JP2689657B2 - スタンパー - Google Patents

スタンパー

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JP2689657B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光ディスク成形原盤であるスタンパーに関
するものである。
[発明の概要] 本発明のスタンパーは、データが記録されているトラ
ックの最内周部分からさらに内側にある部分、あるいは
最外周部分からさらに外側にある切落し部分に、ピット
形成領域(信号面)と同様にピットを形成し、スタンパ
ーが完成した後にこの切落し部分を切り落し、その切落
し部分に形成されているピットを観察することによっ
て、スタンパーの記録面におけるピット形状の良否を判
定することができるようにしたものである。
[従来の技術] まず、光ディスクの製造工程の一例について第5図に
よって簡単に説明する。
最初に第5図(a)に示すように研磨されたガラス原
盤G上にホトレジストPRが塗布され、これがカッティン
グマシンにかけられ、データで変調された記録レーザ光
Lによって、同図(b)に示すように感光部分PLが形成
される。感光部分PLは現像処理によって凹型のピットと
され、同図(c)のような成形原盤GMとされる。
次に成形原盤GM上に、ニッケル等による金属層Kが形
成され、この金属層Kが成形原盤GMかd剥離されてスタ
ンパーSTとされる(同図(d)〜(e))。
形成されたスタンパーSTは、最内周部及び最外周部が
切落された後(センターホール及び外形の処理)プレス
機に取り付けられ、同図(f)に示すように、樹脂製の
ディスクDに押圧することによって凸凹状のピットが成
形され、ディスクDが製造される。そして、このディス
クDのピット面に光を反射のための金属膜Rを形成し、
さらに透明な樹脂による保護層Hを設け、センターホー
ルや外形の処理等がなされて光ディスクDが完成する
(同図(g))。
ところで、このような製造上工程では品質管理のため
各種の検査、判定、測定等が行なわれている。
特にスタンパーSTについては、各種の原因によりピッ
トが不適正な形状となることが発生する場合があるた
め、スタンパーST上に形成されたピットの形状の検査が
重要になる。
ピット形状が不良となる例としては、第6図(a)に
示すように、ホトレジストPRを接着剤Bを介してガラス
原盤G上に塗布する際において、接着剤の処理のまずさ
により、現像処理中に現像液が接着剤の層に入り込み、
同図(b)のように、成形原盤GMのピットには切欠部分
Zができてしまうことがあげられる。このような成形原
盤GMによってスタンパーSTを作成すると、そのスタンパ
ーは同図(c)のように、ピットに爪状部Y(オーバハ
ング)が形成されてしまう。当然、このようなスタンパ
ーによってプレスされた光ディスクのピット形状も適正
な形状にならず、不良光ディスクを製造することになる
から、生産工程上大きな無駄となる。
このほかにも、生産現場の環境が悪化し、微小な埃が
成形原盤GM上に付着してしまった場合もスタンパーのピ
ットが不適正な形状となり、不良スタンパーの発生の原
因となる。
これらの事情から、スタンパーSTについては、作成さ
れたスタンパーの中から所定数がサンプルとして取り出
され、ピットが適正な形状で形成されているかどうかが
チェックされる。
この、スタンパーSTのピット形状の検査としては従来
より、走査顕微鏡による観察(以下、SEM観察という)
が行なわれている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、通常の走査顕微鏡では、直径が30cm以
上となるスタンパをそのまま観察することはできない。
従ってSEM観察によってピット形状を検査する場合は、
製造されたスタンパーの中から、検査用に所定数とりだ
し、そのスタンパーを破壊してピットが形成されている
領域の一部分(観察可能な大きさにされたスタンパー
片)をサンプルとして取り出さなければならないため、
一度ピット形状を観察したスタンパーは再使用できな
い。
このため、製造工程内のスタンパーのピット形状の検
査は、すべてのスタンパーについて検査することは不可
能であるとともに、検査のためのサンプル数も数量的に
限定されてしまい、適正な検査を行なうことができない
という問題点があった。
[問題点を解決するための手段] 本発明はこのような問題点にかんがみてなされたもの
で、スタンパーの切落し部分にも、通常の信号領域と同
様なピットを形成しておくようにしたものである。
[作用] 切落し部分にもピットを形成しておくことにより、セ
ンターホール或は外形処理によって切落し部分を切落し
た後、その切落し部分をサンプルとしてSEM観察を行な
うことができる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示したものであり、1は
スタンパー、2は切り落とされてセンターホールとなる
内周切落し部、3は外形処理によって切り落とされる外
周切落し部である。
SRで示す領域は通常の信号記録領域(リードインエリ
アからリードアウトエリアまで)、Pは記録データを示
す凸凹状のピットである。
同図にも示すように、本発明の実施例のスタンパー1
は、信号記録領域SRだけでなく内周切落し部2にも検査
用のピットPSが形成されている。
このため、センターホール及び外形処理によって、第
2図に示すように内周及び外周の切落し部2、3を切り
落とした後、ピットPSが形成された内周切落し部2をサ
ンプルとしてSEM観察によるピット形状検査を行なうこ
とができ、プレス処理に供するためのスタンパー本体部
分を、検査のために破壊する必要はなくなる。
なお、このようなスタンパー1は、前記第5図(b)
の工程において、レーザ光Lの照射を開始するエリア
を、従来より内周側に移動させ、第3図に示すような、
信号記録領域SRより内部の切落し部2に相当する位置2G
にピットPSが形成された成形原盤GMを作成すればよく、
容易に実現できる。
また、他の実施例として、外周切落し部3にSEM観察
用の検査用ピットPSを形成するようにしてもよい。この
場合、第4図に示すように、外周切落し部の一部をサン
プル片3Sとして取り出してこのサンプル片3Sに形成され
ているピットPSの観察を行なえばよい。
なお、内周或は外周の切落し部2、3に形成されるピ
ットPSは、1トラック分程度が記録されるだけであって
もよい。また、検査用ピットPSを形成する際の記録レー
ザLを変調するための信号としては、何らかのデータ信
号である必要はなく、例えば搬送波信号そのものを利用
してもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のスタンパーは、内周或
は外周の切落し部分にピットが形成されているため、セ
ンターホール処理或は外形処理によって切落し部分を切
り落とした後、その切落し部分によってSEM観察による
ピット形状の検査を行なうことができ、プレス処理に供
するための本体部はピット形状検査のために破壊する必
要はなくなるという効果がある。また、このため、必要
であれば全てのスタンパーについてSEM観察を行なうこ
ともでき、品質管理上非常に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す平面図、第2図は切落
し部を切り落としたときの平面図、第3図は第1図の実
施例を作成するための成形原盤の断面図、第4図は他の
実施例の説明図、第5図(a)〜(g)は光ディスクの
製造工程の説明図、第6図(a)〜(c)はスタンパー
に不良ピットが形成される場合の一例を示す説明図であ
る。 1はスタンパー、2は内周切落し部、3は外周切落し
部、P,PSはピットを示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹凸状のデータが記録されているスタンパ
    ーの内周側、又は外周側の切り落とし部分に検査用のピ
    ットが形成されていることを特徴とするスタンパー。
JP31536689A 1989-12-06 1989-12-06 スタンパー Expired - Fee Related JP2689657B2 (ja)

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