JP2685270B2 - 分散型電力系統監視装置 - Google Patents

分散型電力系統監視装置

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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は電力系統の状態を常に情報として入力しなが
ら監視を行なう電力系統監視装置に関する。
(従来の技術) 従来技術の一例の構成を図面を参照して説明する。
第11図は従来技術の一例を示すものである。
第11図において、1A〜1Cはそれぞれ電気所であり、し
ゃ断器,断路器,保護リレー,変圧器,母線等の機器2A
〜2Cと、インターフェイス3A〜3Cから成る。このインタ
ーフェイス3A〜3Cは各機器2A〜2Cの情報を伝送路4を通
じて制御所5の電子計算機7に伝送するものである。制
御所5に伝送されてきた各電気所1A〜1Cの情報は入力装
置6を介して電子計算機7の記憶部8に記憶される。電
子計算機7にはこの記憶部8のほか各電気所1A〜1Cから
の情報に関する処理ルールを予め保存するルールベース
9と、機器2A〜2Cの状態変化情報が電子計算機に入力さ
れると起動される推論機構10とを設けている。又、制御
所5にはルールの適用によって推論機構からメッセージ
が出力される出力装置11がある。
従来技術の作用を第12図の電力系統事故発生時の系統
図例を用いて説明する。第12図において、CB1〜CB14は
しゃ断器を表わす。第12図では電気所AではCB1,CB2が
送電線の主保護リレーによってしゃ断、電気所BではCB
3,CB4が送電線の主保護リレーによってしゃ断、電気所
CではCB9が系統安定化装置(以下SSCとよぶ)によって
しゃ断したことを示す。このとき各電気所から伝送路を
介して機器の状態変化が制御所に送られ電子計算機の記
憶部に記憶される。
第13図に記憶された情報を示す。図において、(CB1
しゃ断)はCB1がしゃ断したことを示す。(CB1 L−主保
護動作)はCB1で送電線の主保護リレーが動作したこと
を示す。
(Cs/s SSC動作)はC変電所でSSCが動作したことを
示す。記憶部には事故が発生する前の機器2の状態即ち
系統状態も保存されている。
第14図,第15図に事故が発生する前の系統状態の情報
を示す。
第14図において、 (A母線−電源)はA母線に電源があることを示し、
(D母線−負荷)はD母線に負荷が接続されていること
を示す。
(A母線隣接設備−CB1,CB2)はA母線に接続する機
器はCB1,CB2であることを示す。
(CB1入)はCB1が事故前「入」であったことを示す。
第15図において、 (CB1しゃ断A回)はCB1のしゃ断回数がA回であるこ
とを示す。制御所の電子計算機7は各電気所からの情報
の監視し、異常があった場合それを出力装置に出力して
運転員に知らしめるための処理を行なうために、予め情
報に関する処理をルールとして記憶してあり、推論機構
はルールに従った処理を行なう。電力系統の状態変化が
電子計算機に入力されると、制御所の推論機構は起動さ
れる。推論機構の作用を第16図のルールベースのルール
と第17図の推論機構の処理を示すフローチャートを用い
て説明する。
第17図ステップS1において、まず第16図に示すルール
1の条件部と第13図の記憶部の情報とを照合する。第13
図に示されるようにCB1は送電線の主保護リレー動作で
しゃ断しており、かつCB1に隣接する送電線AB−1Lが事
故として記憶部に登録されていない。故にステップS2の
判断において条件部を満足するのでステップS3に進む。
ステップS3では条件部を満足したルール1の実行部の処
理を行い、ここでは記憶部に(AB−1L事故)を登録し
「AB−1L事故」を出力装置に出力する。ステップS4では
まだ全ての情報、全てのルールについて照合していない
ため、ステップS1に戻る。CB2も送電線の主保護リレー
動作でしゃ断しており、かつCB2に隣接する送電線AB−2
Lが事故として記憶部に登録されていないのでルール1
の条件部を満足し、ステップS2の判断でステップS3に進
み、実行部を実行することによって(AB−2L事故)を登
録し、「AB−2L事故」を出力装置に出力する。記憶部に
は第18図に示したように(AB−1L事故),(AB−2L事
故)が追加される。
CB3,CB4も送電線の主保護リレー動作でしゃ断してい
るが、既に(AB−1L事故),(AB−2L事故)が記憶部に
登録されているのでルール1の条件部を満足しない。故
にステップS2の判断でステップS3に進まずにステップS4
の判断に進む。ルール1の条件部を全ての記憶部の情報
と照合した後、ルール2の条件部と記憶部の照合を行な
う。ルール2の条件部はしゃ断器がしゃ断していること
を意味する。CB1,CB2,CB3,CB4,CB9はしゃ断しているの
でルール2の条件部を満足し、ステップS2の判断でステ
ップS3に進む。ステップS3でルール2の実行部の処理を
行いしゃ断回数を1つ加算する。ルール2の実行部の処
理を行なった後の記憶部の状態を第19図に示す。
また第16図に示すルール3はしゃ断器のしゃ断回数が
一定値(N回)以上になったときしゃ断器の機器疲弊を
アラームとして出力し、運転員に保守を促すための処理
を定義したものである。例えば、CB3のしゃ断回数C+
1回がN回以上とすると、ルール3の適用によって「CB
3保守」を出力機器に出力する。
更にルール4は電力系統の事故で電源が脱落した場合
SSCによって脱落した電源に見合う負荷をしゃ断すると
いう系統安定化のための機器の動作を、因果関係をつけ
て運転員に提示するための処理を定義したものである。
電源であるA母線にCB1,CB2を介して接続するAB−1L,AB
−2Lの事故が記憶部に存在し、かつCB1,CB2,CB3,CB4,CB
9がしゃ断する前、負荷D母線は電源A母線と電気的に
接続しており、D母線とCD−1Lを介して接続するしゃ断
器CB9が電気所CにおけるSSC動作でしゃ断しているため
に、ルール4の条件部を満足する。故にステップS2の判
断でルール4の実行部の処理を行い、「電源A母線脱落
による負荷D母線制限」を出力装置に出力する。全ての
情報について全てのルールの条件部を照合した後、ステ
ップS4の判断で推論機構は処理を終了する。
(発明が解決しようとする課題) 今日、制御所にとって監視制御すべき電気所の数が増
加し、対象電力系統の規模が増大するなかで、上記従来
技術のように各電気所の各機器の個別の情報を総べて制
御所の電子計算機に処理させることは、制御所の電子計
算機の負荷増大、それに伴う処理能力の低下、ひいては
運転員が電力系統の状態把握に時間がかかるという問題
点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、各電
気所に電子計算機を設置し、従来技術の処理のなかで電
気所個別の情報のみで処理できるものは当該電気所で処
理し、制御所で必要な情報のみを制御所に送信し、制御
所では運転員に電力系統のアラームとして提示すべき処
理、または複数の電気所間にまたがって情報を収集する
必要のある処理のみを行なうように、電気所,制御所の
各電子計算機に行なうべき処理をルールベースとして予
め保存しておき、各電子計算機の推論機構がルールベー
スのルールに従って処理を行なうことにより、電力系統
の監視処理の負荷分散を行ない、制御所の電子計算機の
負荷を低減し、スループットの向上した分散型電力系統
監視装置を提供することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明では複数の電気所か
らの情報を当該電気所を管理する制御所へ伝送し、当該
電気所に設けた電子計算機にて一括制御する電力系統監
視装置において、複数の各電気所には個々に電子計算機
を設けて1つの電気所の情報のみで処理できるものにつ
いて当該電気所が分担する情報に関するルールベースと
推論機構及び記憶部とを備え、前記複数の電気所を管理
する制御所の電子計算機には、複数の各電気所間にまた
がって情報を収集する必要のある処理を行なうために前
記各電気所からの情報に因果関係があるものについて、
それらの相互関連に関するルールベースと推論機構及び
記憶部とを備え、電気所関連機器からの情報は一旦当該
担当電気所の電子計算機にて処理されると共に、各電気
所間の情報に因果関係のある情報及び各電気所で処理し
たもので運転員に知らせるべき情報は制御所へ伝送され
て制御所の電子計算機にて処理される順序構成を備え
た。
(作 用) 電気所の機器に状態変化が発生すると各機器の情報は
電気所の入力装置を介して電気所の電子計算機に入力さ
れ、この情報は記憶部に記憶されて推論機構が起動され
る。推論機構はルールベースのルールと記憶部の情報と
を照合し、ルールの条件部を満足する情報には実行部の
処理を行ない、制御所の電子計算機に送出する必要のあ
る情報をインターフェイス,伝送路を介して制御所の入
力装置に送出する。制御所に送られてきた情報は制御所
の電子計算機の記憶部に記憶され、電気所からの情報が
あったことにより制御所の電子計算機の推論機構が起動
される。推論機構はルールベースのルールと記憶部の情
報を照合し、メーッセージとして運転員に提示する必要
のある情報を出力装置に出力する。
(実施例) 以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本発明による分散型電力系統監視装置の一実
施例の構成図である。第1図において第11図と同一部分
については同一符号を付す。100A,100B,100Cはそれぞれ
電気所であり、しゃ断器,断路器,保護リレー,変圧
器,母線等の機器2A,2B,2Cと、これらの機器情報が入力
装置3A,3B,3Cを介して入力される電子計算機101A,101B,
101Cと、計算機と制御所とを結ぶインターフェイス102
A,102B,102Cとからなり、計算機101A,101B,101Cは入力
装置3A,3B,3Cから入力された情報を記憶する記憶部1013
A,1013B,1013Cと、電気所の各情報に対する処理をルー
ルとして定義し予め保存してあるルールベース1012A,10
12B,1012Cと、ルールベース1012A,1012B,1012Cのルール
と記憶部1013A,1013B,1013Cの情報とを照合し、ルール
の条件部を満足した場合、その実行部の処理を行なう推
論機構1011A,1011B,1011Cとから構成される。
制御所5には伝送路4A,4B,4C及び入力装置6を介して
各電気所からの情報が入力される電子計算機7と演算後
のメッセージを出力する出力装置11とがあり、電子計算
機7には各電気所からの情報を記憶する記憶部8と、各
電気所からの情報をもとに制御所の電子計算機で処理す
べき内容をルールとして定義したルールベース9と、各
電気所からの情報が入力されると起動する推論機構10と
があることは従来と同様である。
上記構成を有する分散型電力監視装置の作用につい
て、第12図の電力系統の事故発生時の系統図例を用いて
説明する。
先ず、A電気所の電子計算機101AにはCB1,CB2の遮断
とCB1,CB2で送電線の主保護リレーが動作したことが入
力される。B電気所の電子計算機101にはCB3,CB4のしゃ
断とCB3,CB4の送電線の主保護リレーの動作したことが
入力される。C電気所の電子計算機101CにはCB9のしゃ
断とSSC動作が入力される。これらの入力された情報、
並びに事故前の情報は各電子計算機の記憶部に夫々記憶
される。第2図、第3図、第4図は各々A電気所,B電気
所,C電気所の電子計算機の記憶部の情報を示す。
各電気所にある電子計算機101A〜101Cのルールベース
1012A〜1012Cには、従来技術における制御所の電子計算
機のルールベースのルールのなかで、一電気所の情報の
みで処理するもの、具体的には第5図に示したものを予
め保存してある。また、制御所の電子計算機7のルール
ベース9には、一電気所の情報のみでは処理できないも
の、具体的には第6図に示したものを予め保存してお
く。電気所100A〜100Cと制御所5のルールベースの分割
と各々のルールの意味は以下の通りである。
〈電気所のルールベース(第5図)〉 ルール1 1つの電気所の情報のみで送電線の事故が判断できる
ものは当該電気所で判断を行ない、その結果をアラーム
として制御所の計算機に送出する。
ルール2 しゃ断回数を数えるのは電気所で可能である。CBのし
ゃ断情報は制御所の運転員が電力系統の最新状態を知る
必要があるので制御所へ送出する。
ルール3 CBのしゃ断回数が一定値以上になった場合、「しゃ断
器保守」を制御所の運転員に促す必要があるので制御所
に送出する。
ルール4 「SSC動作」は電力系統の事故で起こるもので、他の
電気所の情報との因果関係がある。故に他の電気所の情
報も入力している制御所に送出する。
〈制御所のルールベース(第6図)〉 ルール1 電気所から送られてきた送電線事故の情報は運転員に
提示する必要があるので出力装置に出力する。
ルール2 「しゃ断器保守」を運転員に促すために出力装置に出
力する。
ルール3 複数電気所間にわたる情報を扱うので制御所の電子計
算機でなければ処理不可能である。また事故とSSC動作
の因果関係は運転員に提示する必要がある。動作として
は、先ずA電気所の電子計算機101Aに機器の動作情報が
入力されると、推論機構1011Aが起動される。推論機構1
011Aの処理は従来技術の推論機構と同じであり、第17図
のフローチャートに従う。
即ち、電気所のルールベース(第5図)の各条件部と
A電気所の記憶部の情報(第2図)との照合を行ない
(ステップS1)、その結果によって(ステップS2)、条
件部を満足するルールの実行部の処理を行なう(ステッ
プS3)。これを記憶部の全情報,ルールベースの全ルー
ルについて行なう(ステップS4)。そして推論機構の処
理の結果として、A電気所から制御所へは(CB1しゃ
断),(AB−1L事故),(CB2しゃ断),(AB−2L事
故)が送出され、しゃ断器のしゃ断回数が更新されて、
A電気所の記憶部の情報は第7図に示す通りとなる。
要するにCB1,CB2のしゃ断回数はA+1回,B+1回と
なり、CB1,CB2がしゃ断し、その原因はCB1,CB2ともにL
−主保護動作のためとなる。同様に、B電気所から制御
所へは(CB3しゃ断)(AB−1L事故),(CB4しゃ断),
(AB−2L事故)が、またCB3のしゃ断回数C+1が、N
回以上であれば(CB3保守)の情報が送出され、その結
果B電気所の記憶部の情報は第8図に示す通りとなる。
更に、C電気所からも同様に制御所に対して(CB9し
ゃ断),(Cs/s SSC動作)が送出され、その結果C電
気所の記憶部の情報は第9図に示す通りとなる。
これらA,B,C各電気所から送出された情報は、伝送路
を経由して制御所の電子計算機に入力装置を介して入力
される。制御所の電子計算機の記憶部には事故前の情報
として第14図の情報が保存され、各電気所からの情報は
第10図に示すように保存される。電気所からの情報が入
力されると推論機構が起動される。推論機構の処理は従
来技術の推論機構と同じであり第17図のフローチャート
に従う。この場合、推論機構は第6図のルールベースの
各ルールの条件部と第10図と第14図の各記憶部の情報を
照合し、条件部を満足するルールの実行部の処理を行な
う。これを記憶部の全情報,ルールベースの全ルールに
ついて行なう。
まずルール1について照合を行ない「AB−L事故」を
出力装置に出力する。また「AB−2L事故」も出力する。
次にルール2について照合を行なうと、記憶部にルール
2の条件を満足するものとして(CB3保守)があるた
め、「CB3保守」を出力装置に出力する。ルール3につ
いても電源A母線にCB1,CB2を介して接続するAB−1L,AB
−2Lの事故でかつ事故前A母線と負荷D母線は電気的に
接続しており、負荷D母線と電気的に接続するCB9がC
s/sのSSC動作でしゃ断しているために、この条件を満足
する。故に「電源A母線脱落による負荷D母線制限」を
出力装置に出力する。
以上の実施例の構成と作用とから明らかなように、電
気所と制御所とに各々電子計算機を設け各電子計算機が
処理すべき内容を予めルールに定義してルールベースと
して保存しておき、各電子計算機で分散して電力系統の
監視を行なうことにより、従来技術と比較して制御所の
電子計算機について以下の処理の負荷を軽減することが
できる。
(1)しゃ断したしゃ断器と動作した保護リレーから事
故設備を判定する処理 (2)しゃ断器のしゃ断回数を数え、一定値を越えたか
否かを監視する処理 [発明の効果] 以上に述べたように、本発明によれば電気所,制御所
各々に電子計算機を設け、各電子計算機には処理すべき
内容をルールとして予めルールベースに保存しておき、
電力系統の状態が変化したときにその情報に応じた処理
をまず電気所のルールベースを用いて行ない、電気所内
で処理できることは電気所の電子計算機で行ない、各電
気所間の情報との因果関係がある情報、また電気所で処
理した情報のなかで制御所の運転員に知らしむべきもの
を制御所の電子計算機に送出し、制御所の電子計算機は
制御所でなければできない処理のみを行なうようにした
ことにより、制御所の電子計算機の負荷は減少し、スル
ープット(一定時間内の仕事量)が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による分散型電力系統監視装置の一実施
例の構成図、第2図は電気所Aの記憶部の情報、第3図
は電気所Bの記憶部の情報、第4図は電気所Cの記憶部
の情報、第5図は本発明実施例における電気所のルール
ベース、第6図は制御所のルールベース、第7図はA電
気所の推論機構の処理が終了した時の記憶部の情報、第
8図はB電気所の推論機構の処理が終了した時の記憶部
の情報、第9図はC電気所の推論機構の処理が終了した
時の記憶部の情報、第10図は制御所の記憶部の中の各電
気所からの情報、第11図は従来技術を説明する構成図、
第12図は電力系統事故発生時の系統図例、第13図は従来
技術における制御所の電子計算機の記憶部における事故
の情報、第14図は制御所の記憶部における事故前の情
報、第15図は従来技術における事故前の記憶部のしゃ断
器しゃ断回数情報、第16図は従来技術の制御所のルール
ベース、第17図は推論機構の処理を示すフローチャー
ト、第18図は従来技術において推論機構の処理終了時の
記憶部の事故情報、第19図は従来技術において推論機構
の処理終了時の記憶部のしゃ断器しゃ断回数情報であ
る。 2A,2B,2C……機器 3A,3B,3C,6……入力装置 4,4A,4B,4C……伝送路 5……制御所 7,101A,101B,101C……電子計算機 8,1013A,1013B,1013C……記憶部 9,1012A,1012B,1012C……ルールベース 10,1011A,1011B,1011C……推論機構 11……出力装置 102A,102B,102C……インターフェイス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電気所からの情報を当該電気所を管
    理する制御所へ伝送し、当該電気所に設けた電子計算機
    にて一括制御する電力系統監視装置において、複数の各
    電気所には個々に電子計算機を設けて1つの電気所の情
    報のみで処理できるものについて当該電気所が分担する
    情報に関するルールベースと推論機構及び記憶部とを備
    え、前記複数の電気所を管理する制御所の電子計算機に
    は、複数の各電気所間にまたがって情報を収集する必要
    のある処理を行なうために前記各電気所からの情報に因
    果関係があるものについて、それらの相互関連に関する
    ルールベースと推論機構及び記憶部とを備え、電気所関
    連機器からの情報は一旦当該担当電気所の電子計算機に
    て処理されると共に、各電気所間の情報に因果関係のあ
    る情報及び各電気所で処理したもので運転員に知らせる
    べき情報は制御所へ伝送されて制御所の電子計算機にて
    処理される順序構成を備えたことを特徴とする分散型電
    力系統監視装置。
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