JPH06300037A - スクイズフィルムダンパ - Google Patents
スクイズフィルムダンパInfo
- Publication number
- JPH06300037A JPH06300037A JP5084424A JP8442493A JPH06300037A JP H06300037 A JPH06300037 A JP H06300037A JP 5084424 A JP5084424 A JP 5084424A JP 8442493 A JP8442493 A JP 8442493A JP H06300037 A JPH06300037 A JP H06300037A
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- JP
- Japan
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- damper
- gap
- oil
- squeeze film
- elastic film
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C27/00—Elastic or yielding bearings or bearing supports, for exclusively rotary movement
- F16C27/04—Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies
- F16C27/045—Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies with a fluid film, e.g. squeeze film damping
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/23—Gas turbine engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/44—Centrifugal pumps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造が簡単で、しかも油漏れの恐れのないス
クイズフィルムダンパを提供すること。 【構成】 ダンパ可動部2とダンパ支持部3の間にスク
イズ作用面となる隙間1が形成されており、この隙間1
には油溜5から油が供給される。ダンパ支持部3の外周
側の側部からは板6が伸びており、またダンパ可動部2
の内周側の側部からは板7が伸びている。ダンパ支持部
3とダンパ可動部の間には、両側部に弾性膜4が配設さ
れ、その弾性膜4の両端部は、板6,7に包み込まれた
のち、塑性変形により密着されてシールされている。こ
のように、ダンパ支持部3とダンパ可動部の間のスクイ
ズ作用面となる隙間1は弾性膜4によって油が外部へ漏
れないようシールされている。
クイズフィルムダンパを提供すること。 【構成】 ダンパ可動部2とダンパ支持部3の間にスク
イズ作用面となる隙間1が形成されており、この隙間1
には油溜5から油が供給される。ダンパ支持部3の外周
側の側部からは板6が伸びており、またダンパ可動部2
の内周側の側部からは板7が伸びている。ダンパ支持部
3とダンパ可動部の間には、両側部に弾性膜4が配設さ
れ、その弾性膜4の両端部は、板6,7に包み込まれた
のち、塑性変形により密着されてシールされている。こ
のように、ダンパ支持部3とダンパ可動部の間のスクイ
ズ作用面となる隙間1は弾性膜4によって油が外部へ漏
れないようシールされている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転機械の軸受等に制振
の目的で適用されるスクイズフィルムダンパに関する。
の目的で適用されるスクイズフィルムダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】スクイズフィルムダンパは油のスクイズ
効果、すなわち2つの面の間にある粘性を持った非圧縮
性の油が2つの面間の隙間を増減させる方向に相対速度
を持って運動した時に速度に応じて減衰力を発生する効
果を出すのを利用した振動減衰器である。この減衰は面
間の隙間を狭くすると強まるため比較的小型でも大きい
減衰を得られる特徴がある。スクイズフィルムダンパは
ガスタービンの軸受やコンプレッサの軸受の外側などに
設置されており、制振の機能を果たしている。従来のス
クイズフィルムダンパは軸受と同時に給油、潤滑されて
いるため給油システムが必要であること、および潤滑油
を完全にシールすることはできないため潤滑油が環境を
汚すため適用範囲が制限されていた。そこで、油を隔膜
によって外部から遮蔽した密閉構造のスクイズフィルム
ダンパが提案されている。
効果、すなわち2つの面の間にある粘性を持った非圧縮
性の油が2つの面間の隙間を増減させる方向に相対速度
を持って運動した時に速度に応じて減衰力を発生する効
果を出すのを利用した振動減衰器である。この減衰は面
間の隙間を狭くすると強まるため比較的小型でも大きい
減衰を得られる特徴がある。スクイズフィルムダンパは
ガスタービンの軸受やコンプレッサの軸受の外側などに
設置されており、制振の機能を果たしている。従来のス
クイズフィルムダンパは軸受と同時に給油、潤滑されて
いるため給油システムが必要であること、および潤滑油
を完全にシールすることはできないため潤滑油が環境を
汚すため適用範囲が制限されていた。そこで、油を隔膜
によって外部から遮蔽した密閉構造のスクイズフィルム
ダンパが提案されている。
【0003】図3は、そのような密閉構造をもつ従来の
スクイズフィルムダンパの例を示している。以下これを
説明すると、図3において、014は玉軸受の内輪、0
13は同じく玉、012は同じく外輪をそれぞれ示す。
この軸受外輪012の外周に環状の内ダンパ可動部材0
6が固着され、その内ダンパ可動部材06の外周に、弾
性体の隔膜05を挟みこんで、2つ割りの外ダンパ可動
部材04がねじ09で固定されている。その外ダンパ可
動部材04の外周を隙間02、02をへだててダンパ支
持部材03が取囲み、その隙間02の一部は油溜め01
1を形成している。ダンパ支持部材03の一端部には、
シールリング010を介在させてスラスト受け08がね
じ込まれている。ダンパ支持部材03の他端部およびス
ラスト受け08の端部には、前記隔膜05の両側縁部を
挟みこんで、押さえ部材07,07がねじ込まれてお
り、隔膜05が隙間02,02および油溜め011を外
部から遮蔽するようになっている。隙間02,02およ
び油溜め011には作動油が封入される。ダンパ支持部
材03と外ダンパ可動部材04との間の隙間02,02
の部分に油溜め011に溜められた油が供給される。
スクイズフィルムダンパの例を示している。以下これを
説明すると、図3において、014は玉軸受の内輪、0
13は同じく玉、012は同じく外輪をそれぞれ示す。
この軸受外輪012の外周に環状の内ダンパ可動部材0
6が固着され、その内ダンパ可動部材06の外周に、弾
性体の隔膜05を挟みこんで、2つ割りの外ダンパ可動
部材04がねじ09で固定されている。その外ダンパ可
動部材04の外周を隙間02、02をへだててダンパ支
持部材03が取囲み、その隙間02の一部は油溜め01
1を形成している。ダンパ支持部材03の一端部には、
シールリング010を介在させてスラスト受け08がね
じ込まれている。ダンパ支持部材03の他端部およびス
ラスト受け08の端部には、前記隔膜05の両側縁部を
挟みこんで、押さえ部材07,07がねじ込まれてお
り、隔膜05が隙間02,02および油溜め011を外
部から遮蔽するようになっている。隙間02,02およ
び油溜め011には作動油が封入される。ダンパ支持部
材03と外ダンパ可動部材04との間の隙間02,02
の部分に油溜め011に溜められた油が供給される。
【0004】玉軸受の内輪014の内側に支えられ図示
しない回転体で発生した振動力は、内輪014、玉01
3、外輪012、内ダンパ可動部06、外ダンパ可動部
04、隙間02、ダンパ支持部03と伝達されるが、伝
達途中に隙間02、02の部分の油によるスクィズ効果
で振動が減衰される。なお、図示された玉軸受部分は、
固体潤滑剤のみで潤滑されており、油は用いられていな
い。このように、従来の密閉構造のスクイズフィルムダ
ンパでは、油溜め011および隙間02,02が隔膜0
5によって外部から完全に遮蔽された密閉構造となって
いるので、作動油が外部に漏れることはなく、また玉軸
受でも潤滑油を用いないので、環境を汚すことはない。
しかしながら、このような従来の装置は構造が複雑であ
って製作が困難であるという欠点を有していた。
しない回転体で発生した振動力は、内輪014、玉01
3、外輪012、内ダンパ可動部06、外ダンパ可動部
04、隙間02、ダンパ支持部03と伝達されるが、伝
達途中に隙間02、02の部分の油によるスクィズ効果
で振動が減衰される。なお、図示された玉軸受部分は、
固体潤滑剤のみで潤滑されており、油は用いられていな
い。このように、従来の密閉構造のスクイズフィルムダ
ンパでは、油溜め011および隙間02,02が隔膜0
5によって外部から完全に遮蔽された密閉構造となって
いるので、作動油が外部に漏れることはなく、また玉軸
受でも潤滑油を用いないので、環境を汚すことはない。
しかしながら、このような従来の装置は構造が複雑であ
って製作が困難であるという欠点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、構造が簡単
で、しかも油漏れにより環境を汚す恐れのないスクイズ
フィルムダンパを提供することを課題としている。ま
た、本発明は、簡単な構造で油漏れの恐れを除きながら
も十分な制振機能を発揮することのできるスクイズフィ
ルムダンパを提供することを課題としている。
で、しかも油漏れにより環境を汚す恐れのないスクイズ
フィルムダンパを提供することを課題としている。ま
た、本発明は、簡単な構造で油漏れの恐れを除きながら
も十分な制振機能を発揮することのできるスクイズフィ
ルムダンパを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、振動する面と
それを支える面との間の隙間に油を介在させ、同油が同
隙間の増減速度に応じた減衰力を発生するのを利用した
スクイズフィルムダンパにおける前記課題を解決するた
め、前記2つの面の間の隙間部分を被い端部をそれぞ
れ、前記2つの面を構成する部材側に塑性変形により固
着した弾性膜を有する構成を採用する。
それを支える面との間の隙間に油を介在させ、同油が同
隙間の増減速度に応じた減衰力を発生するのを利用した
スクイズフィルムダンパにおける前記課題を解決するた
め、前記2つの面の間の隙間部分を被い端部をそれぞ
れ、前記2つの面を構成する部材側に塑性変形により固
着した弾性膜を有する構成を採用する。
【0007】
【作用】スクイズフィルムダンパは振動を減衰させるた
めに用いるので、スクィズ面間の隙間は発生する振動の
10倍程度あれば充分である。つまり、可動範囲は振動
の10倍程度と非常に狭いので、本発明のスクイズフィ
ルムダンパにおいてはこの間を振動を妨げないで自由に
変形する弾性膜を用いて油のシールを行っている。すな
わち、本発明によるスクイズフィルムダンパにおいて
は、振動する面とそれを支える面とからなる2つの面の
間の隙間部分を被い端部をそれぞれ、前記2つの面を構
成する部材側に塑性変形により固着した弾性膜を有して
いるので、隙間部分の油は外部に漏れないよう確実にシ
ールされている。しかも、2つの面の間の相対変位は、
その膜が塑性膜であるため全く妨げられることはなく、
スクイズフィルムダンパとして所期の機能を発揮するこ
とができる。また、弾性膜は、塑性変形を利用して2つ
の面を構成する部材側に固着しているので製作が容易で
ある。
めに用いるので、スクィズ面間の隙間は発生する振動の
10倍程度あれば充分である。つまり、可動範囲は振動
の10倍程度と非常に狭いので、本発明のスクイズフィ
ルムダンパにおいてはこの間を振動を妨げないで自由に
変形する弾性膜を用いて油のシールを行っている。すな
わち、本発明によるスクイズフィルムダンパにおいて
は、振動する面とそれを支える面とからなる2つの面の
間の隙間部分を被い端部をそれぞれ、前記2つの面を構
成する部材側に塑性変形により固着した弾性膜を有して
いるので、隙間部分の油は外部に漏れないよう確実にシ
ールされている。しかも、2つの面の間の相対変位は、
その膜が塑性膜であるため全く妨げられることはなく、
スクイズフィルムダンパとして所期の機能を発揮するこ
とができる。また、弾性膜は、塑性変形を利用して2つ
の面を構成する部材側に固着しているので製作が容易で
ある。
【0008】
【実施例】以下、本発明によるスクイズフィルムダンパ
の実施例を図1および図2に示した2つの実施例に基づ
いて具体的に説明する。
の実施例を図1および図2に示した2つの実施例に基づ
いて具体的に説明する。
【0009】(第一実施例)まず、第1実施例について
図1に基づいて説明する。図1において、1は、ダンパ
支持部3とダンパ可動部2の間に形成された隙間で、こ
の隙間1には油溜5に溜められている油が供給される。
ダンパ可動部2の内周側の側部とダンパ支持部3の外周
側の側部からは、図のようにダンパ支持部3と一体に形
成された板6,7がそれぞれ伸びている。一方、ダンパ
可動部2とダンパ支持部3の側部には、隙間1を被って
弾性膜4を配設している。弾性膜4には図示のようにベ
ローズ状のひだが形成されている。弾性膜4の両端はダ
ンパ可動部2とダンパ支持部3から伸ばされた板6,7
に包み込んだ上で塑性変形させて密着させ完全なシール
部を形成させている。弾性膜4には、図のようにひだが
形成されているので、ダンパ可動部2とダンパ支持部3
は隙間1を境として自由に相対変位できる。図1に示さ
れたダンパ可動部2は、図3に示したスクイズフィルム
ダンパと同様、回転機械の軸受等を内側に支持して制振
するのに用いられる。
図1に基づいて説明する。図1において、1は、ダンパ
支持部3とダンパ可動部2の間に形成された隙間で、こ
の隙間1には油溜5に溜められている油が供給される。
ダンパ可動部2の内周側の側部とダンパ支持部3の外周
側の側部からは、図のようにダンパ支持部3と一体に形
成された板6,7がそれぞれ伸びている。一方、ダンパ
可動部2とダンパ支持部3の側部には、隙間1を被って
弾性膜4を配設している。弾性膜4には図示のようにベ
ローズ状のひだが形成されている。弾性膜4の両端はダ
ンパ可動部2とダンパ支持部3から伸ばされた板6,7
に包み込んだ上で塑性変形させて密着させ完全なシール
部を形成させている。弾性膜4には、図のようにひだが
形成されているので、ダンパ可動部2とダンパ支持部3
は隙間1を境として自由に相対変位できる。図1に示さ
れたダンパ可動部2は、図3に示したスクイズフィルム
ダンパと同様、回転機械の軸受等を内側に支持して制振
するのに用いられる。
【0010】(第二実施例)次に図2に示す第二実施例
について説明する。なお、図2において、図1に示した
第一実施例と同等の部分には同じ符号を示してあり、そ
れらについての説明は省略する。図2に示す実施例にお
いては、ダンパ支持部3の外周側の側部とダンパ可動部
2の内周側の側部に薄いリング状の挟み込み部8,9を
それぞれ形成し、この挟み込み部8,9に弾性膜4の両
端部を折り込んで挟み込ませたのち塑性変形により密着
させて完全なシール部を形成させている。このように、
ダンパ可動部2とダンパ支持部3の間には弾性膜4によ
る油のシールを形成させながらも、ダンパ可動部2とダ
ンパ支持部3は自由に相対運動できスクイズフィルムダ
ンパとしての所期の機能を行うことができる。以上、本
発明を図示した実施例に基づいて具体的に説明したが、
本発明がこれらの実施例に限定されず特許請求の範囲に
示す本発明の範囲内で、その形状、構造に種々の変更を
加えてよいことはいうまでもない。例えば、上記実施例
では、回転機械の軸受に適用されたスクイズフィルムダ
ンパについて説明したが、本発明によるスクイズフィル
ムダンパは軸受に限らず、構造物の取付部等に適用して
もよい。
について説明する。なお、図2において、図1に示した
第一実施例と同等の部分には同じ符号を示してあり、そ
れらについての説明は省略する。図2に示す実施例にお
いては、ダンパ支持部3の外周側の側部とダンパ可動部
2の内周側の側部に薄いリング状の挟み込み部8,9を
それぞれ形成し、この挟み込み部8,9に弾性膜4の両
端部を折り込んで挟み込ませたのち塑性変形により密着
させて完全なシール部を形成させている。このように、
ダンパ可動部2とダンパ支持部3の間には弾性膜4によ
る油のシールを形成させながらも、ダンパ可動部2とダ
ンパ支持部3は自由に相対運動できスクイズフィルムダ
ンパとしての所期の機能を行うことができる。以上、本
発明を図示した実施例に基づいて具体的に説明したが、
本発明がこれらの実施例に限定されず特許請求の範囲に
示す本発明の範囲内で、その形状、構造に種々の変更を
加えてよいことはいうまでもない。例えば、上記実施例
では、回転機械の軸受に適用されたスクイズフィルムダ
ンパについて説明したが、本発明によるスクイズフィル
ムダンパは軸受に限らず、構造物の取付部等に適用して
もよい。
【0011】
【発明の効果】以上具体的に説明したように、本発明
は、振動する面とそれを支える面との間の隙間に油を介
在させ、同油が同隙間の増減速度に応じた減衰力を発生
するのを利用したスクイズフィルムダンパにおいて、前
記2つの面の間の隙間部分を被い端部をそれぞれ、前記
2つの面を構成する部材側に塑性変形により固着した弾
性膜を有するものであって、2つの面の間は弾性膜によ
って被われていて、その間に存在している油は外部に漏
れない。しかも、2つの面の間を被うのは弾性膜である
から、2つの面の間の相対変位は自由であり、スクイズ
フィルムダンパとしての所期の機能を妨げられることは
ない。また、本発明によるスクイズフィルムダンパにお
いては、弾性膜は2つの面を構成する部材側に塑性変形
により固着するので構造が簡単であり製造が容易であ
る。
は、振動する面とそれを支える面との間の隙間に油を介
在させ、同油が同隙間の増減速度に応じた減衰力を発生
するのを利用したスクイズフィルムダンパにおいて、前
記2つの面の間の隙間部分を被い端部をそれぞれ、前記
2つの面を構成する部材側に塑性変形により固着した弾
性膜を有するものであって、2つの面の間は弾性膜によ
って被われていて、その間に存在している油は外部に漏
れない。しかも、2つの面の間を被うのは弾性膜である
から、2つの面の間の相対変位は自由であり、スクイズ
フィルムダンパとしての所期の機能を妨げられることは
ない。また、本発明によるスクイズフィルムダンパにお
いては、弾性膜は2つの面を構成する部材側に塑性変形
により固着するので構造が簡単であり製造が容易であ
る。
【図1】本発明の第一実施例によるスクイズフィルムダ
ンパの断面図。
ンパの断面図。
【図2】本発明の第二実施例によるスクイズフィルムダ
ンパの断面図。
ンパの断面図。
【図3】従来のスクイズフィルムダンパを示す断面図。
1 隙間 2 ダンパ可動部 3 ダンパ支持部 4 弾性膜 5 油溜 6 板 7 板 8 挟み込み部 9 挟み込み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正田 功彦 長崎市深堀町5丁目717番1号 三菱重工 業株式会社長崎研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 振動する面とそれを支える面との間の隙
間に油を介在させ、同油が同隙間の増減速度に応じた減
衰力を発生するのを利用したスクイズフィルムダンパに
おいて、前記2つの面の間の隙間部分を被い端部をそれ
ぞれ前記2つの面を構成する部材側に塑性変形により固
着した弾性膜を有することを特徴とするスクイズフィル
ムダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5084424A JPH06300037A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | スクイズフィルムダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5084424A JPH06300037A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | スクイズフィルムダンパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06300037A true JPH06300037A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=13830208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5084424A Withdrawn JPH06300037A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | スクイズフィルムダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06300037A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7798720B1 (en) * | 2006-11-16 | 2010-09-21 | Florida Turbine Technologies, Inc. | Squeeze film damper with highly variable support stiffness |
JP2011144924A (ja) * | 2009-12-18 | 2011-07-28 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ダンパ軸受装置 |
US20120097824A1 (en) * | 2010-10-22 | 2012-04-26 | Alain Rene Regis Giraud | Hydraulic center bearing |
JP2013047515A (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Honeywell Internatl Inc | 環状ベアリング支持ダンパ、これを含むガスタービンエンジン、およびこれらの製造方法 |
JP2020139543A (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 三菱重工業株式会社 | スクイーズフィルムダンパ軸受及び回転機械 |
JP2021173364A (ja) * | 2020-04-28 | 2021-11-01 | 日本電産サンキョー株式会社 | ダンパー部材およびアクチュエータ |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP5084424A patent/JPH06300037A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7798720B1 (en) * | 2006-11-16 | 2010-09-21 | Florida Turbine Technologies, Inc. | Squeeze film damper with highly variable support stiffness |
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US20120097824A1 (en) * | 2010-10-22 | 2012-04-26 | Alain Rene Regis Giraud | Hydraulic center bearing |
US8591117B2 (en) * | 2010-10-22 | 2013-11-26 | Trelleborg Automotive Usa | Hydraulic center bearing |
JP2013047515A (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Honeywell Internatl Inc | 環状ベアリング支持ダンパ、これを含むガスタービンエンジン、およびこれらの製造方法 |
JP2020139543A (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 三菱重工業株式会社 | スクイーズフィルムダンパ軸受及び回転機械 |
JP2021173364A (ja) * | 2020-04-28 | 2021-11-01 | 日本電産サンキョー株式会社 | ダンパー部材およびアクチュエータ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |