JP2508825B2 - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
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- JP2508825B2 JP2508825B2 JP63280194A JP28019488A JP2508825B2 JP 2508825 B2 JP2508825 B2 JP 2508825B2 JP 63280194 A JP63280194 A JP 63280194A JP 28019488 A JP28019488 A JP 28019488A JP 2508825 B2 JP2508825 B2 JP 2508825B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2313/00—Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
- F25B2313/007—Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for three pipes connecting the outdoor side to the indoor side with multiple indoor units
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2313/00—Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
- F25B2313/025—Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple outdoor units
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/07—Details of compressors or related parts
- F25B2400/075—Details of compressors or related parts with parallel compressors
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は空気調和装置の改良に関し、特にセパレート
型での室外機と室内機との間の渡り配管長の短縮対策に
関する。
型での室外機と室内機との間の渡り配管長の短縮対策に
関する。
(従来の技術) 一般に、セパレート型の空気調和装置においては、室
外機の内部に圧縮機と室外熱交換器を備えると共に、室
内機の内部には前記室外熱交換器の能力に対応した能力
を持つ室内熱交換器を備え、また室外機及び室内機の一
方に膨張機構を備えて、これ等の室外機及び室内機を1
組として、これら圧縮機、室外熱交換器、膨張機構、室
内熱交換器を閉回路に形成して冷凍サイクルを形成して
いる。而して、室外機では、圧縮機の設備容量が決定さ
れると、この容量に対応する能力の室外熱交換器が選定
される。その場合、圧縮機の設備容量が大容量の場合に
は、例えば特開昭63−34451号公報に開示されるよう
に、小容量の圧縮機を複数台備え、その合計容量で所期
容量を確保している。
外機の内部に圧縮機と室外熱交換器を備えると共に、室
内機の内部には前記室外熱交換器の能力に対応した能力
を持つ室内熱交換器を備え、また室外機及び室内機の一
方に膨張機構を備えて、これ等の室外機及び室内機を1
組として、これら圧縮機、室外熱交換器、膨張機構、室
内熱交換器を閉回路に形成して冷凍サイクルを形成して
いる。而して、室外機では、圧縮機の設備容量が決定さ
れると、この容量に対応する能力の室外熱交換器が選定
される。その場合、圧縮機の設備容量が大容量の場合に
は、例えば特開昭63−34451号公報に開示されるよう
に、小容量の圧縮機を複数台備え、その合計容量で所期
容量を確保している。
ところで、例えば高層ビル等の各室内を冷房又は暖房
空調する場合の如く、1組の室外機及び室内機を複数組
配置し、一組の室外機及び室内機を2本の渡り冷媒配管
(液管とガス管)で連通接続して冷凍サイクルを形成
し、この冷凍サイクルを複数系統設けることが一般に行
われる。
空調する場合の如く、1組の室外機及び室内機を複数組
配置し、一組の室外機及び室内機を2本の渡り冷媒配管
(液管とガス管)で連通接続して冷凍サイクルを形成
し、この冷凍サイクルを複数系統設けることが一般に行
われる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のものでは、冷凍サイクルを
複数系統有するため、空気調和装置全体としては室外機
と室内機との間の渡り配管が2本に止まらず、2本×
(系統数)だけ要して、合計渡り配管長が長くなる。特
に、高層ビル等で室外機を屋上に配置する場合等では、
合計渡り配管長が極めて長く、高コスト化を招くと共に
渡り配管の付設作業が煩わしい欠点があった。
複数系統有するため、空気調和装置全体としては室外機
と室内機との間の渡り配管が2本に止まらず、2本×
(系統数)だけ要して、合計渡り配管長が長くなる。特
に、高層ビル等で室外機を屋上に配置する場合等では、
合計渡り配管長が極めて長く、高コスト化を招くと共に
渡り配管の付設作業が煩わしい欠点があった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その
目的は、1組の室外機と室内機間の渡り配管を各組で共
用するように冷凍サイクルを形成することにより、渡り
配管本数を減らして合計渡り配管長を短縮することにあ
る。
目的は、1組の室外機と室内機間の渡り配管を各組で共
用するように冷凍サイクルを形成することにより、渡り
配管本数を減らして合計渡り配管長を短縮することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明では、1組の室外
機及び室内機を複数組設ける場合にも、複数の冷凍サイ
クルを独立させず、各組の室外機の液管を互いに共用し
た状態の単一の冷凍サイクルを形成すると共に、上記の
共通液管を渡り配管として使用することとする。
機及び室内機を複数組設ける場合にも、複数の冷凍サイ
クルを独立させず、各組の室外機の液管を互いに共用し
た状態の単一の冷凍サイクルを形成すると共に、上記の
共通液管を渡り配管として使用することとする。
つまり、本発明の具体的な構成は、図面に示すよう
に、圧縮機(1)及び、該圧縮機(1)の容量に対応す
る能力の室外熱交換器(2)を有する室外機(X)と、
室内熱交換器(10)を有する室内機((A1),(A2),
…)とを備え、上記室内機((A1),(A2),…)の室
内熱交換器(10)の能力は上記室外機(X)の室外熱交
換器(2)の能力に対応しており、上記室外機(X)、
及び上記室外機(X)に対して渡りガス管及び渡り液管
を介して冷媒循環可能に接続される上記室内機((A
1),(A2),…)を1組として、これ等の室外機
(X)及び室内機(A1),(A2)…を複数組((X)と
(A1),(A2)…、(Y)と(B1),(B2)…)備えた
空気調和装置を前提とする。そして、上記各室外機
(X),(Y)…に対し、室外熱交換器(2)に接続す
る液管(6e)を共通液管(16)に接続し、該共通液管
(16)及び、各室外機(X),(Y)…の圧縮機(1)
に接続する各ガス管(6g)…を、各々上記各室内機(A
1),(B1)…側に延ばして渡り配管とする。更に、上
記各室内機(A1),(B1)…の室内熱交換器(10)を、
上記共通液管(16)及び,対応する室外機(X),
(Y)…から延びるガス管(6g)…に接続して冷凍サイ
クル(30)を形成して、上記各室外機(X),(Y)…
から延びる各ガス管(6g)…を上記各組の渡りガス管と
し、上記共通液管(16)を上記各組の渡り液管として共
有する構成としている。
に、圧縮機(1)及び、該圧縮機(1)の容量に対応す
る能力の室外熱交換器(2)を有する室外機(X)と、
室内熱交換器(10)を有する室内機((A1),(A2),
…)とを備え、上記室内機((A1),(A2),…)の室
内熱交換器(10)の能力は上記室外機(X)の室外熱交
換器(2)の能力に対応しており、上記室外機(X)、
及び上記室外機(X)に対して渡りガス管及び渡り液管
を介して冷媒循環可能に接続される上記室内機((A
1),(A2),…)を1組として、これ等の室外機
(X)及び室内機(A1),(A2)…を複数組((X)と
(A1),(A2)…、(Y)と(B1),(B2)…)備えた
空気調和装置を前提とする。そして、上記各室外機
(X),(Y)…に対し、室外熱交換器(2)に接続す
る液管(6e)を共通液管(16)に接続し、該共通液管
(16)及び、各室外機(X),(Y)…の圧縮機(1)
に接続する各ガス管(6g)…を、各々上記各室内機(A
1),(B1)…側に延ばして渡り配管とする。更に、上
記各室内機(A1),(B1)…の室内熱交換器(10)を、
上記共通液管(16)及び,対応する室外機(X),
(Y)…から延びるガス管(6g)…に接続して冷凍サイ
クル(30)を形成して、上記各室外機(X),(Y)…
から延びる各ガス管(6g)…を上記各組の渡りガス管と
し、上記共通液管(16)を上記各組の渡り液管として共
有する構成としている。
その場合、各組の室外機の液管を共通液管に接続する
構成から、更にガス管を共通ガス管に接続すれば、各組
の室外機同志が冷凍サイクル中で並列に接続されて、空
調能力を互いに補償し合えるので、各組の室外機の設備
容量の低減化を図ることができる。このことから、請求
項(2)に係る発明では、更に、各組の室外機(X),
(Y)…において、内部の圧縮機(1)に接続する低圧
側ガス管(6b)を各々共通低圧側ガス管(15)で接続す
る構成としている。
構成から、更にガス管を共通ガス管に接続すれば、各組
の室外機同志が冷凍サイクル中で並列に接続されて、空
調能力を互いに補償し合えるので、各組の室外機の設備
容量の低減化を図ることができる。このことから、請求
項(2)に係る発明では、更に、各組の室外機(X),
(Y)…において、内部の圧縮機(1)に接続する低圧
側ガス管(6b)を各々共通低圧側ガス管(15)で接続す
る構成としている。
更に、上記請求項(2)に係る発明において、各組の
室外機の内部で室外熱交換器に対する冷媒の流通方向を
正逆両方向に切換可能にすれば、室外熱交換器を蒸発器
及び凝縮器として機能させることができ、室外機単位で
(各室外機に対応する一台又は複数台の室内機をグルー
プとして該グループ単位で)室内の冷房運転と暖房運転
とを適宜切換えることができる。このことから、請求項
(3)に係る発明では、更に、各組の室外機(X),
(Y)…の内部に、室外熱交換器(2)の機能を蒸発機
能と凝縮機能とに選択的に切換えるよう冷媒の流通方向
を切換える四路切換弁(5)を設ける構成としている。
室外機の内部で室外熱交換器に対する冷媒の流通方向を
正逆両方向に切換可能にすれば、室外熱交換器を蒸発器
及び凝縮器として機能させることができ、室外機単位で
(各室外機に対応する一台又は複数台の室内機をグルー
プとして該グループ単位で)室内の冷房運転と暖房運転
とを適宜切換えることができる。このことから、請求項
(3)に係る発明では、更に、各組の室外機(X),
(Y)…の内部に、室外熱交換器(2)の機能を蒸発機
能と凝縮機能とに選択的に切換えるよう冷媒の流通方向
を切換える四路切換弁(5)を設ける構成としている。
(作用) 以上の構成により、本出願に係る発明では、例えば冷
房運転時には、各組の圧縮機(1)…から吐出された冷
媒は各組の室外熱交換器(凝縮器)(2)…に流通して
液化した後、共通液管(16)で合流して各組の室内機
(A1),(B1)…側に流通する。そしてその後は、各組
の室内機(A1),(B1)…近傍で分流して各組の室内熱
交換器(蒸発器)(10)…に流通しガス化して各々対応
するガス管(6g)…を流通して対応する各組の室外機
(X),(Y)…内に流れ込んで、再び圧縮機(1)…
に戻ることを繰返すことにより、各室内の冷房空調が行
われる。
房運転時には、各組の圧縮機(1)…から吐出された冷
媒は各組の室外熱交換器(凝縮器)(2)…に流通して
液化した後、共通液管(16)で合流して各組の室内機
(A1),(B1)…側に流通する。そしてその後は、各組
の室内機(A1),(B1)…近傍で分流して各組の室内熱
交換器(蒸発器)(10)…に流通しガス化して各々対応
するガス管(6g)…を流通して対応する各組の室外機
(X),(Y)…内に流れ込んで、再び圧縮機(1)…
に戻ることを繰返すことにより、各室内の冷房空調が行
われる。
その場合、共通液管(16)が複数組の室外機(X),
(Y)…と室内機(A),(B)…との間の渡り配管と
なるので、各組の室外機(X),(Y)…からはガス管
(6g)のみを渡り配管として延ばせば良く、渡り液管は
省略できる。従って、各組の室外機(X),(Y)…と
室内機(A1),(B1)…との間の渡り配管本数は(1本
+室外機及び室内機の組数)となるので、従来の場合
(2本×冷凍サイクル数)に比べて、渡り配管長さを効
果的に短縮することができる。
(Y)…と室内機(A),(B)…との間の渡り配管と
なるので、各組の室外機(X),(Y)…からはガス管
(6g)のみを渡り配管として延ばせば良く、渡り液管は
省略できる。従って、各組の室外機(X),(Y)…と
室内機(A1),(B1)…との間の渡り配管本数は(1本
+室外機及び室内機の組数)となるので、従来の場合
(2本×冷凍サイクル数)に比べて、渡り配管長さを効
果的に短縮することができる。
特に、請求項(2)に係る発明では、各組の室外機
(X),(Y)…が単一の冷凍サイクル(30)中で上記
共通液管(16)及び共通低圧側ガス管(15)に対して並
列に接続されているので、例えば1組の室外機(X)の
圧縮機(1)の設備容量を越える空調能力が要求された
場合にも、他の組の室外機(Y)の圧縮機(1)の運転
を開始すれば、その吐出冷媒は室外機(X)の圧縮機
(1)の吐出冷媒と合流して運転中の室内機(A),
(B)…に供給されるので、その空調能力でもって運転
中の室内機(A),(B)…での空調負荷を補償するこ
とができる。よって、各組の室外機(X),(Y)…の
圧縮機(1)…の設備容量は、各室内の最大負荷に見合
った大容量のものを選定する必要がない。つまり、各室
内の最大負荷時に時間のズレがあることから、全組の室
外機(X),(Y)…に備える圧縮機(1)…の合計容
量を、室内全体が実際に取る最大負荷に見合った設備容
量のものに選定すれば足りる。従って、圧縮機(1)…
及び室外熱交換器(2)を可及的小容量のものに選定で
きて、各組の室外機(X),(Y)…の設備容量の低減
化を図ることができる。
(X),(Y)…が単一の冷凍サイクル(30)中で上記
共通液管(16)及び共通低圧側ガス管(15)に対して並
列に接続されているので、例えば1組の室外機(X)の
圧縮機(1)の設備容量を越える空調能力が要求された
場合にも、他の組の室外機(Y)の圧縮機(1)の運転
を開始すれば、その吐出冷媒は室外機(X)の圧縮機
(1)の吐出冷媒と合流して運転中の室内機(A),
(B)…に供給されるので、その空調能力でもって運転
中の室内機(A),(B)…での空調負荷を補償するこ
とができる。よって、各組の室外機(X),(Y)…の
圧縮機(1)…の設備容量は、各室内の最大負荷に見合
った大容量のものを選定する必要がない。つまり、各室
内の最大負荷時に時間のズレがあることから、全組の室
外機(X),(Y)…に備える圧縮機(1)…の合計容
量を、室内全体が実際に取る最大負荷に見合った設備容
量のものに選定すれば足りる。従って、圧縮機(1)…
及び室外熱交換器(2)を可及的小容量のものに選定で
きて、各組の室外機(X),(Y)…の設備容量の低減
化を図ることができる。
さらに、請求項(3)に係る発明では、各組の室外機
(X),(Y)…に備える四路切換弁(5)により室外
熱交換器(2)を蒸発器として機能させた場合には、冷
媒の流通方向の運転により該各室外機(X),(Y)…
に対応する一台又は複数台の室内熱交換器(10)が凝縮
器として機能して、室内の暖房運転が行われる。一方、
逆に、各組の室外機(X),(Y)…の四路切換弁
(5)により室外熱交換器(2)を凝縮器として機能さ
せた場合には、該各組の室外機(X),(Y)…に対応
する室内機の室内熱交換器(10)が蒸発器として機能し
て、室内の冷房運転が行われる。その場合、冷房用の冷
媒と暖房用の冷媒とは共に共通液管(16)及び共通低圧
側ガス管(15)を流通し合流するが、共通液管(16)で
液冷媒同志、共用低圧側ガス管(15)ではガス冷媒同志
であるので、各運転に支障はない。よって、一部の組の
室外機(X)で室外熱交換器(2)を凝縮器として機能
させ、同時に他の室外機(Y)で室外熱交換器(2)を
蒸発器として機能させれば、室外機単位で(対応する一
台又は複数台の室内機をグループとして該グループ単位
で)室内の冷房運転と暖房運転との同時運転を行い得
る。
(X),(Y)…に備える四路切換弁(5)により室外
熱交換器(2)を蒸発器として機能させた場合には、冷
媒の流通方向の運転により該各室外機(X),(Y)…
に対応する一台又は複数台の室内熱交換器(10)が凝縮
器として機能して、室内の暖房運転が行われる。一方、
逆に、各組の室外機(X),(Y)…の四路切換弁
(5)により室外熱交換器(2)を凝縮器として機能さ
せた場合には、該各組の室外機(X),(Y)…に対応
する室内機の室内熱交換器(10)が蒸発器として機能し
て、室内の冷房運転が行われる。その場合、冷房用の冷
媒と暖房用の冷媒とは共に共通液管(16)及び共通低圧
側ガス管(15)を流通し合流するが、共通液管(16)で
液冷媒同志、共用低圧側ガス管(15)ではガス冷媒同志
であるので、各運転に支障はない。よって、一部の組の
室外機(X)で室外熱交換器(2)を凝縮器として機能
させ、同時に他の室外機(Y)で室外熱交換器(2)を
蒸発器として機能させれば、室外機単位で(対応する一
台又は複数台の室内機をグループとして該グループ単位
で)室内の冷房運転と暖房運転との同時運転を行い得
る。
(発明の効果) 以上説明したように、本出願に係る発明の空気調和装
置によれば、複数組の室外機及び室内機同志を各々共通
液管に対して並列に接続した状態の単一の冷凍サイクル
を形成すると共に、この共通液管を複数組の室外機及び
室内機間の共通渡り配管としてので、渡り配管本数を
(1本+室外機及び室内機の組数)に低減できて合計渡
り配管長さを効果的に短縮でき、低コスト化及び渡り配
管の付設作業の能率化を図ることができる。
置によれば、複数組の室外機及び室内機同志を各々共通
液管に対して並列に接続した状態の単一の冷凍サイクル
を形成すると共に、この共通液管を複数組の室外機及び
室内機間の共通渡り配管としてので、渡り配管本数を
(1本+室外機及び室内機の組数)に低減できて合計渡
り配管長さを効果的に短縮でき、低コスト化及び渡り配
管の付設作業の能率化を図ることができる。
特に、請求項(2)に係る発明では、複数組の室外機
を冷凍サイクルにおいて共通液管および共通低圧側ガス
管に対して並列に接続したので、各組の室外機相互間で
空調能力を互いに補償し合うことができ、圧縮機の設備
容量及び室内熱交換器の能力を、全室内としての最大負
荷に見合った設備容量及び能力のものに選定して、各冷
凍サイクル毎にその最大負荷に応じた大設備容量及び大
能力のものを選定する必要がなく、室外機の設備容量の
低減化を図ることができる。
を冷凍サイクルにおいて共通液管および共通低圧側ガス
管に対して並列に接続したので、各組の室外機相互間で
空調能力を互いに補償し合うことができ、圧縮機の設備
容量及び室内熱交換器の能力を、全室内としての最大負
荷に見合った設備容量及び能力のものに選定して、各冷
凍サイクル毎にその最大負荷に応じた大設備容量及び大
能力のものを選定する必要がなく、室外機の設備容量の
低減化を図ることができる。
更に、請求項(3)に係る発明では、各組の室外機毎
に、室外熱交換器の機能を蒸発器及び蒸発器とに選択的
に切換可能としたので、室外機単位で室内機の冷房運転
と暖房運転とを適宜切換することができ、一部室内の冷
房運転、他室の暖房運転の冷暖同時運転が可能になる。
に、室外熱交換器の機能を蒸発器及び蒸発器とに選択的
に切換可能としたので、室外機単位で室内機の冷房運転
と暖房運転とを適宜切換することができ、一部室内の冷
房運転、他室の暖房運転の冷暖同時運転が可能になる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。図面
は本発明に係る空気調和装置の冷媒配管系統を示す。同
図において、(X),(Y)…は例えば高層ビル等の屋
上に配置される複数台(図では二台のみを図示)の室外
ユニット(室外機)、(A1),(A2)…,(B1),(B
2)……は各々室内に配置される複数台(図では四台の
みを図示)の室内ユニット(室内機)である。上記各室
外ユニット(X),(Y)は、内部に圧縮機(1)と、
室外熱交換器(2)と、室外側電子膨張弁(3)と、ア
キュムレータ(4)とを備えると共に、四路切換弁
(5)とを備える。而して、上記各機器(1)〜(5)
は冷媒配管(6a)〜(6h)で冷媒の流通可能に接続され
ている。
は本発明に係る空気調和装置の冷媒配管系統を示す。同
図において、(X),(Y)…は例えば高層ビル等の屋
上に配置される複数台(図では二台のみを図示)の室外
ユニット(室外機)、(A1),(A2)…,(B1),(B
2)……は各々室内に配置される複数台(図では四台の
みを図示)の室内ユニット(室内機)である。上記各室
外ユニット(X),(Y)は、内部に圧縮機(1)と、
室外熱交換器(2)と、室外側電子膨張弁(3)と、ア
キュムレータ(4)とを備えると共に、四路切換弁
(5)とを備える。而して、上記各機器(1)〜(5)
は冷媒配管(6a)〜(6h)で冷媒の流通可能に接続され
ている。
上記四路切換弁(5)は、室外熱交換器(2)の機能
を蒸発機能と凝縮機能とに選択的に切換えるものであ
る。つまり、凝縮機能を発揮させる場合には、図中破線
の如く切換わって室外熱交換器(2)に接続した冷媒配
管(6d)を圧縮機(1)の吐出管(6a)に接続すること
により、圧縮機(1)からの吐出ガス冷媒を室外熱交換
器(2)に流して凝縮させる。一方、蒸発機能を発揮さ
せる場合には、図中実線の如く切換わって上記室外熱交
換器(2)に接続した冷媒配管(6d)を冷媒配管(6c)
を経てアキュムレータ(4)に接続することにより、圧
縮機(1)からの吐出冷媒は後述の室内熱交換器(凝縮
器)(10)に流した後、室外熱交換器(2)に流して蒸
発器として機能させ、その後、アキュムレータ(4)を
経て圧縮機(1)に戻すように冷媒の流通方向を正逆両
方向に切換えるように構成している。
を蒸発機能と凝縮機能とに選択的に切換えるものであ
る。つまり、凝縮機能を発揮させる場合には、図中破線
の如く切換わって室外熱交換器(2)に接続した冷媒配
管(6d)を圧縮機(1)の吐出管(6a)に接続すること
により、圧縮機(1)からの吐出ガス冷媒を室外熱交換
器(2)に流して凝縮させる。一方、蒸発機能を発揮さ
せる場合には、図中実線の如く切換わって上記室外熱交
換器(2)に接続した冷媒配管(6d)を冷媒配管(6c)
を経てアキュムレータ(4)に接続することにより、圧
縮機(1)からの吐出冷媒は後述の室内熱交換器(凝縮
器)(10)に流した後、室外熱交換器(2)に流して蒸
発器として機能させ、その後、アキュムレータ(4)を
経て圧縮機(1)に戻すように冷媒の流通方向を正逆両
方向に切換えるように構成している。
上記圧縮機(1)の設備容量と室外熱交換器(2)の
能力とは対応し、圧縮機(1)の設備容量が大値なほど
室外熱交換器(2)は能力の大きいものが選定される。
能力とは対応し、圧縮機(1)の設備容量が大値なほど
室外熱交換器(2)は能力の大きいものが選定される。
また、上記一方の室外ユニット(X)は主機であり、
他方の室外ユニット(Y)は従機であって、主室外ユニ
ット(X)の内部には、主従共通のレシーバ(7)が備
えられている。
他方の室外ユニット(Y)は従機であって、主室外ユニ
ット(X)の内部には、主従共通のレシーバ(7)が備
えられている。
一方、各室内ユニット(A1),(A2)…、(B1),
(B2)…の内部には、各々、室内熱交換器(10)と、室
内側電子膨張弁(11)とが備えられ、該各機器(10),
(11)は冷媒配管(12)…で冷媒の流通可能に接続され
ている。
(B2)…の内部には、各々、室内熱交換器(10)と、室
内側電子膨張弁(11)とが備えられ、該各機器(10),
(11)は冷媒配管(12)…で冷媒の流通可能に接続され
ている。
そして、上記複数台の室内ユニット(A1),(A2)…
が有する各室内熱交換器(10)の合計能力は、主室外ユ
ニット(X)の室外熱交換器(2)の能力に対応し、こ
の複数台の室内ユニット(A1),(A2)…及び主室外ユ
ニット(X)により、これ等を冷媒循環可能に接続した
冷凍サイクルを構成すべき1組を構成する。また、複数
台の室内ユニット(B1),(B2)…が有する各室内熱交
換器(10)の合計能力は、従室外ユニット(Y)の室外
熱交換器(2)の能力に対応し、この複数台の室内ユニ
ット(B1),(B2)…及び従室外ユニット(Y)によ
り、これ等を冷媒循環可能に接続した冷凍サイクルを構
成すべき1組を構成する。
が有する各室内熱交換器(10)の合計能力は、主室外ユ
ニット(X)の室外熱交換器(2)の能力に対応し、こ
の複数台の室内ユニット(A1),(A2)…及び主室外ユ
ニット(X)により、これ等を冷媒循環可能に接続した
冷凍サイクルを構成すべき1組を構成する。また、複数
台の室内ユニット(B1),(B2)…が有する各室内熱交
換器(10)の合計能力は、従室外ユニット(Y)の室外
熱交換器(2)の能力に対応し、この複数台の室内ユニ
ット(B1),(B2)…及び従室外ユニット(Y)によ
り、これ等を冷媒循環可能に接続した冷凍サイクルを構
成すべき1組を構成する。
而して、上記各室外ユニット(X),(Y)…間に
は、図中横方向に配置した,各室外ユニット(X),
(Y)…で共用する共通低圧側ガス管(15)、共通液管
(16)、及び均油管(17)よりなる3本の冷媒配管が設
けられている。上記共通低圧側ガス管(15)には、各室
外ユニット(X),(Y)…の冷媒配管(6h)及びアキ
ュムレータ(4)を介して圧縮機(1)吸入側に接続さ
れる低圧側ガス管(6b)が接続されている。
は、図中横方向に配置した,各室外ユニット(X),
(Y)…で共用する共通低圧側ガス管(15)、共通液管
(16)、及び均油管(17)よりなる3本の冷媒配管が設
けられている。上記共通低圧側ガス管(15)には、各室
外ユニット(X),(Y)…の冷媒配管(6h)及びアキ
ュムレータ(4)を介して圧縮機(1)吸入側に接続さ
れる低圧側ガス管(6b)が接続されている。
さらに、共通液管(16)には、各室外ユニット
(X),(Y)…の冷媒配管(6f)及び室外側電子膨張
弁(3)を介して室外熱交換器(2)に接続する液管
(6e)が接続されていると共に、主室外ユニット(X)
内では共通液管(16)の途中に共通レシーバ(7)が介
設される。加えて、均油管(17)は各室外ユニット
(X),(Y)…内の冷媒配管(19)…を介して各圧縮
機(1)…の底部に連通している。
(X),(Y)…の冷媒配管(6f)及び室外側電子膨張
弁(3)を介して室外熱交換器(2)に接続する液管
(6e)が接続されていると共に、主室外ユニット(X)
内では共通液管(16)の途中に共通レシーバ(7)が介
設される。加えて、均油管(17)は各室外ユニット
(X),(Y)…内の冷媒配管(19)…を介して各圧縮
機(1)…の底部に連通している。
而して、主室外ユニット(X)からは、上記共通液管
(16)、及び四路切換弁(5)を介して圧縮機(1)の
吐出側又は吸入側に接続されるガス管(6g)が対応する
室内ユニット(A1),(A2)…に向けて延びて室内ユニ
ット(A1),(A2)…への渡り配管を構成する。また、
従室外ユニット(Y)…からは、ガス管(6g)が対応す
る室内ユニット(B1),(B2)…に向けて延びて室内ユ
ニット(B1),(B2)…への渡り配管を構成している。
(16)、及び四路切換弁(5)を介して圧縮機(1)の
吐出側又は吸入側に接続されるガス管(6g)が対応する
室内ユニット(A1),(A2)…に向けて延びて室内ユニ
ット(A1),(A2)…への渡り配管を構成する。また、
従室外ユニット(Y)…からは、ガス管(6g)が対応す
る室内ユニット(B1),(B2)…に向けて延びて室内ユ
ニット(B1),(B2)…への渡り配管を構成している。
上記共通液管(16)には、各室内ユニット(A1),
(A2)…、(B1),(B2)…の室内側電子膨張弁(11)
に接続した冷媒配管(12)が連通接続されている。ま
た、各ガス管(6g)には、自己の室外ユニット(X),
(Y)…に対応する室内ユニット(A1),(A2)…、
(B1),(B2)…の室外熱交換器(10)に接続する冷媒
配管(12)に接続されている。
(A2)…、(B1),(B2)…の室内側電子膨張弁(11)
に接続した冷媒配管(12)が連通接続されている。ま
た、各ガス管(6g)には、自己の室外ユニット(X),
(Y)…に対応する室内ユニット(A1),(A2)…、
(B1),(B2)…の室外熱交換器(10)に接続する冷媒
配管(12)に接続されている。
以上の冷媒配管の接続により、圧縮機(1)、室外熱
交換器(2)、室内外の電子膨張弁(3),(11)、及
び室内熱交換器(10)を閉回路に接続した単一の冷凍サ
イクル(30)を形成している。また、各室外ユニット
(X),(Y)…の各圧縮機(1)…の低圧側ガス管
(6b)…を内部冷媒配管(6h)…を介して共通低圧側ガ
ス管(15)に接続することで全室外ユニット(X),
(Y)…を上記冷凍サイクル(30)中で並列に接続して
いる。
交換器(2)、室内外の電子膨張弁(3),(11)、及
び室内熱交換器(10)を閉回路に接続した単一の冷凍サ
イクル(30)を形成している。また、各室外ユニット
(X),(Y)…の各圧縮機(1)…の低圧側ガス管
(6b)…を内部冷媒配管(6h)…を介して共通低圧側ガ
ス管(15)に接続することで全室外ユニット(X),
(Y)…を上記冷凍サイクル(30)中で並列に接続して
いる。
したがって、上記実施例においては、例えば室内ユニ
ット(A1),(A2)が作動する室内の冷房運転時におい
て、空調負荷が小さい場合には、主室外ユニット(X)
の圧縮機(1)のみが運転されると共に、その内部の四
路切換弁(5)が図中破線の如く切換られる。このこと
により、冷媒は順次、図中破線矢印で示す如く圧縮機
(1)→室外熱交換器(凝縮器)(2)→室外側側電子
膨張弁(3)→レシーバ(7)→共通液管(16)→室内
側電子膨張弁(11)→室内熱交換器(蒸発器)(10)→
ガス管(6g)→アキュムレータ(4)→圧縮機(1)と
循環して、室内の冷房空調が行われる。以上、主室外ユ
ニット(X)の単独運転の場合について説明したが、従
室外ユニット(Y)単独運転の場合、又は両室外ユニッ
ト(X),(Y)の双方の運転時にも冷媒の流通は同様
であり、その説明を省略する。
ット(A1),(A2)が作動する室内の冷房運転時におい
て、空調負荷が小さい場合には、主室外ユニット(X)
の圧縮機(1)のみが運転されると共に、その内部の四
路切換弁(5)が図中破線の如く切換られる。このこと
により、冷媒は順次、図中破線矢印で示す如く圧縮機
(1)→室外熱交換器(凝縮器)(2)→室外側側電子
膨張弁(3)→レシーバ(7)→共通液管(16)→室内
側電子膨張弁(11)→室内熱交換器(蒸発器)(10)→
ガス管(6g)→アキュムレータ(4)→圧縮機(1)と
循環して、室内の冷房空調が行われる。以上、主室外ユ
ニット(X)の単独運転の場合について説明したが、従
室外ユニット(Y)単独運転の場合、又は両室外ユニッ
ト(X),(Y)の双方の運転時にも冷媒の流通は同様
であり、その説明を省略する。
その場合、複数台の室外ユニット(X),(Y)…と
複数台の室内ユニット(A1),(A2)…、(B1),(B
2)…との渡り配管は、共通液管(16)が共用されて、
渡りガス管(6g)のみが各室外ユニット(X),(Y)
…から一本づつ延びる構成である。従って、渡り配管本
数は、(1本+室外ユニット(X),(Y)…の設置台
数)となり、従来の如く(2×冷凍サイクル数)と比べ
て効果的に低減することができ、例え室外ユニットの設
置台数が6台の場合には7本(従来では12本)に低減で
きる。よって、合計渡り配管長さを有効に短縮できると
共に、渡り配管の付設作業を有効に簡易化できる。
複数台の室内ユニット(A1),(A2)…、(B1),(B
2)…との渡り配管は、共通液管(16)が共用されて、
渡りガス管(6g)のみが各室外ユニット(X),(Y)
…から一本づつ延びる構成である。従って、渡り配管本
数は、(1本+室外ユニット(X),(Y)…の設置台
数)となり、従来の如く(2×冷凍サイクル数)と比べ
て効果的に低減することができ、例え室外ユニットの設
置台数が6台の場合には7本(従来では12本)に低減で
きる。よって、合計渡り配管長さを有効に短縮できると
共に、渡り配管の付設作業を有効に簡易化できる。
また、上記の如く一台の室外ユニット(X)のみの運
転時において、その圧縮機(1)に対し設備容量以上の
冷房運転が要求された場合には、従室外ユニット(Y)
の四路切換弁(5)が図中破線の如く切換えられると共
に、その従室外ユニット(Y)内の圧縮機(1)の運転
が開始される。このため、該圧縮機(1)から吐出され
た冷媒は、図中破線矢印で示す如く室外熱交換器(凝縮
器)(2)および室外側側電子膨張弁(3)を経て共通
液管(16)に流出し、共通レシーバ(7)前位で上記主
室外ユニット(X)の圧縮機(1)からの吐出冷媒と合
流して、作動中の室内ユニット(A1),(A2)の室内熱
交換器(蒸発器)(10)に流通し冷房能力を補償すると
共に、該室内熱交換器(蒸発器)(10)…流通後は、室
外ユニット(X)のガス管(6g)を流れてその内部の四
路切換弁(5)を経た後に共通低圧側ガス管(15)に分
流して自己の従室外ユニット(Y)内に入り、その後、
その内部の冷媒配管(6h)及びアキュムレータ(4)を
経て圧縮機(1)に戻ることを繰返す。
転時において、その圧縮機(1)に対し設備容量以上の
冷房運転が要求された場合には、従室外ユニット(Y)
の四路切換弁(5)が図中破線の如く切換えられると共
に、その従室外ユニット(Y)内の圧縮機(1)の運転
が開始される。このため、該圧縮機(1)から吐出され
た冷媒は、図中破線矢印で示す如く室外熱交換器(凝縮
器)(2)および室外側側電子膨張弁(3)を経て共通
液管(16)に流出し、共通レシーバ(7)前位で上記主
室外ユニット(X)の圧縮機(1)からの吐出冷媒と合
流して、作動中の室内ユニット(A1),(A2)の室内熱
交換器(蒸発器)(10)に流通し冷房能力を補償すると
共に、該室内熱交換器(蒸発器)(10)…流通後は、室
外ユニット(X)のガス管(6g)を流れてその内部の四
路切換弁(5)を経た後に共通低圧側ガス管(15)に分
流して自己の従室外ユニット(Y)内に入り、その後、
その内部の冷媒配管(6h)及びアキュムレータ(4)を
経て圧縮機(1)に戻ることを繰返す。
よって、各室外ユニット(X),(Y)…内臓の各圧
縮機(1)…でもって全室内ユニット(A1),(A2)
…、(B1),(B2)…の冷房能力を補償できるので、各
室外ユニット(X),(Y)…の圧縮機(1)…の設備
容量は、対応する室内ユニット(A1),(A2)…、(B
1),(B2)…が取る最大負荷に多じた設備容量のもの
を選定する必要は無く、全圧縮機(1)…の合計設備容
量を、室内全体としての最大負荷に対応する容量値に選
定すれば良い。従って、各圧縮機(1)の設備容量及び
室外熱交換器(2)の能力を可及的に低減でき、室外ユ
ニット(X),(Y)…の設備容量の低減化を図ること
ができる。
縮機(1)…でもって全室内ユニット(A1),(A2)
…、(B1),(B2)…の冷房能力を補償できるので、各
室外ユニット(X),(Y)…の圧縮機(1)…の設備
容量は、対応する室内ユニット(A1),(A2)…、(B
1),(B2)…が取る最大負荷に多じた設備容量のもの
を選定する必要は無く、全圧縮機(1)…の合計設備容
量を、室内全体としての最大負荷に対応する容量値に選
定すれば良い。従って、各圧縮機(1)の設備容量及び
室外熱交換器(2)の能力を可及的に低減でき、室外ユ
ニット(X),(Y)…の設備容量の低減化を図ること
ができる。
また、上記の如く主室外ユニット(X)において室外
熱交換器(2)を凝縮器と機能させた場合(室内ユニッ
ト(A1),(A2)…の冷房運転時)において、従室外ユ
ニット(Y)の四路切換弁(5)を実線位置に切換えて
内部の室外熱交換器(2)を蒸発器として機能させたと
きには、該従室外ユニット(Y)の圧縮機(1)から吐
出された冷媒は、図中実線矢印で示す如く循環する。つ
まり、先ず室内ユニット(B1),(B2)…の室内熱交換
器(凝縮器)(10)に流通して液化し、その後、共通液
管(16)を経て内部の室外熱交換器(蒸発器)(2)に
流通しガス化して圧縮機(1)に戻り、室内ユニット
(B1),(B2)…での暖房運転が行われる。その場合、
冷房用の冷媒と暖房用の冷媒とは、冷凍サイクル(30)
中で共通低圧側ガス管(15)、及び共通液管(16)とで
合流するが、共にガス状態同志、液状態同志であるの
で、各冷房運転,暖房運転に支障は無い。よって、室内
ユニット(A1),(A2)の冷房運転下でも室内ユニット
(B1),(B2)…の暖房運転を行うことができ、室内ユ
ニット(A1),(A2)…及び室内ユニット(B1),(B
2)…毎に(室外ユニット(X),(Y)単位で)適宜
冷房運転と暖房運転とを切換選択することができる。
熱交換器(2)を凝縮器と機能させた場合(室内ユニッ
ト(A1),(A2)…の冷房運転時)において、従室外ユ
ニット(Y)の四路切換弁(5)を実線位置に切換えて
内部の室外熱交換器(2)を蒸発器として機能させたと
きには、該従室外ユニット(Y)の圧縮機(1)から吐
出された冷媒は、図中実線矢印で示す如く循環する。つ
まり、先ず室内ユニット(B1),(B2)…の室内熱交換
器(凝縮器)(10)に流通して液化し、その後、共通液
管(16)を経て内部の室外熱交換器(蒸発器)(2)に
流通しガス化して圧縮機(1)に戻り、室内ユニット
(B1),(B2)…での暖房運転が行われる。その場合、
冷房用の冷媒と暖房用の冷媒とは、冷凍サイクル(30)
中で共通低圧側ガス管(15)、及び共通液管(16)とで
合流するが、共にガス状態同志、液状態同志であるの
で、各冷房運転,暖房運転に支障は無い。よって、室内
ユニット(A1),(A2)の冷房運転下でも室内ユニット
(B1),(B2)…の暖房運転を行うことができ、室内ユ
ニット(A1),(A2)…及び室内ユニット(B1),(B
2)…毎に(室外ユニット(X),(Y)単位で)適宜
冷房運転と暖房運転とを切換選択することができる。
尚、冷凍サイクル(30)で各圧縮機(1)…が並列に
接続されている関係上、各圧縮機(1)内に溜まる圧縮
機潤滑用の油の油量が各圧縮機(1)…間で不均一にな
るのを防止すべく、均油運転を行う。この均油運転は、
例えば室外機を三台備えた場合には、そのうち一台の圧
縮機(1)をインバータで0〜70Hzに容量制御可能とす
ると共に、他の二台の圧縮機(1),(1)をアンロー
ド機構で50%と100%とに二段階に容量制御可能とする
のを前提として、下記表に示す3通りの運転モードと通
常運転との間で、通常運転→運転モード1→運転モード
2→運転モード3→通常運転を設定時間毎に繰返すもの
である。
接続されている関係上、各圧縮機(1)内に溜まる圧縮
機潤滑用の油の油量が各圧縮機(1)…間で不均一にな
るのを防止すべく、均油運転を行う。この均油運転は、
例えば室外機を三台備えた場合には、そのうち一台の圧
縮機(1)をインバータで0〜70Hzに容量制御可能とす
ると共に、他の二台の圧縮機(1),(1)をアンロー
ド機構で50%と100%とに二段階に容量制御可能とする
のを前提として、下記表に示す3通りの運転モードと通
常運転との間で、通常運転→運転モード1→運転モード
2→運転モード3→通常運転を設定時間毎に繰返すもの
である。
図面は本発明の実施例を示す冷媒配管系統図である。 (X),(Y)……室外ユニット(室外機)、(A1),
(A2)……、(B1),(B2)……室内ユニット(室内
機)、(1)……圧縮機、(2)……室外熱交換器、
(5)……四路切換弁、(6b)……低圧側ガス管、(6
e)……液管、(10)……室内熱交換器、(15)……共
通低圧側ガス管、(16)……共通液管、(30)……冷凍
サイクル。
(A2)……、(B1),(B2)……室内ユニット(室内
機)、(1)……圧縮機、(2)……室外熱交換器、
(5)……四路切換弁、(6b)……低圧側ガス管、(6
e)……液管、(10)……室内熱交換器、(15)……共
通低圧側ガス管、(16)……共通液管、(30)……冷凍
サイクル。
Claims (3)
- 【請求項1】圧縮機(1)及び、該圧縮機(1)の容量
に対応する能力の室外熱交換器(2)を有する室外機
(X)と、 室内熱交換器(10)を有する室内機((A1),(A2),
…)とを備え、 上記室内機((A1),(A2),…)の室内熱交換器(1
0)の能力は上記室外機(X)の室外熱交換器(2)の
能力に対応しており、 上記室外機(X)、及び上記室外機(X)に対して渡り
ガス管及び渡り液管を介して冷媒循環可能に接続される
上記室内機((A1),(A2),…)を1組として、 これ等の室外機(X)及び室内機(A1),(A2)…を複
数組((X)と(A1),(A2)…、(Y)と(B1),
(B2)…)備えた空気調和装置であって、 上記各室外機(X),(Y)…は、室外熱交換器(2)
に接続する液管(6e)が共通液管(16)に接続され、該
共通液管(16)及び、各室外機(X),(Y)…の圧縮
機(1)に接続する各ガス管(6g)…は、各々上記各室
内機(A1),(B1)…側に延びていて、上記各室内機
(A1),(B1)…の室内熱交換器(10)は上記共通液管
(16)及び,対応する室外機(X),(Y)…から延び
るガス管(6g)…に接続されて冷凍サイクル(30)が形
成されていて、 上記各室外機(X),(Y)…から延びる各ガス管(6
g)…が上記各組の渡りガス管となり、上記共通液管(1
6)が上記各組の渡り液管として共用されることを特徴
とする空気調和装置。 - 【請求項2】各室外機(X),(Y)…は、内部の圧縮
機(1)に接続する低圧側ガス管(6b)が各々共通低圧
側ガス管(15)で接続されていることを特徴とする請求
項(1)記載の空気調和装置。 - 【請求項3】各室外機(X),(Y)…の内部には、室
外熱交換器(2)の機能を蒸発機能と凝縮機能とに選択
的に切換えるよう冷媒の流通方向を切換える四路切換弁
(5)が備えられていることを特徴とする請求項(2)
記載の空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63280194A JP2508825B2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63280194A JP2508825B2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | 空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02126054A JPH02126054A (ja) | 1990-05-15 |
JP2508825B2 true JP2508825B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=17621613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63280194A Expired - Fee Related JP2508825B2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | 空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508825B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3289366B2 (ja) * | 1993-03-08 | 2002-06-04 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置 |
JP4909093B2 (ja) * | 2007-01-11 | 2012-04-04 | 日立アプライアンス株式会社 | マルチ型空気調和機 |
JP6901041B2 (ja) * | 2018-03-23 | 2021-07-14 | 日本電気株式会社 | 冷却装置、制御方法および記憶媒体 |
CN110781548B (zh) * | 2019-11-04 | 2023-08-01 | 舒创电气科技(辽宁)有限公司 | 热泵机组室内管道设计方法及热泵室内管道 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0772655B2 (ja) * | 1988-09-20 | 1995-08-02 | 三菱重工業株式会社 | 空気調和機 |
-
1988
- 1988-11-04 JP JP63280194A patent/JP2508825B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02126054A (ja) | 1990-05-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |