JP2679326B2 - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JP2679326B2
JP2679326B2 JP2009223A JP922390A JP2679326B2 JP 2679326 B2 JP2679326 B2 JP 2679326B2 JP 2009223 A JP2009223 A JP 2009223A JP 922390 A JP922390 A JP 922390A JP 2679326 B2 JP2679326 B2 JP 2679326B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複数の室内ユニットを備えたマルチ型空気
調和装置の運転制御装置に関し、特に、運転モードの制
定対策に係るものである。
(従来の技術) 一般に、空気調和装置における運転制御装置には、特
開昭59−210249号公報に開示されているように、室外ユ
ニットを制御する室外制御ユニットに室内ユニットを制
御する複数の室内制御ユニットが信号線を介して接続さ
れると共に、該室内制御ユニットにリモコンが接続され
る一方、上記室外制御ユニットに集中コントローラが接
続されて構成されているものがある。
そして、上記室外制御ユニットは各室内制御ユニット
との間で運転信号やモード信号などの各種制御信号を授
受すると共に、上記室外制御ユニットは集中コントロー
ラとの間で制御信号を授受しており、圧縮機や各電動膨
張弁などを制御して空調運転を制御している。
(発明が解決しようとする課題) 上述した空気調和装置の運転制御装置において、集中
コントローラには運転モードスイッチが設けられてい
て、該集中コントローラより室外制御ユニットにモード
信号を送信し、運転モードを設定するようにしている。
しかしながら、これでは、管理人室などの1箇所でのみ
運転モードの設定を行うことになり、操作性が悪いとい
う問題があった。
そこで、各リモコン運転モードのスイッチを設け、モ
ード設定を行うようにすることが考えられる。ところ
が、各リモコンでモード変更を行えるようにすると、一
方でモード変更を行った直後に他方でモード変更が行わ
れる場合があり、運転モードが特定されず、快適性に劣
るという問題がある。特に、運転モードの変更は冬季と
夏期との中間期が多く、窓側など室内ユニットの設置位
置で要求モードが異なる場合が多いので、何れのリモコ
ンにおいてもモード変更を可能にすると、運転モードが
定まらないことになる。
また、そこで、1のリモコンでのみモード変更を可能
にすると、上記集中コントローラによる操作と同様に操
作性に劣ることになる。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもので、運転モ
ードの変更設定を容易に行えるようにすると同時に、快
適性の低下を防止し得るようにすることを目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明が講じた手段は、
運転モードの設定を行うリモコンを変更することができ
るようにしたものである。
具体的に、第1図に示すように、請求項1記載の発明
が講じた手段は、先ず、室外ユニット(A)及び該室外
ユニット(A)に対して並列に接続された複数の室内ユ
ニット(B,B,…)を備え、該室内ユニット(B)が冷房
運転状態又は暖房運転状態になるように冷媒流通方向の
可変な冷媒回路(3)が設けられている。
更に、上記室内ユニット(B,B,…)をそれぞれ制御す
る複数の室内制御ユニット(8,8,…)と、上記室内制御
ユニット(8)との間で制御信号を授受し、室内ユニッ
ト(B)の運転を操作する2以上のリモコン(9,9,…)
とを備えている空気調和装置の運転制御装置を前提とし
ている。
そして、上記各リモコン(9,9,…)に設けられてい
て、室内ユニット(B,B,…)の運転モードを切換えるモ
ード信号を出力するモード設定手段(92,92,…)が設け
られている。
加えて、何れか特定の1のリモコン(9)におけるモ
ード設定手段(92)のみで運転モードが切り換えられる
ように該特定の1のリモコン(9)に優先条件を設定す
る優先手段(16)が設けられている。
その上、上記特定の1のリモコン(9)に設定される
優先条件の解除のみを行う専用の指令を出力し、他のリ
モコン(9,9,…)に優先条件を再設定可能にするニュー
トラル手段(17)が設けられている。
また、請求項2記載の発明が講じた手段は、上記請求
項1記載の発明において、優先条件設定されたリモコン
(9)と室内制御ユニット(8)との間に伝送異常が生
じると、優先条件設定されたリモコン(9)に設定され
る優先条件を解除し、他のリモコン(9,9,…)に優先条
件を再設定可能にする異常ニュートラル手段(15)が設
けられた構成としている。
(作用) 上記構成により、請求項1記載の発明では、リモコン
(9)より運転信号や設定温度信号などの操作信号が入
力され、該操作信号などを室内制御ユニット(8)で授
受し、室内ユニット(B)を制御する。
そして、上記各リモコン(9,9,…)のうち特定の1の
リモコン(9)に優先手段(16)によって優先条件が設
定され、該特定の1つのリモコン(9)のみによって運
転モードが設定され、該運転モードに従って室内制御ユ
ニット(8)が室内ユニット(B)等を制御する。
また、他のリモコン(9,9,…)でモード変更する場合
には、ニュートラル手段(17)によって上記特定の1つ
のリモコン(9)に設定される優先条件の解除のみを行
う専用の使用を出力することにより優先条件を再設定可
能にし、優先手段(16)によって他のリモコン(9,9,
…)に優先条件を設定し、該他の1つのリモコン(9)
で運転モードを設定することになる。
また、請求項2に係る発明では、優先条件が設定され
たリモコン(9)と室内制御ユニット(8)との間で伝
送異常が生じると、異常ニュートラル手段(15)によっ
て該リモコン(9)に設定される優先条件を解除して他
のリモコン(9,9,…)に優先条件を再設定可能にし、優
先手段(16)によって該他のリモコン(9,9,…)に優先
条件を設定し、他の1つのリモコン(9)で運転モード
を設定する。
(発明の効果) 従って、請求項1記載の発明によれば、特定の1のリ
モコン(9)に優先条件を設定してモード変更を行うこ
とができるようにすると共に、該優先条件を移動できる
ようにしたために、1つのリモコン(9)でのみモード
変更を行うことができるので、操作性の向上を図ること
ができると共に、運転モードが確実に特定され、快適性
の向上を図ることができる一方、優先条件の変更によっ
てパーティションの変更にも対応することができ、操作
性の向上を図ることができる。また、該優先条件は、優
先条件の解除のみを行う専用の指令を出力することによ
り解除されるので、優先条件を移動させる必要のないと
きに優先条件が移動することがなく、特定の1のリモコ
ン(9)でのみモード変更を行うことができるので、操
作性の向上を図ることができる。
また、請求項2記載の発明によれば、伝送異常時にお
いても運転モードの変更を行うことができるので、正確
な運転モードを設定することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図に示すように、(X)は1台の室外ユニット
(A)に対して複数台(図面では5台)の室内ユニット
(B,B,…)が並列に接続されて成るマルチ型の空気調和
装置である。
該室外ユニット(A)は圧縮機(1)と2台の室外側
熱交換器(2a,2b)とを備えており、該圧縮機(1)は
インバータで容量制御される第1圧縮機(1a)とアンロ
ード機構で容量制御される第2圧縮機(1b)とより成
り、該第1圧縮機(1a)の吐出側は油分離器(1d)を介
して、第2圧縮器(1b)の吐出側は一方向弁(1c)及び
油分離器(1e)を介してそれぞれ冷媒回路(3)の高圧
ガスライン(31)に、吸込側は低圧ガスライン(32)に
接続されている。更に、上記油分離器(1d,1e)の戻し
管(1f,1g)は圧縮機(1)の吸込側に接続されると共
に、上記両圧縮機(1a,1b)間には均油間(1h)が設け
られている。
また、上記各室外側熱交換器(2a,2b)は圧縮機
(1)に対して並列に設けられており、該各室外側熱交
換器(2a,2b)の一端はそれぞれ四路切換弁(21a,21b)
を備えたガス管(22a,22b)を介して上記高圧ガスライ
ン(31)と低圧ガスライン(32)とに切換可能に接続さ
れる一方、各室外側熱交換器(2a,2b)の他端には冷媒
回路(3)における液ライン(33)の液管(33a,33b)
が接続されている。
そして、上記各四路切換弁(21a,21b)は各室外側熱
交換器(2a,2b)が凝縮器として機能する場合に図中実
線に切換わりガス管(22a,22b)が高圧ガスライン(3
1)に連通し、逆に各室外側熱交換器(2a,2b)が蒸発器
として機能する場合に図中破線に切換わりガス管(22a,
22b)が低圧ガスライン(32)に連通するように構成さ
れている。また、上記四路切換弁(21a,21b)の1つの
ポートはキャピラリー(23a,23b)を備えた接続管(24
a,24b)を介して該四路切換弁(21a,21b)と低圧ガスラ
イン(32)との間のガス管(22a,22b)に接続されてい
る。
更に、上記高圧ガスライン(31)にはガス管(22a,22
b)の接続部より下流側に一方向弁(4)が、低圧ガス
ライン(32)にはガス管(22a,22b)の接続部より下流
側にアキュムレータ(41)にがそれぞれ介設されると共
に、両ガスライン(31,32)間には均圧用バイパス路(4
2)が接続されている。該均圧用バイパス路(42)は開
閉弁(42a)と流量調節用キャピラリー(42b)とが設け
られ、一端が高圧ガスライン(31)におけるガス管(22
a,22b)の接続部と圧縮機(1)との間に、他端が低圧
ガスライン(32)におけるガス管(22a,22b)の接続部
とアキュムレータ(41)との間に接続されている。
また、上記液ライン(33)における各液管(33a,33
b)はレシーバ(43)に接続されて液冷媒が合流され、
該レシーバ(43)には液ライン(33)のメイン液管(33
c)が接続されている。更に、上記各液管(33a,33b)に
は室外電動膨張弁(25a,25b)が介設されており、該室
外電動膨張弁(25a,25b)は室外側熱交換器(2a,2b)が
蒸発器として機能する際に液冷媒を減圧し、凝縮器とし
て機能する際に液冷媒の流量を調節するように構成され
ている。
尚、(26)は室外側熱交換器(2a,2b)に近接配置さ
れた室外ファンであり、(44)は低圧ガスライン(32)
とメイン液管(33c)との間に形成された吸入熱交換器
である。
また、上記高圧ガスライン(31)における一方向弁
(4)の下流側にはホットガスバイパスライン(45)の
一端が接続され、該ホットガスバイパスライン(45)は
他端がレシーバ(43)に接続されると共に、ホットガス
開閉弁(45a)及びホットガスの流量を調節するキャピ
ラリ(45b)が介設されている。そして、上記ホットガ
ス開閉弁(45a)は、室内ユニット(B)の冷房運転時
において、外気温度が予め設定された所定温度以下にな
ると、開動してホットガスをレシーバ(43)に導き、液
ライン(33)を所定圧に保持するようにしている。
一方、上記各高圧ガスライン(31)、低圧ガスライン
(32)及びメイン液管833)は室内側に延長して配設さ
れ、それぞれ分流器(31a,32a,33d)を介して高圧分岐
管(31b,31b,…)、低圧分岐管(32b,32b,…)及び液分
岐管(33e,33e,…)に分岐され、該各分岐管(31b,32b,
33e)が各室内ユニット(B,B,…)に接続されている。
該各室内ユニット(B,B,…)は、室内側熱交換器
(5)及び室内電動膨張弁(51)を備えて構成されてい
る。そして、該室内ユニット(B),(B,…)は冷房運
転と暖房運転とに切換え可能に構成され、更に、3台の
第3の室内ユニット(B,B,…)は同一運転モードになる
ように構成されていて、3つのセクション(D1,D2,D3)
に区分され、第1及び第2のセクション(D1,D2)に1
台の室内ユニット(B)が設けられ、第3のセクション
(D3)に3台の室内ユニット(B)が並列に設けられて
いる。
第1及び第2のセクション(D1,D2)における室内ユ
ニット(B)の一端には室内電動膨張弁851)を介して
液分岐管(33e)が、他端にはガス管(5a)を介して低
圧分岐管(32b)と高圧分岐管(31b)とが接続され、第
3のセクション(D3)における室内ユニット(B)の一
端には室内電動膨張弁(51),液管(5b)及び分流器
(58a)を介して液分岐管(33e)が、他端にはガス管
(5a)及び分流器(58b)を介して低圧分岐管(32b)と
高圧分岐管(31b)とが接続されている。
そして、該高圧分岐管(31b)と低圧分岐管(32b)と
の各端部には開閉弁(52,53)が介設され、該両開閉弁
(52,53)を開閉制御して室内側熱交換器(5)が高圧
ガスライン(31)と低圧ガスライン(32)とに切換接続
されるように構成され、該室内側熱交換器(5)が蒸発
器として機能する際(冷房時)に低圧側開閉弁(53)
が、凝縮器として機能する際(暖房時)に高圧側開閉弁
(52)がそれぞれ開動するように成っている。
更に、上記室内ユニット(B,B,…)側の液分岐管(33
e)には低圧バイパス路(54)が接続され、該低圧バイ
パス路(54)は低圧分岐管(32b)における開閉弁(5
3)の下流側に接続され、バイパス弁(54a)及びキャピ
ラリ(54b)が介設されると共に、液分岐管(33e)との
間で配管熱交換器(54c)が形成され、暖房時に室内側
熱交換器(5)より流出する液冷媒のフラッシュを防止
するように構成されている。また、上記高圧分岐管(31
b)における開閉弁(52)の上流側には高圧バイパス路
(55)が接続され、該高圧バイパス路(55)は上記ガス
管(5a)に接続されると共に、流量調節用のキャピラリ
(55a)を備えており、冷房時に高圧分岐管(31b)等に
溜まる凝縮液をバイパスするように構成されている。
そして、上記各開閉弁(52,53)及び両バイパス路(5
4,55)はキット内に一体に収納されて分岐ユニット(5
6)が形成される一方、上記圧縮機(1)、室外側熱交
換器(2a,2b)、室内側熱交換器(5,5,…)が高圧ガス
ライン(31)、低圧ガスライン(32)及び液ライン(3
3)によって接続されて上記冷媒回路(3)が構成され
ている。
尚、(57)は室内側熱交換器(5)に近接配置された
室内ファンである。
上述した冷媒回路(3)において、各室内ユニット
(B,B,…)を冷房運転する場合、室外ユニット(A)の
両四路切換弁(21a,21b)を第2図実線に切換えてガス
管(22a,22b)を高圧ガスライン(31)に連通させる一
方、室内ユニット(B,B,…)は高圧側開閉弁(52)を閉
じ、低圧側開閉弁(53)を開き、ガス管(5a)を低圧分
岐管(32b)に連通させる。
この状態において、圧縮機(1)より吐出した高圧ガ
ス冷媒は各室外側熱交換器(2a,2b)に流れて凝縮し、
この凝縮した液冷媒は液ライン(33)を通って各室内ユ
ニット(B,B,…)に流れ、室内電動膨張弁(51,51,…)
で膨張した後、各室内側熱交換器(5,5,…)で蒸発し、
低圧ガスライン(32)を流れて圧縮機(1)に戻ること
になる。
一方、上記室内ユニット(B,B,…)を暖房運転する場
合、冷媒は冷房時と逆に流れ、室外ユニット(A)の四
路切換弁(21a,21b)を第2図破線に切換え、高圧側開
閉弁(52)を開とし、低圧側開閉弁(53)を閉とする。
この状態において、冷媒は高圧ガスライン(31)より
室内側熱交換器(5)で凝縮し、液ライン(33)を流
れ、室外電動膨張弁(25a,25b)で膨張し、室外側熱交
換器(2a,2b)で蒸発して圧縮機(1)に戻ることにな
る。
そして、上記冷房運転時に、例えば、1台の室内ユニ
ット(B)における両開閉弁(52,53)を切換えて暖房
運転に、また逆に、上記暖房運転時に、例えば、1台の
室内ユニット(B)における両開閉弁(52,53)を切換
えて冷房運転にし、所謂冷暖同時運転が行われる。その
際、暖房運転の室内ユニット(B)より流出した液冷媒
は液ライン(33)の分流器(33d)で合流した後、冷房
運転の室内ユニット(B)に流れ、蒸発して低圧ガスラ
イン(32)より圧縮機(1)に戻ることになる。
この冷暖同時運転時において、2台の室外側熱交換器
(2a,2b)は室内負荷に対応して蒸発器或いは凝縮器と
して動作し、更には1台が運転され、他の1台は運転を
停止することになる。
更に、上記冷媒回路(3)には各種のセンサが配設さ
れ、(Th1)は室内ユニット(B)の液冷媒温度を検出
する液温センサ、(Th2)は室内ユニット(B)のガス
冷媒温度を検出するガス温センサ、(Th3)は室内ファ
ン(57)の吸込空気温度を検出する室温センサ、(Th
4)は室外側熱交換器(2a,2b)側の液冷媒温度を検出す
る液温センサ、(Th5)は室外側熱交換器(2a,2b)側の
吐出ガス冷媒温度を検出するガス温センサ、(Th6)は
外気温度を検出する外気温検出手段である外気温セン
サ、(Th7)は圧縮機(1)の吐出ガス冷媒温度を検出
する吐出ガス温センサである。
また、(HPS)は圧縮機(1)の吐出ガス冷媒圧力を
検出する高圧圧力センサ、(LPS)は圧縮機(1)の吸
込ガス冷媒圧力を検出する低圧圧力センサである。
次に、第3図は上記空気調和装置(X)の制御系統を
示すシステム構成図であって、上記圧縮機(1)の容量
制御等を行って室外ユニット(A)を制御する室外制御
ユニット(6)と、上記開閉弁(52,53)を開閉制御し
て分岐ユニット(56,56,…)を制御する分岐制御ユニッ
ト(7,7,…)と、上記室内電動膨張弁(51)の開度制御
等を行って室内ユニット(B,B,…)を制御する室内制御
ユニット(8,8,…)とが信号線(10)を介して接続され
ている。そして、該分岐制御ユニット(7)が室外制御
ユニット(6)を含めて外部制御ユニットを構成してい
る。
また、該各制御ユニット(6,7,8)は3つの階層(C1,
C2,C3)に区分され、第1階層(C1)に室外制御ユニッ
ト(6)が、第2階層(C2)が分岐制御ユニット(7,7,
…)が、第3階層(C3)に5台の室内制御ユニット(8,
8,…)が属するように区分されている。
更に、上記第3階層(C3)の室内制御ユニット(8,8,
…)は3つのセクション(D1,D2,D3)に区分され、上記
分岐ユニット(56)に接続される室内ユニット(B,B,
…)に対応して、第1及び第2のセクション(D1,D2)
には1台宛の室内制御ユニット(8,8)が、第3セクシ
ョン(D3)には3台の室内制御ユニット(8,8,…)が属
するように構成されている。
また、上記第2階層(C2)の分岐制御ユニット(7,7,
…)は室外制御ユニット(6)に、第3階層(C3)にお
ける各セクション(D1,D2,…)の室内制御ユニット(8,
8,…)は各分岐制御ユニット(7)にそれぞれ接続され
ている。そして、上記各階層(C1〜C3)間で接続されて
いる各制御ユニット(6〜8)の間でそれぞれ独立した
伝送回路(E,E,…)が形成されている。
該各伝送回路(E,E,…)において、第1階層(C1)と
第2階層(C2)との間では室外制御ユニット(6)が1
次局に、分岐制御ユニット(7,7)が2次局に設定さ
れ、第2階層(C2)と第3階層(C3)との間では分岐制
御ユニット(7,7)が1次局に、室内制御ユニット(8,
8,…)が2次局に設定され、各伝送回路(E,E,…)毎に
制御信号を授受すると共に、分岐制御ユニット(7)が
室外及び室内制御ユニット(6,8)間のデータ転送を行
うように構成されている。
そして、上記各室内制御ユニット(8,8,…)が端末機
に構成されていて、リモコン(9,9,…)が接続されてい
る。該リモコン(9,9,…)は上記室内制御ユニット(8,
8,…)を3つのグループに区分し(第3図では2台宛と
1台の3グループ)、グループ制御するように構成され
ており、運転信号などの操作信号を入力するように成っ
ている。
更に、上記分岐制御ユニット(7)は冷暖切換リモコ
ン(71)が接続可能に構成される一方、上記リモコン
(9)にはモード設定が可能か否かを示す冷暖選択表示
部(91)と運転モードを設定する運転切換ボタン(92)
とが設けられており、該冷暖切換リモコン(71)又は運
転切換ボタン(91)によって上記室内ユニット(B,B,
…)運転モードを冷房モードと暖房モードと送風モード
とに切換えるように構成されている。
そして、上記分岐制御ユニット(7)と室内制御ユニ
ット(8)とリモコン(9)との間においては、第4図
に示すように、制御コード手段(11)に定められた各コ
ードA〜Fを授受するように構成され、上記各室内制御
ユニット(8,8,…)は各コードA〜Fに従って室内ユニ
ット(B,B,…)の運転モードの設定態様が定められるよ
うに成っている。
そこで、上記各コードA〜Fの内容について説明する
と、先ず、第1コードAは、外部コードであって、該第
1コードA(ビット:000)を受信した室内制御ユニット
(8)が分岐制御ユニット(7)の指令信号に従って室
内ユニット(B)を冷房モード、暖房モード又は送風モ
ードの何れかに設定するように構成されており、但し送
風についてはリモコン(9)により設定可能に成ってい
る。
第2コードB(ビット:001)は、サブリモコンモード
であって、該第2コードBを受信した室内制御ユニット
(8)がリモコン(9)の指令信号に従って室内ユニッ
ト(B)を冷房モード、暖房モード、送風モード又は自
動モードの何れかに設定するように構成されている。
該第2コードBは後述する第3コードCを出力する室
内制御ユニット(8)以外の室内制御ユニット(8)
で、第3図(8a)に示すように、分岐制御ユニット
(7)の基にリモコン(9)が接続された室内制御ユニ
ット(8)がない場合に、該分岐制御ユニット(7)に
接続された1つの室内制御ユニット(8)に出力される
ように成っている。そして、この自動モードは冷房モー
ドと暖房モードとを室内ユニット(B)の吸込温度等に
基づいて自動的に切換えるモードであって、上記第2コ
ードBは該第2コードBを受けた室内制御ユニット
(8)が独自の吸込温度等に基づいて自動切換えるよう
に構成されている。
第3コードc(ビット:010)は、リモコンコードであ
って、該第3コードcを受信した室内制御ユニット
(8)がリモコン(9)の指令信号に従って室内ユニッ
ト(B)を冷房モード、暖房モード、送風モード又は自
動モードの何れかに設定するように構成され、1つのリ
モコン(9)が制御する1グループの室内制御ユニット
(8,8,…)のうち何れか1つ、つまり、親機であって且
つ1つの分岐制御ユニット(7)に連繋している1つの
親機に出力されるように成っており、該各グループの他
の室内制御ユニット(8,8,…)、つまり、子機等は上記
第1コードAを受信して、親機の運転モードの指令信号
を分岐制御ユニット(7)より受けるように構成されて
いる。
その際、自動モードは親機の室内制御ユニット(8)
が独自の吸込温度等に基づいて冷房モード等を切換える
ようになり、子機等の室内制御ユニット(8,8,…)が従
うことになるが、上記第2コードBを受けた室内制御ユ
ニット(8)については自動モードでは親機の室内制御
ユニット(8)と別個に独自で冷房モード等を切換える
ように構成されている。そして、即ち、上記第2コード
及び第3コードCは1つの分岐制御ユニット(7)に接
続された室内制御ユニット(8,8,…)のうち1台に対し
て出力されるように成っている。
第4コードD(ビット:110)は、ニュートラルコード
であって、上記第3コードCが設定されるのを待ってい
る状態で、運転モードの指令信号を出力する特定のリモ
コン(9)が未設定の状態を示すように構成されてい
る。
第5コードE(ビット:011)は、第3コードCのうち
自動モードがなく、その他は第3コードCと同様に構成
され、第6コードF(ビット:111)は、第5コードEの
設定を待っており、第4コードDに対応して構成されて
いる。
すなわち、上記各コードA〜Fを分岐制御ユニット
(7)、室内制御ユニット(8)及びリモコン(9)で
授受し、室内ユニット(B)の運転モードを分岐制御ユ
ニット(7)又はリモコン(9)で設定するように構成
されている。その上、上記リモコン(9)が接続された
親機の室内制御ユニット(8)が分岐制御ユニット
(7)に2台以上連繋されていると、1つのリモコン
(9)及び該リモコン(9)が接続された1つの室内制
御ユニット(8)に第3コードC又は第5コードEを送
信し、該リモコン(9)のみで運転モードが切換えられ
るように優先条件を設定すると共に、上記第4コードD
及び第6コードFをリモコン(9)および室内制御ユニ
ット(8)に送信して優先条件を他のリモコン(9)に
移動できるように構成されている。
更に、上記リモコン(9)の運転切換ボタン(92)は
運転モードを切換えると共に、上記優先条件が設定され
たリモコン(9)の運転切換ボタン(92)を所定時間、
例えば、4秒押し続けると、上記優先条件を解除し、1
つの分岐制御ユニット(7)に連繋された全リモコン
(9,9,…)の何れかに優先条件を設定し得る優先条件未
設定状態(第4及び第6コードD,F)になるように構成
され、該未設定状態で上記冷暖選択表示部(91)がフリ
ッカするように構成されている。そして、該冷暖選択表
示部(91)がフリッカしている状態で、1つのリモコン
(9)の運転切換ボタン(92)を押すと、該リモコン
(9)は優先条件が設定されて運転モードを設定し得る
ように構成されている。
また、上記各分岐制御ユニット(7,7,…)にはジャン
パ(72)が設けられており、該ジャンパ(72)はジャン
パ(72)を切断すると上記第3コードcにおいて自動モ
ードが設定できないように構成されている。つまり、1
つの室内ユニット(B)の吸込温度等で冷暖房モードを
自動的に切換えると、該運転モードに支配される他の室
内ユニット(B)の要求が無視されるので、手動でのみ
運転モードの設定が行えるようにしている。
次に、本発明の特徴とする室内ユニット(B)の運転
モードの設定についての構成並びに作用を第5図〜第8
図に基づき説明する。
先ず、第5図は各分岐制御ユニット(7)における各
コードA〜Fの設定動作の制御フローを示し、電源を投
入すると、ステップST1において、運転モード設定を冷
暖切換リモコン(71)で行うのか、室内のリモコン
(9)で行うのかが判定され、分岐制御ユニット(7)
の設定等によって冷暖切換リモコン(71)で行う場合に
はステップST2に移る。
該ステップST2においては、各室内制御ユニット
(8)に第1コードAのデータRCCDTを送信すると共
に、指示フラグRCCSFをリセットし、つまり、各コード
は指示フラグRCCSFをセットして室内ユニット(8)に
送信するように成っているが、第1コードAについては
指示フラグRCCSFと無関係にロジックが設定されてい
る。このステップST2ではこの分岐制御ユニット(7)
に接続された全室内制御ユニット(8,8,…)に第1コー
ドAを送信し、分岐制御ユニット(7)の指令信号で全
室内制御ユニット(8,8,…)に対する運転モード設定が
行われる。
一方、上記室内のリモコン(9)で運転モード設定を
行う場合にはステップST2からステップST3に移り、自動
モードを設定するか否かが判定され、つまり、第3コー
ドCを設定するか、第5コードEを設定するかが判定さ
れ、第3コードCを設定する場合にはステップST4に移
る。このステップST4においては全室内制御ユニット
(8,8,…)に指示フラグRCCSFのリセット状態で第4コ
ードDを送信し、つまり、設置初期は全室内制御ユニッ
ト(8,8,…)は第1コードAに設定されているので、指
示フラグRCCSFをリセットしている。
その後、上記ステップST4からステップST5,ST6及びST
7の判定を順に行う。該ステップST5においてはユニット
NO.0が1台か否かを、ステップST6においてはユニットN
O.0が0か否かを、ステップST7においてはユニットNO.0
か複数台かを判定する。つまり、このユニットNO.0はリ
モコン(9)が制御する1のグループのうち該リモコン
(9)が接続された親機の室内制御ユニット(8)に設
定され、該親機の室内制御ユニット(8)が分岐制御ユ
ニット(7)内に何台あるかを順に判定している。
そして、上記親機の室内制御ユニット(8)が1台の
場合にはステップST5からステップST8に移り、ステップ
ST81において、ユニットNO.0の室内制御ユニット(8)
に指示フラグRCCSFを立てて第3コードCを送信する一
方、ステップST82において、ユニットNO.0以外の子機の
室内制御ユニット(8)に第1コードAを送信する。つ
まり、自動的に親機の室内制御ユニット(8)に対して
リモコン(9)で運転モード設定を可能にしている。
また、親機の室内制御ユニット(8)が1台もない場
合、つまり、他の分岐制御ユニット(7)に連繋された
リモコン(9)で制御されている場合(第3図(8a)参
照)には、ステップST6からステップST9に移り、ステッ
プST91において、ポーリングアドレスNO.0の室内制御ユ
ニット(8)に指示フラグRCCSFを立てて第2コードB
を送信する一方、他の室内制御ユニット(8)には第1
コードAを送信する。
また、親機の室内制御ユニット(8)が複数台ある場
合には、ステップST7からステップST10に移り、ステッ
プST10におけるサブルーチンのステップST11において、
先ず、伝送初期に各室内制御ユニット(8,8,…)から送
信されるデータより第3コードC又は第5コードEの室
内制御ユニット(8)が存在するか否かを判定する。つ
まり、このステップST10は接続替えなどを行った場合で
あって、上記第3又は第5コードC,Eを送信する室内制
御ユニット(8)が0台又は2台以上の場合にはステッ
プST12に移り、状態2−1において、ユニットNO.0の親
機の室内制御ユニット(8)には指示フラグRCCSFを立
てて第4コードDを送信する一方、状態2−2におい
て、子機の室内制御ユニット(8)には第1コードAを
送信する。
そして、運転モードを設定する優先条件がセットされ
たリモコン(9)が特定されると、つまり、冷暖選択ボ
タン(91)がフリッカした優先条件未設定状態より運転
切換ボタン(92)が押されると、該リモコン(9)より
室内制御ユニット(8)を介して第3コードCが分岐制
御ユニット(7)に送信され、この第3コードCを受け
て、上記ステップST12よりステップST13に移り、上記室
内制御ユニット(8)に指示フラグRCCSFをセットして
送信し、ステップST14に移る。
このステップST14において、状態3−2では第3コー
ドCを送信した室内制御ユニット(8)に第3コードC
を送って該室内制御ユニット(8)が第3コードCにな
ったことを確認した後に指示フラグRCCSFをリセットす
る一方、状態3−1では第3コードCを送信した室内制
御ユニット(8)以外の室内制御ユニット(8)に第1
コードAを送信する。このステップST14において、優先
条件がセットされたリモコン(9)が1台のみ特定さ
れ、該リモコン(9)で運転モードが設定される1台の
室内制御ユニット(8)が特定されることになり、該1
台の室内制御ユニット(8)の指令信号を受けて分岐制
御ユニット(7)が他の室内制御ユニット(8,8,…)に
運転モードの指令信号を送信することになる。
また、上記ステップST11で第3又は第5コードC,Eを
送信する室内制御ユニット(8)が1台であると判定す
ると、ステップST15で室内制御ユニット(8)に指示フ
ラグRCCSFをセットして送信した後、上記ステップST14
に移り、該室内制御ユニット(8)に第3コードCを、
他の室内制御ユニット(8,8,…)に第1コードAを送
る。
そして、上記ステップST5〜ST7及びステップST10の動
作を繰り返すことになる。
一方、上記ステップST3において、自動モードを設定
すると判定した場合には、ステップST4−1に移ること
になる。このステップST4−1からステップST10−1は
上記ステップST4〜ST10に対応しており、第3コードC
に代えて第5コードE、また、第4コードDに代えて第
6コードFを送信する点を除き制御動作は同様であるの
で、詳細な説明は省略する。
また、上記ステップST8及びステップST8−1におい
て、第3又は第5コードC,Eを送信した室内制御ユニッ
ト(8)とリモコン(9)との間で伝送異常が生じる
と、分岐制御ユニット(7)がセットしたユニットNO.
のうち次のユニットNO.の室内制御ユニット(8)に第
2コードBを送信し、伝送が可能な該室内制御ユニット
(8)とリモコン(9)との間で運転モードの設定が行
われるようにし、該室内制御ユニット(8)の指令信号
に基づいて他の室内制御ユニット(8,8,…)の運転モー
ドが設定制御される。
また、上記ステップST9及びステップST9−1において
も、第2コードBを送信した室内制御ユニット(8)と
リモコン(9)との間で伝送異常が生じると、次のポー
リングアドレスの室内制御ユニット(8)に第2コード
Bを送信し、該室内制御ユニット(8)はリモコン
(9)によって運転モードが設定されることになる。そ
して、上記伝送異常が解消すると、元の状態に戻すよう
に構成されている。
更にまた、上記ステップST10及びステップST10−1に
おいて、第3又は第5コードC,Eを送信した室内制御ユ
ニット(8)とリモコン(9)との間で伝送異常が生じ
ると、他のリモコン(9)が接続された親機の室内制御
ユニット(8)が1台の場合には該室内制御ユニット
(8)に第3又は第5コードC,Eを送信し、親機の室内
制御ユニット(8)が2台以上の場合にはこの全親機の
室内制御ユニット(8)に優先条件の解除信号をとなる
第4又は第6コードD,Fを送信し、該他のリモコン
(9)の優先条件未設定状態にし、冷暖選択表示部(9
1)をフリッカさせる。
そして、他の1のリモコン(9)の運転切換ボタン
(92)が押されると、該リモコン(9)に優先条件を設
定し、該リモコン(9)で運転モードが設定されるよう
にしている。このステップST10及びST10−1で異常ニュ
ートラル手段(15)が構成されている。
第6図及び第7図は室内制御ユニット(8)における
各コードA〜Fの設定動作を示す制御フロー図及び状態
遷移図であって、先ず、スタートして、ステップST101
において、分岐制御ユニット(7)、つまり、外から第
1コードAを受信したか否かを判定し、第1コードAを
受信すると、ステップST102に移り、第7図(a)の状
態になり、リモコン(9)に第1コードを送信すると
共に、図示しないが、室内制御ユニット(8)内に設け
られた集中コントローラ(c)に第1コードAを送信
し、自己(I)の室内制御ユニット(8)は第1コード
Aの状態にセットし、分岐制御ユニット(7)の指令信
号に従って運転モードが設定される。その後、ステップ
ST103に移り、リモコン(9)及集中コントローラに指
示フラグRCCSFをセットして送信し、リターンすること
になる。
また、上記室内制御ユニット(8)が分岐制御ユニッ
ト(7)より他の信号を受信すると、ステップST104で
第2コードBを受信したか否かが判定され、該第2コー
ドBを受信すると、ステップST105に移り、第7図
(b)の状態になり、リモコン(9)及び集中コント
ローラに第1コードAを送信して自己の室内制御ユニッ
ト(8)は第2コードBの状態にセットし、自動モード
の場合には冷房モードなど運転モードを独自で設定す
る。その後、上記ステップST103を介してリターンす
る。
また、上記分岐制御ユニット(7)から信号を受信し
ていない場合には、ステップST106の判定がNOとなり、
上記ステップST101,ST104及びステップST106を介してリ
ターンする一方、セットされた指示フラグRCCSFを受信
すると、以下、ステップST107〜ST111の判定を行い、何
れの信号内容にも該当しない場合にはリターンする。
このステップST107〜ST111は分岐制御ユニット(7)
の送信コードが何れのコードC〜Fに該当するか否かを
判定し、第3コードCを受信すると、ステップST107か
らステップST112に移り、上記ステップST103を介してリ
ターンし、また、第5コードEを受信すると、ステップ
DT108からステップST113に移り、上記ステップST103を
介してリターンし、また、現在の自己のコードと受信コ
ードとが一致している場合にはステップST109から上記
ステップST103を介してリターンし、また、第4コード
Dを受信すると、ステップST110からステップST114に移
り、上記ステップST103を介してリターンし、また、第
6コードFを受信すると、ステップST111からステップS
T115に移り、上記ステップST103を介してリターンす
る。
そこで、上記各ステップST112〜ST115の内容について
説明すると、先ず、ステップST112では第7図(c)の
状態になり、リモコン(9)及び集中コントローラに
第3コードCを送信して自己の室内制御ユニット(8)
は第3コードCの状態にセットし、また、ステップST11
3では第7図(c)の状態になり、リモコン(9)及
び集中コントローラに第5コードEを送信し、自己の室
内制御ユニット(8)は第5コードEの状態にセットす
る。そして、何れの状態,においても、リモコン
(9)の指令信号に基づいて運転モードが設定される。
また、上記ステップST114では第7図(d)の状態
になり、リモコン(9)及び集中コントローラに第4コ
ードDを送信して自己の室内制御ユニット(8)は第4
コードDの状態にセットし、また、上記ステップST115
では第7図(e)の状態になり、リモコン(9)及び
集中コントローラに第6コードEを送信して自己の室内
制御ユニット(8)は第6コードEの状態にセットす
る。そして、何れの状態,においても、リモコン
(9)の優先条件が未設定の状態に各室内制御ユニット
(8,8,…)が設定される。
一方、上記第7図(c)において、状態から指示フ
ラグRCCSFがリセットされると、第7図(d)の状態
に移り、また、状態から指示フラグRCCSFがリセット
されると、第7図(e)の状態に移り、それぞれリモ
コン(9)及び集中コントローラに第3又は第5コード
C,Eを送信し、自己の室内制御ユニット(8)は第3又
は第5コードC,Eの状態を確立し、自己が出力している
指示フラグRCCSFをリセットする(ブロックS1参照)。
そして、第7図(d)の上記状態において、室内制
御ユニット(8)が指示フラグRCCSFをリセットした状
態でリモコン(9)又は集中コントローラから第3コー
ドCを受信すると、つまり、リモコン(9)の冷暖選択
表示部(91)がフリッカしている状態において運転切換
ボタン(92)が押されると、リモコン(9)及び集中コ
ントローラに指示フラグRCCSFを立てて送信し(ブロッ
クS2参照)、上記状態に移り、室内制御ユニット
(8)は第3コードCの状態になる。
また逆に、上記状態において、指示フラグRCCSFの
リセット状態でリモコン(9)又は集中コントローラか
ら第4コードDを受信すると、セットした指示フラグRC
CSFを送信して上記状態に移り、指示フラグRCCSFをリ
セットする(ブロックS1参照)。
一方、第7図(e)における状態及び間において
も上記状態及び間と同様に動作し、第5コードE又
は第6コードFの受信により状態が変化する。
この状態,間及び,間によって運転モードを
設定する優先条件を備えたリモコン(9)が特定された
状態と特定されない優先条件未設定の状態とに室内制御
ユニット(8)が変化する。
また、上記状態,,,,及びにおいて、
集中コントーラから温調変更禁止のフラグがセットされ
て送信されると、状態,,,,及びに移
り、自己のコードC〜Fは変更することなく、更に、集
中コントローラへの送信コードを変えることなく、リモ
コン(9)に対して第1コードAを送信し、該リモコン
(9)は冷暖選択表示部(91)を消灯してモード変更を
禁止する。そして、上記温調変更禁止が解除されると元
に戻る一方、状態及びにおいて、リモコン(9)か
ら第3コードC又は第5コードEを受信すると、状態
及び状態に移る。また、上記状態,,及びに
おいて、リモコン(9)から各コードC〜Fを受信する
と、それぞれ上記状態,,及びに移ることにな
る。
次に、第8図はリモコン(9)における各コードA〜
Fの設定動作を示す状態遷移図であり、状態は電源投
入後、各コードA〜Fを受信するまでの初期状態であ
り、この初期状態より分岐制御ユニット(7)から室内
制御ユニット(8)を介して各コードA〜Fを受信する
と、第1コードAでは状態へ、第3コードCでは状態
へ、第4コードDでは状態へ、第5コードEでは状
態へ、第6コードFでは状態へそれぞれ移ることに
なる。尚、第2コードBについては、リモコン(9)に
おいては無関係であるので、該コードBに関する状態は
存在しない。
この状態においては、第1コードAの状態でモード
フラグBSFをリセットしており、冷暖選択表示部(91)
は消灯して運転モードの変更はできず、つまり、優先条
件が設定されていない。但し、この状態において、BS
で示す運転切換ボタン(92)を押すと、冷房と送風又は
暖房と送風との間で室内ユニット(B)の運転モードを
変更し、ブロックS11で表示を変更する。また、上記状
態より他のコードC〜Fを室内制御ユニット(8)よ
り受信すると、各コードC〜Fに対応した状態,,
,に移る。
そこで、例えば、第3コードCを受信すると、状態
,,を介して状態に移り、運転モードを設定し
得る優先条件を備えることになり、該状態において優
先手段(16)が構成されている。そして、該リモコン
(9)は運転モードを運転切換ボタン(92)で設定する
ことになる。
つまり、該運転切換ボタン(92)を1回押すと、ブロ
ックS12で表示が変わり、状態に移り、タイマを4秒
セットし、該4秒以内に運転切換ボタン(92)がオフさ
れると、状態に移り、タイマを2秒セットし、該タイ
マがタイムアップすると、状態に戻り、第3コードC
の状態を維持する。そして、上記状態において、2秒
以内に再び運転切換ボタン(92)を押すと、状態に移
ると共に、表示が順に変化する一方、状態からに移
り、モードフラグBSFがセット状態よりリセットされる
と運転モードが表示に対応して切換わる。
一方、上記状態において、運転切換ボタン(92)を
連続して4秒以上押し続けると、状態に移り、第4コ
ードDの状態になり、優先条件の解除信号が出力され
て、優先条件未設定状態となり、1の分岐制御ユニット
(7)に連繋された全リモコン(9,9,…)が優先条件未
設定状態となる。この状態においてニュートラル手段
(17)が構成されている。
そして、この優先条件未設定状態になると、冷暖選択
表示部(91)がフリッカし、この状態で何れかのリモコ
ン(9)の運転切換ボタン(92)を押すと、該リモコン
(9)が状態に移り、他のリモコン(9)は状態に
移る。これによって、運転モードを設定するリモコン
(9)に変わることになる。
尚、状態から状態においては、モードフラグBSF
がセットされたままであるので、運転モードは変化せ
ず、表示は元に戻ることになる。
また、状態及び状態の間においても、上記状態
,間と同様に第5コードEと第6コードFとの変更
等が行われ、状態及びとブロックS13で表示の変更
及び運転モードの変更が行われる。
そして、上述した如く分岐制御ユニット(7)と室内
制御ユニット(8)とリモコン(9)との間で各コード
A〜Fを送受信し、運転モードの設定を行っている。
従って、特定の1のリモコン(9)に優先条件を設定
してモード変更を行うことができるようにすると共に、
該優先条件を移動できるようにしたたために、1つのリ
モコン(9)でのみモード変更を行うことができるの
で、操作性の向上を図ることができると共に、運転モー
ドが確実に特定され、快適性の向上を図ることができる
一方、優先条件の変更によって、パーティションの変更
にも対応することができ、操作性の向上を図ることがで
きる。
また、伝送異常時においては、優先条件の未設定状態
にするので、運転モードの変更を行うことができるの
で、正確な運転モードを設定することができる。
尚、本実施例は、分岐ユニット(56)及び分岐制御ユ
ニット(7)を設けたが、本発明は、室内ユニット
(B)を室外ユニット(A)に接続し、室内制御ユニッ
ト(8)を室外制御ユニット(6)に接続したものであ
ってもよい。
また、リモコン(9)の接続態様は実施例に限られ
ず、例えば、全室内制御ユニット(8,8,…)にそれぞれ
リモコン(9,9,…)を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。第2図
〜第8図は本発明の一実施例を示し、第2図は空気調和
装置の冷媒回路図、第3図は同制御系のシステム構成図
である。第4図は制御コード手段の内容を示す図、第5
図は分岐制御ユニットの制御フロー図、第6図は室内制
御ユニットの制御フロー図、第7図(a,b,c,d)及び
(e)は同状態遷移図、第8図はリモコンの状態遷移図
である。 (3)……冷媒回路、(6)……室外制御ユニット、
(7)……分岐制御ユニット、(8)……室内制御ユニ
ット、(9)……リモコン、(15)……異常ニュートラ
ル手段、(16)……優先手段、(17)……ニュートラル
手段、(92)……運転切換ボタン。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室外ユニット(A)及び該室外ユニット
    (A)に対して並列に接続された複数の室内ユニット
    (B,B,…)を備え、該室内ユニット(B)が冷房運転状
    態又は暖房運転状態になるように冷媒流通方向の可変な
    冷媒回路(3)と、 上記室内ユニット(B,B,…)をそれぞれ制御する複数の
    室内制御ユニット(8,8,…)と、 上記室内制御ユニット(8)との間で制御信号を授受
    し、室内ユニット(B)の運転を操作する2以上のリモ
    コン(9,9,…)とを備えている空気調和装置の運転制御
    装置において、 上記各リモコン(9,9,…)に設けられていて、室内ユニ
    ット(B,B,…)の運転モードを切換えるモード信号を出
    力するモード設定手段(92,92,…)と、 何れか特定の1のリモコン(9)におけるモード設定手
    段(92)のみで運転モードが切り換えられるように該特
    定の1のリモコン(9)に優先条件を設定する優先手段
    (16)と、 上記特定の1のリモコン(9)に設定される優先条件の
    解除のみを行う専用の指令を出力し、他のリモコン(9,
    9,…)に優先条件を再設定可能にするニュートラル手段
    (17)と を備えていることを特徴とする空気調和装置の運転制御
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の空気調和装置の運転制御装
    置において、 優先条件設定されたリモコン(9)と室内制御ユニット
    (8)との間に伝送異常が生じると、上記優先条件設定
    されたリモコン(9)の優先条件を解除し、他のリモコ
    ン(9,9,…)に優先条件を再設定可能にする異常ニュー
    トラル手段(15)を備えていることを特徴とする空気調
    和装置の運転制御装置。
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