JP3193669B2 - 測光装置 - Google Patents

測光装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、一眼レフレックスカメラ
における測光装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来、一眼レフレックス
カメラに用いられている測光装置として、ファインダー
スクリーン(フォーカシングスクリーン)を透過した被
写体光を受光素子で受光して測光するタイプの測光装置
が知られている。このような測光装置において、受光感
度分布をなだらかにするために、受光センサの結像レン
ズによる結像位置を受光素子の受光面の前後にずらす、
つまりデフォーカスさせる方法がある。
【0003】しかし、デフォーカス状態では受光素子の
出力強度分布がなだらかなので、受光素子のセンター調
整を行うのは困難である。特に、中央測光領域を備えた
分割測光素子の場合、焦点調節用のマイクロプリズムを
中央に備えたファインダースクリーンの場合、マイクロ
プリズムを透過した光束は受光素子の上で拡散されてい
るので、センター調整がより困難になる。
【0004】
【発明の目的】本発明は、測光感度分布がなだらかな測
光装置における受光素子の位置調整の精度向上、調整時
間の短縮を図れる測光装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【発明の概要】この目的を達成する本発明は、一眼レフ
レックスカメラのファインダースクリーンを測光する、
測光レンズおよび受光素子を備えた測光装置であって、
測光レンズおよび受光素子は、これらの間に透明な光学
部材を挿入可能に、かつ光学部材を挿入されたときに、
前記フォーカシングスクリーンと前記受光素子の受光面
とがほぼ共役な関係になるように設けられていることに
特徴を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明を説明
する。図1は、本発明を適用した一眼レフカメラの一実
施の形態の概要を示す断面図である。この一眼レフカメ
ラは、カメラボディ101に着脱自在に撮影レンズ10
3が装着されている。撮影レンズ103から入射した被
写体光束は、一部がメインミラー105を透過し、サブ
ミラー107で反射されて、AFセンサユニット109
に入射する。メインミラー105に入射した被写体光束
の残りはここで反射され、ファインダースクリーン(フ
ォーカシングスクリーン)31上に被写体像を形成(被
写体像を投影)し、透過する。ファインダースクリーン
31は、フィルム面111と光学的等価位置に配置され
ている。ファインダースクリーン31を透過した被写体
光束は、ペンタプリズム21で反射され、一部はアイピ
ース41を透過して射出し、一部が測光レンズ11を透
過して受光素子13に入射する。
【0007】図2は、本発明の特徴である、図1に示し
た一眼レフカメラの測光装置およびペンタプリズム周辺
の構造を分解して示す図である。測光装置は、測光レン
ズ11および受光素子(SPD)13を備えている。測
光レンズ11はプラスチック成形されていて、レンズ部
11aの両側に、装着用フランジ11bが一体に形成さ
れている。受光素子13は基板15に固定されている。
【0008】測光レンズ11および受光素子13は、ペ
ンタプリズムとしての空洞ペンタミラー21をカメラボ
ディに装着するためのプリズム保持枠22に装着され
る。プリズム保持枠22は、空洞ペンタミラー21が載
置される棚部23、棚部23に載置された空洞ペンタミ
ラー21の射出側窓をまたぐように形成された、測光装
置装着用のブリッジ部24を備えている。このブリッジ
部24上には、測光レンズ11を装着するためのレンズ
用ガイド溝25と、受光素子13の基板15を装着する
ための基板取付壁27が形成されていて、レンズガイド
溝25と基板取付壁27との間に、透明な光学部材とし
ての平行平面板17を着脱可能に、かつ測光レンズ11
の光軸O1と直交方向に保持するための一対の平面板ガ
イド溝26が形成されている。ファインダースクリーン
31は、プリズム保持枠22の棚部23に、下方から当
てつけられ、固定される。
【0009】測光レンズ11は、その両端部の装着用フ
ランジ11bがレンズガイド溝25に挿入され、接着剤
などによって固定される。基板15は、基板取付壁27
に位置調整可能な状態で不図示のねじによって、ねじ止
めされる。組立後の状態を、図3に示してある。
【0010】次に、受光素子13のセンター調整につい
て、さらに図4および図5を参照して説明する。図5に
は、ファインダースクリーン31と測光領域との関係を
示している。本実施例の一眼レフカメラでは、ファイン
ダースクリーン31に形成された被写体像が、測光レン
ズ11によって再び受光素子13の受光面14よりも手
前に再結像されるように、つまりデフォーカス状態に形
成されている。受光素子13は、円形の中央測光領域1
3aおよびこの中央測光領域13aを囲む周辺測光領域
13bを独立測光可能な分割測光素子である。
【0011】図5の(A)は平行平面板17を抜いたデ
フォーカス状態における測光領域13a、13bおよび
各測光領域13a、13bにおける測光感度分布を示
し、(B)は、平行平面板17を入れて合焦状態とした
ときの測光領域13a、13bおよび各測光領域13
a、13bにおける測光感度分布を示している。図5の
(A)、(B)において、グラフは、縦軸が強度を、横
軸が水平方向の座標を示している。
【0012】図5の(A)から明らかなように、測光レ
ンズ11と受光素子13との間から平行平面板17を外
した状態では、ファインダースクリーン31像は受光素
子13の受光面14より前に形成されるので、受光面1
4上では像がぼける。したがって、測光感度分布はなだ
らかになる。
【0013】像がぼけると、測光領域の境界出力変化が
なだらかになるので、境界位置を検知することが困難に
なり、中央測光領域13aをファインダースクリーン3
1の中央領域に合わせる調整、さらに受光素子13の中
心をファインダースクリーン31の中心に一致させるセ
ンター調整が困難になる。さらに、ファインダースクリ
ーン31の中央に焦点検出用のマイクロプリズム32を
備えている場合、中央領域の像はさらに拡散されるの
で、測光領域の境界の検知がより困難になる。
【0014】そこで本実施例では、受光素子13のセン
ター調整をするときには、測光レンズ11と受光素子1
3との間に平行平面板17を挿入する(図4参照)。す
ると、測光レンズ11と受光素子13との間の光学的光
路長が延びて、ファインダースクリーン31と受光素子
13の受光面14とが共役の関係になる。つまり、ファ
インダースクリーン31の像(ファインダースクリーン
31に形成された被写体像)が再び受光素子13の受光
面14上に鮮明に、かつ拡大して形成されるようになる
(図5(B))。このようにピントが合うと、受光領域
の出力境界が明確になるので、受光素子13の中心とフ
ァインダースクリーン31の中心とを容易に一致させる
ことが可能になる。なお、平行平面板17の厚さをt、
屈折率をn(>1)とすると、平行平面板17を挿入す
ると光路長は、t×(n−1)だけ長くなる。
【0015】調整作業の一例を、より詳細に説明する。
調整する一眼レフカメラは、上カバー113を装着せ
ず、平行平面板17を装着する(図4参照)。図示しな
いが、基準となるチャート板を、撮影レンズ103の光
軸Oと直交させて所定の撮影距離に置き、ピント調整す
る。受光素子13の各測光領域13a、13bの出力を
計測器に取り込んで、それぞれの強度を、例えばディス
プレイに表示させる。
【0016】調整作業は、例えば背景を黒くし、チャー
ト板を白い円板とし、チャート板の中心がファインダー
スクリーン31の中心と一致するように配置する。そし
て、チャート板の像が受光素子13の中心に形成される
ように基板15を基板取付壁27に沿って上下、左右方
向に移動する。あるいは、受光素子13の出力をモニタ
して基板15を基板取付壁27に沿って上下、左右方向
に移動し、受光素子13の中央領域13aの出力を検出
する。ピーク出力が得られる位置がセンター位置であ
る。
【0017】受光素子13のセンター調整が終了する
と、基板15をねじ止めまたは接着剤によって固定し、
平行平面板17を抜き去る。これにより、図5(A)に
示したように、受光素子13の測光領域中心とファイン
ダースクリーン31の中心とが一致し、かつ測光感度分
布がなだらかに変化する測光装置が得られる。
【0018】図示実施例では、受光素子を2分割測光素
子としたが、3分割あるいはそれ以上の分割測光素子に
ついて適用することも可能である。測光レンズ11およ
び受光素子13の構成、配置もこれに限定されず、配置
は、アイピースの横でもよく、要するに、測光レンズと
受光素子との間に透明な光学部材が挿入可能な位置であ
れば適用できる。本発明の実施例では透明な光学部材と
して平行平面板を使用したが、正または負のパワーを有
するレンズでもよい。例えば、受光素子の受光面がファ
インダースクリーンの共役位置よりも測光レンズ側にあ
るときには、透明な光学部材を凸レンズとすることで、
共役の関係にすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り請求項1に
記載の発明は、測光レンズおよび受光素子を、これらの
間に透明な光学部材を挿入したときに、前記フォーカシ
ングスクリーンと前記受光素子の受光面とがほぼ共役な
関係になるように設定してあるので、透明な光学部材を
入れることで、測光領域と撮影画面とを一致させるセン
ター調整が容易になり、調整した後に透明な光学部材を
取り除けば、なめらかに変化する測光感度分布が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する一眼レフカメラの実施の形態
の概要を示す図である。
【図2】本発明の測光装置およびペンタプリズム部の概
要を分解して示す斜視図である。
【図3】本発明の測光装置およびペンタプリズム部の概
要を、組立後の状態で示す断面図である。
【図4】本発明の測光装置およびペンタプリズム部の概
要を、センター調整時に平行平面板を挿入した状態で示
す断面図である。
【図5】同一眼レフカメラにおけるファインダースクリ
ーンと測光領域との関係および測光感度分布を示す図で
ある。
【符号の説明】
11 測光レンズ 13 受光素子 13a 中央測光領域 13b 周辺測光領域 14 受光面 17 平行平面板 21 空洞ペンタミラー 22 プリズム保持枠 24 測光装置支持用のブリッジ部 31 ファインダースクリーン 41 アイピース

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一眼レフレックスカメラのファインダー
    スクリーンを測光する、測光レンズおよび受光素子を備
    えた測光装置であって、 測光レンズおよび受光素子は、これらの間に透明な光学
    部材を挿入可能に、かつ光学部材を挿入されたときに、
    前記フォーカシングスクリーンと前記受光素子の受光面
    とがほぼ共役な関係になるように設けられていること、
    を特徴とする測光装置。
  2. 【請求項2】 前記透明な光学部材は平行平面板である
    請求項1に記載の測光装置。
  3. 【請求項3】 前記透明な光学部材は、正または負のパ
    ワーを有するレンズである請求項1に記載の測光装置。
  4. 【請求項4】 前記透明な光学部材は、前記受光素子の
    センター調整時に挿入され、センター調整後に取り外し
    可能に形成されている請求項1から3のいずれか一項に
    記載の測光装置。
  5. 【請求項5】 前記測光レンズおよび受光素子は、一眼
    レフカメラのペンタプリズム保持枠に装着されていて、
    このペンタプリズム保持枠には、前記測光レンズおよび
    受光素子の間に前記測光レンズの光軸と直交に前記透明
    な光学部材を着脱可能に保持するガイド溝が形成されて
    いる請求項2に記載の測光装置。
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