JP2681846B2 - トーショナルダンパ - Google Patents

トーショナルダンパ

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JP2681846B2
JP2681846B2 JP31442890A JP31442890A JP2681846B2 JP 2681846 B2 JP2681846 B2 JP 2681846B2 JP 31442890 A JP31442890 A JP 31442890A JP 31442890 A JP31442890 A JP 31442890A JP 2681846 B2 JP2681846 B2 JP 2681846B2
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rubber
plate
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piece
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明夫 北川
秀夫 根岸
浩一 鈴木
山本  明
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日野自動車工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、ダンパマスによるトーショナルダンパに関
するものである。
<従来の技術> エンジン等の回転振動を減衰するためにマスダンパが
用いられている。従来のマスダンパは第5図で示すよう
に、回転軸1上に取付けられた回転プレート2の側面に
ダンパマス3をラバー4を介して取付けたラバーダンパ
構造のものと、第6図で示すように、回転プレート2の
外周の両側板面にラバー4を接着し、回転プレート2を
挾んでダンパマス3を前記ラバー4に接着支持させ、ラ
バー4とダンパマス3との隙間に高粘度の粘性流体(シ
リコンオイル)を封入したビスカスラバーダンパ構造の
ものが公知である。
<発明が解決しようとする課題> 上記ビスカスラバーダンパは、ラバーダンパと比較す
ると、ラバーの弾性に加えて粘性流体により広範囲の振
動数に対応して減衰効果を有している点で優れている。
しかしながら、ラバー歪みを抑えるため、ラバー4の
厚さがラバーダンパ構造のものに比較して約2倍を必要
とし、回転軸1の軸線方向の厚味が大きくなり、これに
対応する設置スペースを必要とする。
また、製作方法としては、回転プレート2の両側板面
にラバー4を加硫接着の後にラバー4を二次加硫してダ
ンパマス3を接着するため接着度が不足する場合があ
り、二次加硫によりラバーの耐久性に難点がある。ま
た、ダンパマス3内でのダンパマス3の挙動のリニアな
追従性やダンパマス3内に封入された粘性流体のシール
性及びラバーの耐久性の確保の問題がある。
本発明の目的は、上記の問題点を解消したビスカスラ
バーダンパを提供するものである。
<課題を解決するための手段> 上記の目的を達成するための本発明の構成要旨は、請
求項1においては、回転プレートの側面に第1ラバーを
取付け、前後に2つ割りしたリング状の前ピース及び後
ピースとからなり、 前記後ピースの内周端にリング状の第2ラバーを介し
て取付リングを結合し、 内部に空間を形成してこれら前ピース及び後ピースを
合体したダンパマスの前記空間内に粘性流体とリング状
のダンピングプレートを封入し、 前記前ピースを前記第1ラバーに支持すると共に前記
取付リングをボルトにて前記回転プレートに取付け、 前記ダンピングプレートの内周端を前記回転プレート
にフレキシブルプレートを介してフローチング可能に取
付けたことを特徴とするものである。
請求項2においては、回転プレートの側面に第1ラバ
ーを取付け、前後に2つ割りしたリング状の前ピース及
び後ピースとからなり、 前記後ピースの内周端にリング状の第2ラバーを取り
付け、 内部に空間を形成してこれら前ピース及び後ピースを
合体したダンパマスの前記空間内に粘性流体とリング状
のダンピングプレートを封入し、 前記前ピースを前記第1ラバーに支持すると共に前記
第2ラバーを前記回転プレートの内周側にあるボス部と
対面した取付リングに取り付け、 前記ダンピングプレートの内周端を前記回転プレート
のボス部と前記取付リングとで挾んでボルトにて締め付
け、 前記ダンピングプレートには、その内周端近傍の円周
上に剛性低減用の窓穴を開設したことを特徴とするもの
である。
請求項3においては、回転プレートの側面に第1ラバ
ーを取付け、前後に2つ割りしたリング状の前ピース及
び後ピースとからなり、 前記後ピースの内周端にリング状の第2ラバーを取り
付け、 内部に空間を形成してこれら前ピース及び後ピースを
合体したダンパマスの前記空間内に粘性流体とリング状
のダンピングプレートを封入し、 前記前ピースを前記第1ラバーに支持すると共に前記
第2ラバーを前記回転プレートの内周側にあるボス部と
対面した取付リングに取り付け、 前記ダンピングプレートの内周端を前記回転プレート
のボス部と前記取付リングとで挾んでボルトにて締め付
け、 前記ダンピングプレートには、その内周端近傍の円周
上に剛性低減用の窓穴を開設し、 前記第1ラバーと前記第2ラバーとを前記回転プレー
トのボス部と前記取付リングとの対面部にそれぞれ延在
し、 この延在部に前記ダンピングプレートの内周端近傍の
円周上の両面に密接したシール突起を形成したことを特
徴とするものである。
<作 用> 上記の構成により、ダンピングプレートの撓みあるい
はスラスト移動によるダンパマスの挙動の追従性を向上
し、粘性流体が封入されている隙間のダンピングプレー
ト両面のクリアランスを常に一定化する。
また、ビスカスラバーダンパ構造でありながら、ラバ
ーダンパ構造のようにコンパクトに構成され、ダンパマ
スを回転プレートのラバーに取付けるための二次加硫の
工程数を低減するものである。さらに、粘性流体のシー
ル性及びラバーの耐久性を向上する。
<実施例> 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
「実施例1」(請求項1) 第1図において、1は回転軸、2は前記回転軸1に固
設された回転プレート、4は前記回転プレート2の側面
に取付けられた第1ラバーである。10はダンパマスであ
る。このダンパマス10は前ピース10aと後ピース10bの2
つ割りで構成され、後ピース10bの内周端にリング状の
第2ラバー12を介して取付リング10cが結合されてい
る。この前ピース10aと後ピース10bはOリング20を介し
て合体され、内部には空間11を有している。
前記ダンパマス10の前記空間11内にはシリコンオイル
等の粘性流体13が充填され、かつリング状のダンピング
プレート14が挿入されている。このダンピングプレート
14の内周端にはフレキシブルプレート16が取付けられて
いる。
このような構造のダンパマス10の前ピース10aを前記
回転プレート2の第1ラバー4に支持し、前記ダンピン
グプレート14の内周端に取付けられているフレキシブル
プレート16は前記回転プレート2にビス17で固着してダ
ンピングプレート14をフローチング可能に支持するとと
もに、ダンパマス10の後ピース10bの内周端の取付リン
グ10cを回転プレート2にボルト15によって固着したも
のである。19は取付リング10cと回転プレート2との間
をシールするOリングを示す。
上記実施例1の構造は、丁度第5図で示す従来のラバ
ーダンパ構造のダンパマス3に相当するダンパマス10が
ビスカスダンパマスを構成しており、回転プレート2の
第1ラバー4とダンパマス19とによってビスカスラバー
ダンパ作用を行うものである。そして、回転プレート2
の第1ラバー4が温度変化により膨脹してダンパマス10
が前後位置にずれるのに対しては、フレキシブルプレー
ト16によってダンピングプレート14はフローチング追従
して吸収される。また、ダンピングプレート14の回転方
向はフレキシブルプレート16によって拘束するものであ
る。
[実施例2](請求項2) 前記ダンピングプレート14のフローチング追従のため
の他の実施例を第2図及び第3図で説明する。第2図に
おいて、2は回転プレート、4は前記回転プレート2の
側面に取付けられた第1ラバー、10はダンパマスであ
り、前ピース10aと後ピース10bの2つ割りで構成され、
後ピース10bの内周端にリング状の第2ラバー12を取り
付け、Oリング20を介して合体され、内部には空間11を
有し、これにシリコンオイル等の粘性流体が封入されて
いる。
このダンパマス10の前記前ピース10aを前記回転プレ
ート2の第1ラバー4に支持すると共に前記後ピース10
bの内周端をリング状の第2ラバー12を前記回転プレー
ト2の内周側にあるボス部2bと対面した取付リング2aに
取り付けられている。
前記空間11内にはダンピングプレート14が、その両面
にクリアランスをもって挿入され、ダンピングプレート
14の内周端は回転プレート2の内周側にあるボス部2b
と、これに対面する取付リング2aとに挾まれてボルト22
により締付固定されている。
そして、前記ダンピングプレート14は第3図で示すよ
うに、その内周端近傍の円周上に剛性低減用の複数の窓
穴21を開設したものである。
この実施例2の構造においても、回転プレート2の第
1ラバー4とダンパマス10とによってビスカスラバーダ
ンパ作用を行うものである。
そして、回転プレート2の第1ラバー4が温度変化に
より膨脹してダンパマス10が前後位置にずれるのに対し
て、ダンピングプレート14は剛性低減用の複数の窓穴21
によって撓みを生じフローチング追従して吸収される。
また、ダンピングプレート14の回転方向は回転プレー
ト2のボス部2bと、これに対面する取付リング2aとに挾
まれてボルト22による締付固定によって拘束するもので
ある。
[実施例3](請求項3) この実施例3の主要構成は前記実施例2と同じであ
る。この実施例3は第2図で示すように、前記回転プレ
ート2の側面に取り付けた第1ラバー4と前記後ピース
10bの内周端に取り付けたリング状の第2ラバー12とを
前記回転プレート2のボス部2bと取付リング2aとの対面
部にそれぞれ延在し、この延在部に第4図にも示すよう
に、前記ダンピングプレート14の内周端近傍の円周上の
両面に密接したシール突起24を形成し、前記実施例2と
同様に作用に加えて、回転プレート2のボス部2bと取付
リング2aとの対面部のシール性を確保したものである。
<発明の効果> 以上のように本発明によるトーショナルダンパは、請
求項1に記載の構成により、ビスカスラバーダンパ構造
と機能を従来のラバーダンパのようにコンパクトにし、
小さなスペースの中で成立させることができ、回転プレ
ートのラバーに支持するダンパマスの取付けのためにラ
バーを二次加硫する必要がなくなり、ラバーの加硫工程
数の低減とラバーの耐久性を向上する。
また、請求項1,2,及び3の構成により、ダンピングプ
レートのフローチィングあるいは撓みに追従可能な構造
であるから、ダンパマスが前後方向に位置がずれても、
これを吸収してダンピングプレートは粘性流体が充填さ
れている空間の適正位置に追従し、ビスカスダンパ機能
を確実保持する。
さらに、請求項3のシール突起のシール構造により、
空間に封入された粘性流体シールの容易化と確実性を有
する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の断面図、第2図は本発明の
実施例2及び実施例3の断面図、第3図は実施例2及び
実施例3におけるダンピングプレートの一部正面図、第
4図は第2図A部の拡大図、第5図は従来のラバーダン
パ構造の断面図、第6図は従来のビスカスラバーダンパ
構造の断面図である。 1……回転軸、2……回転プレート、2a……取付リン
グ、2b……ボス部、4……第1ラバー、10……ダンパマ
ス、10a……前ピース、10b……後ピース、10c……取付
リング、11……空間、12……第2ラバー、13……粘性流
体、14……ダンピングプレート、15……ボルト、16……
フレキシブルプレート、21……窓穴、24……シール突
起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 明 東京都日野市日野台3丁目1番地1 日 野自動車工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−200831(JP,A) 実開 平1−140042(JP,U) 特公 昭62−12872(JP,B1) 特公 昭61−7539(JP,B2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転プレートの側面に第1ラバーを取付
    け、前後に2つ割りしたリング状の前ピース及び後ピー
    スとからなり、 前記後ピースの内周端にリング状の第2ラバーを介して
    取付リングを結合し、 内部に空間を形成してこれら前ピース及び後ピースを合
    体したダンパマスの前記空間内に粘性流体とリング状の
    ダンピングプレートを封入し、 前記前ピースを前記第1ラバーに支持すると共に前記取
    付リングをボルトにて前記回転プレートに取付け、 前記ダンピングプレートの内周端を前記回転プレートに
    フレキシブルプレートを介してフローチング可能に取付
    けたことを特徴とするトーショナルダンパ。
  2. 【請求項2】回転プレートの側面に第1ラバーを取付
    け、前後に2つ割りしたリング状の前ピース及び後ピー
    スとからなり、 前記後ピースの内周端にリング状の第2ラバーを取り付
    け、 内部に空間を形成してこれら前ピース及び後ピースを合
    体したダンパマスの前記空間内に粘性流体とリング状の
    ダンピングプレートを封入し、 前記前ピースを前記第1ラバーに支持すると共に前記第
    2ラバーを前記回転プレートの内周側にあるボス部と対
    面した取付リングに取り付け、 前記ダンピングプレートの内周端を前記回転プレートの
    ボス部と前記取付リングとで挾んでボルトにて締め付
    け、 前記ダンピングプレートには、その内周端近傍の円周上
    に剛性低減用の窓穴を開設したことを特徴とするトーシ
    ョナルダンパ。
  3. 【請求項3】回転プレートの側面に第1ラバーを取付
    け、前後に2つ割りしたリング状の前ピース及び後ピー
    スとからなり、 前記後ピースの内周端にリング状の第2ラバーを取り付
    け、 内部に空間を形成してこれら前ピース及び後ピースを合
    体したダンパマスの前記空間内に粘性流体とリング状の
    ダンピングプレートを封入し、 前記前ピースを前記第1ラバーに支持すると共に前記第
    2ラバーを前記回転プレートの内周側にあるボス部と対
    面した取付リングに取り付け、 前記ダンピングプレートの内周端を前記回転プレートの
    ボス部と前記取付リングとで挾んでボルトにて締め付
    け、 前記ダンピングプレートには、その内周端近傍の円周上
    に剛性低減用の窓穴を開設し、 前記第1ラバーと前記第2ラバーとを前記回転プレート
    のボス部と前記取付リングとの対面部にそれぞれ延在
    し、 この延在部に前記ダンピングプレートの内周端近傍の円
    周上の両面に密接したシール突起を形成したことを特徴
    とするトーショナルダンパ。
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