JP2005091047A - 位置測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 安価で精度の低いエンコーダを用いて、高精度な位置検出(測定)を実現する位置測定装置を提供する。
【解決手段】 エンコーダパルス間隔より十分高速のクロックを発生させるクロックジェネレータ12と、その高速クロックによりエンコーダスリット間隔を計数し、その計測結果を基にエンコーダの分解能を高分解能化する計数装置13とを備えた位置測定装置。
【選択図】 図1
【解決手段】 エンコーダパルス間隔より十分高速のクロックを発生させるクロックジェネレータ12と、その高速クロックによりエンコーダスリット間隔を計数し、その計測結果を基にエンコーダの分解能を高分解能化する計数装置13とを備えた位置測定装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、回転体の位置測定装置に関する。
図3は一般的な回転体制御システムの構成図である。モータ1の駆動軸に取り付けたエンコーダ2によってモータ1の回転位置検出を行い、その位置情報を処理装置3によって処理し、モータ1の駆動制御データをモータドライバ4に与えることで、モータの回転制御等を実現する。ここでこの回転制御を高精度に行うためには、モータ1の回転情報を高精度で得る必要があり、そのためにはエンコーダ2に高精度が必要とされる。
関連する技術として、例えば、特許文献1には、高速回転数量域でも分解能が低下せず高精度に回転数を測定することができる回転数計測装置が示されており、特許文献2には、PLL回路を使用してエンコーダ精度を確保しようとする技術が示されており、エンコーダスリット自体の精度を細分化して位置精度を上げる技術などが公知となっている。
特開平10−142248号公報
特許第3361435号
関連する技術として、例えば、特許文献1には、高速回転数量域でも分解能が低下せず高精度に回転数を測定することができる回転数計測装置が示されており、特許文献2には、PLL回路を使用してエンコーダ精度を確保しようとする技術が示されており、エンコーダスリット自体の精度を細分化して位置精度を上げる技術などが公知となっている。
しかし、エンコーダの高精度化のためには、エンコーダのスリットの高分解能化が必要であり、この高分解能化は高コストにつながる。また、エンコーダスリットの高精度化に伴い、検出部分のアナログ回路等も精度が必要になり、これもまた高コスト化を招いてしまう。
本発明は、安価で精度の低いエンコーダを用いて、高精度な位置検出(測定)を実現する位置測定装置を提供することを目的とする。
本発明は、安価で精度の低いエンコーダを用いて、高精度な位置検出(測定)を実現する位置測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、エンコーダパルス間隔より十分高速のクロックを発生させるクロックジェネレータと、その高速クロックによりエンコーダスリット間隔を計数し、その計測結果を基にエンコーダの分解能を高分解能化する計数装置とを備えた位置測定装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1の位置測定装置において、過去nパルス分のエンコーダパルス間隔に計数された高速クロックの計数値を記憶するメモリを有し、nパルス分のデータをメモリに記憶する位置測定装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2の位置測定装置において、記憶された過去n個分の計数値を基に、現在計数中のエンコーダパルス間隔の計数値を予測し、エンコーダパルスのエッジの発生前に、エンコーダパルス精度以下の位置情報を得る位置測定装置を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2の位置測定装置において、記憶領域を1つとして、前のエンコーダパルス間隔の計数値を現在のパルス間隔の基準値として、現在位置情報を得る位置測定装置を主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1の位置測定装置において、過去nパルス分のエンコーダパルス間隔に計数された高速クロックの計数値を記憶するメモリを有し、nパルス分のデータをメモリに記憶する位置測定装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2の位置測定装置において、記憶された過去n個分の計数値を基に、現在計数中のエンコーダパルス間隔の計数値を予測し、エンコーダパルスのエッジの発生前に、エンコーダパルス精度以下の位置情報を得る位置測定装置を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2の位置測定装置において、記憶領域を1つとして、前のエンコーダパルス間隔の計数値を現在のパルス間隔の基準値として、現在位置情報を得る位置測定装置を主要な特徴とする。
本発明によれば、エンコーダパルス間隔より十分高速のクロックを発生させるクロックジェネレータと、その高速クロックによりエンコーダスリット間隔を計数し、その計測結果を基にエンコーダの分解能を高分解能化する計数装置とを備えたことで、所期の目的を達成することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る位置測定装置の機能ブロック図である。エンコーダ11は低価格低分解能のエンコーダであり、このエンコーダは図3と同様に位置検出を行うモータ軸等に取り付けられる。このエンコーダ11とは別にエンコーダ11の発生クロック周期より十分に高速なクロックを発生させるクロックジェネレータ12を用いる。このクロックジェネレータ12から発生したクロックは、計数装置13によって計数される。この計数結果は、メモリ14に記憶される。
実際の高精度化の方法について図2のタイミングチャートを用いて説明を行う。
まず低分解能のエンコーダ出力パルスと同時に、この低分解能エンコーダパルスに対して充分高い周波数の基準クロックを発生させ、同時に計測を行う。このような計測により、低分解能のパルス間隔を高速なクロックで計数した値を得ることができる。
例えば、図3における低分解能エンコーダのパルス(1)の間隔のクロック数が6、(2)の間隔のクロック数が7という値が得られる。
実際に制御動作を行う場合は、このエンコーダパルスや基準クロックとは非同期に位置情報を取得するためのトリガが発生される。このトリガは低分解能エンコーダ出力パルスとは同期していないために、図2で示すように一定間隔でサンプリングを行った場合には、低分解能パルス間に発生することとなる。低分解能エンコーダ11に何も補正を欠けない場合は、エンコーダ11の出力パルスのエッジからサンプリングパルスまでの距離がそのまま誤差となってしまう。
図1は本発明の実施の形態に係る位置測定装置の機能ブロック図である。エンコーダ11は低価格低分解能のエンコーダであり、このエンコーダは図3と同様に位置検出を行うモータ軸等に取り付けられる。このエンコーダ11とは別にエンコーダ11の発生クロック周期より十分に高速なクロックを発生させるクロックジェネレータ12を用いる。このクロックジェネレータ12から発生したクロックは、計数装置13によって計数される。この計数結果は、メモリ14に記憶される。
実際の高精度化の方法について図2のタイミングチャートを用いて説明を行う。
まず低分解能のエンコーダ出力パルスと同時に、この低分解能エンコーダパルスに対して充分高い周波数の基準クロックを発生させ、同時に計測を行う。このような計測により、低分解能のパルス間隔を高速なクロックで計数した値を得ることができる。
例えば、図3における低分解能エンコーダのパルス(1)の間隔のクロック数が6、(2)の間隔のクロック数が7という値が得られる。
実際に制御動作を行う場合は、このエンコーダパルスや基準クロックとは非同期に位置情報を取得するためのトリガが発生される。このトリガは低分解能エンコーダ出力パルスとは同期していないために、図2で示すように一定間隔でサンプリングを行った場合には、低分解能パルス間に発生することとなる。低分解能エンコーダ11に何も補正を欠けない場合は、エンコーダ11の出力パルスのエッジからサンプリングパルスまでの距離がそのまま誤差となってしまう。
そこで、本発明では、サンプリングのエッジが派生した時点で、エンコーダ出力パルスからの基準クロックカウント値を記憶する。次に、直前のエンコーダ出力パルスのエッジ観測時に記憶した低分解能パルス間のカウント値を基に、以下の式で表すような補正を実施する。
pc:直前のエンコーダ出力パルスエッジで計測した低分解能パルス間隔、
1:低分解能エンコーダのスリット距離、
c:サンプリングパルス時に計測した、低分解能エンコーダ出力パルスエッジからの基準クロックカウント値、
とすると、求めるサンプリングエッジでのエンコーダ出力パルスエッジからの位置情報Lは、
L=c×(l/pc)
で求められる。
同様にサンプリングパルスのエッジから次のエンコーダ出力パルスまでの基準クロック値をカウントし、上式のcにこのカウント数を代入することで、サンプリングパルスエッジからエンコーダ出力パルスエッジまでの距離LLを求めることができる。
このようにエンコーダパルス間のサンプリンパルスエッジまでの距離を算出することにより、サンプリングパルス間の距離Dは、
S:サンプリングパルス間の低分解能エンコーダエッジ数、
LL(n−1):一つ前のサンプリングパルスエッジからエンコーダエッジまでの距離、
pc(n−1):一つ前のサンプリングパルスエッジを含む低分解能エンコーダパルスカウント値、
*LL(n−1)、pc(n−1)は計数回路での過去のカウント値を記憶するメモリ14に記憶されているデータを使用する。
l:低分解能エンコーダのスリット距離、
D=LL(n−1)×(l/pc(n−1))+(S−1)×l+L
で求められる。
pc:直前のエンコーダ出力パルスエッジで計測した低分解能パルス間隔、
1:低分解能エンコーダのスリット距離、
c:サンプリングパルス時に計測した、低分解能エンコーダ出力パルスエッジからの基準クロックカウント値、
とすると、求めるサンプリングエッジでのエンコーダ出力パルスエッジからの位置情報Lは、
L=c×(l/pc)
で求められる。
同様にサンプリングパルスのエッジから次のエンコーダ出力パルスまでの基準クロック値をカウントし、上式のcにこのカウント数を代入することで、サンプリングパルスエッジからエンコーダ出力パルスエッジまでの距離LLを求めることができる。
このようにエンコーダパルス間のサンプリンパルスエッジまでの距離を算出することにより、サンプリングパルス間の距離Dは、
S:サンプリングパルス間の低分解能エンコーダエッジ数、
LL(n−1):一つ前のサンプリングパルスエッジからエンコーダエッジまでの距離、
pc(n−1):一つ前のサンプリングパルスエッジを含む低分解能エンコーダパルスカウント値、
*LL(n−1)、pc(n−1)は計数回路での過去のカウント値を記憶するメモリ14に記憶されているデータを使用する。
l:低分解能エンコーダのスリット距離、
D=LL(n−1)×(l/pc(n−1))+(S−1)×l+L
で求められる。
図2のカウント値を例に図2中のサンプリングパルスa,b間の距離を上式に当てはめると
pc:6
l:1mm
c:4
L=c×(l/pc)=4×(1/6)
S:1
LL(n−1):5
pc(n−1):6
l:1mm
D=LL(n−1)×(l/pc(n−1))+(S−1)×l+L
=5×(1/6)+(1−1)×l+4×(1/6)
=9×(1/6)
=1.5
となり、a,b間の距離は1.5mmとなる。
上式のような処理によって、基準クロックの選択にもよるが、低分解能スリットを1mmとしたときにimm以下の距離精度を得ることが可能となる。
また、過去に記憶したカウント値を基に速度変動の傾向を処理装置によって求め、上記式のl/pc(n−1)の値を過去のカウント値から推測を行ってもよい。
このように、エンコーダ自体のパルス間隔精度が低い場合でも、基準クロックでパルス間を計測し、補完することで、見かけ上高精度な位置情報を得ることが可能となる。
pc:6
l:1mm
c:4
L=c×(l/pc)=4×(1/6)
S:1
LL(n−1):5
pc(n−1):6
l:1mm
D=LL(n−1)×(l/pc(n−1))+(S−1)×l+L
=5×(1/6)+(1−1)×l+4×(1/6)
=9×(1/6)
=1.5
となり、a,b間の距離は1.5mmとなる。
上式のような処理によって、基準クロックの選択にもよるが、低分解能スリットを1mmとしたときにimm以下の距離精度を得ることが可能となる。
また、過去に記憶したカウント値を基に速度変動の傾向を処理装置によって求め、上記式のl/pc(n−1)の値を過去のカウント値から推測を行ってもよい。
このように、エンコーダ自体のパルス間隔精度が低い場合でも、基準クロックでパルス間を計測し、補完することで、見かけ上高精度な位置情報を得ることが可能となる。
11 エンコーダ
12 クロックジェネレータ
13 計数装置
14 メモリ
12 クロックジェネレータ
13 計数装置
14 メモリ
Claims (4)
- エンコーダパルス間隔より十分高速のクロックを発生させるクロックジェネレータと、その高速クロックによりエンコーダスリット間隔を計数し、その計測結果を基にエンコーダの分解能を高分解能化する計数装置とを備えたことを特徴とする位置測定装置。
- 請求項1の位置測定装置において、過去nパルス分のエンコーダパルス間隔に計数された高速クロックの計数値を記憶するメモリを有し、nパルス分のデータをメモリに記憶することを特徴とする位置測定装置。
- 請求項2の位置測定装置において、記憶された過去n個分の計数値を基に、現在計数中のエンコーダパルス間隔の計数値を予測し、エンコーダパルスのエッジの発生前に、エンコーダパルス精度以下の位置情報を得ることを特徴とする位置測定装置。
- 請求項2の位置測定装置において、記憶領域を1つとして、前のエンコーダパルス間隔の計数値を現在のパルス間隔の基準値として、現在位置情報を得ることを特徴とする位置測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003322214A JP2005091047A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 位置測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003322214A JP2005091047A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 位置測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005091047A true JP2005091047A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34453658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003322214A Pending JP2005091047A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 位置測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005091047A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011047764A (ja) * | 2009-08-26 | 2011-03-10 | Mycom Inc | モータの回転角検出装置 |
US8289569B2 (en) | 2009-03-09 | 2012-10-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Encoder signal processor, encoder signal processing method, and transport apparatus |
-
2003
- 2003-09-12 JP JP2003322214A patent/JP2005091047A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8289569B2 (en) | 2009-03-09 | 2012-10-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Encoder signal processor, encoder signal processing method, and transport apparatus |
JP2011047764A (ja) * | 2009-08-26 | 2011-03-10 | Mycom Inc | モータの回転角検出装置 |
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