JP2687456B2 - ファインダー内情報表示装置 - Google Patents

ファインダー内情報表示装置

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JP2687456B2
JP2687456B2 JP63164143A JP16414388A JP2687456B2 JP 2687456 B2 JP2687456 B2 JP 2687456B2 JP 63164143 A JP63164143 A JP 63164143A JP 16414388 A JP16414388 A JP 16414388A JP 2687456 B2 JP2687456 B2 JP 2687456B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は写真カメラやビデオカメラ等のカメラに好適
なファインダー内情報表示装置に関し、特に一眼レフカ
メラ用のペンタダハプリズムの周囲近傍に配置した情報
表示体をファインダー視野の一部に表示したファインダ
ー像と共に観察するようにしたファインダー内情報表示
装置に関するものである。
(従来の技術) 従来より例えばペンタダハプリズムを用いた一眼レフ
カメラではファインダー視野内の一部に絞り値やシャッ
タースピード等の各種の情報表示体を表示している。こ
れらの情報表示体は多くの場合ペンタダハプリズムの入
射面近傍に配置されており、ペンタダハプリズムを介し
て接眼レンズによりファインダー像と共に観察されてい
る。
情報表示体としては例えば文字や記号等を印刷した表
示マークが用いられ、これらの表示マークをLED等の照
明手段で照明している。
多くの場合、照明手段は情報表示体を効率的に照明す
る為に情報表示体に近接配置し、直接照明している。
この為、照明用光束が情報表示体全面に均一に拡散し
て入射せず情報表示体の照明が不均一になったりする場
合があった。又照明手段の一部がファインダー光路中に
入ってきたりして例えば光源の発光部が接眼レンでぼん
やりと観察されたりしてしまうことがあった。
(発明が解決しようとする問題) 本発明は例えば一眼レフカメラ等において、ペンタダ
ハプリズムの入射面近傍に配置した情報表示体をファイ
ンダー視野内の一部に表示する際、照明手段からの光束
を該照明手段を保持する部材と一体的に形成した拡散反
射面を用いて効率的に情報表示体に導光し、該情報表示
体を均一照明すると共に該照明手段の光源像が接眼レン
ズで観察されないように各要素を配置し、良好なるファ
インダー観察が可能なファインダー内情報表示装置の提
供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 対物レンズによって形成されたピント板面上の物体像
の近傍に情報表示体と照明手段を配置し、該照明手段で
照明された該情報表示体を接眼レンズを介して観察する
際、該照明手段を該接眼レンズで直接観察されないよう
に配置し、該照明手段からの光束を該照明手段を保持す
る部材と一体的に形成した拡散反射面で反射させ、該拡
散反射面で反射させた拡散光を直接該情報表示体に導光
し、照明していることである。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の光学系の概略図である。
図中1はピント板で不図示の対物レンズによる物体像が
形成されている。2はペンタダハプリズム、3は接眼レ
ンズである。
4はペンタホルダーであり、ペンタダハプリズム2と
ピント板1、そして後述する情報表示体7等を収納して
いる。5はスペーサーでありペンタダハプリズム1とピ
ント板2との間に配設されている。7はファインダー視
野内に表示する為の情報表示体であり、文字や記号等を
印刷した表示マスク等から成っている。
6は視野枠であり、例えば第2図に示すように情報表
示用の開口部6aとファインダー像用の開口部6aを有して
いる。8は照明手段で、例えばLED等から成っている。
21は金属製のワイヤフレームであり、LED8を搭載して
おり、その一端は外部接続用端子として、後述のLED用
ホルダー22より突出している。
22はLED用ホルダーであり、ワイヤフレーム21をイン
サート成形した白色のプラスチック製より成り、その一
面に開口部22a、及びLED8の近傍に拡散反射面22bを一体
的に形成している。22cは位置決めダボであり、視野枠
6と情報表示体7との位置決めを行っている。13は接眼
レンズ3のアイポイントである。
本実施例において拡散反射面22bは、例えば白色のポ
リブチレンテレフタレート等の材料で表面が平滑面、又
は梨地面となり、その拡張反射率が90%程度となるよう
に構成されている。
LED8の発光面前方には必要に応じて集光レンズ等が設
けられており、又LED8は接眼レンズ3から直接観察され
ない位置に配置されており、又は視野枠6等の遮光部材
等により接眼レンズ3から観察されないように遮光され
ている。
LED8からの光束は拡散反射面22bに導光されている。
拡散反射面22bはファインダー用の視野枠6に対して傾
斜しており、LED8からの光束を拡散反射させて、直接開
口部22a方向に導光させ情報表示体7を均一照明してい
る。
第1図において実線23はLED8の発光部からの光束のう
ち情報表示体7の中心を通る光路を示し、実線23a,23b
はLED8からの光束の一部が拡散反射面22bで反射した
後、情報表示体7を照明すると共に視野枠6の情報表示
用の開口部6aの端部を通る光路を示している。
本実施例ではアイポイント13から接眼レンズを介して
観察される情報表示体7は全て拡散反射面22bからの拡
散反射光により照明されており、又LED8は直接観察され
ないように配置されている。
これにより不図示の対物レンズによりピント板1面上
に形成されたファインダー像と共に均一照明された情報
表示体7の良好なる観察を可能としている。
又本実施例においては前述のように白色のプラスチッ
ク材料で成形したLEDホルダーを用いている為に、LED8
からの直接光だけでなくLED8の周囲の壁22dに反射した
光も情報表示体7を効果的に照明している。
第3,第4,第5図,第6図は各々本発明の他の一実施例
の照明手段近傍の要部該略図である。
図中、第1図に示す要素と同一要素には同符番を付し
ている。
第3図に示す実施例ではLED用ホルダー22の一部に設
けた拡散反射面31を斜面状の各々テーパー角度が異なる
複数のフレネル状の反射面31a〜31dより構成している。
そして各々の反射面31a〜31dからの反射光束を開口部6a
に導光している。
第4図に示す実施例では拡散反射面41の斜面を2つの
テーパー部41a,41bより構成し、各反射部41a,41bからの
反射光束を情報表示用の2つの開口部42,43に導光して
いる。これにより例えば2列に表示されている第6図に
示すような情報表示体47の照明を効率的に行っている。
第5図は拡散反射面51の斜面に設けた2つのテーパー
部51a,51bに段差をもたせて、各テーパー部51a,51bから
の反射光束を2つの開口部52,53に導光し、第6図と同
様な照明を行っている。
以上の他の実施例のように拡散反射面31,41,51を複雑
な形状にしてもこれらの拡散反射面はLED用ホルダーと
一体的に形成されている為にLEDと拡散反射面との位置
精度が上がり適確に、又効率的に開口部へ導光すること
が可能である。
尚、以上の各実施例において情報表示体7を透過型の
液晶表示素子より構成し、可変表示部材のバックライト
照明として本発明を適用しても良い。
(発明の効果) 本発明によれば対物レンズによって形成された物体像
の近傍に配置した情報表示体を照明手段からの光束で所
定形状の拡散反射面で反射させた後、照明することによ
り、該情報表示体の均一照明を容易にし、ファインダー
像と共に良好なる観察を可能としたファインダー内情報
表示装置を達成することができる。
また該拡散反射面を照明手段を保持する部材と一体的
に形成した為に拡散反射面を別途取り付ける必要がない
とともに、精度のよい効率的な均一照明が行なえるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の光学系の概略図、第2図は
第1図の一部分の説明図、第3,第4,第5図は本発明の他
の一実施例の要部概略図である。第6図は第4図の一部
説明図である。 図中、1はピント板、2はペンタダハプリズム、3は接
眼レンズ、6は視野枠、7は情報表示体、8は照明手
段、22b,31,41,51は拡散反射面、22はLED用ホルダー、6
a,6bは開口部である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズによって形成されたピント板面
    上の物体像の近傍に情報表示体と照明手段を配置し、該
    照明手段で照明された該情報表示体を接眼レンズを介し
    て観察する際、該照明手段を該接眼レンズで直接観察さ
    れないように配置し、該照明手段からの光束を該照明手
    段を保持する部材と一体的に形成した拡散反射面で反射
    させ、該拡散反射面で反射させた拡散光を直接該情報表
    示体に導光し、照明していることを特徴とするファイン
    ダー内情報表示装置。
JP63164143A 1988-07-01 1988-07-01 ファインダー内情報表示装置 Expired - Lifetime JP2687456B2 (ja)

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JP2559256Y2 (ja) * 1990-11-15 1998-01-14 旭光学工業株式会社 ファインダ内表示装置の装着機構
JP5157155B2 (ja) * 2006-12-20 2013-03-06 株式会社ニコン デジタル一眼レフカメラ

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JPH0164637U (ja) * 1987-10-19 1989-04-25

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