものと同様である。なお、微分回路33の
出力33aにより、走行方向反転検出回路30をリセッ
トする。すなわち、反転検出信号30aは、前回RD6
Lと今回RD6Lとの間における走行方向反転の有無を
調べることができる。
【0088】ところで、この発明の請求項4に係るタイ
マーカウンタ手段は、この発明の実施例4ではパルス処
理回路20C、OR回路21、タイマーカウンタ13、
ラッチ回路22〜27及びゲート回路28、29から構
成され、請求項4に係る走行方向反転検出手段は、この
実施例4では走行方向反転検出回路30、反転検出ラッ
チ回路31、出力バッファ32及び微分回路33から構
成されている。
【0089】次に、走行方向反転検出回路30の動作に
ついて図16、図17及び図18を参照しながら説明す
る。図16は、この発明の実施例4におけるアップ走行
からダウン走行に切り替わる際の動作を示すタイミング
チャートである。また、図17は、この発明の実施例4
におけるアップ走行からダウン走行に切り替わる際にノ
イズパルスが含まれている場合の動作を示すタイミング
チャートである。さらに、図18は、この発明の実施例
4におけるダウン走行からアップ走行に切り替わる際に
ノイズパルスが含まれている場合の動作を示すタイミン
グチャートである。
【0090】まず、図16(d)に示すように、A相,
B相のパルスよりUP/DOWNカウンタ11の走行方
向信号20bが方向弁別回路43にて決定される。この
走行方向信号20bは、2相パルスのみより弁別した方
向のため、ノイズパルスによっても方向が変化する信号
である。一方、図16(c)に示すように、パルス処理
回路20Cにおいて生成され、OR回路21から出力さ
れるタイマーラッチ信号21aは、ノイズパルスがマス
クされた信号(但し、前記したA相立上がり、B相立上
がり、A相立下がり、B相立下がりまたはその逆のそれ
ぞれについて、これらをまたぐタイミングのパルスは正
規パルス、ノイズパルスの判断はできない)であるた
め、このときの走行方向信号20bをラッチし、図16
(e)に示すように、実際の方向検出信号とする。図1
6(f)に示すように、この信号の変化点を反転検出ト
リガとし、図16(g)に示すように、この反転検出ト
リガにより反転検出信号30aを生成する。
【0091】この反転検出信号30aは、これをリード
したときにタイマーカウンタ値と同期するように、タイ
マーカウンタリード時にラッチされる。また、反転検出
フラグリード後に反転検出信号30aはクリアされる。
このとき、反転検出フラグにより、反転検出されれば
(図16中CPUリード(1))タイマーカウンタ値を
無効にして前回のタイマーカウンタ値を使用して速度を
検出する。その後、無効にしたカウンタ値がシフトさ
れ、RD5L(26a)にてリードできた時点(図16
中CPUリード(2))で、その無効にしたカウンタ値
を有効とする。
【0092】また、図17及び図18は、正規方向反転
時にチャタリングノイズが発生した場合であるが、これ
までの方法で、反転検出されないときはタイマー誤差精
度−T/4時間で検出でき、走行方向反転時は反転検出
フラグにより確認できる。
【0093】この発明の実施例4は、前述したように、
電動機5の回転に応じて、90°位相のずれた2相のパ
ルスを発生するパルス発生器6と、上記2相のパルスの
立上がりと立下がりでタイマーカウンタ13の出力を順
次ラッチし同一位相毎のラッチデータが使用できるラッ
チ回路22〜27とを備え、A,B相で交互に発生する
1発目のパルスのみ有効とし2発目以降の入力パルスを
全て無効にしたパルスから走行方向を検出し、その変化
点で走行方向反転とするフラグを準備したことを特徴と
するものである。
【0094】また、走行方向反転が発生すれば、そのと
きのUP/DOWNカウンタ11、タイマーカウンタ1
3の値を無効にして前回リードした値を使用して速度を
検出することを特徴とするものである。
【0095】すなわち、エレベータの高速度領域におい
て、B相のパルスの状態がHまたはLどちらか一定のと
きに、A相の立上がりパルスと立下がりパルスにより、
またはA相のパルスの状態がHまたはLどちらか一定の
ときに、B相の立上がりパルスと立下がりパルスにより
UP/DOWNカウンタ11をカウントするとともに、
A,B相で交互に発生するパルスのみ有効(同一相で連
続した多数のパルスが入力されると、その1発目のみ有
効として2発目以降の入力パルスを全て無効にする)と
してUP/DOWNカウンタ11をカウントするもので
ある。また、エレベータの低速度領域においても同様
に、A,B相が交互に発生するパルスのみ有効としてタ
イマーカウンタ13の値をラッチして速度を検出するも
のである。
【0096】さらに、2相パルスの状態から走行方向を
得て、これを前記A,B相で交互に発生する有効パルス
にてラッチすることで、ノイズパルスの影響のない正確
な走行方向が得られ、その変化点で走行方向反転とする
フラグを準備したものである。このフラグを読み取り、
走行方向反転が発生すれば、そのときのUP/DOWN
カウンタ11、タイマーカウンタ13の値を無効にして
前回リードした値を使用して速度を検出する。
【0097】従って、ノイズパルスが入力されてもその
パルスを処理しないため、UP/DOWNカウンタ11
の誤カウントやタイマーカウンタ13の誤ラッチを防止
でき、精度の高い速度を検出することができる。
【0098】また、2相パルスの状態から走行方向を得
て、これを前記A,B相で交互に発生する有効パルスに
てラッチすることで、ノイズパルスの影響のない正確な
走行方向が得られ、その変化点で走行方向反転するフラ
グを読み取り、走行方向反転が発生すれば、そのときの
UP/DOWNカウンタ11、タイマーカウンタ13の
値を無効にして前回リードした値を使用して速度を検出
することにしたので、リレベル動作などの実際の方向反
転や各相をまたぐノイズが発生した場合に、誤ったUP
/DOWNカウント値やタイマーカウンタ値を使用する
ことがなくなり、速度制御がスムーズに行える。
【0099】実施例5.なお、上記実施例4の走行方向
の反転検出フラグの適用は、低速度領域の検出のみに限
定したが、これによるものでなく高速度領域の検出(図
15のA相立上がり、B相立上がり、A相立下がり、B
相の立下がりまたはその逆のそれぞれについて、これら
をまたぐタイミングのパルスは正規パルス、ノイズパル
スの判断はできないため、これに適用する)にも同様に
適用できる。この場合は、走行方向信号20bをUP/
DOWNカウンタ11のカウントパルス20aでラッチ
するようにして、走行方向の反転検出信号30aを生成
し、上記信号30aをUP/DOWNカウンタリード命
令RD2Lでラッチする。
【0100】
【発明の効果】この発明の請求項1に係るエレベータの
速度検出装置は、以上説明したとおり、電動機の回転に
応じて発生された90°位相のずれた2相のパルスを入
力し、他方のパルスが一定状態のときに一方のパルスの
立上がりパルスと立下がりパルスをカウントするUP/
DOWNカウンタ手段と、クロックをカウントするタイ
マーカウンタ手段とを備え、前記UP/DOWNカウン
タ手段及び前記タイマーカウンタ手段の値に基づいてエ
レベータの速度を求めるので、ノイズパルスが入力され
てもそのパルスを処理しないため、カウンタの誤カウン
トやタイマーの誤ラッチを防止でき、精度の高い速度を
検出することができるという効果を奏する。
【0101】この発明の請求項2に係るエレベータの速
度検出装置は、以上説明したとおり、電動機の回転に応
じて発生された90°位相のずれた2相のパルスを入力
し、これら2相のパルスのうち交互に入力される1発目
のパルスのみ有効とし、他方の有効パルスが一定状態の
ときに一方の有効パルスの立上がりパルスと立下がりパ
ルスをカウントするUP/DOWNカウンタ手段と、ク
ロックをカウントするタイマーカウンタ手段とを備え、
前記UP/DOWNカウンタ手段及び前記タイマーカウ
ンタ手段の値に基づいてエレベータの速度を求めるの
で、ノイズパルスが入力されてもそのパルスを処理しな
いため、カウンタの誤カウントやタイマーの誤ラッチを
防止でき、精度の高い速度を検出することができるとい
う効果を奏する。
【0102】この発明の請求項3に係るエレベータの速
度検出装置は、以上説明したとおり、電動機の回転に応
じて発生された90°位相のずれた2相のパルスを入力
し、これら2相のパルスのうち交互に入力される1発目
のパルスのみ有効とし、前記2相の有効パルスの立上が
りと立下がりで時間測定用のタイマーの出力を順次ラッ
チして同一位相毎のラッチデータを得るタイマーカウン
タ手段を備え、前記ラッチデータに基づいて低速度領域
のエレベータの速度を求めるので、ノイズパルスが入力
されてもそのパルスを処理しないため、タイマーの誤ラ
ッチを防止でき、精度の高い速度を検出することができ
るという効果を奏する。
【0103】この発明の請求項4に係るエレベータの速
度検出装置は、以上説明したとおり、電動機の回転に応
じて発生された90°位相のずれた2相のパルスを入力
し、これら2相のパルスのうち交互に入力される1発目
のパルスのみ有効とし、前記2相の有効パルスの立上が
りと立下がりで時間測定用のタイマーの出力を順次ラッ
チして同一位相毎のラッチデータを得るタイマーカウン
タ手段と、前記2相のパルス及び前記2相の有効パルス
に基づいて走行方向を検出する走行方向反転検出手段と
を備え、前記ラッチデータ及び前記走行方向に基づいて
低速度領域のエレベータの速度を求めるので、ノイズパ
ルスが入力されてもそのパルスを処理しないため、タイ
マーの誤ラッチを防止でき、精度の高い速度を検出する
ことができるという効果を奏する。また、走行方向反転
が発生すれば、そのときのタイマーカウンタの値を無効
にして前回リードした値を使用して速度を検出すること
にしたので、リレベル動作などの実際の方向反転や各相
をまたぐノイズが発生した場合に、誤ったタイマーカウ
ント値を使用することがなくなり、速度制御をスムーズ
に行うことができるという効果を奏する。
【0104】この発明の請求項5に係るエレベータの速
度検出装置は、以上説明したとおり、電動機の回転に応
じて発生された90°位相のずれた2相のパルスを入力
し、これら2相のパルスのうち交互に入力される1発目
のパルスのみ有効とし、他方の有効パルスが一定状態の
ときに一方の有効パルスの立上がりパルスと立下がりパ
ルスをカウントするUP/DOWNカウンタ手段と、ク
ロックをカウントするタイマーカウンタ手段と、前記2
相のパルス及び前記2相の有効パルスに基づいて走行方
向を検出する走行方向反転検出手段とを備え、前記UP
/DOWNカウンタ手段及び前記タイマーカウンタ手段
の値並びに前記走行方向に基づいてエレベータの速度を
求めるので、ノイズパルスが入力されてもそのパルスを
処理しないため、カウンタの誤カウントやタイマーの誤
ラッチを防止でき、精度の高い速度を検出することがで
きるという効果を奏する。また、走行方向反転が発生す
れば、そのときのUP/DOWNカウンタ、タイマーカ
ウンタの値を無効にして前回リードした値を使用して速
度を検出することにしたので、リレベル動作などの実際
の方向反転や各相をまたぐノイズが発生した場合に、誤
ったUP/DOWNカウント値やタイマーカウント値を
使用することがなくなり、速度制御をスムーズに行うこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の速度検出回路の構成を示
すブロック図である。
【図2】この発明の実施例1の速度検出回路のパルス処
理回路の構成を示す図である。
【図3】この発明の実施例1のアップ走行時の動作を示
すタイミングチャートである。
【図4】この発明の実施例1のダウン走行時の動作を示
すタイミングチャートである。
【図5】この発明の実施例1のB相のパルスが欠けた場
合の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】この発明の実施例2の速度検出回路のパルス処
理回路の構成を示す図である。
【図7】この発明の実施例2のアップ走行時の動作を示
すタイミングチャートである。
【図8】この発明の実施例2のダウン走行時の動作を示
すタイミングチャートである。
【図9】この発明の実施例2のB相のパルスが欠けた場
合の動作を示すタイミングチャートである。
【図10】この発明の実施例3の速度検出回路の構成を
示すブロック図である。
【図11】この発明の実施例3の速度検出回路のパルス
処理回路の構成を示す図である。
【図12】この発明の実施例3の動作を示すタイミング
チャートである。
【図13】この発明の実施例3の動作を示すタイミング
チャートである。
【図14】この発明の実施例4の速度検出回路の構成を
示すブロック図である。
【図15】この発明の実施例4の動作を示すタイミング
チャートである。
【図16】この発明の実施例4の動作を示すタイミング
チャートである。
【図17】この発明の実施例4のアップからダウン走行
時の動作を示すタイミングチャートである。
【図18】この発明の実施例4のダウンからアップ走行
時の動作を示すタイミングチャートである。
【図19】従来のエレベータの速度検出装置の構成を示
す図である。
【図20】従来のエレベータの速度検出装置のマイクロ
コンピュータの構成を示すブロック図である。
【図21】従来のエレベータの速度検出装置の速度検出
回路の構成を示すブロック図である。
【図22】従来のエレベータの速度検出装置の動作を示
すタイミングチャートである。
【図23】従来の他のエレベータの速度検出装置の速度
検出回路の構成を示すブロック図である。
【図24】従来の他のエレベータの速度検出装置の動作
を示すタイミングチャートである。
【図25】従来のエレベータの速度検出装置における問
題点を示すタイミングチャートである。
【図26】従来の他のエレベータの速度検出装置におけ
る問題点を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 乗かご 5 電動機(M) 6 パルス発生器(PG) 7 速度制御装置 8 マイクロコンピュータ 8a CPU 9 速度検出回路 11 UP/DOWNカウンタ 13 タイマーカウンタ 14、15 ラッチ回路 16、17 ゲート回路 18 データバス 20A、20B、20C パルス処理回路 21 OR回路 22、23、24 ラッチ回路 25、26、27 ラッチ回路 28、29 ゲート回路 30 走行方向反転検出回路 31 反転検出ラッチ回路 32 出力バッファ 33 微分回路 39 パルス同期回路 40 波形微分回路 41 AND回路 42 OR回路 43 方向弁別回路 44、44A ノイズパルス無視回路 50 AND回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の回転に応じて発生された90°
    位相のずれた2相のパルスを入力し、他方のパルスが一
    定状態のときに一方のパルスの立上がりパルスと立下が
    りパルスをカウントするUP/DOWNカウンタ手段
    と、クロックをカウントするタイマーカウンタ手段とを
    備え、前記UP/DOWNカウンタ手段及び前記タイマ
    ーカウンタ手段の値に基づいてエレベータの速度を求め
    ることを特徴とするエレベータの速度検出装置。
  2. 【請求項2】 電動機の回転に応じて発生された90°
    位相のずれた2相のパルスを入力し、これら2相のパル
    スのうち交互に入力される1発目のパルスのみ有効と
    し、他方の有効パルスが一定状態のときに一方の有効パ
    ルスの立上がりパルスと立下がりパルスをカウントする
    UP/DOWNカウンタ手段と、クロックをカウントす
    るタイマーカウンタ手段とを備え、前記UP/DOWN
    カウンタ手段及び前記タイマーカウンタ手段の値に基づ
    いてエレベータの速度を求めることを特徴とするエレベ
    ータの速度検出装置。
  3. 【請求項3】 電動機の回転に応じて発生された90°
    位相のずれた2相のパルスを入力し、これら2相のパル
    スのうち交互に入力される1発目のパルスのみ有効と
    し、前記2相の有効パルスの立上がりと立下がりで時間
    測定用のタイマーの出力を順次ラッチして同一位相毎の
    ラッチデータを得るタイマーカウンタ手段を備え、前記
    ラッチデータに基づいて低速度領域のエレベータの速度
    を求めることを特徴とするエレベータの速度検出装置。
  4. 【請求項4】 電動機の回転に応じて発生された90°
    位相のずれた2相のパルスを入力し、これら2相のパル
    スのうち交互に入力される1発目のパルスのみ有効と
    し、前記2相の有効パルスの立上がりと立下がりで時間
    測定用のタイマーの出力を順次ラッチして同一位相毎の
    ラッチデータを得るタイマーカウンタ手段と、前記2相
    のパルス及び前記2相の有効パルスに基づいて走行方向
    を検出する走行方向反転検出手段とを備え、前記ラッチ
    データ及び前記走行方向に基づいて低速度領域のエレベ
    ータの速度を求めることを特徴とするエレベータの速度
    検出装置。
  5. 【請求項5】 電動機の回転に応じて発生された90°
    位相のずれた2相のパルスを入力し、これら2相のパル
    スのうち交互に入力される1発目のパルスのみ有効と
    し、他方の有効パルスが一定状態のときに一方の有効パ
    ルスの立上がりパルスと立下がりパルスをカウントする
    UP/DOWNカウンタ手段と、クロックをカウントす
    るタイマーカウンタ手段と、前記2相のパルス及び前記
    2相の有効パルスに基づいて走行方向を検出する走行方
    向反転検出手段とを備え、前記UP/DOWNカウンタ
    手段及び前記タイマーカウンタ手段の値並びに前記走行
    方向に基づいてエレベータの速度を求めることを特徴と
    するエレベータの速度検出装置。
JP5106526A 1993-05-07 1993-05-07 エレベータの速度検出装置 Pending JPH06316385A (ja)

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JP2690210B2 (ja) * 1991-05-22 1997-12-10 三菱電機株式会社 エレベータの速度検出装置

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