JP2689861B2 - 文書編集装置 - Google Patents

文書編集装置

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JP2689861B2
JP2689861B2 JP5187564A JP18756493A JP2689861B2 JP 2689861 B2 JP2689861 B2 JP 2689861B2 JP 5187564 A JP5187564 A JP 5187564A JP 18756493 A JP18756493 A JP 18756493A JP 2689861 B2 JP2689861 B2 JP 2689861B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、文書編集装置に関し、
詳しくは文書構造を編集する文書編集装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、文書編集装置に係り文書構造の編
集に関すると考えられるものは、例えば、特開昭61−
84773号公報にみられる。これは、文書を構成する
文字列の内容を簡潔に表わす代表句を導入し、それら相
互の関連を作成、変更することにより、文書の構成の変
更を容易にしようとするものであった。なお、目次の自
動作成については、特開昭60−17552号公報に言
及されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
文書構造の編集に関しては、次のような問題点があっ
た。第1の問題点は、文書の細部を省略して大域的に分
かりやすく文書を提示する手段を持っていなかったの
で、文書構造の構造単位の相互関係を視覚的に容易に認
識できないという点である。即ち、文書構造の編集を意
図しているにもかかわらず、文書構造の把握が困難であ
った。第2の問題点は、第1の問題点と関連するが、文
書細部の表示を、文書構造の大域的な提示と同時に実現
させることができず、文書自体の編集が困難であるとい
う点であった。 【0004】そこで本発明は、前記問題点をそれぞれ解
決し、文書構造を視覚的に容易に認識可能とすると共
に、文書細部の編集を容易とする手段を提供することを
目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の文書編集装置
は、文書を入力する入力手段と、 該入力された文書の1
以上の段落からなる連続する領域を、該文書を構造化す
る構造単位として標識を付して設定する構造単位設定手
段と、 前記構造単位設定手段により設定される複数の構
造単位に関し、該構造単位間の関係を指定する関係指定
手段と、 該関係指定手段により指定された関係に従って
前記標識を配列することにより前記文書を構造図として
表示する構造図表示手段と、 該表示された構造図中の標
識の配列の変更等を行なうことにより前記文書の構造を
編集する文書構造編集手段と を備えた文書編集装置であ
って、 前記構造図表示手段により構造図が表示された状
態で、使用者により該構造図を構成する標識のうちの少
なくとも1つが指定されたとき、該指定された標識に対
応する構造単位の内容をウインドウを設定して表示する
ウインドウ表示手段と、 該ウインドウに表示された構造
単位の内容を編集する構造単位内容編集手段とを備えた
ことを要旨とする。 【0006】 【作用】以上のように構成された本発明の文書編集装置
は、構造単位設定手段が、入力手段により入力された文
書の1以上の段落からなる連続する領域を、文書を構造
化する構造単位として標識を付して設定し、関係指定手
段が、構造単位設定手段により設定される複数の構造単
位に関し、構造単位間の関係を指定する。構造図表示手
段は、関係指定手段により指定された関係に従って標識
を配列することにより文書を構造図として表示する。文
書構造編集手段は、表示された構造図中の標識の配列の
変更等を行なうことにより文書の構造を編集する。ウイ
ンドウ表示手段は、構造図表示手段により構造図が表示
された状態で、使用者により構造図を構成する標識のう
ちの少なくとも1つが指定されたとき、この指定された
標識に対応する構造単位の内容をウインドウを設定して
表示する。構造単位内容編集手段は、このウインドウに
表示された構造単位の内容を編集する。 【0007】 【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。 【0008】図1に、本発明の一実施例としての文書編
集装置の概略構成を示す。点線内は本発明の要部に対応
した手段を表わし、手段格納装置12に格納されてい
る。まず、装置について説明する。図中矢印を伴う二重
線は信号の伝送路であり、矢印は、伝送方向を示す。1
1は内部的な処理を司る処理装置であり、入出力制御装
置13の制御及び手段格納装置12に納められている各
手段の起動と実行のための信号処理を行なう。12の手
段格納装置は、点線内の手段の他にシステムの起動、初
期化等システムの運営に必要な手段を格納し、運用に際
し競合が起こらぬよう整合性を保っている。13は入出
力処理装置であり、処理装置11からの指示に従い、処
理装置11と操作装置14、表示装置15及び記憶装置
16との間の信号入出力の秩序を制御して信号の授受を
行なう。操作装置14は装置外からの指示を信号に変換
し入力するもの(例えはキーボードやポインティングデ
バイスなど)である。表示装置15は、処理装置11よ
り、文字、図形等表示する情報として入出力処理装置1
3を介し伝送されてくる信号を、該当する文字、図形等
に変換し表示するもの(例えばCRTや液晶ディスプレ
イ)である。記憶装置16は、処理装置11より文書、
文書編集のための情報等登録する情報として入出力処理
装置13を介し伝送されてくる信号を記憶したり、記憶
してある記号即ち登録内容を読み出して伝送したりする
記憶装置である。 【0009】上記各装置は、図1では、機能を中心に表
示したが、実際の装置構成を図2に示す。処理装置とし
てCPU21、手段格納装置としてメモリ22、入出力
処理装置として入出力プロセッサ(IOP)及びIOP
制御信号格納と入出力信号バッファ用とに使用するメモ
リの組合せ23、操作装置としてキーボード24、表示
装置としてCRT25、記憶装置としてフロッピーディ
スクドライブ及びフロッピーディスク26を用いてい
る。なお、各手段は信号列に翻訳されてメモリ22に格
納されている。以上の実施例において操作装置にポイン
ティングデバイスを追加したり、表示装置として液晶デ
ィスプレイ、記憶装置として磁気テープ、磁気ドラム等
を用いることもできる。 【0010】図1に戻り、手段格納装置12内の各手段
について説明する。全体は、編集を実行する編集部10
00、文書や次の操作の指示等表示する情報を処理装置
11に出力する出力部2000、処理装置11に指示し
て文書や文書編集に必要な情報等登録する情報を登録さ
せたり登録を読み出させたりする管理を行なう格納−引
出部3000の三部から構成される。編集部1000
は、さらに、文字列の挿入、削除、置換、移動、複写等
を行なう文字列編集部1200と、文書構造の編集を行
なうための構造編集部1100とから構成されている。 【0011】構造編集部1100を構成する各手段につ
いて次に説明する。単位定義部1110は、それに属す
る4手段1111〜1114を主体として構成され、文
書を分割し、分割によって生じた各部分を文書構造を把
握するための構造単位(以下単位と称す)と宣言し、そ
れに内容を表わすような標識を付したり、単位間に並列
または従属の関係を指定したりする手段である。4手段
の各々については、後ほど更に詳細に説明する。 【0012】構造図作成部1120は、各単位の定義と
単位群の配列とから文書構造、即ち単位群の大域的な相
互関係を解析し、解析内容に基づいて図7の如き構造図
を作成する手段である。構造図編集部1130は、構造
図作成部1120による解析内容及び構造図を変更する
手段であり、直接には構造図上にある単位群を対象とし
て編集を実行し、その結果を間接的に解析内容へ還元し
ていく。構造図を編集する手段は1131〜1137に
分かれる。各々の詳細については、後ほど述べる。文書
構成部1140は、構造図編集部1130によって変更
された解析内容に従って単位の配列を行ない、文書を構
成する手段である。その際、指定書式に従って章、節等
の称号を付けたり、付け直したりする手段が番号変更部
1141であり、単位に付された標識を抽出して文書の
目次を作成するのが目次作成部1142である。 【0013】以下、図3に示される文書の編集を例とし
て、実施例の文書編集装置の細部と動作について説明す
る。動作の流れを図15に示え。文書編集装置を起動す
ると、文書の新規作成または既存文書の選択を行なうこ
とができる。図3の文書は、この時点で新規文書の作成
を選択し、文字列編集部1200を起動して作成したも
のである。新規文書の作成が済んで文字列編集を終了す
るか、あらかじめ作成しておいた文書を選択すると、自
動的にもしくは使用者の所定の操作に応じて、構造編集
部1100が起動する。構造編集を経ている既存の文書
は構造単位が定義され、それら相互の関係も明確になっ
ているので、直ちに構造図作成に移るが、図3の文書の
ように新規に作成された文書は、単位が未定義であるの
で、単位定義部1110が呼び出される。 【0014】単位定義における動作の流れを、図16に
示す。まず初めに範囲指定部1111により、単位とし
たい文字列を指定する。構造編集に有用な単位は通常段
落のように行単位でまとめることができるので、単位と
する範囲の指定は開始行と終了行とによって指定するよ
うにしてある。範囲指定を行なっている様子が図4に示
されている。ここで、点線で区切られた範囲は、既に単
位定義が終了した部分であり、背景が反転している部分
が次に単位と定義したい文字列で、上下カーソルキーで
指定の範囲が変更できる。範囲を決めた後は、然るべき
打鍵によってその部分を単位と宣言することができる。 【0015】その宣言が終了すると、画面上にそれまで
の表示内容とは独立な別の表示内容を表示する領域(ウ
インドウ)が取られ、付番部1112に処理は移る。付
番部1112は、単位間の並列または従属の関係を識別
できるようにする手段である。実施例では、整数とピリ
オド記号とを交互に並べた列を付してこれを実現してい
る。並列、従属関係を分類すると階層構造が得られる
が、その階層を区別するものがピリオド記号であり、等
しい長さの列を付された単位同士は同じ階層に存在し
(並列または独立)、そのうち最後の整数のみ異なるも
のはそれが従属する一階層上の単位が同一であること
(局所的にみて並列)を示す。具体的にはタイトルに0
を付けたらその文書の単位には「0.」で始まる列を付
け、第1章を「0.1」としたら第1章第1節は「0.
1.1」、第1章第1節第1項を「0.1.1.1」と
したら同じく第2項は「0.1.1.2」としていけば
よい。この最後のような場合は、「.2」と省略形も許
す。文書のタイトルはいつも存在するとは限らないこと
も考慮し、番号「0」に相当するものはどの単位に付け
てもよい。番号を全く付けないことも可能で、その場合
は、構造解析において独立した文書が存在するとみなさ
れる。なお、番号は「A.」、「ア.」、「α」のよう
にしてもよいし、番号のかわりに文頭に構造に応じた個
数のタブコードをおいたり、図6に示すように、文章の
表示桁をずらすことで構造を表わすことも可能である。 【0016】番号を付けるか、付ける操作を無視して付
番部1112の処理を終了すると、制御は付標識部11
13の処理に移る。付標識部1113は、単位に対しそ
の内容を示唆するような短文や句、あるいは内容とは全
く関係のない記号等の何らかの標識を付す手段である。
標識を付けたくないときは、ここの操作を無視して先に
進むことができる。 【0017】付標識部1113の処理を終了すると、構
造図で各単位を示す枠(後出)中に表示する単位の文章
の表示を1行目からとするか、2行目からとするかの出
力指定を行なう手段である出力指定部1114の処理に
移る。2行目から出力するのは、その単位にもとから付
されている第何章というような標識にとらわれずに構造
編集を行なうのに有効である。図5は、ここまでの操作
が終了したウインドウ内の表示を示している。出力指定
部1114を抜けるとウインドウが閉じ、まだ文章が残
っている場合は、範囲指定部1111に戻って以上の操
作を繰り返す。なお、範囲指定の開始行は、文頭かまた
は前回の終了行の次行を指すようにしてあるので、文書
上単位は連続している。単位を定義し終わると、各単位
は、格納−引出部3000によって番号を除いて登録さ
れ、番号及び単位と番号との対応が別に登録される。 【0018】登録が済んで単位定義部1110を終了す
れば構造図作成部1120が呼び出される。構造図作成
部1120では、単位の配列順序と番号がある場合には
それに従って単位群の大域的な相互関係を解析し、その
解析内容に基づいて構造図を作成する。図4の文書に対
し、現在の構造を反映させる番号を付し、内容からその
まま取った標識を付け、2行目から出力するように指定
する、という方法で単位定義を実行した結果から構造図
を作成した一例を図7に示す。各単位は、それが単位で
あることを示すため、枠に収められている。単位間の従
属関係は、枠間に連結された線分が存在することで表現
し、大域的に並列、即ち同じ階層に属する単位について
は枠の左端の水平位置を合わせてそのことを表現してい
る。全体が一つの文書であることは、タイトル以外のす
べての単位がタイトルに対して従属することによって示
している。もしタイトルが存在していない場合は、タイ
トルに相当する空枠が自動的に作成され表示される。番
号が付されていない単位がある場合には、タイトルに連
結されず、独立した別の構造として並列に置かれる。 【0019】構造図が作成され表示されると、その時点
から構造図編集部1130に制御が移される。構造図編
集部1130では、どの手段を呼び出すかの指示を待
ち、指示があり次第その手段を起動し、その編集手段が
実行され、終了するとまた次の指示を待つ、という流れ
をもつ(図17)。以下、指示に応じて呼び出され実行
される各手段について詳しく述べる。 【0020】ア)単位参照部1131 構造図において単位を示す枠内には、標識の他に出力指
定部1114での指定に従って単位の文章の一部が表示
されている。ここで、現在表示されている以外の部分を
参照したいとき、本手段を起動するとウインドウが開か
れ文章のより多くの部分が表示され、上下左右のカーソ
ル移動によって単位の文章の全体を参照できるほか、こ
のウインドウの表示に対しては文字列編集部1200が
起動されており、文章を修正することも可能である(図
8)。図8に示したように、編集可能な位置には、カー
ソルCSが表示される。 【0021】イ)連結部1132 連結のない単位をどこかに連結したり、どこかに連結し
ている下位階層の単位を別の単位に連結したりする手段
で、従属関係を変更するのに用いる。まず連結部113
2を呼び出してカーソルを移動し、単位の枠を選択する
と、その単位B0の枠内の背景が反転して操作対象にな
ったことを明示し、ついでカーソルCSを移動すると、
それに伴って仮想的な関係線RLが表示される(図9参
照)。 【0022】この時、その単位がどこかと関係をもって
いてもそれを表わす線分の表示は消去されている。連結
した単位を決めたら、そこへカーソルCSを移動してい
き連結部1132を終了すると、点線は実線になり、連
結が確定する。対象となった単位に従属していたすべて
の単位も新たな従属関係をもつことになり、所属する階
層も変化することがある。なお、既存の連結に対して
は、つなぎ変えたものが有効である。 【0023】ウ)分離部1133 2単位間に存在する連結の線分を消去し、それらの関係
を独立にする手段である。分離部1133を呼び出す
と、どこかの線分が点線の表示に変わる。ここで分離部
1133を終了すると、その線分が消去される。点線表
示になっている線分は然るべきキーの打鍵によって次々
巡回的に変化するので、そのようにして目的の線分を選
択することが可能である。 【0024】エ)移動部1134 単位の枠の位置を移動して、単位の配列順序を変更する
手段である。移動部1134を呼び出したら、カーソル
を動かして移動したい単位を選択すると、その単位の枠
内の背景が反転して操作対象になったことを明示するの
で、さらにカーソルを動かして移動したい位置までもっ
てゆき、移動部1134を終了すればよい。図10に示
した例では、単位B1をカーソルにより選択した後、カ
ーソルCSを所望の位置まで移動し、ここで所定の打鍵
操作を行なうことにより、選択された単位B1が、カー
ソルCSが存在した位置まで移動する。 【0025】オ)複写部1135 指定した単位の複製を同位の位置のすぐ下方に作成する
手段である。複写によって生じた単位は、この時点でど
ことも関係をもっていない。従って、元の単位とも関係
はなく別の登録をもつ。この手段は、ある単位が、時に
は少しずづ形を変えながら複数回引用されるような文書
の編集には特に有効であり、それらがどこに使用されて
いるかを構造図によって一目で分かるよう、所定のイン
デックスを付ければ、複製したもの全体に修正が必要な
場合等に有用である。 【0026】カ)単位追加部1136 単位を新規に作成するか、登録されている単位群より適
当なものを選び出して構造図上の単位群に追加する手段
である。単位追加部1136を起動するとまずウインド
ウが開かれ、新規単位か既存単位かの選択をするよう表
示される。ここで新規を選択するとそのウインドウに文
字列編集部1200が呼び出され、そこで文章が作成可
能となる。文章の作成を終了すると、この単位は登録さ
れ、次回の単位追加からは既存単位として使用できるよ
うになる。次に、既存単位群からの追加を選択した場合
は、ちょうど単位の枠内に表示されるような形式での単
位一覧がウインドウに表示されるので、カーソルを移動
して所望の単位を選択すればよい。登録されている単位
の数が大きくなると、単なる一覧の中から所望の単位を
選び出すのは困難になるので、本実施例では適当な限定
をつけて一覧を表示することができるようにしている。
その限定とは、例えば、ある文字列を含む標識を持つ単
位、あるいは、ある日付より後に登録されている単位等
である。 【0027】キ)単位削除部1137 構造図上、単位及びそれに従属するすべての単位を削除
する手段である。削除したい単位の枠にカーソルを合わ
せて削除部を終了すればよい。ここでの削除は構造図上
のみであり、単位の登録は抹消されない。 【0028】以上に述べた構造編集無1100により、
図7に例示した構造図を、種々編集したものを図11に
例示した。 【0029】続いて、構造図から文書を構成する動作を
説明する。構造図編集部1130において、構造図の変
更に対応して内部で実行されていた解析内容の変更は、
単位の文章の変更の他に、単位の番号を図に合致するよ
うに付け直したり、番号のなかった単位に番号を与えた
りして、単位の大域的な相互関係を更新することも含ん
でいる。構造図編集部1130を終了すれば、それらの
文書の構成に必要な情報はすべて登録されているので、
文書構成部1140では、それに従って、即ち単位の番
号を解釈しながら、単位の配列を行なっていく。図12
は、文書構成部1140によって図11に例示した構造
図に対応した文書として得られたものである。最後に配
置された単位が点線で区切られているのは、それが別の
文書と認識されたことによる。しかし、これらは同一の
ウインドウに表示されており、できあがりの文書として
ひとまとまりに登録することも可能である。もし、その
ようにすれば元の文書(図3)からそれぞれ利用可能な
3個の文章が作成されたことになり、文書資源が有効に
利用されていることになる。さて、図12では、原文の
章、節番号が残っているので、これを修正するため番号
変更部1141を起動する。番号の書式は各階層ごと
に、「.第##章.第##節.第##項」のようにして
指定できる。 【0030】これは、ちょうど単位定義のときに付番部
1112で用いたものと対応しており、タイトルは番号
なし、「0.1.2.3」という番号の単位は第3項と
名づけるという指定である。また、番号変更では、もと
もと番号を付ける予定のない単位に意図せざる番号が付
くのを防ぐ目的も兼ねて、単位に付した標識が新たな表
題として用いられ、その後に続く文章の開始行は出力指
定部1114での指定に従う(指定が1行目からなる番
号と表題は付かない)。前述したように、図12の点線
以下の文章は、文書として別のものなので、これには番
号変更部1141を別に起動し、補遺という番号を付
け、更に全体を一つの文書にまとめると図13に示す文
書が得られる。目次は指定行数を単位として頁数を数え
ていく点を除けば、番号変更の際、単位の文章を出力し
ないことで得られる。図14は、目次作成部1142を
起動し、1行目を1頁と指定して、目次を作成した例を
示す。 【0031】以上説明した実施例の文書編集装置では、
文書の構造単位を自由に設定し、この構造単位からなる
構造図を用いて文書の構成を編集すると共に、構造図に
よる文書の編集中に、構造単位の追加,複写といった構
造全体にかかわる編集のみならず、構造単位内の文書の
修正,追加を、その構造単位内の文書の全体を参照しな
がら行なうことができるという優れた効果を奏する(図
8参照)。したがって、文書の細部である文書の作成,
編集および修正を、文書全体を考慮しながら行なうこと
が容易である。また、構造単位の内容を示唆した標識を
各構造単位に付すことができるので、各構造単位の内容
を容易に知ることができ、各構造単位の内容を考慮しな
がら文書を編集することができる。 【0032】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。 【0033】 【発明の効果】以上説明したように本発明の文書編集装
置では、関係指定手段により指定される関係に従って各
構造単位に付された標識を配列することにより文書を構
造図として表示することができ、この構造図を用いて文
書の構造を編集することができる。また、構造図中の所
望の標識を指定することにより、指定した標識に対応す
る構造単位の内容をウインドウに表示することができ、
このウインドウに表示された指定した構造単位の内容を
自由に編集することができる。このように本発明の文書
編集装置では、構造図を見ながら文書の構造および構造
単位の内容を編集することができるから、文書の構造ま
たは構造単位の内容の作成,編集および修正について文
書全体を考慮しながら行なうことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の文書編集装置の機能構成を例示するブ
ロック図である。 【図2】本発明の文書編集装置のハードウエア構成を例
示するブロック図である。 【図3】実施例で使用した文書例の表示例を示す説明図
である。 【図4】実施例で使用した文書例について単位定義部1
110を実行したときの動作を例示する説明図である。 【図5】同じく、実施例で使用した文書例について単位
定義部1110を実行したときの動作を例示する説明図
である。 【図6】同じく、実施例で使用した文書例について単位
定義部1110を実行したときの動作を例示する説明図
である。 【図7】実施例で使用した文書例の構造図を例示する説
明図である。 【図8】実施例で使用した文書例について構造図編集部
1130を実行したときの動作を例示する説明図であ
る。 【図9】同じく、実施例で使用した文書例について構造
図編集部1130を実行したときの動作を例示する説明
図である。 【図10】実施例で使用した文書例について構造図編集
部1130を実行したときの動作を例示する説明図であ
る。 【図11】実施例で使用した文書例について編集後の構
造図を例示する説明図である。 【図12】実施例で使用した文書例について編集後の表
示例を示す説明図である。 【図13】実施例で使用した文書例について編集後に番
号変更を実行した文書の表示例を示す説明図である。 【図14】実施例で使用した文書例について目次作成部
1142によって作成された目次の表示例を示す説明図
である。 【図15】実施例の文書編集装置における文書の編集動
作を例示するフローチャートである。 【図16】実施例の文書編集装置において、単位定義部
1110が起動されたときの動作を例示するフローチャ
ートである。 【図17】実施例の文書編集装置において、構造図編集
部1130が起動されたときの動作を例示するフローチ
ャートである。 【符号の説明】 21…CPU 22…メモリ 23…IOPとメモリの組合せ 24…キーボード 25…CRT 26…FDD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−54659(JP,A) 特開 昭61−195455(JP,A) 特開 昭60−157639(JP,A) 特開 昭60−17522(JP,A) IEEE TRANSACTIONS ON SOFTWARE ENGIN EERING,VOLUME SE− 11,NUMBER 3,MARCH 1985,PAGES 276−285.”PEC AN:PROGRAM DEVELOP MENT SYSTEMS THAT SUPPORT MULTIPLE V IEWS"

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.文書を入力する入力手段と、 該入力された文書の1以上の段落からなる連続する領域
    を、該文書を構造化する構造単位として標識を付して設
    定する構造単位設定手段と、 前記構造単位設定手段により設定される複数の構造単位
    に関し、該構造単位間の関係を指定する関係指定手段
    と、 該関係指定手段により指定された関係に従って前記標識
    を配列することにより前記文書を構造図として表示する
    構造図表示手段と、 該表示された構造図中の標識の配列の変更等を行なうこ
    とにより前記文書の構造を編集する文書構造編集手段と
    を備えた文書編集装置であって、 前記構造図表示手段により構造図が表示された状態で、
    使用者により該構造図を構成する標識のうちの少なくと
    も1つが指定されたとき、該指定された標識に対応する
    構造単位の内容をウインドウを設定して表示するウイン
    ドウ表示手段と、 該ウインドウに表示された構造単位の内容を編集する構
    造単位内容編集手段と を備えた文書編集装置。
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