JPS6327626B2 - - Google Patents

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JPS6327626B2
JPS6327626B2 JP18646380A JP18646380A JPS6327626B2 JP S6327626 B2 JPS6327626 B2 JP S6327626B2 JP 18646380 A JP18646380 A JP 18646380A JP 18646380 A JP18646380 A JP 18646380A JP S6327626 B2 JPS6327626 B2 JP S6327626B2
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JP
Japan
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water
cold
hot water
pipe
cooling
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JP18646380A
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JPS57112664A (en
Inventor
Yoshinori Inoe
Shuji Sugiura
Hisanori Hashima
Yoichi Iwasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Daikin Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd, Daikin Kogyo Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication of JPS57112664A publication Critical patent/JPS57112664A/ja
Publication of JPS6327626B2 publication Critical patent/JPS6327626B2/ja
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  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、多室形冷暖房装置、詳しくは、例え
ばビルデイングにおける多室を、同時に冷暖房可
能とした熱回収式多室形冷暖房装置に関する。
従来、多室を同時に冷暖房でき、冷房運転にお
ける負荷勢を暖房用に回収するごとくした熱回収
可能な多室形冷暖房装置は、すでに提供されてい
るが、第6図に示したごとく、冷媒系統の冷媒流
れを、冷暖房負荷に応じて制御し、冷暖房を同時
に行なえるように成している。
第6図に示した冷暖房装置は、圧縮機Aの吐出
側に、水加熱用凝縮器Bと空気熱交換器Cとに、
温水温度を検知して高圧ガス冷媒を所定比率で流
す高圧側三方弁Dを設けると共に、前記圧縮機A
の吸入側に、水冷却用蒸発器Eで蒸発した低圧ガ
ス冷媒と、前記空気熱交換器Cが蒸発器として作
用する場合、前記熱交換器Cで蒸発した低圧ガス
冷媒とを、冷水温度を検知して所定比率で流す低
圧側三方弁Fを設け、かつ、受液器Gと前記空気
熱交換器Cとを結ぶ冷媒液管Hと、前記受液器G
と前記蒸発器Eとを結ぶ冷媒液管Iとに、比例的
に開度調整できる膨張弁J,Kを設け、前記二つ
の三方弁D,Fの作動により、冷暖房を同時に行
なう熱回収運転と、前記空気熱交換器Cを補助凝
縮器として運転する冷房優先の熱回収運転、及
び、前記空気熱交換器Cを補助蒸発器として運転
する暖房優先の熱回収運転が行なえるようにして
いる。
第6図に示した冷暖房装置は、その冷媒配管系
を、単純に表しているが、以上の如く冷媒系統に
おける冷媒流れを制御して、負荷に応じた冷暖房
を行なうものは、汎用性のあるヒートポンプ式冷
暖房機に比較して冷媒回路が複雑になるし、冷媒
の流れを制御する制御系も複雑となつて、故障が
生じ易く信頼性に欠け、かつコスト高となる問題
がある。
又一方、第7図のごとく汎用性のある空気熱源
ヒートポンプチラーLと、水冷チラーMとを組合
わせて、例えばビルデイングNにおける多室n1
n5を同時に冷暖房可能とした多室形冷暖房装置も
提供されている。
この冷暖房装置は、前記水冷チラーMにより例
えば電子計算機室n2など、年間を通じて常時冷房
運転を行なう部屋がある場合、この冷房運転によ
り生ずる負荷熱を、他室n1の暖房用に熱回収でき
るし、また、ビルデイングNなどにおいて、例え
ばビルデイングNの北側と南側や、地下と地上な
ど、冷房と暖房とが同時に必要な場合でも、熱回
収を行なつて同時に多室の冷暖房が行なえるので
ある。
所が、以上の冷暖房装置では、汎用性のある冷
凍機を用いることができる反面、前記空気熱源ヒ
ートポンプチラーLと水冷チラーMとは、独立的
に運転するシステムになつているため、水冷チラ
ーM系の部屋n1,n2において、例えば前記した電
子計算機室n2など冷房負荷が常時あつて、冷房運
転の必要があるにも拘わらず、他室n1における暖
房負荷が少ないか、又は、ない場合、冷房負荷に
おける負荷熱は、クーリングタワーOから外気に
放熱する必要があり、前記空気熱源ヒートポンプ
チラーL系の部屋n3〜n5において、暖房を必要と
する部屋n3,n4又はn5があつても、前記水冷チラ
ーM系において外気に放熱する負荷熱の熱回収が
行なえない問題があつた。
そこで本発明は、以上の如き従来の問題点に鑑
み発明したもので、目的とする処は、汎用性のあ
る冷凍機を用いながら、多室を同時に冷暖房で
き、しかも簡単な制御により熱回収が行なえる多
室形冷暖房装置を提供する点にある。
即ち、本発明は汎用性のある一般的な空気熱源
ヒートポンプチラーと、水冷チラーとを組合わ
せ、前記空気熱源ヒートポンプチラーにおける利
用側水熱交換器と、水冷チラーにおける水加熱用
凝縮器及び水冷却用蒸発器の一方とを、水配管に
おいて直列に接続し、多室を同時に冷暖房できな
がら、水配管における冷温水の流れを制御する簡
単な制御により熱回収運転を可能にしたのであ
る。
更に詳記すると、利用側水熱交換器と熱源側空
気熱交換器とを備えた空気熱源ヒートポンプチラ
ー並びに二つの第1及び第2水加熱用凝縮器と水
冷却用蒸発器とを備えた水冷チラーとから成り、
前記利用側水熱交換器の第1冷温水配管に、切換
弁を介して、前記第1水加熱用凝縮器の第1温水
管と前記水冷却用蒸発器の第1冷水管との一方を
直列に接続すると共に、前記利用側水熱交換器の
第2冷温水配管と、前記第1温水管及び第1冷水
管の一方とを、多数の負荷における入口側と出口
側との一方に接続し、前記第1水加熱用凝縮器の
第2温水管と、前記水冷却用蒸発器の第2冷水管
とを、前記負荷における入口側と出口側との他方
に接続したことを特徴とするものである。
以下本発明装置の一実施例を図面に基づいて説
明する。
1は、空気熱源ヒートポンプチラーであり、2
は水冷チラーであつて、これら各チラー1,2
は、汎用性のある市販のものを用いるのであり、
前記空気熱源ヒートポンプチラー1は、既知の通
り、圧縮機10、四路切換弁11、利用側水熱交
換器(以下単に熱交換器という)12、熱源側空
気熱交換器13、暖房用膨張機構14、冷房用膨
張機構15、及び、これら膨張機構14,15と
並列に接続する逆止弁16,17、受液器18を
備え、前記熱源側空気熱交換器13にはフアン1
9を付設したものである。
また、前記水冷チラー2も既知の通り圧縮機2
0、二つの第1及び第2水加熱用凝縮器(以下単
に第1及び第2凝縮器という)21,22、水冷
却用蒸発器(以下単に蒸発器という)23及び膨
張機構24を備え、前記第2凝縮器22には、ク
ーリングタワー25を接続したものである。
尚、前記圧縮機10,20は、何れもアンロー
ダ機構などの容量制御機構を備え、前記熱交換器
12の入口側水温度を検出するサーモスタツトt
h1及び前記蒸発器23の入口側水冷温度を検出
するサーモスタツトt h1により、前記各圧縮器
10,20の容量を制御するごとく成している。
又、前記第1及び第2凝縮器21,22は、独
立的に形成してもよいが、ダブルハンドル式凝縮
器を用いてもよい。又26は、前記第2凝縮器2
2とクーリングタワー25とを結ぶ水配管27に
介装する冷却水ポンプ、28は電動式三方弁であ
り、サーモスタツトt h3により弁開度を制御す
るごとく成している。
しかして、本発明は、以上の如く構成する汎用
性のある二種のチラー1,2を用い、前記空気熱
源ヒートポンプチラー1における前記熱交換器1
2の第1冷温水配管30に切換弁3を介して、前
記水冷チラー2における第1凝縮器21の第1温
水管31と、前記蒸発器23の第1冷水管32と
の一方を直列に接続すると共に、前記熱交換器1
2の第2冷温水管33と、前記第1温水管31及
び第1冷水管32との一方とを、多数の負荷10
0,101,102…における入口側と出口側と
の一方に接続し、前記第1凝縮器21の第2温水
管34と、前記蒸発器23の第2冷水管35と
を、前記負荷100,101,102…における
入口側と出口側との他方に接続したものである。
第1図に示した実施例は、四つのヘツダー4
1,42及び43,44を用い、これら各ヘツダ
ーを、温水供給ヘツダー41、冷水供給ヘツダー
42、及び温水戻りヘツダー43、冷水戻りヘツ
ダー44として、前記温水戻りヘツダー43に前
記第2温水管34を、前記冷水戻りヘツダー44
に前記第2冷水管35を接続し、戻り温水及び戻
り冷水が前記水冷チラー2の第1凝縮器21及び
蒸発器23に戻るようにして、これら第1凝縮器
21及び蒸発器23において熱交換した後、温水
又は冷水の一方が、前記切換弁3に接続する前記
第1冷温水管30を経て、前記熱交換器12を流
れるようにしており、また、前記第2冷温水管3
3に切換弁4(以下説明の都合上、前記第1冷温
水管30に接続する前記切換弁3を第1切換弁3
といい、前記第2冷温水管33に接続する前記切
換弁4を第2切換弁4という)を設け、この第2
切換弁4の切換ポート4c,4dを、前記温水供
給ヘツダー41と、前記冷水供給ヘツダー42と
に、それぞれ第1及び第2連絡管36,37を介
して接続している。
また、前記第1及び第2切換弁3,4は、何れ
も電動式四路切換弁を用いるのであつて、前記各
切換弁3,4の一つの固定ポート3a,4aに、
それぞれ前記第1及び第2冷温水管30,33を
接続すると共に、もう一つの固定ポート3b,4
bを、第3連絡管38により接続しており、前記
第1切換弁3の切換ポート3c,3dに、前記第
1温水管31と第1冷水管32とを接続してい
る。
又、前記各ヘツダーには、前記負荷100,1
01,102…を接続するのであるが、この接続
方法は各種の方法があつて、第1図に示した一つ
の接続例は、負荷100,101に、冷温水供給
管45と冷温水戻り管46とを接続し、前記供給
管45を、前記温水供給ヘツダー41と冷水供給
ヘツダー42とに、それぞれ温水供給管47と冷
水供給管48とを介して接続すると共に、前記冷
温水戻り管46を、前記温水戻りヘツダー43と
冷水戻りヘツダー44とにそれぞれ温水戻り管4
9を冷水戻り管50とを介して接続したものであ
る。この場合、前記各供給管47,48と各戻り
管49,50とには電磁弁51,52,53,5
4をそれぞれ介装するのであり、また、前記冷温
水供給管45の途中にはサーモスタツトt h4
より開度制御する三方電動弁55を介装して、前
記冷温水戻り管46との間にバイパス管56を接
続するのである。又、第1図に示したもう一つの
接続例は、一つの負荷102に温水コイル102
aと冷水コイル102bとを設けて、前記温水コ
イル102aの入口側を、前記温水供給ヘツダー
41から延びる温水供給主管57に、支管58を
介して接続し、出口側を前記温水戻りヘツダー4
3から延びる温水戻り主管59に、支管60を介
して接続すると共に、前記冷水コイル102bの
入口側を、前記冷水供給ヘツダー42から延びる
冷水供給主管61に、支管62を介して接続し、
出口側を前記冷水戻りヘツダー44から延びる冷
水戻り主管63に、支管64を介して接続したも
のである。この場合、前記各温水及び冷水供給主
管57,61に接続する支管58,62には、そ
れぞれ出口側冷温水温度を検出するサーモスタツ
ト(図示せず)により開度制御する電動弁65,
66を介装するのである。また、以上の接続例に
おいては、前記温水コイル102a及び冷水コイ
ル102bにそれぞれ温水と冷水とを同時に供給
できるので、再熱運転も行なえる。
又、電子計算機室など、年間を通して冷房を必
要とする部屋に設ける負荷については、図示して
いないが、前記冷水供給ヘツダー42と冷水戻り
ヘツダー44とに、それぞれ冷水供給管及び冷水
戻り管を介して接続すればよい。
第1図に示した運転状態は、暖房負荷が冷房負
荷より大きく、暖房優先運転としたもので、前記
ヒートポンプチラー1の四路切換弁11を暖房サ
イクルに切換え、前記熱源側空気熱交換器13を
蒸発器とし、前記熱交換器12を凝縮器として作
用させると共に、前記第1冷温水管30を、前記
第1切換弁3を介して、前記水冷チラー2におけ
る第1凝縮器21の第1温水管31に連通させ、
前記蒸発器23の第1冷水管32を、前記第1切
換弁3、第3連絡管38、第2切換弁4及び第2
連絡管37を介して前記冷水供給ヘツダー42
に、また、前記熱交換器12の第2冷温水管33
を前記第2切換弁4及び第1連絡管36を介して
前記温水供給ヘツダー41に連通させたものであ
る。
この状態で、前記各チラー1,2の圧縮機1
0,20を駆動すると共に、前記第1冷温水配管
30と第2温水管34と第2冷水管35とに介装
する冷温水一次ポンプ5と温水一次ポンプ67と
冷水一次ポンプ68とを駆動し、また、前記温水
供給主管57及び前記冷水供給主管61並びに前
記冷温水供給管45に介装する温水二次ポンプ6
9、冷水二次ポンプ70及び冷温水二次ポンプ7
1を駆動することにより、前記各負荷100,1
01,102…において、冷暖房が同時に行なえ
るものである。この場合前記水冷チラー2におけ
る冷房負荷は、水冷チラー2における暖房負荷に
熱回収され、前記クーリングタワー25の運転は
しないのである。
又、以上の運転において暖房負荷が減少すれ
ば、前記各チラー1,2の圧縮機10,20の容
量制御が行なわれる。
以上の実施例では、前記水冷チラー2が優先的
に運転できるのであつて、暖房負荷の減少によ
り、先ず前記ヒートポンプチラー1の圧縮機10
が容量制御されるのであり、前記圧縮機10の容
量制御後に前記水冷チラー2の圧縮機20が容量
制御されるのであつて、熱回収は前記水冷チラー
2により最大限行なえる。
又、冷房負荷が前記水冷チラー2の冷房能力よ
りも増大すると、前記ヒートポンプチラー1の四
路切換弁11を冷房サイクルに切換えて冷房優先
運転とするものであつて、前記熱源側空気熱交換
器13を凝縮器とし、前記熱交換器12を蒸発器
として作用させると共に、前記第1及び第2切換
弁3,4も、第2図の如く切換えて、前記第1冷
温水管30を、前記第1切換弁3を介して蒸発器
23の第1冷水管32に連通させ、前記第1凝縮
器21の第1温水管31を、前記第1切換弁3、
第3連絡管38、第2切換弁4及び第1連絡管3
6を介して前記温水供給ヘツダー41に、また、
前記熱交換器12の第2冷温水管33を、前記第
2切換弁4及び第2連絡管37を介して前記冷水
供給ヘツダー42に連通させるものである。
この場合も、前記各負荷100,101,10
2…において冷暖房が同時に行なえるのであり、
前記水冷チラー2における暖房負荷は、水冷チラ
ー2における冷房負荷と等しくなり、熱回収運転
が行なえるのであり、前記クーリングタワー25
の運転はしないのである。尚、暖房負荷が前記水
冷チラーにおける冷房負荷よりも小さくなけれ
ば、前記クーリングタワー25及び冷却水ポンプ
26を運転するのである。
又、以上の運転状態において、暖房負荷がなく
なれば、第3図のごとく前記温水一次ポンプ67
及び温水二次ポンプ69の駆動を停止し、前記ク
ーリングタワー25及び冷却水ポンプ26の運転
を行なうのであつて、この場合冷房専用運転とな
る。
以上説明した実施例は、四つのヘツダーを温水
及び冷水専用の供給ヘツダー41,42と、戻り
ヘツダー43,44とに構成したが、第4図のご
とく冷温水共用の供給側主ヘツダー81と戻り側
主ヘツダー82、及び供給側補助ヘツダー83と
戻り側補助ヘツダー84とに構成することもでき
る。
この場合、前記熱交換器12の第2冷温水管3
3を前記供給側主ヘツダー81に、また、前記第
1切換弁3の固定ポート3bに接続する第4連絡
管85を、前記供給側補助ヘツダー83に連結す
ると共に、前記第2切換弁4を、前記第1凝縮器
21の第2温水管34と、前記蒸発器23の第2
冷水管35との間に配設して、前記第2切換弁4
の固定ポート4a,4bに接続し、前記第2切換
弁4の切換ポート4c,4dを、それぞれ第5及
び第6連絡管86,87を介して、前記戻り側主
ヘツダー82と戻り側補助ヘツダー84とに接続
するのであり、そして、前記供給側及び戻り側主
ヘツダー81,82には、主冷温水供給管88及
び主冷温水戻り管89を、また供給側及び戻り側
補助ヘツダー83,84には、補助冷温水供給管
90及び補助冷温水戻り管91をそれぞれ接続
し、また、前記第5及び第6連絡管86,87
に、主冷温水一次ポンプ92及び補助冷温水一次
ポンプ93を、また、前記主及び補助冷温水供給
管88,90には、主冷温水二次ポンプ94及び
補助冷温水二次ポンプ95をそれぞれ介装するの
である。尚、他の構成は、第1図と同じであつ
て、同じ構成部材については同一符号を付してあ
る。
第4図に示した運転状態は、第1図と同様暖房
負荷が冷房負荷より大きく暖房優先運転としたも
のである。
この場合も第1図と同様、各負荷100,10
1,102において冷暖房が同時に行なえるし、
また、熱回収も可能である。
又、冷房負荷が前記水冷チラー2の冷房能力よ
りも増大すると、前記第1及び第2切換弁3,4
を、第5図のごとく切換え、冷房優先運転とする
ものであつて、第2図と同様、各負荷100,1
01,102において冷暖房が同時に行なえると
共に、熱回収も可能となる。
更に暖房負荷がなくなれば、第3図と同様冷房
専用運転に切換えるのである。
又、以上説明した実施例は、何れも前記水冷チ
ラー2の第2温水管34及び第2冷水管35を、
冷温水の戻り側として、前記ヒートポンプチラー
1に対し冷温水の流れの前段に配設し、前記ヒー
トポンプチラー1を後段となしたが、前記ヒート
ポンプチラー1における第2冷温水管33を戻り
側として、前記ヒートポンプチラー1を冷温水の
流れの前段とし、前記水冷チラー2を後段に配設
してもよい。一般に空冷ヒートポンプチラー1で
は、水冷チラー2に比較して、凝縮圧力が高く、
蒸発圧力が低くて、圧縮比が大きくなるのである
から、前記ヒートポンプチラー1を後段に配置す
ると、更に前記圧縮比が大となり、成積係数が低
下することになる。従つて、前記ヒートポンプチ
ラー1を前段に配置する方が、該チラー1の成積
係数を向上する上で好ましいのであるが、反面前
記ヒートポンプチラー1の運転にハンチングが生
じたり、応答時間が長くなつたりして不安定な制
御になることが考えられるので、前記ヒートポン
プチラー1の成積係数が多少低下しても、前記ヒ
ートポンプチラー1を後段とし、水冷チラー2を
前段に配置するのがより好ましい。斯くすること
により、前記ヒートポンプチラー1の運転にハン
チングが生じたりすることなく、また、負荷の変
動に対し応答性よく切換動作させ得ると共に、安
定した運転が可能となるのである。
以上の如く本発明は、前記空気熱源ヒートポン
プチラー1と、水冷チラー2とを、その水配管に
より直列に接続して組合わせたから、多室を同時
に冷暖房できながら、水側の簡単な制御により、
熱回収が行なえるのである。
しかも、前記各チラー1,2は、汎用性のある
一般的に市販の量産品を用いることができるの
で、故障をなくし信頼性を向上でき、しかもコス
ト高となることはないのであり、また第7図に示
した従来例に比し、水冷チラー2の使用範囲を拡
げられるので、例えば電子計算機室など特定の部
屋以外の部屋で冷房負荷があれば、その負荷熱を
利用できるのであり、前記水冷チラー2を優先的
に運転できるので、熱回収運転は最大限行なえる
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す水配管系
統図、第2図及び第3図は第1図の運転状態から
変化した運転状態を示す水配管系統図、第4図は
別の実施例を示す水配管系統図、第5図は第4図
の運転状態から変化した運転状態を示す水配管系
統図、第6図は従来装置の一例を示す冷媒配管系
統図、第7図は従来装置の他の例を示す水配管系
統図である。 1……空気熱源ヒートポンプチラー、2……水
冷チラー、3……切換弁、12……利用側水熱交
換器、13……熱源側空気熱交換器、21……第
1水加熱用凝縮器、22……第2水加熱用凝縮
器、23……水冷却用蒸発器、30……第1冷温
水管、31……第1温水管、32……第1冷水
管、33……第2冷温水管、34……第2温水
管、35……第2冷水管、100,101,10
2……負荷。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 利用側水熱交換器12と熱源側空気熱交換器
    13とを備えた空気熱源ヒートポンプチラー1並
    びに二つの第1及び第2水加熱用凝縮器21,2
    2と水冷却用蒸発器23とを備えた水冷チラー2
    とから成り、前記利用側水熱交換器12の第1冷
    温水配管30に、切換弁3を介して前記第1水加
    熱用凝縮器21の第1温水管31と前記水冷却用
    蒸発器23の第1冷水管32との一方を直列に接
    続すると共に、前記利用側水熱交換器12の第2
    冷温水配管33と、前記第1温水管31及び第1
    冷水管32の一方とを、多数の負荷100,10
    1,102…における入口側と出口側との一方に
    接続し、前記第1水加熱用凝縮器21の第2温水
    管34と前記水冷却用蒸発器23の第2冷水管3
    5とを、前記負荷100,101,102…にお
    ける入口側と出口側との他方に接続したことを特
    徴とする多室形冷暖房装置。
JP18646380A 1980-12-27 1980-12-27 Multi-chamber air conditioning equipment Granted JPS57112664A (en)

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