JP3310716B2 - エンコ―ダの移動速度検出装置 - Google Patents

エンコ―ダの移動速度検出装置

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JP3310716B2
JP3310716B2 JP04980193A JP4980193A JP3310716B2 JP 3310716 B2 JP3310716 B2 JP 3310716B2 JP 04980193 A JP04980193 A JP 04980193A JP 4980193 A JP4980193 A JP 4980193A JP 3310716 B2 JP3310716 B2 JP 3310716B2
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被計測体の位置又は角度
等を検出し、それに見合ったパルスを発生するエンコ―
ダの移動速度を検出するエンコ―ダの移動速度検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体の位置を検出する装置として位置
検出用エンコ−ダが広く知られている。そして、位置検
出用エンコ−ダから出力されるパルス信号に基づいて移
動体の移動速度を求めることが要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、位置検出用エ
ンコ−ダから出力されるパルス信号をマイクロコンピュ
−タに取込み、マイクロコンピュ−タ内で所定距離を移
動する毎にリセット信号を発生させ、このリセット信号
が入力される毎にパルスの計数を繰り返す速度計数用カ
ウンタを設けておき、所定距離を速度計数用カウンタの
計数値で除算することにより移動体の移動速度を求める
ようにしていた。
【0004】しかし、移動体が高速で移動していると、
移動体が所定距離を移動するまでに速度計数用カウンタ
に計数されるカウント値は小さくなっていく。また、速
度計数用カウンタがリセットされてから実際にカウント
動作を開始するまでには、遅延時間があり、その遅延時
間のため、速度計数用カウンタがリセットされる直前の
計数値は実際より少ない値が計数されることになる。
【0005】ここで、移動体の速度が低い場合には、速
度計数用カウンタの計数値は誤差パルス数による計数値
より十分に大きいので、問題はないが、移動体の速度が
高速になると、誤差パルスによる影響が無視できなくな
り、移動体が高速になると速度信号の誤差が大きくなる
という問題があった。このようなことは、位置検出用エ
ンコ−ダに限らず角度検出用エンコ−ダの出力から角速
度を演算する場合にも同様なことがいえる。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は移動体の移動速度が高速になっても、速
度信号の誤差に影響を与えることがないエンコ―ダの移
動速度検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は単位距離あるい
は単位角度毎に計測パルスを出力するエンコ−ダと、こ
の計測パルスを計数し所定距離あるいは所定角度になる
とリセット信号を出力する計数手段と、基準パルスを発
生する基準パルス発生部と、上記基準パルスをカウント
し上記計数手段から出力されるリセット信号によりリセ
ットされる基準パルス計数手段と、上記計数手段から出
力されるリセット信号により上記基準パルス計数手段が
リセットされる直前のカウント値を読取り、そのカウン
ト値に誤差パルス数を加算した後、上記エンコ―ダの移
動速度を演算しディジタル信号として出力する演算手段
と、上記演算手段からのディジタル信号をアナログ信号
に変換するD/Aコンバ―タとを備えている。
【0008】
【作用】計数手段から出力されるリセット信号により基
準パルス計数手段がリセットされる直前のカウント値を
読取り、そのカウント値に誤差パルス数を加算した後、
エンコ―ダの移動速度を演算しディジタル信号として出
力するようにしている。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例に係わ
るエンコ―ダの移動速度検出装置について説明する。図
1はエンコ−ダの移動速度検出装置の概略構成を示すブ
ロック図、図2は動作を説明するためのタイミング図で
ある。
【0010】図1において、1は例えば射出成形後のス
クリュ位置を検出する為の位置検出用エンコ―ダであ
る。この位置検出用エンコ―ダ1はスクリュが単位距離
移動する毎に位置デ―タパルスを1パルスだけ出力す
る。この位置検出用エンコ−ダ1から出力される位置デ
−タパルスはコントロ−ラ2に入力される。
【0011】つまり、位置デ−タパルスはコントロ−ラ
2内のプリセットカウンタ3に入力される。このプリセ
ットカウンタ3は図2に示すようにエンコ―ダ1があら
かじめ定められた所定距離ΔLだけ移動することにより
発生するパルス数がセットしてあり、そのパルス数だけ
エンコ−ダ1から入力されると基準パルスカウンタ5へ
リセット信号を出力する。また、4はBHzの基準パルス
信号を出力する基準パルス発生回路である。この基準パ
ルス信号の周期は図2に示すようにΔtである。
【0012】この基準パルス発生回路4から出力される
基準パルス信号は基準パルスは基準パルスカウンタ5に
入力される。この基準パルスカウンタ5は基準パルス発
生回路4から出力される基準パルスをカウントするもの
で、プリセットカウンタ3からのリセット信号が入力さ
れてから次のリセット信号が入力されるまでに基準パル
スカウントする。
【0013】従って、基準パルスカウンタ5がリセット
する寸前のカウント値がエンコ―ダ1が所定距離ΔL分
移動するに要した基準パルス数、言い換えると移動時間
(図2のt1 ,t2 ,t3 ,tn )となる。
【0014】なお、プリセットカウンタ3からのリセッ
ト信号により基準パルスカウンタ5がリセットされる
間、図2に示すように遅れ時間tdが生ずる。そして遅
れ時間tdにより基準パルスカウンタ5にはカウントし
ない誤差パルス数εが生ずる。この誤差パルス数は何れ
も場合でも一定である。
【0015】この基準パルスカウンタ5の出力は演算回
路6に出力される。演算回路6は基準パルスカウンタ5
がリセットされる寸前のカウント値(図2のC1
2 ,C3 ,Cn )を読み取ると同時に、基準パルスカ
ウンタ5をリセットするリセット信号を出力する。
【0016】そして、演算回路6は基準パルスカウンタ
5のカウント値Cn に図2に示すような誤差パルス数ε
を加算してカウント値Cn ′とし、(1)式からエンコ
−ダ1の移動速度Vn を演算する。 Vn =ΔL/(Δt・Cn ′) …(1)
【0017】そして、演算回路6はエンコ−ダ1の移動
速度のデジタル信号をD/Aコンバ―タ7へ出力する。
このD/Aコンバ―タ7は演算回路6からのパルスを変
換しエンコ―ダ1の移動速度のアナログ信号として出力
する。
【0018】次に、上記のように構成した本発明の一実
施例の動作について説明する。まず、移動体が移動する
と、エンコ−ダ1は位置デ−タパルスをプリセットカウ
ンタ3に出力する。このプリセットカウンタ3はエンコ
―ダ1からのパルスを計数し、あらかじめ定めた所定距
離ΔL分のパルス数を計数すると、リセット信号を基準
パルスカウンタ5へ出力し、再びパルスを計数する。
【0019】基準パルスカウンタ5はプリセットカウン
タ3から出力されるリセット信号と次のリセット信号と
の間、基準パルス発生回路4から出力される基準パルス
信号をカウントする。演算回路6は基準パルスカウンタ
5がリセットされる寸前のカウント値Cn を読み取った
後、基準パルスカウンタ5をリセットする。
【0020】そして、演算回路6はカウント値Cn に誤
差パルス数εを加算してカウント値Cn ′とし、前述し
た(1)式からエンコ−ダ1の移動速度Vn を演算す
る。
【0021】ところで、基準パルスパルスカウンタ5の
カウント値Cn 読み取りと、この基準パルスカウンタ5
のリセットはプリセットカウンタ3のリセット信号が出
力される毎に行われるが、この時、図2の遅れ時間td
で示す様に基準パルスパルスカウンタ5のカウント値C
n の読み取りとリセット処理の遅れに起因して、正規の
カウント値Cn に対て常に誤差パルス数εの誤差が発生
する。この誤差は速度が低く、誤差パルス数εがカウン
ト値Cn に対して十分に小さい時は無視出来るが、速度
が高くなるとカウント値Cn が小さくなる為、誤差パル
ス数εが無視出来なくなる。
【0022】そこで、実際の基準パルスカウンタ5のカ
ウント値Cn は実際にはCn −εとなるが、tdが一定
であることを考慮してCn +εとして、誤差パルス数ε
を相殺することにより、誤差パルス数εによる影響を無
くすことができる。
【0023】そして、演算回路6で求められた移動速度
n をD/Aコンバ―タ7へ出力される。このD/Aコ
ンバ―タ7はディジタル信号をアナログ信号に変換しエ
ンコ―ダ1の移動速度信号として所定の機器(図示せ
ず)へ出力する。このようにして、特別な付加回路なし
でエンコ―ダを利用した高精度の移動速度を算出するこ
とができる。尚、上記実施例のコントロ―ラ2の構成を
図3に示すようなワンチップのマイクロプロセッサ8に
置き換えても良い。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、移
動体の移動速度が高速になっても、速度信号の誤差に影
響を与えることがないエンコ―ダの移動速度検出装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるエンコ−ダの移動速
度検出装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】一実施例の動作を説明するためのタイミング
図。
【図3】本発明の変形例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…位置検出用エンコ−ダ、2…コントロ−ラ、3…プ
リセットカウンタ、4…基準パルス発生回路、5…基準
パルスカウンタ、6…演算回路、7…D/Aコンバ−
タ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位距離あるいは単位角度毎に計測パル
    スを出力するエンコ−ダと、 この計測パルスを計数し所定距離あるいは所定角度にな
    るとリセット信号を出力する計数手段と、 基準パルスを発生する基準パルス発生部と、 上記基準パルスをカウントし上記計数手段から出力され
    るリセット信号によりリセットされる基準パルス計数手
    段と、 上記計数手段から出力されるリセット信号により上記基
    準パルス計数手段がリセットされる直前のカウント値を
    読取り、そのカウント値に誤差パルス数を加算した後、
    上記エンコ―ダの移動速度を演算しディジタル信号とし
    て出力する演算手段と、 上記演算手段からのディジタル信号をアナログ信号に変
    換するD/Aコンバ―タとを備えていることを特徴とす
    るエンコ―ダの移動速度検出装置。
JP04980193A 1993-03-11 1993-03-11 エンコ―ダの移動速度検出装置 Expired - Fee Related JP3310716B2 (ja)

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