JPH04140023A - 事故判定システム - Google Patents

事故判定システム

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JPH04140023A
JPH04140023A JP2263321A JP26332190A JPH04140023A JP H04140023 A JPH04140023 A JP H04140023A JP 2263321 A JP2263321 A JP 2263321A JP 26332190 A JP26332190 A JP 26332190A JP H04140023 A JPH04140023 A JP H04140023A
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篠原 潤一
Kazue Shimada
島田 和恵
Masahiko Kunugi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 (産業上の利用分野) 本発明は電力系統の情報を常に入力しながら、電力系統
の事故区間を判定する事故判定システムに関する。
(従来の技術) 電力系統て事故が発生すると、これを管轄する集中制御
所では保護リレーと、しゃ断器の動作状況から事故の可
能性のある設備を推定する。この作業は停電地域への送
電操作のベースとなるため、極めて需要である。例えば
送電線や変°圧器で事故が発生した場合、その設備を特
定し、その設備を健全系統から切り離して別の送電線、
または変圧器を使って停電地域に電力を送ることになる
。しかしながら何等かの理由で事故設備を特定できない
と、例えば停電している設備量てを事故設備と想定する
など、本来活用できる設備まで健全系統から切り離さざ
るを得なくなり、停電地域へ電力を送る経路の選択に大
変な制約が与えられることになる。
そこで従来、事故判定は経験豊な運転員が担当しており
、そのノウハウを利用して近年知識ペースと推論機構と
を用いた知識処理システムが提案されている。ここでは
運転員が電力系統の情報をどのような形で受は取ってい
るか、そして提案されている知識処理システムにどのよ
うな問題点が残っているかを説明する。
第6図は電力系統を示しており、これを3つの集中制御
所が分担して監視していることを示している。図中の記
号は次の意味を持っている。G1は電源、Ass、 B
ss、 Css、 Dss、 Ess、 Fssは夫々
変電所、L 1. L 2. L 3. L 4. L
 5. L 6は夫々送電線、CBI 、 CB2 、
 CB3 、 CB4 、 CB5 、 CB6 。
CB7は夫々しゃ断器、Fは送電線L3に発生した事故
点、21.22.23は夫々図示していない集中制御所
1.集中制御所2.集中制御所3の管轄範囲を示してい
る。このような状況で21を管轄する集中制御所1には
第7図に示す情報が、またZ2を管轄する集中制御所2
には第8図に示す情報が与えられる。そしてB3の事故
Fでは集中制御所1の運転員は送電iL2の遠方に事故
かあったか、または後備保護リレーか誤動作したかの2
つの可能性を考え、集中制御所2へ電話連絡する。一方
、集中制御所2では送電1IL3に事故が発生し、DS
Sが停電したことと、CSSが何等かの理由で停電した
ことを考え、電源側の集中制御所1へ電話連絡する。こ
の電話連絡の結果、CBSの誤不動作によって送電線L
2の後備保護リレーが動作してCBSかしゃ断し、CS
Sか停電したことのつじつまか合い、事故点をB3に絞
り込むことが可能となる。このような電話連絡は事故発
生直後の緊迫した中で行なわれるため運転員の大きな負
担となっており、これを自動化する技術や経験の浅い運
転員を支援する技術が望まれていた。
一方、近年提案されている知識処理システムは、上に述
べた夫々の集中制御所に設置されて、自動的に入力され
る限定された情報から事故点を判定することを目的とし
ている。
つまり、運転員が上に述べた方法で他の集中制御所に電
話連絡して判断するような、総合的な判yyrm能は実
現するものではない。従来技術の延長としては電力系統
の情報を全て1個所に伝送して知識処理することになる
が、伝送路の制約で不可能であった。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来方式において事故判定を自動化することや、経
験の浅い運転員にも事故判定を容易にできる環境を作れ
なかった理由は、次の通りである。
事故設備は保護リレーとしゃ断器の動作状況から判定で
きるが、この場合、保護リレーとしゃ断器が常に正常動
作するとは限らず、正常動作しなかったことも考慮した
判定を行なうことが必要であり、ベテラン運転員の豊富
な知識が必要であること。
さらに、広域停電の場合には、監視している地域外の保
護リレーとしゃ断器の動きを把握する必要があるか、そ
の情報は伝送路の制約から自動入力されないため、隣接
する集中制御所や中央給電指令所などと連絡をとり、そ
こでの判断を参考として総合的な判断をすること、つま
り従来手法では広域停電に対しては自動的に入力される
情報に不足があって、十分な事故判定ができなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、従来複
数の集中制御所の間て電話などを使って連絡をとり合っ
ていた事柄を、電子計算機の判断で自動的に実施するこ
とにより、事故判定を自動化し、経験の浅い運転員にも
事故判定を容易にできるようにした事故判定システムを
提供することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明では上記目的を達成するため、分割した被監視電
力系統の夫々に対して電子計算機を有する集中制御所を
設けて、電力系統の事故点を判定する事故判定システム
において、各電子計算機には夫々の集中制御所が管轄す
る電力系統の情報に関して事故点を推論するために設け
たルール及び手段と、前記推論過程で得られた情報を保
存するために各制御所に対して共通に設けた黒板(HE
AR3AYのblackboard)と、前記各制御所
にて事故点を説明できるケースについては管轄する電力
系統からの入力情報をもとに判定する第1の事故判定手
段と、条件付きで事故点を説明できるケースについては
前記黒板データを使って総合的に判定する第2の事故点
判定手段とから構成した。
(作 用) 電力系統に事故が発生すると電力系統に設置されている
保護リレーとしゃ断器の状態が伝送路を通じて電力系統
データ格納手段に格納される。これらのデータは一般に
伝送路の制約から管轄としている電力系統に限定されて
いる。このデータと事故判定の知識を使って事故の可能
性のある設備を判定し、その結果と判定の過程で使われ
たデータを黒板に伝送する。この黒板には第1図(a)
に示したように複数の集中制御所が接続しており、黒板
には全ての集中制御所における事故判定結果や、これを
得る過程で使われたデータが格納されている。事故の可
能性のあるallを判定する際に、保護リレーとしゃ断
器の状態が事故判定の知識で説明できない場合は、黒板
システムに格納されているデータを使って事故判定を行
なう。事故判定の結果はCRTに表示する。
(実施例) 以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図(a)、第1図(b)は本発明による事故判定シ
ステムの一実施例の構成図である。第1図において、1
は電力系統であり、しゃ断器、保護リレー、送電線、変
圧器、母線などの81iにより構成される。そしてZl
 、Zl 、Z3は夫々所定の集中制御所に管轄される
地域の区分を示している。
21は電力系統1の21の情報を伝送する送信局、31
は集中制御所であり送信局21からの情報を受信する受
信局311と電子計算l1312と送受信局313とか
ら構成されている。そして送受信局313には送受信局
4を介して黒板5に#枕している。22は電力系統1の
22の情報を伝送する送信局、32は集中制御所であり
送信局22からの情報を受信する受信局321と電子計
算機322と送受信局323とから構成されている。そ
して送受信局323は送受信局4を介して黒板5に接続
している。23は電力系統1の23の情報を伝送する送
信局、33は集中制御所であり送信局23からの情報を
受信する受信局331と電子計算機332と送受信局3
33とから構成されている。そして送受信局333は送
受信局4を介して黒板5に接続している。
次に第1図(b)によって集中制御所31の構成を説明
する。受信局311によって受信した情報は電子計算機
312に入力される。電子計算機312は、電力系統デ
ータ格納手段3121 、事故判定知識格納手段312
2.この電子計算機か管轄する系統の情報による事故判
定を行なう手段3123 (以下事故判定手段3123
) 、管轄する系統の情報の他、黒板の情報を使って事
故判定を行なう手段3124 (以下事故判定手段31
24> 、黒板の情報を格納する手段3125(以下黒
板情報格納手段3125) 、事故判定手段3123と
事故判定手段3124の出力を表示する装置3126 
(以下CRT 3126)から構成される。第1図(b
)には集中制御所31の構成を示したが、32.33に
ついても同様であり説明を省略する。また電子計算機3
12の構成要素である3121.3122.3123゜
3124、3125.3126は夫々、電子計算@32
2の構成要素である3221.3222.3223.3
224.3225.3226、電子計算機332の構成
要素である3321.3322゜3323、3324.
3325.3326に相当するものとして以下の説明を
行なう。
次に実施例の作用を第2図に示したフローチャートによ
って説明する。フローチャートはステップS21から3
26までの6つのステップからなり、この内S21から
824までを第1図(b)の事故判定手段3123で、
残りのS25と826を事故判定手段3124で実行す
る。第2図に示したフローチャートは全ての集中制御所
で夫々実行される。
以下第1図(a)に示した3つの集中制御所夫々で行な
われる処理を第2図のフローチャートを使って説明する
。電力系統が第6図のように構成され、そのうちZlの
範囲を集中制御所31が、Zlを集中制御所32が、Z
3を集中制御所33が管轄しているとする。このような
状況でまず集中制御所31における処理を説明する。
(集中制御所31における処理) ステップS21では電力系統を構成する母線、送電線、
変圧器など各設備の充停電を電力系統データ格納手段3
121のデータから判定する。この場合集中制御所31
の電力系統データ格納手段3121には第3図(a)の
ように21の電力系統データが格納される。
第3図(a)の電力系統データ1は設備名がASS、動
作リレーなし、動作CBなし、事故前の接続状態が発電
機G1に接続、送電11L1に接続、事故後の接続状態
が発電機G1に接続、送電線L1に接続であることを示
している。電力系統データ2も同様にして理解できるの
で説明を省略する。
ステップ821ではこれらのデータを使って、不足電圧
リレーの動作状況と電源からの接続状態を認識すること
によって変電所の母線、送電線夫々の充停電状態を判定
する。次にステップ822では事故前の系統の接続状態
から後備保護リレーの保護範囲を判定する。ここてはB
ssの送電線L2方向を保護する後備保護リレーかその
対象となるが、L2以遠が21の範囲外であるためし2
のみが判定される。ステップS23ては事故候補設備と
して事故後に停電している設備を抽出する。すなわちL
2が抽出されワーキングメモリに登録される。
ステップS24では管轄内情報すなわち、第6図の21
の範囲についての情報を使って事故判定を行なう。ここ
では事故判定知識格納手段3122に格納されている知
識か使われる。第4図はその一例を示したものである。
知識1ではステップ823でワーキングメモリに登録さ
れた設備すなわち、L2をチエツクし、これが事故前停
電てはないことから事故候補設備であると判断され、ワ
ーキングメモリにその旨登録される。
次に知識1によってワーキングメモリに登録された事故
候補設備すなわち、L2について、事故が発生したと仮
定する。これを説明するには、仮定した事故設備の主保
護リレーが誤不動作てあり、ASSに設置されている後
備保護リレーが誤不動作であることを仮定する必要があ
る。しかし、ここでは2つ以上の不正動作リレーの存在
を仮定しているので、知識3によって最初の仮定が否定
され、L2は健全設備であると判断される。
次にステップS25では以上の判定内容が保護リレーの
不正動作を条件としたものであるかチエツクされる。し
かしL2は健全設備と判定されているので、NOと判定
されステップS26は実行されずに終了する。
この結果は黒板5に伝送され、第5図(a)に示したよ
うに保存される。ここで黒板データ1は、事故仮説がL
2、事故仮説を保護範囲とする動作リレーがL2後備保
護リレーで、事故前のCB3開閉状態が入り、事故後の
CB3開閉状態が切り、判定結果は健全であることを示
している。
(集中制御所32における処理) 以上に集中制御所31における処理を説明したが、これ
と並行して実行されている集中制御所32における処理
について説明する。
既に述べたように、ステップ821では電力系統を構成
する各設備の充停電を電力系統データ格納手段3221
のデータから判定する。第6図の22と示されている範
囲を集中制御所32が管轄しており、その電力系統デー
タ格納手段3221には第3図(b)のように22の電
力系統データが格納される。
第3図(b)の電力系統データ3は設備名かCSS動作
リレーは送電11L3主保護リレーとCss母線不足電
圧リレー、動作CBなし、事故前の接続状態が送電1i
L2に接続、送電11L3に接続、事故後の接続状態が
送電線L2に#C続、送電線L3に接続であることを示
している。電力系統データ4も同様にして理解できるの
で説明を省略する。
ステップS21では以上に説明した電力系統データ格納
手段3221のデータを使って、電源からの接続状態を
認識することによって変電所の母線、送電線夫々の充停
電状態を判定する。次にステップS22では事故前の不
足電圧リレーの動作状況と系統の接続状態から後備保護
リレーの保護範囲を判定する。ここでは後備保護リレー
か動作していないため、次のステップ823に進む。ス
テップS23では事故候補設備として事故後に停電して
いる設備を抽出する。すなわち、L2 、 Cs5i線
、L3゜Dss母線、L4が抽出され、その設備名がワ
ーキングメモリに登録される。
ステップS24ては管轄内情報を使って事故判定を行な
う。ここでは事故判定知識格納手段3222に格納され
ている知識、すなわち第4図に示した知識が使われる。
知識1ではステップS23でワーキングメモリに登録さ
れた設備すなわち、L2 。
Css母線、 L3 、 Dssft線、L4をチエツ
クし、これらが全て事故前停電でないことから全てが事
故候補設備であると判断されワーキングメモリにその旨
登録される。次に知識2では動作したL3の主保護リレ
ーは、L3を事故候補設備としているため正動作リレー
であることを判断する。
次に知識1によってワーキングメモリに登録された全て
の事故候補設備について、1つずつ、あるいは任意の2
つの組み合わせで事故が発生したと仮定し、知識3を使
って以下に示す方法で判定していく。
まず最初にL2を事故設備と仮定する。仮定した事故設
備の主保護リレーが誤不動作であり、CSSに設置され
ているし3主保護リレーか誤動作であることを仮定する
必要がある。しかし、ここでは2つ以上の不正動作リレ
ーの存在を仮定しているので知識3から最初の仮定が否
定され、L2は健全設備であると判定できる。
この結果は黒板5に伝送され第5図(b)の黒板データ
2に示すように保存される。ここで事故仮説はL2、事
故仮説を保護範囲とする動作リレーはなし、事故前のC
B4開閉状態は入り、事故後のC60は開閉状態は入り
、判定結果は健全であることを示している。
同様にCSSの母線を事故設備と仮定したとき、その主
保護リレーが誤不動作であり、事故設備と仮定していな
いL3の主保護リレーが誤動作していることの2つを仮
定しなければならない。従ってCSS母線は健全である
と判定できる。
この結果は黒板データ3として保存される。ここで事故
仮説はCssi線、事故仮説を保護範囲とする動作リレ
ーはCss母線不足電圧リレー、事故前のCB開閉状態
はC60が入り、CBSが入り、事故後のCB開閉状態
はC60が入り、CBSが入り、判定結果は健全である
ことを示している。
また、L3を事故設備と仮定したとき、CSS母線に設
置されている不足電圧リレーが誤動作していることを仮
定すれば説明がつく。この場合は仮定せざるを得ない不
正動作リレーは1つであるため、条件付きでL3は事故
設備と判定される。この結果は黒板データ4として保存
される。以下黒板データの内容は前述と同様に理解でき
るので説明を省略する。
同様にしてDssillと、L4は健全と判断され、夫
々黒板データ5.黒板データ6として保存される。
以上は1つの設備すなわち単一事故を仮定した場合であ
るが、次は2つの事故すなわち多重事故を仮定した場合
を判定する。
L2とCss母線の多重事故を仮定した場合、L2主保
護リレーが誤不動作、Cssi線主線層保護リレー不動
作していることの2つを仮定しなければならない。従っ
てL2とCs5iliの多重事故は否定され、黒板デー
タ7として保存される。
Css母線とL3の多重事故を仮定した場合、Css母
線主保護リレーが誤不動作していることを仮定すると説
明がつく。従って条件付きで事故の可能性があると判定
され、黒板データ8として保存される。
同様にDsstllとL3の多重事故を仮定した場合、
Dss母線主保護リレーが誤不動作、事故設備より電源
側のCss母線の不足電圧リレー誤動作の2つを仮定し
なければならない。従ってこの多重事故は否定され、黒
板データ9として゛保存される。
DSSillとL4の多重事故を仮定した場合、Dss
母線主保護リレーが誤不動作、L4主保護リレーが誤不
動作していることの2つを仮定しなければならない。従
ってこの多重事故は否定され、黒板データ10として保
存される。
以上をまとめると、集中制御所32のステップS24で
は次の2つの判定結果を得る。
L3事故 ・・・・・・ただし、CSS母線に設置されている不足
電圧リレーの誤動作を仮定。
CSS母線とL3の多重事故 ・・・・・・ただし、C3S母線に設置されている母線
主保護リレーの誤不動作を仮定。
ステップS25では824で得られた判定結果が保護リ
レー不正動作の条件付きであるか否かのチエツクが行な
われる。ここでは上記2つの条件付き判定結果があるこ
とから、ステップ826が実行され、黒板データを含め
た事故判定が行なわれる。
ところで、いま黒板データ1から黒板データ7までが黒
板5に保存されているとする。ステップ326ではまず
黒板5のデータから電力系統の接続状態を認識して、ス
テップS22と同様に後備保護リレーの保護範囲を判定
する。L2は後備保護リレーの整定値がL2 、 Cs
s母線、L3を保護範囲とするものであったとして以下
に説明を続ける。
このような状況で黒板データ4と黒板データ8に示され
ている2つの仮説を再チエツクする。
ますL3事故を仮定すると、知識4によって事故設備の
主保護リレーすなわち送電線L3主保護リレーが動作、
しゃ断すべきCBSの状態か入り、設備を保護範囲とす
る他の設備の後備保護リレーすなわちL2後備保護リレ
ーが動作、後備保護リレーの設置されている区間L2が
停電であることから、CBSの誤不動作か導かれる。つ
まり、CBSの誤不動作を仮定するだけで、保護リレー
の不正動作を条件とせすにL3の事故を説明できること
か判明した。
次にCssf!)線事故とL3事故の2重事故を仮定す
ると、この場合はステップS24の判定と同様にCSS
母線主保護リレーが誤不動作していることを仮定すると
説明がつくため、黒板データ8と同一の判定結果となる
。その結果、ステップS26では新たな結論として、L
3手事故その条件としてC65の誤不動作という判定結
果が得られる。これによりCSS母線の事故を仮定する
ことなく現象を説明できることになる。すなわち事故設
備をL3ひとつに絞り込むことができたといえる。
(集中制御所33における処理) 以上に集中制御所31.32における処理を説明したが
、これと並行して実行されている集中制御所33におけ
る処理について説明する。
既に述べたように、ステップ521では電力系統を構成
する各設備の充停電を電力系統データ格納手段3321
のデータから判定する。第6図の23と示されている範
囲を集中制御所33が管轄しており、その電力系統デー
タ格納手段3321には第3図(C)のように格納され
る。
第3図(C)の電力系統データ5は設備名がEss、動
作リレーなし、動作CBなし、事故前の接続状態が送電
線L5に接続、送電線L6に接続、事故後の接続状態が
送電線L5に接続、送電11L6に接続であることを示
している。
電力系統データ6も同様にして理解できるので説明を省
略する。
ステップS21では以上に説明した電力系統データ格納
手段3321のデータを使って不足電圧リレーの動作状
況と電源からの接続状態を認識することによって変電所
の母線、送電線夫々の充停電状態を判定する。次にステ
ップ822では事故前の系統の#親状態から後備保護リ
レーの保護範囲を判定する。ここでは後備保護リレーが
動作していないため次のステップS23に進む。ステッ
プ323では事故候補設備として事故後に停電している
設備を抽出する。
Z3の範囲では停電していないため事故候補設備がなく
処理を終了する。
以上述べたように本発明によれば、集中制御所1、集中
制御所2.集中制御所3夫々て、判断できる場合は、夫
々の管轄する電力系統から入力する情報によって事故判
定を行ない、条件付きで説明できるケースについては、
黒板のデータを使って総合的に判断し、個々の集中制御
所で全体系統の情報を集めることなく効率的に判定でき
るシステムを提供できる。黒板に登録されるデータは事
故の仮説としてピックアップされたものに限定されるた
め、電力系統の全情報を中央に集める方法に比べて伝送
路の負担か少なく実現が容易である。
上記実施例では事故の例として、事故が1つ発生した例
、事故が2つ同時に発生した例をあげた。
また条件として保護リレーの誤動作、誤不動作が2つ以
上同時に発生しないと仮定した。これらの考え方は電力
系統運用のための割り切りの知識であるため、本発明は
これに限定されるものではない。例えば多重事故を3つ
、4つなど多くしてもよいし、保護リレーやCBの誤動
作、誤不動作についてもその可能性の最大数を変更して
も可能であることは勿論である。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば複数の集中制御所の
管轄を越えた広域停電事故に際しても事故判定を的確に
行なえ、事故判定の自動化あるいは経験の浅い運転員に
も事故判定を容易にできる環境を提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、第1図(b)は本発明の構成図、第2図
は本発明の処理内容を示すフローチャート、第3図(a
)、第3図(b)、第3図fc)は本発明の電力系統デ
ータの例を示す図、第4図は事故判定の知識例、第5図
(a)、第5図(b)は黒板のデータの例を示す図、第
6図は電力系統をあられす図、第7図と第8図は電力系
統で事故が発生したときに運転員に与えられる情報を示
す図である。 1・・・電力系統     21.22.23・・・送
信局31、32.33・・・集中制御所 311 、321 、331・・・受信局312 、3
22 、332・・・電子計算機313 、323 、
333 、4・・・送受信局3121・・・電力系統デ
ータ格納手段3122・・・事故判定知識格納手段 3123・・・管轄系統情報による事故判定手段312
4・・・黒板情報を含めた事故判定手段3125・・・
黒板情報格納手段 5・・・黒板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 分割した被監視電力系統の夫々に対して電子計算機を有
    する集中制御所を設けて、電力系統の事故点を判定する
    事故判定システムにおいて、各電子計算機には夫々の集
    中制御所が管轄する電力系統の情報に関して事故点を推
    論するために設けたルール及び手段と、前記推論過程で
    得られた情報を保存するために各制御所に対して共通に
    設けた黒板と、前記各制御所にて事故点を説明できるケ
    ースについては管轄する電力系統からの入力情報をもと
    に判定する第1の事故判定手段と、条件付きで事故点を
    説明できるケースについては前記黒板データを使って総
    合的に判定する第2の事故点判定手段とを備えたことを
    特徴とする事故判定システム。
JP2263321A 1990-10-01 1990-10-01 事故判定システム Expired - Lifetime JP2899392B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2263321A JP2899392B2 (ja) 1990-10-01 1990-10-01 事故判定システム

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JP2263321A JP2899392B2 (ja) 1990-10-01 1990-10-01 事故判定システム

Publications (2)

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JP2899392B2 JP2899392B2 (ja) 1999-06-02

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ID=17387855

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JP2263321A Expired - Lifetime JP2899392B2 (ja) 1990-10-01 1990-10-01 事故判定システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002064936A (ja) * 2000-06-09 2002-02-28 Mitsubishi Electric Corp 受配電システム

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JP2002064936A (ja) * 2000-06-09 2002-02-28 Mitsubishi Electric Corp 受配電システム

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