JP2679742B2 - 核ハロゲン化アリールおよびアラルキルアミンの製造方法 - Google Patents

核ハロゲン化アリールおよびアラルキルアミンの製造方法

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JP2679742B2 JP1183813A JP18381389A JP2679742B2 JP 2679742 B2 JP2679742 B2 JP 2679742B2 JP 1183813 A JP1183813 A JP 1183813A JP 18381389 A JP18381389 A JP 18381389A JP 2679742 B2 JP2679742 B2 JP 2679742B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、少なくとも1個の置換基がハロゲンで1〜
3置換された芳香族であるアミンの製造方法に関するも
のである。これに関して、この方法は、上記のようにハ
ロゲン置換基を持つオキソ化合物とアミンまたはアンモ
ニアとの反応生成物から出発する。これらの反応生成物
を、有機硫黄化合物の存在下に、Ni及び/またはCo含有
触媒を用いて接触水添する。
オキソ化合物とアミンまたはアンモニアとの反応生成
物の接触水添は公知である。次式に従うオキソ化合物と
してアルデヒド及びケトンが挙げられる: アルデヒドまたはケトンと第一もしくは第二アミンま
たはアンモニアから、ヘミアミナールが従って最初に生
成させ、これを更にアミンまたはアンモニア分子と反応
させ、水の分子を除去してアミナールを生成させること
ができ、或いは(第一アミンまたはアンモニアを用いた
ときに限り)更に反応を進め、水の分子を除去してアゾ
メチン(シツフ塩基、アルジミン、ケチミン)を生成さ
せることができる。更にアルジミンは、ニトリルの部分
的水添によりアルデヒドとアンモニアとの反応生成物と
して間接的に得ることができる。上記のすべての反応生
成物(ヘミアミナール、アミナールまたはアゾメチン)
を接触水添して対応するアミンを生成させ得る[ホーベ
ン−ウエイル(Houben−Weyl)、有機化学の方法(Meth
oden der Organischen Chemie)、第4版、第IV/1c巻
(1980)、127/128、239/240及び436頁]。かかる接触
水添は、またハロゲンの保持が可能であるべきである。
しかしながら、この結果は、パラジウム触媒を使用した
ときにのみ得られ、そして更にこの反応は低温で、且つ
失活された触媒を用いて有利に行われることが明らかに
されている(240頁)。他の触媒、例えば白金またはラ
ネー・ニツケルを用いても、ハロゲンは保持されるべき
である(ホーベン−ウエイル、上記)。しかしながら、
この文献中に示される特定の水添は、系統的な研究を表
わしておらず(436頁、第3節)、そしてある場合には
極度に低い収率を示しており、p−クロロベンジルメチ
ルケトンの場合は理論収率の10%で対応するアミンに転
化し得るのみである(ホーベン−ウエイル、436頁の下
部)。特に強塩基性アミンの製造においては、副生物を
考慮しなければならない。
驚くべきことに、下記する有機硫黄化合物を併用する
と、前述したNi含有及び/またはCo含有触媒を用いる接
触水添により、芳香族的に結合したハロゲンが実質的に
保持されることが見出された。
従って、本発明は、式 式中、R1、R2及びR3は、相互に独立して水素、直鎖状
もしくは分枝鎖状のC1〜C12−アルキル、C3〜C8−シク
ロアルキル、C6〜C12−アリールまたはC7〜C10−アラル
キルを表わし、そして R4は水素、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アル
キル、C6〜C12−アリール、C3〜C8−シクロアルキルま
たはC7〜C10−アラルキルを表わし、 ここに基R1〜R4の少なくとも1個は、芳香族部分にお
いてハロゲンで1〜3置換されたアリールまたはアラル
キルを表わす、 のアミンを、式 R1−CO−R2 (II) 式中、R1及びR2は、上記の意味を有する、 のオキソ化合物と式 R3−NH−R4 (III) 式中、R3及びR4は、上記の意味を有する、 の窒素化合物との反応生成物の接触水添により製造する
方法において、 Ni含有及び/またはCo含有触媒を用い、そして反応を
式 R5−S(=O)n−R6 (IV) 式中、R5及びR6は、相互に独立して直鎖状もしくは分
枝鎖状のC1〜C12−アルキル、ヒドロキシ−C2〜C12−ア
ルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキルまたはフエニ
ルを表わし、そして更に R5及びR6は、一緒になって−CH=CH−CH=CH−、−
(CH2−、−(CH2−、−(CH2−S−(C
H2−または−(CH2−O−(CH2−を表わす
ことができ、 R6は、更に水素またはCO−C1〜C12−アルキルを表わ
し、そして nは、0または1の値を表わす、 の有機硫黄化合物の存在下で行うことを特徴とする、該
アミンの製造方法に関するものである。
直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C12−アルキルは、例
えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、t−ブチル、アミル、ヘキシル、オク
チル、デシルまたはドデシルであり;C1〜C8−アルキル
が好ましく、C1〜C4−アルキルが好ましい。R4は、更に
また炭素原子20個までを有することができ、そしてまた
例えばパルミチル、ステアリルまたはエイコシルであり
得る。ヒドロキシ−アルキルは、任意の位置に、好まし
くはω−位にヒドロキシル基を持ち、そして更に炭素鎖
中にエーテル酸素を含み得る。カルボキシ−アルキル
は、任意の位置に、好ましくはα−またはω−位にカル
ボキシル基を持つ。同様の好適な範囲は、アルキルに対
するものが適用される。
C3〜C8−シクロアルキルは、例えばシクロプロピル、
シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シク
ロヘプチルまたはシクロオクチルであり、メチル及び/
またはエチルで1または2置換され得る。好ましくはシ
クロアルキルは、シクロプロピル、シクロペンチルまた
はシクロヘキシルである。
C6〜C12−アリールは、例えばフエニル、ナフチルま
たはビフエニル、好ましくはフエニルである。
C7〜C10−アラルキルは、例えばベンジル、フエニル
エチルまたはフエニルプロピル、好ましくはベンジル及
びフエニルエチルである。
オキシ化合物と窒素化合物との反応生成物中の基の少
なくとも1個は、アリールまたはアラルキルであり、そ
して芳香族部分においてハロゲン例えばフツ素、塩素ま
たは臭素、好ましくはフツ素または塩素、殊に好ましく
は塩素で1〜3置換されている。複数置換の場合、相異
なるハロゲン原子で置換することもできる。好適な態様
においては、ハロゲンによる1または2置換、殊に好ま
しくはハロゲンによる1置換が存在する。
更に基のすべての芳香族部分は、1または2個のメチ
ルもしくはエチル基、メトキシもしくはエトキシ基また
はC1〜C4−ジアルキルアミノ基を持ち得る。
好適な態様においては、式 R11−CO−R12 (V) 式中、R11は、水素、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C
12−アルキル、C3〜C6−シクロアルキル、フエニル、ベ
ンジルまたはフエニル−エチルを表わし、そして R12は、水素、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C4−ア
ルキルまたはフエニルを表わす、 のオキソ化合物を用いる。
殊に好適な態様においては、式 R21−CO−R22 (VI) 式中、R21は、水素、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C
4−アルキル、C5〜C6−シクロアルキル、フエニル、ベ
ンジルまたはフエニル−エチルを表わし、そして R22は、水素、メチルまたはエチルを表わす、 のオキソ化合物を用いる。
殊に好適な態様においては、式 R13−NH−R14 (VII) 式中、R13は、水素、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C
8−アルキル、C3〜C6−シクロアルキル、フエニルまた
はベンジルを表わし、そして R14は、水素、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C4−ア
ルキルまたはベンジルを表わす、 の窒素化合物を用いる。
殊に好適な態様においては、式 R23−NH−R24 (VIII) 式中、R23は、水素、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C
4−アルキル、C5〜C6−シクロアルキル、フエニルまた
はベンジルを表わし、そして R24は、水素、メチルまたはエチルを表わす、 の窒素化合物を用いる。
また本発明による方法においては、好適もしくは殊に
好適なオキソ化合物と窒素化合物とは、その反応生成物
において基の少なくとも1個がアリールまたはアラルキ
ルであり、且つ芳香族部分においてハロゲンで1〜3置
換されるように組合わされる。
本発明による方法は、1種またはそれ以上の式(IV)
の有機硫黄化合物の存在下で行う。かかる化合物の例に
は、ビス−(2−ヒドロキシエチル)スルフイド、ビス
−(2−ヒドロキシプロピル)スルフイド、チオジ酢
酸、チオジプロピオン酸並びに他の同様な構造の化合
物、そのアルカリ金属塩及びその低級エステル(例えば
ジメチルエステル)、チオアニソール、ジフエニルスル
フイド、ジチアン、チオキサン、チオフエン、ジメチル
スルホキシド、メチルエチルスルホキシドおよびジエチ
ルスルホキシドがある。有機硫黄化合物は、触媒1重量
部当り0.002〜0.5重量部、好ましくは0.01〜0.25重量部
の量で用いる。殊に好適な態様においては、式 R15−S(=O)n−R16 (IX) 式中、R15及びR16は、相互に独立して直鎖状または分
枝鎖状のC2〜C12−アルキル、ヒドロキシ−C2〜C12−ア
ルキルまたはカルボキシ−C1〜C12−アルキルを表わ
し、ここに R16は、更にCO−C1〜C6−アルキルを表わすことがで
き、そして nは、0または1の値を表わす、 の有機硫黄化合物を用いる。
殊に好適な態様においては、ビス−(2−ヒドロキシ
エチル)スルフイドを用いる。
有機硫黄化合物の添加は、触媒と一緒、触媒の添加前
または触媒の添加後に行う。触媒をくり返し再使用する
場合、有機硫黄化合物は、一般に最初の使用の際に触媒
または反応混合物に加えることのみが必要である。次に
触媒は何回も、または連続法においてくり返し使用後に
も高い収率と共にその高い特異的活性を保持する。しか
しながら、有機硫黄化合物を追加することは可能であ
り、通常はある程度消耗したまたは流失した触媒を補う
ために新鮮な触媒を添加するときにのみ必要である。
本発明により用いる水添触媒は、Ni含有及び/または
Co含有物、例えばNiまたはCo担持体、単体Ni(Co)スポ
ンジの形のNiまたはCo、Ni−酸化物、Co−酸化物、ラネ
ー・ニツケル、ラネー・コバルトなどである。担体は、
例えばSiO2、Al2O3、軽石、炭素及び本分野に精通せる
ものに公知である他の担体である。しかしながら、好適
な態様においては、ラネー触媒例えばラネー・ニツケ
ル、ラネー・コバルト、ラネー・ニツケル−鉄、ラネー
・ニツケル−コバルトまたはラネー・ニツケル−鉄−コ
バルトを無水または水もしくは溶媒で湿潤した状態で用
いる。またNi−及びCo−含有触媒を一緒に使用し得る。
Ni含有及び/またはCo含有触媒は、水添される基質を
基準として1〜25重量%、好ましくは2.5〜12.5重量%
の量で用いる。
殊に好適な態様においては、Ni含有ラネー触媒を用い
る。
用いる反応媒質は、アルコール例えばメタノール、エ
タノール、イソプロパノール、ブタノール、脂肪族また
は芳香族炭化水素例えばトルエン、キシレン、シクロヘ
キサン、イソオクタンなど、エーテル例えばテトラヒド
ロフラン、ジオキサンまたはメチルt−ブチルエーテ
ル、エステル例えば酢酸エチル及び最後に反応温度で液
体である場合に反応生成物それ自体であり得る。
水の比率(例えば全反応媒質の20重量%まで)は、特
に反応媒質が水と混和性である場合には妨げにならな
い。
水添は、30〜250℃、好ましくは50〜150℃で、そして
5〜200バール、好ましくは10〜150バールのH2圧力で行
う。
一般に、本発明による方法は、出発物質(ヘミアミナ
ール、アミナールまたはアゾメチン)、反応媒質、触媒
及び有機硫黄化合物を最初に水添用オートクレーブ中に
導入し、そして反応器を閉鎖した後に空気を窒素で、次
に水素を含有する窒素で置換するように行う。反応の完
了後、反応容器を最初に減少し、次いで空ける。触媒は
濾別し、そして新たに有機硫黄化合物を添加せずに再使
用し得る。その他の処理は本分野に精通せる者に公知で
ある方法で行う。
本方法は、バツチ式及び連続的に、例えば付属の分離
器及び圧力解放弁を有する圧力チユーブ中で行い得る。
更に本方法は、上記の純粋な反応生成物に及びヘミア
ミナール、アミナールまたはアゾメチンが反応生成物と
して製造される反応混合物に適用し得る。
好適な態様においては、かかる反応生成物が製造され
る反応混合物が用いられ、生じる反応生成物は本発明に
よる方法で同時に水添される。
更に好適な態様においては、式 R31−CH=NH (X) 式中、R31は上記の意味を有する、 のアルジミンが原料ニトリルの部分的水添により製造さ
れた反応混合物を用い、アルジミンは本発明による方法
で同時に更に水添する。またニトリルの部分的水添は、
式(IV)の有機硫黄化合物の存在下にて本発明により用
いるNi含有及び/またはCo含有触媒により行う。
他の場合には失活作用が観察される有機硫黄化合物の
改質化剤としての追加使用により、上記の水添がこの添
加なしの場合より選択的に、再現性よく、そして殊によ
り完全に行われ、従って水添活性は完全に保持されるこ
とは驚くべきことである。触媒は高い安定性を有する。
望ましくない副生物によるNi含有及び/またはCo含有触
媒の損傷は観察されず、その結果として上記の再使用が
頻繁に可能である。更に、極めて長い反応時間を必要と
させる極めて低い反応温度の使用が避けられる。望まし
くない副生物の実質的な回避は、収率を増加するばかり
でなく、続いての精製工程をある程度簡略にする。
実施例(本実施例は最適化したものではなく;従って
収率及び選択性の向上は考えられ、且つ有り得ることで
ある) 実施例1:α−(p−クロロフエニル)−エチルアミン p−クロロアセトフエノン385g(2.5モル)、メタノ
ール1125ml、ビス−(2−ヒドロキシエチル)スルフイ
ド3.8g並びに酢酸アンモニウム12.5g及びラネー・ニツ
ケル25gを最初に3入りの攪拌されたオートクレーブ
中に導入した。空気を窒素で置換し、そして液体アンモ
ニア750mlを加えた後、オートクレーブを水素で80バー
ルの圧力まで加圧し、そして攪拌しながら120℃に加熱
した。この温度に達した後、圧力を120バールに増加
し、そして更に水素を加えることによりその消費を補っ
た。
水素の取込が約2時間で完了した後、反応混合物を上
記反応条件下で更に1時間攪拌し、次に室温に冷却し、
そして大気圧に減圧した。
触媒を濾別し、そしてメタノールを留去した。次のガ
スクロマトグラフイーによる分析値を示す残分として粗
製生成物388gが得られた:α−(p−クロロフエニル)
−エチルアミン90%、α−フエネチルアミン5%、α−
(p−クロロフエニル)−エタノール4.5%及びp−ク
ロロアセトフエノン(析出物)0.5%。
精製のために、粗製生成物をトルエン400mlに溶解
し、そして20%水酸化ナトリウム溶液100mlで洗浄し
た。トルエン溶液を濃縮し、そして残分を充填カラムを
通して蒸留した。115〜117℃/25ミリバールの沸点及び9
8.7%の純度を有する主留分として目的のα−(p−ク
ロロフエニル)−エチルアミン316.4g(理論収量の74
%)が得られた。
実施例2:α−(p−クロロフエニル)−エチルアミン 実施例1に記載した還元的アミノ化をくり返して行
い、その際にビス−(2−ヒドロキシエチル)スルフイ
ドの代りに同量のジメチルスルホキシドを用いた。
触媒及び溶媒を分別した後、ガスクロマトグラフイー
により次の分析値を示す粗製反応生成物386gが得られ
た:α−(p−クロロフエニル)−エチルアミン88.5
%、α−フエネチルアミン5.5%、α−(p−クロロフ
エニル)−エタノール4.5%及びp−クロロアセトフエ
ノン(析出物)1.0%。
実施例3(比較例): 硫黄化合物を添加せずに実施例1及び2に記載の還元
的アミノ化を行った場合、触媒の分別後にガスクロマト
グラフイーにより次の分析値を示す粗製生成物384gが得
られた:α−(p−クロロフエニル)−エチルアミン69
%、α−フエネチルアミン26%及びα−(p−クロロフ
ェニル)−エタノール4%。
実施例4:N−メチル−α−(p−クロロフエニル)−エ
チルアミン p−クロロアセトフエノン154g、メタノール450ml、
ラネー・ニツケル20g及びビス−(2−ヒドロキシエチ
ル)スルフイド2gを最初に1.3入りの攪拌されたオー
トクレーブ中に導入した。空気を水素で置換し、そして
液体メチルアミン150mlを加えた後、オートクレーブを8
0バールの圧力まで加圧し、そして攪拌しながら100℃に
加熱した。圧力を140バールに調整し、そして消費量を
更に水素を加えることにより補った。H2の取込終了後に
温度を100℃で更に1時間保持した。
冷却し、そして減圧した後、触媒を濾別し、そして反
応溶液を蒸発させた。
ガスクロマトグラフイーにより次の分析値を示す粗製
生成物170gが得られた:N−メチル−α−(p−クロロフ
エニル)−エチルアミン86%、α−(p−クロロフエニ
ル)−エタノール5.5%、N−メチル−α−フエネチル
アミン6.5%、未同定の副生物2%。
実施例5:3−クロロ−N−イソプロピル−アニリン アセトン116g、3−クロロアニリン255g、メタノール
500ml、ラネー・ニツケル20g及びビス−(2−ヒドロキ
シエチル)スルフイド2gを最初に1.3入りの攪拌され
たオートクレーブ中に導入した。空気を窒素で置換した
後、オートクレーブを80バールの圧力まで水素で加圧
し、そして攪拌しながら120℃に加熱した。圧力を150バ
ールに調整し、そして消費量を更に水素を加えることに
より補った。H2の取込終了後に、温度を120℃で更に1
時間保持した。
冷却し、そして減圧した後、触媒を濾別し、そして反
応溶液を蒸発させた。
かくてガスクロマトグラフイーにより次の分析値を示
す粗製生成物308gが得られた:3−クロロ−N−イソプロ
ピル−アニリン77%、N−イソプロピル−アニリン12
%、3−クロロアニリン7%、未同定の副生物4%。
実施例6:4−クロロ−N−イソプロピル−アニリン アセトン232g、4−クロロアニリン255g、エタノール
300ml、ラネー・ニツケル−鉄25g及びビス−(2−ヒド
ロキシエチル)スルフイドを最初に1.3入りの攪拌さ
れたオートクレーブ中に導入した。空気を窒素で置換し
た後、オートクレーブを60バールの圧力まで水素で加圧
し、そして攪拌しながら100℃に加熱した。圧力を100バ
ールに調整し、そして消費量を更に水素を加えることに
より補った。H2の取込終了後に温度を100℃で更に1時
間保持した。
冷却し、そして減圧した後、触媒を濾別し、そして反
応溶液を蒸発させた。
かくてガスクロマトグラフイーにより次の分析値を示
す粗製生成物310gが得られた:4−クロロ−N−イソプロ
ピル−アニリン82%、N−イソプロピル−アニリン8.5
%、4−クロロアニリン6.5%及び未同定の副生物3
%。
実施例7:3−クロロ−N−ネオペンチル−アニリン ピバルアルデヒド172g、3−クロロアニリン255g、テ
トラヒドロフラン400ml、ラネー・ニツケル25g及びビス
−(2−ヒドロキシエチル)スルフイド2.5gを最初に1.
3入りの攪拌されたオートクレーブ中に導入した。空
気を窒素で置換した後、オートクレーブを80バールの圧
力まで水素で加圧し、そして攪拌しながら120℃に加熱
した。圧力を140バールに調整し、そして消費量を更に
水素を加えることにより補った。H2の取込終了後に温度
を120℃で更に1時間保持した。
冷却し、そして減圧した後、触媒を濾別し、そして反
応溶液を蒸発させた。
かくてガスクロマトグラフイーにより次の分析値を示
す粗製生成物355gが得られた:3−クロロ−N−ネオペン
チル−アニリン76%、N−ネオペンチル−アニリン7.5
%、3−クロロアニリン12.5%及び未同定の副生物4
%。
実施例8:3−アミノ−5−(4−クロロフエニル)−2,2
−ジメチルペンタン 5−(4−クロロフエニル)−2,2−ジメチルペンタ
ン−3−オン168g、メタノール160ml、ラネー・ニツケ
ル20g、ビス−(2−ヒドロキシエチル)スルフイド1g
及び酢酸アンモニウム5gを最初に1.3入りの攪拌され
たオートクレーブ中に導入した。空気を窒素で置換し、
そして液体アンモニア500mlを加えた後、オートクレー
ブを90バールの圧力まで水素で加圧し、そして攪拌しな
がら125℃に加熱した。圧力を120バールに調整し、そし
て消費量を更に水素を加えることにより補った。H2の取
込終了後に温度を125℃で更に1時間保持した。
冷却し、そして減圧した後、触媒を濾別し、そして反
応溶液を蒸発させた。
かくてガスクロマトグラフイーにより次の分析値を示
す粗製生成物172gが得られた:3−アミノ−5−(4−ク
ロロフエニル)−2,2−ジメチルペンタン73%、5−
(4−クロロフエニル)−2,2−ジメチル−3−ヒドロ
キシペンタン5%、脱塩素化された化合物0.5%、析出
物20%。
実施例9:2−アミノ−4−クロロ−ベンジルアミン 2−アミノ−4−クロロ−ベンゾニトリル152g(1モ
ル)、イソプロパノール400ml、ラネー・ニツケル15g及
びビス−(2−ヒドロキシエチル)スルフイド1gを1.3
入りの攪拌されたオートクレーブ中に最初に導入し
た。空気を窒素で置換し、そして液体アンモニア150ml
を加えた後、オートクレーブを80バールの圧力まで水素
で加圧し、そして攪拌しながら80℃に加熱した。圧力を
140バールに調整し、そして消費量を更に水素を加える
ことにより補った。H2の取込終了後に温度を80℃で更に
1時間保持した。
冷却し、そして減圧した後、触媒を濾別し、そして反
応溶液を蒸発させた。
かくてガスクロマトグラフイー及び質量分析法(GC−
MS結合)により次の分析値を示す粗製生成物153gが得ら
れた:2−アミノ−4−クロロ−ベンジルアミン98.5%及
び脱塩素化された生成物<0.1%。
実施例10:4−アミノ−2,5−ジクロロ−ベンジルアミン 4−アミノ−2,5−ジクロロ−ベンゾニトリル94g(0.
5モル)、メタノール300ml、ラネー・ニツケル−鉄10g
及びビス−(2−ヒドロキシエチル)スルフイド1gを最
初に1.3入りの攪拌されたオートクレーブ中に導入し
た。空気を窒素で置換し、そして液体アンモニア200ml
を加えた後、オートクレーブを60バールの圧力まで水素
で加圧し、そして攪拌しながら70℃に加熱した。圧力を
100バールに調整し、そして消費量を更に水素を加える
ことにより補った。H2の取込終了後に温度を70℃で更に
1時間保持した。
冷却し、そして減圧した後、触媒を濾別し、そして反
応溶液を蒸発させた。
かくてガスクロマトグラフイー及びMSにより次の分析
値を含む粗製生成物95gが得られた:4−アミノ−2,5−ジ
クロロ−ベンジルアミン95%。
実施例11:4−クロロフエニル−フエニル−メチルアミン 4−クロロ−ベンゾフエノン162g、メタノール450m
l、ラネー・ニツケル10g、ビス−(2−ヒドロキシエチ
ル)スルフイド1.5g及び酢酸アンモニウム5gを最初に1.
3入りの攪拌されたオートクレーブ中に導入した。空
気を窒素で置換し、そして液体アンモニア300mlを加え
た後、オートクレーブを80バールの圧力まで水素で加圧
し、そして攪拌しながら125℃に加熱した。圧力を120バ
ールに調整し、そして消費量を更に水素を加えることに
より補った。H2の取込終了後、温度を125℃で更に1時
間保持した。
冷却し、そして減圧した後、触媒を濾別し、そして反
応溶液を蒸発させた。
かくてガスクロマトグラフイー及び質量分析法により
次の分析値を示す粗製生成物160gが得られた:(4−ク
ロロフエニル)−フエニル−メチル−アミン88%、ジフ
エニル−メチルアミン3%、(4−クロロフエニル)−
フエニル−メタン2.4%、ビス−[(4−クロロフエニ
ル)−フエニルメチル]アミン3.4%、析出物1.3%。
実施例12:1−アミノ−2−(4−クロロフエニル)−エ
タン 4−クロロベンジルシアナイド100g、メタノール100
g、水で湿潤したラネー・ニツケル5.0g及びビス−(2
−ヒドロキシエチル)スルフイド0.75gを最初に0.7入
りの攪拌されたオートクレーブ中に導入した。空気を窒
素で置換し、そしてアンモニア30gを加えた後、オート
クレーブを100バールの圧力まで水素で加圧し、そして
攪拌しながら130℃に加熱した。水素の取込が検出され
たら直ちに、圧力を150バールに調整し、そして消費量
を更に水素を加えることにより補った。H2の取込の完了
後、温度を130℃で更に30分間保持した。
冷却し、そして減圧した後、触媒を濾別した。反応溶
液はガスクロマトグラフイーにより次の分析値を示し
た:未知物質(4ピーク)0.77%、1−アミノ−2−
(p−クロロフエニル)エタン99.01%、未知物質(3
ピーク)0.22%。
実施例13(比較例) ビス−(2−ヒドロキシエチル)スルフイドを用いず
に実施例12における方法をくり返し行った。ガスクロマ
トグラフイーにより次の分析値が得られた:未知物質
(4ピーク)0.71%、1−アミノ−2−(p−クロロフ
エニル)エタン91.67%、未知物質0.03%、未知物質1.9
6%、未知物質5.58%、未知物質(全体で4ピーク)0.0
5%。
実施例14:o−クロロベンジルアミン o−クロロベンズアルデヒド140.6g、メタノール100
g、メタノールで湿潤したラネー・ニツケル8.4g及びビ
ス−(2−ヒドロキシエチル)スルフイド02gを最初に
0.7入りの攪拌されたオートクレーブ中に導入した。
空気を窒素で置換し、そしてアンモニア102gを加えた
後、オートクレーブを90バールの圧力まで窒素で加圧
し、そして攪拌しながら100℃に加熱した。圧力を再び9
0バールに調整し、そして消費量を更に水素を加えるこ
とにより補った。H2の取込の完了後、温度を100℃で更
に1時間保持した。
冷却し、そして減圧した後、触媒を濾別した。反応溶
液はガスクロマトグラフイーにより次の分析値を示し
た:ベンジルアミン0.9%、o−クロロベンジルアミン9
0.5%、o−クロロベンジルアルコール6.8%。
実施例15(比較例) ビス−(2−ヒドロキシエチル)スルフイドを用いず
に、実施例14における方法をくり返して行った。ガスク
ロマトグラフイーにより次の分析値が得られた:ベンジ
ルアミン3.6%、o−クロロベンジルアミン80.2%、o
−クロロベンジルアルコール13.8%。
実施例16:α−(p−クロロフエニル)−N,N−ジメチル
−エチルアミン α−(p−クロロフエニル)−エチルアミン15.5g
(0.1モル)、メタノール100ml、50%メタノール性ホル
ムアルデヒド溶液(0.22モル)13.5g、ラネー・ニツケ
ル2g及びビス−(2−ヒドロキシエチル)スルフイド0.
15gを最初に0.3入りの攪拌されたオートクレーブ中に
導入した。空気を窒素で置換した後、オートクレーブを
80バールの圧力まで水素で加圧し、そして攪拌しながら
110℃に加熱した。圧力を160バールに調整し、そして消
費量を更に水素を加えることにより補った。H2の取込終
了後に温度を110℃で保持した。
冷却し、そして減圧した後、触媒を濾別し、そして反
応溶液を蒸発させた。
かくてガスクロマトグラフイー及び質量分析法による
次の分析値を示す粗製生成物16.9gが得られた:α−
(p−クロロフエニル)−N,N−ジメチル−エチルアミ
ン91.8g、α−(p−クロロフエニル)−N−メチル−
エチルアミン1.5%、N,N−ジメチル−α−フエニル−エ
チルアミン5.7%及び未同定副生物1%。
実施例17:α−(3,4−ジクロロフエニル)−エチルアミ
3,4−ジクロロアセトフエノン94.5g、メタノール225m
l、酢酸アンモニウム2.5g、ラネー・ニツケル5g及びビ
ス−(2−ヒドロキシエチル)スルフイド1gを最初に0.
7入りの攪拌されたオートクレーブ中に導入した。空
気を窒素で置換し、そして液体アンモニア150mlを加え
た後、オートクレーブを80バールの圧力まで水素で加圧
し、そして攪拌しながら125℃に加熱した。圧力を120バ
ールに調整し、そして消費量を更に水素を加えることに
より補った。H2の取込終了後に温度を125℃で更に1時
間保持した。
冷却し、そして減圧した後、触媒を濾別し、そして反
応溶液を蒸発させた。
かくてガスクロマトグラフイーにより次の分析値を示
す粗製生成物93gが得られた:α−(3,4−ジクロロフエ
ニル)−エチルアミン87%、α−フエネチルアミン3
%、α−(3,4−ジクロロフエニル)−エタノール4.5%
及び未同定副生物5.5%。
本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
1.式 式中、R1、R2及びR3は、相互に独立して水素、直鎖状
もしくは分枝鎖状のC1〜C12−アルキル、C3〜C8−シク
ロアルキル、C6〜C12−アリールまたはC7〜C10−アラル
キルを表わし、そして R4は、水素、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−ア
ルキル、C6〜C12−アリール、C3〜C8−シクロアルキル
またはC7〜C10−アラルキルを表わし、 ここに基R1〜R4の少なくとも1個は、芳香族部分にお
いてハロゲンで1〜3置換されるアリールまたはアラル
キルを表わす、 のアミンを式 R1−CO−R2 式中、R1及びR2は、上記の意味を有する、 のオキソ化合物と式 R3−NH−R4 式中、R3及びR4は上記の意味を有する、 の窒素化合物との反応生成物の接触水添により製造する
方法において、 Ni含有及び/またはCo含有触媒を用い、そして反応を
式 R5−S(=O)n−R6 式中、R5及びR6は、相互に独立して直鎖状もしくは分
枝鎖状のC1〜C12−アルキル、ヒドロキシ−C2〜C12−ア
ルキル、カルボキシ−C1〜C12−アルキルまたはフエニ
ルを表わし、そして更に R5及びR6は一緒になって−CH=CH−CH=CH−、−(CH
2−、−(CH2−、−(CH2−S−(CH2
−または−(CH2−O−(CH2−を表わすことが
でき、 R6は、更に水素またはCO−C1〜C12−アルキルを表わ
し、そして nは、0または1の値を表わす、 の有機硫黄化合物の存在下で行うことを特徴とする方
法。
2.式 R15−S(=O)n−R16 式中、R15及びR16は、相互に独立して直鎖状または分
枝鎖状のC2〜C12−アルキル、ヒドロキシ−C2〜C12−ア
ルキルまたはカルボキシ−C1〜C12−アルキルを表わ
し、ここに R16は、更にCO−C1〜C6−アルキルを表わすことがで
き、そして nは、0または1の値を表わす、 の有機硫黄化合物を用いることを特徴とする、上記1に
記載の方法。
3.ビス−(2−ヒドロキシエチル)スルフイドを用いる
ことを特徴とする、上記2に記載の方法。
4.触媒としてラネー・ニツケル、ラネー・コバルト、ラ
ネー・ニツケル−鉄、ラネー・ニツケル−コバルトまた
はラネー・ニツケル−鉄−コバルトを用いることを特徴
とする、上記1に記載の方法。
5.オキソ化合物と窒素化合物との反応生成物を調製する
反応混合物を用いることを特徴とする、上記1に記載の
方法。
6.式 R31−CH=NH 式中、R31は、C1〜C12−アルキル、C3〜C8−シクロア
ルキル、C6〜C12−アリールまたはC7〜C10−アラルキル
を表わす、 のアゾメチンを原料ニトリルの部分的水添により調製す
る反応混合物を用いることを特徴とする、上記1に記載
の方法。
7.オキソ化合物として式 R11−CO−R12 式中、R11は、水素、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C
12−アルキル、C3〜C6−シクロアルキル、フエニル、ベ
ンジルまたはフエニル−エチルを表わし、そして R12は、水素、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C4−ア
ルキルまたはフエニルを表わす、 のものを用いることを特徴とする、上記5に記載の方
法。
8.オキソ化合物として式 R21−CO−R22 式中、R21は、水素、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C
4−アルキル、C5〜C6−シクロアルキル、フエニル、ベ
ンジルまたはフエニル−エチルを表わし、そして R22は、水素、メチルまたはエチルを表わす、 のものを用いることを特徴とする、上記7に記載の方
法。
9.窒素化合物として式 R13−NH−R14 式中、R13は、水素、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C
8−アルキル、C3〜C6−シクロアルキル、フエニルまた
はベンジルを表わし、そして R14は、水素、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C4−ア
ルキルまたはベンジルを表わす、 のものを用いることを特徴とする、上記1に記載の方
法。
10.窒素化合物として式 R23−NH−R24 式中、R23は、水素、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C
4−アルキル、C5〜C6−シクロアルキル、フエニルまた
はベンジルを表わし、そして R24は、水素、メチルまたはエチルを表わす、 のものを用いることを特徴とする、上記9に記載の方
法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 211/53 B01J 23/74 311X // C07B 61/00 300 321X

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 式中、R1、R2及びR3は、相互に独立して水素、直鎖状も
    しくは分枝鎖状のC1〜C12−アルキル、C3〜C8−シクロ
    アルキル、C6〜C12−アリールまたはC7〜C10−アラルキ
    ルを表わし、そして R4は、水素、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アル
    キル、C6〜C12−アリール、C3〜C8−シクロアルキルま
    たはC7〜C10−アラルキルを表わし、 ここに基R1〜R4の少なくとも1個は、芳香族部分におい
    てハロゲンで1〜3置換されるアリールまたはアラルキ
    ルを表わす、 のアミンを式 R1−CO−R2 式中、R1及びR2は、上記の意味を有する、 のオキソ化合物と式 R3−NH−R4 式中、R3及びR4は上記の意味を有する、 の窒素化合物との反応生成物の接触水添により製造する
    方法において、 Ni含有及び/またはCo含有触媒を用い、そして反応を式 R5−S(=O)n−R6 式中、R5及びR6は、相互に独立して直鎖状もしくは分枝
    鎖状のC1〜C12−アルキル、ヒドロキシ−C2〜C12−アル
    キル、カルボキシ−C1〜C12−アルキルまたはフエニル
    を表わし、そして更に R5及びR6は一緒になって−CH=CH−CH=CH−、−(C
    H2−、−(CH2−、−(CH2−S−(CH2
    −または−(CH2−O−(CH2−を表わすこと
    ができ、 R6は、更に水素またはCO−C1〜C12−アルキルを表わ
    し、そして nは、0または1の値を表わす、 の有機硫黄化合物の存在下で行うことを特徴とする方
    法。
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