JP2687410B2 - 有極電磁継電器 - Google Patents
有極電磁継電器Info
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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- H01H50/02—Bases; Casings; Covers
- H01H50/026—Details concerning isolation between driving and switching circuit
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <発明の分野> この発明は有極電磁継電器に係り、詳しくは電磁石ブ
ロツクと接点機構との間の絶縁構造に関するものであ
る。
ロツクと接点機構との間の絶縁構造に関するものであ
る。
<従来技術と課題> この種電磁継電器では、小形化が推進されるなかで、
電気絶縁性のベース上に設置された電磁石ブロツクと、
この電磁石ブロツクの側方に位置して上記ベース上に配
置された接点機構との間の絶縁性を高めることが一段と
重要視されている。従来、この種の電磁継電器として、
たとえば電気絶縁性のベースに設けられたトンネルを形
成する絶縁壁で電磁石ブロックを被覆して、上記ベース
上に配置された接点機構との電気絶縁性を高めようとす
る有極リレーが知られている(特開昭61−267220号公報
参照)。
電気絶縁性のベース上に設置された電磁石ブロツクと、
この電磁石ブロツクの側方に位置して上記ベース上に配
置された接点機構との間の絶縁性を高めることが一段と
重要視されている。従来、この種の電磁継電器として、
たとえば電気絶縁性のベースに設けられたトンネルを形
成する絶縁壁で電磁石ブロックを被覆して、上記ベース
上に配置された接点機構との電気絶縁性を高めようとす
る有極リレーが知られている(特開昭61−267220号公報
参照)。
ところが、上記構成によれば、電磁石ブロックを被覆
する絶縁壁がトンネル、すなわち外周面に閉塞されて両
端部を開放したほぼ水平な筒状体であり、リレーの組立
に際し、電磁石ブロックをトンネルに一端開口部からほ
ぼ水平方向へ挿入してベースに配置する電磁石ブロック
の組立方向と、上記ベースにほぼ垂直方向へ端子片を圧
入して配置する接点機構の組立方向とが相異するため
に、自動機などにおける組立工程が複雑であり、特に自
動組立が困難で高価なリレーとなるなどの課題がある。
する絶縁壁がトンネル、すなわち外周面に閉塞されて両
端部を開放したほぼ水平な筒状体であり、リレーの組立
に際し、電磁石ブロックをトンネルに一端開口部からほ
ぼ水平方向へ挿入してベースに配置する電磁石ブロック
の組立方向と、上記ベースにほぼ垂直方向へ端子片を圧
入して配置する接点機構の組立方向とが相異するため
に、自動機などにおける組立工程が複雑であり、特に自
動組立が困難で高価なリレーとなるなどの課題がある。
この発明は上記課題を解消するためになされたもの
で、ベース上に配置された電磁石ブロックと接点機構と
の電気絶縁性を高めるとともに、自動機などにおける組
立工程を簡素にして、特に自動組立作業が容易かつ安価
な電磁継電器を提供することを目的とする。
で、ベース上に配置された電磁石ブロックと接点機構と
の電気絶縁性を高めるとともに、自動機などにおける組
立工程を簡素にして、特に自動組立作業が容易かつ安価
な電磁継電器を提供することを目的とする。
この発明による電磁継電器は、電気絶縁性のベース
と、このベース上に設置された電磁石ブロックと、この
電磁石ブロックの側方に位置して上記ベース上に配置さ
れた接点機構と、上方が開放された状態で上記電磁石ブ
ロックを囲繞して上記ベースに一体形成された絶縁壁
と、上記電磁石ブロックに形成された2つの磁極面に対
し吸着または離反させて底部に形成された回動支点のま
わりに回動可能に設定されかつ上記絶縁壁の側壁部を乗
り越えて上記接点機構の可動接触片を駆動操作する操作
片を有する可動ブロックとを具備したことを特徴とす
る。
と、このベース上に設置された電磁石ブロックと、この
電磁石ブロックの側方に位置して上記ベース上に配置さ
れた接点機構と、上方が開放された状態で上記電磁石ブ
ロックを囲繞して上記ベースに一体形成された絶縁壁
と、上記電磁石ブロックに形成された2つの磁極面に対
し吸着または離反させて底部に形成された回動支点のま
わりに回動可能に設定されかつ上記絶縁壁の側壁部を乗
り越えて上記接点機構の可動接触片を駆動操作する操作
片を有する可動ブロックとを具備したことを特徴とす
る。
上記構成によれば、電磁石ブロックを絶縁壁で囲繞し
て接点機構との電気絶縁をとるために、高い絶縁性を確
保できるとともに、上記絶縁壁の上方が開放されている
ために、上記電磁石ブロック、接点機構および可動ブロ
ックを上記ベースの上方から組込んで、自動機などにお
ける組立工程を簡素にすることができ、特に自動組立作
業を容易かつ安価にすることができる。
て接点機構との電気絶縁をとるために、高い絶縁性を確
保できるとともに、上記絶縁壁の上方が開放されている
ために、上記電磁石ブロック、接点機構および可動ブロ
ックを上記ベースの上方から組込んで、自動機などにお
ける組立工程を簡素にすることができ、特に自動組立作
業を容易かつ安価にすることができる。
<実施例の説明> 以下、この発明の一実施例を図面にしたがつて説明す
る。
る。
第1図および第2図はそれぞれこの発明に係る有極電
磁継電器の一例をカバーの省略状態で示す組立斜視図お
よび分解斜視図、第3図および第4図はそれぞれ同電磁
継電器の平面断面図および側面断面図である。
磁継電器の一例をカバーの省略状態で示す組立斜視図お
よび分解斜視図、第3図および第4図はそれぞれ同電磁
継電器の平面断面図および側面断面図である。
同図において、この有極電磁継電器は、大別して、電
気絶縁性のベース1と、電磁石ブロツク2と、可動ブロ
ツク3と、接点機構4A,4Bと、ケース5とから構成され
ている。ケース5はベース1とこのベース1に嵌着され
るカバー6とからなる。
気絶縁性のベース1と、電磁石ブロツク2と、可動ブロ
ツク3と、接点機構4A,4Bと、ケース5とから構成され
ている。ケース5はベース1とこのベース1に嵌着され
るカバー6とからなる。
上記ベース1の上面側には、第5図に示すヨーク7が
インサート成形で固定されており、このヨーク7には、
前端の左側に起立片7aが形成され、後端にも起立片7bが
形成されている。L形前端部8aを有する棒状の鉄心、9
は合成樹脂製のコイルスプールであり、前側および後側
のつば部9a,9bを有する。上記鉄心8はコイルスプール
9の中心孔10に貫挿され、その後端部8bは上記ヨーク7
の後端側起立片7bに形成された縦溝11に圧入して固定さ
れている。12は上記鉄心8にコイルスプール9を介して
巻装されたコイルであり、上記ヨーク7や鉄心8等とと
もに前記電磁石ブロツク2を構成している。
インサート成形で固定されており、このヨーク7には、
前端の左側に起立片7aが形成され、後端にも起立片7bが
形成されている。L形前端部8aを有する棒状の鉄心、9
は合成樹脂製のコイルスプールであり、前側および後側
のつば部9a,9bを有する。上記鉄心8はコイルスプール
9の中心孔10に貫挿され、その後端部8bは上記ヨーク7
の後端側起立片7bに形成された縦溝11に圧入して固定さ
れている。12は上記鉄心8にコイルスプール9を介して
巻装されたコイルであり、上記ヨーク7や鉄心8等とと
もに前記電磁石ブロツク2を構成している。
上記接点機構4a,4Bはそれぞれ上記電磁石ブロツク2
の左右両側に位置して上記ベース1上に配置されてい
る。
の左右両側に位置して上記ベース1上に配置されてい
る。
一方の接点機構4Aにおける1対の固定端子片13A,14A
間には、翼片状の可動接触片15Aがまたがつて配設され
ており、また他方の接点機構4Bにおける1対の固定端子
片13B,14B間にも、可動接触片15Aと同形状の可動接触片
15Bがまたがつて配設されている。両可動接触片15A,15B
の各中央部15aはそれぞれ共通端子片16A,16Bに、たとえ
ばスポツト溶接等で固定・支持されており、それぞれの
両端部15b,15cはツイン接点構造として2股状に形成さ
れて、それぞれ可動接点17A,18Aならびに17B,18Bが固着
されている(第3図)。
間には、翼片状の可動接触片15Aがまたがつて配設され
ており、また他方の接点機構4Bにおける1対の固定端子
片13B,14B間にも、可動接触片15Aと同形状の可動接触片
15Bがまたがつて配設されている。両可動接触片15A,15B
の各中央部15aはそれぞれ共通端子片16A,16Bに、たとえ
ばスポツト溶接等で固定・支持されており、それぞれの
両端部15b,15cはツイン接点構造として2股状に形成さ
れて、それぞれ可動接点17A,18Aならびに17B,18Bが固着
されている(第3図)。
上記一方の組の固定端子片13A,14Aの各内端部には、
それぞれ上記可動接点17A,18Aに対応して常開および常
閉固定接点19A,20Aが固着され、また他方の組の固定端
子片13B,14Bの各内端部にも、それぞれ上記可動接点17
B,18Bに対応して常閉および常開固定接点19B,20Bが固着
されている。上記一方の固定端子片13A,14Aおよび共通
端子片16Aは上記ベース1に形成された端子挿入孔21A,2
2A,23A(第5図)に圧入固定され、また他方の固定端子
片13B,14Bおよび共通端子片16Bも上記ベース1に形成さ
れた端子挿入孔21B,22B,23Bにそれぞれ圧入固定されて
いる。
それぞれ上記可動接点17A,18Aに対応して常開および常
閉固定接点19A,20Aが固着され、また他方の組の固定端
子片13B,14Bの各内端部にも、それぞれ上記可動接点17
B,18Bに対応して常閉および常開固定接点19B,20Bが固着
されている。上記一方の固定端子片13A,14Aおよび共通
端子片16Aは上記ベース1に形成された端子挿入孔21A,2
2A,23A(第5図)に圧入固定され、また他方の固定端子
片13B,14Bおよび共通端子片16Bも上記ベース1に形成さ
れた端子挿入孔21B,22B,23Bにそれぞれ圧入固定されて
いる。
24は前記鉄心8の前端面8Cに対向して配設された永久
磁石、25,26は上記鉄心8の前端部8aの左右両側面で構
成された磁極面8d,8eに対向して配置された1対の鉄片
であり、上記永久磁石24で磁気的に連結されている。27
は前側ロ字形部27aと後側コ字形部27bとを底側連結片部
27cで連結した合成樹脂製の可動台であり。上記ロ字形
部27aに永久磁石24および鉄片25,26を保持して前記可動
ブロツク3を構成している。上記連結片部27cの前後方
向のほぼ中央に形成された軸孔28を、第5図のように上
記ベース1に突設されてヨーク7の透孔29を貫通したピ
ン30に嵌合枢支させてあり、これにより、上記可動ブロ
ツク3はその前端部が上記磁極面8d,8eに対して枢着・
離反する方向(第7図矢印K1,K2方向)へ上記軸孔28、
すなわち回動支点のまわりに回動変位可能に設定されて
いる。
磁石、25,26は上記鉄心8の前端部8aの左右両側面で構
成された磁極面8d,8eに対向して配置された1対の鉄片
であり、上記永久磁石24で磁気的に連結されている。27
は前側ロ字形部27aと後側コ字形部27bとを底側連結片部
27cで連結した合成樹脂製の可動台であり。上記ロ字形
部27aに永久磁石24および鉄片25,26を保持して前記可動
ブロツク3を構成している。上記連結片部27cの前後方
向のほぼ中央に形成された軸孔28を、第5図のように上
記ベース1に突設されてヨーク7の透孔29を貫通したピ
ン30に嵌合枢支させてあり、これにより、上記可動ブロ
ツク3はその前端部が上記磁極面8d,8eに対して枢着・
離反する方向(第7図矢印K1,K2方向)へ上記軸孔28、
すなわち回動支点のまわりに回動変位可能に設定されて
いる。
31は上記電磁石ブロツク2を囲繞する絶縁壁であり、
上記ヨーク7の後端起立片7bを除いた全周をコ字形に囲
繞して上記ベース1に一体形成されており、上記電磁石
ブロツク2と接点機構4A,4Bとの間を絶縁している(第
1図〜第3図)。
上記ヨーク7の後端起立片7bを除いた全周をコ字形に囲
繞して上記ベース1に一体形成されており、上記電磁石
ブロツク2と接点機構4A,4Bとの間を絶縁している(第
1図〜第3図)。
上記可動台27の両側部には、前側ロ字形部27aと後側
コ字形部27bとの間に連成されるとともに、第3図およ
び第6図に示すように上記絶縁壁31の両側壁部31a,31b
の上端を乗り越えて該側壁部31a,31bの外側に位置する
1対のプレート状操作片32A,32Bが垂設されており、可
動ブロツク3の可動変位で上記接点機構4A,4Bにおける
各可動接触片15A,15Bを駆動するようになつている。
コ字形部27bとの間に連成されるとともに、第3図およ
び第6図に示すように上記絶縁壁31の両側壁部31a,31b
の上端を乗り越えて該側壁部31a,31bの外側に位置する
1対のプレート状操作片32A,32Bが垂設されており、可
動ブロツク3の可動変位で上記接点機構4A,4Bにおける
各可動接触片15A,15Bを駆動するようになつている。
なお、上記絶縁壁31の両側壁部31a,31bの各後端に
は、コイル端子33,34をそれぞれ接点機構4A,4Bから確実
に絶縁するための隔壁部31c,31dを連成してある。35,36
は上記コイル端子33,34の保持部であり、これら保持部3
5,36に形成された端子挿入孔37,38(第5図)にそれぞ
れ上記コイル端子33,34を圧入して固定してある。
は、コイル端子33,34をそれぞれ接点機構4A,4Bから確実
に絶縁するための隔壁部31c,31dを連成してある。35,36
は上記コイル端子33,34の保持部であり、これら保持部3
5,36に形成された端子挿入孔37,38(第5図)にそれぞ
れ上記コイル端子33,34を圧入して固定してある。
上記電磁継電器の組立手順は概ねつぎの通りである。
すなわち、一方の接点機構4Aにおける各端子片13A,14A,
16Aを、コイル端子33,34を固定したベース1の各端子片
挿入孔21A,22A,23Aにそれぞれ圧入して固定し、同様に
他方の接点機構4Bにおける各端子片13B,14B,16Bをベー
ス1の各端子片挿入孔21B,22B,23Bに圧入して固定した
後、可動ブロツク3における両操作片32A,32Bを上記絶
縁壁31の両側壁部31a,31bを乗り越えさせて、該可動ブ
ロツク3を第1図のように上記絶縁壁31内に収容すると
ともに、軸孔28にベース1側のピン30を嵌入して枢支さ
せる。この後、鉄心8、コイルスプール9およびコイル
12のユニツトを上記絶縁壁31の内側に挿入して鉄心8の
後端部8bを上記ヨーク7の後端部の縦溝11に圧入して固
定する。最後にカバー6をベース1に嵌着する。
すなわち、一方の接点機構4Aにおける各端子片13A,14A,
16Aを、コイル端子33,34を固定したベース1の各端子片
挿入孔21A,22A,23Aにそれぞれ圧入して固定し、同様に
他方の接点機構4Bにおける各端子片13B,14B,16Bをベー
ス1の各端子片挿入孔21B,22B,23Bに圧入して固定した
後、可動ブロツク3における両操作片32A,32Bを上記絶
縁壁31の両側壁部31a,31bを乗り越えさせて、該可動ブ
ロツク3を第1図のように上記絶縁壁31内に収容すると
ともに、軸孔28にベース1側のピン30を嵌入して枢支さ
せる。この後、鉄心8、コイルスプール9およびコイル
12のユニツトを上記絶縁壁31の内側に挿入して鉄心8の
後端部8bを上記ヨーク7の後端部の縦溝11に圧入して固
定する。最後にカバー6をベース1に嵌着する。
つぎに、上記構成の動作について第7図および第8図
を参照して説明する。
を参照して説明する。
コイル12の無励磁状態では、永久磁石24の磁束が鉄心
26、鉄心8、ヨーク7、ヨーク7の起立片7a、鉄片25を
この順で通る磁気回路が形成される。この結果、第7図
に示すように上記鉄心26が鉄心8の磁極面8eに吸着さ
れ、可動ブロツク3がピン30を中心に時計方向(矢印K
1)へ回動変位する。これにより、一方の可動接触片15A
の一端部15bおよび他方の可動接触片15cが外側方へ駆動
される。すなわち、一方の接点機構4Aにおける可動接点
17Aと常開固定接点19Aとの間が開放状態で、可動接点18
Aと常閉固定接点20Aとの間が閉成状態に設定され、また
他方の接点機構4Bにおける可動接点17Bと常閉固定接点1
9Bとの間が閉成状態で、可動接点18Bと常開固定接点20B
との間が開放状態に設定される。
26、鉄心8、ヨーク7、ヨーク7の起立片7a、鉄片25を
この順で通る磁気回路が形成される。この結果、第7図
に示すように上記鉄心26が鉄心8の磁極面8eに吸着さ
れ、可動ブロツク3がピン30を中心に時計方向(矢印K
1)へ回動変位する。これにより、一方の可動接触片15A
の一端部15bおよび他方の可動接触片15cが外側方へ駆動
される。すなわち、一方の接点機構4Aにおける可動接点
17Aと常開固定接点19Aとの間が開放状態で、可動接点18
Aと常閉固定接点20Aとの間が閉成状態に設定され、また
他方の接点機構4Bにおける可動接点17Bと常閉固定接点1
9Bとの間が閉成状態で、可動接点18Bと常開固定接点20B
との間が開放状態に設定される。
第7図の状態において、コイル12が励磁されると、永
久磁石24による磁束とは反対方向の磁束が上記コイル12
に発生し、第8図に示すように鉄片25が鉄心8の磁極面
8dに吸着され、可動ブロツク3がピン30を中心に反時計
方向(矢印K2)へ回動変位する。これにより、一方の可
動接触片15Aの他端部15cおよび他方の可動接触片15Bの
一端部15bが外側方へ駆動される。すなわち、一方の接
点機構4Aにおける可動接点17Aと常開固定接点19Aとの間
が閉成状態に、可動接点18Aと常閉固定接点20Aとの間が
開放状態にそれぞれ切り換えられる。一方、他方の接点
機構4Bにおける可動接点17Bと常閉固定接点19Bとの間が
開放状態に、可動接点18Bと常開固定接点20Bとの間が閉
成状態にそれぞれ切り換えられる。この第8図の状態に
おいて、コイル12の励磁が解除されると、可動ブロツク
3は時計方向へ復帰変位する。この結果、この電磁継電
器は単安定形の動作と、メイクビフオアブレイク動作と
の両動作機能をもつことになる。
久磁石24による磁束とは反対方向の磁束が上記コイル12
に発生し、第8図に示すように鉄片25が鉄心8の磁極面
8dに吸着され、可動ブロツク3がピン30を中心に反時計
方向(矢印K2)へ回動変位する。これにより、一方の可
動接触片15Aの他端部15cおよび他方の可動接触片15Bの
一端部15bが外側方へ駆動される。すなわち、一方の接
点機構4Aにおける可動接点17Aと常開固定接点19Aとの間
が閉成状態に、可動接点18Aと常閉固定接点20Aとの間が
開放状態にそれぞれ切り換えられる。一方、他方の接点
機構4Bにおける可動接点17Bと常閉固定接点19Bとの間が
開放状態に、可動接点18Bと常開固定接点20Bとの間が閉
成状態にそれぞれ切り換えられる。この第8図の状態に
おいて、コイル12の励磁が解除されると、可動ブロツク
3は時計方向へ復帰変位する。この結果、この電磁継電
器は単安定形の動作と、メイクビフオアブレイク動作と
の両動作機能をもつことになる。
ここで、上記ベース1に形成した絶縁壁31で電磁石ブ
ロツク2を囲繞したから、該電磁石ブロツク2と接点機
構4A,4Bとの間の絶縁性を確保することができる。さら
に上記可動ブロツク2に形成された操作片32A,32Bを上
記絶縁壁31の両側壁部31a,31bの上端を乗り越えさせて
該側壁部31a,31bの外側にそれぞれ位置させるようにし
たから、上記側壁部31a,31bに操作片32A,32Bの操作空間
等の隙間を形成したりする必要がなく、上記絶縁壁31の
囲繞状態による優れた絶縁性能がそのまま発揮される。
ロツク2を囲繞したから、該電磁石ブロツク2と接点機
構4A,4Bとの間の絶縁性を確保することができる。さら
に上記可動ブロツク2に形成された操作片32A,32Bを上
記絶縁壁31の両側壁部31a,31bの上端を乗り越えさせて
該側壁部31a,31bの外側にそれぞれ位置させるようにし
たから、上記側壁部31a,31bに操作片32A,32Bの操作空間
等の隙間を形成したりする必要がなく、上記絶縁壁31の
囲繞状態による優れた絶縁性能がそのまま発揮される。
また、上記構成によれば、絶縁壁31の上方が開放され
ているために、電磁石ブロック2をベース1に可動ブロ
ック3および接点機構4A,4Bの組込み方向と同方向へ上
方から組込んで、自動機などにおける組立工程を簡素に
することができ、特に自動組立作業を容易かつ安価にす
ることができる。
ているために、電磁石ブロック2をベース1に可動ブロ
ック3および接点機構4A,4Bの組込み方向と同方向へ上
方から組込んで、自動機などにおける組立工程を簡素に
することができ、特に自動組立作業を容易かつ安価にす
ることができる。
なお、上記絶縁壁31の形状は、上記実施例のものに限
定されるものではなく、接点機構4A,4Bと電磁石ブロツ
ク2との間が絶縁できる囲繞形状であればよい。
定されるものではなく、接点機構4A,4Bと電磁石ブロツ
ク2との間が絶縁できる囲繞形状であればよい。
また、上記の例では、ヨーク7の前端に一方の鉄片25
のみに対向する起立片7aを形成した単安定形のもので説
明したが、上記ヨークに他方の鉄片26にも対向する起立
片(図示せず)を設けた双安定形のものであつてもよ
い。
のみに対向する起立片7aを形成した単安定形のもので説
明したが、上記ヨークに他方の鉄片26にも対向する起立
片(図示せず)を設けた双安定形のものであつてもよ
い。
第1図および第2図はそれぞれこの発明に係る有極電磁
継電器の一例をカバー省略状態で示す組立斜視図および
分解斜視図、第3図および第4図はそれぞれ同電磁継電
器の平面断面図および側面断面図、第5図は同電磁継電
器のベースおよびヨーク周辺を示す一部破断斜視図、第
6図は同電磁継電器の正面断面図、第7図および第8図
は同電磁継電器の動作説明図である。 1……ベース、2……電磁石ブロツク、3……可動ブロ
ツク、4A,4B……接点機構、8d,8e……磁極面、15A,15B
……可動接触片、31……絶縁壁、31a,31b……側壁部、3
2A,32B……操作片。
継電器の一例をカバー省略状態で示す組立斜視図および
分解斜視図、第3図および第4図はそれぞれ同電磁継電
器の平面断面図および側面断面図、第5図は同電磁継電
器のベースおよびヨーク周辺を示す一部破断斜視図、第
6図は同電磁継電器の正面断面図、第7図および第8図
は同電磁継電器の動作説明図である。 1……ベース、2……電磁石ブロツク、3……可動ブロ
ツク、4A,4B……接点機構、8d,8e……磁極面、15A,15B
……可動接触片、31……絶縁壁、31a,31b……側壁部、3
2A,32B……操作片。
Claims (1)
- 【請求項1】電気絶縁性のベースと、このベース上に設
置された電磁石ブロックと、この電磁石ブロックの側方
に位置して上記ベース上に配置された接点機構と、上方
が開放された状態で上記電磁石ブロックを囲繞して上記
ベースに一体形成された絶縁壁と、上記電磁石ブロック
に形成された2つの磁極面に対し吸着または離反させて
底部に形成された回動支点のまわりに回動可能に設定さ
れかつ上記絶縁壁の側壁部を乗り越えて上記接点機構の
可動接触片を駆動操作する操作片を有する可動ブロック
とを具備し、上記電磁石ブロック、接点機構および可動
ブロックを上記ベースの上方から組込んで上記電磁石ブ
ロックと接点機構とを上記絶縁壁で電気絶縁するように
構成したことを特徴とする有極電磁継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63091992A JP2687410B2 (ja) | 1988-04-13 | 1988-04-13 | 有極電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63091992A JP2687410B2 (ja) | 1988-04-13 | 1988-04-13 | 有極電磁継電器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01264128A JPH01264128A (ja) | 1989-10-20 |
JP2687410B2 true JP2687410B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=14041940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63091992A Expired - Fee Related JP2687410B2 (ja) | 1988-04-13 | 1988-04-13 | 有極電磁継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2687410B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61267220A (ja) * | 1985-05-20 | 1986-11-26 | 松下電工株式会社 | 有極リレ− |
-
1988
- 1988-04-13 JP JP63091992A patent/JP2687410B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01264128A (ja) | 1989-10-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |