JP2683300B2 - データ退避処理方式 - Google Patents

データ退避処理方式

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JP2683300B2
JP2683300B2 JP3082800A JP8280091A JP2683300B2 JP 2683300 B2 JP2683300 B2 JP 2683300B2 JP 3082800 A JP3082800 A JP 3082800A JP 8280091 A JP8280091 A JP 8280091A JP 2683300 B2 JP2683300 B2 JP 2683300B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端末から入力されてく
るデータをマスタファイルに格納していくとともに、こ
のマスタファイルの管理データを端末からの指示に応答
して更新していく構成を採るデータ処理システムにおい
てのデータ退避処理方式に関し、特に、マスタファイル
の管理データの退避処理を効率的に実行できるようにす
るデータ退避処理方式に関するものである。
【0002】端末から入力されてくるデータをマスタフ
ァイルに格納していくとともに、このマスタファイルの
管理データを端末からの指示に応答して更新していく構
成を採るデータ処理システムでは、マスタファイルに障
害が発生すると、それまでに入力され更新されてきたマ
スタファイルの管理データを失うことになる。これか
ら、このようなデータ処理システムでは、適時、マスタ
ファイルの管理データをフロッピーディスク等の外部記
憶媒体に退避させていく処理を要求されることになるの
であるが、この退避処理は、効率的に実行できるように
していく必要があるのである。
【0003】
【従来の技術】従来、端末から入力されてくるデータを
マスタファイルに格納していくとともに、このマスタフ
ァイルの管理データを端末からの指示に応答して更新し
ていく構成を採るデータ処理システムでは、マスタファ
イルの管理データの件数が規定件数分増加すると、業務
処理の終了時点において、ユーザに対して外部記憶媒体
への退避を要求する退避メッセージを端末に表示してい
くという構成を採っていた。そして、ユーザは、この退
避メッセージを受けて、フロッピーディスク等の外部記
憶媒体を装着してから、データ処理システムに対してマ
スタファイルの管理データの退避処理を要求する構成を
採り、この退避要求を受けて、データ処理システムは、
マスタファイルの管理データをユーザの装着した外部記
憶媒体に退避していく処理を実行していくことで、マス
タファイルの管理データの退避処理を実行していくとい
う構成を採っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術では、マスタファイルの持つ大量の管理デ
ータを一度に退避させていくことから、退避処理を終了
するまでに長時間を要することになるという問題点があ
った。これから、従来技術に従っていると、マスタファ
イルの管理データの退避処理を頻繁に行うことができな
いことから、マスタファイルに障害が発生すると、再入
力や再更新していく管理データの件数が多くなること
で、ユーザにマスタファイルの管理データの復元に多大
な労力を強いることになるという問題点があったのであ
る。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、端末から入力されてくるデータをマスタファ
イルに格納していくとともに、このマスタファイルの管
理データを端末からの指示に応答して異動していく構成
を採るデータ処理システムにおいて、マスタファイルの
管理データの退避処理を効率的に実行できるようにする
新たなデータ退避処理方式の提供を目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理構成
を図示する。図中、1は本発明を具備するデータ処理シ
ステム、2はデータ処理システム1の備える端末、3は
データ処理システム1に接続されるフロッピーディスク
等の外部記憶媒体である。
【0007】10はマスタファイルであって、端末2か
ら入力されてくるデータを格納するとともに、端末2か
らの指示に応答して更新(変更・削除)されていく自フ
ァイルの管理データを管理していくもの、11は異動デ
ータファイルであって、前回退避されたマスタファイル
10の管理データから異動(追加・更新)されてくる異
動データを管理し、更に、その異動データが退避される
ときには、その退避時点のマスタファイル10の管理デ
ータから異動されてくる異動データを管理するもの、1
2は処理管理ファイルであって、異動データファイル1
1に格納される異動データの件数を管理するとともに、
マスタファイル10の管理データに含まれる前回の退避
処理時点からの異動データの件数を管理するもの、13
はパラメータファイルであって、異動データファイル1
1に格納される異動データの退避処理を規定する設定値
と、マスタファイル10に格納される管理データの退避
処理を規定する設定値とを管理するものである。このパ
ラメータファイル13は、更に、マスタファイル10の
管理データの退避処理の実行日となる周期日を管理する
ことがある。
【0008】14は管理データ処理部であって、端末2
から入力されてくるデータをマスタファイル10に格納
し、端末2からの指示に応答してマスタファイル10の
管理データを更新していくとともに、異動データファイ
ル11への異動データの格納処理を司るもの、15は管
理データ処理部14の備える退避処理部であって、マス
タファイル10に格納される管理データを外部記憶媒体
3に退避し、また、異動データファイル11に格納され
る異動データを外部記憶媒体3に退避するもの、16は
メッセージ出力部であって、データ処理の終了時点にお
いて、異動データファイル11に格納される異動データ
の件数が規定の設定値よりも多くなるときに、その異動
データの外部記憶媒体3への退避を要求するメッセージ
を端末2に出力する第1のメッセージ出力部16aと、
データ処理の終了時点において,マスタファイル10の
管理データに含まれる前回の退避処理時点からの異動デ
ータの件数が規定の設定値よりも多くなるときに、その
管理データの外部記憶媒体3への退避を要求するメッセ
ージを端末2に出力する第2のメッセージ出力部16b
とを備えるもの、17は入出力制御部であって、端末2
及び外部記憶媒体3と、管理データ処理部14及びメッ
セージ出力部16との間のインタフェース処理を実行す
るものである。
【0009】
【作用】本発明では、管理データ処理部14は、端末2
から入力されてくるデータをマスタファイル10に格納
し、端末2からの指示に応答してマスタファイル10の
管理データを更新していくとともに、前回の退避処理
(マスタファイル10/異動データファイル11の退避
処理)から異動させた異動データを異動データファイル
11に格納していく。そして、この処理と同期させて、
処理管理ファイル12の管理する件数データを更新して
いく。一方、メッセージ出力部16は、管理データ処理
部14からデータ処理の終了表示信号を受け取ると、処
理管理ファイル12を参照することで、異動データファ
イル11に格納される異動データの件数と、マスタファ
イル10の管理データに含まれる前回の退避処理(マス
タファイル10の退避処理)時点からの異動データの件
数とを特定する。そして、この特定した異動データファ
イル11の異動データの件数と、パラメータファイル1
3に格納される異動データについての設定値とを比較す
るとともに、この特定したマスタファイル10の管理デ
ータに含まれる異動データの件数と、パラメータファイ
ル13に格納される管理データについての設定値とを比
較していく。
【0010】この比較結果に従って、異動データファイ
ル11に格納される異動データの件数が、パラメータフ
ァイル13の管理する異動データについての設定値より
も多くなることを検出すると、メッセージ出力部16
は、異動データファイル11に格納される異動データの
退避を要求する退避メッセージを端末2に出力する。そ
して、この退避メッセージを受けて、ユーザが異動デー
タの退避の実行を指示すると、退避処理部15は、異動
データファイル11に格納される異動データをユーザの
装着する外部記憶媒体3に退避するとともに、異動デー
タファイル11に異動データが無くなったことに対応さ
せて、処理管理ファイル12の管理する対応の異動デー
タの件数をゼロ値にリセットしていく。
【0011】このようにして、異動データファイル11
に規定の件数の異動データが格納されることになると、
データ処理システム1は、その都度、それらの異動デー
タを外部記憶媒体3に退避していくよう処理する。一
方、上述の比較結果に従って、マスタファイル10の管
理データに含まれる前回の退避処理時点からの異動デー
タの件数が、パラメータファイル13の管理する管理デ
ータについての設定値より多くなることを検出すると、
メッセージ出力部16は、マスタファイル10に格納さ
れる管理データの退避を要求する退避メッセージを端末
2に出力する。そして、この退避メッセージを受けて、
ユーザが管理データの退避の実行を指示すると、退避処
理部15は、マスタファイル10に格納される管理デー
タをユーザの装着する外部記憶媒体3に退避するととも
に、異動データファイル11に格納される異動データを
消去し、更に、マスタファイル10の管理データに含ま
れる前回の退避処理時点からの異動データと、異動デー
タファイル11の異動データとが無くなったことに対応
させて、処理管理ファイル12の管理する異動データの
件数をゼロ値にリセットしていく。
【0012】この処理にあって、メッセージ出力部16
は、パラメータファイル13がマスタファイル10の管
理データの退避処理の実行日となる周期日を管理する場
合には、その周期日のデータ処理の終了時点を条件にし
て、マスタファイル10の管理データについての退避メ
ッセージを端末2に出力していくことになる。そして、
ユーザがこの周期日に発行する退避メッセージに応答し
ない場合には、周期日以降のデータ処理の終了時点にお
いて、マスタファイル10の管理データについての退避
メッセージを端末2に出力していくことになる。
【0013】このようにして、マスタファイル10の管
理データに含まれる前回の退避処理時点からの異動デー
タの件数が規定量に達すると、データ処理システム1
は、マスタファイル10に格納される管理データを外部
記憶媒体3に退避していくよう処理する。
【0014】本発明では、このように、マスタファイル
10の管理データそのものを外部記憶媒体3に退避させ
ていく替わりに、マスタファイル10の管理データに含
まれる異動データを少しずつ外部記憶媒体3に退避させ
ていくことで、1回の退避処理に要する時間を短くでき
るようにする。そして、適時、マスタファイル10の管
理データそのものを外部記憶媒体3に退避させていくこ
とで、マスタファイル10の障害時に、前回退避させた
マスタファイル10の管理データと、前回のマスタファ
イル10の退避処理から障害が発生するまでの間に退避
させた異動データとに従ってマスタファイル10を復元
していく場合にあっても、ユーザに大きな負荷を強いる
ことなくその復元処理を実現できるようにするのであ
る。
【0015】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。図2に、パラメータファイル13に格納される設定
情報の一例を図示する。この図に示すように、パラメー
タファイル13は、異動データファイル11に格納され
る異動データの退避処理を規定する「異動データ退避件
数」と、マスタファイル10に格納される管理データの
退避処理を規定する「マスタ退避件数」と、マスタファ
イル10に格納される管理データの退避処理の実行日を
規定する「マスタ退避曜日」とを管理するものである。
【0016】これらは、いずれも端末2のディスプレイ
画面を介してユーザと対話することで設定されるもので
あって、この図の例では、「異動データ退避件数」とし
て30件が設定され、「マスタ退避件数」として150
件が設定され、「マスタ退避曜日」として金曜日が設定
されることを想定している。すなわち、この設定情報に
従って、メッセージ出力部16は、前回の異動データフ
ァイル11の異動データの退避処理後(但し、この退避
処理がマスタファイル10の管理データの退避処理後に
行われていないときには、前回のマスタファイル10の
管理データの退避処理後)に異動された異動データの累
計件数が30件を超えるときには、データ処理業務の終
了後に、異動データファイル11の異動データについて
の退避メッセージを端末2のディスプレイ画面に表示し
ていくことになる。そして、前回のマスタファイル10
の管理データの退避処理後に異動された異動データの累
計件数が退避されたものも含めて150件を超え、か
つ、金曜日になっているときには、データ処理業務の終
了後に、マスタファイル10の管理データについての退
避メッセージを端末2のディスプレイ画面に表示してい
くとともに、この金曜日に、ユーザが退避メッセージに
応答しない場合には、それ以降のデータ処理業務の終了
後に、マスタファイル10の管理データについての退避
メッセージを端末2のディスプレイ画面に表示していく
ことになる。
【0017】処理管理ファイル12は、このメッセージ
出力部16の処理に必要となる異動データの件数情報を
管理するものであって、図3に示すように、異動データ
ファイル11に格納される異動データの件数である「異
動件数」と、前回のマスタファイル10の管理データの
退避処理後に異動された全異動データ(退避されたもの
も含む)の件数である「異動件数合計」と、退避条件の
成立した「マスタ退避曜日」にマスタファイル10の管
理データの退避処理を実行したか否かを表示する「退避
パスフラグ」とを管理するものである。
【0018】次に、退避処理部15及びメッセージ出力
部16が実行する図4及び図5に示す処理フローに従っ
て、本発明の動作処理について詳細に説明する。メッセ
ージ出力部16は、ユーザが端末2からその日の業務終
了を指示することで、管理データ処理部14からデータ
処理の終了表示信号を受け取ると、先ず最初に、ステッ
プ1で、マスタファイル10の管理データと、異動デー
タファイル11の異動データの退避条件が成立している
か否かを判断する。この判断は、具体的には、図5に示
す処理フローに従って実行されることになる。
【0019】すなわち、最初に、ステップ10で、パラ
メータファイル13に管理される「マスタ退避件数(図
中ではBで示してある)」と、処理管理ファイル12に
管理される「異動件数合計(図中ではFで示してあ
る)」とを比較して、「異動件数合計」が「マスタ退避
件数」よりも大きいときには、マスタファイル10の管
理データの退避条件要素の1つが成立していると判断
し、逆に小さいときには、それが成立していないと判断
する。次に、このステップ10の判断により、「異動件
数合計」が「マスタ退避件数」よりも大きいと判断する
とき、すなわち、マスタファイル10の管理データの退
避条件要素の1つが成立していると判断するときには、
ステップ11に進んで、今日の曜日がパラメータファイ
ル13に管理される「マスタ退避曜日」の曜日であるか
否かを判断する。すなわち、図2の例で説明するなら
ば、今日が金曜日か否かを判断するのである。
【0020】このステップ11の判断により、今日の曜
日が「マスタ退避曜日」の曜日であると判断するときに
は、マスタファイル10の管理データの退避条件が成立
していると判断する。そして、後述するステップ13の
処理に進んで、今度は、異動データファイル11の異動
データの退避条件が成立しているか否かを判断してい
く。一方、今日の曜日が「マスタ退避曜日」の曜日でな
いと判断するときには、ステップ12に進んで、処理管
理ファイル12に管理される「退避パスフラグ」がON
を表示しているか否かを判断し、この判断により、ON
を表示しているときには、マスタファイル10の管理デ
ータの退避条件が成立していると判断する。そして、後
述するステップ13の処理に進んで、今度は、異動デー
タファイル11の異動データの退避条件が成立している
か否かを判断していく。
【0021】ステップ12の判断で、「退避パスフラ
グ」がOFFを表示していると判断するときと、ステッ
プ10の判断で、「異動件数合計」が「マスタ退避件
数」よりも小さいと判断するときには、マスタファイル
10の管理データの退避条件が成立していないと判断
し、ステップ13に進んで、今度は、異動データファイ
ル11の異動データの退避条件が成立しているか否かを
判断する。すなわち、パラメータファイル13に管理さ
れる「異動データ退避件数(図中ではAで示してあ
る)」と、処理管理ファイル12に管理される「異動件
数(図中ではEで示してある)」とを比較して、「異動
件数」が「異動データ退避件数」よりも大きいときに
は、異動データファイル11の退避条件が成立している
と判断し、逆に小さいときには、それが成立していない
と判断していくことで、異動データファイル11の異動
データの退避条件が成立しているか否かを判断するので
ある。
【0022】このようにして、メッセージ出力部16
は、図5の処理フローを実行することで、/の判断
ルートに従って、マスタファイル10の管理データの退
避条件の成立と、異動データファイル11の異動データ
の退避条件の成立とを判断し、/の判断ルートに従
って、マスタファイル10の管理データの退避条件の成
立と、異動データファイル11の異動データの退避条件
の不成立とを判断し、/の判断ルートに従って、マ
スタファイル10の管理データの退避条件の不成立と、
異動データファイル11の異動データの退避条件の成立
とを判断し、/の判断ルートに従って、マスタファ
イル10の管理データの退避条件の不成立と、異動デー
タファイル11の異動データの退避条件の不成立とを判
断するのである。
【0023】メッセージ出力部16は、この図4の処理
フローのステップ1の判断処理に従って、マスタファイ
ル10及び異動データファイル11のデータの退避条件
が成立しているか否かを判断すると、続くステップ2
で、いずれかのファイルの退避条件が成立しているか否
かを判断し、退避条件が成立している場合には、ステッ
プ3に進んで、端末2のディスプレイ画面に退避メッセ
ージを表示する。すなわち、マスタファイル10の管理
データの退避条件が成立している場合には、図6(a)
に示すような退避メッセージを表示し、異動データファ
イル11の異動データの退避条件が成立している場合に
は、図6(b)に示すような退避メッセージを表示する
のである。なお、2つのファイルの退避条件がともに成
立しているときには、先ず最初に、マスタファイル10
の管理データの退避を促す退避メッセージを表示し、こ
の退避メッセージに対してユーザが退避要求を指示して
こない場合には、後述するステップ9を経由してステッ
プ2に戻ってくるので、このときには、ステップ3で、
異動データファイル11の異動データの退避を促す退避
メッセージを表示していくよう処理することになる。
【0024】ユーザは、この退避メッセージが表示され
ると、退避処理を実行する場合には、外部記憶媒体3を
セットしてから、退避メッセージ中に設けられる「確
認」欄をマウスでクリックし、一方、退避処理を実行し
ない場合には、退避メッセージ中に設けられる「取消」
欄をマウスでクリックしていくことになる。
【0025】退避処理部15は、この退避メッセージに
対してのユーザの処理を受けて、ステップ4で示すよう
に、ユーザが退避要求を指示してくるか否かを判断し、
退避要求を指示してくる場合には、ステップ5に進ん
で、コマンドを発行していくことで、退避条件の成立し
ているマスタファイル10/異動データファイル11の
データを外部記憶媒体3に退避する。ここで、マスタフ
ァイルの管理データを退避する場合には、異動データフ
ァイル11に格納される異動データは意味のないものに
なっているので消去していく。続いて、ステップ6で、
この退避処理に整合させて、マスタファイル10の管理
データを退避させた場合には、処理管理ファイル12の
「異動件数」及び「異動件数合計」の件数値をゼロ値に
クリアしていくとともに、「退避パスフラグ」がONを
表示しているときにはOFF表示にクリアし、異動デー
タファイル11の異動データを退避させた場合には、
「異動件数」の件数値をゼロ値にクリアしていく。そし
て、続くステップ7で、コマンドを発行していくこと
で、データ処理システム1の電源を切断して処理を終了
する。なお、メッセージ出力部16がステップ2の処理
に従って2つのファイルのデータの退避条件が成立しな
いことを判断するときには、直ちにステップ7に進ん
で、データ処理システム1の電源を切断していくことに
なる。
【0026】一方、退避処理部15は、ステップ4で、
ユーザが退避要求を指示してこない場合には、ステップ
8に進んで、メッセージ出力部16の表示した退避メッ
セージがマスタファイル10についてのものか否かを判
断し、マスタファイル10についての退避要求であるこ
とを判断するときには、ステップ9に進んで、処理管理
ファイル12の「退避パスフラグ」にONを表示(既に
ON表示のときにはそのままON表示を保持)してか
ら、ステップ2に戻っていく。そして、このステップ2
で、異動データファイル11の異動データについても退
避条件が成立していると判断するときには、メッセージ
出力部16は、上述したように、今度は、ステップ3に
おいて、異動データファイル11の異動データの退避を
促す退避メッセージを表示していく。一方、ステップ8
で、メッセージ出力部16の表示した退避メッセージが
異動データファイル11についての退避要求であること
を判断するときには、直ちにステップ7に進んでデータ
処理システム1の電源を切断していく。
【0027】このようにして、処理管理ファイル12の
「異動件数合計」がパラメータファイル13の「マスタ
退避件数」よりも大きく、かつ、今日の曜日がパラメー
タファイル13の「マスタ退避曜日」の曜日であるにも
かかわらず、ユーザがマスタファイル10の管理データ
の退避処理を指示しなかった場合には、処理管理ファイ
ル12の「退避パスフラグ」にON表示を設定していく
ことでその旨を記録しておくのである。この記録された
ON表示は、図5の処理フローのステップ12で説明し
たように、「マスタ退避曜日」以降の曜日に、マスタフ
ァイル10についての退避メッセージを表示できるよう
にするために用いられることになる。
【0028】次に、図7及び図8に従って、このように
実行される本発明の退避処理例について具体的に説明す
る。ここで、図中のA欄は、パラメータファイル13の
「異動データ退避件数」、B欄はパラメータファイル1
3の「マスタ退避件数」、C欄はパラメータファイル1
3の「マスタ退避曜日」、D欄は処理管理ファイル12
の「退避パスフラグ」、E欄は処理管理ファイル12の
「異動件数」、F欄は処理管理ファイル12の「異動件
数合計」を表しており、A欄、B欄、C欄の設定情報
は、図2に例示したものと同一のものを想定している。
また、月曜日のデータ処理開始時点では、マスタファイ
ル10の管理データが退避された状態にあることを想定
しており、これから、上述した図4の処理フローのステ
ップ6の処理に従って、E欄及びF欄の件数値はゼロ値
にリセットされているとともに、D欄にはOFF表示に
リセットされていることになる。
【0029】図7に示すように、ユーザが月曜日に31
件のデータをマスタファイル10に追加するとする。こ
のとき追加されるデータは、マスタファイル10の管理
データを復元できるようにするために、異動データファ
イル11にも異動データとして格納されることになる。
この追加される31件の異動データに従って、月曜日の
データ処理の終了時点では、E欄にはこの31件、F欄
にもこの31件が登録され、これにより、E欄の件数が
A欄に設定される30件よりも大きくなることから、月
曜日のデータ処理の終了時点において、異動データファ
イル11に格納される異動データについての退避メッセ
ージが表示される。この退避メッセージに応答してユー
ザが退避処理を指示してくると、異動データファイル1
1の異動データは外部記憶媒体3に退避され、E欄の件
数はゼロ値にリセットされる。
【0030】続いて、ユーザが火曜日に23件のデータ
をマスタファイル10に追加するとする。この23件の
データは、異動データファイル11にも異動データとし
て格納される。この追加される異動データに従って、火
曜日のデータ処理の終了時点では、E欄にはこの23
件、F欄にはこの23件を累積した54件が登録され
る。このときには、E欄の件数がA欄に設定される30
件よりも小さいことから、火曜日のデータ処理の終了時
点では退避メッセージは表示されない。
【0031】続いて、ユーザが水曜日に21件のデータ
をマスタファイル10に追加するとする。この21件の
データは、異動データファイル11にも異動データとし
て格納される。この追加される異動データに従って、水
曜日のデータ処理の終了時点では、E欄にはこの21件
を累積した44件、F欄にはこの21件を累積した75
件が登録される。これにより、E欄の件数がA欄に設定
される30件よりも大きくなることから、水曜日のデー
タ処理の終了時点において、異動データファイル11に
格納される異動データについての退避メッセージが表示
される。この退避メッセージに応答してユーザが退避処
理を指示してくると、異動データファイル11の異動デ
ータは外部記憶媒体3に退避され、E欄の件数はゼロ値
にリセットされる。
【0032】続いて、ユーザが木曜日に80件のデータ
をマスタファイル10に追加するとする。この80件の
データは、異動データファイル11にも異動データとし
て格納される。この追加される異動データに従って、木
曜日のデータ処理の終了時点では、E欄にはこの80
件、F欄にはこの80件を累積した155件が登録され
る。これにより、E欄の件数がA欄に設定される30件
よりも大きくなることから、木曜日のデータ処理の終了
時点において、異動データファイル11に格納される異
動データについての退避メッセージが表示される。この
退避メッセージに応答してユーザが退避処理を指示して
くると、異動データファイル11の異動データは外部記
憶媒体3に退避され、E欄の件数はゼロ値にリセットさ
れる。ここで、F欄の件数がB欄に設定される150件
よりも大きくなるものの、C欄に設定される金曜日では
ないので、マスタファイル10に格納される管理データ
についての退避メッセージは表示されない。
【0033】続いて、ユーザが金曜日に45件のデータ
をマスタファイル10に追加するとする。この45件の
データは、異動データファイル11にも異動データとし
て格納される。この追加される異動データに従って、金
曜日のデータ処理の終了時点では、E欄にはこの45
件、F欄にはこの45件を累積した200件が登録され
る。これにより、F欄の件数がB欄に設定される150
件よりも大きくなり、かつC欄に設定される金曜日であ
るので、この金曜日のデータ処理の終了時点において、
マスタファイル10に格納される管理データについての
退避メッセージが表示される。この退避メッセージに応
答してユーザが退避処理を指示してくると、マスタファ
イル10の管理データは外部記憶媒体3に退避され、E
欄及びF欄の件数はゼロ値にリセットされる。
【0034】一方、この金曜日に、ユーザがマスタファ
イル10についての退避メッセージに応答しないで、続
いて表示される異動データファイル11についての退避
メッセージに応答して退避処理を指示してくる場合に
は、図8に示すように、D欄にON表示がセットされる
とともに、異動データファイル11の異動データが外部
記憶媒体3に退避され、E欄の件数はゼロ値にリセット
されることになる。そして、続く月曜日のデータ処理の
終了時点で、D欄のON表示に従って、マスタファイル
10に格納される管理データについての退避メッセージ
が表示され、この退避メッセージに応答してユーザが退
避処理を指示してくると、マスタファイル10の管理デ
ータは外部記憶媒体3に退避され、E欄及びF欄の件数
はゼロ値にリセットされるとともに、D欄の表示がOF
F表示にリセットされる。
【0035】このように、本発明のデータ処理システム
1では、異動データファイル11に規定の件数の異動デ
ータが格納されることになると、その都度、それらの異
動データを外部記憶媒体3に退避していくとともに、マ
スタファイル10の管理データに含まれる前回の退避処
理時点からの異動データの件数が規定量に達すると、マ
スタファイル10に格納される管理データそのものを外
部記憶媒体3に退避していくよう処理するのである。
【0036】図示実施例について説明したが、本発明は
これに限定されるものではない。例えば、実施例では、
マスタファイル10の管理データの退避処理の実行日を
曜日指定で開示したが、例えば10日とかいったような
期日指定であってもよいのである。また、実施例では、
マスタファイル10の管理データの退避処理の実行日が
祭日等の休日である場合を考慮していないが、カレンダ
管理機能を持つことで休日であるか否かを判断して、休
日である場合には、休日明けの日まで退避処理の実行日
を延ばしていくように処理したり、あるいは、「異動件
数合計」が「マスタ退避件数」の規定倍に達するときに
は、曜日に関係なくマスタファイル10についての退避
メッセージを表示していくというように処理していくよ
うな構成方法を採ることで対処することが可能なのであ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
端末から入力されてくるデータをマスタファイルに格納
していくとともに、このマスタファイルの管理データを
端末からの指示に応答して更新していく構成を採るデー
タ処理システムにおいて、マスタファイルの管理データ
に含まれる異動データを少しずつ外部記憶媒体に退避さ
せていく構成を採るとともに、適時、マスタファイルの
管理データそのものを外部記憶媒体に退避させていく構
成を採るものであることから、退避処理を短い時間で実
行できるとともに、マスタファイルに障害時にあって
も、ユーザに大きな負荷を強いることなくその復元処理
を実現できるようになるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】パラメータファイルの管理データの一実施例で
ある。
【図3】処理管理ファイルの管理データの一実施例であ
る。
【図4】本発明の実行する処理フローの一実施例であ
る。
【図5】本発明の実行する処理フローの一実施例であ
る。
【図6】退避メッセージの説明図である。
【図7】本発明の処理の説明図である。
【図8】本発明の処理の説明図である。
【符号の説明】
1 データ処理システム 2 端末 3 外部記憶媒体 10 マスタファイル 11 異動データファイル 12 処理管理ファイル 13 パラメータファイル 14 管理データ処理部 15 退避処理部 16 メッセージ出力部 17 入出力制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−187347(JP,A) 特開 昭64−32373(JP,A) 特開 平2−27438(JP,A) 特開 平2−158850(JP,A) 特開 平3−98138(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末から入力されてくるデータをマスタ
    ファイル(10)に格納していくとともに、該マスタファイ
    ル(10)の管理データを端末からの指示に応答して更新し
    ていくよう処理し、そして、該マスタファイル(10)の管
    理データを外部記憶媒体に退避していくよう処理するデ
    ータ処理システムにおいて、 前回退避されたマスタファイル(10)の管理データから異
    動されてくる異動データを管理し、更に、該異動データ
    が退避されるときには、該退避時点のマスタファイル(1
    0)の管理データから異動されてくる異動データを管理す
    る異動データファイル(11)と、 ータ処理の終了時点において、上記異動データファイ
    ル(11)に格納される異動データの件数が規定の設定値よ
    りも多くなるときに、該異動データの外部記憶媒体への
    退避を要求するメッセージを端末に出力する第1のメッ
    セージ出力部(16a) と、 データ処理の終了時点において,上 記マスタファイル(1
    0)の管理データに含まれる前回の退避処理時点からの異
    動データの件数が規定の設定値よりも多くなるときに、
    該管理データの外部記憶媒体への退避を要求するメッセ
    ージを端末に出力する第2のメッセージ出力部(16b)
    を備えることを、 特徴とするデータ退避処理方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ退避処理方式にお
    いて、第2のメ ッセージ出力部(16b) は、規定の周期日のデー
    タ処理の終了時点を条件にして、マスタファイル(10)の
    管理データについての退避メッセージを出力していくよ
    う処理することを、 特徴とするデータ退避処理方式。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデータ退避処理方式にお
    いて、第2のメ ッセージ出力部(16b) は、周期日のデータ処理
    の終了時点においてマスタファイル(10)の管理データの
    退避処理が実行されないときには、周期日以降のデータ
    処理の終了時点において、該マスタファイル(10)の管理
    データについての退避メッセージを出力していくよう処
    理することを、 特徴とするデータ退避処理方式。
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