JPH01194148A - 情報記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は光ディスク、さらには光ディスクを製造するた
めの光デイスク原盤及びスタンバ等を含めた情報記録媒
体に関し、特に情報の記録処理を施すための特定の領域
を容易に識別できるようにした情報記録媒体に関するも
のである。

（従来の技術） 近年においては、光ディスク等の大容量の光学的情報記
録媒体が画像情報記録検索装置や音楽あるいは映像再生
装置等で広く用いられている。

このような従来の光ディスクの製造工程を第５図を参照
して段階毎に説明する。

まず第５図（Ａ＞に示すように円盤状のガラス基板１０
１の表面を精密研磨した後洗浄する。

次に第５図（Ｂ）に示すようにガラス基板１０１の表面
に光に感光する物質、例えばフォトレジスト１０９を均
一の膜厚に塗布する。このフォトレジスト１０９の膜厚
は０．１μｍ程度に設定される。

次にスポット状に集束されたアルゴンレーザやＨｅ−Ｃ
ｄレーザ等のレーザー光をガラス基板１０１の所定の位
置に照射し、いわゆる情報の記録処理を施す。即ちスポ
ット状に集束されたレーザ光が照射された部分に潜像が
形成されたフォトレジスト１０９を現像処理することに
より、第５図（Ｃ）に示すように潜像が形成された部分
のフォトレジストだけが除去され、ビットあるいはプレ
グルーブ（以下、里にビットという）１１１が形成され
る。このようにピット１１１が形成されたフォトレジス
ト１０９の表面にニッケルメッキを施して樹脂成形の型
となるスタンバを成形する。

次に、このスタンパをもとに射出成形等によってレプリ
カを成形し、この後、記録面に蒸着等により記録膜や反
射膜を形成し、さらにこの上面を透明な保護層で被覆し
て光ディスクが完成する。

（発明が解決しようとする課題） ところで、第５図（Ｃ）に示すような複数のピット１１
１は原盤に設定される特定の領域に形成される。一方、
第５図（Ａ）に示すようなガラス基板１０１の表面を研
磨処理した段階、若しくは第５図（Ｂ）に示すようなガ
ラス基板１０１の表面にフォトレジスト１０９を塗布し
て乾燥した段階等の中間工程で、ガラス基板１０１の表
面またはフォトレジスト１０９の表面に傷等の欠陥の存
在を発見した場合には、この傷等の欠陥が領域の範囲内
かどうかを容易に判断することができない。そのため、
従来スケール等を用いて傷等の欠陥の位置を測定し、こ
の欠陥の位置が所定の記録領域の範囲以内であるかどう
かを判別していた。

このためガラス基板１０１の表面に記録領域と記録領域
ではない部分の識別を行なうための識別用の線等を設け
ることが考えられるが、このガラス基板１０１の表面に
はフォトレジスト１０９が塗布されることから、ガラス
基板１０１の表面に前述した記録領域を識別するための
処理を施すと、このガラス基板１０１に対するフォトレ
ジスト１０９の密着力を低下させてしまうという問題が
生じる。

また、ガラス基板１０１の裏面側に前述した記録領域を
識別するための処理を施すことが考えられるが、ガラス
基板１０１０両面に記録処理を施す場合には前述した場
合と同様な問題が生じる。

本発明は上記に鑑みてなされたもので、フォトレジスト
１０９をガラス基板１０１の表面に塗布する際に何等支
障を与えることなく、記録領域と記録領域でない部分を
容易に識別することのできる情報記録媒体を提供するこ
とを目的とする。

［発明の構成］ （ｉ！ｉ題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明は光を透過させる部材
で形成した基板上に設番ノられる情報記憶領域に情報を
記憶する情報記録媒体に、前記情報記憶領域を他の領域
から識別するための識別手段を前記基板に具備して構成
した。

（作用） 本発明の情報記録媒体は光を透過させる媒体で基板を形
成すると共に、この基板上に設けられる情報記憶領域に
情報が記憶される。このような光を透過させる部材で形
成した基板に前記情報記憶領域と他の領域とを識別する
ための識別手段を設けることにより、傷等の欠陥の位置
が記録領域の範囲内であるかどうかを製造工程の中間段
階において容易に判別できるようにしたものである。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明に係る実流例を詳細に説咀
する。

第１図は本発明が適用される情報記録媒体として光ディ
スクの原盤を示した図であり、第１図（Ａ）にその平面
図を、また第１図（Ｂ）にその側面図を示す。

基板１は光を透過させる部材、例えばガラス等で形成さ
れる。この光を透過させる部材で形成した基板１の内部
に識別部３を設けている。

この識別部３について説明すると、第１図（Ａ）に示す
ように直径Ｌ５に設定された基板１は内径Ｌ１から外径
Ｌ３までの領域を記録領域Ｅとして設定している。この
記録領域Ｅに対応する部分に反射率の高い薄膜、例えば
アルミニウム薄膜を識別部３として設定している。また
このようなアルミニウムｉｌｌで形成される識別部３を
光ディスクの内部に設けるには、例えば円板状の光デイ
スク基板を表面側、裏面側基板の２枚を準備し、この２
枚の基板の内の一方の基板、例えば表面側基板の裏面側
に識別部３をアルミニウム蒸着した後にこの２枚の光デ
イスク基板を識別部が内側になるように張合せるように
構成すればよい。

以上のように基板１の内部に識別部３を設けた後に第２
図に示すようなフォトレジスト９を基板１の表面に塗布
する。このように基板１の表面にフォトレジスト９が塗
布されると、前述した手順で記録領域Ｅについて情報が
記憶される。

次に第１図に示した実施例の作用を説明する。

識別部３としてアルミニウム薄膜等の反射率の高い金属
薄膜を記録領域Ｅに対応する部分に設けていることから
、この記録領域Ｅ内に存在する各種欠陥の発見が非常に
容易になり、また基板１の外側から記録順ｉ４Ｅを容易
に判別することができる。

また識別部３を基板１の内部−に設けており、フォトレ
ジスト９を基板１の表面に塗布する際にこのフォトレジ
ストつと基板１との密着力に支障を及ぼすことはない。

次に第３図を参照して本発明に係る第２の実施例を説明
する。

第３図に示す例では記録領域Ｅを他の領域から識別する
ための識別部３として前記内径Ｌ１に対応する部分の内
周縁に内周円３ａを設けると共に、前記外径Ｌ３に対応
する部分の外周縁に外周円３ｂを設けている。この内周
円３ａ及び外周円３ｂは、それぞれ例えば黒色等の塗料
を塗布して形成される。

従って第３図に示す例では内周円３ａと外周円３ｂとで
囲まれる領域を記録順ｉｌ！！Ｅとして他の領域から識
別することができる。このような構成を、例えば追記型
の光ディスクに対しで行なうと、記録領域の残容量の確
認が容易に行ない得る。

次に第４図を参照して本発明に係る第３の実施例を説明
する。

第４図に示す例では識別部３として記録領域Ｅに対応す
る部分に適宜の色を着色したことを特徴とする。

即ち記録領域Ｅに対応する部分を他の領域と異なる色、
特に透光性のいわゆるスモーク系の色に着色することに
より、視認性を改善することができ記録領域Ｅを他の領
域から確実に識別するようにしている。

なお前述した実施例では、本発明が適用される情報記録
媒体として、光ディスクの原盤を例にとって説明したが
、本発明はこれに限定されることなく適宜の情報記録媒
体、例えば光ディスク等に適用することができる。

し発明の効果コ 以上説明してきたように本発明によれば、光を透過させ
る部材で形成した基板に、記録領域を他の領域から識別
するための識別手段を設けたことにより、基板の外部か
ら記録領域の位置を容易に判別することができる。

また、基板の製造工程の中間段階又は最終段階等のそれ
ぞれの段階における傷、汚れあるいは歪み等の欠陥の存
在が記録領域内であるかどうかの判定を容易且つ確実に
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る一実施例を示した説明図、第２図
は情報の記録処理が施される前の段階を示した説明図、
第３図は本発明の第２の実施例を示した説明図、第４図
は本発明の第３の実施例を示した説明図、第５図は光デ
ィスクの製造工程を説明する図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 光を透過させる部材で形成した基板上に設けられる情報
   記憶領域に情報を記憶する情報記録媒体において、 前記情報記憶領域を他の領域から識別するための識別手
   段を前記基板に具備したことを特徴とする情報記録媒体
   。