JP2689187B2 - 反応型ウレタンホットメルト接着剤の塗布装置 - Google Patents

反応型ウレタンホットメルト接着剤の塗布装置

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JP2689187B2 JP10217791A JP10217791A JP2689187B2 JP 2689187 B2 JP2689187 B2 JP 2689187B2 JP 10217791 A JP10217791 A JP 10217791A JP 10217791 A JP10217791 A JP 10217791A JP 2689187 B2 JP2689187 B2 JP 2689187B2
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俊次 高橋
清之 清本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱、耐寒、耐湿、全
天候、及び可撓性が要求される素材の表面接着剤として
使用される反応型ウレタンホットメルト接着剤の塗布装
置に関する。尚、前記素材は、例えば、玄関、浴室、キ
ッチン等の扉や、フリーアクセスフロアー等に使用され
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、接着剤の塗布装置としては、例え
ば特開平1ー43585号公報に記載されているよう
に、外周面を互いに近接させて配置した塗布ローラとド
クターローラとを備え、これら両ローラ2・3上に接着
剤の供給口を開口させて、該供給口から供給される接着
剤を、両ローラ2・3の接触部上方に一時貯留するよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上の塗
布装置にあっては、大気雰囲気中で溶融塗布可能なタイ
プのホットメルト接着剤を使用するためのものであっ
て、反応型ウレタンホットメルト接着剤(以下、反応型
接着剤と言う)の塗布装置ではなく、そのため、前記し
た従来の塗布装置を用いて反応型接着剤により塗布作業
を実施した場合は、反応型接着剤の主成分であるウレタ
ンプレポリマーが、時間の経過に伴って大気雰囲気中の
湿気と架橋反応を示して、塗布ローラとドクターローラ
の接触部上方に貯留される反応型接着剤並びに両ローラ
の外周面に付着する反応型節着剤が硬化し初めて、被加
工素材の塗布面に塗布「むら」が発生したり、場合によ
っては、塗布作業が不可能となる場合があった。
【0004】従って以上の塗布装置では、塗布作業を一
時中断して、両ローラの外周面に付着硬化した反応型接
着剤を清掃除去する必要があるし、また被加工素材の塗
布面の塗布「むら」の検査も必要とし、そのため工程管
理が不安定になるし、清掃除去のための作業時間を必要
とするなどの不具合があり、しかも除去作業を実施する
際に両ローラの外周表面を損傷する等の事故も招く恐れ
もある。
【0005】本発明は以上の実情に鑑みて開発したもの
であって、目的とするところは、ローラの外周面に付着
する接着剤の反応硬化現象を極力防止する事の出来る塗
布装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、外周面を互いに近接させ
て配置した塗布ローラ2とドクターローラ3とを備え、
これら両ローラ2・3上に供給される接着剤を、両ロー
ラ2・3の近接部上方に一時貯留するようにした反応型
ウレタンホットメルト接着剤の塗布装置において、両ロ
ーラ2・3を遮蔽体8・9内に格納する一方、該遮蔽体
8・9内における前記各ローラの外周面近傍にガス噴出
管13・14の噴射口15を、各ローラ2・3の外周面
に対して対向状に開口させて、該噴射口15から噴射す
る不活性ガスを、両ローラ2・3の外周面に吹付けて遮
蔽体8・9内に充満させるようにしたのである。
【0007】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の塗布装置において、塗布ローラ2とドクターローラ3
の外周面をポリフッ化エチレン樹脂によりコーティング
したのである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、ガス噴出管13
・14の噴射口15から噴射する不活性ガスが、先ず塗
布ローラ2とドクターローラ3の外周面に吹き付けられ
て、これら両ローラ2・3を格納している遮蔽体内に充
満するので、これら両ローラ2・3上に供給されて両ロ
ーラ2・3の外周面に付着する接着剤が大気雰囲気中の
湿気に接触するのを確実に抑制することが出来る。
【0009】また請求項2記載の発明によれば、両ロー
ラ2・3の外周面にポリフッ化エチレン樹脂がコーティ
ングされているので、これら両ローラ2・3の外周面に
付着する接着剤を両ローラ2・3から容易に除去するこ
とが出来て、かかる接着剤の転着性を向上させることが
出来る。
【0010】
【実施例】本発明の一実施形態を図面によって説明する
と、門型に形成された機体1の左右門柱部(図示せず)
間に、塗布ローラ2とドクターローラ3を、これら両ロ
ーラ2・3の外周面が近接するように介装して、これら
両ローラ2・3の軸端部を軸受けを介して前記左右門柱
部に回転自由に支持している。
【0011】前記した塗布ローラ2及びドクターローラ
3は、モーター等の駆動源に連動して、該駆動源の駆動
制御によりその回転数を任意制御可能としている。また
両ローラ2・3の外周表面には、ポリフッ化エチレン樹
脂から成るコート層10・11を、それぞれ被塗布素材
の種類に適した厚さにコーティングする一方、ドクター
ローラ3の両端軸受部には、塗布ローラ3に対するドク
ターローラ3の配設位置を超微調整可能とするエヤーシ
リンダ(図示せず)を左右対称に装着して、接着剤の塗
布量の任意変更出来るようにしている。
【0012】一方、機体1の上部に取付板12を固定す
ると共に、この取付板12に一対の蝶番6・7を介して
ボックス状の遮蔽体8・9を支持し、これら両遮蔽体8
・9により、両ローラ2・3の外周、即ち、上部、前後
及び左右両側部並びに塗布作業に支障のない範囲で下部
もそれぞれ遮蔽するようにして、両遮蔽体8・9により
画成される内部空間に両ローラ2・3を格納可能として
いる。
【0013】そして、前記遮蔽体8・9の側壁下部に、
ガス噴出管13・14の一端部を接続すると共に、該噴
出管13・14の一端部には、遮蔽体8・9内における
前記各ローラ2・3の外周面近傍にガス噴出管13・1
4の噴射口15を、各ローラ2・3の外周面に対して対
向状に開口させて、該ガス噴射管13・14のガス導入
口20・20から導入する調圧された不活性ガスを、前
記噴射口15から両ローラ2・3の外周面に吹付け可能
としている。
【0014】また機体1の中間部に保持板21を固定す
ると共に、この保持板21に保持棒16・17を複数本
取付けて、該保持棒16・17により前記遮蔽体8・9
をそれぞれ保持するようにしている。一方、機体1の上
部には、反応型熱可塑性合成樹脂の熱溶解溶融装置(図
示せず)から延びる供給管4を接続して、該供給管4の
出口を、前記遮蔽体8・9により画成される内部空間内
に開口させ、該供給管4から送られてくる接着剤を、両
ローラ2・3の上部外周面で画成される凹所に供給する
ようにしているのであって、また前記両ローラの軸方向
両端部には、前記凹所の長さ方向両側を仕切るための仕
切り板5を配設している。
【0015】この仕切り板5は、接着剤の塗布幅に対応
した位置に配設するものであって、その下端縁を、両ロ
ーラ2・3の上部側外周面に接触させると共に、仕切り
板5の上部に形成した長穴19を介して該仕切り板5を
ボルト止めして、両ローラ2・3の回転により仕切り板
5が摩耗した場合には、該長穴19のボルトに対する位
置変更により、両ローラ2・3に対する仕切り板5の位
置を調整して、両ローラ2・3上の凹所に一時貯溜する
反応型接着剤が、両ローラ2・3の長さ方向両側から漏
れるのを防止するようにし、かつ、ドクターローラ3の
外周面に付着した反応型接着剤の回帰を助成するように
している。
【0016】尚、被加工素材の塗布幅が増大する場合
は、塗布幅の増大に対応して前記供給管4を増設するの
が好ましい。ところで、被塗布素材に反応型接着剤を塗
布する際に、該被塗布素材を塗布ローラ2の外周面に多
少加圧する場合は、機体1の下部基板24を上方に押し
上げるのであって、特に被塗布素材が薄物の場合は、こ
の被塗布素材が、前記塗布ローラ2の外周面から離脱す
る際に、該ローラ2の外周表面に巻き込まれる可能性が
あるので、図1に示すように、スクレーパー25を装着
するのが望ましい。
【0017】また反応型ウレタンホットメルト接着剤に
より被塗布素材を接着する場合は、熱プレスが不要であ
るため、塗布ローラ2の下部基板24にタッチロールや
搬送コンベアーを設置したり、あるいは搬送途中に普通
の簡単なロールプレスを設置するのが簡単に行えるし、
また、途中で反転させて再度表面に反応型接着剤を塗布
した後、再度表面部材を加圧プレスすることも簡単に実
施することも可能である。
【0018】斯くして、以上の塗布装置によれば、遮蔽
体8・9内に供給される接着剤が、大気雰囲気から遮断
されて、湿気と接触するのが抑制されるので、接着剤の
硬化現象及び劣悪化が防止されるのであって、特に塗布
ローラ2とドクターローラ3の外周面に不活性ガスが直
接吹き付けられることから、これら両ローラの外周面に
付着する反応型接着剤の硬化現象及び劣悪化がより一層
確実に防止され、従来のように、両ローラの外周面に付
着硬化した反応型接着剤の清掃除去作業に時間をかける
必要がなくなり、全体として長時間の塗布作業が可能と
なって作業能率が飛躍的に向上するし、完成品の安定化
及び作業要員の削減も可能となる。
【0019】尚、本装置に搬送用コンベアー及び簡単な
ロールプレスを敷設することによって、反応型接着剤の
特性である初期接着力の強力さを利用して、表面部材の
接着も可能となる。また、追加の搬送コンベアーを増設
することによって、表裏両面に表面部材の接着も可能で
ある。
【0020】
【発明の効果】以上のごとく請求項1記載の発明によれ
ば、外周面を互いに近接させて配置した塗布ローラ2と
ドクターローラ3とを備え、これら両ローラ2・3上に
供給される接着剤を、両ローラ2・3の近接部上方に一
時貯留するようにした反応型ウレタンホットメルト接着
剤の塗布装置において、両ローラ2・3を遮蔽体8・9
内に格納する一方、該遮蔽体8・9内における前記各ロ
ーラの外周面近傍にガス噴出管13・14の噴射口15
を、各ローラ2・3の外周面に対して対向状に開口させ
て、該噴射口15から噴射する不活性ガスを、両ローラ
2・3の外周面に吹付けて遮蔽体8・9内に充満させる
ようにしたことにより、遮蔽体8・9内に供給される接
着剤が大気雰囲気中の湿気と接触するのが抑制されて、
接着剤の硬化現象及び劣悪化が確実に防止されるのは勿
論のこと、特にローラ2・3の外周面に不活性ガスが直
接吹き付けられることから、これら両ローラ2・3の外
周面に付着する反応型接着剤の硬化現象及び劣悪化がよ
り一層確実に防止され、従来のように、ローラの外周面
に付着硬化した反応型接着剤の清掃除去作業に時間をか
ける必要がなくなり、全体として長時間の塗布作業が可
能となって作業能率が飛躍的に向上するし、完成品の安
定化及び作業要員の削減も可能となり、反応型ウレタン
ホットメルト接着剤の特性である高接着力、耐熱、耐
寒、耐湿,全天候及び可とう性を十分に発揮出来る。
【0021】また請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の塗布装置において、塗布ローラ2とドクターロ
ーラ3の外周面をポリフッ化エチレン樹脂によりコーテ
ィングしたことにより、これら両ローラの外周面に付着
する接着剤を両ローラから容易に除去することが出来
て、かかる接着剤の転着性をより一層向上させることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本装置の要部断面図である。
【図2】 ガス噴出管の立体図である。
【図3】 反応型接着剤の仕切り板の立体図である。
【符号の説明】
1 機体 2 塗布ローラ 3 ドクターローラ 4 噴出管 5 仕切り板 6・7 蝶番 8・9 遮蔽体 10・11 ポリフッ化エチレン樹脂製コート 13・14 ガス噴出管 15 噴射口 25 スクレーパー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−149332(JP,A) 特開 昭63−194813(JP,A) 特開 昭63−256159(JP,A) 実開 昭60−168387(JP,U) 実開 昭51−42874(JP,U) 実開 昭49−66962(JP,U) 特公 平1−43585(JP,B2) ポリファイル、24[11](1987)山本 誠

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面を互いに近接させて配置した塗布ロ
    ーラ2とドクターローラ3とを備え、これら両ローラ2
    ・3上に供給される接着剤を、両ローラ2・3の近接部
    上方に一時貯留するようにした反応型ウレタンホットメ
    ルト接着剤の塗布装置において、 両ローラ2・3を遮蔽体8・9内に格納する一方、該遮
    蔽体8・9内における前記各ローラの外周面近傍にガス
    噴出管13・14の噴射口15を、各ローラ2・3の外
    周面に対して対向状に開口させて、該噴射口15から噴
    射する不活性ガスを、両ローラ2・3の外周面に吹付け
    て遮蔽体8・9内に充満させるようにしたことを特徴と
    する反応型ウレタンホットメルト接着剤の塗布装置。
  2. 【請求項2】 塗布ローラ2とドクターローラ3の外周
    面をポリフッ化エチレン樹脂によりコーティングした請
    求項1記載の反応型ウレタンホットメルト接着剤の塗布
    装置。
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