JP2687203B2 - 車両用ブレーキ制御装置における液圧作動弁 - Google Patents

車両用ブレーキ制御装置における液圧作動弁

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JP2687203B2
JP2687203B2 JP6066746A JP6674694A JP2687203B2 JP 2687203 B2 JP2687203 B2 JP 2687203B2 JP 6066746 A JP6066746 A JP 6066746A JP 6674694 A JP6674694 A JP 6674694A JP 2687203 B2 JP2687203 B2 JP 2687203B2
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久義 森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制動時の車輪スリップを
防止するアンチロック制御機能(ABS)を備えた車両
用ブレーキ制御装置に関し、より詳細にはABS作動時
のブレーキフィーリングを改善できる、車両用ブレーキ
制御装置における液圧作動弁に関する。
【従来の技術】
【0002】この種のブレーキ制御装置はマスタシリン
ダと各ホイールシリンダの間が2系統のブレーキ流路で
接続されていて、各ブレーキ流路の各ホイールシリンダ
の入口側に常時開式電磁弁で構成される入口弁が介装さ
れ、また各ホイールシリンダとリザーバを接続する戻り
流路の途上には常時閉式電磁弁で構成される出口弁が介
装されている。さらに戻り流路には逆止弁を介して補助
圧力装置(モータと液圧ポンプ)が組み込まれていて、
通常ブレーキ時においてはブレーキ流路を経由してホイ
ールシリンダへ給液して制動し、また車輪がスリップ傾
向を示すABS作動時にあっては補助圧力装置によるホ
イールシリンダへの間欠作動と入・出口弁の電気的な開
閉制御により各車輪の液圧を適正に制御して車輪のスリ
ップを抑止できるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来のブレ
ーキ制御技術には次のような問題点がある。
【0004】<イ> ABS作動時においてマスタシリ
ンダと各ホイールシリンダの間を接続する主ブレーキ流
路が連通しているから、補助圧力装置からの吐出圧がマ
スタシリンダを通じて脈動としてブレーキペダルに伝達
され、その脈動がブレーキペダルを踏み込んでいるドラ
イバーに伝わりブレーキフィーリングが悪い。
【0005】<ロ> 補助圧力装置の間欠作動により発
生する衝撃や入・出口弁を構成する電磁弁の閉弁時に発
生する衝撃がブレーキ配管やマスタシリンダを取着して
いるファイヤーウォール(壁材)に伝わり騒音が発生す
る。
【0006】
【本発明の目的】本発明は以上の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、ブレーキ
ペダルに伝わる脈動や騒音の発生を効果的に抑止でき
る、ブレーキ制御装置における液圧作動弁を提供するこ
とにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は、ポンプ圧液
を発生する補助圧力装置と、マスタシリンダと各ホイー
ルシリンダの間を結ぶ2系統のブレーキ流路と、ブレー
キ流路の途上に介装した常時開式の入口弁と、各ホイー
ルシリンダと補助圧力装置の間を結ぶ戻り流路の途上に
介装した常時閉式の出口弁とを具備し、車輪がスリップ
傾向を示すと補助圧力装置が作動してブレーキ流路に圧
液を供給すると共に、入口弁及び出口弁を開閉して各ホ
イールシリンダの液圧を制御する、車両用ブレーキ制御
装置において、マスタシリンダとホイルシリンダを結ぶ
ブレーキ流路の途上に介挿される液圧作動式の弁であっ
て、マスタシリンダとホイールシリンダの圧力差でブレ
ーキ流路を開閉する常時開式の第1弁機構と、補助圧力
装置から供給されるポンプ圧力とマスタシリンダの圧力
差で戻り流路とブレーキ流路の間を開閉する常時閉式の
第2弁機構を具備し、補助圧力装置で発生したポンプ圧
液の液圧が上昇すると第2弁機構が開状態になり、それ
に伴って第1弁機構が閉状態になり、ポンプ圧液の脈動
がマスタシリンダに伝達するのを防止し、ポンプ圧液の
液圧が更に上昇すると、第1弁機構が開状態になり、ポ
ンプ圧液の液圧を開放することを特徴とする、車両用ブ
レーキ制御装置における液圧作動弁である。
【0008】さらに本発明はポンプ圧液を発生する補助
圧力装置と、マスタシリンダと各ホイールシリンダの間
を結ぶ2系統のブレーキ流路と、ブレーキ流路の途上に
介装した常時開式の入口弁と、各ホイールシリンダと補
助圧力装置の間を結ぶ戻り流路の途上に介装した常時閉
式の出口弁とを具備し、車輪がスリップ傾向を示すと補
助圧力装置が作動してブレーキ流路に圧液を供給すると
共に、入口弁及び出口弁を開閉して各ホイールシリンダ
の液圧を制御する、車両用ブレーキ制御装置において、
マスタシリンダとホイルシリンダを結ぶブレーキ流路の
途上に介挿される液圧作動式の弁であって、ブレーキ流
路と連通するようにシリンダを配置し、前記シリンダの
底面に補助圧力装置からの流路を連通し、前記シリンダ
内に筒状のピストンを摺動自在に収容し、液圧作動装置
の稼働時にマスタシリンダとホイールシリンダの圧力差
でブレーキ流路を開閉する常時開式の第1弁機構をピス
トン内部に形成し、補助圧力装置から供給されるポンプ
圧力とマスタシリンダの圧力差で戻り流路とブレーキ流
路の間を開閉する常時閉式の第2弁機構をピストンと補
助圧力装置に連通するシリンダ底面との間に形成し、補
助圧力装置で発生したポンプ圧液の液圧が上昇すると第
2弁機構が開状態になり、それに伴って第1弁機構が閉
状態になり、ポンプ圧液の脈動がマスタシリンダに伝達
するのを防止し、ポンプ圧液の液圧が更に上昇すると、
第1弁機構が開状態になり、ポンプ圧液の液圧を開放す
ことを特徴とする、車両用ブレーキ制御装置における
液圧作動弁である。
【0009】さらに本発明はポンプ圧液を発生する補助
圧力装置と、マスタシリンダと各ホイールシリンダの間
を結ぶ2系統のブレーキ流路と、ブレーキ流路の途上に
介装した常時開式の入口弁と、各ホイールシリンダと補
助圧力装置の間を結ぶ戻り流路の途上に介装した常時閉
式の出口弁とを具備し、車輪がスリップ傾向を示すと補
助圧力装置が作動してブレーキ流路に圧液を供給すると
共に、入口弁及び出口弁を開閉して各ホイールシリンダ
の液圧を制御する、車両用ブレーキ制御装置において、
マスタシリンダとホイルシリンダを結ぶブレーキ流路の
途上に介挿される液圧作動式の弁であって、マスタシリ
ンダ側のブレーキ流路と、ホイルシリンダ側のブレーキ
流路と、補助圧力装置からの流路とに夫々連通するシリ
ンダ内に筒状のピストンが摺動自在に収容され、ピスト
ンの大径部がシリンダ内を画成して常時マスタシリンダ
に連通する第1室と、ホイールシリンダ及び補助圧力装
置に連通する第2室を夫々形成し、ピストンの内部に形
成した軸路と、軸路を閉塞可能な弁体と、弁体を閉弁方
向に付勢するばねにより液圧作動装置の稼働時のみマス
タシリンダとホイルシリンダとの間の流路を遮断する常
時開式の第1弁機構を形成すると共に、シリンダ底面の
弁座と、ピストンに取り付けた弁体と、弁体を閉弁方向
に付勢するばねにより液圧作動装置の稼働時のみ開弁し
て補助圧力装置の圧液をホイルシリンダへ給液する常時
閉式の第2弁機構を形成し、補助圧力装置で発生したポ
ンプ圧液の液圧が上昇すると第2弁機構が開状態にな
り、それに伴って第1弁機構が閉状態になり、ポンプ圧
液の脈動がマスタシリンダに伝達するのを防止し、ポン
プ圧液の液圧が更に上昇すると、第1弁機構が開状態に
なり、ポンプ圧液の液圧を開放することを特徴とする、
車両用ブレーキ制御装置における液圧作動弁である。
【0010】
【実施例1】 <イ>全体の構成 図1〜図3は実施例1に係る図面で、図1は液圧作動弁
20を組み込んだブレーキ制御装置の概念図を示し、図
2及び図3は液圧作動弁20を示す。図1においてマス
タシリンダ10と各車輪12〜15のホイールシリンダ
11の間が独立したブレーキ流路I、IIを介していわゆ
る「X配管方式」で接続されている。 各ブレーキ流路
I、IIの途上には後述する液圧作動弁20,20と、各
車輪12〜15毎に常時開式の入口弁16が組み込ま
れ、また各車輪12〜15及と補助圧力装置(液圧ポン
プ32とモータ35とにより構成)の間を結ぶ戻り流路
30の途上に常時閉式の出口弁17が組み込まれてい
て、これらの弁16,17,20の開閉操作によって各
車輪のブレーキ圧を制御できるようになっている。
【0011】入口弁16と出口弁17は二位置二方向式
電磁弁で構成され、これらの合計8個の電磁弁は各車輪
12〜15の回転速を検知する図示しない回転速センサ
と電子制御ユニットとの組み合わせにより、ABS作動
時に電子制御ユニットから各弁に給電されて流路を開閉
操作して、各車輪12〜15の液圧減圧・保圧・増圧を
制御できるようになっている。 これらの電磁弁や制御
システムは公知であるので説明を省略する。
【0012】またこれ以降の構成を説明するにあたり、
各ブレーキ流路I、IIに関する構成が同一であるから、
片方のブレーキ流路Iについて説明し、他方のブレーキ
流路II及びブレーキ流路IIに付属する装置に関する説明
を省略する。
【0013】補助圧力装置とブレーキ流路Iの間には液
圧作動弁20が介装されていて、また各車輪12、13
と液圧ポンプ32の前後の流路には車輪12,13側へ
の液の流れを阻止する逆止弁33,34が取り付けられ
ている。また戻り流路30の途上にはリザーバ40が設
けられ、ABS作動時の戻り液を蓄積すると共に、内部
の蓄液を液圧ポンプ32へ給液できるようになってい
る。 液圧作動弁20は車輪のスリップ傾向が関知され
ない通常ブレーキ時においてはブレーキ流路Iを開き、
またABS作動時においてはマスタシリンダ10への逆
流を遮断した状態で液圧ポンプ32からの圧液を所定の
車輪12,13のホイールシリンダ11へ供給できるよ
うになっている。
【0014】<ロ>液圧作動弁 液圧作動弁20は液圧で開閉する2つの弁機構を具備し
ていて、ブレーキ流路Iを開閉する弁機能と、戻り流路
30とブレーキ流路Iの間を開閉する弁機能を併有し、
特に戻り流路30を通じて補助圧力装置から供給される
ポンプ圧力とマスタシリンダの圧力が設定条件に達した
ときに、戻り流路30の圧液をホイールシリンダだけで
なくマスタシリンダへも供給できる構成になっている。
【0015】図2及び図3を基に液圧作動弁20の具体
的な構成について説明すると、液圧作動弁20は前述し
た複数組の入口弁16や出口弁17の組み込んである同
一のボディ21に組み付けられている。 ボディ21に
穿設したシリンダ22の孔側面はブレーキ流路Iに連通
しており、またシリンダ22の孔底が戻り流路30と連
通している。 シリンダ22には筒状のピストン23を
摺動自在に収容し、蓋材24がシリンダ22の入口を封
鎖している。 蓋材24とシリンダ22の大径部23a
との間にはコイルばね25が収縮状態で配置され、この
コイルばね25がピストン23をシリンダ22の孔奥側
へ押している。
【0016】ピストン23の大径部23aの周面にはシ
ール材23bが装着してあり、シリンダ22内を上下二
つの第1・第2室22a,22bに画成している。第1
室22aはブレーキ流路Iを通じて常時マスタシリンダ
に連通しており、また第2室22bはブレーキ流路Iを
通じて常時ホイールシリンダに連通している。 ピスト
ン23は内部に軸路23cを形成し、ピストン23の上
部側面にスリット23dを開設し、ピストン23の下部
に下方へ向けた複数の腕23eを備えている。
【0017】液圧作動弁20は2つの弁機構を内蔵して
いる。 そのひとつは、ピストン23の軸路23cと、
この軸路23cを閉塞可能な弁体23fとにより構成す
る常時開式の第1弁機構26であり、またもうひとつは
シリンダ23底面の弁座23gと、腕23eの下部に取
り付けた弁体23hとにより構成される常時閉式の第2
弁機構27である。
【0018】第1弁機構26を構成する弁体23fは半
球状の押さえ体23iとばね28を介して閉弁方向に付
勢され、シリンダ23に固着した弁押し体29の支持棒
29aが弁体23fに当接して第1弁機構26を開いて
いる。弁押し体29は図3に示すように開口29bを開
設した円盤29cと、円盤29cに立設した支持棒29
aとにより構成され、支持棒29aは軸路23cに貫挿
可能な径を有し、かつ第2弁機構27を閉じた状態のと
き弁体23fを上方へ押して第1弁機構26が開弁する
長さに設定されている。弁押し体29は図2に示すよう
に円盤29cはシリンダ22内部の段差部に「かしめ」
や「ねじ」で固着される。
【0019】尚、弁体23hは円盤29cの開口29b
に貫挿させたピストン23の腕23eの端に取り付けら
れる。
【0020】
【作動】
<イ>通常ブレーキ時 図1においてドライバーのブレーキ操作によりマスタシ
リンダ10に発生した液圧は、ブレーキ流路I,II及び
各ブレーキ流路I,IIの途上に介在した液圧作動弁2
0,入口弁16を通じて各車輪12〜15のホイールシ
リンダ11へ供給されて制動される。またブレーキ開放
時の戻り液は逆のルートでマスタシリンダ10へ還流さ
れる。
【0021】この際、図2に示す液圧作動弁20は、戻
り流路30に圧力が発生していないからピストン23が
ばね25のばね力を受けて第2弁機構27を閉じて各ブ
レーキ流路I,IIと戻り流路30間の連通を遮断すると
共に、弁押体29の支持棒29aに当接する弁球23f
が軸路23eから離隔して第1弁機構26を開いて各ブ
レーキ流路I,IIを連通している。
【0022】<ロ>ABS作動時 図1において制動中、車輪12〜15の一部或いは全部
がスリップ傾向になると液圧ポンプ32が作動してポン
プ圧力が液圧作動弁20へ供給される。液圧作動弁20
へ供給されたポンプ圧力は図2に示す第2弁機構27に
作用し、ピストン23を図面の上方へ押し上げて弁体2
3hを弁座23gから離隔させて第2弁機構27を開
く。ポンプ圧力によってコイルばね25を収縮させなが
らピストン23がさらに押し上げられると、弁体23f
が軸路23cに着座して第1弁機構26を閉じてマスタ
シリンダ側との連通を遮断する。 その結果、ポンプ液
圧は第2弁機構27を通じてホイールシリンダ−側への
み送られる。
【0023】またポンプ圧力とマスタシリンダとの差圧
がばね28の下向きのばね力によって規定される設定圧
力を越えると、第1弁機構26が開いてポンプ液圧がマ
スタシリンダ側へも送られる。 このようにABS作動
中、液圧作動弁20が第1弁機構26を閉じてブレーキ
流路I,IIを遮断する。 このようにポンプの間欠作動
や入・出口弁16,17の開閉動作に伴う脈動を第1弁
機構26が遮断してマスタシリンダ10への伝達を抑止
する。
【0024】
【実施例2】図4は配管方式の異なる他の実施例を示
す。 本実施例は各車輪12〜15を「前後配管方式
(H配管方式)」に配管した例である。本実施例のその
他の構成や作動は既述した実施例1と同様であるから、
前記実施例1と同一の部位は同一の符号を付してその説
明を省略する。
【0025】
【実施例3】以上は前輪駆動車に適用した場合について
説明したが、後輪駆動車に適用することも勿論可能であ
る。本実施例にあっては先の実施例1(図1)又は実施
例2(図4)と比較して各車輪12〜15の配管の接続
のみを変更するだけで、X配管方式又は前後配管方式
(H配管方式)のいずれにも適用することができる。ま
た四輪駆動車への適用も容易である。
【0026】
【実施例4】以上はABSを備えた車両用ブレーキ制御
装置に適用した場合について説明したが、この液圧作動
弁は駆動輪のオーバースピンを防止するトラクションコ
ントロール機能(TCS)を備えた車両用ブレーキ制御
装置や、ABSとTCSの両機能を備えた車両用ブレー
キ制御装置に適用することも可能である。
【0027】
【発明の効果】液圧作動弁はABS作動時にポンプ圧力
を受けてホイールシリンダへの給液を許容しつつマスタ
シリンダとの連通を遮断するため、次のような効果を得
ることができる。
【0028】<イ>ABS作動時にポンプ液圧がマスタ
シリンダへ伝達されないから、ドライバーに脈動が伝達
されずブレーキフィーリングが向上する。
【0029】<ロ> 補助圧力装置の間欠作動や入・出
口弁の閉弁時に発生する衝撃を液圧作動弁が遮断するの
で、ファイヤーウォールの振動に起因する騒音の発生を
著しく低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 液圧作動弁を組み込んだブレーキ制御装置の
回路図
【図2】 液圧作動弁の縦断面図
【図3】 液圧作動弁を構成する弁機構の説明図
【図4】 H配管に適用した実施例2に係るブレーキ制
御装置の回路図
【符号の説明】
10…マスタシリンダ, 11…ホイールシリンダ,
12〜15…車輪, 16…入口弁, 17…出
口弁, 20…液圧作動弁, 21…ボディ, 2
2…シリンダ, 23…ピストン, 24…蓋材,
25…コイルば ね, 26…第1弁機構,
27…第2弁機構, 28…ばね,29…弁押体,
30…戻り流路, 31…補助流路, 32…液
圧ポンプ, 33,34…逆止弁, 35…モータ,
40…リザーバ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−31971(JP,A) 特開 昭61−110658(JP,A) 特開 昭62−120254(JP,A) 特開 昭60−121161(JP,A) 特開 平1−160766(JP,A) 実開 平2−78460(JP,U) 実開 平1−103467(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ圧液を発生する補助圧力装置
    と、マスタシリンダと各ホイールシリンダの間を結ぶ2
    系統のブレーキ流路と、ブレーキ流路の途上に介装した
    常時開式の入口弁と、各ホイールシリンダと補助圧力装
    置の間を結ぶ戻り流路の途上に介装した常時閉式の出口
    弁とを具備し、車輪がスリップ傾向を示すと補助圧力装
    置が作動してブレーキ流路に圧液を供給すると共に、入
    口弁及び出口弁を開閉して各ホイールシリンダの液圧を
    制御する、車両用ブレーキ制御装置において、 マスタシリンダとホイルシリンダを結ぶブレーキ流路の
    途上に介挿される液圧作動式の弁であって、 マスタシリンダとホイールシリンダの圧力差でブレーキ
    流路を開閉する常時開式の第1弁機構と、補助圧力装置
    から供給されるポンプ圧力とマスタシリンダの圧力差で
    戻り流路とブレーキ流路の間を開閉する常時閉式の第
    2弁機構を具備し、 補助圧力装置で発生したポンプ圧液の液圧が上昇すると
    第2弁機構が開状態になり、それに伴って第1弁機構が
    閉状態になり、ポンプ圧液の脈動がマスタシリンダに伝
    達するのを防止し、ポンプ圧液の液圧が更に上昇する
    と、第1弁機構が開状態になり、ポンプ圧液の液圧を開
    放する ことを特徴とする、 車両用ブレーキ制御装置における液圧作動弁。
  2. 【請求項2】 ポンプ圧液を発生する補助圧力装置
    と、マスタシリンダと各ホイールシリンダの間を結ぶ2
    系統のブレーキ流路と、ブレーキ流路の途上に介装した
    常時開式の入口弁と、各ホイールシリンダと補助圧力装
    置の間を結ぶ戻り流路の途上に介装した常時閉式の出口
    弁とを具備し、車輪がスリップ傾向を示すと補助圧力装
    置が作動してブレーキ流路に圧液を供給すると共に、入
    口弁及び出口弁を開閉して各ホイールシリンダの液圧を
    制御する、車両用ブレーキ制御装置において、 マスタシリンダとホイルシリンダを結ぶブレーキ流路の
    途上に介挿される液圧作動式の弁であって、 ブレーキ流路と連通するようにシリンダを配置し、前記
    シリンダの底面に補助圧力装置からの流路を連通し、前
    記シリンダ内に筒状のピストンを摺動自在に収容し、補
    助圧力装置の稼働時にマスタシリンダとホイールシリン
    ダの圧力差でブレーキ流路を開閉する常時開式の第1弁
    機構をピストン内部に形成し、 補助圧力装置から供給されるポンプ圧力とマスタシリン
    ダの圧力差で戻り流路とブレーキ流路の間を開閉する常
    時閉式の第2弁機構をピストンと補助圧力装置に連通す
    るシリンダ底面との間に形成し、 補助圧力装置で発生したポンプ圧液の液圧が上昇すると
    第2弁機構が開状態になり、それに伴って第1弁機構が
    閉状態になり、ポンプ圧液の脈動がマスタシリンダに伝
    達するのを防止し、ポンプ圧液の液圧が更に上昇する
    と、第1弁機構が開状態になり、ポンプ圧液の液圧を開
    放する ことを特徴とする、 車両用ブレーキ制御装置における液圧作動弁。
  3. 【請求項3】 ポンプ圧液を発生する補助圧力装置
    と、マスタシリンダと各ホイールシリンダの間を結ぶ2
    系統のブレーキ流路と、ブレーキ流路の途上に介装した
    常時開式の入口弁と、各ホイールシリンダと補助圧力装
    置の間を結ぶ戻り流路の途上に介装した常時閉式の出口
    弁とを具備し、車輪がスリップ傾向を示すと補助圧力装
    置が作動してブレーキ流路に圧液を供給すると共に、入
    口弁及び出口弁を開閉して各ホイールシリンダの液圧を
    制御する、車両用ブレーキ制御装置において、 マスタシリンダとホイルシリンダを結ぶブレーキ流路の
    途上に介挿される液圧作動式の弁であって、 マスタシリンダ側のブレーキ流路と、ホイルシリンダ側
    のブレーキ流路と、補助圧力装置からの流路とに夫々連
    通するシリンダ内に筒状のピストンが摺動自在に収容さ
    れ、 ピストンの大径部がシリンダ内を画成して常時マスタシ
    リンダに連通する第1室と、ホイールシリンダ及び補助
    圧力装置に連通する第2室を夫々形成し、 ピストンの内部に形成した軸路と、軸路を閉塞可能な弁
    体と、弁体を閉弁方向に付勢するばねにより補助圧力装
    置の稼働時のみマスタシリンダとホイルシリンダとの間
    の流路を遮断する常時開式の第1弁機構を形成すると共
    に、 シリンダ底面の弁座と、ピストンに取り付けた弁体と、
    弁体を閉弁方向に付勢するばねにより補助圧力装置の稼
    働時のみ開弁して補助圧力装置の圧液をホイルシリンダ
    へ給液する常時閉式の第2弁機構を形成し、 補助圧力装置で発生したポンプ圧液の液圧が上昇すると
    第2弁機構が開状態になり、それに伴って第1弁機構が
    閉状態になり、ポンプ圧液の脈動がマスタシリンダに伝
    達するのを防止し、ポンプ圧液の液圧が更に上昇する
    と、第1弁機構が開状態になり、ポンプ圧液の液圧を開
    放する ことを特徴とする、 車両用ブレーキ制御装置における液圧作動弁。
JP6066746A 1994-03-10 1994-03-10 車両用ブレーキ制御装置における液圧作動弁 Expired - Lifetime JP2687203B2 (ja)

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