JPS6332361Y2 - - Google Patents

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JPS6332361Y2
JPS6332361Y2 JP1980171112U JP17111280U JPS6332361Y2 JP S6332361 Y2 JPS6332361 Y2 JP S6332361Y2 JP 1980171112 U JP1980171112 U JP 1980171112U JP 17111280 U JP17111280 U JP 17111280U JP S6332361 Y2 JPS6332361 Y2 JP S6332361Y2
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JP
Japan
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elastic member
flange portion
flange
bolt
vibration
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JP1980171112U
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JPS5795448U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本案はエンジンのオイルパンやヘツドカバー等
のカバー類の支持装置に関する。
エンジンのオイルパンやヘツドカバー類の特に
振動源となるカバー類の支持にあつては、種々の
防振手段を施してその振動、騒音を低減を図るよ
うに工夫されている。
例えば、その1例として、カバーを2重構造に
したものがあるが、これでは、振動、騒音の低減
を図れる反面、構造が複雑化し、部品点数も多
く、整備性が悪く、高価である等の欠点を有して
いた。
そこでオイルパンのフランジと、取付け用ボル
トとの干渉によつて生じる騒音を防止するため
に、ボルトの締め付け過ぎを防止する金属性円筒
と、該円筒とフランジのボルト挿通孔との間の干
渉防止用のゴム弾性材から成る円筒部材を配置し
た実開昭54−61147号公報の考案がある。
しかしながら、オイルパンのフランジは、一般
に薄い板で形成されるのでボルト締め付け位置を
押えるだけでは不十分であり、前記公報の考案で
はオイルシール、防音共に十分効果を発揮するこ
とはできない。
別の先行技術としてオイルパンのフランジにボ
ルト取付け用切欠き部を設け、前記フランジの周
縁に配置するように額縁状の形状、且つ前記切欠
き部を上下から挾む切り込みを設けた構造のガス
ケツトを使用した特開昭55−75552号公報の発明
がある。
この公報の発明は、前記フランジとボルトとの
間には締付け量を規制するカラーを設けており、
フランジを押える押えプレート(同公報ではサポ
ート)を介して締め付けるようにしている。した
がつて、前記考案と異なり、締め付け力はフラン
ジ全面に与えることができるが以下の問題があ
る。
即ち前記発明は、同公報にも指摘されているよ
うに、切欠き状のボルト取付け部を設けた構造の
ためにガスケツトがフランジから抜けだしてオイ
ル洩れを生じることを防止する必要があり、前記
押えプレートに設けた突起に係合する係合孔をフ
ランジの周縁に設けるようにしている。したがつ
て、柔らかく変形し易い弾性材を整形したガスケ
ツトを、複雑な形状をしたフランジ及び押えプレ
ートに取付けるために作業性が悪く、しかも構造
が複雑な部材を製造するために製造コストが増加
するなどなお改善の必要が認められる。
本考案は、以上の問題に着目して成されたもの
であり、カバーに設けたフランジとエンジンとの
間に設けた弾性シート全面を十分に圧接するカバ
ーを使用し、しかも容易に変形する弾性シール部
材を使用して、しかも取付け作業を迅速にして
も、取付け不良により金属部分が振動などで接触
して騒音を発生する危険がなく、しかも部品点数
が少なく、構造簡単で安価に供給できる防振・防
音効果を有するカバー類の支持装置を提供するこ
とを目的としている。
以上の目的を達成するための本考案のカバー類
の支持装置の構成は、エンジン本体と、該本体に
取付けるカバーに設けたフランジ部とを該フラン
ジ部全面に配置する押えプレートを介してボルト
で締め付けるに当り、前記フランジ部の前記エン
ジン本体側には弾性シート部材を、反対側には制
振用弾性部材をそれぞれ前記ボルトとを挿通して
配設し、前記フランジ部のボルト挿通孔と該ボル
トとの間には弾性部材を介装し、前記押えプレー
トの少なくとも前記カバー側壁側を前記制振用弾
性部材で覆つたことを特徴としている。
前記押えプレートの前記カバー側壁側を制振用
弾性部材で覆う手段としては、例えば前記押えプ
レートに当接する制振用弾性部材を、該押えプレ
ート側にフランジ状に伸び出させる構造とした
り、該制振用弾性部材中に押えプレートを埋め込
む構造としたりして実施することができる。ま
た、前記の各弾性部材類は、別々の部材としても
よく、組付が可能であれば一体的部材としてもよ
い。
前記各弾性部材は、いずれもボルトに挿通しな
がら組付る構成であり、しかも少なくとも押えプ
レートのカバー側壁側を該弾性部材で覆う構成と
したので、変形し易い弾性材料の部材を使用して
も、取付け不良が起る危険がなく、振動などでエ
ンジン本体、フランジ部、カバー側壁及びボルト
などの金属部材が互いに干渉する危険を防止する
ことができ、迅速に取付けることが可能である。
以下、2つの実施例を図について説明する。第
1図はエンジンの概略正面図を示しており、本体
となるシリンダブロツク1の上部にヘツドカバー
2が、下部にオイルパン3が夫々取付けられてい
るが、本実施例ではシリンダブロツク1に対する
オイルパン3の支持装置について説明する。
第2図は、ブロツク1へのオイルパン3の支持
部の拡大縦断面図を示しており、ブロツク1のフ
ランジ部1aの下部に弾性シール部材4を介して
オイルパン3のフランジ部3aを配設し、その外
方に制振用弾性部材5の面圧を均一化するための
押え用プレート6とを配設し、これを適宜の固着
具、例えばブロツクのフランジ部1aに取付けた
スタツド7とワツシア8,9及びナツト10によ
りブロツク1側に固着して支持させると共に、上
記制振用弾性部材5の少なくともオイルパン側壁
3bとの対向側面部に押え用プレート6の同側面
部を被覆するフランジ5aを設けたものである。
尚、11はスタツド7の中間部に嵌装した弾性
部材より成るブツシユである。
上述のように構成されたオイルパンの支持装置
においては、シリンダブロツク1からの振動は、
シール部材4、制振用弾性部材5によつて遮断さ
れ、オイルパン3に伝播されることがないので、
オイルパン3自体の振動や騒音を防止できる。
更に、制振用弾性部材5のフランジ5aにより
押え用プレート6のオイルパン3側の側面部が被
覆されているので、仮りにオイルパンの組付け誤
差等によつて押え用プレート6がオイルパンの側
壁3bに接触して振動が伝播されることも防止さ
れる。
また、スタツドの中間部にブツシユ11を嵌装
させることにより、上述のようなオイルパンの組
付け誤差等によつてスタツド7にオイルパンのフ
ランジ部3aのスタツド通し孔3cの内縁が接触
して振動が伝播されることも防止される。
第3図は本案の第2の実施例を示すもので、押
え用プレート60を制振用弾性部材50によつて
予め一体にくるみ込んだものである。
この場合は、防振、防音効果は、前記第1の実
施例の場合と同じであるが、オイルパンの組付け
時における部品点数が減り、作業性が容易となる
利点がある。
尚、70は締付け用ボルトを示している。ま
た、上記実施例では、オイルパンの例について記
述したが、ヘツドカバーや他のカバー類にも広く
応用し得ることは当然である。
以上説明したように本考案のカバー類の支持装
置は、エンジン本体と、該本体に取付けるカバー
に設けたフランジ部とを該フランジ部全面に配置
する押えプレートを介してボルトで締め付けるに
当り、前記フランジ部の前記エンジン本体側には
弾性シート部材を、反対側には制振用弾性部材を
それぞれ前記ボルトとを挿通して配設し、前記フ
ランジ部のボルト挿通孔と該ボルトとの間には弾
性部材を介装し、前記押えプレートの少なくとも
前記カバー側壁側を前記制振用弾性部材で覆つた
構成としたので、(1)部品点数が少なく、且つ単純
な構造の部材を使用するので、コスト的に有利で
あり、しかも(2)変形し易い各弾性部材を、前記エ
ンジン本体、フランジ及びカバーの側壁などにボ
ルト及び押えプレートが振動などで互いに干渉す
る危険なく迅速、且つ容易に取付けることがで
き、しかも(3)防音、防振性能を発揮するカバー類
の支持装置を提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、エンジンの概略正面図、第2図は本
案の第1実施例における支持装置の要部拡大縦断
面図、第3図は本案の第2実施例における支持装
置の要部拡大縦断面図である。 1……シリンダブロツク、3……オイルパン、
3a……フランジ部、3b……側壁、4……弾性
シール部材、5,50……制振用弾性部材、5a
……フランジ部、6,60……押え用プレート、
7……スタツド、70……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン本体と該本体に取付けるカバーに設け
    たフランジ部とを、該フランジ部全面に配置する
    押えプレートを介してボルトで締め付けるに当
    り、前記フランジ部の前記エンジン本体側には弾
    性シート部材を、反対側には制振用弾性部材をそ
    れぞれ前記ボルトを挿通して配設し、前記フラン
    ジ部のボルト挿通孔と該ボルトとの間には弾性部
    材を介装し、前記押えプレートの少なくとも前記
    カバー側壁側を前記制振用弾性部材で覆つたカバ
    ー類の支持装置。
JP1980171112U 1980-11-30 1980-11-30 Expired JPS6332361Y2 (ja)

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JP1980171112U JPS6332361Y2 (ja) 1980-11-30 1980-11-30

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Publication Number Publication Date
JPS5795448U JPS5795448U (ja) 1982-06-11
JPS6332361Y2 true JPS6332361Y2 (ja) 1988-08-29

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ID=29529481

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5575552A (en) * 1978-12-04 1980-06-06 Toyota Motor Corp Oil pan fitting construction
JPS5620044B2 (ja) * 1972-12-15 1981-05-11

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6113726Y2 (ja) * 1977-10-06 1986-04-28
JPS5620044U (ja) * 1979-07-26 1981-02-21

Patent Citations (2)

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JPS5795448U (ja) 1982-06-11

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